JP2019142235A5

JP2019142235A5 -

Info

Publication number: JP2019142235A5
Application number: JP2019080211A
Authority: JP
Filing date: 2019-04-19
Publication date: 2019-12-05
Anticipated expiration: 2036-11-03

Claims

ＯＳＢ木質複合ボードの製造方法であって、
ａ）適当な木材からなる木質ストランドを製造する工程と、
ｂ）飽和水蒸気中、６ｂａｒ〜１６ｂａｒの圧力下で、１６０℃〜２００℃の温度で加熱することによって木質ストランドの少なくとも一部を半炭化する工程と、
ｃ）前記工程ｂ）で半炭化された木質ストランドおよび非半炭化木質ストランドを、少なくとも１種のバインダで糊付する工程と、
ｄ）糊付された木質ストランドをコンベアベルトに散布する工程と、
ｅ）糊付された木質ストランドを圧縮して、ＯＳＢ木質複合ボードを形成する工程とを含むことを特徴とする方法。
請求項１に記載の方法において、前記木質ストランドの少なくとも一部を、半炭化前に乾燥させることを特徴とする方法。
請求項１に記載の方法において、２０〜５０重量％の水分量を有する前記木質ストランドの少なくとも一部を半炭化することを特徴とする方法。
請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法において、半炭化木質ストランド、または半炭化木質ストランドおよび非半炭化木質ストランドの混合物を、ＯＳＢ木質複合ボードの中間層および／または外層として使用することを特徴とする方法。
請求項４に記載の方法において、半炭化木質ストランドをＯＳＢ木質複合ボードの中間層として使用し、非半炭化木質ストランドを該ＯＳＢ木質複合ボードの両方の外層として使用することを特徴とする方法。
請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法において、木質ストランドを半炭化する前記工程ｂ）を、ＯＳＢ木質複合ボードの製造ラインの外で行うことを特徴とする方法。
請求項６に記載の方法において、前記木質ストランドを前記製造ラインから取り出し、半炭化装置に導入することを特徴とする方法。
請求項６または７に記載の方法において、半炭化された前記木質ストランドを前記工程ｃ）における糊付けの前に前記製造ラインに戻すことを特徴とする方法。
請求項１〜８のいずれか一項に記載の方法において、前記木質ストランドを少なくとも１つの半炭化反応槽において半炭化することを特徴とする方法。
請求項９に記載の方法において、前記木質ストランドを、少なくとも２つの半炭化反応槽において半炭化することを特徴とする方法。
請求項９または１０に記載の方法において、前記半炭化工程を前記木質ストランドの質量の減少が１０〜３０％となったときに終了させることを特徴とする方法。
請求項１〜１１のいずれか一項に記載の方法において、適当なバインダで糊付する前に、前記半炭化木質ストランドを水中で冷却することを特徴とする方法。
請求項１〜１２のいずれか一項に記載の方法において、前記半炭化木質ストランドおよび前記非半炭化木質ストランドを糊付するために使用されるバインダの量が、前記木質ストランドの総量に対して、１．０〜５．０重量％であることを特徴とする方法。
請求項１３に記載の方法において、前記バインダの量が２〜４重量％であることを特徴とする方法。
請求項１４に記載の方法において、前記バインダの量が３重量％であることを特徴とする方法。
請求項１〜１５のいずれか一項に記載の方法において、前記バインダは、芳香族ポリイソシアネートを基にするポリウレタン系バインダであることを特徴とする方法。
請求項１〜１６のいずれか一項に記載の方法において、前記糊付された木質ストランドを、２００〜２５０℃の温度で圧縮して、ＯＳＢ木質複合ボードを得ることを特徴とする方法。
請求項１７に記載の方法において、前記糊付された木質ストランドを、２２０〜２３０℃の温度で圧縮することを特徴とする方法。
揮発性有機化合物（ＶＯＣｓ）の放出が低減されたＯＳＢ木質複合ボードであって、半炭化木質ストランドを含み、５０〜９０重量％の前記半炭化木質ストランドおよび１０〜５０重量％の非半炭化木質ストランドの混合物から形成され、水中に２４時間保存した後の膨潤率が１０〜２５％であることを特徴とする、ＯＳＢ木質複合ボード。