JP6925527B2 - モータ駆動装置、モータ駆動装置の制御装置、モータ駆動装置の制御方法、及び空気調和機 - Google Patents

モータ駆動装置、モータ駆動装置の制御装置、モータ駆動装置の制御方法、及び空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6925527B2
JP6925527B2 JP2020525025A JP2020525025A JP6925527B2 JP 6925527 B2 JP6925527 B2 JP 6925527B2 JP 2020525025 A JP2020525025 A JP 2020525025A JP 2020525025 A JP2020525025 A JP 2020525025A JP 6925527 B2 JP6925527 B2 JP 6925527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
current
inverter
motor drive
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020525025A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019239539A1 (ja
Inventor
厚司 土谷
厚司 土谷
啓介 植村
啓介 植村
和徳 畠山
和徳 畠山
裕一 清水
裕一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019239539A1 publication Critical patent/JPWO2019239539A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6925527B2 publication Critical patent/JP6925527B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/88Electrical aspects, e.g. circuits
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/22Current control, e.g. using a current control loop
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • H02P27/06Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using dc to ac converters or inverters
    • H02P27/08Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using dc to ac converters or inverters with pulse width modulation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/02Providing protection against overload without automatic interruption of supply
    • H02P29/024Detecting a fault condition, e.g. short circuit, locked rotor, open circuit or loss of load
    • H02P29/027Detecting a fault condition, e.g. short circuit, locked rotor, open circuit or loss of load the fault being an over-current
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2207/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the type of motor
    • H02P2207/05Synchronous machines, e.g. with permanent magnets or DC excitation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Description

本発明は、永久磁石同期モータを駆動するモータ駆動装置、及びこれを備えた空気調和機に関する。
従来、モータ駆動装置の1つのインバータによって複数台のモータを並列駆動する場合、交流電圧を印加することにより、特別な制御を行うことなく駆動することが可能な誘導モータが使用されていた(例えば、特許文献1参照)。誘導モータでは二次銅損などの損失が発生するので、近年、二次銅損が無く高効率である永久磁石(PM)同期モータが広く普及している。
特開昭61−177189号公報(第1図)
PM同期モータを駆動する場合、モータ駆動装置のインバータは、回転子に備えられた永久磁石の磁極位置に応じた電圧を固定子巻線に印加する必要がある。したがって、1つのインバータが複数台のPM同期モータに交流電圧を印加すると、PM同期モータの特性バラツキなどにより、複数台のPM同期モータの回転子を同一の動作点で動作させることができない場合がある。この場合、複数台のPM同期モータの動作電流値にバラツキが生じ、動作点が大きくずれたPM同期モータに脱調が発生し、その固定子巻線に過大な電流が流れるおそれがある。
PM同期モータでは、固定子巻線に過大な電流(すなわち、PM同期モータに固有の不可逆減磁電流値以上の値の電流)が流れると、永久磁石に不可逆減磁が生じて出力トルクの低下及び効率の低下が生じる。このため、PM同期モータを駆動するモータ駆動装置は、保護電流レベル以上の値の電流がPM同期モータに流れないように、インバータによる電流の供給を停止させる過電流保護機能を備えている。
しかし、モータ駆動装置に、駆動するPM同期モータの台数を切替える機能を持たせ、複数台のPM同期モータを並列駆動するときに脱調又は故障が発生すると、PM同期モータに不可逆減磁電流値以上の値の電流が流れ、永久磁石に不可逆減磁が生じるおそれがある。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、駆動する永久磁石同期モータの台数を切替えることができ、且つ永久磁石同期モータに不可逆減磁を生じさせないことができるモータ駆動装置及びこれを備えた空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るモータ駆動装置は、1台以上の永久磁石同期モータを駆動する装置であって、交流電流を供給するインバータと、前記インバータから前記交流電流が供給される前記1台以上の永久磁石同期モータの台数を切替える切替部と、前記1台以上の永久磁石同期モータに供給される前記交流電流に対応する検出値を検出する検出部と、前記インバータ及び前記切替部を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、過電流遮断閾値を前記台数に応じた値に設定し、前記検出値が前記過電流遮断閾値以上であるときに、前記インバータに、前記1台以上の永久磁石同期モータへの前記交流電流の供給を停止させるものである。
本発明の他の態様に係る空気調和機は、複数の永久磁石同期モータと、前記複数の永久磁石同期モータの内の1台以上の永久磁石同期モータを駆動するモータ駆動装置と、を有し、前記モータ駆動装置は、交流電流を供給するインバータと、前記インバータから前記交流電流が供給される前記1台以上の永久磁石同期モータの台数を切替える切替部と、前記1台以上の永久磁石同期モータに供給される前記交流電流に対応する検出値を検出する検出部と、前記インバータ及び前記切替部を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、過電流遮断閾値を前記台数に応じた値に設定し、前記検出値が前記過電流遮断閾値以上であるときに、前記インバータに、前記1台以上の永久磁石同期モータへの前記交流電流の供給を停止させるものである。
本発明によれば、駆動する永久磁石同期モータの台数を切替えることができ、且つ永久磁石同期モータに不可逆減磁を生じさせないことができる。
本発明の実施の形態1に係るモータ駆動装置(1台のPM同期モータを駆動するとき)の構成を概略的に示す図である。 実施の形態1に係るモータ駆動装置(2台のPM同期モータを駆動するとき)の構成を概略的に示す図である。 図1のPM同期モータで駆動するファンを備えた空気調和機の構成を示す概略図である。 図1のインバータの構成を示す図である。 過電流遮断閾値の設定動作の例を示す図である。 過電流遮断閾値の設定処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るモータ駆動装置により2台のPM同期モータを並列駆動するときに2台のPM同期モータの固定子巻線に流れる相電流の位相差を示す図である。 実施の形態1に係るモータ駆動装置により2台のPM同期モータを駆動するときに2台のPM同期モータの固定子巻線に流れる相電流の進み角と出力トルクとの関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るモータ駆動装置(切替部のショート故障発生時)の状態を示す図である。 実施の形態2に係るモータ駆動装置(過電流遮断閾値の変更後)の状態を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るモータ駆動装置(切替部のオープン故障発生時)の状態を示す図である。 実施の形態3に係るモータ駆動装置(過電流遮断閾値の変更後)の状態を示す図である。 実施の形態1〜3におけるモータ駆動装置の制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 (a)〜(c)は、図13のPWM信号生成部の動作を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置及びこれを備えた空気調和機を、添付図面を参照しながら説明する。実施の形態に係るモータ駆動装置は、1台以上の永久磁石(PM)同期モータを駆動する装置である。各実施の形態の構成は、互いに組み合わせることが可能である。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
《1》実施の形態1.
《1−1》構成
図1は、実施の形態1に係るモータ駆動装置10(1台のPM同期モータ20aを駆動するとき)の構成を概略的に示す図である。図2は、実施の形態1に係るモータ駆動装置10(2台のPM同期モータ20a及び20bを駆動するとき)の構成を概略的に示す図である。
図1及び図2に示されるように、モータ駆動装置10は、切替部17の接続状態を切替えることによって、1台のPM同期モータ20aを駆動する動作モード(図1)と2台のPM同期モータ20a及び20bを並列駆動する動作モード(図2)のいずれかを選択することができる。モータ駆動装置10は、3台以上のPM同期モータを並列駆動する動作モードを有するものであってもよい。以下の説明では、駆動するPM同期モータの数が2台以下である場合について説明する。また、PM同期モータ20aを「第1のPM同期モータ20a」とも言い、PM同期モータ20bを「第2のPM同期モータ20b」とも言う。
図3は、図1及び図2に示される第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bにそれぞれ連結された第1及び第2のファン903及び904を備えた空気調和機900の構成を示す概略図である。図3に示されるように、空気調和機900は、室外機901と、室内機908と、これらを繋ぐ冷媒配管909とを有する。冷媒配管909としては、室外機901に備えられるPM同期モータの台数に対応する数の系統の冷媒配管が備えられる。冷媒配管909の途中に配置される弁及びポンプなどのような冷媒回路を構成する各種の部材は、公知であるため図示していない。
第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bは、例えば、空気調和機900の室外機901の第1及び第2のファン903及び904をそれぞれ駆動するためのものである。第1及び第2のファン903及び904は、例えば、第1及び第2の熱交換器905及び906に対して設けられたものであり、これらに向けて送風する。第1のPM同期モータ20aのみが動作するときは、電磁弁907は閉状態であり、第1の熱交換器905に冷媒が流れる。第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bが並列動作するときは、電磁弁907は開状態であり、第1及び第2の熱交換器905及び906の両方に冷媒が流れる。第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bが並列動作することによって、空気調和機900の空調能力(例えば、冷房能力又は暖房能力)は向上する。
図1及び図2に示されるように、モータ駆動装置10は、交流電源11から入力された交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ12と、コンデンサ13と、電圧検出部14と、交流電流を供給するインバータ15とを有する。また、モータ駆動装置10は、モータ電流検出部16と、交流電流が供給されるPM同期モータの台数である駆動モータ数を切替える切替部17と、インバータ15及び切替部17を制御する制御装置18と、供給する交流電流iua,iva,iwaに対応する検出値vRu,vRv,vRwを検出するための、抵抗値R、R、Rのシャント抵抗を備えたインバータ電流検出部(単に「検出部」とも言う)19とを有する。シャント抵抗の位置及び数は、図示の例に限定されない。シャント抵抗は、インバータ15が出力する交流電流に対応する値を検出可能なものであれば、他の位置に配置されてもよく、また、1個の抵抗であってもよい。
モータ電流検出部16は、第1のPM同期モータ20aに流れる電流ium,ivm,iwmの大きさを制御装置18にフィードバックする。インバータ電流検出部19は、例えば、インバータ15のGND(グランド)側に設置され、インバータ15に流れる電流値を検出する。インバータ電流検出部19は、インバータ15から出力される交流電流の大きさを制御装置18にフィードバックする。制御装置18は、駆動モータ数に応じて過電流遮断閾値THcの値を設定し、検出値(例えば、vRu,vRv,vRw)が過電流遮断閾値THc以上であるときに、インバータ15に、PM同期モータへの電流iua,iva,iwaの供給を停止させる。
制御装置18は、例えば、メモリなどの記憶部に記憶されたソフトウェアであるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を備えたマイコン(マイクロコンピュータ)、或いはDSP(Digital Signal Processor)などで構成されてもよく、半導体集積回路などを含む専用のハードウェアで構成されてもよい。また、制御装置18は、プログラムを実行するマイコンと専用のハードウェアの組み合わせであってもよい。以下では、制御装置18がマイコンである場合を説明する。
コンバータ12の入力端子は、外部の交流電源11に接続され、交流電源11から交流電圧が印加される。コンバータ12は、整流回路を有しており、交流電源11から入力された交流電圧を整流して直流電圧を生成する。整流回路は、例えば、ダイオード等の整流素子をブリッジ接続することで形成された全波整流回路である。コンデンサ13は、コンバータ12で生成された直流電圧を平滑化して、直流電圧V13を出力する。
図4は、図1のインバータ15の構成を示す図である。図4に示されるように、インバータ15は、インバータ主回路150と、駆動回路180とを有する。インバータ主回路150の入力端子は、コンデンサ130の電極に接続されている。コンバータ12の出力、コンデンサ13の電極、及びインバータ主回路150の入力端子を結ぶ線を、直流母線と言う。
インバータ15は、制御装置18によって制御されて、インバータ主回路150の6つのアームのスイッチング素子151〜156がオン、オフ動作し、周波数可変で電圧可変の三相交流電流を生成し、これをPM同期モータ20a及び20bに供給する。スイッチング素子151〜156には、還流用の整流素子161〜166がそれぞれ並列接続されている。
切替部17が閉状態であるときに、PM同期モータ20a及び20bは、インバータ15により並列駆動するものであり、インバータ出力端子171、172、173に並列接続されている。
モータ電流検出部16は、インバータ出力端子171、172、173と第1のPM同期モータ20aとを結ぶ線に流れる電流ium、ivm、iwmを検出する。なお、モータ駆動装置10は、インバータ出力端子171、172、173と第2のPM同期モータ20bとを結ぶ線に流れる電流i′um、i′vm、i′wmを検出し、検出値を制御装置18に出力する他のモータ電流検出部(図示せず)を備えてもよい。モータ電流検出部16で検出された電流ium、ivm、iwmは、制御装置18で図示しないA/D(Analog to Digital)変換部によりデジタル信号に変換されて制御装置18の内部での処理に用いられる。
電圧検出部14は、インバータ15に入力される直流電圧、すなわち、コンデンサ13の端子間の直流電圧V13を検出する。電圧検出部14で検出された電圧Vdcは、制御装置18で図示しないA/D変換部によりデジタル信号に変換されて制御装置18の内部での処理に用いられる。
制御装置18は、検出された三相電流としてのモータ電流(以下「相電流」とも言う)ium、ivm、iwm及び電圧検出部14で検出されたインバータ15の入力電圧Vdcに基づいて、インバータ15の出力電圧の大きさ及び周波数の制御を行う。インバータ15の制御のため、制御装置18は、PWM(Pulse Width Modulation)信号Sm1〜Sm6を生成して、インバータ15に供給する。
インバータ15は、上記のようにインバータ主回路150のほかに、駆動回路180を備えており、駆動回路180がPWM信号Sm1〜Sm6に基づいて駆動信号Sr1〜Sr6を生成する。インバータ15は、駆動信号Sr1〜Sr6によりスイッチング素子151〜156のオン、オフを制御し、これにより、周波数可変で電圧可変の三相交流電圧がPM同期モータ7に印加されるようにする。
PWM信号Sm1〜Sm6が論理回路の信号レベルの大きさ(0〜5[V])のものであるのに対し、駆動信号Sr1〜Sr6は、スイッチング素子151〜156を制御するのに必要な電圧レベル、例えば、+15[V]〜−15[V]の大きさを持つ信号である。また、PWM信号Sm1〜Sm6が、制御装置18の接地電位を基準電位とするものであるのに対し、駆動信号Sr1〜Sr6は、それぞれ対応するスイッチング素子の負側の端子(エミッタ端子)の電位を基準電位とするものである。
制御装置18は、PM同期モータの通常回転時(起動後の回転時)の制御を行うほか、PM同期モータ起動時に起動処理を行う。この起動処理おいて、第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bの固定子巻線に直流電流を流す直流励磁を行って、第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bの各々の回転子を指定された位置に引き込む動作を行う。制御装置18の構成例の詳細は、後述される。
《1−2》動作
制御装置18は、インバータ15及び第1のPM同期モータ20a(又は、インバータ15及び第1及び第2のPM同期モータ20a及び20b)によって駆動する空気調和機900(図3)に要求される空調能力を示す空調能力要求値Prに応じて、切替部17の接続状態を開状態又は閉状態に切り替える。空調能力要求値Prは、空気調和機900において指定された設定温度、室内機908が設置されている室内の温度、及び室外機901が設置されている室外の温度などの各種の条件に基づく値である。空調能力要求値Prは、連続的に変化する数値(例えば、単位[W])で表すことができるが、不連続に変化する数値(例えば、駆動が必要なPM同期モータの台数)でも表すこともできる。
制御装置18は、空調能力要求値Prが現在の空調能力の上限を示す空調能力閾値Pt未満であるときには、切替部17の接続状態を開状態で維持することで、駆動するPM同期モータの台数を変更しない。制御装置18は、空調能力要求値Prが空調能力閾値Pt以上であるときに切替部17の接続状態を閉状態にすることで、駆動するPM同期モータの台数を増加させる。すなわち、制御装置18は、Pr<Ptのときには、切替部17の接続状態を開状態にし(図1)、Pr≧Ptのときには切替部17の接続状態を閉状態にする(図2)。図1の例では、空調能力閾値Ptは、例えば、1台のPM同期モータ20aのみを用いたときの空気調和機の空調能力の上限値である。
図5は、過電流遮断閾値THcの変更動作を示す図である。図5において、空調能力要求値Prは実線で示され、空調能力閾値Ptは破線で示される。まず、区間RAにおける空調能力要求値Prは、空調能力閾値Pt未満である。したがって、制御装置18は、空調能力要求値Prが空調能力閾値Pt未満の範囲内で変化しても、切替部17の接続状態を開状態のまま維持する。
また、区間RBにおける空調能力要求値Prは、空調能力閾値Pt以上である。したがって、制御装置18は、空調能力要求値Prが、空調能力閾値Pt以上の範囲内で変化しても、切替部17の接続状態を閉状態のまま維持する。
また、区間RAと区間RBとの間の区間RCでは、制御装置18は、インバータ15に交流電流の供給を一時的に停止させる。区間RCでは、制御装置18は、切替部17の接続状態を開状態から閉状態に切り替えさせ、第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bの同期を取りつつ、第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bを駆動して、空調能力要求値Prを満たす強さの空調動作を実行できるようにする。また、切替部17の接続状態を閉状態から開状態に切り替えるときにも、インバータ15からの交流電流の供給は停止される。
実施の形態1では、区間RAにおいてモータ電流検出部16にて検出されるモータ電流の値と区間RAにおいてモータ電流検出部16にて検出されるモータ電流の値とは大きく異なるので、第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bに不可逆減磁電流値Id以上の値の電流を流さないようするための制御方法として、区間RAとRBでは互いに異なる方法を用いる必要がある。このため、実施の形態1に係るモータ駆動装置10では、空調能力要求値Prに合わせて、PM同期モータに流れる電流の電流値が不可逆減磁電流値Idを超えないように、過電流遮断閾値THcを変更する。
言い換えれば、接続される複数台のPM同期モータの不可逆減磁電流値Idが、インバータ15によって供給可能な電流の値よりも小さい場合には、複数台のPM同期モータの位相及び駆動状況によって不可逆減磁電流値Id以上の値の電流がPM同期モータに流れる状況が発生するおそれがある。実施の形態1に係るモータ駆動装置10は、接続される複数台のPM同期モータの不可逆減磁電流値Idが、インバータ15によって供給可能な電流値よりも小さい場合であっても、複数台のPM同期モータの位相及び駆動状況によって不可逆減磁電流値Id以上の値の電流が流れる状況の発生を回避できる。
図6は、過電流遮断閾値THcの設定処理を示すフローチャートである。図6の例では、空調能力要求値Prと空調能力閾値Ptに基づいて過電流遮断閾値THcを決定する。先ず、ステップS1において、制御装置18は、空調能力要求値Prを取得する。空調能力要求値Prは、例えば、空気調和機を使用するユーザが入力する値、又は、ユーザが入力する温度設定信号などに基づいて制御装置18が決定する値である。空調能力要求値Prは、例えば、駆動するPM同期モータの台数を示す情報であってもよい。次のステップS2において、制御装置18は、空調能力要求値Prが空調能力閾値Ptより小さいか否かを判断する。
空調能力要求値Prが空調能力閾値Ptより小さい場合(ステップS2においてYES)、ステップS3において、制御装置18は、第1のPM同期モータ20aのみの動作で空調能力要求値Prで示される空調能力を実現できるので、切替部17の接続状態を開状態のまま維持し、過電流遮断閾値THcを1台のPM同期モータの動作時の値である第1の過電流遮断閾値TH1に設定する。第1の過電流遮断閾値TH1が設定されたときには、インバータ15から供給される交流電流の上限値である保護電流レベル(第1の保護電流レベル)は、例えば、第1のPM同期モータ20aの不可逆減磁電流値Idに予め決められた第1の比率(例えば、1未満の数値)を掛けることで得られた値である。予め決められた第1の比率は、例えば、比率0.9、すなわち、90%である。このようにすれば、1台のPM同期モータの運転時において、第1のPM同期モータ20aに不可逆減磁電流値Id以上の値の電流が流れないように運転することが可能である。
空調能力要求値Prが空調能力閾値Pt以上である場合(ステップS2においてNO)、ステップS4において、制御装置18は、切替部17の接続状態が開状態(図1)であるか閉状態(図2)であるかを判断する。切替部17の接続状態が閉状態である場合(ステップS4においてYES)、ステップS6において、制御装置18は、第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bが動作していると判断し、過電流遮断閾値THcを2台のPM同期モータの動作時の値である第2の過電流遮断閾値TH2に設定する。
切替部17の接続状態が開状態である場合(ステップS4においてNO)、ステップS5において、制御装置18は、第1のPM同期モータ20aが動作(すなわち、回転)中か否かを判断する。第1のPM同期モータ20aが回転中であれば(ステップS5においてYES)、ステップS7において、制御装置18は、電流の供給を停止して、処理をステップS5に戻し、その後、処理をステップS6に進める。ステップS6において、制御装置18は、第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bが動作していると判断し、過電流遮断閾値THcを2台のPM同期モータの動作時の値である第2の過電流遮断閾値TH2に設定する。
図7は、実施の形態1に係るモータ駆動装置10により2台のPM同期モータを駆動するときの相電流の位相差を示す図である。図7に示されるように、第2のPM同期モータ20b(相電流は実線で示される)は、第1のPM同期モータ20a(相電流は破線で示される)の制御に付いて行くように動作する。そのため、図7に示されるように、第1のPM同期モータ20aの電流と第2のPM同期モータ20bの電流とは、位相差を持っており、位相差がある値以上になると、脱調が発生する。第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bの相電流の電流値の比は、1:1であることが理想的である。しかし、第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bの特性バラツキ、及び第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bの設置位置の温度環境の違いなどにより、位相差が拡大して、第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bの相電流の電流値の比が、1:1の関係を維持できないことが想定される。
図8は、実施の形態1に係るモータ駆動装置が2台のPM同期モータを駆動するときのPM同期モータの出力トルクと電流の進み角β[度]を示す図である。2つのPM同期モータの相電流に位相差があるとき、第1のPM同期モータ20aが最大トルクを出力する場合(β=0度)、第2のPM同期モータ20bのマグネットトルクは、図8のようにβ>0度で表される。図8から分かるように、第1のPM同期モータ20aに比べ、第2のPM同期モータ20bは、出力トルクが小さいので、第2のPM同期モータ20bには、第1のPM同期モータ20aよりも大きい電流が流れる。ここで、許容される最大位相差の上限が45度であると仮定する。45度の位相差があるときには、第1のPM同期モータ20aの出力トルクと第2のPM同期モータ20bの出力トルクとの比は、1:(1/√2)である。そのため、同一の出力トルクを得るためには、第2のPM同期モータ20bの相電流を、第1のPM同期モータ20aの相電流の、√2倍(すなわち、約1.414倍)にすることが必要である。
第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bの電流値の比が、1:√2となると仮定し、理想状態において最大負荷が駆動可能な電流値が10[A]である場合、第1のPM同期モータ20aの最大負荷が駆動可能な電流値が10[A]であり、第2のPM同期モータ20bの最大負荷が駆動可能な電流値が10[A]×√2=14.14[A]である。すなわち、インバータ15から供給される交流電流の保護電流レベル(第2の保護電流レベル)を、10[A]+10[A]×√2=24.14[A]にするように、過電流判定部18aの判定に用いられる過電流遮断閾値THcを決定することで、位相差が生じた場合においても最大負荷条件にて運転を継続することが可能となる。
なお、各PM同期モータは、製造バラツキ及び温度バラツキがあるため、これらを見込んで過電流遮断閾値THcを調整してもよい。
また、設定した過電流遮断閾値THcは、保護電流レベルが2台のPM同期モータ(すなわち、第1及び第2のPM同期モータ20a及び20b)の各々の不可逆減磁電流値Idの合計である2×Id[A]を超えないよう設定する必要がある。例えば、Id=20[A]である場合、インバータ15から2台のPM同期モータに供給される電流の上限値である保護電流レベルは、2×Id[A]=40[A]以下である。
ここで、第1のPM同期モータ20aを相電流1[A]で駆動し、第2のPM同期モータ20bを相電流1[A]で駆動しているときに、1台のPM同期モータが脱調して、相電流が保護電流レベルである24.14[A]に達し、インバータ15の運転を停止した場合を検討する。この場合には、最大23.14[A](=24.14[A]−1[A])の電流が、動作中の1台のPM同期モータに流れる可能性がある。つまり、PM同期モータの不可逆減磁電流値Idである20[A]を超える電流が、PM同期モータに流れるおそれがある。したがって、各PM同期モータの電流値を個別に検出する手段を備え、各PM同期モータに流れる相電流が不可逆減磁電流値Idを超える前に、制御装置18にて、インバータ15による電流の供給を停止させることで不可逆減磁を防止させることが望ましい。
《1−3》効果
以上に説明したように、実施の形態1に係るモータ駆動装置10及び空気調和機によれば、1つのインバータ15で複数台のPM同期モータを駆動する空気調和機において、空調能力要求値Prに応じて過電流遮断閾値THcを変更することで、インバータ15によって駆動するPM同期モータの台数を切替えることができ、且つPM同期モータに不可逆減磁を生じさせないことができる。
また、実施の形態1に係るモータ駆動装置10及び空気調和機によれば、インバータ15を複数備えた場合に比べ、モータ駆動装置10の構成を簡素化、低価格化、及び小型化することができる。
インバータ15の電流容量に比べ1台当たりのPM同期モータの不可逆減磁電流値Idと運転台数の積が大きい場合には、インバータ15の電流容量を保護電流レベルとすることも可能である。この場合には、インバータ15を保護することが可能となり、さらに信頼性の高いPM同期モータのモータ駆動装置を得ることができる。
また、保護電流レベルを、複数台のPM同期モータの台数に比例した値に設定するのではなく、運転中に想定される最大電流に対して複数台のPM同期モータ間に生じる動作点のバラツキにより生じ得る電流増加量を考慮に入れて設定することにより、確実にPM同期モータの不可逆減磁を抑制でき、過負荷時に運転を継続させることが可能となる。
《2》実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係るモータ駆動装置20(切替部17のショート故障発生時)の状態を示す図である。図10は、実施の形態2に係るモータ駆動装置20(過電流遮断閾値THcをTH1からTH3に変更後)の状態を示す図である。図9及び図10において、図1及び図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1及び図2に示される符号と同じ符号が付される。
実施の形態2に係るモータ駆動装置20は、切替部17の接点が閉状態であり、切替部17がオン、オフ動作できないショート故障が発生した場合に、過電流遮断閾値THcを適切に設定することで、延命運転を可能にした点が、実施の形態1に係るモータ駆動装置10と相違する。ショート故障は、例えば、切替部17の接点における溶着が原因で発生することがある。この相違点以外について、実施の形態2は、実施の形態1と同じである。以下の説明では、切替部17を構成するリレーが、ショート故障の発生を制御装置18に通知する故障通知手段を備えている場合を説明する。ただし、制御装置18による故障の検知方法は、特に限定されない。
図9には、空調能力要求値Prが空調能力閾値Pt未満であるときに(すなわち、Pr<Ptのときに)、切替部17にショート故障が発生した場合のモータ駆動装置20の状態が示されている。Pr<Ptの場合には、制御装置18は、例えば、第1のPM同期モータ20aの不可逆減磁電流値Idの90%(図6におけるステップS3に示される)の電流値を保護電流レベル(第1の保護電流レベル)とする、第1の過電流遮断閾値TH1を設定している。つまり、制御装置18は、過電流遮断閾値THcを、1台のPM同期モータを運転しているときの第1の過電流遮断閾値TH1に設定している。
しかし、切替部17にショート故障が発生した場合には、制御装置18からの指令信号にかかわらず、インバータ15には第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bの両方が接続され続ける。このとき、インバータ電流検出部19には、第1のPM同期モータ20aに供給される電流と第2のPM同期モータ20bに供給される電流の合計値に対応する値の電流が流れる。このため、インバータ電流検出部19の検出値が示す電流値が、第1の過電流遮断閾値TH1以上の電流値であり、制御装置18が、インバータ15が第1及び第2のPM同期モータ20a及び20bへの交流電流の供給を停止することで、空気調和機の運転が停止するおそれがある。
このような状況の発生を回避するために、実施の形態2に係るモータ駆動装置20では、図10に示されるように、制御装置18が、切替部17のショート故障を検知し、制御装置18の過電流判定部18aが、インバータ電流検出部19に第1の過電流遮断閾値TH1以上の電流が流れていると判定した場合に、制御装置18は、インバータ電流検出部19で検出された電流の値と第1のPM同期モータ20aから取得しているモータ電流検出部16で検出されたモータ電流の電流値とを比較する。制御装置18は、インバータ電流検出部19で検出された電流値と第1のPM同期モータ20aから取得しているモータ電流検出部16で検出された電流値との間に、予め決められた値(例えば、2倍)以上の違いがあるか否かを判定する。予め決められた値(例えば、2倍)以上の違いがあった場合、制御装置18は、ショート故障が発生していると判断して、過電流遮断閾値THcを2台のPM同期モータ用の第2の過電流遮断閾値TH2(図6におけるステップS6に示される)に変更する。このため、切替部17がショート故障した後から修理によってショート故障が無くなったときまでの期間にも、2台のPM同期モータ20a及び20bを駆動すること、すなわち、延命運転を行うことが可能である。
以上に説明したように、実施の形態2に係るモータ駆動装置20及び空気調和機によれば、1つのインバータ15で複数台のPM同期モータを駆動する空気調和機において、空調能力要求値Prに応じて過電流遮断閾値THcを変更することで、インバータ15によって駆動するPM同期モータの台数を切替えることができ、且つPM同期モータに不可逆減磁を生じさせないことができる。
また、実施の形態2に係るモータ駆動装置20及び空気調和機によれば、切替部17のショート故障が発生した場合であっても、過電流遮断閾値THcを第2の過電流遮断閾値TH2に変更することで、不可逆減磁を発生させることなく、延命運転を行うことができる。
《3》実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係るモータ駆動装置30(切替部17のオープン故障発生時)の状態を示す図である。図12は、実施の形態3に係るモータ駆動装置30(過電流遮断閾値THcをTH1からTH3に変更後)の状態を示す図である。図11及び図12において、図1及び図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1及び図2に示される符号と同じ符号が付される。
実施の形態3に係るモータ駆動装置30は、切替部17の接点が開状態であり、切替部17の接点がオン、オフ動作しないオープン故障が発生した場合に、過電流遮断閾値THcを適切に設定することで、延命運転を可能にした点が、実施の形態1に係るモータ駆動装置10と相違する。この相違点以外について、実施の形態3は、実施の形態1と同じである。また、実施の形態3の機能は、実施の形態2の装置に適用してもよい。以下の説明では、切替部17を構成するリレーが、オープン故障の発生を制御装置18に通知する故障通知手段を備えている場合を説明する。ただし、制御装置18による故障の検知方法は、特に限定されない。
図11には、空調能力要求値Prが空調能力閾値Pt以上であるときに(すなわち、Pr≧Ptのときに)、切替部17にオープン故障が発生した場合のモータ駆動装置30の状態が示されている。Pr≧Ptの場合には、制御装置18は、第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bの電流位相を考慮した電流値を保護電流レベル(第2の保護電流レベル)とする、第2の過電流遮断閾値TH2(図6におけるステップS6に示される)を設定している。
しかし、切替部17にオープン故障が発生した場合には、制御装置18からの指令信号にかかわらず、インバータ15には第1のPM同期モータ20aのみが接続されている。このとき、第1のPM同期モータ20aのみが動作しているので、空調能力要求値Prが示す空調能力を発揮できない。制御装置18は、空調能力要求値Prが示す空調能力を発揮するために、第1のPM同期モータ20aの回転をさらに加速するが、供給される交流電流が増加して、第1のPM同期モータ20aの不可逆減磁電流値Idを超えるおそれがある。
このような状況の発生を回避するために、実施の形態3に係るモータ駆動装置30では、図12に示されるように、制御装置18が、切替部17のオープン故障を検知した場合、インバータ電流検出部19で検出された電流の電流値と第1のPM同期モータ20aから取得しているモータ電流検出部16で検出されたモータ電流ium,ivm,iwmの電流値とを比較する。制御装置18は、インバータ電流検出部19で検出された電流値と第1のPM同期モータ20aから取得しているモータ電流検出部16で検出された電流値との差が、予め決められた値以内(例えば、電流値の差異が、10%以内)である場合、オープン故障が発生していると判断して、過電流遮断閾値THcを1台のPM同期モータ用の第1の過電流遮断閾値TH1(図6におけるステップS3に示される)に変更する。このため、切替部17がオープン故障した後から修理によってオープン故障が無くなったときまでの期間にも、PM同期モータを駆動すること、すなわち、延命運転が可能である。
次に、空調能力要求値Prに応じて不可逆減磁電流値Idが変化することについて説明する。PM同期モータは回転子に永久磁石を備えている。永久磁石の温度特性によって、減磁耐力は変化する。永久磁石の材料としてネオジムなどの希土類元素を含む希土類磁石は、高温になるほど不可逆減磁が発生しやすくなる、すなわち、不可逆減磁電流値Idが低下する。空気調和機の室外機において、実施の形態3に係るモータ駆動装置を適用した場合、冷房運転時には、室外機が高温となり、より減磁耐力が低くなるおそれがある。また、圧縮機などの熱源付近では、PM同期モータがより高温になり減磁耐力が低くなるおそれがある。そのため、空気調和機の空調能力要求値Prに合わせた温度データから、不可逆減磁電流値Idを計算することで、適切な過電流遮断設定値を決めることが可能になる。特に、図12で示したオープン故障の場合に、第1のPM同期モータ20aのみで空調能力要求値Prが示す空調能力を発揮するために、過電流遮断閾値THcとして、より不可逆減磁電流値Idに近い値に対応する第3の過電流遮断閾値TH3を設定することで、能力不足を補った空調運転が可能になる。第3の過電流遮断閾値TH3は、第1の過電流遮断閾値TH1(=0.9×Id)に対応する値である。
以上に説明したように、実施の形態3に係るモータ駆動装置30及び空気調和機によれば、1つのインバータ15で複数台のPM同期モータを駆動する空気調和機において、空調能力要求値Prに応じて過電流遮断閾値THcを変更することで、インバータ15が駆動するPM同期モータの台数を切替えることができ、且つPM同期モータに不可逆減磁を生じさせないことができる。
また、実施の形態3に係るモータ駆動装置30及び空気調和機によれば、切替部17にオープン故障が発生した場合であっても、過電流遮断閾値THcを変更することで、不可逆減磁を発生させることなく、延命運転を行うことができる。
《4》変形例.
実施の形態1〜3における制御装置18は、例えば、以下のように構成することができる。図13は、実施の形態1〜3における制御装置18の構成例を示す機能ブロック図である。図示のように、制御装置18は、運転指令部101と、減算部102と、座標変換部103、104と、速度推定部105、106と、積分部107、108と、電圧指令生成部109と、脈動補償制御部110と、座標変換部111と、PWM信号生成部112とを有する。
運転指令部101は、モータの回転数指令値ω を生成して出力する。運転指令部101はまた、接続切替部8を制御するための切替制御信号Swを生成して出力する。
減算部102は、インバータ電流検出部19で検出された電流(すなわち、U相、V相、W相の相電流)iua、iva、iwaから第1のPM同期モータ20aの電流(すなわち、U相、V相、W相の相電流)ium,ivm,iwmを減算することで第2のPM同期モータ20bの電流(すなわち、U相、V相、W相の相電流)iu_sl,iv_sl,iw_slを求める。これは、第1のPM同期モータ20aの電流ium,ivm,iwmと第2のPM同期モータ20bの相電流iu_sl,iv_sl,iw_slの和がインバータの相電流iua、iva、iwaに等しいという関係を利用したものである。
座標変換部103は、後述の第1のモータ41の位相推定値(磁極位置推定値)θを用いて第1のPM同期モータ20aの相電流ium,ivm,iwmを静止三相座標系から回転二相座標系に座標変換して、第1のPM同期モータ20aのdq軸電流id_m,iq_mを求める。
座標変換部104は、後述の第2のPM同期モータ20bの位相推定値(磁極位置推定値)θslを用いて第2のPM同期モータ20bの相電流iu_sl,iv_sl,iw_slを静止三相座標系から回転二相座標系に座標変換して第2のPM同期モータ20bのdq軸電流id_sl,iq_slを求める。
第1のモータ速度推定部105は、dq軸電流id_m、iq_m及び後述のdq軸電圧指令値v 、v に基づいて第1のPM同期モータ20aの回転数推定値ωを求める。同様に、第2のモータ速度推定部106は、dq軸電流id_sl、iq_sl及びdq軸電圧指令値v 、v に基づいて第2のPM同期モータ20bの回転数推定値ωslを求める。
積分部107は、第1のPM同期モータ20aの回転数推定値ωを積分することで、第1のPM同期モータ20aの位相推定値θを求める。同様に、積分部108は、第2のPM同期モータ20bの回転数推定値ωslを積分することで、第2のPM同期モータ20bの位相推定値θslを求める。
なお、回転数及び位相の推定には、例えば、特許第4672236号公報に示されている方法を用いることができるが、回転数及び位相が推定可能な方法であればどのような方法を用いてもよい。また、回転数或いは位相を直接検出する方法を用いてもよい。
電圧指令生成部109は、第1のPM同期モータ20aのdq軸電流id_m,iq_mと、第1のPM同期モータ20aの回転数推定値ωと、脈動補償電流指令値isl とに基づいて、dq軸電圧指令値v ,v を算出する。
座標変換部111は、第1のPM同期モータ20aの位相推定値θと、dq軸電圧指令値v ,v とから、印加電圧位相θを求め、印加電圧位相θに基づき、dq軸電圧指令値v ,v を回転二相座標系から静止三相座標系に座標変換して、静止三相座標系上の電圧指令値v ,v ,v を求める。
印加電圧位相θは、例えば、dq軸電圧指令値v ,v から
θ=tan-1(v /v
により得られる進み位相角θを、第1のPM同期モータ20aの位相推定値θに加算することで得られる。
位相推定値θ、進み位相角θ、及び印加電圧位相θの例が図14(a)に示され、座標変換部111で求められる電圧指令値v ,v ,v の例が図14(b)に示されている。
PWM信号生成部112は、入力電圧Vdcと、電圧指令値v ,v ,v とから図14(c)に示されるPWM信号UP,VP,WP,UN,VN,WNを生成する。
PWM信号UP,VP,WP,UN,VN,WNはインバータ15に供給され、スイッチング素子の制御に用いられる。
インバータ15には、PWM信号UP,VP,WP,UN,VN,WNに基づいて、それぞれ対応するアームのスイッチング素子を駆動する駆動信号を生成する、図示しない駆動回路が設けられている。
上記のPWM信号UP,VP,WP,UN,VN,WNに基づいてインバータ15のスイッチング素子のON/OFFを制御することで、インバータ15から周波数及び電圧値が可変の交流電圧を出力させ、第1のPM同期モータ20a及び第2のPM同期モータ20bに印加することができる。
電圧指令値v ,v ,v は、図14(b)に示される例では正弦波であるが、電圧指令値は、三次高調波を重畳させたものであっても良く、第1のPM同期モータ20a及び第2のPM同期モータ20bを駆動することが可能であればどのような波形のものであってもよい。
電圧指令生成部109が、dq軸電流id_m,iq_m及び第1のPM同期モータ20aの回転数推定値ωのみに基づいて電圧指令を生成する構成であるとすれば、第1のPM同期モータ20aが適切に制御される一方、第2のPM同期モータ20bは、第1のPM同期モータ20aのために生成された電圧指令値に応じて動作するだけであり、直接的には制御されていない状態にある。
そのため、第1のPM同期モータ20a及び第2のPM同期モータ20bは、位相推定値θ及び位相推定値θslに誤差を伴う状態で動作し、特に低速域で誤差が顕著に現れる。誤差が発生すると第2のPM同期モータ20bの電流脈動が発生し、第2のPM同期モータ20bの脱調、過大電流による発熱による損失悪化のおそれがある。さらに、過大電流に応じて回路遮断が行われて、モータが停止し、負荷の駆動ができなくなるおそれがある。
脈動補償制御部110はこのような問題を解決するために設けられたものであり、第2のPM同期モータ20bのq軸電流iq_slと、第1のPM同期モータ20aの位相推定値θと、第2のPM同期モータ20bの位相推定値θslとを用いて、第2のPM同期モータ20bの電流脈動を抑制するための脈動補償電流指令値isl を出力する。
脈動補償電流指令値isl は、第1のPM同期モータ20aの位相推定値θと、第2のPM同期モータ20bの位相推定値θslとから、第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bとの位相関係を判定し、判定結果に基づいて、第2のPM同期モータ20bのトルク電流に該当するq軸電流iq_slの脈動を抑制するように定められる。
電圧指令生成部109は、運転指令部101からの第1のPM同期モータ20aの回転数指令値ω と第1のPM同期モータ20aの回転数推定値ωの偏差に対して比例積分演算を行って、第1のPM同期モータ20aのq軸電流指令値Iq_m を求める。
一方、第1のPM同期モータ20aのd軸電流は、励磁電流成分であり、その値を変化させることで、電流位相を制御すること、及び第1のPM同期モータ20aを強め磁束又は弱め磁束で駆動させることが可能となる。その特性を利用し、先に述べた脈動補償電流指令値isl を、第1のPM同期モータ20aのd軸電流指令値Id_m に反映させることで、電流位相を制御し、これにより脈動の抑制を図ることが可能である。
電圧指令生成部109は、上記のようにして求めたdq軸電流指令値Id_m ,Iq_m と、座標変換部103で求めたdq軸電流id_m,iq_mとに基づいてdq軸電圧指令値v ,v を求める。即ち、d軸電流指令値Id_m とd軸電流id_mとの偏差に対して比例積分演算を行ってd軸電圧指令値v を求め、q軸電流指令値Iq_m とq軸電流iq_mとの偏差に対して比例積分演算を行ってq軸電圧指令値v を求める。
なお、電圧指令生成部109及び脈動補償制御部110については同様の機能を実現可能であれば、どのような構成のものであってもよい。
以上のような制御を行うことで、第1のPM同期モータ20aと第2のPM同期モータ20bとを、第2のPM同期モータ20bに脈動が生じないように、1台のインバータ15で駆動することが可能となる。
10,20,30 モータ駆動装置、 11 交流電源、 12 コンバータ、 13 コンデンサ、 14 電圧検出部、 15 インバータ、 16 モータ電流検出部、 17 切替部、 18 制御装置、 18a 過電流判定部、 19 インバータ電流検出部(検出部)、 20a 第1のPM同期モータ、 20b 第2のPM同期モータ、 Id 不可逆減磁電流値、 Pr 空調能力要求値、 Pt 空調能力閾値、 THc 過電流遮断閾値、 TH1 第1の過電流遮断閾値、 TH2 第2の過電流遮断閾値、 TH3 第3の過電流遮断閾値、 iua,iva,iwa 交流電流(相電流)、 ium,ivm,iwm モータ電流(相電流)、 vRu,vRv,vRw 検出値。

Claims (14)

  1. 1台以上の永久磁石同期モータを駆動するモータ駆動装置であって、
    交流電流を供給するインバータと、
    前記インバータから前記交流電流が供給される前記1台以上の永久磁石同期モータの台数を切替える切替部と、
    前記1台以上の永久磁石同期モータに供給される前記交流電流に対応する検出値を検出する検出部と、
    前記インバータ及び前記切替部を制御する制御装置と、
    を有し、
    前記制御装置は、
    過電流遮断閾値を前記台数に応じた値に設定し、
    前記検出値が前記過電流遮断閾値以上であるときに、前記インバータに、前記1台以上の永久磁石同期モータへの前記交流電流の供給を停止させる
    モータ駆動装置。
  2. 前記台数が1台である場合、前記制御装置は、駆動する前記永久磁石同期モータの不可逆減磁電流値に予め決められた第1の比率を掛けることで第1の保護電流レベルを算出し、前記第1の保護電流レベル未満の前記交流電流が供給されるように、前記過電流遮断閾値として第1の過電流遮断閾値を設定する請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記第1の比率は、0.9である請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記台数が2台である場合、前記制御装置は、駆動する2台の前記永久磁石同期モータの各々が最大トルクを出力する電流値に、第2の比率を掛けることによって第2の保護電流レベルを算出し、前記第2の保護電流レベル以下の値の前記交流電流が前記2台の永久磁石同期モータに供給されるように、前記過電流遮断閾値として第2の過電流遮断閾値を設定する請求項2又は3に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記第2の比率は、2.414である請求項4に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記駆動する永久磁石同期モータに流れるモータ電流の電流値を検出するモータ電流検出部をさらに有し、
    前記制御装置は、
    前記切替部にショート故障が発生したと判断したときに、前記検出値に基づいて、前記検出部に前記第1の過電流遮断閾値が示す電流値以上の電流が流れていると判定した場合に、前記インバータから供給される電流の電流値と前記モータ電流の検出値とを比較し、
    前記インバータから供給される電流の電流値と前記モータ電流の電流値との間に、予め決められた値以上の違いがある場合、前記過電流遮断閾値を前記第2の過電流遮断閾値に変更する
    請求項4又は5に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記予め決められた値以上の違いがある場合は、前記インバータから供給される電流の電流値が前記モータ電流の電流値の2倍以上である場合である請求項6に記載のモータ駆動装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記切替部にオープン故障が発生したと判断したときに、前記過電流遮断閾値として前記第1の過電流遮断閾値より大きい第3の過電流遮断閾値を設定する請求項4から7のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
  9. 複数の永久磁石同期モータと、
    前記複数の永久磁石同期モータの内の1台以上の永久磁石同期モータを駆動するモータ駆動装置と、
    を有し、
    前記モータ駆動装置は、
    交流電流を供給するインバータと、
    前記インバータから前記交流電流が供給される前記1台以上の永久磁石同期モータの台数を切替える切替部と、
    前記1台以上の永久磁石同期モータに供給される前記交流電流に対応する検出値を検出する検出部と、
    前記インバータ及び前記切替部を制御する制御装置と、
    を有し、
    前記制御装置は、
    過電流遮断閾値を前記台数に応じた値に設定し、
    前記検出値が前記過電流遮断閾値以上であるときに、前記インバータに、前記1台以上の永久磁石同期モータへの前記交流電流の供給を停止させる
    空気調和機。
  10. 前記制御装置は、前記空気調和機に要求される空調能力を示す空調能力要求値を受け取り、前記空調能力要求値に基づいて前記切替部の接続状態を切替える請求項9に記載の空気調和機。
  11. 前記制御装置は、
    前記空調能力要求値が現在の空調能力の上限を示す空調能力閾値未満であるときに、前記切替部の接続状態を開状態にすることで前記台数を変更せず、
    前記空調能力要求値が前記空調能力閾値以上であるときに前記切替部の接続状態を閉状態にすることで前記台数を増加させる
    請求項10に記載の空気調和機。
  12. 前記空調能力要求値は、駆動することが必要な前記永久磁石同期モータの台数で指定され、
    前記空調能力閾値は、現在駆動している前記永久磁石同期モータの台数で指定される
    請求項11に記載の空気調和機。
  13. 1台以上の永久磁石同期モータに交流電流を供給するインバータと、前記インバータから前記交流電流が供給される前記1台以上の永久磁石同期モータの台数を切替える切替部と、前記1台以上の永久磁石同期モータに供給される前記交流電流に対応する検出値を検出する検出部と、を有するモータ駆動装置を制御する、モータ駆動装置の制御装置であって、
    過電流遮断閾値を前記台数に応じた値に設定し、
    前記検出値が前記過電流遮断閾値以上であるときに、前記インバータに、前記1台以上の永久磁石同期モータへの前記交流電流の供給を停止させるように、前記インバータ及び前記切替部を制御する
    モータ駆動装置の制御装置。
  14. 1台以上の永久磁石同期モータに交流電流を供給するインバータと、前記インバータから前記交流電流が供給される前記1台以上の永久磁石同期モータの台数を切替える切替部と、前記1台以上の永久磁石同期モータに供給される前記交流電流に対応する検出値を検出する検出部と、を有するモータ駆動装置を制御するための、モータ駆動装置の制御方法であって、
    過電流遮断閾値を前記台数に応じた値に設定し、
    前記検出値が前記過電流遮断閾値以上であるときに、前記インバータに、前記1台以上の永久磁石同期モータへの前記交流電流の供給を停止させるように、前記インバータ及び前記切替部を制御する
    モータ駆動装置の制御方法。
JP2020525025A 2018-06-14 2018-06-14 モータ駆動装置、モータ駆動装置の制御装置、モータ駆動装置の制御方法、及び空気調和機 Active JP6925527B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/022692 WO2019239539A1 (ja) 2018-06-14 2018-06-14 モータ駆動装置及び空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019239539A1 JPWO2019239539A1 (ja) 2020-12-17
JP6925527B2 true JP6925527B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=68842061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020525025A Active JP6925527B2 (ja) 2018-06-14 2018-06-14 モータ駆動装置、モータ駆動装置の制御装置、モータ駆動装置の制御方法、及び空気調和機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11239788B2 (ja)
JP (1) JP6925527B2 (ja)
CN (1) CN112219350B (ja)
WO (1) WO2019239539A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11525593B2 (en) * 2019-03-27 2022-12-13 Trane International Inc. Prioritizing efficient operation over satisfying an operational demand

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5344829A (en) * 1976-10-06 1978-04-22 Hitachi Ltd Switching method of parallel operating unit number of induction motor for driving current type inverter
JPS5999996A (ja) 1982-11-26 1984-06-08 Shinko Electric Co Ltd 複数モ−タの電源切替制御回路
JPS61177189A (ja) 1985-01-31 1986-08-08 Toshiba Corp 電動機駆動用電源装置
JPH01150498U (ja) * 1988-04-06 1989-10-18
JPH0236798A (ja) 1988-07-22 1990-02-06 Fuji Electric Co Ltd Dcモータの過電流保護回路
JP3169426B2 (ja) * 1992-04-02 2001-05-28 三菱電機株式会社 インバータ装置及びそれを用いた搬送装置
TW328190B (en) * 1994-06-14 1998-03-11 Toshiba Co Ltd Control device of brushless motor and method of fault detection and air conditioner
JP2001058096A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機の制御装置
KR101349851B1 (ko) * 2007-10-18 2014-01-09 엘지전자 주식회사 전동기 제어장치 및 그 제어방법
JP2010028984A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Denso Corp 電力変換器
JP5381361B2 (ja) * 2009-06-11 2014-01-08 株式会社豊田自動織機 インバータ装置
JP4671000B1 (ja) * 2009-09-28 2011-04-13 ダイキン工業株式会社 相電流検出装置、及びそれを用いた電力変換装置
JP5325922B2 (ja) * 2011-03-30 2013-10-23 日立アプライアンス株式会社 空気調和機及び空気調和機に用いるインバータ装置
FR2977998B1 (fr) * 2011-07-12 2013-07-12 Schneider Toshiba Inverter Methode de branchement a chaud d'un moteur sur un variateur de vitesse
JP5616409B2 (ja) * 2012-09-06 2014-10-29 ファナック株式会社 永久磁石の不可逆減磁を防止する永久磁石同期電動機の制御装置及びそのような制御装置を備える制御システム
EP3163742B1 (en) * 2015-08-04 2024-03-13 Mitsubishi Electric Corporation Inverter control device and air-conditioner

Also Published As

Publication number Publication date
US20210184618A1 (en) 2021-06-17
CN112219350A (zh) 2021-01-12
JPWO2019239539A1 (ja) 2020-12-17
CN112219350B (zh) 2024-02-27
US11239788B2 (en) 2022-02-01
WO2019239539A1 (ja) 2019-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6333563B2 (ja) インバータ制御装置およびそれを用いた冷凍装置
WO2019026125A1 (ja) 電動機駆動装置及び冷凍サイクル適用機器
JP2002247876A (ja) インバータ装置、圧縮機制御装置、冷凍・空調装置の制御装置、モータの制御方法、圧縮機、冷凍・空調装置
JP5778045B2 (ja) 同期モータの駆動装置、及びこれを用いた冷凍装置、空気調和機、冷蔵庫、並びに同期モータの駆動方法
US20210203256A1 (en) Motor driver and refrigeration cycle equipment
JP7023387B2 (ja) モータ制御装置および空気調和装置
JP6929434B2 (ja) 電動機駆動装置及び冷凍サイクル適用機器
JP6925527B2 (ja) モータ駆動装置、モータ駆動装置の制御装置、モータ駆動装置の制御方法、及び空気調和機
JP6991364B2 (ja) モータ駆動装置、冷凍サイクル装置、空気調和機、給湯機及び冷蔵庫
JP6410939B2 (ja) モータ制御装置、圧縮機、及び空気調和機
KR101325398B1 (ko) 전동 압축기 및 그를 포함한 공기 조화 장치
US11264924B2 (en) Motor driving apparatus and refrigeration cycle equipment
JP7325671B2 (ja) 電力変換装置、モータ駆動装置および冷凍サイクル適用機器
JPWO2020179008A1 (ja) 電動機駆動装置及び空気調和機
JP7387056B2 (ja) 電動機駆動装置及び冷凍サイクル適用機器
WO2024089759A1 (ja) モータ駆動装置及び冷凍サイクル機器
JP7330401B2 (ja) 電力変換装置、モータ駆動装置および冷凍サイクル適用機器
WO2024089760A1 (ja) モータ駆動装置及び冷凍サイクル機器
CN112868155B (zh) 电源电路、包括该电源电路的马达驱动电路以及包括该电源电路或该马达驱动电路的冷冻装置
JP6835052B2 (ja) モータ駆動回路、及びそのモータ駆動回路を備えた冷凍装置
WO2022176078A1 (ja) 電動機駆動装置、冷凍サイクル装置、空気調和機、給湯器および冷蔵庫
WO2019244228A1 (ja) 電力変換装置、モータ駆動装置および冷凍機器
WO2020178891A1 (ja) モータ駆動装置及び冷凍サイクル適用機器
US20210281196A1 (en) Air conditioner
CN118696493A (zh) 电动机驱动装置以及空调机

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200612

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6925527

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150