JP6862691B2 - インクジェットプリンターおよび剥離装置 - Google Patents

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本発明は、インクジェットプリンターおよび剥離装置に関する。
従来から、ラベルが貼付されたラベル紙を、剥離部で鋭角に折り曲げて搬送し、ラベルを剥離する方法が知られている。この剥離方法においては、剥離部において、ラベル紙に適切に張力を付与する必要があり、剥離部の下流側ローラーの駆動速度を上流側ローラーより速く設定する方法(例えば、特許文献1参照)が知られている。また、剥離部側にラベル紙を付勢する押さえローラーを設けて剥離部における経路角度を維持する方法(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開平10−016932号公報 特開平10−077015号公報
前記特許文献1のように、剥離部におけるラベル紙に張力を付与する場合、ラベル紙のこしによって、剥離部の先端近傍で剥離部からラベル紙が離れる紙浮きが生じるおそれがある。
このような場合に、サーマルヘッド方式のように、印刷位置において、ラベル紙がヘッドとプラテンローラーとにより挟持されている場合は、印刷品質への影響は少ない。しかし、インクジェット方式で印刷する場合は、剥離部の先端近傍で生じた紙浮きにより、印刷位置におけるラベル紙とヘッドとのギャップが変動したり、ラベル紙がヘッドノズル面に接触したりして、印刷品質に影響が出るおそれがあるという課題がある。
また、前記特許文献2の構成のように、剥離部の上流側でラベル紙を剥離部側に付勢する押えローラーを設けることで、紙浮きが印刷品質に及ぼす影響を軽減する方法があるが、この構成では、印刷が施されたラベル紙の印刷面に押えローラーが接触するため、接触による滲みやズレにより印刷品質が低下するおそれがあるという課題がある。
前記課題を解決するために本発明は、印刷位置におけるラベル紙の浮きを軽減し、ヘッド間ギャップの変動による印刷品質の低下およびラベル紙とヘッドとの接触を低減できるインクジェットプリンターおよび剥離装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のインクジェットプリンターは、ラベルが台紙に貼付されるラベル紙を搬送する搬送機構と、搬送される前記ラベル紙にインクを吐出する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドと対向するプラテンと、前記台紙が搬送される搬送経路において、前記プラテンより下流側に位置し、前記台紙を搬送する駆動ローラーと、前記搬送経路において、前記プラテンと前記駆動ローラーとの間に位置し、前記搬送経路を屈曲する剥離板と、を備え、前記剥離板のうち、前記プラテンから遠い側に位置する先端部は、前記プラテンより、鉛直方向における下方側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、剥離板のプラテンから遠い側に位置する先端部を、プラテンより、鉛直方向における下方側に位置させているので、剥離板の先端部でラベル紙の紙浮きが生じた場合でも、印刷部における紙浮きを生じさせないように吸収することができる。
その結果、印刷部において、ラベル紙と印刷ヘッドのノズル吐出面との間隙の変動およびラベル紙と印刷ヘッドとの接触を軽減することができ、印刷品質の低下を軽減することができる。
また、本発明は、前記発明において、前記剥離板は、鉛直方向において前記プラテンの搬送面と同じ高さのガイド面を有し、前記搬送経路における前記ガイド面の下流側の端部から、前記剥離板の先端部に向かう傾斜角が20°以上であることを特徴とする。
本発明によれば、傾斜角を20°以上としているので、剥離板の先端部でラベル紙の紙浮きが生じた場合でも、印刷部における紙浮きを生じさせないように吸収することができる。
また、本発明は、前記発明において、前記プラテンの搬送面と同じ高さの面の下流端は、前記駆動ローラーの前記先端部側の端部より、前記プラテン側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、プラテンの搬送面と同じ高さの面の下流端が、駆動ローラーの先端部側の端部よりプラテン側に位置するので、プラテンの搬送面と同じ高さの面の下流端と剥離板の先端部との距離を確保することができる。その結果、剥離板の先端部でラベル紙の紙浮きが生じた場合でも、印刷部における紙浮きを生じさせないように吸収することができる。
また、本発明の剥離装置は、プラテンと、プラテンに対向してラベルが台紙に貼付されるラベル紙にインクを吐出する印刷ヘッドとを備えるインクジェットプリンターに接続される剥離装置であって、前記台紙を搬送する駆動ローラーと、剥離板と、を備え、前記剥離板のうち、前記プラテンから遠い側に位置する先端部は、前記プラテンより、鉛直方向における下方側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、剥離板のプラテンから遠い側に位置する先端部を、プラテンより、鉛直方向における下方側に位置させているので、剥離板の先端部でラベル紙の紙浮きが生じた場合でも、印刷部における紙浮きを生じさせないように吸収することができる。
その結果、印刷部において、ラベル紙と印刷ヘッドのノズル吐出面との間隙の変動およびラベル紙と印刷ヘッドとの接触を軽減することができ、印刷品質の低下を軽減することができる。
本発明を適用したインクジェットプリンターの概略斜視図である。 インクジェットプリンターの概略断面図である。 インクジェットプリンターが備える剥離装置の概略構成図である。 剥離装置の概略斜視図である。 搬送ガイド板部分の拡大図である。 搬送ガイド板部分の位置関係を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明を適用したラベルプリンター1(インクジェットプリンター)の概略斜視図である。図2はラベルプリンター1の概略断面図である。図3はラベルプリンター1が備える剥離装置2の概略構成図である。図4は剥離装置2の概略斜視図である。
本実施形態において、ラベルプリンター1は、長尺状のラベル紙5に印刷を行う。
ラベルプリンター1は、通信可能に接続されたコンピューター(図示せず)等から受信した画像データーに基づいて、ラベル紙5に対してインクジェット方式により画像を記録する。
ラベル紙5は、連続紙である帯状の台紙6と、台紙6に略等間隔に貼付された複数のラベル7とから構成される。台紙6やラベル7の材質は、特に限定されるものではない。また、ラベル紙5は、本実施形態では、ロール紙8として提供されるが、これに限定されるものではなく、例えば、ファンフォールド紙であってもよい。
ラベルプリンター1は、略直方体状の本体ケース10を有している。本体ケース10の前面には、剥離装置2が装着され、剥離装置2は、着脱自在とされる。
本体ケース10の前面上部には、ラベルプリンター1の各種操作を行うための操作部11や、ラベルプリンター1の動作状態を表示する表示部12が配置される。
また、図2に示すように、本体ケース10の内部上方には、プラテン13が配置され、プラテン13の上方には、印刷ヘッド14がそのインクノズル面がプラテン13に対向するように設けられる。プラテン13と印刷ヘッド14との設置位置が印刷部15とされる。
印刷ヘッド14は、図示しないキャリッジに搭載され、キャリッジは、図示しないキャリッジ駆動モーターを駆動することで、図示しないガイド軸に沿って往復移動自在に構成される。このキャリッジの駆動により、印刷ヘッド14は、図2において、紙面垂直方向に往復移動自在に構成される。
本体ケース10の内部下方には、ラベル紙5をロール状に巻き付けて構成されるロール紙8が収容される。ロール紙8とプラテン13との間には、本体側搬送ローラー16が図示しないモーターにより回転駆動自在に配置され、本体側搬送ローラー16の上方には、本体側搬送ローラー16に圧接される本体側従動ローラー17が配置される。ロール紙8から引き出されたラベル紙5は、本体側搬送ローラー16を回転駆動させることで、本体側搬送ローラー16と本体側従動ローラー17との間に挟持されながら、プラテン13と印刷ヘッド14との間に搬送される。
次に、剥離装置2について説明する。
図5は、剥離板部分の拡大図である。図6は、剥離板部分の位置関係を示す説明図である。
図3から図5に示すように、剥離装置2は、互いに対向する一対のサイドフレーム20を備え、これらサイドフレーム20の上端部の間に支持される剥離板21を備える。
剥離板21は、プラテン13によるラベル紙5の搬送面と同一高さの上部ガイド面23(ガイド面)を有し、上部ガイド面23に沿ってラベル紙5が搬送される。
上部ガイド面23に沿って搬送されるラベル紙5は、剥離板21によって、台紙6のうちラベル7が貼付されていない側に屈曲される。本実施形態において、ラベル紙5は鉛直方向における下方側に屈曲される。剥離板21において台紙6から剥離されるラベル7は、図示しないラベル排出口から外部に排出される。
剥離板21のうち、プラテン13から遠い側に位置する先端部は、プラテン13の搬送面より、鉛直方向における下方側に位置している。剥離板21は、鉛直方向において上部ガイド面23より下方側に配置される下部ガイド面24と、上部ガイド面23及び下部ガイド面24に連続する傾斜面25と、を備える。このように構成することで、下部ガイド面24のうちプラテン13から遠い側に位置する剥離板21の先端部はプラテン13より鉛直方向下方に位置させることができる。
また、剥離板21の上部ガイド面23の下面側には、駆動ローラー26が配置され、駆動ローラー26は、後述する駆動モーター27の駆動により、所定のトルクで回転駆動される。
ここで、ラベル紙5の台紙6からラベル7を剥離する場合、図5に示すように、剥離板21の先端部分において、ラベル紙5が剥離板21の上面から浮き上がることがある。このようなラベル紙5の紙浮きが発生した場合に、印刷部15においても、プラテン13からラベル紙5の浮き上がりが生じ、ラベル紙5と印刷ヘッド14のインク吐出面との間隙が変動してしまい、印字品質の低下を招くおそれがある。
このラベル紙5の紙浮きは、図5に示すように、剥離板21の先端部から上部ガイド面23の先端部にかけて円弧状に発生する。そして、ラベル紙5の紙浮きの量は、紙の厚さや幅寸法などの紙種、ラベル紙5の搬送速度や搬送トルクなど、使用するラベル紙5や剥離装置2の性能により大きく異なる。
そのため、図5に示すように、剥離板21の先端部から上部ガイド面23までの高さhは、ラベル紙5の紙浮きによって印刷部15における紙浮きを生じさせないように、ラベル紙5の円弧状の紙浮きを吸収することができるように設定する必要がある。
また、上部ガイド面23の先端部と剥離板21の先端部との距離が短いと、剥離板21における紙浮きを吸収することができないので、上部ガイド面23の先端部と剥離板21の先端部との距離lをある程度確保する必要がある。
本実施形態においては、プラテン13の搬送面と同じ高さに配置された上部ガイド面23の先端(下流端)は、駆動ローラー26の先端部側の端部より、プラテン13側に位置するように形成される。上部ガイド面23をこのように形成することで、上部ガイド面23の先端部と剥離板21の先端部との距離lを確保することができる。
ここで、発明者らは、プラテン13と剥離板21との距離を80mmとし、上部ガイド面23の先端部と剥離板21の先端部との距離lを28mmとした場合のインクジェットプリンターを用い、種々のラベル紙5によりラベル紙5の紙浮きの検証を行った。
その結果、剥離板21の先端部の高さに対して、最大で4mmの紙浮きが確認された。
本実施形態においては、上部ガイド面23の先端部と剥離板21の先端部との距離lを28mmとした場合、剥離板21の先端部から上部ガイド面23までの高さhは、6mmのマージンを設定して、全体で10mmに設定される。
なお、これら高さhおよび距離lの値は、これらに限定されるものではない。前述のように、紙種、搬送速度や搬送トルク、ラベルプリンター1や剥離装置2の大きさなどに応じて適宜変更が可能である。
また、ラベル紙5の紙浮きを吸収するため、上部ガイド面23と剥離板21との関係は、高さhおよび距離lの値に基づいて規定する以外に角度に基づいて規定するようにしてもよい。
この場合は、図5に示すように、上部ガイド面23の先端部と剥離板21の先端部とを結ぶ線と、水平方向の線とがなす傾斜角θで規定される。
この傾斜角θの値が小さいと、ラベル紙5の紙浮きを吸収することができないため、この傾斜角θは、20°以上であることが好ましい。
具体的には、前述のプラテン13と剥離板21との距離を80mmとし、上部ガイド面23の先端部と剥離板21の先端部との距離lを28mmとした場合のインクジェットプリンターでは、傾斜角θは、43°に設定される。
この場合においても、傾斜角θの値は、これに限定されるものではなく、紙種、搬送速度や搬送トルク、ラベルプリンター1や剥離装置2の大きさなどに応じて適宜変更が可能である。なお、剥離装置2により台紙6から剥離されたラベル7は、後工程の装置で使用される。後工程の装置が、従来の剥離装置のように傾斜角が無いことを想定している場合、過度の傾斜により作業に影響が出るおそれがあるため、傾斜角θは50°以下であることが好ましい。
サイドフレーム20の上方前面側には、ローラー支持枠30が設けられる。ローラー支持枠30は、前面板31と一対の側板32,32とを備える。ローラー支持枠30の各側板32の下端部には、支持軸33が装着され、サイドフレーム20には、支持軸33を軸支するための支持溝34が形成される。そして、支持軸33をサイドフレーム20の支持溝34に係合させた状態で、ローラー支持枠30は、支持軸33を中心として本体ケース10の前面側に揺動自在とされる。
ローラー支持枠30の後方側すなわち本体ケース10の内側には、押さえローラーユニット40が着脱自在に装着される。
押さえローラーユニット40は、両側に支持枠41を備え、各支持枠41には、長穴状の支持孔42が形成される。各支持枠41の支持孔42間には、ローラー軸43が支持される。
ローラー軸43には、押さえローラー44が設けられる。押さえローラー44は、複数のローラーから構成される分割ローラーとされている。ローラー軸43の各押さえローラー44の間から露出する部位には、図示しないばねが設けられ、このばねの付勢力により、ローラー軸43を駆動ローラー26に近づく方向に付勢するように構成される。これにより、押さえローラー44は、駆動ローラー26の外周に圧接され、駆動ローラー26と押さえローラー44とにより挟持ローラー対が構成される。
押さえローラー44の下方には、押さえローラーユニット40の下端部に至る案内ガイド45が設けられ、案内ガイド45の表面には複数のリブ(図示せず)が形成される。
剥離装置2には、案内ガイド45に対向する位置に、上端が後方に位置するとともに下端が前方に位置するように傾斜した排紙ガイド板50が配置される。
排紙ガイド板50の上端には、駆動ローラー26と押さえローラー44との間に挟持されて搬送されるラベル紙5の台紙6の搬送方向を下方に向けて案内する曲面部51が形成される。排紙ガイド板50の下端には、剥離装置2の下方前面および下面を連続して被覆するカバー部52が形成される。排紙ガイド板50の下端部分は、ラベル紙5の台紙6を外部に排出する台紙排出口53とされる。
ラベル紙5の台紙6は、駆動ローラー26と押さえローラー44との間に挟持されて搬送されながら、曲面部51により下方に向けて案内され、案内ガイド45と排紙ガイド板50との間を通って台紙排出口53から外部に排出される。
また、図3および図4に示すように、剥離装置2は、駆動ユニット60を備える。
駆動ユニット60は、ケーシング61を備え、ケーシング61は、互いに対向する一対の側板62を備える。
本実施形態においては、一方の側板62の外側には、例えば、ステッピングモーターなどからなる駆動モーター27が取り付けられる。
他方の側板62の外側には、略三角形状のストッパー部材70が配置される。
ケーシング61の内部には、駆動モーター27の回転により回転駆動される3つのトルクリミッター(図示せず)および各トルクリミッターに選択的に噛合される出力ギアが設けられる。
また、ストッパー部材70と側板62との間には、各トルクリミッターの切り換え操作を行う操作レバー100が揺動自在に配置される。
ストッパー部材70には、係合用開口102が形成され、係合用開口102の下辺の2箇所には、それぞれ突起103が形成され、係合用開口102の下辺には、これら各突起103により仕切られた3つの係合用溝104が形成される。
操作レバー100の先端部一側には、係合用溝104に係合される係合突起105が形成される。操作レバー100の基端部には、操作用突起106が形成される。
そして、操作レバー100の操作用突起106を操作して、所定の係合用溝104に操作レバー100の係合突起105を係合させることで、各トルクリミッターの切り換え操作を行うことができる。
これにより、例えば、搬送するラベル紙5の台紙6の紙質、紙厚や幅寸法などの紙種により、ラベル紙5の搬送に必要なトルクが異なることになるため、ラベル紙5の紙種に応じたトルクでラベル紙5の搬送を行うことが可能となる。
また、側板62の外側には、2段ギア90が設けられ、この2段ギア90の大径ギア90aは、出力ギア87の側板62から突出した箇所に噛合される。2段ギア90の小径ギア90bは、伝達ギア91を介して駆動ローラー26に同軸状に接続された搬送ギア92に噛合される。
この場合に、駆動モーター27で駆動される駆動ローラー26は、本体側搬送ローラー16に対してわずかに速い回転数で回転駆動される。
このように駆動することで、印刷時の搬送量は本体側搬送ローラー16で規制し、駆動ローラー26により、ラベル紙5の台紙6に対して常に所定の張力を付与することが可能となる。台紙6に所定の張力を付与することで、搬送時に台紙6が弛んでしまうことを防止することができ、かつ、剥離板21の先端部分を通過する台紙6を剥離板21に沿って鋭角に搬送することができる。その結果、ラベル7の剥離を円滑に行うことができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、剥離装置2を取り外した状態で、使用するロール紙8の台紙6の厚さや幅寸法などの紙種に応じて、操作用突起106を操作して操作レバー100の係合突起105を係合用溝104のいずれかに係合させる。
そして、通信可能に接続されたコンピューター(図示せず)から画像データーを受信したら、モーター(図示せず)を駆動して本体側搬送ローラー16を回転させるとともに、駆動モーター27を駆動して駆動ローラー26を回転させる。
これにより、ロール紙8から引き出されたラベル紙5は、本体側搬送ローラー16と本体側従動ローラー17との間に挟持されながら、プラテン13と印刷ヘッド14との間に搬送される。
そして、画像データーに基づいて、印刷ヘッド14を動作させることで、プラテン13上に搬送されるラベル紙5のラベル7に対して印刷を行う。
印刷が終了した後、ラベル紙5を搬送すると、ラベル紙5は、剥離板21の上面ガイド面23に沿って搬送される。ラベル紙5の台紙6は、駆動ローラー26と押さえローラー44との間に挟持されて搬送されているので、剥離板21において、台紙6のみが鋭角状に屈曲されて搬送される。これにより、ラベル紙5のラベル7のみが台紙6から剥離され、剥離装置2の外部に送られる。
一方、ラベル7が剥離された台紙6は、駆動ローラー26と押さえローラー44との間に挟持されて搬送されながら、曲面部51により下方に向けて案内され、案内ガイド45と排紙ガイド板50との間を通って台紙排出口53から外部に排出される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ラベル7が台紙6に貼付されるラベル紙5を搬送する本体側搬送ローラー16(搬送機構)と、搬送されるラベル紙5にインクを吐出する印刷ヘッド14と、印刷ヘッド14と対向するプラテン13とを備える。台紙6が搬送される搬送経路において、プラテン13より下流側に位置し、台紙6を搬送する駆動ローラー26と、搬送経路において、プラテン13と駆動ローラー26との間に位置し、搬送経路を屈曲する剥離板21とを備える。剥離板21のうち、プラテン13から遠い側に位置する先端部は、プラテン13より、鉛直方向における下方側に位置する。
これによれば、剥離板21の先端部は、プラテン13より、鉛直方向における下方側に位置するため、プラテン13と剥離板21の先端部との鉛直方向における高さの差により、剥離板21の先端部でラベル紙5の紙浮きが生じた場合でも、印刷部15における紙浮きが一定量吸収される。
その結果、印刷部15において、ラベル紙5と印刷ヘッド14のノズル吐出面との間隙の変動およびラベル紙5と印刷ヘッド14との接触が軽減され、印刷品質の低下を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、剥離板21は、鉛直方向においてプラテン13の搬送面と同じ高さの上部ガイド面23(ガイド面)を有し、搬送経路における上部ガイド面23の下流側の端部から、剥離板21の先端部に向かう傾斜角が20°以上である。
これによれば、傾斜角を20°以上としているので、剥離板21の先端部でラベル紙5の紙浮きが生じた場合でも、印刷部15における紙浮きを生じさせないように吸収することができる。
また、本実施形態によれば、プラテン13の搬送面と同じ高さの面の下流端は、駆動ローラー26の先端部側の端部より、プラテン13側に位置する。
これによれば、プラテン13の搬送面と同じ高さの面の下流端が、駆動ローラー26の先端部側の端部よりプラテン13側に位置するので、上部ガイド面23の先端部と剥離板21の先端部との距離lを確保することができる。その結果、剥離板21の先端部でラベル紙5の紙浮きが生じた場合でも、印刷部15における紙浮きを生じさせないように吸収することができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更が可能である。
1…ラベルプリンター、2…剥離装置、5…ラベル紙、6…台紙、7…ラベル、8…ロール紙、13…プラテン、14…印刷ヘッド、15…印刷部、16…本体側搬送ローラー、17…本体側従動ローラー、20…サイドフレーム、21…剥離板、23…上部ガイド面、24…下部ガイド面、25…傾斜面、26…駆動ローラー。

Claims (4)

  1. ラベルが台紙に貼付されるラベル紙を搬送する搬送機構と、
    搬送される前記ラベル紙にインクを吐出する印刷ヘッドと、
    前記印刷ヘッドと第一方向に対向するプラテンと、
    前記台紙が搬送される搬送経路において、前記プラテンより下流側に位置し、前記台紙
    を搬送する駆動ローラーと、
    前記搬送経路において、前記プラテンと前記駆動ローラーとの間に位置し、前記搬送経
    路を屈曲する剥離板と、を備え、
    前記剥離板のうち、前記プラテンから遠い側に位置する先端部は、前記第一方向におい
    て、前記印刷ヘッドから前記プラテンまでの距離より、前記印刷ヘッドから前記先端部ま
    での距離が大きくなるように位置することを特徴とするインクジェットプリンター。
  2. 前記剥離板は、前記第一方向において前記プラテンの搬送面と同じ高さのガイド面を有
    し、
    前記搬送経路における前記ガイド面の下流側の端部から、前記先端部に向かう傾斜角が
    20°以上であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンター。
  3. 前記ガイド面の下流側の端部は、前記駆動ローラーの前記先端部側の端部より、前記プ
    ラテン側に位置することを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンター。
  4. プラテンと、前記プラテンと第一方向に対向してラベルが台紙に貼付されるラベル紙に
    インクを吐出する印刷ヘッドとを備えるインクジェットプリンターに接続される剥離装置
    であって、
    前記台紙を搬送する駆動ローラーと、
    剥離板と、を備え、
    前記剥離板のうち、前記プラテンから遠い側に位置する先端部は、前記第一方向におい
    て、前記印刷ヘッドから前記プラテンまでの距離より、前記印刷ヘッドから前記先端部ま
    での距離が大きくなるように位置することを特徴とする剥離装置。
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