JP2018082070A - 配線基板およびこれを用いた電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定電圧レギュレータが作動時に発生する熱を外部に良好に放散することができ、それにより半導体素子を安定して作動させることが可能な配線基板およびこれを用いた電子装置を提供すること。【解決手段】定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方の外部接続面10Cには、外部接続パッド8のうち、接地用、電源用の外部接続パッド8G,8Pのみが配置されており、定電圧レギュレータ搭載部10B下方の接地用、電源用の外部接続パッド8G,8Pと接地用、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7G,7Pとが定電圧レギュレータ搭載部10B下方における絶縁基板1の上面から下面にかけて設けられた複数のビアホール5およびスルーホール4を介して電気的および熱的に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子を搭載するための配線基板およびこれを用いた電子装置に関するものである。
従来、MPU等の半導体素子は、多層高密度配線の小型の配線基板上に搭載されて用いられる。
近時、半導体素子の作動電圧の低電圧化や同時スイッチング数の増加に伴い、半導体素子に供給される作動電圧の僅かな変動が半導体素子の誤動作を引き起こすようになってきている。そこで、半導体素子を搭載する配線基板上に定電圧レギュレータを搭載し、半導体素子の同時スイッチング等に伴う作動電圧の変動を抑制して半導体素子の誤動作を防止することが提案されている。
図9に、半導体素子Sと定電圧レギュレータVとを搭載するための従来の配線基板20を示す。配線基板20は、主として絶縁基板11と、配線導体12と、ソルダーレジスト層13とを備えている。
絶縁基板11は、その上面中央部に半導体素子Sが搭載される半導体素子搭載部20Aを有している。また、その上面外周部に定電圧レギュレータVが搭載される定電圧レギュレータ搭載部20Bを有している。絶縁基板11の下面は、マザーボード等の外部電気回路基板(不図示)に接続するための接続面20Cとなっている。
絶縁基板11は、コア絶縁層11cの上下面に複数のビルドアップ絶縁層11a〜11bおよび11d〜11eが積層されて成る。コア絶縁層11cは、複数のスルーホール14を有している。ビルドアップ絶縁層11a〜11bおよび11d〜11eは、複数のビアホール15を有している。
配線導体12は、コア絶縁層11cの上下面およびスルーホール14内に被着されたコア導体12c,12dと、各ビルドアップ絶縁層11a〜11b,11d〜11eの表面およびビアホール15内に被着されたビルドアップ導体12a〜12bおよび12e〜12fとから成る。
配線導体12のうち、最上層のビルドアップ導体12aの一部は、半導体素子接続パッド16を形成している。半導体素子接続パッド16は、信号用の半導体素子接続パッド16Sと、接地用の半導体素子接続パッド16Gと、電源用の半導体素子接続パッド16Pとを含んでいる。半導体素子接続パッド16には、半導体素子Sの電極端子TSが半田を介して接続される。
配線導体12のうち、最上層のビルドアップ導体12aの別の一部は、定電圧レギュレータ接続パッド17を形成している。定電圧レギュレータ接続パッド17は、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gと電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pとを含んでいる。定電圧レギュレータ接続パッド17には、定電圧レギュレータVの電極端子TVが半田を介して接続される。
配線導体12のうち、最下層のビルドアップ導体12fの一部は、外部接続パッド18を形成している。外部接続パッド18は、信号用の外部接続パッド18Sと、接地用の外部接続パッド18Gと、電源用の外部接続パッド18Pとを含んでいる。外部接続パッド18は、マザーボード等の外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続される。
ソルダーレジスト層13は、最上層のビルドアップ絶縁層11a上および最上層のビルドアップ導体12a上に被着された上面側のソルダーレジスト層13aと、最下層のビルドアップ絶縁層11e上および最下層のビルドアップ導体12f上に被着された下面側のソルダーレジスト層13bとを有している。
上面側のソルダーレジスト層13aは、半導体素子接続パッド16を露出させる開口部および定電圧レギュレータ接続パッド17を露出させる開口部を有している。下面側のソルダーレジスト層13bは、外部接続パッド18を露出させる開口部を有している。
なお、半導体素子接続パッド16と、定電圧レギュレータ接続パッド17と、外部接続パッド18とは、絶縁基板11の表面および内部に配設された配線導体12を介して所定のもの同士が電気的および熱的に接続されている。
そのため、配線導体12は、信号用の配線導体12Sと、接地用の配線導体12Gと、電源用の配線導体12Pとを含んでいる。
そして、図10に示すように、半導体素子Sの電極端子TSを半導体素子接続パッド16に半田を介して接続するとともに定電圧レギュレータVの電極端子TVを定電圧レギュレータ接続パッド17に半田を介して接続することにより、配線基板20に半導体素子Sおよび定電圧レギュレータVが搭載された電子装置が完成する。
この電子装置は、外部接続パッド18をマザーボード等の外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続することにより、外部電気回路基板に実装される。
外部電気回路基板に実装された電子装置は、信号用の外部接続パッド18Sを介して外部電気回路基板との信号の授受が行われる。また、接地用の外部接続パッド18Gおよび電源用の外部接続パッド18Pを介してそれぞれ接地電圧および電源電圧の供給が行われる。
さらに、定電圧レギュレータ接続パッド17を介して、半導体素子Sの作動電圧の変動を抑制するための電流供給が定電圧レギュレータVから行われる。
ここで、従来の配線基板20における最上層のビルドアップ導体12aを図11に上面図で示す。図11においては、半導体素子搭載部20Aおよび定電圧レギュレータ搭載部20Bに対応する領域を2点鎖線で示している。また、上面側のソルダーレジスト3aにおける開口部を破線にて示している。なお、上述した図9および図10は、図11の切断線I−Iにおける断面図である。半導体素子搭載部20Aは、絶縁基板11の上面中央部に配設されている。定電圧レギュレータ搭載部20Bは、半導体素子搭載部20Aを挟んだ両側に配設されている。
ビルドアップ導体12aは、搭載部20Aに対応する領域に複数の半導体素子接続パッド16を有している。半導体素子接続パッド16は、信号用の半導体素子接続パッド16Sと、接地用の半導体素子接続パッド16Gと、電源用の半導体素子接続パッド16Pとを含んでいる。信号用の半導体素子接続パッド16Sは、主として半導体素子搭載部20Aの外周部に対応する位置に多数が配設されている。接地用および電源用の半導体素子接続パッド16G,16Pは、主として半導体素子搭載部20Aの中央部に対応する位置に多数が配設されている。
また、ビルドアップ導体12aは、定電圧レギュレータ搭載部20Bに対応する領域に複数の定電圧レギュレータ接続パッド17を有している。定電圧レギュレータ接続パッド17は、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gと、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pとを含んでいる。接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gと電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pとは、互いに交互に位置するように複数列で配設されている。なお、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pのいくつかは、定電圧レギュレータ搭載部20Bの中央部に向けて延びる舌片17Paが付設されている。
さらに、ビルドアップ導体12aは、半導体素子搭載部20Aに対応する領域から定電圧レギュレータ搭載部20Bに対応する領域にかけての広い領域に延在する接地用のベタ状導体12GSを有している。この層における接地用のベタ状導体12GSは、接地用の半導体素子接続パッド16Gおよび接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gを一体的に含んでいる。また、この接地用のベタ状導体12GSは、半導体素子搭載部20Aの下方および絶縁基板11の外周部において、接地用の外部接続パッド18Gにスルーホール14およびビアホール15を介して電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体12GSを介して半導体素子Sに接地電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部20Bと半導体素子搭載部20Aとの間で供給される。
なお、このビルドアップ導体12aにおける接地用のベタ状導体12GSには、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱が、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gを介して伝達される。この熱は、半導体素子搭載部20Aの下方および絶縁基板11の外周部において、スルーホール14およびビアホール15を介して接地用の外部接続パッド18Gに伝達され、最終的には外部電気回路基板を介して外部に放散される。
図12は、最下層のビルドアップ導体12fの上面を示す。図12においては、上層のビルドアップ導体12eに接続されるビアホール15の位置および下面側のソルダーレジスト層13bの開口部の位置を破線にて示している。
ビルドアップ導体12fは、主として電源用のベタ状導体12PSと信号用、接地用、電源用の外部接続パッド18S,18G,18Pとを有している。信号用の外部接続パッド18Sは、主として絶縁基板11の外周部に多数が配設されている。なお、一部の信号用の外部接続パッド18Sは、定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方に配置されている。接地用および電源用の外部接続パッド18G,18Pは、主として半導体素子搭載部20Aの下方および絶縁基板11の外周部の内寄りに多数が配設されている。また、この層の電源用のベタ状導体12PSは、電源用の外部接続パッド18Pと一体的に形成されている。
図13は、上から2番目のビルドアップ導体12bの上面図を示している。図13においては、上層のビルドアップ導体12aから接続されるビアホール15の位置を破線で示している。また、ビアホール15のうち、後述する副ビアホール15aとして定義するものの位置を黒丸で示している。
図13に示すように、上から2番目のビルドアップ導体12bには、主として信号用の配線導体12Sと電源用の配線導体12Pとが配設されている。接地用の配線導体12Gは、上下の導体12a,12cに接続するためのランドパターンのみが配設されている。
信号用の配線導体12Sは、半導体素子搭載部20Aの下方から絶縁基板11の外周部にかけて延在する複数の帯状導体12SSを有している。一部の帯状導体12SSは、定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方に延在している。そして、外部接続面20Cの外周部に設けられた信号用の外部接続パッド18Sにスルーホール14およびビアホール15を介して電気的に接続されている。
電源用の配線導体12Pは、半導体素子搭載部20Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方までを含む広い領域に延在する広面積のベタ状導体12PSを有している。このベタ状導体12PSは、電源用の半導体素子接続パッド16Pの直下に設けられたビアホール15を介して電源用の半導体素子接続パッド16Pに電気的および熱的に接続されている。
また、このベタ状導体12PSは、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pの直下に設けられたビアホール15および各定電圧レギュレータ接続パッド17同士の間の下方に設けられた副ビアホール15aを介して電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pに電気的および熱的に接続されている。なお、ここでは、各定電圧レギュレータ接続パッド17同士の間の下方に設けられたビアホール15を副ビアホール15aと定義する。電源用のベタ状導体12PSに接続される副ビアホール15aは、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pに付設された舌片17Paの直下に設けられている。
さらに、この電源用のベタ状導体12PSは、半導体素子搭載部20Aの下方および絶縁基板11の外周部において、電源用の外部接続パッド18Pにスルーホール14およびビアホール15を介して電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体12PSを介して定電圧レギュレータVからの電流が半導体素子Sに供給される。
なお、このビルドアップ導体12bにおける電源用のベタ状導体12PSには、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱が、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pからビアホール15および副ビアホール15aを介して伝達される。この熱は、スルーホール14およびビアホール15を介して電源用の外部接続パッド18Pに伝達され、最終的には外部電気回路基板を介して外部に放散される。
ところで、このビルドアップ導体12bにおいては、一部の信号用の帯状導体12SSが定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方に延在していることから、この帯状導体12SSにより、上層の定電圧レギュレータ接続パッド17に接続されるビアホール15および副ビアホール15aの配置が制限されてしまう。
例えば、各定電圧レギュレータ接続パッド17の直下においてビアホール15を設けるとともに各定電圧レギュレータ接続パッド17同士の中間点の直下において接地用と電源用の副ビアホール15aを交互に配置する設定とした場合、各定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方において、この層の電源用のベタ状導体12PSに接続されるビアホール15は、そのうちの2個が信号用の帯状導体12SSの存在により配置できず、副ビアホール15aは、そのうちの1個が配置できない。
このように、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pと電源用のベタ状導体12PSとを接続するビアホール15および副ビアホール15aを配置する数が少ない場合、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱を、電源用のベタ状導体12PSに伝達する効率が低いものとなる。
図14は、上から3番目のコア導体12cの上面図を示している。図14においては、上層のビルドアップ導体2bから接続されるビアホール15の位置を破線で示している。また、副ビアホール15aの位置を黒丸で示している。
コア導体12cは、主として接地用のベタ状導体12GSを有している。信号用の配線導体12Sおよび電源用の配線導体12Pとしては、上下の導体12b,12dと接続するためのランド導体のみが形成されている。これらのランド導体の下面には、スルーホール14が接続される。なお、一部の信号用のランド導体は、上述の一部の帯状配線導体12SSと接続するために定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方に配置されている。そのため、定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方に配置される接地用および電源用のスルーホール14の数は、その分少ないものとなる。
コア導体12cにおける接地用のベタ状導体12GSは、半導体素子搭載部20Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方までを含む広い領域に延在している。接地用のベタ状導体12GSは、半導体素子搭載部20Aの下方において、接地用の半導体素子接続パッド16Gの直下に設けられたビアホール15を介して接地用の半導体素子接続パッド16Gに電気的および熱的に接続されている。
また、この接地用のベタ状導体12GSは、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gの直下に設けられたビアホール15および各定電圧レギュレータ接続パッド17の中間点の下方に設けられた副ビアホール15aを介して接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gに電気的および熱的に接続されている。さらに、半導体素子搭載部20Aの下方および絶縁基板11の外周部において、接地用の外部接続パッド18Gに電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体12GSを介して半導体素子Sに接地電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部20Bと半導体素子搭載部20Aとの間で供給される。
なお、このコア導体12cにおける接地用のベタ状導体12GSには、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱が、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gからビアホール15および副ビアホール15aを介して伝達される。この熱は、スルーホール14およびビアホール15を介して接地用の外部接続パッド18Gに伝達され、最終的には外部電気回路基板を介して外部に放散される。
ところで、このコア導体12cにおいては、上層のビルドアップ導体12bにおいて、一部の信号用の帯状導体12SSが定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方に延在していることから、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gに接続されるビアホール15および副ビアホール15aの配置がこの帯状導体12SSにより制限されてしまう。
例えば、各定電圧レギュレータ接続パッド17の直下においてビアホール15を設けるとともに各定電圧レギュレータ接続パッド17同士の中間点の直下において接地用と電源用の副ビアホール15aを交互に配置する設定とした場合、この層の接地用のベタ状導体12GSに接続される主ビアホール15は、そのうちの1個が信号用の帯状導体12SSの存在により配置できず、副ビアホール15aは、そのうちの4個が配置できない。
このように、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gと接地用のベタ状導体12GSとを接続するビアホール15および副ビアホール15aを配置する数が少ない場合、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱を、この接地用のベタ状導体12GSに伝達する効率が低いものとなる。
図15は、コア絶縁層11cの下面に被着されたコア導体12dの上面を示している。図15においては、上層のコア導体12cから接続されるスルーホール14の位置を破線にて示している。
コア導体12dは、主として電源用のベタ状導体12PSを有している。信号用の配線導体12Sおよび接地用の配線導体12Gとしては、上下の導体12c,12eと接続するためのランド導体のみが形成されている。なお、接地用のランド導体は、下層のビルドアップ導体12eに複数のビアホール15を接続するために花形様の異形状をしている。
コア導体12dにおける電源用のベタ状導体12PSは、半導体素子搭載部20Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方までを含む広い領域に延在している。この電源用のベタ状導体12PSは、半導体素子搭載部20Aの下方において、電源用の半導体素子接続パッド16Pに電気的および熱的に接続されている。また、定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方において、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド17Pに電気的および熱的に接続されている。さらに、半導体素子搭載部20Aの下方および絶縁基板11の外周部において、電源用の外部接続パッド18Pに電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体12PSを介して半導体素子Sに電源電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部20Bと半導体素子搭載部20Aとの間で供給される。
図16は、下から2番目のビルドアップ導体12eの上面を示している。図16においては、上層のコア導体12dから接続されるビアホール15の位置を破線にて示している。
ビルドアップ導体12eは、主として接地用のベタ状導体12GSを有している。信号用の配線導体12Sおよび電源用の配線導体12Pとしては、上下の導体12d,12fと接続するためのランド導体のみが形成されている。なお、電源用のランド導体は、下層のビルドアップ導体12fに複数のビアホール15を接続するために花形様の異形状をしている。
ビルドアップ導体12eにおける接地用のベタ状導体12GSは、半導体素子搭載部20Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方までを含む広い領域に延在している。接地用のベタ状導体12GSは、半導体素子搭載部20Aの下方において、接地用の半導体素子接続パッド16Gに電気的および熱的に接続されている。また、定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方において、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド17Gに電気的および熱的に接続されている。さらに、半導体素子搭載部20Aの下方および絶縁基板11の外周部において、接地用の外部接続パッド18Gに電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体12GSを介して半導体素子Sに接地電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部20Bと半導体素子搭載部20Aとの間で供給される。
しかしながら、この従来の配線基板20においては、定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方に信号用の外部接続パッド18Sが配置されていることから、その分、定電圧レギュレータ搭載部20Bの下方に配置される接地用の外部接続パッド18Gおよび電源用の外部接続パッド18Pの数が少ないものとなってしまう。
このように、定電圧レギュレータ20Bの下方に配置される接地用の外部接続パッド18Gおよび電源用の外部接続パッド18Pの数が少ないと、これらの外部接続パッド18G,18Pに定電圧レギュレータ接続パッド17からベタ状導体12GS,12PSならびにスルーホール14およびビアホール15を介して伝達される熱量も少ないものとなる。その結果、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱を外部に良好に放散することができなくなり、半導体素子Sを安定して作動させることが困難となる場合があった。
特表2007−521574号公報
本発明が解決しようとする課題は、定電圧レギュレータ接続パッドから定電圧レギュレータ搭載部の下方の外部接続パッドへの熱の伝達を良好として、定電圧レギュレータが作動時に発生する熱を外部に良好に放散することができ、それにより半導体素子を安定して作動させることが可能な配線基板およびこれを用いた電子装置を提供することにある。
本発明の配線基板は、複数のスルーホールを有するコア絶縁層の上下面に、複数のビアホールを有する複数のビルドアップ絶縁層を積層して成り、上面中央部に半導体素子搭載部および上面外周部に定電圧レギュレータ搭載部を有するとともに下面に外部接続面を有する絶縁基板と、前記コア絶縁層の上下面および前記スルーホール内ならびに前記ビルドアップ絶縁層の表面および前記ビアホール内に被着された導体から成る配線導体と、を具備しており、前記配線導体が、前記半導体素子搭載部に配設された信号用、接地用、電源用の複数の半導体素子接続パッドと、前記定電圧レギュレータ搭載部に配設された接地用、電源用の複数の定電圧レギュレータ接続パッドと、前記外部接続面に配設された信号用、接地用、電源用の複数の外部接続パッドと、前記半導体素子搭載部の下方で前記信号用の半導体素子接続パッドに接続されるとともに前記絶縁基板の外周部で前記信号用の外部接続パッドに接続されて前記絶縁基板の内部を前記半導体素子搭載部の下方から前記絶縁基板の外周部まで延びる複数の信号用の配線導体と、前記半導体素子搭載部の下方で前記接地用の半導体素子接続パッドに接続されるとともに前記定電圧レギュレータ搭載部の下方で前記接地用の定電圧レギュレータ接続パッドに接続され、前記半導体素子搭載部の下方および前記定電圧レギュレータ搭載部の下方で前記接地用の外部接続パッドに接続されて前記コア絶縁層の上面側および下面側の複数の前記ビルドアップ絶縁層の表面を前記半導体素子搭載部の下方から前記定電圧レギュレータ搭載部の下方まで延在する複数の接地用のベタ状導体と、前記半導体素子搭載部の下方で前記電源用の半導体素子接続パッドと接続されるとともに前記定電圧レギュレータ搭載部の下方で前記電源用の定電圧レギュレータ接続パッドと接続され、前記半導体素子搭載部の下方および前記定電圧レギュレータ搭載部の下方で前記電源用の外部接続パッドに接続されて前記コア絶縁層の上面側および下面側の複数の前記ビルドアップ絶縁層の表面を前記半導体素子搭載部の下方から前記定電圧レギュレータ搭載部の下方まで延在する複数の電源用のベタ状導体と、を有する配線基板であって、前記定電圧レギュレータ搭載部の下方の前記外部接続面には、前記外部接続パッドのうち、接地用、電源用の外部接続パッドのみが配置されており、該定電圧レギュレータ搭載部下方の前記接地用、電源用の外部接続パッドと前記接地用、電源用の定電圧レギュレータ接続パッドとが該定電圧レギュレータ搭載部下方における前記絶縁基板の上面から下面にかけて設けられた複数のビアホールおよびスルーホールを介して電気的および熱的に接続されていることを特徴とするものである。
本発明の電子装置は、前記配線基板の前記半導体素子搭載部に半導体素子を搭載するとともに前記定電圧レギュレータ搭載部に定電圧レギュレータを搭載して成ることを特徴とするものである。
本発明の配線基板およびこれを用いた電子装置によれば、定電圧レギュレータ搭載部の下方の外部接続面には、外部接続パッドのうち、接地用、電源用の外部接続パッドのみが配置されており、定電圧レギュレータ搭載部下方の接地用、電源用の外部接続パッドと接地用、電源用の定電圧レギュレータ接続パッドとが定電圧レギュレータ搭載部下方における絶縁基板の上面から下面にかけて設けられた複数のビアホールおよびスルーホールを介して電気的および熱的に接続されていることから、定電圧レギュレータが作動時に発生する熱を、定電圧レギュレータ搭載部の下方に配置された外部接続パッドに良好に伝達することが可能であるとともに、外部に良好に放散することができる。したがって、半導体素子を安定して作動させることが可能な配線基板およびこれを用いた電子装置を提供することができる。
図1は、本発明の配線基板の実施形態例を示す概略断面図である。 図2は、本発明の配線基板の実施形態例における最上層のビルドアップ導体を示す概略上面図である。 図3は、本発明の配線基板の実施形態例における最下層のビルドアップ導体を示す概略上面図である。 図4は、本発明の配線基板の実施形態例における上から2番目のビルドアップ導体を示す概略上面図である。 図5は、本発明の配線基板の実施形態例におけるコア絶縁層の上面に被着されたコア導体を示す概略上面図である。 図6は、本発明の配線基板の実施形態例におけるコア絶縁層の下面に被着されたコア導体を示す概略上面図である。 図7は、本発明の配線基板の実施形態例における下から2番目のビルドアップ導体を示す概略上面図である。 図8は、本発明の配線基板に半導体素子と定電圧レギュレータを実装した電子装置の実施形態例を示す概略断面図である。 図9は、従来の配線基板を示す概略断面図である。 図10は、従来の配線基板に半導体素子および定電圧レギュレータを搭載した電子装置の概略断面図である。 図11は、従来の配線基板における最上層のビルドアップ導体を示す概略上面図である。 図12は、従来の配線基板における最下層のビルドアップ導体を示す概略上面図である。 図13は、従来の配線基板における上から2番目のビルドアップ導体を示す概略上面図である。 図14は、従来の配線基板におけるコア絶縁層の上面に被着されたコア導体を示す概略上面図である。 図15は、従来の配線基板におけるコア絶縁層の下面に被着されたコア導体を示す概略上面図である。 図16は、従来の配線基板における下から2番目のビルドアップ導体を示す概略上面図である。
次に、本発明の配線基板の実施形態の一例を、図1〜図7を基にして説明する。図1は、本例の配線基板10を示す概略断面図である。配線基板10は、主として絶縁基板1と、配線導体2と、ソルダーレジスト層3とを備えている。配線基板10は、半導体素子Sと定電圧レギュレータVとを搭載するためのものである。
絶縁基板1は、その上面中央部に半導体素子Sが搭載される半導体素子搭載部10Aを有している。また、その上面外周部に定電圧レギュレータVが搭載される定電圧レギュレータ搭載部10Bを有している。絶縁基板1の下面は、マザーボード等の外部電気回路基板(不図示)に接続するための接続面10Cとなっている。
絶縁基板1は、コア絶縁層1cの上下面に複数のビルドアップ絶縁層1a〜1bおよび1d〜1eが積層されて成る。
コア絶縁層1cは、例えばガラス繊維束を縦横に織り込んだガラス織物にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させて成る。絶縁層1cの厚みは、0.1〜1mm程度である。コア絶縁層1cには、その上面から下面にかけて多数のスルーホール4が形成されている。スルーホール4の直径は50〜200μm程度である。
ビルドアップ絶縁層1a〜1b,1d〜1eは、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から成る。ビルドアップ絶縁層1a〜1b,1d〜1eの厚みは、それぞれ20〜60μm程度である。ビルドアップ絶縁層1a〜1b,1d〜1eは、各層の上面から下面にかけて複数のビアホール5を有している。ビアホール5の直径は、30〜100μm程度である。
配線導体2は、コア絶縁層1cの上下面およびスルーホール4内に被着されたコア導体2c,2dと、各ビルドアップ絶縁層1a〜1b,1d〜1eの表面およびビアホール5内に被着されたビルドアップ導体2a〜2bおよび2e〜2fとから成る。
コア導体2c,2dは、コア絶縁層1cの上下面においては、例えば銅箔および銅めっきから成り、スルーホール4内においては、例えば銅めっきから成る。コア導体2c,2dの厚みは10〜30μm程度である。コア導体2c,2dは、例えば周知のサブトラクティブ法により形成される。なお、スルーホール4の内部は、コア導体2c,2dと同時に形成された導体により充填されている。
ビルドアップ導体2a〜2b,2e〜2fは、例えば銅めっきから成る。ビルドアップ導体2a〜2b,2e〜2fの厚みは、5〜25μm程度である。ビルドアップ導体2a〜2b,2e〜2fは、例えば周知のセミアディティブ法により形成される。
配線導体2のうち、最上層のビルドアップ導体2aの一部は、半導体素子接続パッド6を形成している。半導体素子接続パッド6は、信号用の半導体素子接続パッド6Sと、接地用の半導体素子接続パッド6Gと、電源用の半導体素子接続パッド6Pとを含んでいる。半導体素子接続パッド6は、直径が50〜100μm程度の円形である。半導体素子接続パッド6は、半導体素子搭載部10Aに例えば格子状の並びで配置されている。半導体素子接続パッド6には、半導体素子Sの電極端子TSが半田を介して接続される。
配線導体2のうち、最上層のビルドアップ導体2aの別の一部は、定電圧レギュレータ接続パッド7を形成している。定電圧レギュレータ接続パッド7は、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gと電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pとを含んでいる。定電圧レギュレータ接続パッド7は、1辺の長さが50〜500μm程度の四角形あるいは直径が50〜500μm程度の円形である。定電圧レギュレータ接続パッド7には、定電圧レギュレータVの電極端子TVが半田を介して接続される。
配線導体2のうち、最下層のビルドアップ導体2fの一部は、外部接続パッド8を形成している。外部接続パッド8は、信号用の外部接続パッド8S(不図示)と、接地用の外部接続パッド8Gと、電源用の外部接続パッド8Pとを含んでいる。外部接続パッド8は、直径が250〜1000μm程度の円形である。外部接続パッド8は、半導体素子搭載部10Aの下方および定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方を含む領域の外部接続面10Cに例えば格子状の並びに配置されている。外部接続パッド8は、マザーボード等の外部電気回路基板(不図示)の配線導体に半田を介して接続される。
ソルダーレジスト層3は、アクリル変性エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から成る。ソルダーレジスト層3は、最上層のビルドアップ絶縁層1a上および最上層のビルドアップ導体2a上に被着された上面側のソルダーレジスト層3aと、最下層のビルドアップ絶縁層1e上および最下層のビルドアップ導体2f上に被着された下面側のソルダーレジスト層3bとを有している。
上面側のソルダーレジスト層3aは、半導体素子接続パッド6を露出させる開口部および定電圧レギュレータ接続パッド7を露出させる開口部を有している。下面側のソルダーレジスト層3bは、外部接続パッド8を露出させる開口部を有している。ソルダーレジスト層3の形成は、感光性を有する熱硬化性樹脂のペーストを最上層のビルドアップ絶縁層1a上および最上層のビルドアップ導体2a上ならびに最下層のビルドアップ絶縁層1e上および最下層のビルドアップ導体2f上に印刷塗布するとともにフォトリソグラフィ技術を採用して露光および現像した後、熱硬化させることにより行われる。
なお、半導体素子接続パッド6と、定電圧レギュレータ接続パッド7と、外部接続パッド8とは、絶縁基板1の表面および内部に配設された配線導体2を介して所定のもの同士が電気的および熱的に接続されている。
そのため、配線導体2は、信号用の配線導体2Sと、接地用の配線導体2Gと、電源用の配線導体2Pとを含んでいる。
図2は、最上層のビルドアップ導体2aの上面を示している。図2においては、半導体素子搭載部10Aおよび定電圧レギュレータ搭載部10Bに対応する領域を2点鎖線で示している。また、上述した図1は、図2の切断線I−Iにおける断面を示している。さらに、ソルダーレジスト層3aにおける開口部を破線にて示している。半導体素子搭載部10Aは、絶縁基板1の上面中央部に配設されている。定電圧レギュレータ搭載部10Bは、半導体素子搭載部10Aを挟んだ両側に配設されている。
ビルドアップ導体2aは、搭載部10Aに対応する領域に複数の半導体素子接続パッド6を有している。半導体素子接続パッド6は、信号用の半導体素子接続パッド6Sと、接地用の半導体素子接続パッド6Gと、電源用の半導体素子接続パッド6Pとを含んでいる。信号用の半導体素子接続パッド6Sは、主として半導体素子搭載部10Aの外周部に対応する位置に多数が配設されている。接地用および電源用の半導体素子接続パッド6G,6Pは、主として半導体素子搭載部10Aの中央部に対応する位置に多数が配設されている。
また、ビルドアップ導体2aは、定電圧レギュレータ搭載部10Bに対応する領域に複数の定電圧レギュレータ接続パッド7を有している。定電圧レギュレータ接続パッド7は、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gと、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pとを含んでいる。接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gと電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pとは、互いに交互に位置するように複数列で配設されている。なお、各電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pは、定電圧レギュレータ搭載部10Bの中央部に向けて延びる舌片7Paが付設されている。
さらに、ビルドアップ導体2aは、半導体素子搭載部10Aに対応する領域から定電圧レギュレータ搭載部10Bに対応する領域にかけての広い領域に延在する接地用のベタ状導体2GSを有している。ビルドアップ導体2aにおける接地用のベタ状導体2GSは、接地用の半導体素子接続パッド6Gおよび接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gを一体的に含んでいる。また、この接地用のベタ状導体2GSは、半導体素子搭載部10Aの下方および絶縁基板1の外周部において、接地用の外部接続パッド8Gにスルーホール4およびビアホール5を介して電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体2GSを介して半導体素子Sに接地電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部10Bと半導体素子搭載部10Aとの間で供給される。
なお、このビルドアップ導体2aにおける接地用のベタ状導体2GSには、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱が、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gを介して伝達される。この熱は、半導体素子搭載部10Aの下方および絶縁基板1の外周部において、スルーホール4およびビアホール5を介して接地用の外部接続パッド8Gに伝達され、最終的には外部電気回路基板を介して外部に放散される。
図3は、最下層のビルドアップ導体2fの上面を示している。図3においては、上層のビルドアップ導体2eに接続されるビアホール5の位置および下面側のソルダーレジスト層3bの開口部の位置を破線にて示している。
ビルドアップ導体2fは、主として電源用のベタ状導体2PSと信号用、接地用、電源用の外部接続パッド8S,8G,8Pとを有している。信号用の外部接続パッド8Sは、主として絶縁基板1の外周部に多数が配設されている。なお、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方には、信号用の外部接続パッド8Sは配置されていない。
接地用および電源用の外部接続パッド8G,8Pは、主として半導体素子搭載部10Aの下方および定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方に多数が配設されている。なお、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方には、接地用の外部接続パッド8Gおよび電源用の外部接続パッド8Pのみが配置されている。接地用および電源用の外部接続パッド8G,8Pは、それぞれスルーホール4およびビアホール5を介して上層の接地用のベタ状導体2GS,2PSに電気的および熱的に接続されている。
この層の電源用のベタ状導体2PSは、電源用の外部接続パッド8Pと一体的に形成されており、半導体素子搭載部10Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方までを含む広い領域に延在している。このベタ状導体2PSを介して半導体素子Sに電源電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部10Bと半導体素子搭載部10Aとの間で供給される。
図4は、上から2番目のビルドアップ導体2bの上面を示している。図4においては、上層のビルドアップ導体2aから接続されるビアホール5の位置を破線にて示している。また、ビアホール5のうち、後述する副ビアホール5aと定義するものの位置を黒丸で示している。
ビルドアップ導体2bは、主として信号用の帯状導体2SSaおよび2SSbと電源用のベタ状導体2PSとを有している。接地用の配線導体2Gとしては、上下の導体2a,2cと接続するためのランド導体のみが形成されている。
ビルドアップ導体2bにおける信号用の帯状導体2SSa,2SSbは、幅が5〜30μm程度の細い帯状の導体である。帯状導体2SSaは、半導体素子搭載部10Aの下方から絶縁基板1の外周部にかけて延在している。帯状配線導体2SSbは、半導体素子搭載部10Aの下方から半導体素子搭載部10Aと定電圧レギュレータ搭載部10Bとの中間部の下方まで延在している。帯状導体2SSa,2SSbは、半導体素子搭載部10Aの下方において、信号用の半導体素子接続パッド6Sに上層のビアホール5を介して電気的に接続されている。なお、帯状配線導体2SSa,2SSbは、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方には延在していない。
ビルドアップ導体2bにおける電源用のベタ状導体2PSは、半導体素子搭載部10Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方までを含む広い領域に延在している。電源用のベタ状導体2PSは、半導体素子搭載部10Aの下方において、電源用の半導体素子接続パッド6Pに上層のビアホール5を介して電気的および熱的に接続されている。
また、このベタ状導体2PSは、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pの直下に設けられたビアホール5および各定電圧レギュレータ接続パッド7同士の間の下方に設けられた副ビアホール5aを介して電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pに電気的および熱的に接続されている。なお、ここでは、各定電圧レギュレータ接続パッド7同士の間の下方に設けられたビアホール5を副ビアホール5aと定義する。このベタ状導体2PSに接続される副ビアホール15aは、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pに付設された舌片7Paの直下に設けられている。
さらに、この電源用のベタ状導体2PSは、半導体素子搭載部10Aの下方および定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方において、電源用の外部接続パッド8Pにスルーホール4およびビアホール5を介して電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体2PSを介して半導体素子Sに電源電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部10Bと半導体素子搭載部10Aとの間で供給される。
なお、このビルドアップ導体2bには、半導体素子搭載部10Aの下方から半導体素子搭載部10Aと定電圧レギュレータ搭載部10Bとの中間部の下方まで延在する帯状導体2SSbは形成されているものの、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方に延在する信号用の帯状配線導体2SSa,2SSbは形成されていない。そのため、上層の定電圧レギュレータ接続パッド7に接続されるビアホール5および副ビアホール5aの配置が信号用の帯状配線導体2SSによって制限されることがない。
したがって、各定電圧レギュレータ接続パッド7の直下においてビアホール5を設けるとともに各定電圧レギュレータ接続パッド7同士の中間点の直下において接地用と電源用の副ビアホール5aを交互に配置する設定とした場合、各定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方において、この電源用のベタ状導体2PSに上層の定電圧レギュレータ接続パッド7から接続されるビアホール5および副ビアホール5aの数は、従来の配線基板20の場合と比較して多くなる。
このように、本例の配線基板10によれば、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pとこの層の電源用のベタ状導体2PSとを接続するビアホール5および副ビアホール5aの数が多いことで、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱を、この層の電源用のベタ状導体2PSに伝達する効率が高いものとなる。
図5は、コア絶縁層1cの上面に被着されたコア導体2cを示している。図5においては、上層のビルドアップ導体2bから接続されるビアホール5の位置を破線にて示している。また、ビアホール5のうち、副ビアホール5aの位置を黒丸で示している。
コア導体2cは、主として接地用のベタ状導体2GSを有している。信号用の配線導体2Sおよび電源用の配線導体2Pとしては、上下の導体2b,2dと接続するためのランド導体のみが形成されている。
コア導体2cにおける接地用のベタ状導体2GSは、半導体素子搭載部10Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方までを含む広い領域に延在している。接地用のベタ状導体2GSは、半導体素子搭載部10Aの下方において、接地用の半導体素子接続パッド6Gにビアホール5を介して電気的および熱的に接続されている。また、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方において、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gに電気的および熱的に接続されている。さらに、半導体素子搭載部10Aの下方および定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方において、接地用の外部接続パッド8Gに電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体2GSを介して半導体素子Sに接地電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部10Bと半導体素子搭載部10Aとの間で供給される。
なお、このコア導体2cにおける接地用のベタ状導体2GSには、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱が、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gからビアホール5および副ビアホール5aを介して伝達される。この熱は、半導体素子搭載部10Aの下方および絶縁基板1の外周部において、スルーホール4およびビアホール5を介して接地用の外部接続パッド8Gに伝達され、最終的には外部電気回路基板を介して外部に放散される。
ところで、このコア導体2cにおいては、上層のビルドアップ導体2bにおいて、信号用の帯状導体2SSa,2SSbが定電圧レギュレータ搭載10Bの下方に延在していないことから、定電圧レギュレータ接続パッド7に接続されるビアホール5および副ビアホール5aの配置が信号用の帯状導体2SSa,2SSbによって制限されない。
したがって、例えば、各定電圧レギュレータ接続パッド7の直下においてビアホール5を設けるとともに各定電圧レギュレータ接続パッド7同士の中間点の直下において接地用と電源用の副ビアホール5aを交互に配置する設定とした場合、各定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方において、この層の接地用のベタ状導体2GSに上層の定電圧レギュレータ接続パッド7から接続されるビアホール5および副ビアホール5aの数は、従来の配線基板20の場合と比較して多くなる。
このように、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gとこの層の接地用のベタ状導体2GSとを接続するビアホール5および副ビアホール5aの数が多いことで、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱を、この層の接地用のベタ状導体2GSに伝達する効率が高いものとなる。
図6は、コア絶縁層1cの下面に被着されたコア導体2dの上面を示している。図6においては、上層のコア導体2cから接続されるスルーホール4の位置を破線にて示している。
コア導体2dは、主として電源用のベタ状導体2PSを有している。信号用の配線導体2Sおよび接地用の配線導体2Gとしては、上下の導体2c,2eと接続するためのランド導体のみが形成されている。なお、接地用のランド導体は、下層のビルドアップ導体2eに複数のビアホール5を接続するために花形様の異形状をしている。
コア導体2dにおける電源用のベタ状導体2PSは、半導体素子搭載部10Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方までを含む広い領域に延在している。この電源用のベタ状導体2PSは、半導体素子搭載部10Aの下方において、電源用の半導体素子接続パッド6Pに電気的および熱的に接続されている。また、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方において、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7Pに電気的および熱的に接続されている。さらに、半導体素子搭載部10Aの下方および定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方において、電源用の外部接続パッド8Pに電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体2PSを介して半導体素子Sに電源電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部10Bと半導体素子搭載部10Aとの間で供給される。
図7は、下から2番目のビルドアップ導体2eの上面を示している。図7においては、上層のコア導体2dから接続されるビアホール5の位置を破線にて示している。
ビルドアップ導体2eは、主として接地用のベタ状導体2GSを有している。信号用の配線導体2Sとしては、帯状導体2SScおよびランド導体が形成されている。電源用の配線導体2Pとしては、ランド導体のみが形成されている。なお、電源用のランド導体は、上下の導体2d,2fに複数のビアホール5を接続するために花形様の異形状をしている。
ビルドアップ導体2eにおける信号用の帯状導体2SScは、幅が5〜30μm程度の細い帯状の導体である。この帯状導体2SScは、半導体素子搭載部10Aと定電圧レギュレータ搭載部10Bとの中間部の下方から絶縁基板1の外周部に延びている。帯状導体2SScは、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方には延在していない。この帯状配線導体2SScは、半導体素子搭載部10Aと定電圧レギュレータ搭載部10Bとの中間部の下方に形成された信号用のスルーホール4を介してビルドアップ導体2bの帯状配線導体2SSbに電気的に接続されている。また、絶縁基板1の外周部において、信号用の外部接続パッド8Sに接続されている。
ビルドアップ導体2eにおける接地用のベタ状導体2GSは、半導体素子搭載部10Aの下方から定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方までを含む広い領域に延在している。接地用のベタ状導体2GSは、半導体素子搭載部10Aの下方において、接地用の半導体素子接続パッド6Gに電気的および熱的に接続されている。また、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方において、接地用の定電圧レギュレータ接続パッド7Gに電気的および熱的に接続されている。さらに、半導体素子搭載部10Aの下方および絶縁基板1の外周部において、接地用の外部接続パッド8Gに電気的および熱的に接続されている。このベタ状導体2GSを介して半導体素子Sに接地電位を与えるための電流が定電圧レギュレータ搭載部10Bと半導体素子搭載部10Aとの間で供給される。
そして、本例の配線基板10によれば、図8に示すように、半導体素子Sの電極端子TSを半導体素子接続パッド6に半田を介して接続するとともに定電圧レギュレータVの電極端子TVを定電圧レギュレータ接続パッド7に半田を介して接続することにより、配線基板10に半導体素子Sおよび定電圧レギュレータVが搭載された電子装置が完成する。
そして、この電子装置は、外部接続パッド8をマザーボード等の外部電気回路基板(不図示)の配線導体に半田を介して接続することにより、外部電気回路基板に実装される。
外部電気回路基板に実装された電子装置は、信号用の外部接続パッド8Sを介して外部電気回路基板との信号の授受が行われる。また、接地用の外部接続パッド8Gおよび電源用の外部接続パッド8Pを介してそれぞれ接地および電源電圧の供給が行われる。
さらに、定電圧レギュレータVから接地用のベタ状導体2GSおよび電源用のベタ状導体2PSを介して半導体素子Sの作動電圧の変動を抑制するための電流供給が行われる。
また、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱は、定電圧レギュレータ接続パッド7からビアホール5および副ビアホール5aを介してコア基板1cの上面側の接地用および電源用のベタ状導体2GS,2PSに良好に伝達され、その熱がこれらのベタ状導体2GS,2PSからスルーホール4およびビアホール5を介して定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方の外部接続パッド8に伝達され、最終的には外部電気回路基板を介して外部に放散される。
かくして、本例の配線基板10およびこれを用いた電子装置によれば、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方の外部接続面10Cには、外部接続パッド8のうち、接地用、電源用の外部接続パッド8G,8Pのみが配置されており、定電圧レギュレータ搭載部10B下方の接地用、電源用の外部接続パッド8G,8Pと接地用、電源用の定電圧レギュレータ接続パッド7G,7Pとが定電圧レギュレータ搭載部10B下方における絶縁基板1の上面から下面にかけて設けられた複数のビアホール5およびスルーホール4を介して電気的および熱的に接続されていることから、定電圧レギュレータVが作動時に発生する熱を、定電圧レギュレータ搭載部10Bの下方に配置された外部接続パッド8G,8Pに良好に伝達することが可能であるとともに、外部に良好に放散することができる。したがって、半導体素子Sを安定して作動させることが可能な配線基板10およびこれを用いた電子装置を提供することができる。
なお、本発明は上述の実施形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変更は可能である。例えば上述の実施形態例における接地用のベタ状導体2GSと電源用のベタ状導体2PSとが入れ替わってもよい。さらにビルドアップ絶縁層およびビルドアップ導体も上述の層数に限らず、任意の層数とすることができる。
1・・・・・・絶縁基板
1a・・・・・コア絶縁層
1b・・・・・ビルドアップ絶縁層
2・・・・・・配線導体
2GS・・・・接地用のベタ状導体
2PS・・・・電源用のベタ状導体
2S・・・・・信号用の配線導体
2SS・・・・信号用の帯状導体
4・・・・・・スルーホール
5,5a・・・ビアホール
6・・・・・・半導体素子接続パッド
6G・・・・・接地用の半導体素子接続パッド
6P・・・・・電源用の半導体素子接続パッド
6S・・・・・信号用の半導体素子接続パッド
7・・・・・・定電圧レギュレータ接続パッド
7G・・・・・接地用の定電圧レギュレータ接続パッド
7P・・・・・電源用の定電圧レギュレータ接続パッド
8・・・・・・外部接続パッド
8G・・・・・接地用の外部接続パッド
8P・・・・・電源用の外部接続パッド
8S・・・・・信号用の外部接続パッド
10・・・・・配線基板
10A・・・・半導体素子搭載部
10B・・・・定電圧レギュレータ搭載部
10C・・・・外部接続面

Claims (2)

  1. 複数のスルーホールを有するコア絶縁層の上下面に、複数のビアホールを有する複数のビルドアップ絶縁層を積層して成り、上面中央部に半導体素子搭載部および上面外周部に定電圧レギュレータ搭載部を有するとともに下面に外部接続面を有する絶縁基板と、前記コア絶縁層の上下面および前記スルーホール内ならびに前記ビルドアップ絶縁層の表面および前記ビアホール内に被着された導体から成る配線導体と、を具備しており、前記配線導体が、前記半導体素子搭載部に配設された信号用、接地用、電源用の複数の半導体素子接続パッドと、前記定電圧レギュレータ搭載部に配設された接地用、電源用の複数の定電圧レギュレータ接続パッドと、前記外部接続面に配設された信号用、接地用、電源用の複数の外部接続パッドと、前記半導体素子搭載部の下方で前記信号用の半導体素子接続パッドに接続されるとともに前記絶縁基板の外周部で前記信号用の外部接続パッドに接続されて前記絶縁基板の内部を前記半導体素子搭載部の下方から前記絶縁基板の外周部まで延びる複数の信号用の配線導体と、前記半導体素子搭載部の下方で前記接地用の半導体素子接続パッドに接続されるとともに前記定電圧レギュレータ搭載部の下方で前記接地用の定電圧レギュレータ接続パッドに接続され、前記半導体素子搭載部の下方および前記定電圧レギュレータ搭載部の下方で前記接地用の外部接続パッドに接続されて前記コア絶縁層の上面側および下面側の複数の前記ビルドアップ絶縁層の表面を前記半導体素子搭載部の下方から前記定電圧レギュレータ搭載部の下方まで延在する複数の接地用のベタ状導体と、前記半導体素子搭載部の下方で前記電源用の半導体素子接続パッドと接続されるとともに前記定電圧レギュレータ搭載部の下方で前記電源用の定電圧レギュレータ接続パッドと接続され、前記半導体素子搭載部の下方および前記定電圧レギュレータ搭載部の下方で前記電源用の外部接続パッドに接続されて前記コア絶縁層の上面側および下面側の複数の前記ビルドアップ絶縁層の表面を前記半導体素子搭載部の下方から前記定電圧レギュレータ搭載部の下方まで延在する複数の電源用のベタ状導体と、を有する配線基板であって、前記定電圧レギュレータ搭載部の下方の前記外部接続面には、前記外部接続パッドのうち、接地用、電源用の外部接続パッドのみが配置されており、該定電圧レギュレータ搭載部下方の前記接地用、電源用の外部接続パッドと前記接地用、電源用の定電圧レギュレータ接続パッドとが該定電圧レギュレータ搭載部下方における前記絶縁基板の上面から下面にかけて設けられた複数のビアホールおよびスルーホールを介して電気的および熱的に接続されていることを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1記載の配線基板における前記半導体素子搭載部に半導体素子を搭載するとともに前記定電圧レギュレータ搭載部に定電圧レギュレータを搭載して成ることを特徴とする電子装置。
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