JP2022052536A - マウントアダプタ、及びカメラシステム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022052536000001
【課題】撮像面に対して簡易的に交換レンズをシフトさせて撮影することのできるマウントアダプタを提供する。
【解決手段】カメラ本体とレンズ装置の間に配置されるマウントアダプタであって、カメラ本体に取り外し可能に装着される第1マウント部材と、レンズ装置に取り外し可能に装着される第2マウント部材と、第1マウント部材と第2マウント部材とを連結する中間部材と、を備え、中間部材は周方向に回転可能であり、中間部材を回転することで、第2マウント部材が、第1マウント部材との所定の相対的な回転姿勢を保ちながら第1マウント部材に対してシフトするように構成したことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、マウントアダプタ、及びカメラシステムに関する。
従来、カメラ本体(カメラボディ)とカメラ本体に着脱可能な交換レンズ(レンズ装置)とを備えるレンズ交換式のカメラシステムがある。このレンズ交換式のカメラシステムにおいては、カメラ本体に装着される交換レンズを変更することにより、様々な種類の光学系を介しての撮像が可能である。交換レンズによっては、例えば、あおり撮影が可能ないわゆるTSレンズなど偏芯機構を設けてレンズを撮像面に対してシフトさせるものがある。
また、従来の方式とは異なる新しいレンズ交換式のカメラシステムが開発されている。この新しいレンズ交換式のカメラシステムのカメラ本体に、既存のカメラシステムの交換レンズを装着させて機能させるために、カメラ本体と交換レンズの間にアダプタを挿入させ、アダプタを介してカメラ本体と交換レンズを接続させるような場合がある。このようなアダプタはマウントアダプタと呼ばれ、中には、例えば特許文献1にあるように、カメラ本体と交換レンズの光軸をずらした構成のアダプタがある。
特許第5453811号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術は、カメラ本体と交換レンズとのメカ的な干渉防止のための構成であり、TSレンズのように撮像面に対して光軸を所定の可変量だけシフトさせて撮影することができない。また、TSレンズの構成をマウントアダプタに搭載すると、部品数が増え複雑化し、コストアップにつながってしまう。
そこで、本発明の目的は、例えば、撮像面に対して簡易的に交換レンズをシフトさせて撮影することのできるマウントアダプタを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのマウントアダプタは、カメラ本体とレンズ装置の間に配置されるマウントアダプタであって、カメラ本体に取り外し可能に装着される第1マウント部材と、レンズ装置に取り外し可能に装着される第2マウント部材と、第1マウント部材と第2マウント部材とを連結する中間部材と、を備え、中間部材は周方向に回転可能であり、中間部材を回転することで、第2マウント部材が、第1マウント部材との所定の相対的な回転姿勢を保ちながら第1マウント部材に対してシフトするように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、撮像面に対して簡易的に交換レンズをシフトさせて撮影することのできるマウントアダプタを提供することができる。
実施例に係るカメラシステムの全体を示す概念図である。 実施例に係るマウントアダプタの断面の一例を示した図である。 実施例に係る第1マウントユニットの断面の一例を示した図である。 実施例に係る第2マウントユニットの断面の一例を示した図である。 実施例に係る中間部材の断面の一例を示した図である。 実施例に係る回転規制突起の一例を示した図である。 実施例に係る回転規制溝の一例を示した図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について実施例を用いて説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略ないし簡略化する。
図1は、本実施例のカメラシステムを例示している図である。図1に示しているように本実施例のカメラシステムはカメラ本体10と、交換レンズ(光学機器、レンズ装置)20と、アダプタ(マウントアダプタ)100が構成されている。
カメラ本体10はレンズ交換をすることが可能な、例えば一眼レフカメラやミラーレスカメラ等の本体である。カメラ本体10は、撮像素子、制御部(カメラ本体側CPU)、レリーズボタン、主電源及び画像記録用メディア等を含みうる。
撮像素子は、撮像光学系を通過した光束により形成された被写体像を撮像(光電変換)する。カメラ本体側CPUは、カメラ本体10内の各種装置の動作を制御する。レリーズボタンは、2段押しの構成を有する部材である。レリーズボタンの1段目をSW1と呼び、2段目をSW2と呼ぶ。SW1では、撮影スタンバイからの復帰や、手ぶれ補正開始、オートフォーカスの開始、測光の開始などの撮影開始準備の指示を行う。SW2では、撮影を行い画像記録用メディアへの画像の記録指示を行う。
また、カメラ本体10の不図示の接点部及び後述するアダプタ100の第1接点部材103と第2接点部材104を介して交換レンズ20に電力の供給や、その他撮影情報等の通信を交換レンズ側CPUと行う。
交換レンズ20は、カメラ本体10のフランジバックに適合した、カメラ本体10に対して着脱可能であって、複数の変倍光学系を備える交換レンズである。交換レンズ20は、絞りユニット、絞り駆動源、像ぶれ補正ユニット、像ぶれ補正駆動源、ジャイロセンサ、制御部(交換レンズ側CPU)、像ぶれ補正駆動源、絞り駆動源、フォーカス駆動源等も含みうる。
絞りユニット(光量調整装置)は、所定の光学系に入射して撮像素子へ導かれる光量を調節する装置である。絞り駆動源は、絞りユニットの駆動源である。像ぶれ補正ユニット(像ぶれ補正装置)は、例えば、手ぶれ等による画像の乱れを補正する。像ぶれ補正駆動源は、像ぶれ補正ユニットの駆動源である。ジャイロセンサ(角速度センサ)は、例えば、手ぶれ等による振動成分を検知するセンサである。
交換レンズ側CPUは、交換レンズ20全体の駆動を統括的に制御することや計算を行う。像ぶれ補正制御を行う際には、交換レンズ側CPUがジャイロセンサの検出値を用いて、ぶれ補正量を算出し、像ぶれ補正駆動源に指示を送る。光軸をx方向とした場合に対して直交する軸である、y方向(ヨー方向)、p方向(ピッチ方向)に像ぶれ補正ユニットを駆動させることで、ぶれ補正を行う。ここで、光軸とは交換レンズ20の光学系の光軸をいう。また、交換レンズ側CPUは、交換レンズ20またはカメラ本体10の保持状態をジャイロセンサの検出値から判断する。
図2は、本実施例におけるアダプタ100を例示している断面図である。アダプタ100は前述したように、カメラ本体10と交換レンズ20との間に配置され、交換レンズ20及びカメラ本体10に取り付け(接続)可能なアダプタである。また、アダプタ100は、カメラ本体10と交換レンズ20とを電気的に接続するカメラアクセサリでもある。なお、アダプタ100内にCPUを設けて信号変換等を行ってもよい。
本実施例におけるアダプタ100は、第1マウントユニット(第1マウント部材)105と、第2マウントユニット(第2マウント部材)106と、回転規制部材(第1の部材)108と、中間部材109とを含みうる。
図3は、本実施例における第1マウントユニット105を例示している断面図である。本実施例において第1マウントユニット105は、カメラ本体10側におけるマウントである。
第1マウントユニット105は、第1マウント101と、第1接点部材103と、当接部105аと、接続部105bと、回転規制突起105cとを備えうる。第1マウント101は、カメラ本体10側に設けているマウントであって、カメラ本体10と着脱可能に構成される。当接部105аは、後述する第2マウントユニット106の当接部106аと当接する位置に構成される。
接続部105bは、第1マウントユニット105の外周に設けられ、後述する回転規制部材108と結合する。また、接続部105bは、第1マウントユニット105の光軸に直行した外周方向に突出している。回転規制突起(突起部)105cは、後述する第2マウントユニット106の回転規制溝(溝部)106cと係合するように構成される略円筒形状の突起である。また、第1マウントユニット105は、第1マウント101と第1接点部材103を保持している。
図4は、本実施例における第2マウントユニット106を例示している断面図である。本実施例において第2マウントユニット106は、交換レンズ20側におけるマウントである。
第2マウントユニット106は、第2マウント102と、第2接点部材104と、当接部106аと、バヨネット部106bと、回転規制溝106cとを備えうる。第2マウント102は、交換レンズ20側に設けているマウントであって、交換レンズ20と着脱可能に構成される。当接部106аは、第1マウントユニット105の当接部105аと当接する位置に構成される。
バヨネット部106bは、後述する中間部材109のバヨネット部109cとバヨネット結合する。回転規制溝106cは、円周に沿った方向に形成された略円弧形状をしている溝であり、第1マウントユニット105の回転規制突起105cと係合するように構成される。また、第2マウントユニット106は第2マウント102と第2接点部材104を保持している。
回転規制部材108は、第1マウントユニット105と中間部材109との間に配置され、後述する中間部材109の周方向における回転を規制(制限)するための部材である。回転規制部材108は光軸を中心とする略円筒形状に構成されうる。また、回転規制部材108は、中間部材109と結合するための結合部(回転規制部材108側の螺合部)を内周側に備えている。
回転規制部材108は、カメラ本体10側に接続部108aを備え、接続部108aは第1マウントユニット105の接続部105bと接続される。そして、第1マウントユニット105に対して、回転規制部材108は周方向に駆動可能(光軸周りに回転可能)に構成される。
図5は、本実施例における中間部材109を例示している断面図である。中間部材109は、第1マウントユニット105と第2マウントユニット106との間に配置され、第1マウントユニット105と第2マウントユニット106とを連結する。中間部材109は、バヨネット部109cを備えうる。バヨネット部109cは、第2マウントユニット106のバヨネット部106bとバヨネット結合する。また、中間部材109は、回転規制部材108と結合するための結合部(中間部材109側の螺合部)を外周側に備えている。
また、中間部材109は、図5に例示しているように、第1マウントユニット105側(第1マウント部材側)の軸109aと第2マウントユニット106側(第2マウント部材側)の軸109bとがずれるように構成される。即ち、第1マウントユニット105側の中心軸と第2マウントユニット106側の中心軸とが同一軸上にはなく、偏心(シフト)した構成としている。
以下、図2から図5を参照し本実施例におけるアダプタ100の構成について詳細に説明する。
アダプタ100は、前述したように第1マウントユニット105に備える第1マウント101を介してカメラ本体10に取り外し可能に接続される。さらに、アダプタ100は第1マウントユニット105に備える第1接点部材103を介して、カメラ本体10の接点部材(不図示)とも接続する。これによりカメラ本体10と電気的にも接続される。
また、アダプタ100は前述したように第2マウントユニット106に備える第2マウント102を介して交換レンズ20に取り外し可能に接続される。さらに、アダプタ100は第2マウントユニット106に備える第2接点部材104を介して交換レンズ20の接点部材(不図示)とも接続する。これにより交換レンズ20と電気的にも接続される。このように、第1接点部材103をカメラ本体10と接続し、第2接点部材104を交換レンズ20にそれぞれ接続することで、カメラ本体10と交換レンズ20はアダプタ100を介して通信を行うことができる。
第1接点部材103として、例えばカメラ本体10用の接点ブロック等がある。また、第2接点部材104として、例えば交換レンズ20用の接点ピン等がある。
また、第1接点部材103と第2接点部材104は電気的にフレキ107によって接続している。なお、第1接点部材103の第1マウントユニット105に対する位相と、第2接点部材104の第2マウントユニット106に対する位相は略同位相に配置されている。これにより、第1接点部材103と第2接点部材104間の距離が短くなるため、フレキ107の引き回しを効率よく配置できる。これにより、余分な配線や部品等を設けることなく、コストダウンに繋げることができる。
中間部材109に設けられているバヨネット部109cと、第2マウントユニット106に設けられているバヨネット部106bとはそれぞれバヨネット結合する。これにより第2マウントユニット106は中間部材109に固定される。また、中間部材109の結合部と回転規制部材108の結合部とを結合することで、中間部材109に回転規制部材108が固定される。また結合に際し、本実施例ではそれぞれを螺合させることで結合させる。そのため、例えば中間部材109側の結合部を雄ネジの構成とした場合は、回転規制部材108側の結合部を雌ネジの構成とする。
そして、中間部材109を回転規制部材108に結合させた後、回転規制部材108を周方向に回転、本実施例においては時計回りに回転させることで、第1マウントユニット105を光軸方向に移動させることができる。ここで、光軸方向とはレンズ装置の光軸に沿った方向をいう。具体的には、回転規制部材108を周方向に回転させることで、第1マウントユニット105はカメラ本体10側から見て被写体側の方向へ光軸に沿って移動する。そして、第1マウントユニット105が一定の距離を移動することで、第1マウントユニット105の当接部105аが第2マウントユニット106の当接部106аに接触し、係合する。なお、本実施例において中間部材109の回転は使用者が手動で回転させる。
当接部106аに係合した後にさらに回転規制部材108を周方向に回転することで当接部106аに力が加わり、付勢力が発生する。これにより、中間部材109のバヨネット部109cと第2マウントユニット106のバヨネット部106bにも力が加わる。
上記の力により、それぞれの部品の周方向に摩擦力を発生させることができ、中間部材109の周方向の回転を制限(規制)することができる。
なお、回転規制部材108を上記の回転方向とは逆の方向に回転(反時計回りの回転)させることで、第1マウントユニット105はカメラ本体10側の方向へ光軸に沿って移動する。これにより、第1マウントユニット105の当接部105аは第2マウントユニットの当接部106аから離れるため、それぞれの部品の周方向に摩擦力は発生せず、中間部材109が周方向に回転することができる。このように、回転規制部材108を使用することで中間部材109の周方向への回転を制限させることができる。
上述のように本実施例では、回転規制部材108を時計回りに回転させることで第1マウントユニット105を被写体側の方向へ光軸に沿って移動させている。しかし、これに限らず、反時計回りの回転とすることで、第1マウントユニット105を被写体側の方向へ光軸に沿って移動させるようにしてもよい。その場合、時計周りの回転とすることで、第1マウントユニット105はカメラ本体10側の方向へ光軸に沿って移動する。
また、本実施例におけるアダプタ100を使用することで、中間部材109を回転させたとしても、第1接点部材103の配置位置に対する第2接点部材104の配置位置の相対的な回転位相は所定範囲内に維持される。以下、図2、図6、及び図7を参照して説明する。図6は、本実施例における回転規制突起105cを例示している図である。図7は、本実施例における回転規制溝106cを例示している図である。
上述したように、第1マウントユニット105に備えられている回転規制突起105cは第2マウントユニット106に備えられている回転規制溝106cと係合するように構成させる。
回転規制突起105cと回転規制溝106cが互いに係合している状態で、中間部材109を周方向に回転させた場合、第1マウントユニット105に対して第2マウントユニット106は、中間部材109の回転方向へ移動する。この際に、中間部材109の回転に連動して、回転規制突起105cが回転規制溝106cを摺動する。これによって、第2マウントユニット106は第2マウントユニット106の中心軸に対して回転しない状態で中間部材109の回転方向に対し移動することができる。つまり、中間部材109を回転させても、第2マウントユニット106が第1マウントユニット105に対し所定の回転姿勢を保ちながら、第1マウントユニット105に対してシフトする。
同様に、第1マウントユニット105についても回転規制突起105cが、回転規制溝106cを摺動するため、第1マウントユニット105は、第1マウントユニット105の中心軸に対して回転しない。これにより、第1接点部材103の第1マウントユニット105における配置位置に対する、第2接点部材104の第2マウントユニット106における配置位置の相対的な回転位相は、中間部材109を回転させたとしても所定範囲内に維持される。これにより、アダプタ100の第2マウントユニット106に接続している交換レンズ20も交換レンズ20の中心軸に対して回転しない状態で中間部材109の回転方向に対してシフトする。したがって、中間部材109を回転させたとしても常に正面から見た正立姿勢のカメラ本体10の真上と交換レンズ20の真上を同じ向きに向けることができる。
ここで、カメラ本体10側から被写体側を見た際に中間部材109が真上にシフトしている状態の角度を0°として、カメラ本体10側から被写体側を見た際に中間部材109が真横にシフトしている状態の角度を90°とする。本実施例では、中間部材109を回転させることで、真上にシフトしている状態から真横にシフトしている状態となるようすることができる。したがって、交換レンズ20をTSレンズのように自由に撮像面に対してシフトさせて撮影することができる。なお、中間部材109の回転角度は、少なくとも90°回転できるように構成すればよいが、これに限らない。
また、回転規制突起105cは第1マウントユニット105または第2マウントユニット106のいずれか一方に設けていればよく、回転規制溝106cも第1マウントユニット105または第2マウントユニット106のいずれか一方に設けていればよい。つまり、いずれか一方に設けた回転規制突起105cと回転規制溝106cとが互いに係合するように構成されていればよい。
また、中間部材109を周方向に回転した際の回転角度が分かる機能を中間部材109に設けるようにしてもよい。例えば、中間部材109の外周側で周方向の沿った位置に目盛を設けて、中間部材109を回転させた際に現在の回転角度を目視で確認できるようにしてもよい。
また、例えば中間部材109の内部または外部に、中間部材109を回転した際の回転角度を計測することのできるセンサ(計測部)等を設けてもよい。さらに、センサ等に加えカメラ本体10や交換レンズ20に表示画面(表示部)を設け、センサ等によって計測されている回転角度を表示画面上に表示するようにしてもよい。
また、本実施例においては、前述のように中間部材109を周方向に回転させるには使用者が手動で中間部材109を回転する必要がある。しかしこれに限らず、例えば、中間部材109の内部または外部に駆動機構(駆動部)を設け、カメラ本体10または交換レンズ20側に中間部材109の周方向における回転角度を調整する角度調整機能を設けるようにしてもよい。
角度調整機能として、操作ボタン等、例えばシーソースイッチを設けるようにしてもよい。当該シーソースイッチは中間部材109を時計回りの方向に回転させる第1スイッチと、反時計回りの方向に回転させる第2スイッチを有する。ここで、例えば第1スイッチを操作した場合、中間部材109を時計回りに回転させるための信号を生成する。生成した信号は、カメラ側CPUが受信した後、この信号を駆動信号として生成して、駆動機構に対し送信する。そして駆動機構は、この駆動信号に応じて動作を開始する。第2スイッチの操作においても同様である。
これによって、中間部材109の周方向の回転角度を調整することができる。また、上記の操作を操作ボタン以外で、例えばタッチパネルをカメラ本体10または交換レンズ20に設けるようにしてもよい。この場合、タッチパネルを操作することで、上記のように駆動機構を動作させる信号を生成し、駆動機構を動作させることで中間部材109を回転させて、中間部材109の回転角度を調整できるようにしてもよい。
このように前述した構成により、中間部材109が周方向に回転することで撮像面に対して中間部材109のシフトする方向を簡易的に真上や真横など自由に変更することができるため、撮影の自由度が増える。また、中間部材109を回転させたとしても、第1接点部材103の配置位置に対する第2接点部材104の配置位置の相対的な回転位相は、所定範囲内に維持されるため、交換レンズ20の裏蓋が矩形の場合、ケラレる量を最小限に抑えることができる。さらに、中間部材109の回転による第1接点部材103と第2接点部材104の相対的な回転位相は、上述したように所定範囲内に維持されるため、フレキ107の引き回しが効率よく配置できる。
以上のように、本実施例では、撮像面に対して簡易的に交換レンズをシフトさせて撮影することのできるアダプタ100を提供することができる。
以上、本発明をその好適な実施例に基づいて詳述してきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
10 カメラ本体
20 交換レンズ
100 アダプタ
108 回転規制部材
109 中間部材
105c 回転規制突起
106c 回転規制溝

Claims (12)

  1. カメラ本体とレンズ装置の間に配置されるマウントアダプタであって、
    前記カメラ本体に取り外し可能に装着される第1マウント部材と、
    前記レンズ装置に取り外し可能に装着される第2マウント部材と、
    前記第1マウント部材と前記第2マウント部材とを連結する中間部材と、を備え、
    前記中間部材は周方向に回転可能であり、
    前記中間部材を回転することで、前記第2マウント部材が、前記第1マウント部材との所定の相対的な回転姿勢を保ちながら前記第1マウント部材に対してシフトするように構成したことを特徴とするマウントアダプタ。
  2. 前記第1マウント部材は、前記カメラ本体と電気的に接続される第1接点部を備えることを特徴とする請求項1に記載のマウントアダプタ。
  3. 前記第2マウント部材は、前記レンズ装置と電気的に接続される第2接点部を備えることを特徴とする請求項1に記載のマウントアダプタ。
  4. 前記第1接点部の配置位置に対する前記第2接点部の配置位置の相対的な回転位相は、前記中間部材を回転させたとしても所定範囲内に維持されることを特徴とする請求項2または3に記載のマウントアダプタ。
  5. 前記中間部材の回転により、前記第1マウント部材側の中心軸に対して前記第2マウント部材側の中心軸がずれるように構成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のマウントアダプタ。
  6. 前記第1マウント部材と前記中間部材に結合する、周方向に回転可能な第1の部材を更に備えることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のマウントアダプタ。
  7. 前記第1の部材を周方向に回転させることで、前記第1マウント部材を光軸方向に沿って移動させ、前記第2マウント部材に係合させることで前記中間部材の回転を規制することを特徴とする請求項6に記載のマウントアダプタ。
  8. 前記第1マウント部材または前記第2マウント部材のいずれか一方は、前記中間部材の回転角度を制限する溝部を備えることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のマウントアダプタ。
  9. 前記中間部材は、少なくとも90°回転できるように構成したことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のマウントアダプタ。
  10. 前記第1マウント部材または前記第2マウント部材のいずれか一方は、前記溝部に係合する突起部を備えることを特徴とする請求項8に記載のマウントアダプタ。
  11. 前記溝部と前記突起部を係合させた状態で前記中間部材を回転させた場合に、前記第1マウント部材及び前記第2マウント部材はそれぞれの中心軸に対して回転しないように構成したことを特徴とする請求項10に記載のマウントアダプタ。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載のマウントアダプタと、
    前記マウントアダプタに取り外し可能に装着されるレンズ装置と、
    前記マウントアダプタに取り外し可能に装着されるカメラ本体と、
    を備えることを特徴とするカメラシステム。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114690514A (zh) * 2022-04-22 2022-07-01 华中科技大学 一种用于Stereo-PIV的相机机身和镜头的转接方法

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CN114690514A (zh) * 2022-04-22 2022-07-01 华中科技大学 一种用于Stereo-PIV的相机机身和镜头的转接方法
CN114690514B (zh) * 2022-04-22 2023-11-14 华中科技大学 一种用于Stereo-PIV的相机机身和镜头的转接方法

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