JP2019144351A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学機器において、組み立てが容易で、且つ組立て不良が生じない操作環を提供する。【解決手段】光学機器は、所定の軸に沿って並列に配置され、当該軸を中心として回転可能な第1および第2の操作リングを少なくとも有している。さらに、光学機器は第1の操作リングの回転を検出する第1の検出部と、第2の操作リングの回転を検出する第2の検出部と、第2の操作リングの回転に応じて移動し第2の操作リングの回転を第2の検出部に伝達する伝達機構と、第2の操作リングの回転の範囲を所定の角度範囲に規制する規制部材とを有し、操作リングを組み立てる際、第1および第2の検出部が同一の方向から挿入され、第1の検出部は上記の角度範囲を除く範囲に配置される。【選択図】図9

Description

本発明は、光学機器に関し、特に、光学機器の1つである撮像装置に備えられた操作リング部の構造に関する。
一般に、撮像装置の1つであるビデオカメラには、様々な操作スイッチが搭載されている。例えば、ビデオカメラには、操作スイッチとして、電源をオン又はオフする電源スイッチ、撮影画像における画角を調整するためのズームレバー、そして、記録の開始停止を指示するトリガースイッチが備えられている。このような操作スイッチの1つに、リング形状の部材を回転操作するマニュアル操作リング部がある。
マニュアル操作リング部は、円形状の輪であり、主に撮像レンズユニットの周囲に配置され、撮像レンズユニットの光軸上に回転中心を有している。さらには、マニュアル操作リング部には、同軸上に複数の操作リングが連なっているものがあり、ここでは、各操作リングに別の機能が割り当てられる。
ここで、マニュアル操作リング部の一般的な構造について説明する。
マニュアル操作リング部は操作リングを有しており、当該操作リングは回転可能に撮像装置筐体に一体的に固定されたベース部材に組み込まれている。操作リングはその一部がベース部材と接触しつつ回転をする。また、操作リングの回転位相を検出するため、回転式センサがベース部材に組み込まれる。
操作リングの円周面にはギアが配置され、回転式センサの軸にピニオンが設けられている。そして、操作リングに配置されたギアとピニオンとを互いに連結して、操作リングの回転に応じた回転位相を検出する。なお、操作リングの円周面にギアを設けて、当該操作リングをモーターで回転させるようにしたものもある(特許文献1)。
複数の操作リングを備える場合には、操作が容易となるように、複数の操作リングの外周面が略同一となるように、複数の操作リングの外径が略同一径とされることがある。さらに、操作リングの内側にはレンズ鏡筒が配置される。操作リングは様々なユーザーの使用方法に対応するため、可能な限り全周が露出することが望ましい。
このため、回転検出部を操作リングに内蔵して、レンズ鏡筒と外周面とに囲まれたスペースに回転式センサおよびギアを配置するようにしたものがある。この際には、前方の操作リングに付属する回転式センサが後方の操作リングのギアと重なる位置となることがある。一方、回転式センサはコストダウンのために纏めて同一のFPCに接続されることがある。
特開2009−3100号公報
ところで、同一のFPCに接続された回転式センサを組み立てる際には、組立の際のFPCの絡まりを防止するため、回転式センサを同一の方向から組立てを行う。さらに複数の操作リングの各々に備えられた回転式センサを同一の工程で組み立てることが望ましい。
ところが、前方の操作リングに付属する回転式センサが後方の操作リングに備えられたギアと重なる場合、前方の操作リングに付属する回転式センサを組み立てる際に後方の操作リングのギアを破損してしまうことがある。これによって、組立不良となってしまう。
よって、本発明の目的は、組み立てが容易でしかも組立て不良が生じることのない光学機器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による光学機器は、所定の軸に沿って並列に配置され、前記軸を中心として回転可能な第1の操作リングおよび第2の操作リングを少なくとも有する操作リング部を備える光学機器であって、前記第1の操作リングの回転を検出する第1の検出部と、前記第2の操作リングの回転を検出する第2の検出部と、前記第2の操作リングの回転に応じて移動し前記第2の操作リングの回転を前記第2の検出部に伝達する伝達機構と、前記第2の操作リングの回転の範囲を所定の角度範囲に規制する規制部材と、を有し、前記操作リング部を組み立てる際、前記第1の検出部および前記第2の検出部が同一の方向から挿入され、前記第1の検出部は前記角度範囲を除く範囲に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、光学機器において組み立てが容易でしかも組立て不良が生じることがない。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその外観を示す斜視図である。 図1に示すカメラの構成についてその一例を示すブロック図である。 図1に示す操作リング部の構造を分解して示す斜視図である。 図3に示すズームリングおよび絞りリングベースを説明するための断面図である。 図3に示すフォーカスリングの回転を検出する検出部を説明するための図である。 図3に示すズームリングの回転を検出するための検出部を説明するための図である。 図3に示すフォーカスリングベース、フォーカスリング、ズームリングベース、およびズームリングを組み立てた状態を示す斜視図である。 図7に示すエンコーダおよびポテンショメータの配置の一例を示す図である。 図7に示すエンコーダおよびポテンショメータの配置の他の例を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による光学機器の一例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、光学機器の1つである撮像装置を例に挙げて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその外観を示す斜図である。そして、図1(a)は正面側から見た斜視図であり、図1(b)は背面側から見た斜視図である。
図示の撮像装置は、例えば、ビデオカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)100であり、撮像レンズユニット(以下単に撮像レンズと呼ぶ)101を有している。さらに、カメラ100には、ビューファインダー102、電源スイッチ103、ズームレバー104、トリガースイッチ105、および内蔵マイク106が備えられている。
ビューファインダー102には撮影画像又は記録画像が表示される。ズームレバー104は撮影画像における画角を調整する際に用いられる。トリガースイッチ105は記録の開始又は停止を行う際に用いられる。また、内蔵マイク106によって被写体およびその周囲の音声および音響が集音される。
図示のカメラ100には、操作リング部を有しており、ここでは、操作リング部は操作リング107、108、および109を備えている。そして、これら操作リング107、108、および109は撮像レンズ101の周囲に配置されている。そして、操作リング107、108、および109は撮像レンズ102の光軸110に回転中心として回転可能である。
図示の例では、操作リング107は被写体に焦点を合わせる際に用いられるフォーカスリングであり、操作リング108は撮影画像における画角を調整する際に用いられるズームリングである。また、操作リング109は被写体の明るさを調整する際に用いられる絞りリングである。これら操作リング107〜109は光軸に沿って並列に配置され、光軸を中心として回転可能(移動可能)である。
図2は、図1に示すカメラの構成についてその一例を示すブロック図である。なお、図2において、図1に示すカメラと同一の構成要素について同一の参照番号を付す。
撮影を行う際には、撮影者は電源スイッチ103を操作してカメラ100の電源をオンとする。電源がオンされると、撮像レンズ101を介して撮像部111に光学像が結像し、撮像部111は光学像に応じた画像信号(映像信号)を出力する。なお、撮像部111は、CCD又はCMOSセンサなどの撮像素子を有している。
次に、撮像部111は映像信号を増幅して信号処理部112に送る。信号処理部112は、システム制御部113の制御下で映像信号に対して所定の信号処理を行う。システム制御部113は、信号処理部112の出力である映像信号に応じた映像をビューファインダー102に表示する。
撮影者はビューファインダー102で映像を確認して、必要に応じてズームレバー104又はズームリング108を操作して撮影画角を調整する。さらに、撮影者は被写体に焦点を合わせるためにフォーカスリング107を操作するとともに、被写体の明るさを調整するために絞りリング109を操作する。
この際、ズームレバー104および操作リング107、108、および109の操作に応じた操作信号がシステム制御部113に送られる。そして、システム制御部113は、操作信号に応じて撮像レンズ101に備えられた焦点レンズ、ズームレンズ、および絞り調整機構を制御する。
このようにして、画角、焦点、および明るさを設定した後、撮影者はトリガースイッチ105を操作して映像の記録を開始する。トリガースイッチ105の操作によって、システム制御部113は映像を記録媒体114に記録する。さらに、システム制御部113は内蔵マイク106で集音した音声を映像と同期させて記録媒体114に記録する。
図3は、図1に示す操作リング部の構造を説明するための図である。そして、図3(a)は操作リング部を分解して示す斜視図であり、図3(b)は操作リング部を破断して示す図である。なお、図3(a)に示す例では、操作リング部を光軸110方向に分解した状態が示されている。
操作リング部はベース部材116、117、118、および119を有している。ベース部材(規制部材)116、117、118、および119は操作リング107、108、および109の回転運動を規制するとともに、操作リング107、108、および109をカメラ100に一体的に固定するために用いられる。なお、以下の説明では、ベース部材116、117、118、および119をそれぞれフォーカスリングベース116、ズームリングベース117、絞りリングベース118、およびレンズベース119と呼ぶことがある。
図示のように、被写体側からフォーカスリングベース116、フォーカスリング107、ズームリングベース117、ズームリング108、絞りリングベース118、絞りリング109、レンズベース119の順に重ねて組み立て固定する。組み立て固定の後、操作リング部の内部に撮像レンズ101を貫通させて、操作リング部をカメラ100に固定する。
フォーカスリングベース116とズームリングベース117とが固定されて、フォーカスリングベース116とズームリングベース117とによってフォーカスリング107が挟まれて光軸方向に保持される。フォーカスリング107の内周面107−1とフォーカスリングベース116の円筒外周面116−1とが嵌合して、フォーカスリング107のラジアル方向の動きを規制する。そして、フォーカスリング107は360度に亘って回転可能である。
同様にして、ズームリングベース117と絞りリングベース118とが固定されて、ズームリングベース117と絞りリングベース118とによってズームリング108が挟まれて光軸方向に保持される。ズームリング108の内周面108−1とズームリングベース117の円筒外周面117−1とが嵌合して、ズームリング108のラジアル方向の動きが規制される。後述するように、ズームリング108はその回転位相が規制される。
絞りリングベース118とレンズベース119とが固定されて、絞りリングベース118とレンズベース119とによって絞りリング109が挟まれて光軸方向に保持される。絞りリング109の内周面109−1と絞りリングベース118の外周面118−1とが嵌合して、絞りリング109のラジアル方向の動きが規制される。そして、絞りリング109は360度に亘って回転可能である。
図4は、図3に示すズームリングおよび絞りリングベースを説明するための断面図である。そして、図4(a)は光軸に直交する平面でズームリングおよび絞りリングベースを破断した状態を示す図である。また、図4(b)は図4(a)に示す矢印AおよびBの方向から見た状態を示す図である。なお、図4(a)において、左側が被写体側であり、右側がカメラ側である。
ズームリング108にはその内周面にガイド溝108−2が形成されており、絞りリングベース118にはストッパ(規制部材)118−2として用いられる突起形状部が形成されている。ズームリング108に形成されたガイド溝108−2は内周面の一部に亘って形成されており、その結果、ガイド溝108−2は範囲(位相)108−3を有している。図示の例では、位相108−3は角度100度に規定されている。
絞りリングベース118に形成されたストッパ118−2はその周囲に位置する円弧に対して位相118−3の範囲において部分的に凸状である。図示の例では、位相118−3は角度10度に規定されている。
ズームリング108を絞りリングベース118にその位相を合わせて組み込むと、ストッパ118−2がガイド溝108−2にはまる。この結果、ストッパ118−2はガイド溝108−2で規定される範囲でのみ回転可能となる。つまり、ストッパ118−2が回転可能な位相がガイド溝108−2によって規制される。図示の例では、ズームリング108は角度90度の範囲で回転可能となる。
図5は、図3に示すフォーカスリングの回転を検出する検出部を説明するための図である。そして、図5(a)はフォーカスリングをカメラ側から見た図であり、図5(b)は検出部であるエンコーダを示す斜視図である。なお、図5(a)においては、説明の便宜上ズームリングベース117よりも後側に位置する部品が省略されている。
図示のように、フォーカスリング107の内周面には歯車107−2が形成されている。そして、フォーカスリングベース116にはエンコーダ120がねじ止めによって固定されている。
エンコーダ120には回転検出部120−2が備えられており、当該回転検出部120−2には図中上方向に延びる軸120−1が設けられている。また、回転検出部120−2には電気接点部120−3が備えられている。回転検出部120−2は、例えば、磁気式又は光学式などの検出素子を有しており、軸120−1の回転を検出する。そして、回転検出部120−2は軸120−1の回転量に応じた電気信号を電気接点部120−3によってFPC又はワイヤーを介して信号処理部112に送る。
軸120−1にはピニオンギア120−4が圧入・固定され、ピニオンギア120−4はフォーカスリング107に形成された歯車107−2と噛み合っている。ピニオンギア120−4および歯車107−2は伝達機構を構成する。
フォーカスリング107を回転させると、ピニオンギア120−4を介してその回転がエンコーダ120によって検出され、エンコーダ120は回転量に応じた電気信号を信号処理部112に送る。そして、システム制御部113は信号処理部112を介して当該電気信号を受けて、電気信号に応じて、つまり、回転量に応じて撮像レンズ101を動作させる。
図6は、図3に示すズームリングの回転を検出するための検出部を説明するための図である。なお、図6においては、ズームリング108をカメラ側から見た斜視図である。ここでは、説明の便宜上ズームリング108、ズームリングベース117、エンコーダ121、およびポテンショメータ122のみが示されている。
ズームリング108の内周面には全周に亘って歯車108−4が形成されている。また、ズームリングベース117にエンコーダ121がねじ止めによって固定されている。ズームリング108の検出に用いるエンコーダ121は、エンコーダ120と同様の構造を有している。
ズームリング108を回転させると、その回転がエンコーダ121によって検出され、エンコーダ121は回転量に応じた電気信号を信号処理部112に送る。そして、システム制御部113は信号処理部112を介して当該電気信号を受けて、電気信号に応じて、つまり、回転量に応じて撮像レンズ101を動作させる。
また、図示の例では、ポテンショメータ122がズームリングベース117にねじ止めによって固定されている。図示はしないが、ポテンショメータ122は、エンコーダ120と同様に軸、当該軸に取り付けられたピニオン、および電気接点部を有している。ズームリング108に形成された歯車108−4とポテンショメータ122に備えられたピニオンが噛み合い、ズームリング108の回転に応じて、ポテンショメータ122が回転する。そして、ポテンショメータ122はズームリング108の位相に応じた電気信号を信号処理部112に送る。
このように、ズームリング108の回転検出にはエンコーダ121およびポテンショメータ122が用いられる。エンコーダ121には磁気式又は光学式の検出素子が備えられ、これによって、高精度でズームリング108の回転を検出する。そして、ズームリング108を回転させると、システム制御部113はその回転量に応じた電気信号を処理して撮像レンズ101を駆動する。
一方、ポテンショメータ122は可変抵抗などの検出素子を有しており、おおまかにズームリング108の回転位置(単に位置ともいう)を検出する。ここでは、カメラ100の電源をオンした際に、ポテンショメータ122によってまずズームリング108の位置を検出する。そして、システム制御部113は当該ズームリング108の位置に応じて撮像レンズ101を駆動する。さらに、エンコーダ121による検出結果に応じて、システム制御部113はズームリング108の回転に応じた画角に撮像レンズ101を駆動する。
操作リング部を組み立てる際には、図3に示すように、まず、光軸を合わせてフォーカスリングベース116にフォーカスリング107をカメラ側から挿入する。続いて、ズームリングベース117をカメラ側から挿入して、フォーカスリングベース116とズームリングベース117とを互いにねじで締結する。そして、ズームリング108を、光軸を合わせてカメラ側から挿入する。
図7は、図3に示すフォーカスリングベース、フォーカスリング、ズームリングベース、およびズームリングを組み立てた状態を示す斜視図である。
上述のようにして、ズームリング108まで組立てた状態が図7に示す組立体124である。この組立体124においては、組立方向から見てズームリング108は手前側、フォーカスリング107は奥側となる。
ここで、フォーカスリング107の回転を検出するエンコーダ120とズームリング108の回転を検出するエンコーダ121およびポテンショメータ122とをカメラ側から挿入する。エンコーダ120および121とポテンショメータ122とは同一のFPC(配線)125に接続される。そして、エンコーダ120および121とポテンショメータ122とは軸に対して垂直に設けられた固定板をフォーカスリングベース116又はズームリングベース117にねじ123によってそれぞれ2か所が締結される。
FPC125を組み込む際には、エンコーダ120および121とポテンショメータ122が備えられているので、FPC125がもつれ易い。一方、上述のように、エンコーダ120および121とポテンショメータ122とを同一工程において同一方向から纏めて組み付ければ、FPC125のもつれを防止することができる。さらには、FPC125の破断などによる接続不良を回避することができる。
図8は、図7に示すエンコーダおよびポテンショメータの配置の一例を示す図である。なお、ここでは、説明の便宜上、エンコーダ120、エンコーダ121のピニオンギア121−1、およびポテンショメータ122のピニオンギア122−1が示されている。
図示のように、フォーカスリング107に形成された歯車107−2にはピニオンギア120−4が係合する。また、ズームリング108に形成された歯車108−4にはピニオンギア121−1およびピニオンギア122−1が係合する。ここでは、ピニオンギア121−1とピニオンギア122−1とを、90度以上の角度108−5をもって配置する。図示の例では、100度としている。
前述のように、ズームリング108については、90度の回転規制があるので、ズームリングを0度〜90度まで回転させた際には、エンコーダ121が係合する歯車108−4の範囲は角度範囲108−6となる。一方、ポテンショメータ122が係合する歯車108−4の範囲は角度範囲108−7となる。
ズームリング108を操作することによって、歯車がかみ合う際の摩擦に応じた摩耗が歯車には生じるものの、角度範囲108−6および108−7は重複していないので、局所的な摩耗を防止することができる。
また、ズームリング108を0度〜90度までの全域で回転させた際、角度範囲108−6は角度範囲108−8を通過する。さらに、ズームリングを全域で回転させた際には、角度範囲108−7は角度範囲108−9を通過する。
一方、ズームリング108を全域で回転させても、エンコーダ121およびポテンショメータ122が係合する歯車が通過しない角度範囲108−10が存在する。よって、ここでは、エンコーダ120を角度範囲108−10に配置する。
組立方向から見て、奥側にあるエンコーダ120を組立てる際には、手前側のズームリング108の歯車108−4の近傍をエンコーダ120が通過する。組立軌跡上にある歯車はエンコーダなどと係合する歯車が通過しない角度範囲108−10にあるので、操作リング部の機能を阻害することはない。
さらに、エンコーダ120を固定するねじ123の締結箇所を、角度範囲108−10に配置する。これによって、ねじを締結する際にズームリングの側から挿入されるドライバーなどの軸が手前側の歯車108−4の近傍を通過するものの、エンコーダなどと係合する歯車が通過しない角度範囲108−10であるので、組立によって操作リング部の機能を阻害することはない。
[第1の実施形態の変形例]
ここで、上述の第1の実施形態の変形例について説明する。
図9は、図7に示すエンコーダおよびポテンショメータの配置の他の例を示す図である。なお、ここでは、ズームリング108については、120度の回転規制があるものとし、120度の回転規制の際の歯車の使用範囲が示されている。
ズームリング108に係合するエンコーダ121のピニオンギア121−1とポテンショメータ122のピニオンギア122−1とを、120度以上の角度間隔108−5で配置する。ここでは、角度間隔108−5は130度である。ズームリング108は120度の回転規制があるので、エンコーダ121が係合する歯車108−4の角度範囲は角度範囲108−11である。ポテンショメータ122が係合する歯車108−4の角度範囲は角度範囲108−12である。
ズームリング108の操作に応じて、歯車の噛み合いによる摩擦によって摩耗が生じるものの、図示のように、エンコーダに係る角度範囲108−11とポテンショメータに係る角度範囲108−12とは重複しない。このため、歯車の局所的な摩耗を防ぐことができる。
さらに、ズームリング108を全域で回転させた際、角度範囲108−11は角度範囲108−13を通過する。また、ズームリングを全域で回転させた際、角度範囲108−12は角度範囲108−14を通過する。ズームリング108を全域で回転させると、ポテンショメータ122が係合する歯車のみが通過し、エンコーダ121が係合する歯車が通過しない角度範囲108−15が存在する。よって、フォーカスリング107のエンコーダ120を角度範囲108−15に配置する。
これによって、組立方向から見て、奥側にあるエンコーダ120を組立てる際に、手前側のズームリング108の歯車の近傍をエンコーダ120が通過する。一方、組立軌跡上にある角度範囲108−15の歯車はポテンショメータ122とのみ係合する歯車である。
上述のように、エンコーダ121は高精度でズームリング108の回転を検出し、ポテンショメータ122はおおまかにズームリング108の位置を検出する。よって、ポテンショメータ122のみが係合する角度範囲108−15にフォーカスリングのエンコーダを配置すれば、精度が高いエンコーダ121が係合する歯車を傷つけることがないので、操作リング部の機能が阻害されることはない。
このように、本発明の実施の形態では、同一のFPCに接続された回転検出用センサを組み立てる際に、FPCの絡まりを防ぐために回転検出用センサを同一の方向からり組み立てる。さらに、複数の操作リングで用いられる回転検出用センサを同一の工程で組み立てる。このため、前方の操作リングに付属する回転検出用センサが後方に位置する操作リングの歯車と重なる場合には、後方に位置する歯車又は検出精度が低いセンサの位置に応じて前方の操作リングの回転検出用センサを配置する。これによって。組立の際の破損による組立不良を防止することができる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
107 フォーカスリング
108 ズームリング
109 絞りリング
116 フォーカスリングベース
117 ズームリングベース
118 絞りリングベース
119 レンズベース
120,121 エンコーダ
122 ポテンショメータ
125 FPC

Claims (8)

  1. 所定の軸に沿って並列に配置され、前記軸を中心として回転可能な第1の操作リングおよび第2の操作リングを少なくとも有する操作リング部を備える光学機器であって、
    前記第1の操作リングの回転を検出する第1の検出部と、
    前記第2の操作リングの回転を検出する第2の検出部と、
    前記第2の操作リングの回転に応じて移動し前記第2の操作リングの回転を前記第2の検出部に伝達する伝達機構と、
    前記第2の操作リングの回転の範囲を所定の角度範囲に規制する規制部材と、を有し、
    前記操作リング部を組み立てる際、前記第1の検出部および前記第2の検出部が同一の方向から挿入され、前記第1の検出部は前記角度範囲を除く範囲に配置されることを特徴とする光学機器。
  2. 前記伝達機構は前記第2の操作リングに設けられた第1の歯車と、前記第2の検出部に設けられ前記第1の歯車と噛み合う第2の歯車とを有し、
    前記第1の検出部は前記第1の歯車が通過はない範囲に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記第1の歯車は前記第2の操作リングの内周面に沿って形成されており、前記第2の歯車は、前記第2の操作リングの回転に応じて前記内周面に沿って移動することを特徴とする請求項2に記載の光学機器。
  4. 前記第2の操作リングの回転を検出する第3の検出部を有し、
    前記伝達機構は、さらに前記第3の検出部に設けられ第1の歯車と噛み合う第3の歯車を有しており、
    前記第3の歯車と前記第2の歯車とが移動する範囲は前記内周面において異なることを特徴とする請求項3に記載の光学機器。
  5. 前記第1の検出部は、前記第3の歯車および前記第2の歯車が通過はない範囲に配置されることを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
  6. 前記第2の検出部は、磁気又は光学によって前記第2の操作リングの回転を検出するエンコーダであり、
    前記第3の検出部は抵抗によって前記第2の操作リングの回転位置を検出するポテンショメータであることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学機器。
  7. 前記第1の操作リングおよび前記第2の操作リングの回転に応じた処理を行う制御部を有し、
    少なくとも前記第1の検出部および前記第2の検出部の出力は同一の配線によって前記制御部に接続されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学機器。
  8. 前記光学機器は、撮像レンズユニットを備える撮像装置であり、
    前記第1の操作リングおよび前記第2の操作リングは前記撮像レンズユニットの光軸を前記所定の軸として前記撮像レンズユニットの外周に沿って配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光学機器。
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