JP2003025662A - ロール紙を使用するプリンタ - Google Patents

ロール紙を使用するプリンタ

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JP2003025662A
JP2003025662A JP2001214911A JP2001214911A JP2003025662A JP 2003025662 A JP2003025662 A JP 2003025662A JP 2001214911 A JP2001214911 A JP 2001214911A JP 2001214911 A JP2001214911 A JP 2001214911A JP 2003025662 A JP2003025662 A JP 2003025662A
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栄文 阿部
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広志 佐藤
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秀紀 萬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ロール紙からなる用紙を切断して
切り離した切断済み用紙を確実に排紙して、用紙切断後
の回転刃を有するキャリッジがホームポジションに戻る
ときに、切断済み用紙が接触しないようにすると共に、
印刷待機時に用紙の先端部を圧接ローラ近傍まで戻し
て、印刷領域内に圧接ローラが位置しないようにしロー
ル紙を使用するプリンタを提供すること 【解決手段】 本発明のロール紙を使用するプリンタ
は、ロール紙からなる用紙11と、用紙載置部12から
搬送して用紙11に所望の画像を印刷可能なサーマルヘ
ッド16と、用紙11を所定の長さに切断可能な用紙切
断装置17とを備え、前記用紙載置部12からサーマル
ヘッド16側への搬送方向における用紙切断装置17よ
り下流側に、印刷後の用紙11を所定長さ搬送して、用
紙切断装置17で用紙を切断し、この切断により新たに
できた用紙11の先端部11dを、更に前記下流側に搬
送して、用紙11から切り離された切断済み用紙Mを押
して排紙するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロール紙を使用する
プリンタに係わり、印刷後のロール紙を所望の長さに切
断可能なロール紙を使用するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】所望の画像を印刷したロール紙からなる
用紙を切断可能な、用紙切断装置を有するロール紙を使
用するプリンタが、印刷後の用紙の切断面を直線状で、
きれいに切断できる等の理由により、パソコン等の出力
装置として提案されている。
【0003】このような従来提案されているロール紙を
使用するプリンタを、例えばシリアル方式のサーマルプ
リンタにおいて、図11に基づいて説明すると、ロール
紙からなる用紙1が用紙載置部2に載置されている。ま
た、用紙載置部2の図示左側には、紙送りローラ3と、
この紙送りローラ3に所定の付勢力で圧接する圧接ロー
ラ4とが配設されている。前記紙送りローラ3は右回
転、または左回転の両方向に回転駆動可能になってい
る。そして、紙送りローラ3と圧接ローラ4との間に用
紙1を圧接狭持して、紙送りローラ3を図示左回転(反
時計回り方向に回転)させると、用紙1が矢印Aの搬送
方向に搬送可能になっている。また、紙送りローラ3を
図示右方向(時計回り方向)に回転駆動すると、用紙1
を矢印Bの方向に戻すことができるようになっている。
【0004】また、矢印Aの搬送方向における紙送りロ
ーラ3の下流側には、平坦状で用紙1の幅寸法より幅広
のプラテン5が配設され、このプラテン5の上方には、
プラテン5に対して接離可能なサーマルヘッド6が配設
されている。そして、サーマルヘッド6がヘッドアップ
状態のプラテン5上には、紙送りローラ3の回転で搬送
されてきた用紙1が位置するようになっている。前記用
紙1が普通紙の場合は、サーマルヘッド6と用紙1の間
にインクリボン(図示せず)が位置するようになってい
る。
【0005】このような普通紙からなる用紙1に所望の
画像を印刷するには、プラテン5とサーマルヘッド6と
の間に用紙1とインクリボンを位置させ、サーマルヘッ
ド6をヘッドダウンさせてインクリボンを用紙1に圧接
する。そして、サーマルヘッド6の複数の発熱素子(図
示せず)を印刷情報に従って選択的に発熱させながら、
用紙1の幅方向である印刷行方向に搬送することによ
り、用紙1にインクリボンのインクが転写されて、用紙
1に所望の画像を印刷できるようになっている。
【0006】また、用紙1の矢印Aの搬送方向における
サーマルヘッド6の下流側には、印刷後の用紙1を所定
の長さに切断可能な用紙切断装置7が配設されている。
この用紙切断装置7は、印刷後搬送されて来る用紙1の
上部に長尺状の固定刃8が配設されている。また、固定
刃8の刃先面8aに接した状態で、固定刃8に沿って往
復移動可能な回転刃9が配設され、この回転刃9はキャ
リッジ10に回転自在に支持されている。
【0007】このような構成の従来提案されているロー
ル紙を使用するプリンタの動作は、まず紙送りローラ3
を反時計回り方向に回転させて、サーマルヘッド6の発
熱素子(図示せず)に用紙1の最初の印刷行を位置合わ
せする。そして、サーマルヘッド6をヘッドダウンさせ
て、発熱素子を選択的に発熱させながらプラテン5に沿
って印刷行方向に移動させると、最初の印刷行が印刷さ
れる。その後、サーマルヘッド6をヘッドアップして、
サーマルヘッド6を印刷前の位置に戻す。このような動
作を繰り返すことにより、用紙1の印刷領域に所望の画
像を印刷することができる。
【0008】この時、用紙1は、所望の画像印刷が終わ
った印刷領域が、矢印Aの搬送方向における用紙切断装
置7より下流側に搬送される。そして、用紙切断装置7
のキャリッジ10を固定刃8に沿って移動させることに
より、回転刃9が回転して、固定刃8との間で用紙1を
切断する。前記用紙1は、所望の画像を印刷した印刷領
域が、カット紙状に切断されて切断済み用紙1aが切り
離される。このような従来提案されているロール紙を使
用するプリンタは、用紙を任意の長さで、直線状にきれ
いに切断することができ、パソコン等の出力装置として
使用することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来提案され
ているロール紙を使用したプリンタは、用紙1を切断後
のキャリッジ10が切断前に位置していたホームポジシ
ョンに戻ろうとすると、キャリッジ10が切断されて切
り離された切断済み用紙1aに接触するおそれがあっ
た。このような、用紙切断後ホームポジション側に移動
中のキャリッジ10が、切断済み用紙1aに接触する
と、切断済みの用紙1aにシワ等が発生することがあっ
た。
【0010】また、切断済み用紙1aを切り離した用紙
1は、新たにできた先端部が、紙送りローラ3の時計回
り方向の回転で、固定刃8とサーマルヘッド6との間に
戻されて、次の印刷指令が来るまで待機している。この
時の用紙1は、次の印刷領域が紙送りローラ3と圧接ロ
ーラ4とで圧接されている。そのために、次の印刷領域
に印刷するまでの待機時間が長くなると、紙送りローラ
3と圧接ローラ4とに圧接されている次の印刷領域に、
圧接ローラ4の凹状の圧接痕(図示せず)ができる。す
ると、圧接痕が発生した部分には、インクリボンのイン
クが転写されず、印刷不良になるおそれがあった。特
に、用紙1が、例えば2枚の紙を貼り合わせたシール材
のような場合は、待機時間が短くても、圧接痕ができて
印刷不良になる問題があった。
【0011】本発明は、前述したような問題点に鑑みて
なされたもので、ロール紙からなる用紙を切断して切り
離した切断済み用紙を確実に排紙して、用紙切断後の回
転刃を有するキャリッジがホームポジションに戻るとき
に、切断済み用紙に接触しないようにすると共に、印刷
待機時に用紙の先端部を圧接ローラ近傍まで戻して、印
刷領域内に圧接ローラが位置しないようにしたロール紙
を使用するプリンタを提供すること目的とするものであ
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明のロール紙を使用するプ
リンタは、ロール紙からなる用紙と、この用紙を載置す
る用紙載置部と、この用紙載置部から搬送して前記用紙
に所望の画像を印刷可能な印刷手段と、前記用紙を所定
の長さに切断可能な用紙切断装置とを備え、前記用紙載
置部から前記印刷手段側への搬送方向における前記用紙
切断装置より下流側に、前記用紙を所定長さ搬送して、
前記用紙切断装置で前記用紙を前記所定長さに切断し、
この切断により新たにできた前記用紙の先端部を、更に
前記下流側に搬送して、前記用紙から切り離された切断
済み用紙を押して排紙するような構成とした。
【0013】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記用紙切断装置は、長尺状の固定刃
と、この固定刃に弾接して前記固定刃に沿って移動する
ことにより前記用紙を切断可能な回転刃と、前記回転刃
を回転自在に支持するキャリッジとを有し、前記キャリ
ッジは、前記用紙の搬送を邪魔しない位置で、前記用紙
切断前に位置するホームポジションと、前記用紙の切断
後に位置する移動終端ポジションとを有し、前記用紙を
切断後、前記キャリッジが前記移動終端ポジションに位
置している間に、前記用紙に新たにできた前記先端部
を、前記用紙切断装置より更に前記下流側に搬送するよ
うな構成とした。
【0014】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記新たにできた前記先端部で前記切断
済み用紙を排紙後、前記用紙の前記先端部を前記搬送方
向における前記用紙切断手段より上流側に戻し、前記移
動終端ポジションに位置する前記キャリッジを前記ホー
ムポジションに戻すような構成とした。
【0015】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、ロール紙からなる用紙と、この用紙を載
置する用紙載置部と、この用紙載置部から搬送して前記
用紙に所望の画像を印刷可能な印刷手段と、前記用紙を
所定の長さに切断可能な用紙切断装置とを備え、前記用
紙載置部から前記印刷手段側への前記用紙の搬送方向に
おける前記用紙切断装置より下流側に、前記用紙を所定
長さ搬送して、前記用紙切断装置で前記用紙を切断し、
この切断により新たにできた前記用紙の先端部を、更に
前記下流側に搬送して、前記用紙から切り離した切断済
み用紙を押して排紙するような構成とした。
【0016】また、前記課題を解決するための第5の解
決手段として、前記用紙搬送手段は、一方と他方の両方
向に回転駆動可能な紙送りローラと、この紙送りローラ
に圧接すると共に、前記紙送りローラに追従して回転可
能な圧接ローラとからなり、前記切断により新たにでき
た前記用紙の先端部を、前記圧接ローラ近傍まで戻すよ
うな構成とした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のロール紙を使用す
るプリンタを、図1から図10に基づいて説明する。ま
ず、図1は本発明に関するロール紙を使用するプリンタ
の要部断面図であり、図2は図1の要部斜視図であり、
図3は本発明に係わる用紙切断装置の側面図であり、図
4は図3の要部断面図であり、図5は本発明に関する用
紙切断装置の要部斜視図であり、図6〜図10は本発明
のロール紙を使用するプリンタの動作を説明する平面図
である。
【0018】本発明のロール紙を使用するプリンタの1
実施の形態を、図1に示すような、例えばシリアル方式
のサーマルプリンタで説明すると、ロール紙からなる用
紙11は、ロール部11aが図示右側の用紙載置部12
に載置されている。また、用紙載置部12の図示左側に
は、用紙搬送手段である紙送りローラ13と、この紙送
りローラ13に所定の圧接圧で圧接する圧接ローラ14
とが配設されて、用紙載置部12のロール部11aから
引き出された用紙11を、後述する印刷手段であるプラ
テン15とサーマルヘッド16との間への搬送方向に搬
送可能になっている。前記紙送りローラ13は、矢印
C、または矢印D方向に回転駆動可能になっている。
【0019】そして、紙送りローラ13と圧接ローラ1
4との間に用紙11を圧接狭持して、紙送りローラ13
を矢印C方向に回転駆動すると、用紙11が矢印Eの搬
送方向に搬送可能になっている。また、紙送りローラ1
3を矢印D方向に回転駆動すると、用紙11は矢印Eと
反対方向の矢印Fの方向に戻すことができるようになっ
ている。また、用紙11の矢印Eの搬送方向における紙
送りローラ13の下流側には、印刷手段である、平坦状
で長尺状のプラテン15と、このプラテン15に対して
接離(ヘッドアップ/ダウン)可能で、プラテン15に
沿って往復移動可能なサーマルヘッド16とが配設され
ている。
【0020】前記サーマルヘッド16には複数の発熱素
子(図示せず)が形成されている。そして、用紙11が
普通紙の場合は、プラテン5とサーマルヘッド6との間
に、インクリボン(図示せず)を位置させて、サーマル
ヘッド16の複数の発熱素子を印刷情報に従って選択的
に発熱させながら、プラテン15の長手方向に沿って移
動させることにより、インクリボンのインクが転写され
て、用紙11に所望の画像を印刷できるようになってい
る。
【0021】また、用紙11の矢印Eの搬送方向におけ
るサーマルヘッド6の下流側には、用紙11を所定の長
さに切断可能な、用紙切断装置17が配設されている。
この用紙切断装置17は、用紙11の幅寸法より長く形
成された、長尺状の鋼板からなる固定刃18を有し、こ
の固定刃18は、ヘッドアップ状態のサーマルヘッド1
6とプラテン15との間を矢印Eの搬送方向に搬送され
る用紙11の上部に配設されている。
【0022】前記固定刃18の図示左側の端面には、刃
先面18aが形成されている。また、固定刃18は、後
述するキャリッジ24を固定刃18に沿って移動可能に
支持するレール部材19を有し、このレール部材19
は、固定刃18と共にネジ等で後述するガイド部材25
にネジ止めされて、ガイド部材25から取り外し可能に
なっている。また、レール部材19には、後述するキャ
リッジ24の第1係合部24bが係合可能なガイド溝1
9aが形成されている。
【0023】前記固定刃18の刃先面18aには、外周
部にシャープな刃先部分を有する回転刃20が弾接して
いる。前記回転刃20は、図3、4に示すように、円盤
状のフライホイル21の側面にネジ止めされている。そ
して、フライホイル21は、固定刃18の下部に配設さ
れており、フライホイル21の外周部には、摩擦係数の
大きなゴム等からなるOリング22が取り付けられてい
る。また、回転刃20とフライホイル21の回転中心に
は、カッター軸23が挿通されている。
【0024】前記カッター軸23は、樹脂材料からなる
キャリッジ24に軸支されて、フライホイル21に取り
付けた回転刃20が回転自在になっている。前記キャリ
ッジ24には、空洞状のカッター装着部24aが形成さ
れ、このカッター装着部24aに回転刃20とフライホ
イル21が位置するようになっている。また、キャリッ
ジ24は、図示右側面のカッター軸23近傍に、金属製
のガイド部材25が係合可能な溝状の第2係合部24c
が形成されている。
【0025】前記ガイド部材25は、固定刃18の下方
に配設され、キャリッジ24の第2係合部24cが係合
可能になっている。そして、固定刃18とガイド部材2
5との間には、所定の隙間からなる用紙搬送経路Yが形
成されている。前記レール部材19を含む固定刃18
は、用紙11の矢印E、Fの搬送を邪魔しない位置が、
ネジ等によりガイド部材25に取り外し可能に取り付け
されている。
【0026】また、ガイド部材25は、第2係合部24
cに係合する端部に、略直角に図示下方に折り曲げ形成
した折り曲げ部25aが形成されている。そして、ガイ
ド部材25と第2係合部24cとにより、用紙11を切
断中に、回転刃20が固定刃18から離れる方向の動き
を規制することができ、用紙11を直線状にきれいに切
断することができる。前記回転刃20を有するキャリッ
ジ24は、図6に示すように、用紙11の幅寸法Lより
外側で固定刃18の一端部と他端部に、ホームポジショ
ンHと移動終端ポジションSとを有し、ホームポジショ
ンH、または移動終端ポジションSにキャリッジ24が
位置していると、用紙11の矢印E方向への搬送を邪魔
しないようになっている。
【0027】前記ホームポジションHには、用紙切断前
で待機状態のキャリッジ24が位置し、ホームポジショ
ンHからキャリッジ24を固定刃18に沿って、矢印G
方向に移動させて、用紙11を切断後のキャリッジ24
は、移動終端ポジションSに位置するようになってい
る。また、図2に示す移動終端ポジションSの右側端部
には、移動終端ポジションSに位置したキャリッジ24
を検出可能なスイッチ等からなる検出部材26が配設さ
れている。前記検出部材26が、移動終端ポジションS
に位置したキャリッジ24を検出すると、キャリッジ2
4は、移動終端ポジションSで停止するようになってい
る。
【0028】また、図4に示すキャリッジ24の下方に
は、後述するベルト28を装着可能なベルト装着部24
dが形成されている。また、回転刃20から左側に突出
するカッター軸23には、コイルバネ27が巻回されて
おり、このコイルバネ27の付勢力により、回転刃20
の外周部に形成した刃先部分が固定刃18に確実に弾接
するようになっている。また、キャリッジ24は、図5
に示すように、下部のベルト装着部24dにVベルトか
らなるベルト28が装着可能になっている。前記ベルト
28は、図1に示す用紙切断装置17の下部に配設し
た、ベルト駆動ギア29に張架されている。
【0029】そして、モータからなる駆動源30を回転
駆動させると、駆動源30にギア連結されたベルト駆動
ギア29が回転し、ベルト28を介してキャリッジ24
が、図2に示すように、固定刃18に沿って、矢印G、
J方向に往復移動可能なっている。また、用紙11の矢
印Eの搬送方向における用紙切断装置17の下流側に
は、図2に示すように、外周部がローレット状のギザギ
ザ状に加工された排紙ローラ31が配設されている。
【0030】このような本発明のロール紙を使用するプ
リンタの、動作を説明すると、まず、用紙載置部12に
載置したロール紙からなる用紙11をロール部11aか
ら引き出して、紙送りローラ13と圧接ローラ14との
間に狭持する。そして、紙送りローラ13を矢印C方向
に回転させて、用紙11を矢印Eの搬送方向に搬送す
る。そして、用紙11の先端部がヘッドアップ状態のサ
ーマルヘッド16とプラテン15との間を通過すると、
用紙11が感熱紙の場合は、サーマルヘッド16をヘッ
ドダウンさせて、プラテン15との間に用紙11を直接
圧接狭持する。
【0031】また、用紙11が普通紙の場合は、用紙1
1とサーマルヘッド16との間にインクリボン(図示せ
ず)が供給されて狭持される。この状態で、サーマルヘ
ッド16の複数の発熱素子(図示せず)を印刷情報に従
って選択的に発熱させると共に、サーマルヘッド16を
矢印G方向の印刷行方向に移動させる動作を繰り返すこ
とにより、用紙11に所望の画像を印刷することができ
る。
【0032】そして、用紙11を矢印E方向に搬送しな
がら、図6に示す用紙11の印刷エリア11bに画像印
刷が終わると、図7に示すように、イン差宇tごの印刷
エリア11bが固定刃18の左側に位置し、印刷後の用
紙11cの切断位置が、固定刃18の刃先面18aに位
置合わせされる。次に、駆動源30を駆動させて、ベル
ト28を介してキャリッジ24を矢印G方向に牽引する
ことにより、回転刃20が回転しながら固定刃18に沿
って移動する。
【0033】すると、印刷後の用紙11cが切断され
て、図8に示すように、用紙11から切断済み用紙Mが
切り離される。この時、切断済み用紙Mを切り離して新
たにできた用紙11の先端部11dは、固定刃18の刃
先面18aと同じになる。また、用紙11を切断後のキ
ャリッジ24は、移動終端ポジションSに位置すると共
に、この移動終端ポジションSに位置したキャリッジ2
4を検出部材26が検出する。すると、キャリッジ24
は、移動終端ポジションSに停止し、この間に、紙送り
ローラ13を矢印C方向に回転させて、図9に示すよう
に、新たにできた用紙11の先端部11dを、矢印Eの
搬送方向における固定刃18より下流側に搬送する。そ
して、用紙11の先端部11dが切断済み用紙Mの後端
部11fを押して、切断済み用紙Mが固定刃18から離
れた位置まで搬送される。
【0034】前記切断済み用紙Mが所定量固定刃18か
ら離れた位置に搬送されると、図示しない制御部が、紙
送りローラ13を矢印D方向に反転させて、用紙11を
矢印F方向に戻す。そして、用紙11の先端部11d
が、矢印Eの搬送方向における固定刃18より上流側に
位置すると、移動終端ポジションSに位置していたキャ
リッジ24が固定刃18に沿って矢印J方向に移動し
て、ホームポジションHに位置し、次の印刷エリア11
eに印刷が開始されるまで待機するようになっている。
【0035】このような本発明のロール紙を使用するプ
リンタは、用紙11を切断後も、新たにできた先端部1
1dが切断済みの用紙Mの後端部11fを押して、切断
済み用紙Mを固定刃18から離れた位置に搬送して確実
に排紙するので、移動終端ポジションSからホームポジ
ションHに戻るキャリッジ24に、切断済み用紙Mが接
触することがなく、切断済み用紙Mにシワ等が発生する
ことがない。
【0036】また、矢印Eの搬送方向における固定刃1
8より上流側に戻される用紙11の先端部11dは、図
10に示すように、圧接ローラ14近傍まで戻される
と、紙送りローラ13の回転が停止して、矢印F方向の
搬送が終わる。即ち、本発明のロール紙を使用するプリ
ンタは、用紙11の切断により、新たにできた用紙11
の先端部11dを、矢印Eの用紙搬送方向における印刷
手段より上流側の用紙搬送手段の一部である圧接ローラ
14近傍まで戻すようになっている。
【0037】このような、本発明のロール紙を使用する
プリンタは、用紙11の切断により新たにできた先端部
11dを、圧接ローラ14近傍まで戻すことにより、図
10に示すように、用紙11の次の印刷エリア11eか
ら圧接ローラ14の圧接を外すことができ、そのため
に、印刷前の待機時間が長くなって、圧接ローラ14の
圧接により用紙11にできる圧接痕(図示せず)を、次
の印刷エリア11eから外すことができ、用紙11に高
品質な画像印刷を行うことができる。
【0038】また、本発明の実施の形態では、用紙11
を切断して新たにできた先端部11dが、用紙11から
切り離された切断済み用紙Mを押して排紙すると共に、
新たにできた用紙11の先端部11dを圧接ローラ14
近傍まで戻すような2つの動作を行うことができるプリ
ンタで説明したが、本発明は、新たにできた先端部11
dが、切断済み用紙Mを押して排紙するだけの動作を行
うプリンタでも良い。また、新たにできた用紙11の先
端部11dを、圧接ローラ14近傍まで戻すだけのプリ
ンタでも良い。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のロール紙を
使用するプリンタは、ロール紙からなる用紙を切断する
ことにより新たにできた用紙の先端部を、更に下流側に
搬送して、用紙から切り離された切断済み用紙を押して
排紙するようにしたので、切断済み用紙を確実に排紙す
ることができ、移動終端ポジションからホームポジショ
ンに戻る用紙切断後のキャリッジが、切断済み用紙が接
触することがなく、切断済み用紙にシワ等が発生するこ
とがない。
【0040】また、用紙の切断が終了して移動終端ポジ
ションにキャリッジが位置している間に、用紙に新たに
できた先端部を、用紙切断装置より更に下流側に搬送す
るようにしたので、切断済み用紙を排紙中にキャリッジ
が移動することなく、切断済み用紙を更に確実に排紙す
ることができる。
【0041】また、切断済み用紙を新たにできた先端部
で排紙後、用紙の先端部を搬送方向における用紙切断手
段より上流側に戻し、移動終端ポジションに位置するキ
ャリッジをホームポジションに戻すようにしたので、ホ
ームポジションに戻るキャリッジが、用紙に接触するこ
とがなく、切断前の用紙のシワ等の発生を防ぐことがで
きる。
【0042】また、用紙切断により新たにできた用紙の
先端部を、用紙搬送手段で搬送方向における印刷手段よ
り上流側の用紙搬送手段近傍まで戻すようにしたので、
印刷前の待機時間が長くなって、圧接ローラの圧接によ
り用紙にできる圧接痕を、印刷エリアから外すことがで
きる。そのために、印刷エリアに圧接痕のような凹みが
ないために、用紙に高品質な画像印刷を行うことができ
る。特に、2枚の用紙を粘着したシール材等を使用する
プリンタにおいて効果が大きい。
【0043】また、用紙搬送手段は、一方と他方の両方
向に回転駆動可能な紙送りローラと、この紙送りローラ
に圧接すると共に、紙送りローラに追従して回転可能な
圧接ローラとからなり、切断により新たにできた用紙の
先端部を、圧接ローラ近傍まで戻すようにしたので、圧
接ローラの直径寸法が小さくて、圧接痕が深くなって
も、印刷エリアに圧接痕ができることがなく、高品質な
画像印刷が可能なロール紙を使用するプリンタを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するロール紙を使用するプリンタの
要部断面図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】本発明に係わる用紙切断装置の側面図である。
【図4】図3の要部断面図である。
【図5】本発明に関する用紙切断装置の要部斜視図であ
る。
【図6】本発明のロール紙を使用するプリンタの動作を
説明する平面図である。
【図7】本発明のロール紙を使用するプリンタの動作を
説明する平面図である。
【図8】本発明のロール紙を使用するプリンタの動作を
説明する平面図である。
【図9】本発明のロール紙を使用するプリンタの動作を
説明する平面図である。
【図10】本発明のロール紙を使用するプリンタの動作
を説明する平面図である。
【図11】従来のロール紙を使用するプリンタの側面概
略図である。
【符号の説明】
11 用紙 12 用紙載置部 13 紙送りローラ 14 圧接ローラ 15 プラテン 16 サーマルヘッド 17 用紙切断装置 18 固定刃 18a 刃先面 19 レール部材 20 回転刃 21 フライホイル 22 Oリング 23 カッター軸 24 キャリッジ 24a カッター装着部 24b 第1係合部 24c 第2係合部 25 ガイド部材 25a 折り曲げ部 26 検出部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 20/02 B65H 20/02 Z 35/08 35/08 Fターム(参考) 2C058 AB16 AC06 AE04 AF06 AF20 AF51 LA03 LA24 LB10 LB17 LB36 LC11 LC18 LC22 2C060 BA01 BC03 BC04 BC12 BC15 BC84 3C021 FB00 3C027 RR03 SS06 3F103 AA02 BA04 EA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙からなる用紙と、この用紙を載
    置する用紙載置部と、この用紙載置部から搬送して前記
    用紙に所望の画像を印刷可能な印刷手段と、前記用紙を
    所定の長さに切断可能な用紙切断装置とを備え、前記用
    紙載置部から前記印刷手段側への前記用紙の搬送方向に
    おける前記用紙切断装置より下流側に、前記用紙を所定
    長さ搬送して、前記用紙切断装置で前記用紙を切断し、
    この切断により新たにできた前記用紙の先端部を、更に
    前記下流側に搬送して、前記用紙から切り離した切断済
    み用紙を押して排紙するようにしたことを特徴とするロ
    ール紙を使用するプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記用紙切断装置は、長尺状の固定刃
    と、この固定刃に弾接して前記固定刃に沿って移動する
    ことにより前記用紙を切断可能な回転刃と、前記回転刃
    を回転自在に支持するキャリッジとを有し、前記キャリ
    ッジは、前記用紙の搬送を邪魔しない位置で、前記用紙
    切断前に位置するホームポジションと、前記用紙の切断
    後に位置する移動終端ポジションとを有し、前記用紙を
    切断後、前駆キャリッジが前記移動終端ポジションに位
    置している間に、前記用紙に新たにできた前記先端部
    を、前記用紙切断装置より更に前記下流側に搬送するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のロール紙を使
    用するプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記新たにできた前記先端部で前記切断
    済み用紙を排紙後、前記用紙の前記先端部を前記搬送方
    向における前記用紙切断手段より上流側に戻し、前記移
    動終端ポジションに位置する前記キャリッジを前記ホー
    ムポジションに戻すようにしたことを特徴とする請求項
    2記載のロール紙を使用するプリンタ。
  4. 【請求項4】 ロール紙からなる用紙と、この用紙を載
    置する用紙載置部と、前記用紙に所望の画像を印刷可能
    な印刷手段と、前記用紙を前記用紙載置部から前記印刷
    手段側に搬送可能な用紙搬送手段と、前記用紙を所定の
    長さに切断可能な用紙切断装置とを備え、前記用紙載置
    部から前記印刷手段側への前記用紙の搬送方向における
    前記用紙切断装置より下流側に、前記用紙を所定長さ搬
    送して、前記用紙切断装置で前記用紙を切断し、この切
    断により新たにできた前記用紙の先端部を、前記用紙搬
    送手段で前記搬送方向における前記印刷手段より上流側
    の前記用紙搬送手段近傍まで戻すようにしたことを特徴
    とするロール紙を使用するプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記用紙搬送手段は、一方と他方の両方
    向に回転駆動可能な紙送りローラと、この紙送りローラ
    に圧接すると共に、前記紙送りローラに追従して回転可
    能な圧接ローラとからなり、前記切断により新たにでき
    た前記用紙の先端部を、前記圧接ローラ近傍まで戻すよ
    うにしたことを特徴とする請求項4記載のロール紙を使
    用するプリンタ。
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