JP2000075338A - 像振れ補正装置とそれを用いた撮影装置 - Google Patents

像振れ補正装置とそれを用いた撮影装置

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JP2000075338A
JP2000075338A JP10247161A JP24716198A JP2000075338A JP 2000075338 A JP2000075338 A JP 2000075338A JP 10247161 A JP10247161 A JP 10247161A JP 24716198 A JP24716198 A JP 24716198A JP 2000075338 A JP2000075338 A JP 2000075338A
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lens
holding frame
guiding
driving
correction
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Takayuki Hayashi
孝行 林
Naoto Yugi
直人 弓木
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重力方向の可動重量を小さくすることで消費
電力の低減を図り、さらには雲台等を用いずに周辺撮影
を可能にする。 【解決手段】 撮影レンズを保持するレンズ鏡筒と、撮
影レンズの一部でありかつ光軸に対して垂直面内に移動
させることで像振れ補正を行う補正レンズL3と、補正
レンズL3を保持する保持枠5と、保持枠5を第1の方
向に案内する第1の案内手段7a,7bと、保持枠5と
第1の案内手段7a,7bを第2の方向に案内する第2
の案内手段9a,9bと、保持枠5を第1及び第2の方
向に駆動する第1及び第2の駆動手段10a,10b
と、レンズ鏡筒の振れ量を検出する振れ検出手段22
a,22bと、振れ検出手段22a,22bからの信号
に応じて第1及び第2の駆動手段10a,10bを制御
することで補正レンズL3を駆動制御する駆動制御手段
23とを備え、第1の方向を略重力方向にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、消費電力の低減
および監視用や車載用の像振れ補正装置とそれを用いた
撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル方式のビデオムービーの
普及とともに、低消費電力の像振れ補正装置が望まれて
いる。そこで像振れ補正装置においては特開平9−26
9520号公報などの像振れ補正装置が提案されてい
る。従来、像振れ補正装置としては、前述の公報に記載
されたものが知られている。図4に従来の像振れ補正装
置の構造を示す。図4において第2レンズ群101はレ
ンズ枠102に保持されており、レンズ保持枠102は
ピッチング方向及びヨーイング方向の移動をガイドする
ガイド軸103により移動可能に支持されている。ま
た、レンズ枠102には、レンズ枠102をピッチング
方向、ヨーイング方向に駆動するためのコイル104
a,104bが設けられ、このそれぞれのコイル104
a,104bと対向して固定ベース105にはマグネッ
ト106a,106bが設けられコイルに通電すること
により、それぞれの方向に駆動力を発生し、第2レンズ
群101をピッチング方向、ヨーイング方向に駆動す
る。レンズ鏡筒の振れ量を角速度センサ107a,10
7bに検出し、この検出信号に応じてコイル104a,
104bに通電し、像振れ補正を行う構成にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
像振れ補正装置においては、次のような問題点があっ
た。補正レンズを保持する保持枠に、補正レンズを2方
向に駆動する2つのコイルを設けて駆動制御しているた
めに、常に重力のかかる方向において、補正レンズと保
持枠と、2つのコイルの重量をキャンセルするために常
時コイルに電流を流して位置制御しなければならず、消
費電力が大きくなるという課題があった。
【0004】また、雲台等に取り付けた監視用などの撮
影装置に本従来例の像振れ補正装置を搭載した場合など
は、従来通り撮影装置全体を雲台等に取り付け撮影しな
ければならず、装置が大型化すると共に消費電力が大き
くなるという課題があった。したがって、この発明の目
的は、可動部の構成を最小とし重力方向にかかる可動部
の重量を低減することで消費電力を低減し、また補正レ
ンズ部の光軸を重力方向と略一致させることにより、重
力方向の可動部重量をキャンセルする電流を流さなくて
もよい構成にすることで、消費電力の低減を図る。さら
に、光軸を変更するための光路変更手段(プリズムな
ど)を補正レンズより物点側に設け、この光路変更手段
を回転させることで、この発明の像振れ補正装置を搭載
した撮影装置の小型化を図ると共に、雲台等を用いずに
周辺撮影を行うことができる像振れ補正装置とそれを用
いた撮影装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明の請求項1記載の像振れ補正装置は、撮影レ
ンズを保持するレンズ鏡筒と、撮影レンズの一部であり
かつ光軸に対して垂直面内に移動させることで像振れ補
正を行う補正レンズと、この補正レンズを保持する保持
枠と、この保持枠を第1の方向に案内する第1の案内手
段と、保持枠と第1の案内手段を第2の方向に案内する
第2の案内手段と、保持枠を第1及び第2の方向に駆動
する第1及び第2の駆動手段と、レンズ鏡筒の振れ量を
検出する振れ検出手段と、この振れ検出手段からの信号
に応じて第1及び第2の駆動手段を制御することで補正
レンズを駆動制御する駆動制御手段とを備え、第1の方
向を略重力方向にしたことを特徴とする。
【0006】このように、補正レンズを保持する保持枠
と、この保持枠を第1の方向に案内する第1の案内手段
と、保持枠と第1の案内手段を第2の方向に案内する第
2の案内手段とを備え、第1の方向を略重力方向にした
ので、略重力方向に駆動する補正レンズを含む可動部の
構成を最小構成にすることができる。このため、略重力
方向にかかる可動重量を低減して、可動重量をセンタ保
持するために必要な電力を低減させることができる。
【0007】請求項2記載の像振れ補正装置は、請求項
1において、保持枠は、補正レンズを保持し第1の案内
手段に案内されるピッチ枠と、第1の案内手段を設け第
2の案内手段に案内されるヨー枠とからなり、ピッチ枠
は第1の駆動手段により駆動され、ヨー枠は第2の駆動
手段により駆動される。このように、保持枠は、補正レ
ンズを保持し第1の案内手段に案内されるピッチ枠と、
第1の案内手段を設け第2の案内手段に案内されるヨー
枠とからなり、ピッチ枠は第1の駆動手段により駆動さ
れ、ヨー枠は第2の駆動手段により駆動されるので、略
重力方向に駆動する補正レンズを含む可動部の構成はピ
ッチ枠とこれを駆動する第1の駆動手段となり、最小構
成にすることができる。
【0008】請求項3記載の像振れ補正装置は、請求項
2において、第1及び第2の方向の補正レンズの位置を
検出するそれぞれ2つの素子からなる第1及び第2の位
置検出手段を有し、第1及び第2の位置検出手段の一方
をピッチ枠とヨー枠の同じ側の面にそれぞれ配置し、他
方を所定の配線を施した同一基板上に配置し、基板をレ
ンズ鏡筒の固定部に固定した。
【0009】このように、第1及び第2の位置検出手段
の一方(LEDなど)をピッチ枠とヨー枠の各可動部の
同じ側の面にそれぞれ配置しているために、他方(PS
Dなど)を所定の配線を施した同一基板上に配置するこ
とができる。このため、部品点数の低減や、配線処理が
容易になるとともに検出素子間の間隔を狭く設定するこ
とができ、検出性能を向上させることができる。
【0010】請求項4記載の像振れ補正装置は、撮影レ
ンズを保持するレンズ鏡筒と、撮影レンズの一部であり
かつ光軸に対して垂直面内に移動させることで像振れ補
正を行う補正レンズと、この補正レンズを保持する保持
枠と、補正レンズの光軸と重力方向が略一致するように
補正レンズより物点側で光軸を曲げる光路変更手段と、
保持枠を光軸に対して垂直平面内に案内する案内手段
と、保持枠を駆動する駆動手段と、レンズ鏡筒の振れ量
を検出する振れ検出手段と、この振れ検出手段からの信
号に応じて駆動手段を制御することで補正レンズを駆動
制御する駆動制御手段とを備えた。
【0011】このように、補正レンズの光軸と重力方向
が略一致するように補正レンズより物点側で光軸を(9
0度)曲げる光路変更手段(プリズム)と、保持枠を光
軸に対して垂直平面内に案内する案内手段とを備えてい
るので、通常撮影状態(撮影方向が地面に対して水平)
において、補正レンズを含む可動部が案内手段により支
持され重力の影響をなくし、消費電力の低減を図ること
ができる。
【0012】請求項5記載の像振れ補正装置は、請求項
4において、案内手段は、保持枠を第1の方向に案内す
る第1の案内手段と、保持枠と第1の案内手段を第2の
方向に案内する第2の案内手段とからなり、駆動手段
は、保持枠を第1及び第2の方向に駆動する第1及び第
2の駆動手段からなり、第1の方向を略パンニング方向
(重力方向かつ被写体方向に対して直交する方向)に配
置した。
【0013】このように、第1の方向(可動重量が小さ
い方)を略パンニング方向に配置することにより、パン
ニング時に発生する角加速度と補正レンズの可動部の慣
性により生じる発生力をキャンセルするために、駆動手
段に反力を発生させる電流を流さなければならないが、
その可動部の重量を最小限に抑えることもしくは、重量
の小さい方向の可動部の移動方向をパンニング方向に配
置することで、駆動手段の小型化及び耐G性能を向上さ
せることができる。
【0014】請求項6記載の像振れ補正装置は、請求項
5において、第1及び第2の方向の補正レンズの位置を
検出するそれぞれ2つの素子からなる第1及び第2の位
置検出手段を有し、第1及び第2の位置検出手段の一方
を保持枠の同じ側の面に配置し、他方を所定の配線を施
した同一基板上に配置し、基板をレンズ鏡筒の固定部に
固定した。
【0015】このように、第1及び第2の位置検出手段
の一方を保持枠の同じ側の面に配置し、他方を所定の配
線を施した同一基板上に配置しているために、他方を所
定の配線を施した同一基板上に配置することができる。
このため、部品点数の低減や、配線処理が容易になると
ともに検出素子間の間隔を狭く設定することができ、検
出性能を向上させることができる。
【0016】請求項7記載の像振れ補正装置は、請求項
4,5または6において、光路変更手段を回転させる第
1の回転手段を有する。このように、光路変更手段を回
転させる第1の回転手段を有するので、光路変更手段を
回転させることで撮影装置の周囲の画像を撮影すること
ができるとともに、レンズの一部のみ回転させることで
消費電力を低減することができる。
【0017】請求項8記載の像振れ補正装置は、請求項
7において、光路変更手段の回転位置を検出する回転位
置検出手段と、第1の回転手段の駆動を制御する制御回
路とを有し、この制御回路は、回転位置検出手段の検出
信号に応じて、駆動制御手段に対する制御ゲインを可変
制御する。このように、光路変更手段が回転すると、光
軸が回転するために、駆動コイル発生力方向と画像の向
きが変化するが、上記のように光路変更手段の回転位置
を検出する回転位置検出手段と、第1の回転手段の駆動
を制御する制御回路とを有し、この制御回路は、回転位
置検出手段の検出信号に応じて、駆動制御手段に対する
制御ゲインを可変制御するので、光路変更手段の回転位
置を検出して、その位置に応じて補正レンズのそれぞれ
の駆動手段への通電量を制御することにより、光路変更
手段が回転しても像振れ補正ができる。さらに、この回
転位置の情報により、CCDによって得られる画像の表
示を制御することにより、違和感ない画像を得ることが
できる。
【0018】請求項9記載の撮影装置は、撮影レンズを
保持するレンズ鏡筒と、撮影レンズの一部でありかつ光
軸に対して垂直面内に移動させることで像振れ補正を行
う補正レンズと、この補正レンズを保持する保持枠と、
この保持枠を略重力方向となる第1の方向に案内する第
1の案内手段と、保持枠と第1の案内手段を略重力方向
に交差する方向となる第2の方向に案内する第2の案内
手段と、保持枠を第1及び第2の方向に駆動する第1及
び第2の駆動手段と、レンズ鏡筒の振れ量を検出する振
れ検出手段と、この振れ検出手段からの信号に応じて第
1及び第2の駆動手段を制御することで補正レンズを駆
動制御する駆動制御手段と、レンズ鏡筒からの光学像を
電気信号に変換する光電変換手段とを備えた。
【0019】このように、補正レンズを保持する保持枠
と、この保持枠を略重力方向となる第1の方向に案内す
る第1の案内手段と、保持枠と第1の案内手段を略重力
方向に交差する方向となる第2の方向に案内する第2の
案内手段とを備えているので、請求項1と同様に略重力
方向に駆動する補正レンズを含む可動部の構成を最小構
成にすることができ、可動部重量をセンタ保持するため
の消費電力を低減できる。
【0020】請求項10記載の撮影装置は、撮影レンズ
を保持するレンズ鏡筒と、撮影レンズの一部でありかつ
光軸に対して垂直面内に移動させることで像振れ補正を
行う補正レンズと、この補正レンズを保持する保持枠
と、この保持枠を第1の方向に案内する第1の案内手段
と、保持枠と第1の案内手段を第2の方向に移動させる
第2の案内手段と、保持枠を第1及び第2の方向に駆動
する第1及び第2の駆動手段と、補正レンズの光軸と重
力方向が略一致するように補正レンズより物点側で光軸
を曲げる光路変更手段と、この光路変更手段を回転させ
る第1の回転手段と、レンズ鏡筒の振れ量を検出する振
れ検出手段と、振れ検出手段からの信号に応じて第1及
び第2の駆動手段を制御することで補正レンズを駆動制
御する駆動制御手段と、レンズ鏡筒からの光学像を電気
信号に変換する光電変換手段と、この光電変換手段を光
軸回りに回転させる第2の回転手段と、この第2の回転
手段と光路変換手段とを同期して回転駆動する同期手段
とを備えた。
【0021】このように、レンズ鏡筒からの光学像を電
気信号に変換する光電変換手段(CCD)と、この光電
変換手段を光軸回りに回転させる第2の回転手段と、こ
の第2の回転手段と光路変換手段(プリズム)とを同期
して回転駆動する同期手段とを備えているので、光路変
更手段の回転を伴う光学像の回転を、光路変更手段に同
期して光電変換手段を回転させることで解消し、画像の
回転もなくなり安定した画像を得ることができる。その
他、請求項4と同様の作用効果がある。
【0022】請求項11記載の撮影装置は、撮影レンズ
を保持するレンズ鏡筒と、撮影レンズの一部でありかつ
光軸に対して垂直面内に移動させることで像振れ補正を
行う補正レンズと、この補正レンズを保持する保持枠
と、この保持枠を第1の方向に案内する第1の案内手段
と、保持枠と第1の案内手段を第2の方向に移動させる
第2の案内手段と、保持枠を第1及び第2の方向に駆動
する第1及び第2の駆動手段と、補正レンズの光軸と重
力方向が略一致するように補正レンズより物点側で光軸
を曲げる光路変更手段と、この光路変更手段を回転させ
る第1の回転手段と、光路変更手段の回転位置を検出す
る回転位置検出手段と、レンズ鏡筒の振れ量を検出する
振れ検出手段と、振れ検出手段からの信号に応じて第1
及び第2の駆動手段を制御することで補正レンズを駆動
制御する駆動制御手段と、レンズ鏡筒からの光学像を電
気信号に変換する光電変換手段と、この光電変換手段か
らの電気信号を所定の映像に変換すると共に回転位置検
出手段の検出信号に応じて画像を回転補正する映像回路
とを備えた。
【0023】光路変更手段が回転することにより、光電
変換手段で電気信号に変換された画像も回転する。そこ
で、上記のようにレンズ鏡筒からの光学像を電気信号に
変換する光電変換手段と、この光電変換手段からの電気
信号を所定の映像に変換すると共に回転位置検出手段の
検出信号に応じて画像を回転補正する映像回路とを備え
ているので、より装置の小型化を可能にするとともに、
安定した撮影像を得ることができる。その他、請求項4
と同様の作用効果がある。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1に基づいて説明する。図1はこの発明の第1の実施の
形態の像振れ補正装置及びそれを用いた撮影装置の部品
構成を示す分解斜視図である。図1において、L1は第
1レンズ群、L2は変倍用の第2レンズ群、L3は像振
れ補正レンズ群、L4は変倍に伴う像面変動の補正及び
合焦の際に光軸上を移動する第4レンズ群であり、これ
らの撮影レンズはレンズ鏡筒に保持される。
【0025】第1レンズ群L1を保持する本体1には、
2本のガイドポール2a,2bの各々の一端を固定して
いる。第2レンズ群L2を保持する2群移動枠3は、2
本のガイドポール2a,2bと摺動することによって光
軸方向に移動可能となっている。また、2群移動枠3
は、駆動用モータ4を回転させることにより、駆動モー
タ4に一体的に設けた送りねじ4aと2群移動枠3に設
けたラック3aが係合することで光軸方向に移動して光
学像を変倍する。
【0026】像振れ補正レンズ群L3は、ピッチ枠5に
保持されており、補正レンズ群L3をヨーイング方向に
移動させるヨー枠6に設けた2本のシャフト(第1の案
内手段)7a,7bをガイドとして、ピッチング方向
(上下、第1の方向)に移動可能になっている。また、
固定ベース8には、2本のシャフト(第2の案内手段)
9a,9bを設けており、ヨー枠6はこの2本のシャフ
ト9a,9bをガイドとしてヨーイング方向(左右、第
2の方向)に移動可能となっている。このとき、ピッチ
枠5とシャフト7a,7bもヨー枠6と一体に移動す
る。
【0027】ピッチ枠5とヨー枠6にはそれぞれコイル
(第1及び第2の駆動手段)10a,10bを一体的に
設けており、このコイル10a,10bに対向した位置
に2極着磁したマグネット11a,11bをヨーク12
a,12bに設け、それぞれのヨーク12a,12bを
固定ベース8に固定している。このマグネット11a,
11bとコイル10a,10bにより、磁気回路を構成
し、コイル10a,10bに通電することで、ピッチ枠
5及びヨー枠6をそれぞれ所定の方向に駆動出来る様に
している。
【0028】さらに、第1及び第2の方向の補正レンズ
L3の位置を検出するそれぞれ2つの素子からなる第1
及び第2の位置検出手段を有する。この場合、ピッチ枠
5及びヨー枠6に、それぞれの枠の位置検出を行うため
にLED13a,13bが同一平面上に位置するように
配置している。このLED13a,13bと対向しかつ
所定の間隔を隔てた位置に位置検出素子(PSD)14
a,14bをプリント基板15を介して固定ベース8の
ボス部8aに固定している。
【0029】第4レンズ群L4は4群移動枠16に固定
されており、4群移動枠16はガイドポール2a,2c
に光軸方向の移動を案内されて設けられている。4群移
動枠16にはコイル(図示せず)が固定され、このコイ
ルとマスターフランジ17に固定されたマグネット18
及びヨーク19により、磁気回路が構成され、コイルに
通電することで4群移動枠16を光軸方向に移動させ、
変倍に伴う像面変動の補正と合焦を行っている。また、
4群移動枠16には所定の着磁がなされたマグネット2
0を設け、そのマグネット20に対向した位置に磁気抵
抗素子(MR素子)21を配置し、4群移動枠16の位
置制御を行う構成としている。レンズ鏡筒の振れを検出
するために2つの角速度センサ(振れ検出手段)22
a,22bをレンズ鏡筒に配置し、この角速度センサ2
2a,22bからの検出信号に応じて制御回路(駆動制
御手段)23によって、ピッチング方向及びヨーイング
方向に補正レンズ群L3を駆動するコイル10a,10
bへの通電量を制御することで像振れ補正を行う。撮影
レンズの焦点面には、レンズ鏡筒からの光学像を電気信
号に変える光電変換手段(図示せず)が設けてある。
【0030】以上のように構成された像振れ補正装置及
びそれを用いた撮影装置について、像振れ補正に関連す
る動作について説明する。角速度センサ22a,22b
からの像振れ検出信号に応じて制御回路23から、ピッ
チング方向及びヨーイング方向に像振れ補正レンズ群を
駆動するコイル10a,10bへの通電量を制御するこ
とで像振れ補正を行う。また、ピッチング方向の制御に
ついては、重力方向と同一移動方向になるために可動部
の重量をキャンセルするようなオフセット電流を付加し
て駆動制御するようにしている。
【0031】以上のように、この実施の形態によれば、
重力と同じ移動方向となるピッチング方向のピッチ枠5
に、補正レンズ群L3と、駆動用コイル10aと位置検
出用のLED13aのみで構成することで重力方向の可
動部の重量を最小限にし、コイル10aへの自重分のキ
ャンセル電流を最低限にする構成にしたことで、消費電
力の低減を図ることができる。
【0032】なお、この実施の形態では、LEDとPS
Dを用いているが、位置検出ができればこれに限定する
ものではない。例えば、所定の間隔に着磁したマグネッ
トと磁気抵抗素子などがある。この発明の第2の実施の
形態を図2に基づいて説明する。図2はこの発明の第2
の実施の形態の像振れ補正装置及びそれを用いた撮影装
置の部分構成を示す分解斜視図である。なお、第1の実
施の形態と同様の構成については省略し、同じ内容の部
材については同一番号を付与する。
【0033】図2に示すように、補正レンズL3より物
点側で第1レンズ群L1の前部には、プリズム(光路変
更手段)30を設け、被写体からの光学像をこのプリズ
ム30により90度光軸を折り曲げている。これにより
補正レンズL3の光軸と重力方向が略一致し、光軸に対
して垂直面内に移動させることで像振れ補正を行う。ま
た、ピッチ枠5およびヨー枠6を光軸に対して垂直平面
内に案内する案内手段と、レンズ鏡筒の振れ量を検出す
る振れ検出手段と、この振れ検出手段からの信号に応じ
て補正レンズを駆動制御する駆動制御手段とを備えてい
る。案内手段は、ピッチ枠5を第1の方向に案内する第
1の案内手段と、ヨー枠6を第2の方向に案内する第2
の案内手段とからなる。ピッチ枠5及びヨー枠6を駆動
する駆動手段は、ピッチ枠5を第1の方向、ヨー枠6を
第2の方向にそれぞれ駆動する第1及び第2の駆動手段
からなり、第1の方向を略パンニング方向(重力方向か
つ被写体方向に対して直交する方向)に配置している。
【0034】また、第1及び第2の方向の補正レンズの
位置を検出するそれぞれ2つの素子からなる第1及び第
2の位置検出手段を有し、第1及び第2の位置検出手段
の一方をピッチ枠5及びヨー枠6にそれぞれ配置し、他
方を所定の配線を施した基板上に配置し、基板をレンズ
鏡筒の固定部に固定している。また、プリズム30は補
正レンズL3の光軸回りに回転出来る様に支持部材(図
示せず)により支持されるとともに、回転の位置検出セ
ンサ(回転位置検出手段)31aを有するモータ(第1
の回転手段)31により回転駆動する構成にしている。
撮影レンズの焦点面には、CCD(光電変換手段)32
が光軸に対して回転可能に設けてあり、プリズム30の
回転に同期してCCD32をモータ(第2の回転手段)
33で回転する構成にしており制御回路23により同期
回転制御を行っている。すなわち、第1の回転手段31
を駆動制御する制御回路23は、回転センサ31aの検
出信号に応じて、振れ検出手段からの信号に対する補正
レンズL3の駆動を行う駆動制御手段に対する制御ゲイ
ンを可変制御する。
【0035】以上のように、この実施の形態によれば、
像振れ補正レンズの移動方向が、重力方向と直交する方
向になるために、ピッチ枠5,ヨー枠6のいずれの可動
部においても重力方向は、シャフト7a,7b、及び9
a,9bにより支持されているため、キャンセル電流を
通電しなくてもよい構成となり、消費電力の低減を図る
ことが出来る。さらに、可動部重量が小さいピッチ枠5
をパンニング方向に配置することで、パンニング時の消
費電力を低減することができる。
【0036】また、プリズム30とCCD32を制御回
路23により同期回転させることにより、振動条件下で
かつ雲台等を使用せずに周囲の撮影像を像振れ補正しな
がらかつ、安定した撮影像を撮ることが出来る。なお、
この実施の形態では、光路変更手段にプリズムを用いて
いるが、光路が変更可能であれば何でも良い。例えば、
ミラーなどがある。
【0037】また、プリズムとCCDの回転を各々のモ
ータを制御回路にて同期を掛けているが、同期部材(歯
車とシャフト等)により同期回転させてもよい。この際
はプリズムとCCDを回転させるモータは何れか1つで
よい。この発明の第3の実施の形態を図3に基づいて説
明する。図3はこの発明の第3の実施の形態の像振れ補
正装置及びそれを用いた撮影装置の部分構成を示す分解
斜視図である。なお、第1,2の実施の形態と同様の構
成については省略し、同じ内容の部材については同一番
号を付与し、説明を省略する。
【0038】図3に示すように、第1レンズ群L1の前
部には、プリズム30を設け、被写体からの光学像をこ
のプリズム30により90度光軸を折り曲げている。ま
た、プリズム30は補正レンズL3の光軸回りに回転出
来る様に支持部材(図示せず)により支持されるととも
に、モータ31により回転する構成にしている。撮影レ
ンズの焦点面には、CCD32が設けてあり、映像回路
34でCCD32からの電気信号を所定の映像信号に変
換すると共に、プリズム30の回転に同期して映像信号
を回転させる信号処理を行う構成にしている。
【0039】以上のようにこの実施の形態によれば、第
2の実施の形態のようにプリズムと、CCDを同期して
回転させる必要がなくなり撮影装置を小型化することが
できる。
【0040】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の像振れ補正装
置によれば、補正レンズを保持する保持枠と、この保持
枠を第1の方向に案内する第1の案内手段と、保持枠と
第1の案内手段を第2の方向に案内する第2の案内手段
とを備え、第1の方向を略重力方向にしたので、略重力
方向に駆動する補正レンズを含む可動部の構成を最小構
成にすることができる。このため、略重力方向にかかる
可動重量を低減して、可動重量をセンタ保持するために
必要な電力を低減させることができる。
【0041】請求項2では、保持枠は、補正レンズを保
持し第1の案内手段に案内されるピッチ枠と、第1の案
内手段を設け第2の案内手段に案内されるヨー枠とから
なり、ピッチ枠は第1の駆動手段により駆動され、ヨー
枠は第2の駆動手段により駆動されるので、略重力方向
に駆動する補正レンズを含む可動部の構成はピッチ枠と
これを駆動する第1の駆動手段となり、最小構成にする
ことができる。
【0042】請求項3では、第1及び第2の位置検出手
段の一方(LEDなど)をピッチ枠とヨー枠の各可動部
の同じ側の面にそれぞれ配置しているために、他方(P
SDなど)を所定の配線を施した同一基板上に配置する
ことができる。このため、部品点数の低減や、配線処理
が容易になるとともに検出素子間の間隔を狭く設定する
ことができ、検出性能を向上させることができる。
【0043】この発明の請求項4記載の像振れ補正装置
によれば、補正レンズの光軸と重力方向が略一致するよ
うに補正レンズより物点側で光軸を(90度)曲げる光
路変更手段(プリズム)と、保持枠を光軸に対して垂直
平面内に案内する案内手段とを備えているので、通常撮
影状態(撮影方向が地面に対して水平)において、補正
レンズを含む可動部が案内手段により支持され重力の影
響をなくし、消費電力の低減を図ることができる。
【0044】請求項5では、第1の方向(可動重量が小
さい方)を略パンニング方向に配置することにより、パ
ンニング時に発生する角加速度と補正レンズの可動部の
慣性により生じる発生力をキャンセルするために、駆動
手段に反力を発生させる電流を流さなければならない
が、可動部の重量を最小限に抑えることもしくは、重量
の小さい方向の可動部の移動方向をパンニング方向に配
置することで、駆動手段の小型化及び耐G性能を向上さ
せることができる。
【0045】請求項6では、第1及び第2の位置検出手
段の一方を保持枠の同じ側の面に配置し、他方を所定の
配線を施した同一基板上に配置しているために、他方を
所定の配線を施した同一基板上に配置することができ
る。このため、部品点数の低減や、配線処理が容易にな
るとともに検出素子間の間隔を狭く設定することがで
き、検出性能を向上させることができる。
【0046】請求項7では、光路変更手段は撮影レンズ
の前面に配置され、光路変更手段を回転させる第1の回
転手段を有するので、光路変更手段を回転させることで
撮影装置の周囲の画像を撮影することができるととも
に、レンズの一部のみ回転させることで消費電力を低減
することができる。請求項8では、光路変更手段が回転
すると、光軸が回転するために、駆動コイル発生力方向
と画像の向きが変化するが、上記のように光路変更手段
の回転位置を検出する回転位置検出手段と、第1の回転
手段の駆動を制御する制御回路とを有し、この制御回路
は、回転位置検出手段の検出信号に応じて、駆動制御手
段に対する制御ゲインを可変制御するので、光路変更手
段の回転位置を検出して、その位置に応じて補正レンズ
のそれぞれの駆動手段への通電量を制御することによ
り、光路変更手段が回転しても像振れ補正ができる。さ
らに、この回転位置の情報により、CCDによって得ら
れる画像の表示を制御することにより、違和感ない画像
を得ることができる。
【0047】この発明の請求項9記載の撮影装置によれ
ば、補正レンズを保持する保持枠と、この保持枠を略重
力方向となる第1の方向に案内する第1の案内手段と、
保持枠と第1の案内手段を略重力方向に交差する方向と
なる第2の方向に案内する第2の案内手段とを備えてい
るので、請求項1と同様に略重力方向に駆動する補正レ
ンズを含む可動部の構成を最小構成にすることができ、
可動部重量をセンタ保持するための消費電力を低減でき
る。
【0048】この発明の請求項10記載の撮影装置によ
れば、レンズ鏡筒からの光学像を電気信号に変換する光
電変換手段(CCD)と、この光電変換手段を光軸回り
に回転させる第2の回転手段と、この第2の回転手段と
光路変換手段(プリズム)とを同期して回転駆動する同
期手段とを備えているので、光路変更手段の回転を伴う
光学像の回転を、光路変更手段に同期して光電変換手段
を回転させることで解消し、画像の回転もなくなり安定
した画像を得ることができる。その他、請求項4と同様
の作用効果がある。
【0049】この発明の請求項11記載の撮影装置によ
れば、光路変更手段が回転することにより、光電変換手
段で電気信号に変換された画像も回転する。そこで、上
記のようにレンズ鏡筒からの光学像を電気信号に変換す
る光電変換手段と、この光電変換手段からの電気信号を
所定の映像に変換すると共に回転位置検出手段の検出信
号に応じて画像を回転補正する映像回路とを備えている
ので、より装置の小型化を可能にするとともに、安定し
た撮影像を得ることができる。その他、請求項4と同様
の作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の像振れ補正装置
の部品構成を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態の像振れ補正装置
及びそれを用いた撮影装置の部分構成を示す分解斜視図
である。
【図3】この発明の第3の実施の形態の像振れ補正装置
及びそれを用いた撮影装置の部分構成を示す分解斜視図
である。
【図4】従来の像振れ補正装置の部品構成を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群 L4 第4レンズ群 2a,2b,2c ガイドポール 5 ピッチ枠 6 ヨー枠 7a,7b シャフト 8 固定ベース 9a,9b シャフト 10a,10b コイル 11a,11b マグネット 12a,12b ヨーク 13a,13b LED 14a,14b PSD 15 基板 22a,22b 角速度センサ 23 制御回路 30 プリズム 31,33 モータ 32 CCD 34 映像回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを保持するレンズ鏡筒と、前
    記撮影レンズの一部でありかつ光軸に対して垂直面内に
    移動させることで像振れ補正を行う補正レンズと、この
    補正レンズを保持する保持枠と、この保持枠を第1の方
    向に案内する第1の案内手段と、前記保持枠と前記第1
    の案内手段を第2の方向に案内する第2の案内手段と、
    前記保持枠を第1及び第2の方向に駆動する第1及び第
    2の駆動手段と、前記レンズ鏡筒の振れ量を検出する振
    れ検出手段と、この振れ検出手段からの信号に応じて前
    記第1及び第2の駆動手段を制御することで前記補正レ
    ンズを駆動制御する駆動制御手段とを備え、前記第1の
    方向を略重力方向にしたことを特徴とする像振れ補正装
    置。
  2. 【請求項2】 保持枠は、補正レンズを保持し第1の案
    内手段に案内されるピッチ枠と、前記第1の案内手段を
    設け第2の案内手段に案内されるヨー枠とからなり、前
    記ピッチ枠は第1の駆動手段により駆動され、前記ヨー
    枠は第2の駆動手段により駆動される請求項1記載の像
    振れ補正装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の方向の補正レンズの位置
    を検出するそれぞれ2つの素子からなる第1及び第2の
    位置検出手段を有し、前記第1及び第2の位置検出手段
    の一方をピッチ枠とヨー枠の同じ側の面にそれぞれ配置
    し、他方を所定の配線を施した同一基板上に配置し、前
    記基板をレンズ鏡筒の固定部に固定した請求項2記載の
    像振れ補正装置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズを保持するレンズ鏡筒と、前
    記撮影レンズの一部でありかつ光軸に対して垂直面内に
    移動させることで像振れ補正を行う補正レンズと、この
    補正レンズを保持する保持枠と、前記補正レンズの光軸
    と重力方向が略一致するように前記補正レンズより物点
    側で光軸を曲げる光路変更手段と、前記保持枠を光軸に
    対して垂直平面内に案内する案内手段と、前記保持枠を
    駆動する駆動手段と、前記レンズ鏡筒の振れ量を検出す
    る振れ検出手段と、この振れ検出手段からの信号に応じ
    て前記駆動手段を制御することで前記補正レンズを駆動
    制御する駆動制御手段とを備えた像振れ補正装置。
  5. 【請求項5】 案内手段は、保持枠を第1の方向に案内
    する第1の案内手段と、前記保持枠と前記第1の案内手
    段を第2の方向に案内する第2の案内手段とからなり、
    駆動手段は、前記保持枠を第1及び第2の方向に駆動す
    る第1及び第2の駆動手段からなり、前記第1の方向を
    略パンニング方向(重力方向かつ被写体方向に対して直
    交する方向)に配置した請求項4記載の像振れ補正装
    置。
  6. 【請求項6】 第1及び第2の方向の補正レンズの位置
    を検出するそれぞれ2つの素子からなる第1及び第2の
    位置検出手段を有し、前記第1及び第2の位置検出手段
    の一方を保持枠に配置し、他方を所定の配線を施した基
    板上に配置し、前記基板をレンズ鏡筒の固定部に固定し
    た請求項5記載の像振れ補正装置。
  7. 【請求項7】 前記光路変更手段を回転させる第1の回
    転手段を有する請求項4,5または6記載の像振れ補正
    装置。
  8. 【請求項8】 光路変更手段の回転位置を検出する回転
    位置検出手段と、第1の回転手段の駆動を制御する制御
    回路とを有し、この制御回路は、回転位置検出手段の検
    出信号に応じて、駆動制御手段に対する制御ゲインを可
    変制御する請求項7記載の像振れ補正装置。
  9. 【請求項9】 撮影レンズを保持するレンズ鏡筒と、前
    記撮影レンズの一部でありかつ光軸に対して垂直面内に
    移動させることで像振れ補正を行う補正レンズと、この
    補正レンズを保持する保持枠と、この保持枠を略重力方
    向となる第1の方向に案内する第1の案内手段と、前記
    保持枠と前記第1の案内手段を略重力方向に交差する方
    向となる第2の方向に案内する第2の案内手段と、前記
    保持枠を第1及び第2の方向に駆動する第1及び第2の
    駆動手段と、前記レンズ鏡筒の振れ量を検出する振れ検
    出手段と、この振れ検出手段からの信号に応じて前記第
    1及び第2の駆動手段を制御することで前記補正レンズ
    を駆動制御する駆動制御手段と、前記レンズ鏡筒からの
    光学像を電気信号に変換する光電変換手段とを備えた撮
    影装置。 ※ 請求項1に関する撮影装置のクレームを上記請求項
    9に記載しました。
  10. 【請求項10】 撮影レンズを保持するレンズ鏡筒と、
    前記撮影レンズの一部でありかつ光軸に対して垂直面内
    に移動させることで像振れ補正を行う補正レンズと、こ
    の補正レンズを保持する保持枠と、この保持枠を第1の
    方向に案内する第1の案内手段と、前記保持枠と前記第
    1の案内手段を第2の方向に移動させる第2の案内手段
    と、前記保持枠を第1及び第2の方向に駆動する第1及
    び第2の駆動手段と、前記補正レンズの光軸と重力方向
    が略一致するように前記補正レンズより物点側で光軸を
    曲げる光路変更手段と、この光路変更手段を回転させる
    第1の回転手段と、前記レンズ鏡筒の振れ量を検出する
    振れ検出手段と、前記振れ検出手段からの信号に応じて
    前記第1及び第2の駆動手段を制御することで前記補正
    レンズを駆動制御する駆動制御手段と、前記レンズ鏡筒
    からの光学像を電気信号に変換する光電変換手段と、こ
    の光電変換手段を光軸回りに回転させる第2の回転手段
    と、この第2の回転手段と前記光路変換手段とを同期し
    て回転駆動する同期手段とを備えた撮影装置。
  11. 【請求項11】 撮影レンズを保持するレンズ鏡筒と、
    前記撮影レンズの一部でありかつ光軸に対して垂直面内
    に移動させることで像振れ補正を行う補正レンズと、こ
    の補正レンズを保持する保持枠と、この保持枠を第1の
    方向に案内する第1の案内手段と、前記保持枠と前記第
    1の案内手段を第2の方向に移動させる第2の案内手段
    と、前記保持枠を第1及び第2の方向に駆動する第1及
    び第2の駆動手段と、前記補正レンズの光軸と重力方向
    が略一致するように前記補正レンズより物点側で光軸を
    曲げる光路変更手段と、この光路変更手段を回転させる
    第1の回転手段と、前記光路変更手段の回転位置を検出
    する回転位置検出手段と、前記レンズ鏡筒の振れ量を検
    出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段からの信号に
    応じて前記第1及び第2の駆動手段を制御することで前
    記補正レンズを駆動制御する駆動制御手段と、前記レン
    ズ鏡筒からの光学像を電気信号に変換する光電変換手段
    と、この光電変換手段からの電気信号を所定の映像に変
    換すると共に前記回転位置検出手段の検出信号に応じて
    画像を回転補正する映像回路とを備えた撮影装置。
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