JP2019140778A - モータ制御装置、欠相検出装置、及びモータ制御装置の欠相検出方法 - Google Patents

モータ制御装置、欠相検出装置、及びモータ制御装置の欠相検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電流値のばらつきの影響を抑えてモータ線の欠相を容易に検知可能なモータ制御装置、欠相検出装置、及びモータ制御装置の欠相検出方法を提供する。【解決手段】モータ制御部40は、モータ30のu、v、w相のモータ線に流れる電流値をそれぞれ検出し、モータ30の強制始動時に、u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、強制始動時に設定されるq軸電流目標値Iqtgtから算出した欠相検出用閾値X1とを比較し、比較結果に基づいてモータ線の欠相を検出する。【選択図】図2

Description

本発明は、モータ線の欠相を検出する技術に関するものである。
従来、目標速度とモータの現在速度との差からトルク電流目標値を設定し、このトルク電流目標値と実際のトルク電流とに基づいてモータの各相に供給する駆動信号を制御するモータ制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このモータ制御装置によれば、永久磁石型同期モータであるブラシレスDCモータの速度制御を、ロータの回転速度検出及び位置検出用のセンサレスで行うことができる。
特許文献1記載では、モータ始動制御と並行して、トルク電流目標値と実際のトルク電流との偏差を求め、この偏差を予め定めた欠相判別用基準値と比較してモータ線の欠相を判定する欠相検知処理を行っている。
特許第4804100号公報
しかしながら、トルク電流目標値と実際のトルク電流との偏差は、波形歪みなどによるばらつきの影響で値が大きく変動し、誤検出が生じるおそれがある。また、欠相の判定に使用する閾値である欠相判別用基準値をモータ毎に設定するので、モータ毎に閾値を設定するのに時間及び手間を要する。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、電流値のばらつきの影響を抑えてモータ線の欠相を容易に検知可能なモータ制御装置、欠相検出装置、及びモータ制御装置の欠相検出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明のモータ制御装置は、q軸電流値とd軸電流値とに基づいてベクトル制御されるモータのu、v、w相のモータ線に流れる電流をそれぞれ検出し、前記モータの強制始動時に、前記u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、前記強制始動時に設定されるq軸電流目標値から算出した欠相検出用閾値とを比較し、比較結果に基づいて前記モータ線の欠相を検出するものである。
これによって、u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、強制始動時に設定されるq軸電流目標値から算出した欠相検出用閾値とを比較するので、q軸電流目標値と実際のq軸電流値との偏差を予め定めた閾値と比較する場合と比べ、モータ線に流れる電流値のばらつきの影響を受けにくくなる。また、欠相検出用閾値をq軸電流目標値から算出するので、モータで決まる最適な駆動電流に合わせて閾値を容易に設定可能になる。
本発明によれば、電流値のばらつきの影響を抑えてモータ線の欠相を容易に検知可能になる。
圧縮機を備えた空気調和装置の構成を示す図 モータ制御部の全体構成図 圧縮機の駆動メイン処理の一部を示すフローチャート 欠相検知処理のフローチャート 強制始動時の相電流値Iu、Iv、Iwの波形図 欠相判定処理のフローチャート
第1の発明のモータ制御装置は、q軸電流値とd軸電流値とに基づいてベクトル制御されるモータのu、v、w相のモータ線に流れる電流をそれぞれ検出し、前記モータの強制始動時に、前記u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、前記強制始動時に設定されるq軸電流目標値から算出した欠相検出用閾値とを比較し、比較結果に基づいて前記モータ線の欠相を検出することを特徴とする。
u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、強制始動時に設定されるq軸電流目標値から算出した欠相検出用閾値とを比較するので、q軸電流目標値と実際のq軸電流値との偏差を予め定めた閾値と比較する場合と比べ、モータ線に流れる電流値のばらつきの影響を受けにくくなる。また、欠相検出用閾値をq軸電流目標値から算出するので、モータで決まる最適な駆動電流に合わせて閾値を容易に設定可能になる。
第2の発明は、欠相検出用閾値を、前記q軸電流指令値に予め定めた重み付け係数を乗算した値とする。これにより、強制始動時におけるq軸電流目標値が異なる様々なモータの欠相検出に対応できる。また、値1未満の重み付け係数を使用するので、波形歪みや電流検出部を含む様々な箇所のばらつき等による最大電流値のばらつきの影響を抑えて欠相を検出できる。
第3の発明は、前記モータの強制始動の時間内に、予め定めた複数回以上、前記最大電流値が前記欠相検出用閾値を下回った場合に欠相と判定する。これにより、欠相の判定精度が向上する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態の空気調和装置の使用態様を示している。この空気調和装置10は、室外機11、室内機12及び制御装置13を備え、室外機11に、永久磁石型同期電動機(以下、ブラシレスDCモータという。)により駆動される圧縮機16が配置されている。
室外機11の室外冷媒配管14と室内機12の室内冷媒配管15とは、連結配管24、25を介して連結される。これら室外機11及び室内機12は制御装置13によって運転制御される。
室外機11は、室外に設置され、室外冷媒配管14に圧縮機16が配設され、この圧縮機16の吸込側には、アキュムレータ17が接続され、圧縮機16の吐出側には、四方弁18と室外熱交換器19とが順に接続されている。また、室外機11には、室外熱交換器19へ向かって送風する室外ファン20が配設されている。
室内機12は、室内に設置され、室内冷媒配管15に室内熱交換器21と電動膨張弁22とが配設されると共に、室内熱交換器21へ送風する室内ファン23が配設されている。
この空気調和装置10は、室外機11の四方弁18が冷房側あるいは暖房側に切り換えられることにより、冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、四方弁18が冷房側に切り換えられたときには、冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器21が蒸発器として機能して冷房運転状態となり、室内を冷房する。また、四方弁18が暖房側に切り換えられたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱交換器21が凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器として機能して暖房運転状態となり、室内を暖房する。
図2は、圧縮機16が備えるブラシレスDCモータ30を制御するモータ制御部40(モータ制御装置)の全体構成図である。なお、モータ制御部40は、制御装置13に設けられている。モータ制御部40は、ブラシレスDCモータ30(以下、モータ30と言う)の各相に駆動信号を供給する三相PWMインバータ41と、制御部50とを備え、三相PWMインバータ41には、交流電源42からの交流電力が整流回路43により直流電力に変換されて供給されている。この三相PWMインバータ41は、制御部50からの三相の電圧指令udat、vdat、wdatに従って、整流回路43から供給される直流電力を所定の周波数と電圧の三相交流電力に変換し、駆動信号としてモータ30の三相のモータ線へ供給することにより、モータ30を回転駆動させる。
ここで、モータ制御部40は、モータ30のフィードバック制御にベクトル制御を用いている。一般に、ベクトル制御では、電機子巻線に流すモータ電流が、トルクに関する成分と、関与しない成分とに分けられ、それぞれの成分の制御によってブラシレスDCモータの発生トルクが制御される。具体的には、ベクトル制御では、ステータ側とロータ側のそれぞれに空間ベクトル座標が設定され、ブラシレスDCモータに印加する電流、及び電圧が、それぞれの座標において変換されながら制御される。ロータ側の空間ベクトル座標は、一般に、dq座標と呼ばれる。d軸(direct−axis)はロータが備える永久磁石による磁束と同位相に設定され、d軸に対応するモータ電流成分(以下、「d軸電流値」という)は、磁束制御に用いられる。q軸(quadrature−axis)はd軸と直交する方向に設定されており、q軸に対応するモータ電流成分(以下、「q軸電流値」という)を制御することで、効率化ブラシレスDCモータのトルクが制御される。
制御部50は、電流検出部51、三相/二相変換部52、現在速度・位置推定部53、速度制御部54、弱め磁束制御部55、電流制御部56、二相/三相変換部57、コントローラ60を有している。コントローラ60は、モータ制御部40の動作を制御するものである。
電流検出部51は、三相PWMインバータ41からモータ30へ供給される三相交流電流のうち、二相の交流電流値Iu及びIvをA/D変換(analog to digital変換)して取り込む。本実施の形態において添字u、v、wは、モータ30のu相、v相、w相にそれぞれ対応している。
三相/二相変換部52は、電流検出部51により検出されたu相電流値Iu及びv相電流値Ivを、モータ30におけるロータ上の回転座標系(d−q座標系)に座標変換し、d軸電流値Id(磁束電流とも称する)及びq軸電流値Iq(トルク電流とも称する)を算出する。
現在速度・位置推定部53は、三相/二相変換部52により座標変換されたd軸電流値Id及びq軸電流値Iqに基づき、モータ30の現在速度に相当する推定角速度ω及び位置を、例えば100μ秒毎に算出して推定する。
速度制御部54は、現在速度・位置推定部53で推定された推定角速度ωと目標角速度ωtgtとの偏差に基づき、例えば1ms毎に比例積分制御(PI制御)を実行して、q軸電流目標値Iqtgt(トルク電流目標値とも称する)を生成する。なお、ロータの目標角速度ωtgtは、コントローラ60が設定する。
弱め磁束制御部55は、d軸電流値Idの目標値であるd軸電流目標値Idtgtを生成する。d軸電流値Idは磁束制御に用いられる電流であり、このモータ制御部40では、弱め磁束制御に用いられる。弱め磁束制御は、弱め界磁制御や電圧位相制御とも呼ばれる制御である。より具体的には、ステータの電機子巻線には、ロータの永久磁石の磁束によって回転数に比例した誘起電圧が発生する。回転数の増加に伴って、誘起電圧がモータ制御部40の出力電圧以上になると、ステータの電機子巻線に電流を流すことができなくなり、回転数をそれ以上に上げることができない。そこで、弱め磁束制御では、d軸に負の電流を流し、これによりロータの永久磁石の磁束が弱められた効果を得ることで、誘起電圧を下げ、より高い回転数での駆動を可能にしている。
このモータ制御部40では、弱め磁束制御部55は、回転数が第1回転数以上になった場合に、弱め磁束制御を開始し、回転数に比例した値のd軸電流値Idをd軸電流目標値Idtgtとして出力する。なお、第1回転数は、モータ制御部40が出力可能な最大電圧に誘起電圧が近づき、回転数の増加に対し、当該モータ制御部40の出力電圧が飽和する状態に至るときの値が予め設定されている。
電流制御部56は、速度制御部54により生成されたq軸電流目標値Iqtgtと実際のq軸電流値Iqとの偏差に基づきPI制御を実行して、q軸電圧Vq(トルク電圧又はVq軸電圧とも称する)を算出すると共に、弱め磁束制御部55により生成されたd軸電流目標値Idtgtと実際のd軸電流値Idとの偏差に基づきPI制御を実行して、d軸電圧Vd(磁束電圧又はVd軸電圧とも称する)を算出する。このPI制御によって、これらの偏差が零になるように制御される。
二相/三相変換部57は、電流制御部56にて算出されたd軸電圧Vd及びq軸電圧Vqを三相交流の座標系に変換して、パルス変調された正弦波の電圧指令udat、vdat、wdatを算出し、これらの電圧指令udat、vdat、wdatを三相PWMインバータ41のスイッチング素子に出力する。これにより、電圧がパルス幅変調を受けた擬似正弦波となる三相交流電力が、三相PWMインバータ41からモータ30へ供給される。以上により、モータ30の現在速度に相当する推定角速度ωが目標角速度ωtgtとなるように制御される。
コントローラ60は、CPUと、CPUが読み出して実行する制御プログラムや各種データが格納されたROMと、各種データを一時的に格納するRAMとを備えるコンピュータであり、CPUがROMに格納された制御プログラムを実行することによってモータ制御部40の各部を制御する。
また、コントローラ60は、電流検出部51により検出されたu相電流値Iu及びv相電流値Ivを取得し、これら相電流値Iu、Ivからw相電流値Iwを算出することによって、全ての相電流値Iu、Iv、Iwを特定する。すなわち、コントローラ60の一部と電流検出部51とは、モータのu、v、w相のモータ線に流れる電流値をそれぞれ検出する電流検出部として機能する。なお、電流検出部51に、w相のモータ線に流れる電流値Iwを直接検出する構成を追加することによって、電流検出部51だけで電流値Iu、Iv、Iwを検出してもよい。また、このコントローラ60は、電流値Iu、Iv、Iwに基づいてモータ線の欠相を検出する欠相検出処理を実行することにより、モータ線の欠相を検出する欠相検出装置としても機能する。
以上の構成の下、モータ運転時(モータ始動時を除く)においては、室内機12の負荷が変動すると、コントローラ60が、この負荷変動に合わせて目標角速度ωtgtを変更し、このコントローラ60の制御の下、速度制御部54が、現在速度・位置推定部53にて推定された推定角速度ω(実際の現在速度に相当)と目標角速度ωtgt(目標速度に相当)との偏差に基づきq軸電流目標値Iqtgtを生成すると共に、弱め磁束制御部55が、d軸電流値Idに基づきd軸電流目標値Idtgtを生成し、電流制御部56が、q軸電流目標値Iqtgtと実際のq軸電流値Iqとの偏差及びd軸電流目標値Idtgtと実際のd軸電流値Idとの偏差に基づきPI制御を実行して、二相/三相変換部57を介して電圧指令udat、vdat、wdatを三相PWMインバータ41に出力する。
これにより、室内機12の負荷に応じてモータ30の回転速度、つまり、圧縮機16の回転速度を適切に制御できる。以上が通常の速度制御である。なお、通常速度の制御時には、コントローラ60が公知の欠相判定処理を実行する。
ところで、モータ30の始動時は、モータ30の目標角速度ωtgtと推定角速度ωとのずれによりq軸電流目標値Iqtgtが発散傾向となり、q軸電流目標値Iqtgtに基づいて設定されるモータ電流が高くなる場合が生じ、過電流により図示せぬ保護回路等の素子にストレスがかかってしまうおそれがある。そこで、本実施形態では、モータ30の始動時は、コントローラ60が、速度制御部54に対してq軸電流目標値Iqtgtの上限値Iqmaxを設定し、モータ電流が過度に高くならないようにする強制始動制御を行っている。以下、モータ30の強制始動制御について説明する。
コントローラ60は、モータ30の始動指示が入力されると、まず、弱め磁束制御部55によるd軸電流目標値Idtgtを零に設定すると共に、速度制御部54によるq軸電流目標値Iqtgtの上限値Iqmaxを設定し、さらに、速度制御部54のPI制御のゲインを通常速度制御時のゲインと同じ、又は、そのゲイン近傍の値に設定する。また、コントローラ60により、目標角速度ωtgtとして予め定められた低速の始動用目標角速度ωtgt1(例えば4Hz)が設定され、この始動用目標角速度ωtgt1が、この始動用目標角速度ωtgt1とモータ30の推定角速度ωとが少なくとも一致するまで保持される。
ここで、上記上限値Iqmaxは、モータ速度を始動用目標角速度ωtgt1に制御するのに十分な値であって、かつ、モータ電流を素子にストレスが係らない値以下に抑える値に設定されている。
さらに、速度制御部54には、コントローラ60により、所定の制御周期毎に段階的に増加する仮想現在速度ω1が推定角速度ωとして設定され、現在速度・位置推定部53にて推定された推定角速度ωは使用しないように構成される。従って、速度制御部54は、コントローラ60が設定した仮想現在速度ω1と始動用目標角速度ωtgt1との偏差に基づきq軸電流目標値Iqtgtを生成する。このとき、q軸電流目標値Iqtgtの上限値Iqmaxが設定されているので、q軸電流目標値Iqtgtが上限値Iqmax以下の値に制限され、q軸電流目標値Iqtgtの発散が抑制される。
これにより、電流制御部56が、q軸電流目標値Iqtgtと実際のq軸電流値Iqとの偏差に基づき算出したq軸電圧Vqの上限値も低くなり、結果的に、三相PWMインバータ41に出力される電圧指令udat、vdat、wdatにより三相PWMインバータ41から各相に供給されるモータ電流の上限値を抑制することができる。これにより、モータ電流が過度に上昇するのを抑えながらモータ30の回転速度を徐々に増大させて、始動用目標角速度ωtgt1までモータ速度を上昇させることができる。
そして、モータ速度が始動用目標角速度ωtgt1に到達して所定期間が経過すると、コントローラ60は、上限値Iqmax及び速度ω1の設定を解消し、強制始動制御から通常速度制御に移行させる。通常速度制御では、速度制御部54が現在速度・位置推定部53にて推定された推定角速度ωと目標角速度ωtgtの偏差に基づいて速度制御を行う。これにより、モータ回転角検出器を用いずにq軸電流値Iqとd軸電流値Idとに基づいてモータ30がベクトル制御される。
なお、通常速度制御への移行タイミングは、モータ30の強制始動制御の開始タイミングから、モータ30が正常であることを前提としてモータ速度が始動用目標角速度ωtgt1に到達するのに十分な時間に相当する予め定めた設定時間が経過したタイミングに設定される。
また、コントローラ60は、上記モータ30の強制始動制御と並行して、モータ線の欠相を検出する欠相検出処理を行っている。
図3は、モータ30を備える圧縮機16の駆動メイン処理の一部を示すフローチャートである。コントローラ60は、圧縮機16の状態確認を行い(ステップS1)、この状態確認により「モータ30の強制始動中」か、「モータ30の運転確認中」か、「その他の状態」か否かを特定する。本実施形態において、「モータ30の運転確認中」は、モータ30を強制始動してからモータ線の欠相を判定するのに十分な時間が経過したタイミングである。
「その他の状態」は、例えば、モータ30の強制始動が完了し、空調能力に応じてモータ30を制御している状態等である。「その他の状態」の場合、図3に示すように、「その他の状態」に応じた各種の処理が実行される(ステップS8)。ステップS8の処理は、例えばモータ30の欠相以外の状態を確認する処理である。
「モータ30の強制始動中」の場合(ステップS1;強制始動中)、コントローラ60は、後述する欠相検知処理を行い(ステップS2)、規定時間が経過すると(ステップS3;YES)、公知の2次電流計測処理(ステップS4)等を行う。一方、「モータ30の運転確認中」の場合(ステップS1;運転確認中)の場合、コントローラ60は、後述する欠相判定処理を行う(ステップS5)。欠相判定処理に十分な時間である規定時間が経過すると(ステップS6;YES)、コントローラ60は、次のステップS7の処理に移行する。
ステップS7の処理では、コントローラ60は、空調能力に応じてモータ30を制御する状態などの「その他の状態」に遷移する。
図4は、欠相検知処理のフローチャートである。
まず、コントローラ60は、強制始動時に設定されるq軸電流目標値Iqtgtから欠相検出用の閾値X1(以下、欠相検出用閾値X1と言う)を算出する処理を開始するとともに(ステップS11)、相電流値Iu、Iv、Iwのピーク値を検出する処理(ステップS12)を開始する。次に、コントローラ60は、予め定めた欠相検知の周期(本実施形態では500msの場合を例示)が経過していない場合(ステップS13;NO)、相電流値Iu、Iv、Iwのピーク値を更新する(ステップS14)。これによって、500ms毎に、相電流値Iu、Iv、Iwのピーク値(最大電流値に相当)が特定される。
図5は、強制始動時の相電流値Iu、Iv、Iwの波形図である。図5において、横軸は時間を示し、縦軸は電流値を示している。本構成では、強制始動状態が予め定めた設定時間(欠相検知の周期よりも長い時間に相当)に設定されている。このため、欠相検知の周期毎に相電流値Iu、Iv、Iwのピーク値を特定することによって複数個(本実施形態では4個以上)のピーク値がそれぞれ特定される。
ここで、上記ステップS11の処理は、速度制御部54によって設定されるq軸電流目標値Iqtgtに予め定めた重み付け係数Kを乗算することによって、欠相検出用閾値X1を算出する処理である。この重み付け係数Kは、値1未満に設定されることによって、図5に示すように、欠相検出用閾値X1は、q軸電流目標値Iqtgtに対応する相電流値Iu、Iv、Iwのピーク値よりも低い値に設定される。
重み付け係数Kを値1未満に設定することによって、モータ線が欠相していなければ、仮にノイズの影響で相電流値Iu、Iv、Iwのピーク値が変動しても、欠相検出用閾値X1を各ピーク値以下の値にし易くなる。本構成では、図5に示すように、欠相検出用閾値X1を相電流値Iu、Iv、Iwのピーク値の60%程度の値にするように重み付け係数Kを設定している。これにより、ノイズ等による波形歪みや電流検出部51を含む様々な箇所のばらつき等の影響でピーク値が大きく変動しても、ピーク値が欠相検出用閾値X1を超えた状態となる。
つまり、各相のモータ線の欠相が生じていない場合、ピーク値が欠相検出用閾値X1を必ず超えるように構成されている。なお、ノイズの影響を十分に回避可能な範囲で欠相検出用閾値X1を適宜に変更してもよく、例えば、ピーク値の40%〜80%の範囲で設定したり、より好ましくは50%〜70%の範囲で設定してもよい。
また、q軸電流目標値Iqtgtに重み付け係数Kで重み付けして欠相検出用閾値X1を設定するので、欠相検出用閾値X1の設定が容易である。また、強制始動時のq軸電流目標値Iqtgtは、モータ30に合わせて設定されるので、異なるモータであっても、同じ重み付け係数Kを用いて欠相検出用閾値X1を設定できる。つまり、重み付け係数Kを採用することで、能力等が異なる他の圧縮機のモータでもこの欠相検知処理を適用可能である。
図4に戻り、コントローラ60は、欠相検知の周期(本実施形態では500ms)が経過すると(ステップS13:YES)、各相のピーク値がいずれも欠相検出用閾値X1以上であれば(ステップS15:YES)、全ての相の欠相検知カウンタを値1ずつ加算する(ステップS16)。なお、強制始動開始時における欠相検知カウンタの値(初期値)は零とされる。一方、コントローラ60は、各相のピーク値のいずれかが欠相検出用閾値X1未満であれば(ステップS15:NO)、ピーク値が欠相検出用閾値X1未満の相に対応する欠相検知カウンタの値は更新しない。
強制始動の間、図4に示すステップS11〜S16の処理は繰り返し実行される。これにより、各相の欠相検知カウンタの値は、一回の強制始動時で特定される相電流値Iu、Iv、Iwのピーク値がそれぞれ欠相検出用閾値X1を超えた回数を示す値となる。
図6は、欠相判定処理のフローチャートである。
図6に示すように、コントローラ60は、各相の欠相検知カウンタの値を、モータ線の欠相判定用の閾値X2(以下、欠相判定用閾値X2と言う)と比較し、いずれかの相の欠相検知カウンタの値が欠相判定用閾値X2未満の場合(ステップS21;YES)、次のステップS22の処理に移行する。
ここで、欠相判定用閾値X2は、欠相検知カウンタの値がこの欠相判定用閾値X2未満である場合に、モータ線が欠相していると判断可能な値である。
いずれかの相の欠相検知カウンタの値が欠相判定用閾値X2未満である場合(ステップS21;YES)、コントローラ60は、ステップS22の処理として、モータ線が欠相している旨を報知する欠相異常警報処理を行う。この欠相異常警報処理は、モータ線の欠相を示すエラーコードを表示又は通信により報知する方法、又は、モータ線の欠相を報知する報知音を放音する処理である。
一方、全ての相の欠相検知カウンタの値が欠相判定用閾値X2以上の場合(ステップS21;NO)、コントローラ60は、欠相異常警報処理を行うことなく当該処理を終了する。以上が欠相判定処理である。
ところで、始動から目標電流(q軸電流目標値Iqtgtに相当)に達するまでの時間は、速度制御におけるゲインや設定する目標値などによっても変動する。例えば、速度制御における比例ゲインが小さいと当然傾きが小さくなるので目標電流までの到達時間は長くなる。一方、強制始動では、目標電流に到達してから目標角速度ωtgtに到達するまでの時間(以下、待ち時間と言う)をある程度確保することが望まれる。
本構成では、例えば、欠相判定用閾値X2を値4にすることによって、最低限の待ち時間を確保し、その後のモータ駆動の安定性を高めている。つまり、欠相判定用閾値X2は、強制始動によって目標電流に到達した後の待ち時間を適切な範囲に調整する値に設定されている。
以上説明したように、本実施形態のモータ制御部40(モータ制御装置)においては、電流検出部51及びコントローラ60が、u、v、w相のモータ線に流れる電流値をそれぞれ検出する電流検出部として機能する。更に、コントローラ60は、モータ30の強制始動時に、u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、強制始動時に設定されるq軸電流目標値Iqtgtから算出した欠相検出用閾値X1とを比較し、比較結果に基づいてモータ線の欠相を検出する欠相検出部としても機能する。
u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、強制始動時に設定されるq軸電流目標値Iqtgtから算出した欠相検出用閾値X1とを比較するので、q軸電流目標値Iqtgtと実際のq軸電流値Iqとの偏差を予め定めた閾値と比較する場合と比べ、モータ線に流れる電流値のばらつきの影響を受けにくくなる。しかも、欠相検出用閾値X1をq軸電流目標値Iqtgtから算出するので、モータ30で決まる最適な駆動電流に合わせて閾値を容易に設定し易くなる。これらにより、電流値のばらつきの影響を抑えてモータ線の欠相を容易に検知可能になる。
また、欠相検出用閾値X1は、q軸電流目標値Iqtgtに予め定めた重み付け係数Kを乗算した値であるので、強制始動時におけるq軸電流指令値が異なる様々なモータの欠相検出に対応できる。また、値1未満の重み付け係数Kを使用するので、波形歪みや電流検出部51を含む様々な箇所のばらつき等による最大電流値のばらつきの影響を抑えて欠相を検出できる。
また、コントローラ60(欠相検出部)は、モータ30の強制始動の時間内に、予め定めた複数回(欠相判定用閾値X2に相当)以上、前記最大電流値が前記欠相検出用閾値X1を下回った場合に欠相と判定するので、欠相の判定精度を向上できる。
また、電流検出部51がモータ30のu、v相の電流値を検出し、コントローラ60が、電流検出部51が検出したu、v相の電流値からw相の電流値を算出するので、ベクトル制御で直接検出する必要がないw相の電流値の直接検出が不要である。
また、モータ30の強制始動の制御は、モータ30を始動して始動用目標角速度ωtgt1(始動用目標速度に相当)まで回転上昇させる場合に、q軸電流目標値Iqtgtの上限値Iqmaxを設定すると共に、モータ30の実際の現在速度に代えて、時間経過に応じて増加する予め定めた仮想現在速度ω1を、前記現在速度に設定する始動時速度制御を行い、仮想現在速度ω1と始動用目標角速度ωtgt1との差からq軸電流目標値Iqtgtを設定することによりq軸電流目標値Iqtgtの発散を抑制する制御である。このため、モータ始動時における過電流による素子へのストレスを低減しながら、始動時のモータ線の欠相を適切に検出できる。また、欠相判定に用いる欠相判定用閾値X2を、強制始動によって目標電流に到達してから目標角速度ωtgtに到達するまでの待ち時間を適切な範囲に調整する値に設定するので、制御の複雑化を回避しながら待ち時間を適切に調整でき、モータ駆動の安定性を高めることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更実施が可能である。
例えば、上記実施形態では、q軸電流目標値Iqtgtの上限値Iqmaxを固定値とする場合を例示したが、この上限値Iqmaxを可変させてもよい。例えば、圧縮機16の出入口の差圧(冷媒回路の高圧部と低圧部の差圧を含む)を検出し、この差圧に応じて上限値Iqmaxを増減させてもよい。この場合、圧縮機16を運転停止直後に再起動する際、つまり、圧縮機16の出入口圧力が均圧していないために負荷が比較的高い状況でモータ30を始動する際に、その負荷に応じて上限値Iqmaxを高く設定することができ、モータ始動時のトルクを増大させてモータ30を始動させることが可能になる。なお、この上限値Iqmaxを設定する上限値設定手段はコントローラ60に限らず、制御装置13であってもよい。
また、本発明を、図1に示す圧縮機16のモータ30を制御するモータ制御部40、及びモータ制御部40の欠相検出方法に適用する場合を説明したが、モータ線の欠相を検出する欠相検出装置に広く適用可能である。欠陥検出装置は、モータの駆動を行う必要はなく、モータの欠相を検出する装置であればよく、例えば、特許文献1(特許第4804100号公報)に記載のような従来のモータ駆動部から各種の情報を取得し、欠相を検出する装置である。
以上のように、本発明は、モータの強制始動時に、電流値のばらつきの影響を抑えてモータ線の欠相を検知でき、且つ、検知に使用する欠相検出用閾値を、q軸電流目標値を利用して容易に設定するので、強制始動を行うモータ制御装置で欠相を検出する用途に利用することができる。
10 空気調和装置
11 室外機
12 室内機
13 制御装置
16 圧縮機
30 ブラシレスDCモータ
40 モータ制御部(モータ制御装置)
51 電流検出部
52 三相/二相変換部
53 現在速度・位置推定部
54 速度制御部
55 弱め磁束制御部
56 電流制御部
57 二相/三相変換部
60 コントローラ(電流検出部、欠相検出部)
X1 欠相検出用閾値
X2 欠相判定用閾値

Claims (6)

  1. q軸電流値とd軸電流値とに基づいてモータをベクトル制御するモータ制御装置において、
    前記モータのu、v、w相のモータ線に流れる電流値をそれぞれ検出する電流検出部と、
    前記モータの強制始動時に、前記u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、前記強制始動時に設定されるq軸電流目標値から算出した欠相検出用閾値とを比較し、比較結果に基づいて前記モータ線の欠相を検出する欠相検出部と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記欠相検出用閾値は、前記q軸電流目標値に予め定めた重み付け係数を乗算した値であることを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記欠相検出部は、前記モータの強制始動の時間内に、予め定めた複数回以上、前記最大電流値が前記欠相検出用閾値を下回った場合に欠相と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記モータの強制始動の制御は、前記モータを始動して始動用目標速度まで回転上昇させる場合に、前記q軸電流目標値の上限値を設定すると共に、前記モータの実際の現在速度に代えて、時間経過に応じて増加する予め定めた仮想現在速度を、前記現在速度に設定する始動時速度制御を行い、前記仮想現在速度と前記始動用目標速度との差から前記q軸電流目標値を設定することにより前記q軸電流目標値の発散を抑制する制御であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモータ制御装置。
  5. q軸電流値とd軸電流値とに基づいてベクトル制御されるモータの欠相を検出する欠相検出装置において、
    前記モータのu、v、w相のモータ線に流れる電流値をそれぞれ検出する電流検出部と、
    前記モータの強制始動時に、前記u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、前記強制始動時に設定されるq軸電流目標値から算出した欠相検出用閾値とを比較し、比較結果に基づいて前記モータ線の欠相を検出する欠相検出部と、
    を備えることを特徴とする欠相検出装置。
  6. q軸電流値とd軸電流値とに基づいてモータをベクトル制御するモータ制御装置の欠相検出方法において、
    前記モータのu、v、w相のモータ線に流れる電流をそれぞれ検出し、
    前記モータの強制始動時に、前記u、v、w相のモータ線に流れる最大電流値と、前記強制始動時に設定されるq軸電流目標値から算出した欠相検出用閾値とを比較し、比較結果に基づいて前記モータ線の欠相を検出する、
    ことを特徴とするモータ制御装置の欠相検出方法。
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