JP2019140217A - 搬送システム - Google Patents

搬送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019140217A
JP2019140217A JP2018021599A JP2018021599A JP2019140217A JP 2019140217 A JP2019140217 A JP 2019140217A JP 2018021599 A JP2018021599 A JP 2018021599A JP 2018021599 A JP2018021599 A JP 2018021599A JP 2019140217 A JP2019140217 A JP 2019140217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
processing apparatus
mounting table
unit
lower stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018021599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7126833B2 (ja
Inventor
優爾 中西
Yuji Nakanishi
優爾 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2018021599A priority Critical patent/JP7126833B2/ja
Publication of JP2019140217A publication Critical patent/JP2019140217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7126833B2 publication Critical patent/JP7126833B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】加工装置にてカセットが載置される載置テーブルが上下に配置された状態で、下段の載置テーブルのカセットを自動搬送機構で容易に搬送できるようにすること。【解決手段】搬送システム(1)は、自動搬送機構(11)により加工装置(12)内のカセット載置手段(40)におけるカセット(C)の搬出入を行う。カセット載置手段は、カセット収容キャビネット(41)の内部に配設されたカセットを載置する下段載置テーブル(47)と、カセットを上部に載置する天板(44)とを備えている。下段載置テーブルは、自動搬送機構の搬送経路(21)に沿って又は搬送経路上に、加工装置の外側に引き出し可能とされる。自動搬送機構により下段載置テーブルに載置されるカセットを搬出入する際、下段載置テーブルが加工装置の外側に引き出された状態で自動搬送機構の保持部(22)がカセットにアクセスする。【選択図】図6

Description

本発明は、被加工物を収容可能として加工装置で使用されるカセットを加工装置に対して搬出入するための搬送システムに関する。
半導体デバイスや電子部品の製造工程では、半導体ウエーハやセラミックス基板等の各種素材からなる板状の被加工物が加工される。かかる加工としては、例えば、研削装置のスピンドルに装着された研削ホイールによって被加工物を研削して所定の厚みに形成することが挙げられる。また、被加工物の加工としては、切削装置のスピンドルに装着された切削ブレードやレーザー加工装置によって被加工物を個々のデバイスチップに分割することも例示できる。これらの装置は、1つの生産ラインに複数台設置される場合が多く、板状の被加工物を多数枚収容したカセットを複数台の加工装置間にて自動で搬送したい、という要望がある。
ここで、加工装置間にてカセットを搬送する手段としては、特許文献1に開示される天井走行車を用いた構成が考えられる。天井走行車は、搬送対象をチャックして昇降させる昇降台を備えている。また、天井走行車は、所定のアルゴリズムに沿って走行及び駆動してカセットを搬送している。
一方、被加工物を多数枚収容するカセットを用いた加工装置としては、特許文献2に開示された装置が知られている。特許文献2の装置では、2体の載台が上下に並んで設けられる。従って、各載台にカセットを載置することでカセットを上下に並べて配置することができる。
国際公開第2015/174180号 特開平11−233460号公報
しかしながら、特許文献2のようにカセットを上下に並べた場合、特許文献1のような天井走行車にて下側のカセットを搬送しようとすると、上側の載台が邪魔になって天井走行車のチャックが下側のカセットにアクセスできない、という問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、加工装置にてカセットが載置される載置テーブルが上下に配置された状態で、下段の載置テーブルのカセットを自動搬送機構で容易に搬送することができる搬送システムを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様の搬送システムは、生産設備内の天井又は床に配設された搬送経路に沿って走行自在で且つカセットを保持する保持部と、保持部を制御する制御部と、被加工物を加工する加工装置の制御手段と通信する通信部とを備えた自動搬送機構により、加工装置内のカセット載置手段の載置テーブルに複数の被加工物が収容されたカセットの搬出入を行う搬送システムであって、加工装置のカセット載置手段は、側板及び天板で形成されたカセット収容キャビネットの内部に配設されたカセットを載置する下段載置テーブルと、天板上に配設されカセットを上部に載置する上段載置テーブルとを備え、少なくとも下段載置テーブルは、自動搬送機構の搬送経路に沿って、又は搬送経路上に加工装置の外側に引き出し可能に構成され、自動搬送機構の保持部により下段載置テーブルに載置されるカセットを搬出入する際には、カセット収容キャビネット内の下段載置テーブルが加工装置の外側に引き出された状態で保持部がカセットにアクセスすること、を特徴とする。
この構成によれば、下段載置テーブルを上側載置テーブルの下方に収容された位置から加工装置の外側に引き出すように移動させることができる。これにより、下段載置テーブルに載置されたカセットに対して自動搬送機構の保持部を、上方を含む種々の方向から容易にアクセスすることができる。しかも、自動搬送機構による搬送時以外では、下段載置テーブルが上段載置テーブルの下方に収まるようになり、加工装置周りのスペースを広く確保可能としてスペースの有効利用を図ることができる。
本発明によれば、加工装置にてカセットが載置される載置テーブルが上下に配置された状態でも、下段載置テーブルを引き出し可能としたので、下段載置テーブルのカセットを自動搬送機構で容易に搬送することができる。
本実施の形態に係る搬送システムの正面図である。 本実施の形態に係る加工装置の平面図である。 カセット収容キャビネットの概略斜視図である。 下段載置テーブルを引き出した状態を示す概略斜視図である。 カセットの搬出入方法についての説明図である。 カセットの搬出入方法についての説明図である。 カセットの搬出入方法についての説明図である。 カセットの搬出入方法についての説明図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る搬送システムについて説明する。図1は、本実施の形態に係る搬送システムの正面図である。なお、本実施の形態に係る搬送システムは、図1に示す構成に限定されず、適宜変更が可能である。また、本実施の形態では、X方向を装置の左右方向、Y方向を装置の前後方向、Z方向を上下方向とし、X、Y、Z方向は互いに直交しているものとする。
図1に示すように、搬送システム1は、生産設備内にて自動搬送機構11により加工装置12に対しカセットCの搬出入を行う。カセットCには、複数のウエーハ(被加工物)Wが収容される。カセットCは、少なくとも後方が開放された箱状に形成され、その上面上には、後述する保持部に係合する突出部C1が形成されている。ここで、搬送システム1が設置される生産設備としては、特に限定されるものでないが、工場等における製造ラインや生産ラインが例示できる。
自動搬送機構11は、OHT(Overhead Hoist Transport:天井吊下式搬送装置)を採用した構成とされる。自動搬送機構11は、生産設備内の天井に配設された搬送経路21と、搬送経路21に沿って走行自在な保持部22と、保持部22を制御する制御部23と、加工装置12と通信する通信部24とを備えている。本実施の形態では、搬送経路21は、加工装置12の直上位置においてX方向に直線的に延出するレール状に設けられている。
保持部22は、カセットCの突出部C1を保持するチャック22aと、チャック22aを昇降移動させる昇降部22bと、昇降部22bを搬送経路21に沿って走行させる走行部22cとを備えている。チャック22aは、挟持部材や吸着部材等を備えて突出部C1を保持したり保持を解除したりできるように構成される。昇降部22bは、特に限定されるものでないが、ベルト駆動で上下するホイスト機構によりチャック22aを昇降させ、加工装置12に配置されたカセットCにアクセス可能に設けられる。走行部22cは、モータ等を駆動源として搬送経路21に沿う保持部22の走行を実現させる。なお、走行部22cの駆動源は、搬送経路21に組み込まれるベルトやスライダ等としてもよい。
制御部23は、保持部22を含む自動搬送機構11の各部を統括制御する。制御部23は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成される。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。
ここで、制御部23は、走行制御部23a、昇降制御部23b及び通信制御部23cを備えている。走行制御部23aは、走行部22cにおける駆動制御を介し、搬送経路21に沿う方向での保持部22の位置や走行するタイミング等を制御する。昇降制御部23bは、昇降部22bにおける駆動制御を介し、チャック22aの上下位置や昇降するタイミング等を制御する。通信制御部23cは、通信部24における制御信号の送信及び受信を制御する。
通信部24は、加工装置12と無線或いは有線通信を行い、加工装置12の後述する通信手段と接続される。通信部24は、自動搬送機構11や加工装置12の装置各部を駆動させるための制御信号を送信及び受信する。
図2は、本実施の形態に係る加工装置の平面図である。図2に示すように、加工装置12は、ウエーハ(不図示)を支持するチャックテーブル31と、一対の切削手段32とを備えた切削装置により構成されている。チャックテーブル31は、その上面となる保持面にて吸着等によってウエーハWを保持する。また、チャックテーブル31は、蛇腹状カバー33の下方に設けられた移動機構(不図示)を介してX方向に移動可能に設けられている。
切削手段32は、高速回転するスピンドルの先端側に装着された切削ブレード32aを備えている。切削手段32は、チャックテーブル31の上方にてY方向及びZ方向に移動可能となるよう移動機構(不図示)を介して支持されている。切削手段32にて切削ブレード32aをY方向及びZ方向の所定位置に位置付けてから、切削ブレード32aを高速回転させつつチャックテーブル31に保持されたウエーハWをX方向に移動することでウエーハWが切削加工される。
ここで、加工装置12においては、床面上に設置される基台35を備え、この基台35上にチャックテーブル31及び切削手段32が設けられる。基台35の上方には、チャックテーブル31及び切削手段32を覆うカバー36が設けられている。ここで、これらカバー36及び基台35によって加工装置12の筐体37が構成される。本実施の形態の加工装置12にあっては、図2に示す方形状の設置領域外縁が加工装置12の内側と外側との境界位置とされ、筐体37の外面より外方が加工装置12の外側となる。
基台35の+X側及び−Y側のコーナー部は、カバー36に覆われず基台35が表出した領域とされ、この領域には、カセットCが搬出入されるカセット載置手段40が設けられる。カセット載置手段40は、基台35の上面に跨ぐように位置するカセット収容キャビネット41と、基台35内に設けられてカセット収容キャビネット41を昇降させる昇降手段42とを備えている。昇降手段42は、特に限定されるものでないが、回転駆動する送りねじ軸を備えた構造(不図示)等によりカセット収容キャビネット41を昇降させる。
図3は、カセット収容キャビネットの概略斜視図である。図3に示すように、カセット収容キャビネット41は、上下に並べて配置された方形状の天板44及び底板45と、天板44及び底板45の−X側及び−Y側に設けられた側板46とを備えて形成される。天板44は、その上部に配設されたカセットCが載置可能な上段載置テーブルとして機能する。また、カセット収容キャビネット41の内部となる底板45の上方には、下段載置テーブル47が設けられている。下段載置テーブル47は、その上部にて、カセット収容キャビネット41内に配設されたカセットCを載置可能とされる。
ここで、ウエーハWは、裏面に貼着したダイシングテープTを介してリングフレームFに支持された状態(以下、この状態をウエーハユニットUと呼ぶ)でカセットCに収容される。そして、加工時には、加工装置12のガイドレール48を介してカセットC内からウエーハユニットUが引き出されて加工装置12に搬入される。カセットC内には複数のウエーハユニットUを上下方向に多段式に収容可能となっている。
図4は、下段載置テーブルを引き出した状態を示す概略斜視図である。図4に示すように、カセット載置手段40は、下段載置テーブル47をX方向に移動させる出入機構49を更に備えている。出入機構49は、下段載置テーブル47上のカセットCがカセット収容キャビネット41内に収まる収容位置と、カセットC全体が天板44より+X側に離れた引き出し位置との間で下段載置テーブル47を移動させる。出入機構49としては、エアシリンダやスライダ構造を例示することができる。
図1に戻り、加工装置12は、制御手段52及び通信手段53を更に備えている。制御手段52は、チャックテーブル31、切削手段32及びそれらを移動する移動機構を含む加工装置12の各部を統括制御する。制御手段52は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成される。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。
ここで、制御手段52は、昇降制御手段52a、出入制御手段52b及び通信制御手段52cを備えている。昇降制御手段52aは、昇降手段42における駆動制御を介し、カセット収容キャビネット41の上下位置や昇降するタイミング等を制御する。出入制御手段52bは、出入機構49(図4参照)における駆動制御を介し、カセット収容キャビネット41における下段載置テーブル47のX方向の移動及びそのタイミング等を制御する。通信制御手段52cは、通信手段53における制御信号の送信及び受信を制御する。
なお、図1の制御手段52及び制御部23における機能ブロックは、メモリ等に記憶されたプログラムが制御手段52及び制御部23によって実行されることによって実現される。また、図示した機能ブロックは、本発明の特徴部分に関連する構成のみを示しており、それ以外の構成については省略している。
通信手段53は、自動搬送機構11の通信部24と無線或いは有線通信を行うように接続され、自動搬送機構11や加工装置12の装置各部を駆動させるための制御信号を送信及び受信する。
加工装置12の+X側に隣接する位置には、ガード手段55が設置されている。ガード手段55は、下部に車輪56が設けられたベース57と、ベース57上から立設する保護壁58とを備えている。保護壁58は、引き出し位置に配設された下段載置テーブル47及びこれに載置されるカセットCをY方向両側及び+X側の三方向から囲繞して保護する(図2、図6参照)。ガード手段55は、加工装置12の運転停止時には、車輪56を介して容易に移動でき、ガード手段55の設置領域を作業者の作業スペースとして利用可能となる。
続いて、自動搬送機構11による加工装置12へのカセットCの搬出入方法について、図5乃至図8を参照して説明する。図5乃至図8は、カセットの搬出入方法についての説明図である。なお、加工装置12の制御手段52にて、カセットCの基準高さが予め設定及び記憶されている。かかる基準高さは、床面からカセットCまでのZ方向での所定距離であり、必要に応じてSEMI規格で規格された高さに設定する。また、加工装置12の+X側隣接位置にガード手段55を設置しておく。
最初に、下段載置テーブル47に載置されたカセットCの搬出方法について説明する。図5に示すように、下段載置テーブル47上のカセットCを搬出する場合、先ず、加工装置12の昇降制御手段52aからの制御信号によって昇降手段42を制御し、カセット収容キャビネット41をZ方向に移動する。そして、昇降制御手段52aにて、下段載置テーブル47上のカセットCが基準高さとなる位置まで昇降手段42を駆動制御して下段載置テーブル47の上下位置を位置決めする。その後、図6に示すように、出入制御手段52bからの制御信号によって出入機構49を制御し、搬送経路21に沿う方向となるX方向(+X側)に下段載置テーブル47を移動する。この移動によって、加工装置12の外側、具体的には、筐体37の+X側の外面より更に+X側にカセットCが位置するように下段載置テーブル47が引き出された状態となる。
これと前後して、加工装置12における通信制御手段52cからの制御信号によって通信手段53を制御し、下段載置テーブル47上のカセットCを搬出する情報を通信手段53から自動搬送機構11の通信部24に送信する。かかる情報を通信部24が受信したことを通信制御部23cが認識すると、走行制御部23aからの制御信号によって保持部22の走行部22cを制御し、搬送経路21に沿って保持部22を走行する。そして、走行制御部23aにて、引き出された状態の下段載置テーブル47の直上位置で走行を停止するよう走行部22cを制御して保持部22を位置決めする。
このように位置決めした後、図7に示すように、昇降制御部23bからの制御信号によって昇降部22bを制御してチャック22aを基準高さのカセットCにおける突出部C1の上下位置まで下降し、突出部C1にチャック22aをアクセスする。そして、チャック22aを介して突出部C1を含むカセットCを保持部22にて保持する。
カセットCを保持した後、図8に示すように、昇降部22bを駆動してカセットCを上昇する。その後、走行部22cの駆動によって保持部22を走行し、他の加工装置の上方位置や所定の保管場所にカセットCを搬出する。
続いて、下段載置テーブル47へのカセットCの搬入方法について説明する。先ず、図8に示すように、加工装置12の昇降制御手段52aからの制御信号によって昇降手段42を制御し、下段載置テーブル47に載置されるカセットC(二点鎖線で図示)が基準高さとなるようにカセット収容キャビネット41を位置決めする。その後、出入制御手段52bからの制御信号によって出入機構49を制御し、搬送経路21に沿う方向となるX方向(+X側)に下段載置テーブル47を移動する。この移動にて、上記搬出方法を行った場合と同様にして下段載置テーブル47が引き出された状態となる。
これと前後して、加工装置12における通信制御手段52cからの制御信号によって通信手段53を制御し、下段載置テーブル47上にカセットCを搬入する情報を通信手段53から自動搬送機構11の通信部24に送信する。かかる情報を通信部24が受信したことを通信制御部23cが認識すると、走行制御部23aからの制御信号によって保持部22の走行部22cを制御し、搬送経路21に沿って保持部22を走行する。そして、走行制御部23aにて、引き出された状態の下段載置テーブル47の直上位置で走行を停止するよう走行部22cを制御して保持部22を位置決めする。
このように位置決めした後、図7に示すように、昇降制御部23bからの制御信号によって昇降部22bを制御してチャック22a及びチャック22aに保持されたカセットCを下降する。そして、昇降制御部23bにて、カセットCが基準高さまで下降したときに下降動作を停止するよう昇降部22bを制御して下段載置テーブル47にカセットCを載置する。このとき、カセットCにおいては、保持部22のチャック22aがアクセスした状態になっており、カセットCの載置後、チャック22aによるカセットCの保持を解除する。カセットCの保持を解除した後、図6に示すように、昇降部22bを駆動してチャック22aを上昇する。
その後、図5に示すように、出入制御手段52bからの制御信号によって出入機構49を制御し、搬送経路21に沿う方向となるX方向(−X側)に下段載置テーブル47を移動する。この移動によって、下段載置テーブル47及び下段載置テーブル47に載置されたカセットCがカセット収容キャビネット41の内部に収容された状態となる。言い換えると、カセット収容キャビネット41にて上下二段でカセットCが収容された状態となる。
次に、カセット収容キャビネット41の天板44に載置されたカセットCの搬出方法について説明する。図1に示すように、天板44上のカセットCを搬出する場合、先ず、加工装置12の昇降制御手段52aからの制御信号によって昇降手段42を制御し、天板44上のカセットCを基準高さにて位置決めする。
これと前後して、加工装置12における通信制御手段52cからの制御信号によって通信手段53を制御し、天板44上のカセットCを搬出する情報を通信手段53から自動搬送機構11の通信部24に送信する。かかる情報を通信部24が受信したことを通信制御部23cが認識すると、走行制御部23aからの制御信号によって保持部22の走行部22cを制御し、搬送経路21に沿って保持部22を走行して天板44の直上位置で位置決めする。この位置決め後、昇降制御部23bからの制御信号によって保持部22の昇降部22bを制御してチャック22aを下降し、基準高さのカセットCにおける突出部C1にチャック22aをアクセスする。
そして、チャック22aによって突出部C1を含むカセットCを保持した後、昇降部22bの駆動によってカセットCを上昇してから走行部22cの駆動によって保持部22を走行し、他の加工装置の上方位置や所定の保管場所にカセットCを搬出する。
続いて、天板44へのカセットCの搬入方法について説明する。先ず、加工装置12の昇降制御手段52aからの制御信号によって昇降手段42を制御し、天板44に載置されるカセットCが基準高さとなるようにカセット収容キャビネット41の上下位置を位置決めする。
これと前後して、加工装置12における通信制御手段52cからの制御信号によって通信手段53を制御し、天板44上にカセットCを搬入する情報を通信手段53から自動搬送機構11の通信部24に送信する。かかる情報を通信部24が受信したことを通信制御部23cが認識すると、走行制御部23aからの制御信号によって保持部22の走行部22cを制御し、搬送経路21に沿って保持部22を走行して天板44の直上位置で位置決めする。
このように位置決めした後、昇降制御部23bからの制御信号によって昇降部22bを制御してチャック22a及びチャック22aに保持されたカセットCを下降する。そして、昇降制御部23bにて、カセットCが基準高さまで下降したときに下降動作を停止するよう昇降部22bを制御して天板44にカセットCを載置する。そして、チャック22aによるカセットCの保持を解除し、昇降部22bを駆動してチャック22aを上昇することで搬入が完了する。
上記実施の形態によれば、天板44の下方から下段載置テーブル47をX方向に引き出し可能としたので、下段載置テーブル47上のカセットCの上方が開放した状態にすることができる。これにより、天板44が邪魔にならずに、下段載置テーブル47上のカセットCにチャック22aを上方から容易にアクセスすることができる。なお、この状態では、上方からに限られずにY方向からのアクセスの容易化も図ることができる。
また、カセットCの搬送時以外では、下段載置テーブル47が天板44の下方に位置して筐体37の外側にはみ出さないので、ガード手段55を一時的に退避させることで筐体37の+X側が空きスペースにすることができる。従って、このスペースを保守や修理を行う作業者用のスペースにする等、加工装置周りのスペースの有効利用を図ることができる。
しかも、上記実施の形態では、下段載置テーブル47の引き出し方向と保持部22の走行方向となる搬送経路21の延在方向が両方ともX方向で平行となり、また、カセット収容キャビネット41の上方を搬送経路21が通過している。これにより、自動搬送機構11の構造等を変えることなく保持部22の走行停止位置を変えるだけで、天板44上のカセットCと、下段載置テーブル47上のカセットCとの両方にチャック22aがアクセスできるようになる。これにより、自動搬送機構11にてチャック22aの移動機構を増設せずに両方のカセットCを保持でき、設備や機構の複雑化を回避することができる。
また、加工装置12と自動搬送機構11とが制御信号や情報を送受信しているので、保持部22の走行や駆動と、カセット収容キャビネット41及び下段載置テーブル47の駆動とを連動させることができ、搬送効率の向上を図ることができる。
なお、本発明においては、被加工物として、例えば、パッケージ基板、半導体デバイスウェーハ、光デバイスウェーハ、半導体基板、無機材料基板、圧電基板等の各種基板が用いられてもよい。半導体デバイスウェーハとしては、デバイス形成後のシリコンウェーハや化合物半導体ウェーハが用いられてもよい。光デバイスウェーハとしては、デバイス形成後のサファイアウェーハやシリコンカーバイドウェーハが用いられてもよい。また、パッケージ基板としてはCSP(Chip Size Package)基板、QFN(Quad Flat Non-leaded package)等の矩形状のパッケージ基板、半導体基板としてはシリコンやガリウム砒素等、無機材料基板としてはサファイア、セラミックス、ガラス等が用いられてもよい。
また、本実施の形態では、加工装置12として切削装置を例示して説明したが、この構成に限定されない。例えば、切削ブレードを用いない他の切削装置、研削装置、研磨装置、レーザー加工装置、プラズマエッチング装置、エッジトリミング装置、エキスパンド装置、ブレーキング装置、及びこれらを組み合わせたクラスター装置等の他の加工装置にてカセットCを搬送する際に適用されてもよい。
また、本実施の形態では、カセットCの搬出入時にて、天板44上のカセットCと、下段載置テーブル47上のカセットCを同じ基準高さ位置としたが、これに限られず、それぞれのカセットCの高さ位置が異なっていてもよい。但し、それぞれのカセットCの高さ位置を同じにした方が、カセットCの保持や保持を解除する際のチャック22aの上下位置が統一され、昇降制御部23bでの制御負担を軽減できる点で有利となる。
また、本実施の形態では、加工装置12の通信部24から送信した情報を自動搬送機構11の通信手段53が受信して保持部22を駆動する構成としたが、これに限られるものでない。例えば、自動搬送機構11の通信手段53から送信した情報に基づき、加工装置12の昇降手段42や出入機構49の駆動を制御するようにしてもよい。
また、自動搬送機構11は、上記のOHTを用いた構成に限られるものでなく、種々の変更が可能である。例えば、AGV(Automatic Guided Vehicle:無軌道床上自動搬送車)を採用した構成としてもよい。この場合、搬送車がオペレータのアシスト無しに動作が制御され、また、搬送車にロボットアームを搭載することで天板44及び下段載置テーブル47へのカセットCの搬出入が行えるようになる。また、搬送経路は、搬送車の走行ルートとなる生産設備の床となり、下段載置テーブル47をY方向に移動し、加工装置12の外側となる−Y側に下段載置テーブル47を引き出した状態で搬送経路上に重なるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、天板44を上段載置テーブルとした場合を説明したが、天板44の上にX方向やY方向に移動可能な上段載置テーブルを設置し、下段載置テーブル47と同様に加工装置12の外側に引き出し可能な構成としてもよい。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。更には、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、加工装置にてカセットが載置される載置テーブルが上下に配置された状態で、下段載置テーブルのカセットを自動搬送機構で搬送することができるという効果を有する。
1 搬送システム
11 自動搬送機構
12 加工装置
21 搬送経路
22 保持部
23 制御部
24 通信部
40 カセット載置手段
41 カセット収容キャビネット
44 天板(上段載置テーブル、載置テーブル)
46 側板
47 下段載置テーブル
52 制御手段
C カセット
W ウエーハ(被加工物)

Claims (1)

  1. 生産設備内の天井又は床に配設された搬送経路に沿って走行自在で且つカセットを保持する保持部と、該保持部を制御する制御部と、被加工物を加工する加工装置の制御手段と通信する通信部とを備えた自動搬送機構により、該加工装置内のカセット載置手段の載置テーブルに複数の被加工物が収容された該カセットの搬出入を行う搬送システムであって、
    該加工装置の該カセット載置手段は、側板及び天板で形成されたカセット収容キャビネットの内部に配設されたカセットを載置する下段載置テーブルと、該天板上に配設されカセットを上部に載置する上段載置テーブルとを備え、
    少なくとも該下段載置テーブルは、該自動搬送機構の該搬送経路に沿って、又は該搬送経路上に該加工装置の外側に引き出し可能に構成され、
    該自動搬送機構の該保持部により該下段載置テーブルに載置されるカセットを搬出入する際には、該カセット収容キャビネット内の該下段載置テーブルが該加工装置の外側に引き出された状態で該保持部がカセットにアクセスすること、を特徴とする搬送システム。
JP2018021599A 2018-02-09 2018-02-09 搬送システム Active JP7126833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018021599A JP7126833B2 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018021599A JP7126833B2 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 搬送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019140217A true JP2019140217A (ja) 2019-08-22
JP7126833B2 JP7126833B2 (ja) 2022-08-29

Family

ID=67694401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018021599A Active JP7126833B2 (ja) 2018-02-09 2018-02-09 搬送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7126833B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021214707A1 (de) 2020-12-28 2022-06-30 Disco Corporation Bandanbringer
JP7458760B2 (ja) 2019-12-03 2024-04-01 株式会社ディスコ 加工装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010192855A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
JP2012064799A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Daifuku Co Ltd 搬送装置
JP2014116464A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置、基板処理システム及び搬送容器の異常検出方法
JP2015138856A (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 株式会社ディスコ 切削装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010192855A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置
JP2012064799A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Daifuku Co Ltd 搬送装置
JP2014116464A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置、基板処理システム及び搬送容器の異常検出方法
JP2015138856A (ja) * 2014-01-22 2015-07-30 株式会社ディスコ 切削装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7458760B2 (ja) 2019-12-03 2024-04-01 株式会社ディスコ 加工装置
DE102021214707A1 (de) 2020-12-28 2022-06-30 Disco Corporation Bandanbringer
KR20220094120A (ko) 2020-12-28 2022-07-05 가부시기가이샤 디스코 테이프 마운터

Also Published As

Publication number Publication date
JP7126833B2 (ja) 2022-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5435414B2 (ja) マテリアル取扱システム
TWI522295B (zh) Transport system
KR102290940B1 (ko) 프레임 유닛 반송 시스템
KR20080072817A (ko) 현수식 승강 반송 대차에 있어서의 물품의 수수 방법 및장치
CN109037097A (zh) 加工装置
JP5373517B2 (ja) 搬送機構および加工装置
JP7126833B2 (ja) 搬送システム
EP1845552A1 (en) Transportation system and transportation method
TW202036770A (zh) 搬送系統
KR20190132919A (ko) 가공 장치
TW202114036A (zh) 加工裝置
TW201348100A (zh) 搬送系統
JP2019004089A (ja) 容器の貯蔵装置
TW202040741A (zh) 搬送系統
KR20190122147A (ko) 반송 기구
JP2008024417A (ja) 一時保管棚装置
WO2021145087A1 (ja) Foup移載装置
JPH11145243A (ja) 半導体の生産方法
JP5493314B2 (ja) 被収容物移替システム
US11587812B2 (en) Processing apparatus with erected tube
JP2024066792A (ja) ワーク処理装置
JP2020092166A (ja) 搬送装置
KR20090067236A (ko) 반도체 제조설비 및 그의 카세트 이송방법
CN108538769A (zh) 传输系统与方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7126833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150