JP2019136920A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】インクリボンの搬送に伴ってインクリボンに皺が発生しないようにしたプリンタを提供することである。【解決手段】印字情報に基づいて印字ヘッドを駆動して、印字媒体に印字処理を行う印字制御部と、インクリボンの搬送方向と直交する幅方向の長さを示すインクリボン幅情報を取得するインクリボン情報取得部と、印字媒体の搬送方向と直交する幅方向の長さを示す印字媒体幅情報を取得する印字媒体情報取得部と、インクリボン情報取得部が取得したインクリボン幅情報と印字媒体情報取得部が取得した印字媒体幅情報に基づいて、インクリボンの幅方向の長さが印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さであるかを判断する判断部と、判断部がインクリボンの幅方向の長さが印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さと判断した場合には、インクリボンが印字媒体に対して適正ではないことを示すメッセージを報知する報知部と、を備える。【選択図】図8
Description
本発明の実施形態は、プリンタに関する。
従来、ラベルプリンタやレシートプリンタ等の、収納されたロール状の用紙を引き出して印字するプリンタでは、例えばサーマルヘッド等の印字ヘッドでインクリボンに塗布されたインクを用紙に転写する形式のプリンタが広く用いられている。このようなプリンタでは、印字ヘッドと用紙を搬送する円柱状のプラテンとの間に用紙とインクリボンを挟持して、プラテンの回転に伴ってインクリボンと用紙を同じ方向に搬送しながら、印字ヘッドで用紙に印字を行う。具体的には、プラテンが用紙と接し、印字ヘッドがインクリボンと接するように、ヘッドとプラテンが用紙とインクリボンを挟持する。
このようなプリンタに置いて、一般的に、用紙の幅の長さより幅広のインクリボンを用いることが多い。これは、用紙の幅方向の端から端まで印字できるようにするためである。そのため、印字ヘッドとプラテンは、用紙とインクリボンが重なっている位置では用紙とインクリボンとを重ねて挟持し、用紙がなくインクリボンだけが存在する両端部の位置では、インクリボンのみを挟持する。
そのため、用紙とインクリボンが重なっている位置におけるプラテンの中心からインクリボンまでの距離は、インクリボンだけが存在する位置のプラテンの中心からインクリボンまでの距離より、用紙の厚みの分だけ遠い。そのため、プラテンによるインクリボンの搬送速度は、用紙とインクリボンが重なっている位置のインクリボンが速く、インクリボンだけが存在する位置のインクリボンが遅い。そのため、用紙の幅に対して極端に幅広のインクリボンを使用すると、用紙とインクリボンが重なっている位置のインクリボンの搬送速度とインクリボンだけが存在する位置のインクリボンの搬送速度の差により、インクリボンに皺が発生することがある。皺が発生したインクリボンを用いて用紙に印字を行うと、皺の部分とその他の部分とで印字ムラが発生することがある。
本発明が解決しようとする課題は、インクリボンの搬送に伴ってインクリボンに皺が発生しないようにしたプリンタを提供することである。
実施形態のプリンタは、搬送される印字媒体にインクリボンが保持するインクを転写して印字するライン状の印字ヘッドと、前記印字媒体と前記インクリボンを前記印字ヘッドとの間で挟持し、前記印字媒体と前記インクリボンを搬送するプラテンと、印字情報に基づいて前記印字ヘッドを駆動して、前記印字媒体に印字処理を行う印字制御部と、前記インクリボンの搬送方向と直交する幅方向の長さを示すインクリボン幅情報を取得するインクリボン情報取得部と、前記印字媒体の搬送方向と直交する幅方向の長さを示す印字媒体幅情報を取得する印字媒体情報取得部と、前記インクリボン情報取得部が取得したインクリボン幅情報と前記印字媒体情報取得部が取得した印字媒体幅情報に基づいて、前記インクリボンの幅方向の長さが前記印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さであるかを判断する判断部と、前記判断部が前記インクリボンの幅方向の長さが前記印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さと判断した場合には、前記インクリボンが印字媒体に対して適正ではないことを示すメッセージを報知する報知部と、を備える。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係るプリンタを詳細に説明する。なお、実施形態では、ラベル用紙を印字媒体の一例として説明する。また、実施形態では、サーマルプリンタをプリンタの一例として説明する。なお、以下に説明する実施形態により、この発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態のプリンタ1の外観斜視図である。図1に示すように、プリンタ1は、左側のケース2と、ヒンジ7でケース2の右側に連結されたケース8とを備えている。ケース2のフロントパネル3は、表示部4と、操作部5とを備えている。表示部4は、バックライト付きの液晶ディスプレイで構成されるが、その他のタイプの表示デバイスを用いてもよい。操作部5は、強制キー511(図4を参照)や電源ボタン(図示せず)を含む複数の操作ボタン6を備えている。
右側のケース8は、ヒンジ7を中心に回動することで筐体(即ち、ケース2、8)の内部を側面側から大きく開放できる構造となっている。図2とともに後述するが、プリンタ1は筐体内部に、ロール状に巻装されたラベル用紙(印字媒体)20と、2つの軸に架け渡されたインクリボン30と、インクリボン30に印字する印字部23とを有している。従って、ヒンジ7を中心にしてケース8を回動して上部に上げることで、インクリボン30やラベル用紙20の交換、あるいは内部のメンテナンスを容易にできる構造となっている。ケース8のフロントパネル9には、ラベル発行口10が設けられている。プリンタ1は、印字後のラベルをラベル発行口10から発行する。
図2は、プリンタ1の内部の構成を示す概略側断面図である。図2に示すように、プリンタ1はその筐体内部に、用紙保持部21、印字部23、フレーム26、インクリボン供給装置27を主に備えている。
用紙保持部21は、台紙とともにロール状に巻回されたラベル用紙20を保持する軸である。ラベル用紙20は、用紙保持部21から引き出され、印字部23で印字された後、ラベル発行口10から排出される。ラベル用紙20の例としては、台紙上にラベル20aが貼り付けられたものを用いることができる。
搬送経路24は、用紙保持部21から引き出されたラベル用紙20が後述する印字ヘッド32とプラテン31の位置まで搬送する経路である。また、搬送経路24は、引き出されたラベル用紙20の幅方向の長さ(すなわち、ラベル用紙20の搬送方向と直交する方向の長さ)を計測する用紙計測部57(計測部)を有している。用紙計測部57は、搬送経路24中であって、ラベル用紙20が引き出された位置と後述する印字ヘッド32とプラテン31との間に位置する。
また、搬送経路24において、印字部23よりの搬送方向の下流側には、ラベル剥離板25が設けられている。ラベル剥離板25は、搬送中のラベル用紙20の台紙を鋭角的に屈曲させて、ラベル20aと台紙とを剥離する。台紙は、図示しない巻取軸に巻き取られる一方、台紙から剥離されたラベル20aは、ラベル発行口10から発行される。
印字部23は、インクリボン30とラベル用紙20の搬送方向と略直交する方向(すなわち、インクリボン30とラベル用紙20の幅方向)に発熱素子をライン状に配置したライン型のサーマルプリンタヘッドである印字ヘッド32とを主に備えている。円柱状に構成されたプラテン31は、フレーム26に回転可能に取り付けられており、図4で後述するプラテンモータ54が駆動することで回転する。
印字ヘッド32は、図示しないフレームに回動可能に取り付けられたヘッド保持部33に固定されている。印字ヘッド32は、ヘッド保持部33の回動動作に従い、プラテン31に対して加圧する方向に付勢されており、プラテン31に対して当接および離反する。プリンタ1は、印字ヘッド32をヘッドアップさせるためのヘッドアップ機構と、印字ヘッド32をプラテン31に当接させるためのヘッド当接機構とを有している(共に図示せず)。ヘッドアップ機構が動作すれば印字ヘッド32はプラテン31から離間し、ヘッド当接機構が動作すれば印字ヘッド32はプラテン31方向に付勢されて当接する。
インクリボン供給装置27は、リボン保持軸35と、リボン巻取軸36と、リボン計測部34(計測部)と、案内フレーム37とを主に有している。リボン保持軸35は、未使用のインクリボン30をロール状に巻装している。リボン巻取軸36は、印字後のインクリボン30を巻き取る軸である。リボン巻取軸36は、リボン巻取モータ53(図4を参照)によって、プラテン31によるインクリボンの搬送速度より速い速度でインクリボン30を巻き取るように、インクリボンを巻取方向(図2では時計方向)に回転する。なお、リボン巻取軸36には、インクリボンの搬送速度より速い速度で回転することで、搬送されるインクリボン30にテンションを与える。インクリボン30の搬送速度との差は例えばトルクリミッタによって吸収される。リボン計測部34は、引き出されたインクリボン30の幅方向の長さ(すなわち、インクリボン30の搬送方向と直交する方向の長さ)を計測するセンサである。リボン計測部34は、リボンエンド、即ち、インクリボン30の終端を検出するセンサでもある。
案内フレーム37は、リボン保持軸35側の端部に、リボン保持軸35から引き出されたインクリボン30を案内するガイドシャフト38を備えている。また、案内フレーム37は、リボン巻取軸36側の端部に、インクリボン30をリボン巻取軸36に案内するガイドシャフト39を備えている。即ち、ガイドシャフト38およびガイドシャフト39は、リボン保持軸35とリボン巻取軸36との間のインクリボン30の搬送経路28に沿って設けられている。このように設けられた一対のガイドシャフト38、39には、インクリボン30が架け渡される。
印字前のインクリボン30はガイドシャフト38に当接した後、リボン計測部34の測定対象領域を経て、印字ヘッド32とプラテン31とが当接する位置(即ち、転写位置あるいは印字位置)に達し、印字ヘッド32により同時に挟持されているラベル用紙20のラベル20aに対してインクの転写が行われる。転写後のインクリボン30は、ガイドシャフト39に当接した後、リボン巻取軸36に巻き取られ回収される。
続いて、リボン計測部34、用紙計測部57と、ラベル用紙、インクリボン30との位置関係について説明する。図3は、プリンタにおけるラベル用紙20と用紙計測部57との位置の関係、インクリボン30とリボン計測部34との位置関係を示す説明図である。なお、図3に記載された各要素は、相互の位置関係を示すものであって、図2に記載した各要素の配置関係と必ずしも一致していない。図3に示すように、用紙保持部21から引き出されたラベル用紙20は、プラテン31の回転速度によって、矢印Pの方向に搬送される。また、リボン保持軸35から引き出されたインクリボン30は、プラテン31の回転速度に応じて、矢印Pの方向に搬送される。印字ヘッド32は、挟持するインクリボン30に対して熱を印加して、熱によって溶融したインクが、同じく挟持されているラベル用紙20に転写することで、ラベル用紙20に印字を行う。
インクリボン30の近傍には、リボン計測部34(計測部)が設けられる。リボン計測部34は、引き出されたインクリボン30の幅方向の長さ(すなわち、インクリボン30の搬送方向と直交する方向の長さ)を計測するセンサである。リボン計測部34は、リボン発光部341とリボン受光部342を有する。リボン発光部341は、インクリボン30の幅方向に発光体(図示せず)がライン状(一直線状)に配置されている。リボン発光部341は、インクリボン30の一面側に臨ませて配置される。また、リボン受光部342は、インクリボン30の幅方向に受光部(図示せず)がライン状(一直線状)に配置されている。リボン受光部342は、インクリボン30の一面側とは反対側の他面側に臨ませて配置される。リボン受光部342は、リボン発光部341が発光した光を受光するセンサである。インクリボン30が存在する位置のリボン受光部342は、インクリボン30に遮光されて、リボン発光部341から発光された光を受光しない。すなわち、インクリボン30の幅方向の長さ分のリボン受光部342は、リボン発光部341から発光された光を受光しない。インクリボン30が存在しない位置(インクリボン30を外れた両外側側に位置する)のリボン受光部342は、リボン発光部341から発行した光を受光する。リボン受光部342において、リボン発光部341からの光を受光しなかったリボン受光部342の受光素子の数の長さがインクリボン30の幅方向の長さとして計測される。リボン計測部34は、インクリボン30の幅方向の長さを計測する。リボン計測部34は、プリンタ1に装着可能なすべてのインクリボン30について、その幅の長さを計測することができる。なお、リボン計測部34は、リボン発光部341とリボン受光部342を用いて、インクリボンの有無も検出する。
また、ラベル用紙20の近傍には、用紙計測部57(計測部)が設けられる。用紙計測部57は、引き出されたラベル用紙20の幅方向の長さ(すなわち、ラベル用紙20の搬送方向と直交する方向の長さ)を計測するセンサである。用紙計測部57は、用紙発光部571と用紙受光部572を有する。用紙発光部571は、ラベル用紙20の幅方向に発光体(図示せず)がライン状(一直線状)に配置されている。用紙発光部571は、ラベル用紙20の一面側に臨ませて配置される。また、用紙受光部572は、ラベル用紙20の幅方向に受光部(図示せず)がライン状(一直線状)に配置されている。用紙受光部572は、ラベル用紙20の一面側とは反対側の他面側に臨ませて配置される。用紙受光部572は、用紙発光部571が発光した光を受光するセンサである。ラベル用紙20が存在する位置の用紙受光部572は、ラベル用紙20に遮光されて、用紙発光部571から発光された光を受光しない。すなわち、ラベル用紙20の幅方向の長さ分の用紙受光部572は、用紙発光部571から発光された光を受光しない。ラベル用紙20が存在しない位置(ラベル用紙20を外れた両外側側に位置する)の用紙受光部572は、用紙発光部571から発行した光を受光する。用紙受光部572において、用紙発光部571からの光を受光しなかった用紙受光部572の受光素子の数の長さがラベル用紙20の幅方向の長さとして計測される。用紙計測部57は、ラベル用紙20の幅の長さを計測する。用紙計測部57は、プリンタ1に装着可能なすべてのラベル用紙20について、その幅の長さを計測することができる。なお、用紙計測部57は、用紙発光部571と用紙受光部572を用いて、ラベル用紙20の有無も検出する。
次に、プリンタ1のハードウェア構成について説明する。図4は、プリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、プリンタ1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、メモリ部14等を備えている。CPU11は制御主体となる。ROM12は各種プログラムを記憶する。RAM13はプログラムや各種データを展開する。メモリ部14は各種プログラムを記憶する。CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12やメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述するプリンタ1に係る制御処理を実行する。
RAM13は、用紙幅記憶部131とリボン幅記憶部132とフラグ記憶部133を有する。用紙幅記憶部131は、後述する用紙計測部57が計測したラベル用紙20の幅方向の長さ(用紙幅情報(印字媒体幅情報))を記憶する。リボン幅記憶部132は、後述するリボン計測部34が計測したインクリボン30の幅方向の長さ(インクリボン幅情報)を記憶する。フラグ記憶部133は、後述する印字処理禁止フラグを記憶する。印字処理フラグが「1」の場合、当該フラグは印字処理を禁止することを示す。印字処理フラグが「0」の場合、当該フラグは印字処理が禁止されていないことを示す。
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成される。メモリ部14は、制御プログラム部141とインクリボンサイズ部142を備える。制御プログラム部141は、プリンタ1を制御するための制御プログラムを記憶する。インクリボンサイズ部142は、使用されるラベル用紙20の幅方向の長さに対応付けて、使用可能なインクリボン30の幅方向の長さを記憶する。
また、制御部100は、バス15を介して表示部4、操作部5、リボン巻取モータ53、プラテンモータ54、印字ヘッド32、リボン計測部(計測部)34、用紙計測部(計測部)57を備える。
表示部4は、後述するエラー表示や印字禁止の表示、ラベル用紙20の未装着エラー表示、インクリボン30の未装着エラー表示、正しいインクリボンへの交換メッセージの表示等の表示を行う。操作部5は、強制キー511を含む操作ボタン6を備える。強制キー511は、禁止された印字処理を強制的に行わせるためのキー(ボタン)である。リボン巻取モータ53は、リボン巻取軸36を回転させるモータである。プラテンモータ54は、プラテン31を回転させるモータである。プラテンモータ54を回転させると、プラテン31が回転して、インクリボン30とラベル用紙20を矢印P方向に搬送する。
印字ヘッド32は、発熱素子に電圧を印加することで発熱素子が発熱し、インクリボン30のインクを溶融させてラベル用紙20のラベル20aに転写する。このようにして印字ヘッド32は、ラベル用紙20に印字する。リボン計測部(計測部)34は、リボン発光部341とリボン受光部342を備え、インクリボン30の幅方向の長さを計測する。用紙計測部(計測部)57は、用紙発光部571と用紙受光部572を備え、ラベル用紙20の幅方向の長さを計測する。
また、制御部100は、バス15を介して、通信部58と接続している。通信部58は、通信回線Lを介して、パソコン等の情報処理装置(図示せず)と通信可能に接続している。通信部58は、情報処理装置からラベル用紙20に印字する印字データを入力する。なお、通信回線Lは、有線の通信回線であっても無線の通信回線であってもよい。
次に、図5を例にインクリボンサイズ部142について説明する。インクリボンサイズ部142は、用紙幅部1421と適用リボン幅部1422とを有する。用紙幅部1421は、ラベル用紙20の幅方向の長さを記憶する。実施形態では、用紙幅部1421は、ラベル用紙20の幅方向の長さとして、27mm〜35mm(すなわち、27mm以上で35mm未満)、35mm〜47mm(すなわち、35mm以上で47mm未満)、47mm〜60mm(すなわち、47mm以上で60mm未満)、60mm〜75mm(すなわち、60mm以上で75mm未満)、75mm〜95mm(すなわち、75mm以上で95mm未満)、95mm〜104mm(すなわち、95mm以上で104mm未満)が記憶されている。すなわち、プリンタ1には、27mm〜104mmのラベル用紙20が装着可能である。
また、適用リボン幅部1422は、ラベル用紙20の幅方向の長さに対応させて、ラベル用紙20の幅方向の長さに対応付けて、適正なインクリボン30の幅方向の長さを記憶する。実施形態では、適用リボン幅部1422は、ラベル用紙20の幅方向の長さ27mm〜35mmに対応付けて、インクリボン30の幅方向の長さ39mmを記憶する。また、適用リボン幅部1422は、ラベル用紙20の幅方向の長さ35mm〜47mmに対応付けて、適正なインクリボン30の幅方向の長さ53mmを記憶する。また、適用リボン幅部1422は、ラベル用紙20の幅方向の長さ47mm〜60mmに対応付けて、適正なインクリボン30の幅方向の長さ65mmを記憶する。また、適用リボン幅部1422は、ラベル用紙20の幅方向の長さ60mm〜75mmに対応付けて、適正なインクリボン30の幅方向の長さ85mmを記憶する。また、適用リボン幅部1422は、ラベル用紙20の幅方向の長さ75mm〜95mmに対応付けて、適正なインクリボン30の幅方向の長さ100mmを記憶する。また、適用リボン幅部1422は、ラベル用紙20の幅方向の長さ95mm〜104mmに対応付けて、適正なインクリボン30の幅方向の長さ110mmを記憶する。
これは、用紙の幅方向の長さが27mm〜35mmの場合は、インクリボン30の幅方向の長さは39mmが適正な幅方向の長さであることを示す。換言すれば、用紙の幅方向の長さが27mm〜35mmの場合は、インクリボン30の幅方向の長さが39mm(39mmがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長さ)を超える長さの場合は、幅方向の長さが27mm〜35mmのラベル用紙20に対してインクリボン30の幅方向の長さは適正の長さではなく、皺が寄り易いインクリボン30であることを示す。
同様に、用紙の幅方向の長さが35mm〜47mmの場合は、インクリボン30の幅方向の長さが53mm(53mmがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長さ)を超える長さの場合は、インクリボン30の幅方向の長さは適正の長さではないことを示す。用紙の幅方向の長さが47mm〜60mmの場合は、インクリボン30の幅方向の長さが65mm(65mmがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長さ)を超える長さの場合は、インクリボン30の幅方向の長さは適正の長さではないことを示す。用紙の幅方向の長さが60mm〜75mmの場合は、インクリボン30の幅方向の長さが85mm(85mmがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長さ)を超える長さの場合は、インクリボン30の幅方向の長さは適正の長さではないことを示す。用紙の幅方向の長さが75mm〜95mmの場合は、インクリボン30の幅方向の長さが100mm(100mmがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長さ)を超える長さの場合は、インクリボン30の幅方向の長さは適正の長さではないことを示す。用紙の幅方向の長さが95mm〜104mmの場合は、インクリボン30の幅方向の長さが110mm(110mmがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長さ)を超える長さの場合は、インクリボン30の幅方向の長さは適正の長さではないことを示す。
ここからは、プリンタ1の機能構成について説明する。図6は、プリンタの機能構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、プリンタ1の制御部100は、インクリボン情報取得部101、用紙情報取得部(印字媒体情報取得部)102、判断部103、報知部104、印字禁止部105、印字強制部106、印字制御部107として機能する。
インクリボン情報取得部101は、リボン計測部34から、リボン計測部34が計測したインクリボン30の幅方向(インクリボン30の搬送方向と直交する幅方向)の長さの情報であるインクリボン幅情報を取得する。用紙情報取得部102は、用紙計測部57から、用紙計測部57が計測したラベル用紙20の幅方向(ラベル用紙20の搬送方向と直交する幅方向)の長さの情報であるラベル用紙幅情報(印字媒体幅情報)を取得する。
判断部103は、インクリボン情報取得部101が取得したインクリボン幅情報と前記用紙情報取得部102が取得した印字媒体幅情報に基づいて、前記インクリボンの幅方向の長さが前記印字媒体の幅方向の長さに対して所定長より長いかを判断する。すなわち、判断部103は、取得したインクリボン幅情報とラベル用紙幅情報とに基づいてインクリボンサイズ部142を参照し、ラベル用紙幅情報が表すラベル用紙20の幅方向の長さが含まれる用紙幅部1421に対応した適用リボン幅部1422に記憶されているインクリボンの幅方向の長さとインクリボン幅情報とを比較する。そして判断部103は、インクリボン幅情報が示すインクリボン30の幅方向の長さが適用リボン幅部1422に記憶されているインクリボンの幅方向の長さであるか、インクリボン幅情報が示すインクリボン30の幅方向の長さが適用リボン幅部1422に記憶されているインクリボンの幅方向の長さを超える長さであるかを判断する。インクリボン幅情報が示すインクリボン30の幅方向の長さが適用リボン幅部1422に記憶されているインクリボンの幅方向の長さを超える長さである場合、判断部103は、インクリボン幅情報で表されるインクリボン30の幅方向の長さが、対応して用紙幅部1421に記憶されているラベル用紙20の幅方向の長さに対して、所定長を超える長さであると判断する。
印字制御部107は、判断部103が、インクリボン幅情報で表されるインクリボン30の幅方向の長さが適用リボン幅部1422に記憶されているインクリボンの幅方向の長さであると判断した場合には、印字情報に基づいて印字ヘッド32を駆動して、前記印字媒体に印字処理を行う。印字情報は、情報処理装置から通信部58が受信する。
また、報知部104は、判断部103が、インクリボン幅情報で表されるインクリボン30の幅方向の長さが適用リボン幅部1422に記憶されているインクリボンの幅方向の長さを超える長さであると判断した場合には、印字ヘッド32とプラテン31に挟持されたインクリボン30とラベル用紙20が同時に搬送されると、インクリボン30に皺が発生する可能性があるため、装着されているインクリボン30は、装着されているラベル用紙20に対して適正なインクリボンではないことを示すメッセージを表示部4に表示する。
印字禁止部105は、判断部103が、インクリボン幅情報が示すインクリボン30の幅方向の長さが適用リボン幅部1422に記憶されているインクリボンの幅方向の長さを超える長さであると判断した場合には、印字制御部107に対して、印字ヘッド32によるラベル用紙20に対する印字を禁止する制御を実行する。
印字強制部106は、操作者によって強制キー511が操作された場合には、印字制御部107に対して、印字禁止部105が禁止した印字制御を強制的に実行させる。例えば、現在、プリンタ1に装着しているインクリボン30は、装着しているラベル用紙20に対して適正なインクリボンではないけど、このインクリボンしか手元にない場合には、操作者の判断で強制キー511を操作する。
ここからは、プリンタ1の制御処理について説明する。図7および図8は、プリンタ1の制御処理を示すフローチャートである。図7に示すように、プリンタ1の制御部100は、プリンタ1の電源オンのボタンが操作されたかを判断する(S11)。電源オンのボタンが操作されたと判断するまで待機し(S11のNo)、電源オンのボタンが操作されたと判断した場合には(S11のYes)、制御部100は、図8に示す初期設定を実行する(S12)。
ここで、図8を用いて、制御部100がS12で実行する初期設定処理について説明する。用紙計測部57は、ラベル用紙20を検出したかを判断する(S41)。用紙計測部57がラベル用紙20を検出したと判断した場合には(S41のYes)、用紙情報取得部102は、用紙計測部57から取得した用紙幅情報を用紙幅記憶部131に記憶する(S43)。
次にインクリボン情報取得部101は、リボン計測部34がインクリボン30を検出したかを判断する(S51)。リボン計測部34がインクリボン30を検出したと判断した場合には(S51のYes)、インクリボン情報取得部101は、リボン計測部34から取得したリボン幅情報をリボン幅記憶部132に記憶する(S53)。
次に、判断部103は、用紙幅記憶部131に記憶した用紙幅情報とリボン幅記憶部132に記憶したリボン幅情報とを比較する(S61)。そして、判断部103は、装着したラベル用紙20の幅方向の長さに対して、装着したインクリボン30の幅方向の長さが適正な長さであるか、装着したインクリボン30の幅方向の長さがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長を超える長さであるかを判断する(S62)。
判断部103が、装着したラベル用紙20の幅方向の長さに対して、装着したインクリボン30の幅方向の長さが適正な長さであると判断した場合には(S62のNo)、制御部100は、フラグ記憶部133に、印字処理禁止フラグ「0」を記憶する(S63)。そして制御部100は、後述するS21以降の処理を実行する。一方、判断部103が、装着したラベル用紙20の幅方向の長さに対して、装着したインクリボン30の幅方向の長さがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長を超える長さであると判断した場合には(S62のYes)、制御部100は、フラグ記憶部133に、印字処理禁止フラグ「1」を記憶する(S64)。そして報知部104は、プリンタ1に装着されたインクリボン30が装着されたラベル用紙20に対して適正ではないことを示すメッセージを表示部4に表示する(S65)。そして制御部100は、後述するS21以降の処理を実行する。
ここで、報知部104がS65の処理において表示部4に表示する一例について説明する。図9は、プリンタ1の表示例を示す図である。図9において、報知部104は、プリンタ1に装着されたインクリボン30が、プリンタ1に装着されたラベル用紙20に対して適正ではないことを示すメッセージM1を表示する。また、報知部104は、プリンタ1に装着されたラベル用紙20に対して適正な幅のインクリボン30のサイズを示すメッセージM1を表示する。さらに、報知部104は、装着されたインクリボン30に対して適正なラベル用紙20のサイズを示すメッセージM2を表示する。この表示を見た操作者は、適正な幅のサイズのインクリボン30が装着されていないこと、インクリボン30のおよび適正な幅のサイズを容易に認識することができる。
なお、図8において、用紙計測部57がラベル用紙20を検出していないと判断した場合には(S41のNo)、制御部100は、ラベル用紙20がプリンタ1に装着されていないことを示すエラーメッセージを表示部4に表示する(S42)。そして制御部100は、後述するS21以降の処理を実行する。また、リボン計測部34がインクリボン30を検出していないと判断した場合には(S51のNo)、制御部100は、インクリボン30がプリンタ1に装着されていないことを示すエラーメッセージを表示部4に表示する(S52)。そして制御部100は、後述するS21以降の処理を実行する。
図7の説明に戻る。次に制御部100は、プリンタ1がオフラインかを判断する(S21)。そして、プリンタ1がオフラインであると判断した場合には(S21のYes)、次に制御部100は、プリンタ1がオンラインかを判断する(S22)。プリンタ1がオフラインとなり、その後オンラインとなった場合には、ラベル用紙20やインクリボン30の装着や取り換えがあったことが予想されるため、S22の判断で、プリンタ1がオンラインであると判断した場合には(S22のYes)、制御部100は、再度初期設定を実行する(S23)。S23における初期設定は、S12における初期設定と同様の処理である。そして制御部100は、S21に戻る。また、S22においてS22の判断でプリンタ1がオンラインではないと判断した場合には(S22のNo)、制御部100はS21に戻る。
一方、S21において、プリンタ1がオフラインではないと判断した場合には(S21のNo)、制御部100は、通信部58が印字データを受信したかを判断する(S31)。通信部58が印字データを受信したと判断した場合には(S31のYes)、制御部100は、フラグ記憶部133に印字処理禁止フラグ「1」が記憶されているかを判断する(S32)。フラグ記憶部133に印字処理禁止フラグ「1」は記憶されていない(すなわち、フラグ記憶部133には印字処理禁止フラグ「0」が記憶されている)と判断した場合には(S32のNo)、制御部100は、プラテンモータ54とリボン巻取モータ53を駆動して、ラベル用紙20とインクリボン30を矢印P方向に搬送する(S33)。そして印字制御部107は、S31で通信部58が受信した印字データに基づいて印字ヘッド32を駆動して、ラベル用紙20に印字を行う(S34)。そして制御部100は、S21に戻る。
また、S32において、制御部100がフラグ記憶部133に印字処理禁止フラグ「1」が記憶されていると判断した場合には(S32のYes)、印字禁止部105は、プラテンモータ54とリボン巻取モータ53の駆動を禁止し、また印字禁止部105は、S31で通信部58が受信した印字データに基づく印字処理を禁止する(S35)。印字禁止部105が処理するリボン巻取モータ53の駆動を禁止するとは、プラテンモータ54とリボン巻取モータ53を駆動して、ラベル用紙20とインクリボン30を矢印P方向に搬送する処理を行わないことである。また、印字禁止部105がS31で通信部58が受信した印字データに基づく印字処理を禁止するとは、通信部58が受信した印字データに基づいて印字ヘッド32を駆動して、ラベル用紙20に印字を行う印字処理を行わないことである。また、報知部104は、S65と同様のエラーメッセージを表示する(S35)。
次に制御部100は、強制キー511が操作されたかを判断する(S36)。強制キー511が操作されたと判断した場合には(S36のYes)、印字強制部106は、フラグ記憶部133に印字処理禁止フラグ「0」を記憶する(S37)。そして制御部100は、S33およびS34の処理を強制的に実行する。
また、通信部58が印字データを受信したのではないと判断した場合には(S31のNo)、制御部100はS21に戻る。また、S36において、強制キー511が操作されたと判断されない場合には(S36のNo)、制御部100はS21に戻る。なお、電源オンの状態で電源オフのボタン(図示せず)が操作された場合には、制御部100は、S11に戻る。
以上説明した通り、本実施形態のプリンタ1は、インクリボン情報取得部101が取得したインクリボン幅情報と用紙情報取得部102が取得した印字媒体幅情報に基づいて、インクリボン30の幅方向の長さがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長を超える長さであるかを判断し、インクリボン30の幅方向の長さがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長を超える長さと判断した場合には、インクリボン30がラベル用紙20に対して適正ではないことを示すメッセージを報知する。メッセージを見たプリンタ1の操作者は、装着されたラベル用紙20に適合したインクリボン30を装着してプリンタ1を使用することができるため、インクリボンを搬送させた場合に、インクリボンに皺が発生することを防止することができる。
また、実施形態によれば、インクリボン30の幅方向の長さがラベル用紙20の幅方向の長さに対して所定長を超える長さと判断した場合には、印字制御部107による印字処理を禁止する。そのため、プリンタ1は、装着しているラベル用紙20に適合していないインクリボン30を用いて印字処理を実行することがない。
また、実施形態によれば、強制キー511が操作された場合には、印字を禁止している場合であっても、印字処理を実行する。そのため、例えば、装着しているラベル用紙20に適合していないインクリボン30しか存在しない場合に、当該適合していないインクリボン30を用いて印字処理を実行することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、プリンタ1としてサーマルプリンタを一例として説明した。しかしながら、プラテンと印字ヘッドとでインクリボンと印字媒体を挟持して印字処理を行うプリンタであれば、サーマルプリンタ以外のプリンタに本発明を適用可能である。
また、実施形態では、プリンタとして、ラベル用紙20に印字を行うプリンタ1を一例として説明した。しかしながら、プリンタは、ラベル用紙20以外の用紙(例えばレシート用紙)に印字を行うプリンタであってもよい。
また、実施形態では、リボン計測部34として、透過型のセンサを用いて説明した。また、用紙計測部57として、透過型のセンサを用いて説明した。しかしながら、いずれのセンサも、またはいずれかのセンサを、反射型のセンサとしてもよい。
また、実施形態では、インクリボン情報取得部101は、リボン計測部34が計測したインクリボン30の幅方向の長さを取得したが、これに限らず、インクリボン情報取得部101は、例えば、予め記憶されているインクリボン30の幅方向の長さを取得するようにしてもよい。また、実施形態では、用紙情報取得部102は、用紙計測部57が計測したラベル用紙20の幅方向の長さを取得したが、これに限らず、用紙情報取得部102は、例えば、予め記憶されているラベル用紙20の幅方向の長さを取得するようにしてもよい。
なお、実施形態のプリンタ1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態のプリンタ1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態のプリンタ1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態のプリンタで実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1…プリンタ、20…ラベル用紙、30…インクリボン、31…プラテン、32…印字ヘッド、34…リボン計測部、57…用紙計測部、100…制御部、101…インクリボン情報取得部、102…用紙情報取得部、103…判断部、104…報知部、105…印字禁止部、106…印字強制部、107…印字制御部、131…用紙幅記憶部、132…リボン幅記憶部、133…フラグ記憶部、142…インクリボンサイズ部
Claims (6)
- 搬送される印字媒体にインクリボンが保持するインクを転写して印字するライン状の印字ヘッドと、
前記印字媒体と前記インクリボンを前記印字ヘッドとの間で挟持し、前記印字媒体と前記インクリボンを搬送するプラテンと、
印字情報に基づいて前記印字ヘッドを駆動して、前記印字媒体に印字処理を行う印字制御部と、
前記インクリボンの搬送方向と直交する幅方向の長さを示すインクリボン幅情報を取得するインクリボン情報取得部と、
前記印字媒体の搬送方向と直交する幅方向の長さを示す印字媒体幅情報を取得する印字媒体情報取得部と、
前記インクリボン情報取得部が取得したインクリボン幅情報と前記印字媒体情報取得部が取得した印字媒体幅情報に基づいて、前記インクリボンの幅方向の長さが前記印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さであるかを判断する判断部と、
前記判断部が前記インクリボンの幅方向の長さが前記印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さと判断した場合には、前記インクリボンが前記印字媒体に対して適正ではないことを示すメッセージを報知する報知部と、
を備えたプリンタ。 - 前記判断部が、前記インクリボンの幅方向の長さが前記印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さと判断した場合には、前記印字制御部による印字処理を禁止する印字禁止部、
をさらに備えた、請求項1に記載のプリンタ。 - 所定の操作に伴って、前記印字禁止部が禁止した前記印字制御部による印字処理を強制的に可能とする印字強制部、
をさらに備えた請求項2に記載のプリンタ。 - 前記インクリボンの幅方向の長さおよび前記印字媒体の幅方向の長さを計測する計測部、を備え、
前記インクリボン情報取得部は、前記計測部が計測したインクリボンの幅方向の長さに基づいて前記インクリボン幅情報を取得し、前記印字媒体情報取得部は、前記計測部が計測した印字媒体の幅方向の長さに基づいて前記印字媒体幅情報を取得する、
請求項1乃至3のいずれか一に記載のプリンタ。 - 前記報知部は、前記印字媒体に対応するインクリボンの適正なサイズを示すメッセージを報知する、
請求項1乃至4のいずれか一に記載のプリンタ。 - 搬送される印字媒体にインクリボンが保持するインクを転写して印字するライン状の印字ヘッドと、前記印字媒体と前記インクリボンを前記印字ヘッドとの間で挟持し、前記印字媒体と前記インクリボンを搬送するプラテンと、を備えたプリンタとしてのコンピュータを、
印字情報に基づいて前記印字ヘッドを駆動して、前記印字媒体に印字処理を行う印字制御部と、
前記インクリボンの搬送方向と直交する幅方向の長さを示すインクリボン幅情報を取得するインクリボン情報取得部と、
前記印字媒体の搬送方向と直交する幅方向の長を示す印字媒体幅情報を取得する印字媒体情報取得部と、
前記インクリボン情報取得部が取得したインクリボン幅情報と前記印字媒体情報取得部が取得した印字媒体幅情報に基づいて、前記インクリボンの幅方向の長さが前記印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さであるかを判断する判断部と、
前記判断部が前記インクリボンの幅方向の長さが前記印字媒体の幅方向の長さに対して所定長を超える長さと判断した場合には、前記インクリボンが前記印字媒体に対して適正ではないことを示すメッセージを報知する報知部と、
して機能させるためのプログラム。
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Legal Events
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