JP2019138943A - カメラ用アクチュエータ、カメラモジュール、およびカメラ搭載装置 - Google Patents

カメラ用アクチュエータ、カメラモジュール、およびカメラ搭載装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータの動作中に発生する共振を抑制できるカメラ用アクチュエータを提供する。【解決手段】カメラ用アクチュエータを、固定側部材と、固定側部材から光軸に直交する方向に離間して配置され、レンズ部を保持する可動側部材と、可動側部材を少なくとも所定方向に変位させるレンズ駆動用第一アクチュエータと、光軸に直交する方向に延び、少なくとも所定方向の変位を可能に、可動側部材を固定側部材に支持する弾性支持部材と、弾性支持部材に設けられたゲル状の第一制振部材と、を備えるように構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ用アクチュエータ、カメラモジュール、およびカメラ搭載装置に関する。
従来、スマートフォンやデジタルカメラなど、カメラモジュールを搭載した薄型のカメラ搭載装置が知られている。カメラモジュールは、1以上のレンズを有するレンズ部と、レンズ部により結像された被写体像を撮像する撮像素子とを備える。
また、レンズ部の前段に設けられた光路屈曲部材であるプリズムにより、第一光軸に沿う被写体からの光を第二光軸の方向に屈曲して後段のレンズ部に導光する屈曲光学系を備えるカメラモジュールも提案されている(たとえば、特許文献1)。
特許文献1に開示されたカメラモジュールは、カメラに生じる手振れを補正する振れ補正装置、および、オートフォーカスを行うオートフォーカス装置を備えている。このようなカメラモジュールは、カメラ用アクチュエータとして振れ補正用アクチュエータおよびオートフォーカス用アクチュエータを有する。このうちの振れ補正用アクチュエータは、異なる二軸を中心にプリズムを揺動させる第一アクチュエータおよび第二アクチュエータを備えている。カメラに手振れが生じると、制御部の制御下で振れ補正用アクチュエータがプリズムを揺動させる。これによりカメラに生じた手振れが補正される。
特開2015−92285号公報
上述のような特許文献1に開示されたカメラ用アクチュエータにおいて、当該カメラ用アクチュエータの動作中に発生する共振を抑制することが望まれている。
本発明の目的は、アクチュエータの動作中に発生する共振を抑制できるカメラ用アクチュエータ、カメラモジュール、およびカメラ搭載装置を提供することである。
本発明に係るカメラ用アクチュエータの一態様は、固定側部材と、固定側部材から光軸に直交する方向に離間して配置され、レンズ部を保持する可動側部材と、可動側部材を少なくとも所定方向に変位させるレンズ駆動用第一アクチュエータと、光軸に直交する方向に延び、少なくとも所定方向の変位を可能に、可動側部材を固定側部材に支持する弾性支持部材と、弾性支持部材に設けられたゲル状の第一制振部材と、を備える。
本発明に係るカメラモジュールの一態様は、上述のカメラ用アクチュエータと、レンズ部の後段に配置された撮像素子と、を備える。
本発明に係るカメラ搭載装置の一態様は、上述のカメラモジュールと、当該カメラモジュールを制御する制御部と、を有する。
本発明によれば、アクチュエータの動作中に発生する共振を抑制できるカメラ用アクチュエータ、カメラモジュール、およびカメラ搭載装置を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係るカメラモジュールの斜視図である。 図2は、カメラモジュールのプリズムモジュールを一部の部材を省略した状態で示す斜視図である。 図3は、一部の部材を省略したプリズムモジュールを図2と別角度から見た状態で示す斜視図である。 図4は、第一ベースにホルダを組み付けた状態の斜視図である。 図5は、第一ベースの斜視図である。 図6は、第一ベースの平面図である。 図7は、揺動支持バネのみを取り出して示す斜視図である。 図8は、プリズムモジュールの断面図である。 図9は、一部の部材を省略したレンズモジュールの斜視図である。 図10は、一部の部材を省略したレンズモジュールを図9と別角度から見た状態で示す斜視図である。 図11は、第二ベースを省略したレンズモジュールの側面図である。 図12は、第二ベースを省略したレンズモジュールを、図11と反対側から見た状態で示す側面図である。 図13は、レンズモジュールのFPCのみを取り出して示す斜視図である。 図14は、スプリングを組付状態の配置のまま取り出して示す斜視図である。 図15Aは、スプリングのゲル係止部を示す模式図である。 図15Bは、ゲル係止部の変形例1を示す模式図である。 図15Cは、ゲル係止部の変形例2を示す模式図である。 第二ベースの斜視図である。 レンズモジュールの断面図である。 カメラモジュールを搭載したカメラ搭載装置の一例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[実施形態]
図1〜18を参照して、本発明の実施形態に係るカメラモジュールについて説明する。以下、カメラモジュール1の概要について説明した後、カメラモジュール1が備えるプリズムモジュール2、レンズモジュール3、および撮像素子モジュール4の具体的構造について説明する。なお、本発明に係るカメラアクチュエータ、カメラモジュール、およびカメラ搭載装置は、後述する全ての構成を備えてもよいし、一部の構成を備えなくてもよい。
[1.1 カメラモジュールについて]
カメラモジュール1は、たとえばスマートフォンM(図18参照)、携帯電話機、デジタルカメラ、ノート型パソコン、タブレット端末、携帯型ゲーム機、車載カメラなどの薄型のカメラ搭載装置に搭載される。
以下、本実施形態のカメラモジュール1を構成する各部については、カメラモジュール1に組み込まれた状態を基準として説明する。また、本実施形態のカメラモジュール1の構造を説明するにあたり、直交座標系(X,Y,Z)を使用する。後述する図においても共通の直交座標系(X,Y,Z)で示している。
カメラモジュール1は、カメラ搭載装置で実際に撮影が行われる場合に、たとえばX方向が左右方向、Y方向が上下方向、Z方向が前後方向となるように搭載される。被写体からの光は、図2に一点鎖線α(第一光軸ともいう。)で示すように、Z方向+側(プラス側)からプリズムモジュール2のプリズム23に入射する。プリズム23に入射した光は、図2および図9に一点鎖線β(第二光軸ともいう。)で示すように、プリズム23の光路屈曲面231(図8参照)で屈曲して、プリズム23よりも後段(つまり、X方向+側)に配置されたレンズモジュール3のレンズ部33へと導光される。そして、レンズ部33(図9参照)により結像された被写体像が、レンズモジュール3の後段に配置された撮像素子モジュール4(図1参照)により撮像される。
上述のカメラモジュール1は、プリズムモジュール2に組み込まれた第一振れ補正装置24(図2参照)、および、レンズモジュール3に組み込まれた第二振れ補正装置37(図11参照)により、振れ補正(OIS:Optical Image Stabilization)を行う。また、上述のカメラモジュール1は、レンズモジュール3に組み込まれたAF装置36(図11参照)によりレンズ部33をX方向に変位させて、オートフォーカスを行う。
以下、図1〜18を参照して、本実施形態のカメラモジュール1が備える、プリズムモジュール2、レンズモジュール3、および撮像素子モジュール4について説明する。
[1.1 プリズムモジュールについて]
本実施形態に係るカメラモジュールのプリズムモジュール2は、第一カバー21、第一ベース22、プリズム23、および第一振れ補正装置24を備える。
[第一カバー]
第一カバー21は、図1に示すように、たとえば合成樹脂製または非磁性金属製であり、Z方向両側およびX方向+側が開口した箱状部材である。被写体側からの光は、第一カバー21のZ方向+側の開口部を通過して第一カバー21の内部空間に侵入可能である。以上のような第一カバー21は、後述する第一ベース22にZ方向+側から組み合わされる。
[第一ベース]
図5および図6を参照して第一ベース22について説明する。第一ベース22は、Z方向+側およびX方向+側がそれぞれ開口した箱状部材である。第一ベース22は、Z方向−側の底壁部229に、ベース側開口部220を有する。
本実施形態の場合、ベース側開口部220に、第一アクチュエータ244の第一コイル244cおよび第一ホール素子244eが配置される。
第一ベース22は、第一振れ補正装置24のホルダ241を、Y方向に平行な第一軸を中心とした揺動を可能に支持する。このために、第一ベース22は、後述する揺動ガイド部材245を保持するための第一受部225cおよび第二受部225dを有する。
第一受部225cは、第一ベース22におけるY方向+側の第一側壁部224aに設けられる。一方、第二受部225dは、第一ベース22におけるY方向−側の第一側壁部224bに設けられる。
このような第一受部225cと第二受部225dとは、互いにY方向に対称な形状を有する。具体的には、第一受部225cおよび第二受部225dはそれぞれ、第一側壁部224aおよび第一側壁部224bのZ方向+側の端面(上面)にのみ開口する円柱状の凹部である。
第一側壁部224aは、上面のY方向内端縁と第一受部225cとの間に第一堰部224c1を有する。一方、第二側壁部224bは、上面のY方向内端縁と第一受部225dとの間に第一堰部224c2を有する。第一堰部224c1および第一堰部224c2はそれぞれ、第一受部225cおよび第二受部225dに、揺動ガイド部材245を固定する接着剤の、Y方向中央側への流出防止に寄与する。
第一側壁部224aは、上面における第一受部225cのY方向外側半部の一部を囲む部分に第二堰部224d1を有する。一方、第二側壁部224bは、上面における第一受部225dのY方向外側半部の一部を囲む部分に第二堰部224d2を有する。第二堰部224d1および第二堰部224d2はそれぞれ、第一受部225cおよび第一受部225dに、揺動ガイド部材245を固定する接着剤の、Y方向外側への流出防止に寄与する。
第一側壁部224aは、上面における第二堰部224d1よりもY方向外側部分に、バネ配置空間224e1、224e2を有する。本実施形態の場合、バネ配置空間224e1とバネ配置空間224e2とは、X方向に離隔する。
一方、第一側壁部224bは、上面における第二堰部224d2よりもY方向外側部分に、バネ配置空間224f1、224f2を有する。バネ配置空間224f1とバネ配置空間224f2とは、X方向に離隔する。バネ配置空間224e1、224e2およびバネ配置空間224f1、224f2にはそれぞれ、後述する揺動支持バネ243(図7参照)の連続部243iの一部(具体的には基端側連続部243j1)が配置される。
第一側壁部224aは、上面における第二堰部224d1よりもY方向外側部分に、X方向+側から順に3個の凸部224g1、224g2、224g3を有する。凸部224g1と凸部224g3とは、X方向において離隔し、かつ、Y方向において同位置に配置される。凸部224g2は、Y方向において、凸部224g1および凸部224g3よりも外側(図6中の下側)に位置する。
バネ配置空間224e1は、凸部224g1と凸部224g2との間に存在する。一方、バネ配置空間224e2は、凸部224g2と凸部224g3との間に存在する。
第一側壁部224bは、上面における第二堰部224d2よりもY方向外側部分に、X方向+側から順に3個の凸部224h1、224h2、224h3を有する。凸部224h1と凸部224h3とは、X方向に離隔し、かつ、Y方向において同位置に配置される。凸部224h2は、凸部224h1および凸部224h3よりもY方向外側(図6中の上側)に位置する。
バネ配置空間224f1は、凸部224h1と凸部224h2との間に存在する。一方、バネ配置空間224f2は、凸部224h2と凸部224h3との間に存在する。
第一側壁部224a、224bはそれぞれ、上面におけるX方向両端部に、第一位置決め凸部226および第二位置決め凸部227を有する。第一位置決め凸部226および第二位置決め凸部227はそれぞれ、後述する一対の揺動支持バネ243(図7参照)と係合して、一対の揺動支持バネ243を位置決めする。
[第一振れ補正装置]
図4、図5、および図8を参照して第一振れ補正装置24について説明する。第一振れ補正装置24は、Y方向に平行な第一軸を中心にプリズム23を揺動させて、当該第一軸を中心とした回転方向の振れ補正を行う。このような第一振れ補正装置24は、第一ベース22と第一カバー21とで覆われる第一収容空間223(図8参照)に配置される。
第一振れ補正装置24は、一対の揺動ガイド部材245、一対の揺動支持バネ243、ホルダ241、および第一アクチュエータ244を備える。
第一振れ補正装置24において、ホルダ241は、第一ベース22に揺動可能に支持される。この状態でホルダ241は、第一アクチュエータ244の駆動力に基づいて第一軸を中心に揺動する。制御部(図示省略)の制御下で第一アクチュエータ244が駆動すると、ホルダ241およびプリズム23が、Y方向に平行な第一軸を中心に揺動する。これにより、当該第一軸を中心とした回転方向の振れが補正される。以下、第一振れ補正装置24が備える各部材の具体的構造について説明する。
[揺動ガイド部材]
図5および図6を参照して一対の揺動ガイド部材245について説明する。一対の揺動ガイド部材245はそれぞれ、たとえば、セラミック製、金属製、合成樹脂製の球体である。一対の揺動ガイド部材245のうちの一方(つまり、Y方向+側)の揺動ガイド部材245は、第一ベース22の第一受部225cに配置される。一方、他方(つまり、Y方向−側)の揺動ガイド部材245は、第一ベース22の第二受部225dに配置される。
一対の揺動ガイド部材245はそれぞれ、第一受部225cおよび第二受部225dに接着剤により固定される。この状態において、一対の揺動ガイド部材245のZ方向+側の半部は、揺動ガイド面である。揺動ガイド面は、第一受部225cおよび第二受部225dよりもZ方向+側に突出する。
なお、揺動ガイド部材245は、球体に限らず、たとえば、半球体、円柱、半円柱であってもよい。また、揺動ガイド部材245は、第一ベース22と一体でもよい。すなわち、揺動ガイド部材は、第一ベース22の一部により構成されてもよい。
[揺動支持バネ]
図7を参照して、一対の揺動支持バネ243について説明する。一対の揺動支持バネ243は、後述するホルダ241を、第一ベース22に対して揺動可能に支持する。一対の揺動支持バネ243はそれぞれ、金属製の板バネであって、一対の揺動ガイド部材245のZ方向+側に配置される。
以下、一対の揺動支持バネ243のうち一方(つまり、Y方向+側)の揺動支持バネ243について説明する。他方(つまり、Y方向−側)の揺動支持バネ243は、一方の揺動支持バネ243とY方向に対称である。
一方の揺動支持バネ243は、一対の第一係止部243a、243b、第二係止部243c、捩じれ許容部243g、およびバネ側ガイド面243hを有する。
一対の第一係止部243a、243bのうち一方(つまり、X方向+側)の第一係止部243aは、一方の揺動支持バネ243におけるX方向+側の端部に配置される。このような一方の第一係止部243aは、第一貫通孔243dを有する。
一方、他方(つまり、X方向−側)の第一係止部243bは、一方の揺動支持バネ243におけるX方向−側の端部に配置される。このような他方の第一係止部243bは、第一貫通孔243eを有する。一対の第一係止部243a、243b同士は、X方向に延在した連続部243iにより接続される。
連続部243iは、後述する捩じれ許容部243gよりもX方向+側に配置された連続部要素243j、および、捩じれ許容部243gよりもX方向−側に配置された連続部要素243kを有する。連続部要素243jは、捩じれ許容部243gと第一係止部243aとを接続する。一方、連続部要素243kは、捩じれ許容部243gと第一係止部243bとを接続する。
以下、連続部要素243jについて説明する。連続部要素243jは、基端側連続部243j1および蛇行連続部243j2を有する。基端側連続部243j1と蛇行連続部243j2とは、連続する。
基端側連続部243j1は、連続部要素243jにおいて、捩じれ許容部243gに近い側の端部に設けられる。基端側連続部243j1の一端(捩じれ許容部243gに近い側の端部)は、捩じれ許容部243gに連続する。蛇行連続部243j2は、略S字状である。
蛇行連続部243j2の一端(捩じれ許容部243gに近い側の端部)は、基端側連続部243j1に連続する。蛇行連続部243j2の他端(捩じれ許容部243gから遠い側の端部)は、第一係止部243aに連続する。連続部要素243kは、連続部要素243jとX方向に対称である。このため、連続部要素243kについては、連続部要素243jの構成部材と同一符号を付して、説明を省略する。
一対の第一係止部243a、243bのZ方向−側の面は、第一ベース22の第一側壁部224aにおけるZ方向+側の端面に接着固定される。この状態で、第一貫通孔243d、243eには、それぞれ第一ベース22の第一位置決め凸部226、227が挿通される(図5参照)。
なお、他方(Y方向−側)の揺動支持バネ243の場合、一対の第一係止部243a、243bのZ方向−側の面は、第一ベース22の第一側壁部224bにおけるZ方向+側の端面に接着固定される。
第二係止部243cは、第一係止部243a、243b同士のX方向における間部分に、X方向の隙間を介して設けられる。第二係止部243cは、一対の第二貫通孔243fを有する。
第二係止部243cのZ方向+側の面は、後述するホルダ241の張出し部241q、241rの裏面に形成されたバネ座面(不図示)に接着固定される。この状態で、一対の第二貫通孔243fにはそれぞれ、ホルダ241の張出し部241q、241rの裏面に形成された一対のホルダ側位置決め凸部(不図示)が挿通される。なお、他方(Y方向−側)の揺動支持バネ243の場合、第二係止部243cのZ方向+側の面は、ホルダ241の張出し部241q、241rの裏面に形成されたバネ座面(不図示)に接着固定される。
捩じれ許容部243gは、Y方向に延在した板状部材であって、連続部243iのX方向中間部(具体的には、各基端側連続部243j1の一端)と、第二係止部243cとを接続する。このような捩じれ許容部243gは、捩じれることにより、第二係止部243cの、第一係止部243a、243bに対する捩じれを許容する。
また、捩じれ許容部243gは、弾性変形することにより、各第一係止部243a、243bと第二係止部243cとのZ方向の相対変位を許容する。
バネ側ガイド面243hは、第二係止部243cの裏面(つまり、Z方向−側の面)により構成される。このようなバネ側ガイド面243hは、前述した揺動ガイド部材245の揺動ガイド面と当接する。
一対の揺動支持バネ243は、自由状態(非組付状態ともいう。)において、全体的に平坦な板状部材である。一方、組付状態において、一対の揺動支持バネ243は、捩じれ許容部243gの弾性変形に基づいて、第二係止部243cが第一係止部243a、243bよりもZ方向+側に位置する。
具体的には、組付状態において、捩じれ許容部243gが、第二係止部243cに向かうほどZ方向+側に向かうように弾性変形する。このような弾性変形に基づいて、一対の揺動支持バネ243のバネ側ガイド面243hは、揺動ガイド部材245をZ方向−側に付勢する。
以上のような一対の揺動支持バネ243の組付状態において、バネ配置空間224e1、224e2およびバネ配置空間224f1、224f2にはそれぞれ、一対の揺動支持バネ243の基端側連続部243j1が配置される。さらに、バネ配置空間224e1、224e2およびバネ配置空間224f1、224f2には、基端側連続部243j1を覆うようにゲル状の制振部材27が配置される(図5、図6、および図7参照)。
制振部材27は、一対の揺動支持バネ243の共振の抑制に効果的である。共振を抑制する観点から、制振部材27は、一対の揺動支持バネ243において使用時に最も大きく変形する部分の近くに設けるのが好ましい。使用時に最も大きく変形する部分は捩じれ許容部243gである。このため、制振部材27は、一対の揺動支持バネ243における捩じれ許容部243gに近い部分を覆うのが好ましい。
[ホルダ]
図4および図8を参照して、ホルダ241について説明する。ホルダ241は、たとえば、合成樹脂製であって、第一ベース22に対してプリズム23を揺動可能な状態で保持する。
ホルダ24は、載置面241a、一対の対向壁部241f、241g、および一対の張出し部241q、241rを備える。
載置面241aは、プリズム23の光路屈曲面231に裏側(Z方向−側)から対面する。載置面241aは、たとえば、光路屈曲面231と平行な面を有する。なお、載置面241aは、本実施形態の構造に限定されず、たとえば、プリズム23の位置決めを可能な形状を有するボスなどでもよい。
一対の対向壁部241f、241gはそれぞれ、XZ平面に平行な板状部材であって、Y方向に離隔した状態で配置される。このような一対の対向壁部241f、241gは、載置面241aをY方向から挟んで配置される。
一対の張出し部241q、241rはそれぞれ、一対の対向壁部241f、241gに設けられる。このような一対の張出し部241q、241rはそれぞれ、ホルダ241を、第一ベース22に対して揺動可能に支持する。
具体的には、一方(つまり、Y方向+側)の張出し部241qは、対向壁部241fのY方向+側面に、当該側面からY方向+側に張り出す。
一方、他方(つまり、Y方向−側)の張出し部241rは、対向壁部241gのY方向−側面に、当該側面からY方向−側に張り出す。また、一対の張出し部241q、241rはそれぞれ、裏面(つまり、Z方向−側の面)に、平坦面状のバネ座面(不図示)を有する。バネ座面は、X方向に離隔した2箇所に、Z方向−側に突出した一対のホルダ側位置決め凸部(不図示)を有する。
バネ座面にはそれぞれ、一対の揺動支持バネ243の第二係止部243cのZ方向+側の面が接着固定される。この状態で、一対のホルダ側位置決め凸部はそれぞれ、揺動支持バネ243の一対の第二貫通孔243fに挿通される。この構造により、ホルダ241は、第一ベース22に対して揺動可能に支持される。
なお、ホルダ241の張出し部241q、241rのY方向における外端部は、第一ベース22のY方向における両端面よりも、Y方向中央側に位置する。このような構成は、ホルダ241の小型・軽量化に寄与する。
[第一アクチュエータ]
図5および図8を参照して、光路屈曲部材駆動用アクチュエータである第一アクチュエータ244について説明する。第一アクチュエータ244は、第一軸を中心にホルダ241を揺動させる。第一軸とは、Y方向に平行な軸である。具体的には、第一軸とは、一対の揺動ガイド部材245の揺動ガイド面と、一対の揺動支持バネ243のバネ側ガイド面243hとの当接部を通るY軸に平行な軸である。
第一アクチュエータ244は、プリズム23の光路屈曲面231およびホルダ241とZ方向(つまり、第一光軸の方向)に重なるようにプリズム23およびホルダ241の裏側(つまり、Z方向−側)に配置される。第一アクチュエータ244は、第一マグネット244a、第一コイル244c、および第一ホール素子244eを備える。
第一マグネット244aは、可動側部材であるホルダ241の裏側面(つまり、Z方向−側の面)に固定される。第一マグネット244aは、X方向に隣り合う2個のマグネット素子からなる。これら各マグネット素子はそれぞれ、Z方向に着磁され、片側に一つの磁極を有する。各マグネット素子の磁極の向きは、互いに反対である。
第一コイル244cおよび第一ホール素子244eは、第一ベース22の裏側面に固定された、フレキシブルプリント回路基板(以下、FPC)25の表面(つまり、Z方向+側の面)に固定される。
第一コイル244cおよび第一ホール素子244eは、第一ベース22のベース側開口部220に配置される。なお、第一コイル244cは、長円形状のいわゆる空心コイルである。第一ホール素子244eは、第一コイル244cの径方向の内側に配置される。
以上のような構成を有する第一アクチュエータ244は、手振れ補正用の制御部(図示省略)の制御下で、第一軸を中心にホルダ241を揺動させる。
次に、本実施形態に係るカメラモジュールのレンズモジュール3について説明する。
[8.2 レンズモジュールについて]
レンズモジュール3は、図1および図9〜図17に示すように、第二カバー31、第二ベース32、レンズ部33、AF装置36、第二振れ補正装置37、および基準部材38を備える。
[第二カバー]
図1および図17を参照して第二カバー31について説明する。第二カバー31は、たとえば合成樹脂製または非磁性金属製であり、X方向両側およびZ方向−側(つまり、裏側)が開口した箱状部材である。以上のような第二カバー31は、後述する第二ベース32にZ方向+側から組み合わされる。
[第二ベース]
図9〜図12、図16、および図17を参照して第二ベース32について説明する。第二ベース32は、上述の第二カバー31と組み合わされることにより、レンズ部33、AF装置36、および第二振れ補正装置37を配置可能な第二収容空間320を形成する。
第二ベース32は、底面部321および一対の第二側壁部322a、322bを有する。底面部321は、合成樹脂製の基部と、当該基部にインサート成形された金属製の補強プレート323とを有する。このような補強プレート323は、底面部321の高剛性化、薄肉化に寄与する。
第二ベース32の補強プレート323は、後述するレンズガイド361よりもZ方向−側に、レンズガイド361に対して重なるように配置される。具体的には、レンズガイド361がオートフォーカスの動作の際に移動可能な範囲(つまり、X方向に移動可能な範囲)および振れ補正の動作の際に移動可能な範囲(つまり、Y方向に移動可能な範囲)の何れの位置に存在する場合でも、補強プレート323のZ方向+側に、レンズガイド361が存在するようにしている。このため、補強プレート323の表面(つまり、Z方向+側の面)は、常にレンズガイド361により覆われて露出しない。これにより、補強プレート323による反射光が、レンズ部33、ひいては後述する撮像素子モジュール4の撮像素子に入光しないようにしている。
第二ベース32は、底面部321における補強プレート323のY方向両側部分に、それぞれ底面貫通孔321a、321b(図16参照)を有する。底面貫通孔321a、321bには、後述する一対のAFアクチュエータ364a、364bのAF用コイル366a、366bが配置される。
第二側壁部322a、322bはそれぞれ、底面部321のY方向両端部からZ方向+側に延在する。第二側壁部322a、322bはそれぞれ、コイル載置部322d、322eを有する。このようなコイル載置部322d、322eにはそれぞれ、後述する第二振れ補正装置37の第二コイル372a、372bが載置される。
また、一対のコイル載置部322d、322eと底面部321との間には、後述する一対のAFアクチュエータ364a、364bのAF用マグネット365a、365bが配置される。
本実施形態の場合、底面貫通孔321a、321bとコイル載置部322d、322eとがZ方向に所定の間隔をあけて重なる。したがって、底面貫通孔321a、321bに配置されるAF用コイル366a、366bと、コイル載置部322d、322eに載置される第二コイル372a、372bとが、Z方向に所定の間隔をあけて重なる。
また、第二側壁部322aは、Y方向+側の側面におけるX方向両端部に、後述するスプリング362a、362cを配置するためのスプリング配置部324a、324c(図9参照)を有する。一方、第二側壁部322bは、Y方向−側の側面におけるX方向両端部に、後述するスプリング362b、362dを配置するためのスプリング配置部324b、324d(図10参照)を有する。
第二側壁部322aは、Y方向+側の側面に、スリット322i(図9参照)を有する。スリット322iは、後述するFPC363(図13参照)の第一連続部363iを配置可能な空間を有する。当該空間は、ZY平面に平行な空間である。スリット322iは、Y方向+側およびZ方向両側に開口する。
第二ベース32の第二側壁部322bは、Y方向−側の側面に、一対の凹部322jを有する。凹部322jにはそれぞれ、後述するFPC363の一対の第二連続部363jが配置される。なお、凹部322jの構成は、図示の場合に限定されない。
スプリング配置部324a〜324dはそれぞれ、Z方向+側の端部にゲル配置部324e〜324hを有する。ゲル配置部324e〜324hはそれぞれ、スプリング362a〜362dの一部を覆ったゲル状の制振部材81a〜81dを保持可能に構成される。このようなゲル配置部324e〜324hはそれぞれ、X方向に対向する一対の保持面324i1、324i2を有する。
[レンズ部]
レンズ部33は、後述するレンズガイド361に保持された状態で、第二収容空間320に配置される。このようなレンズ部33は、筒状のレンズバレル、および、レンズバレルに保持された1以上のレンズを有する。一例として、レンズ部33は、レンズバレルのX方向−側の端部とレンズバレルのX方向+側の端部との間に固定された、たとえば光学3倍以上の望遠レンズ群を有する。なお、レンズ部33の構造は、上述の構造に限定されない。
[AF装置]
図9〜図14、および図17を参照して、AF装置37について説明する。AF装置37は、オートフォーカスを目的として、レンズ部33をX方向に変位させる。具体的には、AF装置37は、レンズガイド361、複数個(本実施形態の場合4個)のスプリング362a〜362d、FPC363、および一対のAFアクチュエータ364a、364bを有する。
[レンズガイド]
レンズガイド361は、レンズバレルを保持可能な収容空間を有する。このようなレンズガイド361は、X方向(つまり、第二光軸の方向)およびY方向の変位を可能な状態で、上述の第二収容空間320に配置される。
レンズガイド361は、後述する一対のAFアクチュエータ364a、364bのAF用マグネット365a、365bを保持する一対の第一マグネット保持部361a、361bを有する。一対の第一マグネット保持部361a、361bはそれぞれ、第二ベース32の一対のコイル載置部322d、322eのZ方向−側に配置される。なお、図11は、一部の部材を省略した状態のレンズモジュール3を、Y方向+側から見た側面図である。一方、図12は、一部の部材を省略した状態のレンズモジュール3を、Y方向−側から見た側面図である。
本実施形態の場合、一対の第一マグネット保持部361a、361bはそれぞれ、Z方向−側が開口した凹部である。このような一対の第一マグネット保持部361a、361bはそれぞれ、AF用マグネット365a、365bを保持した状態において、AF用マグネット365a、365bの面取部365c1、365c2と対面する傾斜面部361e1、361e2を有する。
具体的には、一対の第一マグネット保持部361a、361bはそれぞれ、X方向に離隔し、かつ、X方向に対面した一対の側面部361c1、361c2を有する。一対の第一マグネット保持部361a、361bはそれぞれ、一対の側面部361c1、361c2のZ方向+側の端部同士を、X方向に接続する上面部361dを有する。なお、上面部361dは、一部に貫通孔または切欠きなどの不連続な部分を有してもよい。
また、一対の側面部361c1、361c2はそれぞれ、Z方向−側の端部に、上述の傾斜面部361e1、361e2を有する。傾斜面部361e1、361e2は、AF用マグネット365a、365bの面取部365c1、365c2に沿う傾斜面である。
具体的には、傾斜面部361e1および傾斜面部361e2は、Z方向−側(図11および図12中の下側)に向かうほど、X方向における互いの距離が短くなる方向に傾斜する。すなわち、傾斜面部361e1と傾斜面部361e2との間のX方向における距離は、Z方向−側の端部において最も小さい。このような傾斜面部361e1、361e2は、組付状態において、AF用マグネット365a、365bのZ方向−側の抜け止めに寄与する。
レンズガイド361は、後述する一対の第二アクチュエータ370a、370bの第二マグネット371a、371bを保持する一対の第二マグネット保持部368a、368b(図11および図12参照)を有する。一対の第二マグネット保持部368a、368bはそれぞれ、第二ベース32のコイル載置部322d、322eとZ方向に所定の間隔をあけて重なる。
一対の第二マグネット保持部368a、368bはそれぞれ、Z方向−側が開口した凹部である。このような一対の第二マグネット保持部368a、368bはそれぞれ、第二マグネット371a、371bを保持した状態において、第二マグネット371a、371bの面取部371e1、371e2と対面する傾斜面部368f1、368f2を有する。
具体的には、一対の第二マグネット保持部368a、368bはそれぞれ、X方向に離隔し、かつ、X方向に対面した一対の側面部368d1、368d2を有する。また、一対の第二マグネット保持部368a、368bはそれぞれ、一対の側面部368d1、368d2のZ方向+側の端部同士をX方向に接続する上面部368eを有する。なお、上面部368eは、一部に貫通孔または切欠きなどの不連続な部分を有してもよい。
また、一対の側面部368d1、368d2はそれぞれ、Z方向−側の端部に、上述の傾斜面部368f1、368f2を有する。傾斜面部368f1、368f2は、第二マグネット371a、371bの面取部371e1、371e2に沿う傾斜面である。
具体的には、傾斜面部368f1および傾斜面部368f2は、Z方向−側に向かうほど、X方向における互いの距離が短くなる方向に傾斜する。すなわち、傾斜面部368f1と傾斜面部368f2との間のX方向における距離は、Z方向−側の端部において最も小さい。このような傾斜面部368f1、368f2は、組付状態において、第二マグネット371a、371bのZ方向−側の抜け止めに寄与する。
[スプリング]
図9〜図12、および図14を参照して、弾性支持部材である複数個(本実施形態の場合4個)のスプリング362a〜362dについて説明する。スプリング362a〜362dは、レンズガイド361を第二ベース32に弾性的に支持する。この状態で、レンズ部33は、第二ベース32に対してX方向およびY方向に変位できる。
本実施形態の場合、スプリング362aは、レンズガイド361のX方向+側かつY方向+側の端部を第二ベース32に支持する(図9参照)。スプリング362bは、レンズガイド361のX方向+側かつY方向−側の端部を第二ベース32に支持する(図10参照)。スプリング362cは、レンズガイド361のX方向−側かつY方向+側の端部を第二ベース32に支持する(図9参照)。さらに、スプリング362dは、レンズガイド361のX方向−側かつY方向−側の端部を第二ベース32に支持する(図10参照)。
スプリング362a〜362dはそれぞれ、図14に示すように、第一固定部362f、第二固定部362g、および接続部362hを有する。尚、図14は、組付状態における配置のままのスプリング362a〜362dを示す。
第一固定部362fは、可動側部材であるレンズガイド361に固定される。第二固定部362gは、固定側部材である第二ベース32に固定される。
接続部362hは、第一固定部362fと第二固定部362gとを接続する。接続部362hは、たとえば、少なくとも一部が湾曲した(具体的には、蛇行状に曲げ成形された)線状部材からなる。
具体的には、スプリング362a〜362dの接続部362hはそれぞれ、Z方向+側から順に、第一曲げ部362m、ゲル係止部362i1、および第二曲げ部362nを有する。このようなスプリング362a〜362dはそれぞれ、組付状態において、第二ベース32のスプリング配置部324a〜324d(図9および図10参照)に配置される。
第一曲げ部362mは、蛇行状に折り曲げられた部分であり、接続部362hにおける一端部(Z方向+側の端部)に設けられる。このような第一曲げ部362mは、第二ベース32に対してレンズ部33がZ方向に変位する際、接続部362hの長さ方向(Z方向)に弾性変形する。
なお、第一曲げ部362mの位置は、本実施形態の位置に限定されない。第一曲げ部362mは、接続部362hの一方側の半部(つまり、第一固定部362f側の半部)に設けられると好ましい。また、第一曲げ部362mは、本実施形態のように、接続部362hの一端部に設けられると、より好ましい。
組付状態において、第一曲げ部362mはそれぞれ、第一制振部材であるゲル状の制振部材80a、80b、80c、80dに覆われる。説明の便宜上、図9〜図12において、制振部材80a、80b、80c、80dは、破線で示される。本実施形態の場合、制振部材80a〜80dは、第一曲げ部362mおよび第一固定部362fの一部を覆うように設けられている。ただし、制振部材80a〜80dは、第一固定部362fを覆わずに、第一曲げ部362mを覆うように設けられてもよい。第一曲げ部362mは、蛇行状であるため、制振部材80a〜80dとの密着性に優れる。なお、制振部材80a〜80dは、省略されてもよい。
ゲル係止部362i1は、接続部362hの直線部から所定方向(たとえば、X方向)に突出するように湾曲した曲線部により構成される。スプリング362a、362bにおけるゲル係止部362i1は、接続部362hの直線部からX方向−側に突出する。一方、スプリング362c、362dにおけるゲル係止部362i1は、接続部362hの直線部からX方向+側に突出する。つまり、スプリング362a、362bにおけるゲル係止部362i1と、スプリング362c、362dにおけるゲル係止部362i1とは互いに、接続部362hの直線部からX方向における逆方向に突出する。
ゲル係止部362i1はそれぞれ、組立状態において、第二ベース32のスプリング配置部324a〜324dにおけるゲル配置部324e〜324hに配置される。このようなゲル係止部362i1は、オートフォーカス機能によりレンズガイド361がX方向に変位する際、前記接続部362hにおいて最もX方向に変位する部分(最大変位部ともいう。)である。
このようなゲル係止部362i1はそれぞれ、第三制振部材である制振部材81a、81b、81c、81d(図9および図10参照)に覆われる。本実施形態の場合、制振部材81a〜81dはそれぞれ、貝柱状である。具体的には、制振部材81a〜81dはそれぞれ、一方向(X方向)に延在し、当該一方向において、両端部から中央部に向かうほど細くなる。制振部材81a〜81dの両端部はそれぞれ、ゲル配置部324e〜324hの保持面324i1、324i2に付着する。制振部材81a〜81dの中央部は、ゲル係止部362i1に付着する。すなわち、制振部材81a〜81dはそれぞれ、スプリング362a〜362dの接続部362h(具体的には、ゲル係止部362i1)と、第二ベース32のスプリング配置部324a〜324d(具体的には、ゲル配置部324e〜324h)とに架け渡すように設けられている。
本実施形態の場合、制振部材81a〜81dはそれぞれ、ゲル配置部324e〜324hにおける所定範囲(つまり、一部)を埋めるように設けられている。換言すれば、本実施形態の場合、制振部材81a〜81dはそれぞれ、ゲル配置部324e〜324hの容量に対する体積が所定範囲に抑えられている。このような構成は、オートフォーカスまたは触れ補正の制御において、ゲインが低下することの防止に寄与する。一方、制振部材81a〜81dがゲル配置部324e〜324h全体を埋めるように設けられると、制振部材81a〜81dによる制振効果が効きすぎてしまい、オートフォーカスあるいは触れ補正の制御におけるゲインが低下してしまう可能性がある。なお、制振部材81a〜81dは、省略されてもよい。
ゲル係止部362i1の形状は、本実施形態の場合に限定されない。図15Bに示すゲル係止部362i2は、ゲル係止部362i1の変形例である。ゲル係止部362i2は、連続部362jおよび環状部362kを有する。
連続部362jは、接続部362hの直線部から所定方向(たとえば、X方向)に直線状に延在する。環状部362kは、環状であって、連続部362jの先端部に連続する。連続部362jは、直線状でなくてもよい。図示の場合、スプリング362a、362bにおける連続部362jは、接続部362hの直線部からX方向−側に延在する。一方、スプリング362c、362dにおける連続部362jは、接続部362hの直線部からX方向+側に延在する。たとえば、連続部362jは、蛇行状であってもよい。また、環状部362kの形状は、図示の場合に限定されない。たとえば、環状部362kの形状は、円形、楕円形、多角形であってもよい。なお、図15Cに示すように、ゲル係止部362i2は、省略されてもよい。
第二曲げ部362nは、接続部362hにおける他端部(Z方向−側の端部)に設けられ、蛇行状に折り曲げられた線状部材である。第二曲げ部362nは、第二ベース32に対してレンズ部33がZ方向に変位する際、接続部362hの長さ方向(Z方向)に弾性変形する。このような第二曲げ部362nは、第二ベース32に対してレンズ部33がZ方向に変位する際、第一曲げ部362mよりも変位しない。
また、第二ベース32に対してレンズ部33がX方向に変位する際、接続部362hは、第二固定部362g側の端部近傍を支点に揺動するように変位する。したがって、接続部362hにおいて当該支点から遠い(換言すれば、第一固定部362fに近い)部分ほど、第二ベース32に対してレンズ部33がX方向に変位する際の変位量が大きい。
なお、第二曲げ部362nの位置は、本実施形態の位置に限定されない。第二曲げ部362nは、接続部362hの他方側の半部(つまり、第二固定部362f側の半部)に設けられると好ましい。また、第二曲げ部362nは、本実施形態のように、接続部362hの他端部に設けられると、より好ましい。また、本実施形態において、第二曲げ部362nは、省略されてもよい。すなわち、接続部362hは、一箇所にのみ曲げ部を有する構成でもよい。
組付状態において、第二曲げ部362nはそれぞれ、第二制振部材であるゲル状の制振部材82a、82b、82c、82dに覆われる。説明の便宜上、図9〜図12において、制振部材82a〜82dはそれぞれ、破線で示される。本実施形態の場合、制振部材82a〜82dは、第二曲げ部362nおよび第二固定部362gの一部を覆うように設けられている。ただし、制振部材82a〜82dは、第二固定部362gを覆わずに、第二曲げ部362nを覆うように設けられてもよい。第一曲げ部362nは、蛇行状であるため、制振部材82a〜82dとの密着性に優れる。なお、制振部材82a〜82dは、省略されてもよい。
以上のように、本実施形態の場合、スプリング362a〜362dの三箇所に、第一固定部362fに近い方から順に、制振部材80a〜80d、制振部材81a〜81d、および制振部材82a〜82dが設けられる。ただし、制振部材の数および位置は、本実施形態の場合に限定されない。
たとえば、制振部材は、スプリング362a〜362dの一箇所にのみ設けられてもよい。具体的には、本実施形態において、第一曲げ部362mにのみ、制振部材80a〜80dが設けられる構成でもよい。また、本実施形態において、ゲル係止部362i1にのみ、制振部材81a〜81dが設けられる構成でもよい。また、本実施形態において、第二曲げ部362nにのみ、制振部材82a〜82dが設けられる構成でもよい。この場合には、スプリング362a〜362dの一箇所に設けられた制振部材が、第一制振部材となる。なお、スプリング362a〜362dごとに、制振部材を設ける位置を変えてもよい。
また、制振部材は、スプリング362a〜362dの二箇所にのみ設けられてもよい。具体的には、本実施形態において、第一曲げ部362mに制振部材80a〜80dが設けられるとともに、第二曲げ部362nに制振部材82a〜82dが設けられる構成でもよい。または、本実施形態において、第一曲げ部362mに制振部材80a〜80dが設けられるとともに、ゲル係止部362i1に制振部材81a〜81dが設けられる構成でもよい。この場合には、スプリング362a〜362dの二箇所に設けられた制振部材のうちの一方が第一制振部材であり、他方が第二制振部材である。
本実施形態の場合、接続部362hは、X方向において方向性を有する。スプリング362aとスプリング362bとは、X方向において同方向となるように配置される。換言すれば、スプリング362aとスプリング362bとは、たとえば、Y方向+側から見た場合に、少なくとも接続部362hが重なるように配置される。
スプリング362cとスプリング362dとは、X方向において同方向となるように配置される。換言すれば、スプリング362cとスプリング362dとは、たとえば、Y方向+側から見た場合に、少なくとも接続部362hが重なるように配置される。
スプリング362aとスプリング362cとは、X方向において、接続部362hのゲル係止部362i2のみが逆方向を向くように配置される。すなわち、スプリング362aとスプリング362cとは、X方向において、接続部362hのゲル係止部362i2以外の部分が同方向を向くように配置される。
スプリング362bとスプリング362dとは、X方向において、接続部362hのゲル係止部362i2のみが逆方向を向くように配置される。すなわち、スプリング362bとスプリング362dとは、X方向において、接続部362hのゲル係止部362i2以外の部分が同方向を向くように配置される。
また、本実施形態の場合、図14に示すように、たとえば、Z方向+側から見てレンズガイド361の対角位置に配置されたスプリング362aの中心とスプリング362dの中心とを結んだ線分をLとし、スプリング362bの中心とスプリング362cの中心とを結んだ線分をLとした場合に、LとLとの交点(分散配置の中心位置ともいう。)が、後述する基準位置における可動部の重心Gと一致またはほぼ一致している。
なお、可動部とは、レンズガイド361、および、レンズガイド361に固定され、レンズガイド361とともに変位可能な各部材をいう。具体的には、本実施形態の場合、可動部は、レンズガイド361、レンズ部33、一対のAFアクチュエータ364a、364bのAF用マグネット365a、365b、および一対の第二アクチュエータ370a、370bの第二マグネット371a、371bなどを含んで構成される。
各スプリングの中心とは、たとえば、各スプリングのZ方向の中央位置かつX方向中央位置である。また、レンズガイド361の基準位置とは、オートフォーカス機能によりレンズガイド361がX方向に変位していない状態、かつ、後述する第二振れ補正装置37によりY方向に変位していない状態をいう。このような構成により、上記可動部の重心を通りかつZ方向に平行な直線L周りのレンズガイド361の共振が低減される。
なお、上述のような各スプリング362a〜362dは、以下のようにして配置される。上記重心Gを通り第二光軸の方向(つまり、X方向)に平行な直線を直線L(図14参照)とした場合に、X方向+側の一対のスプリング362a、362bは、上記直線Lに関して対称、かつ、重心GからX方向+側(図14の右側)に所定距離だけ離れた2箇所位置に配置される。一方、X方向−側の一対のスプリング362c、362dは、上記直線Lに関して対称、かつ、重心GからX方向−側(図14の左側)に上記所定距離だけ離れた2箇所位置に配置される。これにより、上記直線Lと上記直線Lとの交点が、上記重心Gに一致する。
[FPC]
図13を参照して、FPC363について説明する。FPC363は、フレキシブルプリント回路基板であって、第二ベース32(図9および図10参照)に固定される。FPC363は、たとえば、後述するAF装置37および第二振れ補正装置37の第二アクチュエータ370a、370bに電力を供給する。
具体的には、FPC363は、連続した一枚のフレキシブルプリント回路基板であって、FPC基部363hと、一対の第一コイル固定部363a、363b、および一対の第二コイル固定部363d、363eを有する。
FPC基部363hは、Y方向に延在する板状部材であって、第二ベース32の底面部321(図9および図10参照)に固定される。第一コイル固定部363aには、AF装置36のAF用コイル366a(図11参照)が基板7aを介して固定される。この状態で、第一コイル固定部363aおよびAF用コイル366aは、第二ベース32の底面貫通孔321a(図16参照)に配置される。
一方、第一コイル固定部363bには、AF装置36のAF用コイル366b(図12参照)が、基板7bを介して固定される。この状態で、第一コイル固定部363bおよびAF用コイル366bは、第二ベース32の底面貫通孔321bに配置される。
第二コイル固定部363d、363eはそれぞれ、第一コイル固定部363a、363bに対してZ方向に所定の間隔をあけて重なる。第二コイル固定部363d、363eの表面にはそれぞれ、後述する第二振れ補正装置37の第二コイル372a、372bが固定される(図11および図12参照)。この状態で、第二コイル固定部363d、363eはそれぞれ、第二ベース32のコイル載置部322d、コイル載置部322e(図17参照)の表面に載置される。
第二コイル固定部363dは、第一連続部363iを介して、FPC基部363hに連続する。第一連続部363iは、ZY平面に平行な板状部材である。第一連続部363iは、第二ベース32における第二側壁部322aのY方向+側の側面に形成されたスリット322i(図9参照)に配置される。
一方、第二コイル固定部363eは、第二連続部363jを介して、FPC基部363hに連続する。第二連続部363jは、XZ平面に平行な板状部材である。第二連続部363jは、第二ベース32における第二側壁部322bの凹部322j(図10参照)に配置される。
[AFアクチュエータ]
図11、図12、および図16を参照して、一対のAFアクチュエータ364a、364bについて説明する。一対のAFアクチュエータ364a、364bはそれぞれ、レンズ駆動用第一アクチュエータおよびレンズ駆動用第二アクチュエータのうちの一方のアクチュエータである。Y方向+側のAFアクチュエータ364aは、AF用マグネット365a、およびAF用コイル366aを有する。一方、Y方向−側のAFアクチュエータ364bは、AF用マグネット365b、AF用コイル366b、およびドライバIC367を有する。
このようなAFアクチュエータ364a、364bはそれぞれ、AF用マグネット365a、365bが可動側部材であるレンズガイド361に固定されるとともに、AF用コイル366a、366bが固定側部材である第二ベース32にFPC363を介して固定されたムービングマグネット型のアクチュエータである。
なお、AFアクチュエータ364a、364bはムービングコイル型のアクチュエータであってもよい。このようなAFアクチュエータ364a、364bを構成する各部の構造は、従来から知られている構造とほぼ同様であるため、詳しい説明は省略する。以下、AFアクチュエータ364a、364bを構成する各部の配置について説明する。
AF用マグネット365a、365bはそれぞれ、レンズガイド361の第一マグネット保持部361a、361bに保持される。この状態でAF用マグネット365a、365bはそれぞれ、第二ベース32の一対のコイル載置部322d、322e(図9および図10参照)のZ方向+側に配置される。本実施形態の場合、AF用マグネット365a、365bはそれぞれ、Z方向に着磁され、片側に二つの磁極を有する。
また、AF用マグネット365a、365bはそれぞれ、X方向に長く、かつ、たとえば、Y方向から見た(図11および図12に示す状態)の形状が略六角形状の六角柱状である。
AF用マグネット365a、365bはそれぞれ、一対の面取部365c1、365c2を有する。一対の面取部365c1、365c2はそれぞれ、AF用マグネット365a、365bにおいてX方向に対向する一対の側面に設けられる。また、面取部365c1および面取部365c2は、Z方向−側に向かうほどX方向における互いの距離が近づく方向に傾斜する。
このような面取部365c1および面取部365c2はそれぞれ、組付状態において、レンズガイド361における一対の第一マグネット保持部361a、361bの傾斜面部361e1、361e2と対面する。
AF用コイル366a、366bは、長円形状のいわゆる空心コイルである。AF用コイル366a、366bは、長軸がY方向に一致した状態で、FPC363の第一コイル固定部363a、363bに基板7a、7b(図13参照)を介して固定されている。
ドライバIC367は、FPC363においてAF用コイル366aの近傍(具体的には、AF用コイル366aよりもX方向+側)に配置されている。このようなドライバIC367は、AF用マグネット365aから位置検出用マグネット369(図11参照)へと向かう磁束を検出する。そして、ドライバIC367は、検出値に基づいて、AF用コイル366a、366bの通電電流を制御する。以上のようにAFアクチュエータ364a、364bにおいては、ドライバIC367の検出値に基づいて、クローズドループ制御が行われる。なお、位置検出用マグネット369は、レンズガイド361において、第一マグネット保持部361aの近傍(具体的には、X方向+側)に保持される。また、AF用マグネット365aの磁束を検出するホール素子が別途設けられてもよい。この場合には、ドライバIC367は、ホール素子の検出値に基づいて、AF用コイル366a、366bの通電電流を制御してもよい。
上述のような構成を有するAFアクチュエータ364a、364bの場合、ドライバIC367の制御下でFPC363を介してAF用コイル366a、366bに電流が流れると、AF用マグネット365a、365bをX方向に変位させるローレンツ力が生じる。
AF用マグネット365a、365bはレンズガイド361に固定されているため、上記ローレンツ力に基づいてレンズガイド361が、X方向(第三方向ともいう。)に変位する。なお、AF用コイル366a、366bに流れる電流の向きを制御することにより、レンズガイド361の変位方向が切り換わる。このようにしてオートフォーカスが行われる。
なお、本実施形態の場合、上述のようにスプリング362a〜362dおよびレンズガイド361の配置を工夫することにより上記直線L(図14参照)周りのレンズガイド361の共振が抑制される。ただし、当該共振を完全になくすことができない場合には、AFアクチュエータ364aの駆動力とAFアクチュエータ364bの駆動力に差をつけることにより、当該共振を相殺する方向にレンズガイド361を揺動させてもよい。なお、AFアクチュエータ364a、364bに流す電流を異ならせることにより、AFアクチュエータ364a、364b同士の駆動力に差をつけることができる。
[第二振れ補正装置]
図11、図12、および図16を参照して、第二振れ補正装置37について説明する。第二振れ補正装置37は、レンズ部33をY方向に変位させることにより、Y方向の振れ補正を行う。このような第二振れ補正装置37は、上述の第二収容空間320(図17参照)に配置される。
第二振れ補正装置37は、上述したレンズガイド361、上述した複数個のスプリング362a〜362d、上述したFPC363、および一対の第二アクチュエータ370a、370bを有する。レンズガイド361、スプリング362a〜362d、およびFPC363は、AF装置37と共通である。なお、一対の第二アクチュエータ370a、370bは、レンズ駆動用第一アクチュエータおよびレンズ駆動用第二アクチュエータのうちの他方のアクチュエータである。
Y方向+側の第二アクチュエータ370a(図11参照)は、上述のAFアクチュエータ364aに対して、Z方向に所定の間隔をあけて重なった状態で配置される。このような第二アクチュエータ370aは、第二マグネット371a、および第二コイル372aを有する。
一方、Y方向−側の第二アクチュエータ370b(図12参照)は、上述のAFアクチュエータ364bに対して、Z方向に所定の間隔をあけて重なった状態で配置される。このような第二アクチュエータ370bは、第二マグネット371b、第二コイル372b、および第二ホール素子373を有する。
第二アクチュエータ370a、370bとAFアクチュエータ364a、364bとを上述のように配置することにより、第二アクチュエータ370a、370bの駆動力の中心が、AFアクチュエータ364a、364bの駆動力の中心に一致する。この構成により、オートフォーカスおよび振れ補正の際、レンズガイド361がチルト変位(つまり、Y方向またはZ方向に平行な軸を中心とした揺動変位)しにくくなる。
上述のような第二アクチュエータ370a、370bはそれぞれ、第二マグネット371a、371bが可動側部材であるレンズガイド361に固定されるとともに第二コイル372a、372bが固定側部材である第二ベース32にFPC363を介して固定されたムービングマグネット型のアクチュエータである。ただし、第二アクチュエータ370a、370bはムービングコイル型のアクチュエータであってもよい。
このような第二アクチュエータ370a、370bを構成する各部の構造は、従来から知られている構造とほぼ同様であるため、詳しい説明は省略する。以下、第二アクチュエータ370a、370bを構成する各部の配置について説明する。
第二マグネット371a、371bはそれぞれ、レンズガイド361の第二マグネット保持部368a、368bに保持される。本実施形態の場合、第二マグネット371a、371bはそれぞれ、Z方向に着磁され、片側に一つの磁極を有する一対の単極マグネットからなる。一対の単極マグネット同士は、磁極の向きが反対であり、Y方向に隣り合って配置されている。第二マグネット371a、371bはそれぞれ、X方向に長く、かつ、Y方向から見た(図11および図12に示す状態)の形状が略六角形状の六角柱状である。
第二マグネット371a、371bはそれぞれ、一対の面取部371e1、371e2を有する。一対の面取部371e1、371e2はそれぞれ、第二マグネット371a、371bにおいてX方向に対向する一対の側面に設けられる。また、面取部371e1および面取部371e2は、Z方向−側に向かうほどX方向における互いの距離が近づく方向に傾斜する。
このような面取部371e1および面取部371e2はそれぞれ、組付状態において、レンズガイド361における一対の第二マグネット保持部368a、368bの傾斜面部368f1、368f2と対面する。
第二コイル372a、372bはそれぞれ、長円形状のいわゆる空心コイルである。第二コイル372a、372bはそれぞれ、長軸がX方向に一致した状態で、FPC363の第二コイル固定部363d、363eに固定される。この状態で、第二コイル372a、372bはそれぞれ、第二マグネット371a、371bとZ方向に所定の間隔をあけて重なる。
第二ホール素子373は、図12に示すように、FPC363の第二コイル固定部363eの表面、かつ、第二コイル372bの径方向の外側に固定される。なお、第二ホール素子373は、第二コイル372bの径方向の内側に配置されてもよい。
以上のような構成を有する第二アクチュエータ370a、370bの場合、手振れ補正用の制御部(不図示)の制御下で、FPC363を介して第二コイル372a、372bに電流が流れると、第二マグネット371a、371bをY方向に変位させるローレンツ力が生じる。第二マグネット371a、371bはそれぞれレンズガイド361に固定されているため、上記ローレンツ力に基づいてレンズガイド361が、Y方向に変位する。なお、第二コイル372a、372bに流れる電流の向きを制御することにより、レンズガイド361の変位方向が切り換わる。
なお、本実施形態の場合、第二アクチュエータ370a、370bと、AFアクチュエータ364a、364bとのクロストークを防止するために、第二マグネット371a、371bとAF用マグネット365a、365bとのZ方向の間部分に、磁性金属製のシールド板6a、6bが配置される。
[基準部材]
図9および図10を参照して、基準部材38について説明する。基準部材38は、第二ベース32のX方向+側の端部に固定された板状部材である。このような基準部材38のX方向+側の側面は、後述する撮像素子モジュール4のX方向の基準面となる。基準部材38は、中央部に、レンズ部33を通過した光を撮像素子モジュール4に導光する貫通孔(図示省略)を有する。
基準部材38は、X方向−側の側面に、一対のストッパ部381a、381b(図11、12参照)を有する。オートフォーカスの際のレンズ部33のX方向+側の変位を所定範囲に規制するこのようなストッパ部381a、381bのX方向−側の端面(以下、単に「ストッパ面」という。)はそれぞれ、図11および図12に示すように、レンズガイド361が基準位置にある状態で、レンズガイド361の一部とX方向に所定間隔をあけて対向する。
[撮像素子モジュール]
撮像素子モジュール4は、レンズ部33よりもX方向+側に配置される。撮像素子モジュール4は、たとえばCCD(charge-coupled device)型イメージセンサー、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)型イメージセンサー等の撮像素子を含んで構成される。撮像素子モジュール4の撮像素子は、レンズ部33により結像された被写体像を撮像し、被写体像に対応する電気信号を出力する。撮像素子モジュール4の基板(図示省略)にはプリント配線基板(図示省略)が電気的に接続され、このプリント配線基板を介して撮像素子モジュール4への給電及び撮像素子モジュール4で撮像された被写体像の電気信号の出力が行われる。このような撮像素子モジュール4は、従来から知られている構造のものを採用できる。
[本実施形態の作用・効果について]
前述のように本実施形態に係るカメラモジュール1は、スプリング362a〜362dの三箇所に、第一固定部362fに近い方から順に、制振部材80a〜80d、制振部材81a〜81d、および制振部材82a〜82dが設けられる。このような制振部材80a〜80d、制振部材81a〜81d、および制振部材82a〜82dは、AFアクチュエータ364a、364bの動作中、または、第二アクチュエータ370aの動作中に発生する共振の抑制に寄与する。特に、制振部材80a〜80d、制振部材81a〜81d、および制振部材82a〜82dはそれぞれ、異なる周波数帯の共振の抑制に寄与する。
具体的には、制振部材80a〜80dおよび制振部材82a〜82dは、レンズ部33のZ方向における共振の抑制に効果的である。以下、この理由について説明する。このような共振が発生すると、Z方向におけるレンズ部33の振動にともない、スプリング362a〜362dが、Z方向に伸縮する。この際、スプリング362a〜362dは、第一曲げ部362mおよび第二曲げ部362nが、Z方向に弾性変形することにより伸縮する。特に、レンズガイド361に固定された第一固定部362fに近い側の第一曲げ部362mの方が、第二曲げ部362nよりも大きく弾性変形する。本実施形態の場合、第一曲げ部362mおよび第一曲げ部362nに制振部材80a〜80dおよび制振部材82a〜82dを設けることにより、第一曲げ部362mおよび第二曲げ部362nの変形量を抑えている。よって、本実施形態の構成は、上述のようなレンズ部33のZ方向における共振を抑制できる。
また、制振部材81a〜81dは、レンズ部33のX方向(第二光軸の方向)における共振の抑制に効果的である。以下、この理由について説明する。このような共振が発生すると、X方向におけるレンズ部33の振動にともない、スプリング362a〜362dが、接続部362hの他端部(つまり、第二固定部362g側の端部)近傍の所定位置を支点に揺動する。この際、接続部362hのゲル係止部362i1は、接続部362hの一端部に近い位置に配置されているため、X方向における変位量が大きい。本実施形態の場合、ゲル係止部362i1に制振部材81a〜81dを設けることにより、ゲル係止部362i1のX方向における変位量を抑えている。よって、本実施形態の構成は、上述のようなレンズ部33のX方向における共振を抑制できる。なお、本実施形態のカメラモジュール1において、レンズ部33のX方向における共振が発生する周波数は、約60Hzである。一方、レンズ部33のZ方向における共振が発生する周波数は、300Hz以上である。このような周波数は、カメラモジュールの構成によって異なる。したがって、このような周波数により、本発明の技術的範囲は、なんら限定されない。
本発明に係るカメラ用アクチュエータおよびカメラモジュールは、たとえば、スマートフォン、携帯電話機、デジタルカメラ、ノート型パソコン、タブレット端末、携帯型ゲーム機、車載カメラなどの薄型のカメラ搭載装置に搭載できる。
1 カメラモジュール
2 プリズムモジュール
21 第一カバー
22 第一ベース
220 ベース側開口部
223 第一収容空間
224a、224b 第一側壁部
224c1、224c2 第一堰部
224d1、224d2 第二堰部
224e1、224e2、224f1、224f2 バネ配置空間
224g1、224g2、224g3 凸部
224h1、224h2、224h3 凸部
225c 第一受部
225d 第二受部
226 第一位置決め凸部
227 第二位置決め凸部
229 底壁部
23 プリズム
231 光路屈曲面
24 第一振れ補正装置
241 ホルダ
241a 載置面
241f、241g 対向壁部
241q、241r 張出し部
243 揺動支持バネ
243a、243b 第一係止部
243c 第二係止部
243d、243e 第一貫通孔
243f 第二貫通孔
243g 捩じれ許容部
243h バネ側ガイド面
243i 連続部
243j、243k 連続部要素
243j1 基端側連続部
243j2 蛇行連続部
244 第一アクチュエータ(光路屈曲部材駆動用アクチュエータ)
244a 第一マグネット
244c 第一コイル
244e 第一ホール素子
245 揺動ガイド部材
25 FPC
27 制振部材
3 レンズモジュール
31 第二カバー
32 第二ベース
320 第二収容空間
321 底面部
321a、321b 底面貫通孔
322a、322b 第二側壁部
322d、322e コイル載置部
322i スリット
322j 凹部
323 補強プレート
324a、324b、324c、324d スプリング配置部
324e、324f、324g、324h ゲル配置部
324i1、324i2 保持面
33 レンズ部
36 AF装置
361 レンズガイド
361a、361b 第一マグネット保持部
361c1、361c2 側面部
361d 上面部
361e1、361e2 傾斜面部
362a、362b、362c、362d スプリング
362f 第一固定部
362g 第二固定部
362h 接続部
362i1、362i2 ゲル係止部
362j 連続部
362k 環状部
362m 第一曲げ部
362n 第二曲げ部
363 FPC
363a、363b 第一コイル固定部
363d、363e 第二コイル固定部
363h FPC基部
363i 第一連続部
363j 第二連続部
364a、364b AFアクチュエータ(レンズ駆動用第一アクチュエータまたはレンズ駆動用第二アクチュエータ)
365a、365b AF用マグネット
365c1、365c2 面取部
366a、366b AF用コイル
367 ドライバIC
368a、368b 第二マグネット保持部
368d1、368d2 側面部
368e 上面部
368f1、368f2 傾斜面部
369 位置検出用マグネット
37 第二振れ補正装置
370a、370b 第二アクチュエータ(レンズ駆動用第一アクチュエータまたはレンズ駆動用第二アクチュエータ)
371a、371b 第二マグネット
371e1、371e2 面取部
372a、372b 第二コイル
373 第二ホール素子
38 基準部材
381a、381b ストッパ部
4 撮像素子モジュール
6a、6b シールド板
7a、7b 基板
80a、80b、80c、80d 制振部材
81a、81b、81c、81d 制振部材
82a、82b、82c、82d 制振部材

Claims (15)

  1. 固定側部材と、
    前記固定側部材から光軸に直交する方向に離間して配置され、レンズ部を保持する可動側部材と、
    前記可動側部材を少なくとも所定方向に変位させるレンズ駆動用第一アクチュエータと、
    前記光軸に直交する方向に延び、少なくとも前記所定方向の変位を可能に、前記可動側部材を前記固定側部材に支持する弾性支持部材と、
    前記弾性支持部材に設けられたゲル状の第一制振部材と、を備える、
    カメラ用アクチュエータ。
  2. 前記弾性支持部材は、前記可動側部材に固定された第一固定部、前記固定側部材に固定された第二固定部、および前記第一固定部と前記第二固定部とを接続する接続部を有し、
    前記第一制振部材は、前記接続部に設けられている、請求項1に記載のカメラ用アクチュエータ。
  3. 前記第一制振部材は、前記接続部における前記第一固定部側の半部に設けられている、請求項2に記載のカメラ用アクチュエータ。
  4. 前記接続部は、線状部材であり、前記接続部の長さ方向に弾性変形可能な第一曲げ部を、前記第一固定部側の半部内の位置に有し、
    前記第一制振部材は、前記第一曲げ部に設けられている、請求項2または3に記載のカメラ用アクチュエータ。
  5. 前記弾性支持部材に設けられたゲル状の第二制振部材を、さらに備え、
    前記第二制振部材は、前記接続部における前記第二固定部側の半部に設けられている、請求項2〜4の何れか一項に記載のカメラ用アクチュエータ。
  6. 前記接続部は、前記接続部の長さ方向に弾性変形可能な第二曲げ部を、前記第二固定部側の半部内の位置に有し、
    前記第二制振部材は、前記第二曲げ部に設けられている、請求項5に記載のカメラ用アクチュエータ。
  7. 前記接続部は、前記可動側部材が前記光軸の方向に変位する際、前記光軸の方向に最も変位する最大変位部を有し、
    前記最大変位部を含む部分にゲル状の第三制振部材が設けられている、請求項2〜6の何れか一項に記載のカメラ用アクチュエータ。
  8. 前記第三制振部材は、前記接続部と前記固定側部材とに架け渡されるように設けられている、請求項7に記載のカメラ用アクチュエータ。
  9. 前記第三制振部材は、両端部が前記固定側部材に付着するとともに、中央部が前記接続部に付着している、請求項8に記載のカメラ用アクチュエータ。
  10. 前記弾性支持部材が、前記可動側部材の周辺に分散配置され、前記弾性支持部材の分散配置の中心位置が、前記可動側部材および前記可動側部材とともに変位可能な部材により構成される可動部の重心位置と一致している、請求項1〜9の何れか一項に記載のカメラ用アクチュエータ。
  11. 前記可動側部材を、前記所定方向に直交する方向に変位させるレンズ駆動用第二アクチュエータを、さらに備える請求項1〜10の何れか一項に記載のカメラ用アクチュエータ。
  12. 前記レンズ部の前段に配置され、第一光軸の方向に沿う入射光を第二光軸の方向に屈曲させる光路屈曲部材と、
    前記光路屈曲部材の近傍に配置され、前記光路屈曲部材を変位させる光路屈曲部材駆動用アクチュエータと、をさらに備え、
    前記所定方向は、前記第二光軸の方向に一致または直交している、請求項11に記載のカメラ用アクチュエータ。
  13. 前記レンズ駆動用第一アクチュエータおよび前記レンズ駆動用第二アクチュエータのうちの一方は、オートフォーカス用アクチュエータを構成し、
    前記レンズ駆動用第一アクチュエータおよび前記レンズ駆動用第二アクチュエータのうちの他方ならびに前記光路屈曲部材駆動用アクチュエータは、振れ補正用アクチュエータを構成する、
    請求項12に記載のカメラ用アクチュエータ。
  14. 請求項1〜13の何れか一項に記載のカメラ用アクチュエータと、
    前記レンズ部の後段に配置された撮像素子と、
    を備えるカメラモジュール。
  15. 請求項14に記載のカメラモジュールと、
    前記カメラモジュールを制御する制御部と、
    を有するカメラ搭載装置。
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