JP2022125836A - サーマルプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明が解決しようとする課題は、摩擦抵抗による用紙搬送の負荷を低減することが可能なサーマルプリンタを提供することである。【解決手段】実施形態のサーマルプリンタは、回転可能な円柱形状であって、回転軸方向の中央部を基準として種々の幅の印字媒体を外周部に接触させて搬送するプラテンと、前記プラテンに沿って対向配置されるとともに前記外周部に押圧され、前記外周部との間に挟持された前記印字媒体に熱を印加して印字を行う印字ヘッドと、を備え、前記プラテンの外周部のうち、搬送可能な最も幅が短い前記印字媒体が接触する第1外周部より前記回転軸方向の両外側の第2外周部に前記回転軸の方向と交わる方向に第1溝を形成した。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、サーマルプリンタに関する。
ラベルプやレシート等の用紙を搬送して印字するサーマルプリンタでは、発熱素子がライン状に配列された印字ヘッドとプラテンとを有する印字部によって用紙に印字を行う。
このようなサーマルプリンタは、用途に応じた種々のサイズの用紙を使用して、印字ヘッドとプラテンで用紙を挟持して、プラテンを回転させて用紙を搬送しながら行う。
このようなサーマルプリンタは、大きなサイズでも印字できるように、幅広の印字ヘッドとプラテンを使用している。そのためサイズ(幅)が小さい用紙に印字する場合は、印字部の中央付近で印字を行うことから、印字ヘッドの両端部には用紙は存在せず、回転するプラテンが印字ヘッドと直接接触する。
このとき、印字ヘッドとプラテンとの間に生じる摩擦抵抗によって用紙を搬送する際に負荷となり、用紙の搬送の弊害となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、摩擦抵抗による用紙搬送の負荷を低減することが可能なサーマルプリンタを提供することである。
実施形態のサーマルプリンタは、回転可能な円柱形状であって、回転軸方向の中央部を基準として種々の幅の印字媒体を外周部に接触させて搬送するプラテンと、前記プラテンに沿って対向配置されるとともに前記外周部に押圧され、前記外周部との間に挟持された前記印字媒体に熱を印加して印字を行う印字ヘッドと、を備え、前記プラテンの外周部のうち、搬送可能な最も幅が短い前記印字媒体が接触する第1外周部より前記回転軸方向の両外側の第2外周部に前記回転軸の方向と交わる方向に第1溝を形成した。
以下、実施形態に係るサーマルプリンタを詳細に説明する。なお、実施形態では、感熱紙で構成されたラベル用紙を印字媒体の一例として説明する。なお、以下に説明する実施形態により、この発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態のサーマルプリンタ1の外観斜視図である。図1に示すように、サーマルプリンタ1は、左側のケース2と、ヒンジ7でケース2の右側に連結されたケース8とを備えている。ケース2のフロントパネル3は、表示部4と、操作部5とを備えている。表示部4は、バックライト付きの液晶ディスプレイで構成されるが、その他のタイプの表示デバイスを用いてもよい。
右側のケース8は、ヒンジ7を中心に回動することで筐体(即ち、ケース2、8)の内部を側面側から大きく開放できる構造となっている。図2で後述するが、サーマルプリンタ1は筐体内部に、ロール状に巻装されたラベル用紙(印字媒体)20と、ラベルに印字する印字部23とを有している。ヒンジ7を中心にしてケース8を回動して上部に上げることで、ラベル用紙20の交換、あるいは内部のメンテナンスを容易にできる構造となっている。ケース8のフロントパネル9には、ラベル発行口10が設けられている。サーマルプリンタ1は、印字後のラベルをラベル発行口10から発行する。
図2は、サーマルプリンタ1の内部の構成を示す概略側断面図である。図2に示すように、サーマルプリンタ1はその筐体内部に、用紙保持部21、印字部23、フレーム26を主に備えている。
用紙保持部21は、台紙とともにロール状に巻回されたラベル用紙20を保持する軸である。ラベル用紙20は、用紙保持部21から引き出され、印字部23で印字された後、ラベル発行口10から排出される。ラベル用紙20の例としては、台紙上にラベル201が貼り付けられたものを用いることができる。
搬送経路24は、用紙保持部21から引き出されたラベル用紙20が後述する印字ヘッド32とプラテン31の位置まで搬送する経路である。また、搬送経路24は、引き出されたラベル201を検知する用紙検知部57を有している。用紙検知部57は、搬送経路24中であって、ラベル201が引き出された位置と後述する印字ヘッド32とプラテン31との間に位置する。
また、搬送経路24において、印字部23よりの搬送方向の下流側には、ラベル剥離板25が設けられている。ラベル剥離板25は、搬送中のラベル用紙20の台紙を鋭角的に屈曲させて、ラベル201と台紙とを剥離する。台紙は、図示しない巻取軸に巻き取られる一方、台紙から剥離されたラベル201は、ラベル発行口10から発行される。
印字部23は、ラベル201の搬送方向と略直交する方向(すなわち、ラベル201の幅方向)に発熱素子をライン状に配置したライン型のサーマルヘッドである印字ヘッド32とを主に備えている。円柱状に構成されたプラテン31は、フレーム26に回転可能に取り付けられており、図示しないプラテンモータが駆動することで回転する。
印字ヘッド32は、図示しないフレームに回動可能に取り付けられたヘッド保持部33に固定されている。印字ヘッド32は、ヘッド保持部33の回動動作に従い、プラテン31に対して押圧する方向に付勢されており、プラテン31に対して当接および離反する。サーマルプリンタ1は、印字ヘッド32をヘッドアップさせるためのヘッドアップ機構と、印字ヘッド32をプラテン31に当接させるためのヘッド当接機構とを有している(共に図示せず)。ヘッドアップ機構が動作すれば印字ヘッド32はプラテン31から離間し、ヘッド当接機構が動作すれば印字ヘッド32はプラテン31方向に付勢(押圧)されて当接する。
ここからは、プラテン31について説明する。図3は、プラテン31の構造の一例を示す説明図である。図3に示すように、プラテン31と印字ヘッド32は対向して配置されている。印字ヘッド32は、発熱素子(図示せず)が印字ヘッド32に沿って(すなわちプラテン31の回転軸G方向に)配列され、発熱素子が選択的に発熱することで、ラベル201上に文字や図形等を印字する。プラテン31と印字ヘッド32との間には、ラベル201(正確には、ラベル201と、ラベル201が貼付された台紙(図示せず))が挟持される。
プラテン31は、棒状の回転軸G、回転軸Gの周囲に形成された搬送部S、歯車Hを備える。回転軸Gは、例えば金属で構成されている。搬送部Sは、回転軸Gを中心にして例えば溶融した硬質性ゴムを型に流し込んで固め、正確な径を有するように研磨されて円柱状に形成される。形成された搬送部Sは弾性機能を有する。また、歯車Hは、回転軸Gに固定される。プラテン31は、回転軸Gがフレーム26にはめ込まれて回転可能に取り付けられる。プラテンモータから歯車Hに動力を伝えることで、プラテン31の回転軸Gは軸心Kを中心に回転する。回転軸Gが回転することでプラテン31が回転する。プラテン31が回転すると、搬送部Sは、印字ヘッド32との間に挟持したラベル201を搬送する。
プラテン31の搬送部Sは、周面に外周部310を有する。外周部310には、挟持されたラベル201(正確には台紙)が当接する。プラテン31は、搬送部Sの回転軸G方向の中央部T(点線Tで示す位置)を基準としてラベル201を搬送する。すなわち、プラテン31は、搬送するラベル201の搬送方向と直行する方向の長さ(ラベル201の幅、正確には台紙の幅、以降「ラベルの幅」という)が長いラベル201であっても短いラベル201であっても、ラベル201の幅の中央部が中央部Tの位置を基準として搬送する。すなわちプラテン31は、中央基準でラベル201を搬送する。
図3は、プラテン31が搬送可能な最もラベルの幅が短いラベル201を搬送している状態を示す図である。プラテン31の外周部310は、第1外周部311と第2外周部312を有する。第1外周部311は、外周部310のうちの、中央部Tから両側にA/2の距離だけ離れた位置までの部分(点線Tを含む点線102と点線103の間の部分)である。点線102と点線103の間の距離Aは、ラベルの幅が最も短いラベル201の幅と略等しい。また、ラベルの幅が最も短いラベル201は、図3に示すように、中央部Tを中心に点線102と点線103の間を搬送される。
第2外周部312は、第1外周部311の回転軸G方向の両側に位置する。第2外周部312は、外周部310のうち、点線101と点線102の間の距離Bの部分である。また、第2外周部312は、外周部310のうち、点線103と点線104の間の距離Bの部分である。第2外周部312は、ラベルの幅が最も短いラベル201が搬送される領域の外側に位置する。換言すると、第2外周部312は、ラベルの幅が最も短いラベル201の搬送には使用されない。なお、搬送部Sの回転軸G方向の長さは、距離A+距離B+距離Bである。
図3に示すように、実施形態では、プラテン31の第1外周部311には、複数の環状の溝M(第2溝)が形成される。溝Mは、例えば0.05mm~0.15mmの深さで、溝Mの角度は略90°である。各溝Mの間隔は間隔F(第2所定間隔)である。なお、図3では、説明のために溝Mを拡大して円内に記載しているが、実際には溝Mは第1外周部311に形成されている。図4~図5も同様である(図6、図7は、第1外周部311に溝Mは形成されない)。
また、実施形態では、プラテン31の両側の第2外周部312には、複数の環状の溝M(第1溝)が形成される。溝Mは、第1外周部311に形成されている溝Mと同形状である。各溝Mの間隔は間隔E(第1所定間隔)である。間隔Eは間隔Fより狭く、例えば略1mm間隔である。なお、図3では、説明のために溝Mを拡大して円内に記載しているが、実際には溝Mは第2外周部312に形成されている。図4~図7も同様である。
すなわち、プラテン31は、点線101と点線102の間には溝Mが間隔Eで複数形成され、点線102と点線103の間には溝Mが間隔Fで複数形成され、点線103と点線104の間には溝Mが間隔Eで複数形成されている。換言すると、プラテン31は、中央部である点線102と点線103の間(第1外周部311)では広い間隔で溝Mが形成され、両外側である点線102と点線103の間(第2外周部312)および点線103と点線104の間(第2外周部312)では、中央部より狭い間隔で溝Mが形成されている。
このような実施形態において、プラテン31を回転させて、プラテン31と印字ヘッド32との間にラベルの幅が最も短いラベル201を挟持して搬送した場合、点線102と点線103の間(第1外周部311)にはラベル201が介在して搬送される。しかしながら、点線101と点線102の間(第2外周部312)および点線103と点線104の間(第2外周部312)にはラベル201が存在しない。印字ヘッド32は、プラテン31方向に付勢されているため、点線101と点線102の間の位置および点線103と点線104の間の位置では、ラベル201の両端部付近の位置を除いて印字ヘッド32とプラテン31が直に接触する。しかしながら、点線101と点線102の間の位置および点線103と点線104の間の位置において、溝Mが間隔Eで複数形成されている。この間隔Eは間隔Fより短い。そのため、点線101と点線102の間の位置および点線103と点線104の間の位置において、印字ヘッド32とプラテン31の接触面積が点線102と点線103の間より小さくなるため、プラテン31が回転することによる印字ヘッド32とプラテン31間の摺動による摩擦抵抗を小さく抑えることができる。
また、点線102と点線103の間において、溝Mが間隔Fで複数形成されている。そのためプラテン31とラベル201との接触面積を広くすることができる。よって、ラベル201を印字ヘッド32とプラテン31で挟持したとしても、ラベル201を安定的に搬送することが可能となる。
ここからは、実施形態において、ラベルの幅が最も短いラベル201よりラベルの幅が広いラベル201を使用した場合について説明する。図4は、プラテン31の構造の一例を示す説明図である。図4において、プラテン31の構成は図3と同一である。図4に示すように、プラテン31が幅が広いラベル201を搬送する際には、ラベル201は、プラテン31の第1外周部311と第1外周部311の両側の第2外周部312の前部または一部に接触している。この状態でプラテン31が回転するとラベル201は搬送される。このときに、第2外周部312の領域において、印字ヘッド32とプラテン31が直に接触しないか、接触してもその面積は小さい。しかも、第2外周部312に設けられた溝Mによって、印字ヘッド32とプラテン31との間の摺動による摩擦抵抗は小さく抑えることができる。そのため、プラテン31は、ラベル201を安定的に搬送させることが可能となる。
ここからは実施形態の第1変形例について説明する。図5は、プラテン31の構造の第1変形例を示す説明図である。上述のように、ラベル201両端部に近い領域は、ラベル201の紙厚の影響で印字ヘッド32とプラテン31が直に接触しにくい。そのため、第1変形例では、第2外周部312をラベル201との境界部から少し離して設ける。すなわち、点線102から距離Lだけ離した点線105と点線101の距離D(=距離B-距離L)の領域を第2外周部312とする。そして、点線105と点線101の間の第2外周部312に複数の溝Mを形成する。また、点線103から距離Lだけ離した点線106と点線104の距離D(=距離B-距離L)の領域を第2外周部312とする。そして、点線106と点線104の間の第2外周部312に間隔Eで複数の溝Mを形成する。この場合、点線105と点線106の間が第1外周部311であって、第1外周部311の長さは、距離A+距離L+距離L=距離Cである。また、第1外周部311には、間隔Fで複数の溝Mが形成される。
このような第1変形例では、第2外周部312に形成される溝Mは、ラベル201の端部から少し離れた位置に形成される。このような第1変形例であっても、第1外周部311に形成される溝Mは間隔Fであって、第2外周部312に形成される溝Mは間隔Fより狭い間隔Eである。そのため、第2外周部312において印字ヘッド32との接触面積を減らすことができるため、実施形態と同様に第2外周部312において印字ヘッド32が回転することによるプラテン31との摺動による摩擦抵抗を低く抑えることができる。そのため、プラテン31は、ラベル201を安定的に搬送させることが可能となる。
ここからは実施形態の第2変形例について説明する。図6は、プラテン31の構造の第2変形例を示す説明図である。図6に示すように、第2変形例は、第1外周部311に溝Mを設けない。第2外周部312には実施形態と同様に間隔Eで複数の溝Mが形成される。すなわち、第2変形例は、第1外周部311は、すべての面において幅が最も短いラベル201と接触する。一方、第2外周部312には複数の溝Mを形成される。
このような第2変形例では、実施形態と同様に、第2外周部312において印字ヘッド32との接触面積を減らすことができるため、実施形態と同様に第2外周部312において印字ヘッド32が回転することによるプラテン31との摺動による摩擦抵抗を低く抑えることができる。かつ、第1外周部311はすべての面でラベル201と接触する。そのため、プラテン31は、ラベル201を安定的に搬送させることが可能となる。
ここからは実施形態の第3変形例について説明する。図7は、プラテン31の構造の第3変形例を示す説明図である。図7に示すように、第3変形例は、第1外周部311に溝Mを設けない。第2外周部312には第1変形例と同様に間隔Eで複数の溝Mが形成される。すなわち、第3変形例は、第1外周部311において、すべての面において幅が最も短いラベル201と接触する。一方、第2外周部312には間隔Eで複数の溝Mを形成される。
このような第3変形例では、実施形態と同様に、第2外周部312において印字ヘッド32との接触面積を減らすことができるため、実施形態と同様に第2外周部312において印字ヘッド32が回転することによるプラテン31との摺動による摩擦抵抗を低く抑えることができる。かつ、第1外周部311はすべての面でラベル201と接触する。そのため、プラテン31は、ラベル201を安定的に搬送させることが可能となる。
以上説明したように、実施形態のサーマルプリンタ1は、回転可能な円柱形状であって、回転軸G方向の中央部Tを基準として種々の幅のラベル201を外周部310に接触させて搬送するプラテン31と、プラテン31に沿って対向配置されるとともに外周部310に押圧され、外周部310との間に挟持されたラベル201に熱を印加して印字を行う印字ヘッド32と、を備え、プラテン31の外周部310のうち、搬送可能な最も幅が短いラベル201が接触する第1外周部311より両外側の第2外周部312に回転軸Gの方向と交わる方向に複数の溝Mを形成した、ことを特徴とする。
このような構成の実施形態のサーマルプリンタ1は、第2外周部312において、印字ヘッド32とプラテン31との接触面積を減らすことができる。そのため、印字ヘッド32とプラテン31との間の摩擦抵抗による用紙搬送の負荷を低減することが可能となる。
以上、本発明の実施形態および変形例を説明したが、この実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態および変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態、第1~第3変形例において、第2外周部312には複数の溝Mを形成されると説明した。しかしながらこれに限らず、例えば1本の螺旋状の溝Mを第2外周部312に設けるようにしてもよい。この場合、隣り合う溝Mとの間隔は間隔Eである。また、この場合、第1外周部311の一側の第2外周部312に設けられた螺旋状の溝Mと、第1外周部311の他側の第2外周部312に設けられた螺旋状の溝Mは、螺旋の向きが逆(左右対称)になるようにする。このようにすることで、例えば図4のような幅広のラベル201を搬送する場合に、螺旋形状の影響で搬送されるラベル201が一方向に偏ることを防止できる。
また、実施形態では、第1外周部311に形成される溝と第2外周部312に形成される溝を同じ形状の溝Mとした。しかしながらこれに限らず、第1外周部311に形成される溝と第2外周部312に形成される溝の形状(溝の広さ、溝の深さ、溝の角度等)が異なる形状であってもよい。
また、実施形態では、印字媒体としてラベル201を用いて説明した。しかしながらこれに限らず、印字媒体は、例えば、ライナレスのラベル、レシート用紙、また単票用紙、等であってもよい。
また、実施形態では、第2外周部312に形成される複数の溝を間隔Eで均等に形成した。しかしながらこれに限らず、例えば、第2外周部312に形成される複数の溝の間隔を、プラテン31の両端部に向かうに連れて徐々に狭くするようにしてもよい。この場合、第2外周部312に形成されるすべての溝の間隔は、間隔Fより狭い。
1 サーマルプリンタ
20 ラベル用紙
23 印字部
31 プラテン
32 印字ヘッド
201 ラベル
310 外周部
311 第1外周部
312 第2外周部
H 歯車
K 軸心
M 溝
S 搬送部
T 中央部
20 ラベル用紙
23 印字部
31 プラテン
32 印字ヘッド
201 ラベル
310 外周部
311 第1外周部
312 第2外周部
H 歯車
K 軸心
M 溝
S 搬送部
T 中央部
Claims (6)
- 回転可能な円柱形状であって、回転軸方向の中央部を基準として種々の幅の印字媒体を外周部に接触させて搬送するプラテンと、
前記プラテンに沿って対向配置されるとともに前記外周部に押圧され、前記外周部との間に挟持された前記印字媒体に熱を印加して印字を行う印字ヘッドと、
を備え、
前記プラテンの外周部のうち、搬送可能な最も幅が短い前記印字媒体が接触する第1外周部より前記回転軸方向の両外側の第2外周部に前記回転軸の方向と交わる方向に第1溝を形成した、
ことを特徴とするサーマルプリンタ。 - 前記第1溝は、前記第2外周部に第1所定間隔で設けられた複数の溝であり、
前記第1外周部には、前記第1所定間隔より広い第2所定間隔で第2溝が形成される、
請求項1に記載のサーマルプリンタ。 - 前記第1溝は、前記第2外周部に第1所定間隔で設けられた複数の溝であり、
前記第1外周部には溝は形成されない、
請求項1に記載のサーマルプリンタ。 - 前記第1溝は、前記第1外周部から前記外側に一定の距離を置いた前記第2外周部に形成される、
請求項1乃至3のいずれか一に記載のサーマルプリンタ。 - 前記第1溝は、前記第2外周部に第1所定間隔で設けられた1本の螺旋状の溝である、
請求項1に記載のサーマルプリンタ。 - 前記第1溝は、前記第2外周部に前記両外側に向かうに連れて徐々に間隔が狭くなるように設けられた複数の溝である、
請求項1に記載のサーマルプリンタ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2021
- 2021-02-17 JP JP2021023644A patent/JP2022125836A/ja active Pending
- 2021-10-26 US US17/510,423 patent/US11718102B2/en active Active
Also Published As
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