JP2019114617A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能な配線基板を提供すること。【解決手段】複数の絶縁体2と、ビアホール8と、ビアホール導体9と、第1ランド11aと、第2ランド11bと、配線導体3と、を含んでおり、絶縁体2は、第1ランド11aが複数列並ぶ第1領域12、および第2ランド11bが複数列並ぶ第2領域13を有する第1絶縁体2Bと、第1絶縁体2Bより下層側の第2絶縁体2Dと、を含んでおり、配線導体3は、第1領域12における外周列の第1ランド11aおよび第2領域13における内周列の第2ランド11bをつなぐ第1配線導体3aと、内周列の第1ランド11aおよび外周列の第2ランド11bをつなぐ第2配線導体3bと、を有し、第2絶縁体2Dにおいて、ビアホールランド11は、枠状で並ぶ第1ランド11a、および枠状で並ぶ第2ランド11bを有し、配線導体3は、第1ランド11aと第2ランド11bとをつなぐ第3配線導体3cを有している。【選択図】図3

Description

本開示は、半導体素子を搭載する配線基板に関するものである。
DNA検査装置等に代表される医療用機器の小型化、高機能化が進むのに伴い、高機能な半導体素子を搭載した配線基板の開発が進められている。このような配線基板は、コア用絶縁体の上下面に積層された複数のビルドアップ用絶縁体を有している。そして、ビルドアップ用絶縁体の表面に高密度に位置する線状の配線導体を有している。
特開平11−297885号公報
それぞれのビルドアップ用絶縁体は、ビアホール導体を備えた複数のビアホールを有している。最上層にあるビルドアップ用絶縁体の上面中央には、半導体素子に接続される複数の接続パッドが位置している。また、コア用絶縁体には、スルーホール導体を備えた複数のスルーホールが位置している。そして、接続パッドとスルーホール導体とは、ビアホール導体および線状の配線導体を介して電気的に接続される。しかしながら、配線導体の高密度化に伴い、例えば線状の配線導体とビアホール導体との配置領域が干渉してしまうことがある。このため、線状の配線導体の配置領域を確保するためにビルドアップ用絶縁体の層数を増やす必要が生じてしまい配線基板の小型化が困難になる虞がある。
本開示の配線基板は、積層状態で位置する複数の平板状の絶縁体と、絶縁体に位置する複数のビアホールと、ビアホール内に位置するビアホール導体と、絶縁体上に位置しており、上面のみにビアホール導体が位置する第1ランド、および下面のみにビアホール導体が位置する第2ランドを含むビアホールランドと、同一の絶縁体上に位置する第1ランドおよび第2ランドをつなぐ配線導体と、を含んでおり、絶縁体は、平面視で第1ランドが複数列の並びで位置する第1領域、および第2ランドが複数列の並びで第1領域を囲む第2領域を有する第1絶縁体と、第1絶縁体よりも下層側に位置する第2絶縁体と、を含んでおり、第1絶縁体において、配線導体は、第1領域における外周列の第1ランドおよび第2領域における内周列の第2ランドをつなぐ第1配線導体と、第1領域における内周列の第1ランドおよび第2領域における外周列の第2ランドをつなぐ第2配線導体と、を有し、第2絶縁体において、ビアホールランドは、第1絶縁体にある第2ランドとビアホール導体を介してつながっており枠状の並びで位置する第1ランド、および第1ランドよりも内側に枠状の並びで位置する第2ランドを有し、配線導体は、第1ランドと第2ランドとをつなぐ第3配線導体を有していることを特徴とするものである。
本開示の配線基板によれば、絶縁体の層数を抑制して小型化が可能な配線基板を提供することができる。
図1は、本開示に係る配線基板を説明するための概略断面図である。 図2は、本開示に係る配線基板を説明するための概略平面図である。 図3は、本開示に係る配線基板を説明するための概略平面図である。 図4は、本開示に係る配線基板を説明するための概略平面図である。 図5は、本開示に係る配線基板を説明するための概略平面図である。 図6は、本開示に係る配線基板の異なる実施例を説明するための概略平面図である。
図1〜図5を基に、本開示の配線基板20の実施形態例を説明する。図1は、配線基板20の概略断面図を示している。
図1に示すように、配線基板20は、絶縁基板1と、絶縁体2と、配線導体3と、ソルダーレジスト4とを備えている。配線基板20は、例えば、平面視において四角形状を有している。配線基板20の厚さは、例えば0.3〜1.5mm程度に設定されている。
絶縁基板1は、例えば、配線基板20の剛性を確保して配線基板20の平坦性を保持する等の機能を有している。絶縁基板1の厚さは、例えば200〜800μmに設定されている。絶縁基板1は、上記機能を有するため絶縁体2よりも厚い。絶縁基板1は、ガラスクロス、およびエポキシ樹脂またはビスマレイミドトリアジン樹脂等の絶縁材料を含んでいる。
このような絶縁基板1は、例えばガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸した半硬化状態のプリプレグを、加熱しながら平坦にプレス加工することで形成される。
絶縁基板1は、絶縁基板1の上下面を貫通する複数のスルーホール5を有している。互いに隣接するスルーホール5同士は、平面視において所定のピッチおよび所定の隣接間隔をあけて縦横の並びで位置している。ピッチは、隣接するスルーホール5同士の中心間距離のことを指す。隣接間隔は、隣接するスルーホール5同士の最短間隔のことを指す。
スルーホール5の直径は、例えば100〜300μmに設定されている。スルーホール5のピッチは、例えば200〜550μmに設定されている。スルーホール5の隣接間隔は、例えば150〜350μmに設定されている。
スルーホール5は、例えばブラスト加工やドリル加工により形成される。スルーホール5内には、スルーホール導体6が位置している。さらに絶縁基板1の上面および下面には、スルーホール導体6を被覆する状態でスルーホールランド7が位置している。スルーホール導体6は、絶縁基板1の上面および下面に位置する配線導体3同士を電気的につないでいる。
絶縁体2は、絶縁基板1の上面および下面に積層された状態で位置している。絶縁体2の厚さは、例えば25〜35μmに設定されている。絶縁体2は、例えば、後で詳しく説明する配線導体3の引き出し用スペースを確保する機能を有している。
絶縁体2は、絶縁粒子、およびエポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の絶縁材料を含んでいる。このような絶縁体2は、例えばシリカが分散したエポキシ樹脂を含む樹脂フィルムを、真空下で絶縁基板1の表面、または絶縁体2の表面に貼着して熱硬化することで形成される。
絶縁体2は、後述するビアホールランド11を底面とする複数のビアホール8を有している。ビアホール8の直径は、例えば30〜100μmに設定されている。ビアホール8は、例えばレーザー加工により形成される。ビアホール8内には、ビアホール導体9が位置している。
配線導体3は、絶縁基板1の上下面、絶縁体2の上面または下面に位置している。配線導体3は、例えばセミアディティブ法やサブトラクティブ法等のめっき技術を用いて、銅等の良導電性金属により構成されている。以下に、絶縁基板1の上面に位置する絶縁体2の上層側から、配線導体3の配置関係を説明する。
まず、図2を基にして、上から1番目の絶縁体2Aの上面にある配線導体3について説明する。絶縁体2Aの上面には、複数のパッド10が縦横の並びで位置している。パッド10は、例えば配線導体3の一部により構成されており、半導体素子等の電子部品の電極と半田を介して接続される。パッド10は、電子部品との接続が容易にできるように配線基板20の最上面に位置している。パッド10の下面は、ビアホール導体9とつながっている。
パッド10は、例えば円形状を有しており、一定のピッチで位置している。ピッチは、隣接するパッド10同士の中心間距離のことを指す。パッド10のピッチは、例えば対向して実装される電子部品の電極の並びに対応して設定されている。パッド10の直径は、例えば100〜200μmに設定されている。パッド10のピッチは、例えば130〜230μmに設定されている。
次に、図3を基にして、上から2番目の絶縁体2Bにある配線導体3について説明する。絶縁体2Bの上面には、複数のビアホールランド11および配線導体3が位置している。絶縁体2Bは、四角枠状の第1領域12、第1領域12の外周側に位置する第2領域13、および第1領域12の内周側に位置する第3領域14を有している。
ビアホールランド11は、上面のみにビアホール導体9が位置している第1ランド11a、下面のみにビアホール導体9が位置している第2ランド11b、および上面および下面の両方にビアホール導体9が位置している第3ランド11cを含んでいる。第1ランド11aの上面は、パッド10とビアホール導体9を介してつながっている。第2ランド11bの下面は、絶縁体2Bに位置するビアホール導体9とつながっている。第3ランド11cの上面は、パッド10とビアホール導体9を介してつながっており、下面は絶縁体2Bに位置するビアホール導体9とつながっている。図1に示すように、絶縁体2Bの第1ランド11aの上面には第1絶縁体2Aのビアホール導体9が位置し、第2ランド11bの下面には絶縁体2Bのビアホール導体9が位置している。
第1ランド11aは、第1領域12内に2列の並びで位置している。第2ランド11bは、第2領域13内に2列の並びで位置している。第3ランド11cは、第3領域14内に縦横の並びで位置している。ビアホールランド11の直径は、例えば90〜100μmに設定されている。第1ランド11aおよび第2ランド11bは、それぞれ枠状の並びで、上記部位に位置している。
配線導体3は、第1領域12における外周列の第1ランド11aと第2領域13における内周列の第2ランド11bとをつなぐ第1配線導体3aを有しているとともに、第1領域12における内周列の第1ランド11aと第2領域13における外周列の第2ランド11bとをつなぐ第2配線導体3bを有している。これにより、最外周のパッド10および最外周より一つ内側のパッド10とつながる導電経路が、絶縁体2Bにおいて外周方向に引き出される。言い換えれば、絶縁体2Bの中央部に高密度に位置している導電経路の一部が、第1配線導体3aおよび第2配線導体3bによって外周方向に引き出され、導電経路が低密度に再配置されて下側の導電経路と垂直状につながれている。
第1配線導体3aおよび第2配線導体3bの幅は、例えば12〜50μmに設定されている。第1配線導体3aおよび第2配線導体3bは、例えば電気信号を伝播する機能を有している。
次に、図4を基にして、上から3番目の絶縁体2Cにある配線導体3について説明する。絶縁体2Cの上面には、複数のビアホールランド11および配線導体3が位置している。絶縁体2Cは、四角枠状の第1領域12A、第1領域12Aの外周側に位置する第2領域13A、および第1領域12Aの内周側および第2領域13Aの外周側に位置する第3領域14Aを有している。
第1ランド11aは、第1領域12A内に2列の並びで位置している。第2ランド11bは、第2領域13A内に2列の並びで位置している。第3ランド11cは、内周側の第3領域14A内に縦横の並びで位置しているとともに、外周側の第3領域14A内に2列の並びで位置している。なお、第2領域13Aは、上から2番目の絶縁体2Bの第1領域12における第1ランド11aを経由する導電経路が、第1配線導体3aおよび第2配線導体3bによって外周部に引き出されたことにより、絶縁体2Cに生じるスペースである。
配線導体3は、第1領域12Aにおける外周列の第1ランド11aと第2領域13Aにおける内周列の第2ランド11bとをつなぐ第1配線導体3aを有しているとともに、第1領域12Aにおける内周列の第1ランド11aと第2領域13Aにおける外周列の第2ランド11bとをつなぐ第2配線導体3bを有している。これにより、最外周より二つ内側のパッド10および最外周より三つ内側のパッド10とつながる導電経路が、絶縁体2Cにおいて外周方向に引き出される。言い換えれば、絶縁体2Cの中央部の高密度に位置する導電経路の一部が、第1配線導体3aおよび第2配線導体3bによって外周方向に引き出され、導電経路が低密度に再配置されて下側の導電経路と垂直状につながれている。
次に、図5を基にして、上から4番目の絶縁体2Dにある配線導体3について説明する。絶縁体2Dの上面には、複数のビアホールランド11および配線導体3が位置している。
ビアホールランド11は、第1ランド11a、第2ランド11b、および第3ランド11cを含んでいる。第1ランド11aは、絶縁体2Dの外周付近に2列の並びで枠状に位置している。外周側の第1ランド11aは、上から2番目の絶縁体2Bに位置する第2ランド11bとビアホール導体9を介してつながっている。内周側の第1ランド11aは、上から3番目の絶縁体2Cに位置する第2ランド11bとビアホール導体9を介してつながっている。
第2ランド11bは、外周側の第1ランド11aの内側、および内周側の第1ランド11aの内側に2列の並びで枠状に位置している。なお、第2ランド11bが位置している領域は、上から2番目の絶縁体2Bの第1ランド11aを経由する導電経路が、外周方向に引き出されたことにより絶縁体2Dに生じるスペース、および上から3番目の絶縁体2Cの第1ランド11aを経由する導電経路が、外周方向に引き出されたことにより絶縁体2Dに生じるスペースである。
第3ランド11cは、絶縁体2Dの中央部において縦横の並びに位置しており、外周部において2列で枠状に位置している。絶縁体2Dの中央部に位置する第3ランド11cは、長円形状を有している。
配線導体3は、外周列の第1ランド11aと外周列の第2ランド11b、および内周列の第1ランド11aと内周列の第2ランド11bをつなぐ第3配線導体3cを有している。これにより、上から2番目の絶縁体2Bおよび上から3番目の絶縁体2Cにおいて外周方向に引き出された導電経路が、絶縁体2Dにおいて中央方向に引き戻される。言い換えれば、低密度に再配置された導電経路が、スルーホール5の直上に引き戻されて、スルーホールランド7およびスルーホール導体6を含む下側の導電経路と垂直状につながれる。
絶縁基板1の下面側においては、絶縁基板1の上面側と同数の絶縁体2が積層された状態で位置している。このように、上面側の絶縁体2の層数と下面側の絶縁体2の層数とを合わせておくのは、配線基板20の反りを抑制するためである。最下層にある絶縁体2の下面には、マザーボード等の外部基板に接続されるパッド15が位置している。パッド15は、それぞれの絶縁体2の下面およびビアホール導体9によって、絶縁基板1下面のスルーホールランド7と電気的につながっている。これにより、配線基板20の上面に接続される電子部品と下面に接続される外部基板との間で信号の送受信が可能になる。なお、パッド15は、外部基板の電極の配置に合わせて任意の配置をとることができる。
ソルダーレジスト4は、最上層の絶縁体2の上面および最下層の絶縁体2の下面に位置している。上面のソルダーレジスト4は、パッド10を露出する開口4aを有している。下面のソルダーレジスト4は、パッド15を露出する開口4bを有している。ソルダーレジスト4は、例えば配線基板20に半導体素子を実装するときの熱から配線導体3を保護する機能を有している。このようなソルダーレジスト4は、例えばアクリル変性エポキシ樹脂等の感光性を有する熱硬化性樹脂のフィルムを絶縁体2の上面または下面に貼着して、所定のパターンに露光および現像した後、紫外線硬化および熱硬化させることにより形成される。
このように、本開示に係る配線基板20によれば、上から2番目の絶縁体2Bにおいて、第1領域12の外周列に位置する第1ランド11aが、第2領域13の内周列に位置する第2ランド11bと第1配線導体3aとつながれている。さらに、第1領域12の内周列に位置する第1ランド11aが、第2領域13の外周列に位置する第2ランド11bと第2配線導体3bとつながれている。これにより、絶縁体2Bの中央部に高密度に位置する導電経路の一部を絶縁体2Bの外周部に引き出して、絶縁体2Bの中央部における導電経路の密度を緩和させる。つまり、外周部を導電経路の引き出し用のスペースとして利用し、中央部において高密度に枠状で位置する全ての第1ランド11aを経由する導電経路を外周方向へ展開することを容易にしている。
また、上から3番目の絶縁体2Cは、上から2番目の絶縁体2Bにおける導電経路が第1領域12から第2領域13に引き出されたことにより生じる第2領域13Aを有している。このため、絶縁体2Cでは、第2領域13Aに多くの第2ランド11bを位置させることが可能になる。すなわち、第1領域12Aに多くの第1ランド11a位置させておいて、第2領域13Aに位置する多くの第2ランド11bとつなぐことができる。
さらに、上から4番目の絶縁体2Dは、上から2番目の絶縁体2Bにおける導電経路が第1領域12から第2領域13に引き出されたことにより生じる領域、および上から3番目の絶縁体2Cにおける導電経路が第1領域12Aから第2領域13Aに引き出されたことにより生じる領域を有している。この領域を利用して、上から2番目の絶縁体2Bおよび上から3番目の絶縁体2Cにおいて外周方向に引き出された導電経路が、一つの絶縁体2Dにおいて中央方向に引き戻すことができる。
このように、一つの絶縁体2において外周部に引き出すことができる導電経路の数を増やすことが可能になるとともに、一つの絶縁体2において中央部に引き戻すことができる導電経路の数を増やすことが可能になる。これにより、小型化が可能な配線基板20を提供することができる。
本開示の内容に関して、例えばパッド10が、縦横の並びで30×30=900個位置している配線基板20の場合について説明する。なお、この場合の各部の寸法は、例えば隣接するパッド10同士のピッチは180μm、スルーホール5同士のピッチは200μm、ビアホールランド11の径は90μm、隣接するビアホールランド11同士の間隔は90μm、配線導体3の幅は20μmとする。また、配線導体3同士の間隔および配線導体3とビアホールランド11との間隔は、絶縁性確保のため20μm以上が必要とする。
このような場合、各絶縁体2において、枠状に位置するビアホールランド11を1列ずつ下側の絶縁体2の外周部に位置するビアホールランド11に配線導体3で接続すると、パッド10とスルーホール導体6とをつなぐためには、絶縁基板1の上面側に12層の絶縁体2が必要になる。しかしながら、本開示の配線基板20によれば、7層の絶縁体2があればパッド10とスルーホール導体6とをつなぐことが可能になる。つまり、上面側で5層分、および反り抑制の目的でバランスをとるために位置させていた下面側の5層分を合わせて10層分の絶縁体2を低減できる。配線基板20としての厚さに換算すれば、例えば250〜350μm程度の小型化(薄型化)が可能になる。
なお、本開示は、上述の実施形態例に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施形態例においては、第1領域12、12Aに2列の並びで第1ランド11aが位置しており、第2領域13、13Aに2列の並びで第2ランド11bが位置している例を示した。しかしながら、図6に示すように、第1領域12、12Aに、3列の並びで第1ランド11aが位置しており、第2領域13、13Aに3列の並びで第2ランド11bが位置していても構わない。
この場合、一つの絶縁体2において中央部から外周方向に引き出すことができる導電経路を増やすことが可能になる。このため、絶縁体2の層数を抑えて小型化が可能な配線基板20を提供することにさらに有利である。
2 絶縁体
3 配線導体
3a 第1配線導体
3b 第2配線導体
3c 第3配線導体
8 ビアホール
9 ビアホール導体
11 ビアホールランド
11a 第1ランド
11b 第2ランド
12 第1領域
13 第2領域
20 配線基板

Claims (3)

  1. 積層状態で位置する複数の平板状の絶縁体と、
    該絶縁体に位置する複数のビアホールと、
    該ビアホール内に位置するビアホール導体と、
    前記絶縁体上に位置しており、上面のみに前記ビアホール導体が位置する第1ランド、および下面のみに前記ビアホール導体が位置する第2ランドを含むビアホールランドと、
    同一の前記絶縁体上に位置する前記第1ランドおよび前記第2ランドをつなぐ配線導体と、を含んでおり、
    前記絶縁体は、平面視で前記第1ランドが複数列の並びで位置する第1領域、および前記第2ランドが複数列の並びで前記第1領域を囲む第2領域を有する第1絶縁体と、
    該第1絶縁体よりも下層側に位置する第2絶縁体と、を含んでおり、
    前記第1絶縁体において、前記配線導体は、前記第1領域における外周列の前記第1ランドおよび前記第2領域における内周列の前記第2ランドをつなぐ第1配線導体と、前記第1領域における内周列の前記第1ランドおよび前記第2領域における外周列の前記第2ランドをつなぐ第2配線導体と、を有し、
    前記第2絶縁体において、前記ビアホールランドは、前記第1絶縁体にある前記第2ランドと前記ビアホール導体を介してつながっており枠状の並びで位置する前記第1ランド、および該第1ランドよりも内側に枠状の並びで位置する前記第2ランドを有し、前記配線導体は、前記第1ランドと前記第2ランドとをつなぐ第3配線導体を有していることを特徴とする配線基板。
  2. 前記第1領域における内周列の前記第1ランドは、外周列から一列内側に位置している前記第1ランドであることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記第1領域における内周列の前記第1ランドは、外周列から一列内側に位置している前記第1ランドおよび二列内側に位置している前記第1ランドであることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
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