JP2023000797A - 記録装置 - Google Patents

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巌 川村
Iwao Kawamura
陽允 元山
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Abstract

【課題】記録媒体の切断手段の受け台の位置を安定させる記録装置を提供する。【解決手段】記録装置は、回動することにより切断手段に対向する受け面を切替可能に構成された受け台と、受け台の回動範囲を規制する規制手段と、受け台を回動させる第2のリンク部材を付勢する第1の付勢手段とを備える。受け台は、第1の付勢手段による第2のリンク部材に対する付勢により第1の回動方向への回動動作が付勢される。規制手段は、付勢された第1の回動方向への受け台の回動動作を規制する。第1の回動方向への受け台の回動動作が規制手段により規制される位置は、記録媒体を半切りするための受け面が切断手段に対向する位置に対応する。【選択図】図10

Description

本発明は、記録媒体を切断する切断部を備える記録装置に関する。
従来、記録媒体を切断する切断装置を備えた印刷装置が知られている。特許文献1には、チューブ状記録媒体を切断する記録媒体切断部を備えるプリンタ装置が記載されている。特許文献1では、記録媒体切断部が、刃部を有するカッターと、刃部と対向して接触することが可能な接触面を有する受け台と、受け台を支持する受け台支持部と、カッターを刃部が接触面と接触する接触位置と、刃部が接触面から離隔する離隔位置との間で移動させるカッター移動手段とを備えることが記載されている。記録媒体の切断時、記録媒体をカッターと受け台の間に設置し、カッター移動手段によりカッターを接触面と接触する方向へ移動させ、記録媒体を挟み込むことで切断が行われる。また、記録ヘッド移動手段に取り付けられたバネによって半切りと全切りの切り替えが行われる。
特開2002-137864号公報
しかしながら、特許文献1の印刷装置では、記録媒体の大径化に伴い記録ヘッドの移動量が増大すると、バネでつながれている受け台の回転位置を維持できず、記録ヘッド移動手段とリンクしての全切りと半切りの切り替えが不安定となる。その結果、切断性能低下の原因となってしまう可能性がある。
本発明は、記録媒体を切断するときに切断手段の受け台の位置を安定させることが可能な記録装置を提供することを目的とする。
本発明に係る記録装置は、記録ヘッドと、前記記録ヘッドの下流側において記録媒体を切断する切断手段とを備える記録装置であって、カム部材の回転に伴って第1のリンク部材に設けられた前記記録ヘッドを記録位置と退避位置の間で移動させる第1のカム機構と、前記カム部材の回転に伴って、前記第1のリンク部材と連結された第2のリンク部材を移動させる第2のカム機構と、前記切断手段により前記記録媒体を半切りするための受け面と全切りするための受け面を有し、前記第2のリンク部材の移動に伴って回動することにより前記切断手段に対向する受け面を切替可能に構成された受け台と、前記受け台の回動範囲を規制する規制手段と、前記受け台を回動させる前記第2のリンク部材を付勢する第1の付勢手段と、を備え、前記受け台は、前記第1の付勢手段による前記第2のリンク部材に対する付勢により第1の回動方向への回動動作が付勢され、前記規制手段は、付勢された前記第1の回動方向への前記受け台の回動動作を規制し、前記第1の回動方向への前記受け台の回動動作が前記規制手段により規制される位置は、前記受け台の複数の受け面のうち、前記記録媒体を半切りするための受け面が前記切断手段に対向する位置に対応することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の切断手段の受け台の位置を安定させることができる。
記録装置の外観を示す図である。 表示部における表示内容を示す図である。 記録部の構成を示す図である。 切断部周辺の構成を示す図である。 カッターホルダユニットの構成を示す図である。 カッターホルダユニットをカッタースライダーに装着した状態を示す図である。 カッターホルダユニットをカッタースライダーに装着した状態を示す図である。 カッター受け台、カッターリンク、記録ヘッドアングルの連結状態を示す図である。 カッター受け台ユニットの構成を示す図である。 全切りが可能な状態Aを示す図である。 全切りが可能な状態Aを示す図である。 全切りが可能な状態Aを示す図である。 全切りが可能な状態Aから半切りが可能な状態Bへの動作を説明するための図である。 全切りが可能な状態Aから半切りが可能な状態Bへの動作を説明するための図である。 半切りが可能な状態Bを示す図である。 半切りが可能な状態Bを示す図である。 半切りが可能な状態Bを示す図である。 カッター受け台の受板の強制的な切替えを説明するための図である。 カッター受け台の受板の強制的な切替えを説明するための図である。 カッター受け台、カッターリンク、記録ヘッドアングルの連結状態を示す図である。 ストッパーがストッパー受け部に当接する様子を示す図である。 フラグとカムセンサの位置を示す図である。 フラグとカムセンサの位置を示す図である。 制御構成を示すブロック図である。 記録媒体の挿入から記録終了までの動作を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本実施形態における加熱ユニットを備えた記録装置(以下、プリンタともいう)の外観を示す図である。プリンタ1は、チューブ状の記録媒体(以下、単に、チューブともいう)を含む記録媒体に記録を行うものであり、ノートタイプコンピュータと同様に持ち運び可能に構成されたものである。プリンタ1は、キーボードなどを備えた操作部13、LCDや表示制御部を備えた表示部14、記録ヘッド6を備えた記録部20、記録部20で記録された記録媒体に切断処理を施す切断部30、記録媒体を記録部へ案内・搬送するガイドユニット10を備える。図1の操作部13は、ファンクションキー、文字・数字・記号キー、スペースキー、変換キー、十字方向キー、リターンキー等を備える。ユーザは、これらのキーを操作することで、記録媒体の種類、サイズ、記録条件等を入力して記録情報を設定することができる。
図2は、図1の表示部14における表示内容の一例を示す図である。表示部14のLCDは、入力モード等を表示する各種情報表示エリア14A、操作部13から入力された文字、数字、記号を表示する文字情報表示エリア14B、文字サイズ等を表示するパラメータ表示エリア14Cの3つの表示エリアに分割されている。操作部13から入力された文字、数字、記号を以下、文字と総称する。各種情報表示エリア14Aおよびパラメータ表示エリア14Cは、それぞれ文字情報表示エリア14Bの上下に配置されている。
各種情報表示エリア14Aは、以下の表示を行うことが可能である。例えば、各種情報表示エリア14Aは、ユーザが操作部13を介して英数、ローマ字、ひらがな、のどれで入力するかを示す入力モードの表示を行う。また、例えば、各種情報表示エリア14Aは、ユーザが操作部13を介して挿入と上書のどちらで入力するかを示す挿入/上書モードの表示(編集モード表示)を行う。また、例えば、各種情報表示エリア14Aは、「記録媒体の種類」の表示を行う。また、例えば、各種情報表示エリア14Aは、複数ページの記録を一回の記録動作で行うときにページ間のカットをどのように行うかを示す「モード指令」(全切り、半切りモードカット指令の別、および切断個数)の表示を行う。また、例えば、各種情報表示エリア14Aは、チューブをカットする間隔を示す「カット長」と、文字の位置がセンタリングか左寄せかを示す「文字配置」およびチューブの左端から先頭の文字までを示す「余白」を表示するカット長/文字配置/余白表示を行う。また、各種情報表示エリア14Aは、現在表示されているページの前に別のページがある場合に表示される前ページ表示、現在表示されているページの後に別のページがある場合に表示される次ページ表示を含む。また、各種情報表示エリア14Aはさらに、電源が投入されていることを表示する電源表示を含む。
また、パラメータ表示エリア14Cは、以下の表示を行うことが可能である。例えば、パラメータ表示エリア14Cは、現在、記録データの何ページ目が表示されているかを数字で表示するページ表示を行う。また、例えば、パラメータ表示エリア14Cは、記録の向きを「横向き/横書き」、「縦向き/縦書き」、「縦向き/横書き」のいずれかで行うかを表示する記録の向き表示を行う。また、例えば、パラメータ表示エリア14Cは、文字に枠を付ける場合に選択した枠囲みの形を表示する枠囲み表示を行う。また、例えば、パラメータ表示エリア14Cは、選択した文字サイズを表示する文字サイズ表示、記録する行数を表示する行数表示を行う。また、例えば、パラメータ表示エリア14Cは、選択した文字間隔を表示する文字間隔表示、現在表示されている文字が何ページに渡って記録されるかを表示する連続記録表示を行う。
文字情報表示エリア14Bには、操作部13を介して入力された文字(入力された記録データとしての文字データが所定の処理を経て表示された文字)の文字列が表示される。なお、文字情報表示エリア14Bには、ユーザが入力しようとする箇所にカーソルが表示される。
図3は、記録部20の構成の一例を示す図である。記録部20は、記録媒体(チューブT)を搬送するための、供給ローラ2a、2bで構成される供給ローラ対2と、記録媒体の搬送方向において、供給ローラ対2の下流側に配置された記録ヘッド6およびプラテンローラ3を備える。さらに、記録ヘッド6およびプラテンローラ3の下流側に配置された搬送ローラ4を備える。記録ヘッド6は、記録媒体を介してプラテンローラ3と対向するよう設けられる。また、搬送ローラ4は、プラテンローラ3の周方向において、記録ヘッド6とは別の位置でプラテンローラ3と対向するよう設けられる。記録ヘッド6は、記録媒体の搬送方向に対して直交する方向に配列される所定数の発熱素子を有し、これを選択的に発熱させることにより、後述するインクリボン上のインクを記録媒体に転写する。
インクリボンカセット8は、ロール状に巻かれたインクリボンRを格納し、インクリボンRを記録部20へ搬送する。インクリボンRは、プラテンローラ3と記録ヘッド6との間で、搬送される記録媒体の記録ヘッド側に搬送される。インクリボンRは、インクリボンカセット8のリボン供給リールから供給され、インクリボンカセット8のリボン巻取リールに巻き取られる。プリンタ1は、インクリボンカセット8を交換可能に装着することによって、インクリボンRを用いた記録を行うことが可能である。
図3の搬送ローラ4、プラテンローラ3、供給ローラ2a、2b、およびインクリボンカセット8のリボン巻取リールのスプール8aは、後述する共通駆動源としてのメインモータ5で駆動される。また、記録ヘッド6は、サブモータ9によって、プラテンローラ3との間で記録媒体を挟持して記録を行う記録位置と、記録位置よりもプラテンローラ3との距離が広い退避位置とに移動可能に構成されている。
記録媒体に記録を行うときには、記録ヘッド6は記録位置に移動する。記録ヘッド6は、インクリボンカセット8のインクリボンRを介して記録媒体を押圧するとともに、操作部13から入力された記録データに従って記録ヘッド6の発熱素子を選択的に発熱させる。これにより、インクリボンRのインクを溶融して記録媒体に転写し、記録が行われる。また、供給ローラ対2の上流側と、搬送ローラ4の下流側には、記録媒体の有無を検出することで、搬送される記録媒体の先端を検出するための透過一体型センサ(不図示)が配置されている。
なお、本実施形態で記録媒体として用いるチューブTの材質の一例としては、PVC(ポリ塩化ビニル)が挙げられる。PVC製のチューブは、記録部20において記録ヘッド6とプラテンローラ3を通過する際につぶされるが、記録部20通過した後には、つぶれた状態から元の管状に復元する。また記録媒体としては、チューブ以外にもラベル紙や記名板などが挙げられる。
図24は、プリンタ1における制御構成の一例を示すブロック図である。電源部16は、プリンタ1に設けられ、操作部13や表示部14、記録ヘッド6、メインモータ5、サブモータ9、カムセンサ320、外気温センサ17および制御部としてのCPU15等の動作に必要な電力を供給するユニットである。
CPU15は、記録部20による記録動作の制御、表示部14における表示の制御など、プリンタ1における各部の動作、処理を統括的に制御する。記憶部7は、ROMやRAMを含み、記録装置1の機能や動作を制御するためのプログラムやデータを記憶する。操作部13は、ユーザのキーボード操作に基づいて、記録媒体への記録内容や記録ジョブ数、切断部30による切断パターン等、プリンタ1に対して種々の設定の入力を行う。また、電源部16への電源ON/OFF入力も、操作部13の電源キーの操作に基づいて行われる。外気温センサ17は、プリンタ1が設置されている環境の温度を検出するセンサである。
サブモータ9は、記録媒体を切断する切断部30の駆動を担っており、本実施形態においては、ステッピングモータが用いられている。記録媒体の切断動作は、サブモータ9の正逆転駆動により行っている。また、サブモータ9を駆動する際のパルス数を調整することにより、切断部30のカット深さが調整可能である。記録ヘッド6は記録部20に設けられており、記録ヘッド6とプラテンローラ3とで、記録媒体とインクリボンRが挟持される。そして、記録ヘッド6の発熱素子の発熱制御により記録が行われる。
記録ヘッド6の発熱素子を駆動する駆動パルスは、外気温センサ17の検出温度に基づいて、複数段階で変更可能である。例えば、外気温センサ17で検出した温度が低い場合には、記録媒体の温度が低くなっているためインクリボンRに加える熱量を増やす必要がある。その際、記録ヘッド6の発熱素子の駆動パルス(通電時間)が長く設定される。その結果、低温環境下でも適正な記録を行うことが可能となる。
メインモータ5は、プラテンローラ3、供給ローラ2aなどの駆動を担っており、本実施形態では、ステッピングモータが用いられる。記録媒体のフォワードフィードおよびバックフィードの切り替えは、ステッピングモータの正回転、逆回転により行われる。また、プリンタ1の搬送速度設定は、例えば、高速から低速までの3段階で、メインモータ5の駆動制御により変更可能である。メインモータ5の駆動は、インクリボンカセット8の巻取りスプールにも連結しており、記録媒体への記録が終了したインクリボンRの回収もメインモータ5の駆動により行われる。
図1に示すように、記録部20における搬送ローラ4の搬送方向下流側には、記録媒体としてのチューブやテープに切断処理を施す切断部30が配置されている。図4に示すように、切断部30は、ベースフレーム351上に固定されるカッタースライダーユニット310とカッター受け台ユニット330を有する。
図5は、カッターホルダユニット321を示す図である。カッターホルダユニット321は、刃部301を有するカッター311をH2、H3の方向に摺動可能に含むカッターホルダA324とカッターホルダB325を備える。カッター311は、カッターホルダバネ322によりH2の方向に付勢されている。
図6は、カッターホルダユニット321をカッタースライダー312に装着した状態を示す図である。この状態では、図7に示すように、カッタースライダー312に圧入保持されているカッタースライダーピン323にカッター311がカッターホルダバネ322によりH2の方向に付勢されている。そのような構成により、カッター311は、カッタースライダーピン323への接触を保ちながら、H4の方向に回動可能となっている。
図4に示すように、カッタースライダーユニット310は、カッター311と、カッター311を保持するカッタースライダー312と、カッタースライダー312の穴形状に挿入されているカッタースライダー軸313を有する。また、カッタースライダーユニット310は、カッタースライダー312をガイドするカッタースライダー板金314と、カッタースライダー312の穴形状部に付勢を行うカッタースライダーバネ315を有する。
また、ドライブユニット2は、カッターカム316と、カッターカム316と一体になって回動するヘッドカム317を有する。カッターカム316外周のカム面は、カッタースライダー312に備えられたカッタースライダーコロ318に当接しており、回転することでカッタースライダー312をカッタースライダー軸313に沿ってH1の方向に移動させる。さらに、カッターカム316の回動はヘッドカム317に伝達され、外周のカム面で記録ヘッドアングル401のコロ341(図10)と接触する。そして、記録ヘッドアングル401は、ヘッドアングルバネ342の張力により軸100を中心に揺動し、その結果、記録ヘッド6がプラテンローラ3に対して近接または離間可能なように構成されている。図8は、記録ヘッド6がプラテンローラ3に対して離間している状態を示し、図20は、記録ヘッド6がプラテンローラ3に対して近接している状態を示している。
図9に示すように、カッター受け台ユニット330は、矢示G方向に回動するカッター受け台331と、カッター受け台331の穴形状に挿入されているカッター受け台軸338とを有する。また、カッター受け台ユニット330は、カッター受け台軸338を回動可能に保持するカッター受け台板金339と、カット動作時にカッター311を直接受けるカッター受け板332を有する。また、カッター受け板332が磨耗したときには、カッター受け板332を矢示Iの上方向へ分離することで、交換可能に構成されている。
記録媒体をフルカットする面A(第一の接触面)は、フラットな特に何も加工を行わない面で形成されている。ハーフカットする面B(第二の接触面)は、記録媒体の最大幅よりも外側に凸部を設けることで、凸部336でカッターを受けて、それより先に刃が入らない構成でハーフカットを行うように形成されている。また、カッター受け台331の下部には、カッターリンク335と係合するカッターリンク係合ボス333が設けられている。なお、凸部336は、例えば、ばね板やステンレス等の鋼板をフラットな面に取り付けたものである。また、本実施形態では、カッター受け板332の保有面は、2つで示しているが、3つ以上の面を保有していても良い。
図8、図20に示すように、カッター受け台331は、カッターリンク335を介して記録ヘッドアングル401と連結しており、カッターリンク335でカッター受け台331を回動させ、カッター311に対向する受け面を切替可能なように構成されている。
以下、本実施形態におけるカッター受け台331の受け面の切替えに係る各部の動作について説明する。図10は、全切り(フルカット)状態(状態A)における、カッターリンク335、記録ヘッドアングル401を含む構成を示す図である。
本実施形態では、ヘッドカム317をカム部材、記録ヘッドアングル401をリンク部材とするカム機構を有し、そのカム機構により、記録ヘッドアングル401に設けられた記録ヘッド6の位置が制御される。即ち、ヘッドカム317の回転に伴って記録ヘッドアングル401が移動することにより、記録ヘッド6が記録位置と退避位置の間で移動する。また、本実施形態では、ヘッドカム317をカム部材、カッターリンク335をリンク部材とするカム機構を有し、そのカム機構により、カッター受け台331の回動が制御される。カッターリンク335とカッター受け台331の間の接触面は、図10及び図13の面335a、335bに示すように、L字形状に形成されている。そのような構成により、ヘッドカム317の回転に伴ってカッターリンク335が移動すると、その移動は、カッター受け台331が回動するよう作用する。このように、本実施形態では、カム部材を共通とする2つのカム機構が構成されている。また、記録ヘッドアングル401とカッターリンク335は連結されており、記録ヘッド6の移動とカッター受け台331の回動動作とを連動させることができる。例えば、ヘッドカム317の回転の結果、記録ヘッド6が退避位置にあるときには、全切りが可能なようにカッター受け台331が回動する。一方、ヘッドカム317の回転の結果、記録ヘッド6が記録位置にあるときには、半切りが可能なようにカッター受け台331が回動する。
記録ヘッド6が記録位置にあるときには、ヘッドカム317は、記録ヘッドアングル401から接触もしくは離れた状態となり、付勢部材としてのヘッドバネ342により記録ヘッド6がプラテンローラ3の方向に付勢されている状態となる。また、チューブやラベル等により、記録媒体の厚みは異なる。その結果、記録ヘッドアングル401とカッターリンク335の連結部分の位置は、記録媒体の厚みにより変動することになる。その変動がカッターリンク335の移動を介して、カッター受け台331の回動動作を不安定にさせてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、付勢手段 としてのバネ340がカッターリンク335を付勢している。バネ340のカッターリンク335への付勢は、カッターリンク335の移動に伴うカッター受け台331の回動方向への付勢として作用する。また、規制部材としてのストッパー336a、336bは、カッター受け台331の回動範囲を規制するよう機能する。その結果、ストッパー336aと336bの間の回動範囲において付勢されたカッター受け台331は、その回動範囲の端部において位置が安定することになる。
記録ヘッドアングル401に固定された記録ヘッド6は、プラテンローラ3から離間した退避位置に停止している。記録ヘッドアングル401は、ヘッドバネ342によって常に記録ヘッド6がプラテンローラ3へ接触する方向(時計回り)に付勢され、ヘッドカム317のカム面にコロ341が突き当たることで、記録ヘッド6の位置が維持されている。
記録ヘッドアングル401の一端に連結したカッターリンク335は、ベースフレーム351の曲げ面351aに接触し、バネ340の力が面335aからカッター受け台331のカッターリンク係合ボス333へ伝えられる。そのことにより、カッター受け台331に反時計周りの回転力を与えることができる。そして、カッター受け台331のストッパー336aがカッタースライダー板金314に設けられたストッパー受け部337aに当接すると(図21)、それ以上に反時計周りに回転することができなくなる。その結果、フルカット可能なフラットのA面がカッター311に対向する(状態A)。また、状態Aに対応する記録ヘッド6の位置を退避位置という。なお、図中のストッパー336aとストッパー受け部337a、および後述のストッパー336bとストッパー受け部337bは、それらの機能を模式的に表している。
また、カッターリンク335の位置が図11または図12に示すようにずれたとしても係合ボス333が面335a上にあれば、状態Aは維持される。このため、ヘッドカム317などの部品のばらつきやサブモータ9の制御ばらつきなどの影響を抑えることができる。
図10の状態Aから、サブモータ9によりヘッドカム317の右回転を開始すると、記録ヘッドアングル401のコロ341がヘッドカム317に追従するように時計周りに回転を開始する。カッターリンク335の面335aが係合ボス333に接触しながら移動し、やがて係合ボス333が面335bへ到達する(図13)。さらに、サブモータ9の回転が続くと、面335bが係合ボス333に力を加え始め、カッター受け台331を時計周りに回転させ、カッター受け台331のストッパー336bがカッタースライダー板金314に設けられたストッパー受け部337bに当接する。当接後は、それ以上に時計周りに回転することができなくなり、カッター受け台331は停止する(図14)。
さらに、サブモータ9の回転が続き、記録ヘッド6とプラテンローラ3の間にチューブTなどの記録媒体があると、その径は、厚みHP3までつぶれる。そして、記録ヘッドアングル401は、記録ヘッド6がチューブTなどの記録媒体へ当接した状態で停止して記録可能な状態となる。その後、ヘッドカム317のカム面は、コロ341から離れて、所定の回転数で停止する。すなわち、ヘッドバネ341の力は、記録ヘッド6をチューブTなどの記録媒体に押圧するだけの力に使われる。この時、カッター受け台331の受板332は、B面がカッター311に対向するようになっている(状態B)。また、状態Bに対応する記録ヘッド6の位置を記録位置という(図15)。
図16は、チューブよりも薄い、ラベルなどの記録媒体を記録する記録位置でラベルの厚みHP1で押圧している状態を示している。図17は、記録ヘッド6とプラテンローラ3の間に何もない状態を示している。図15、図16、図17のいずれにも示されるように、カッター受け台331は状態Bで安定している。
上記動作における、サブモータ9の回転量は、ヘッドカム317に設けられたフラグ319を透過一体型センサであるカムセンサ320が検出した位置を起点として制御される。フラグ319とカムセンサ320は、例えば、図22及び図23に示すような位置に設けられている。状態Bでサブモータ9が逆転することにより、状態は、図17から図10の状態に移行する。そして、カムセンサ320がフラグ319を検出した起点で停止し、状態Aへの移行を終了する。
本実施形態では、図10~図17に示すように、カッター受け台331の停止位置を2つとしているが、この停止位置は3つ以上であっても良い。さらに、ストッパーも複数であっても良く、それがカッター受け台331の停止位置ごとに設けられていても良い。
なお、本実施形態では、付勢手段としてバネ340をカッターリンク335と別体として設けているが、カッターリンク335を樹脂などの弾性材料で構成し、付勢手段をカッターリンク335と一体的に構成しても良い。
図25は、本実施形態におけるプリンタ1に記録媒体を挿入し、記録が終了するまでの記録装置1の動作を示すフローチャートである。図25の処理は、例えば、CPU15が記憶部7に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより実現される。図25の処理は、操作部14にある電源ボタンがユーザにより押下されて電源が投入され、本体に通電して待機している状態から開始される。
S101において、ユーザにより、記録媒体が本体に挿入されてセットされる。S102において、CPU15は、操作部14を介して、記録媒体に印刷する記録内容および記録枚数、文字サイズ等の情報を取得し、記録媒体の搬送を開始する。この時点では、記録動作は行われない。記録媒体は、搬送ローラ4の下流に配置されている透過一体型センサに向けて搬送される。S103において、CPU15は、当該センサの検出信号に基づいて、「被記録媒体無し」の状態から、記録媒体の到達に伴って「被記録媒体有り」の状態に遷移したか否かを判定する。即ち、CPU15は、記録媒体のセット位置から透過一体型センサまでの所定距離分の搬送が行われ、且つ、透過一体型センサにより検出されたか否かを判定する。ここで、所定距離分の搬送が行われても、記録媒体の到達を透過一体型センサにより検出できなかった場合には、S104において、CPU15は、表示部14のLCD画面にてエラー表示を行うよう制御し、ユーザにアナウンスを行う。記録媒体をセット位置から所定距離分搬送しても透過一体型センサにて到達を検出できなった場合は、搬送経路の途中でジャムや用紙詰まりといった問題が生じている可能性が高いためである。そこで、本実施形態では、S104のエラー表示により、ユーザに確認を促している。
一方、記録媒体のセット位置から透過一体型センサまでの所定距離分の搬送が行われ、且つ、透過一体型センサにて検出された場合には、S105において、CPU15は、記録媒体を印刷開始位置までバックフィードする。そして、S106において、CPU15は、サブモータ9を駆動し、記録ヘッド6のポジションを記録媒体に圧接する記録位置に移動させる。その結果、プラテンローラ3と記録ヘッド6により記録媒体およびインクリボンRが挟持される。この時、カッター受け台331の受板332は、B面がカッター311に対向する状態B、即ちハーフカット状態となっている。その後、S107において、CPU15は、操作部14により入力された記録内容、印刷・搬送設定等の情報に基づいて、記録媒体へ記録を行い、S108において、ハーフカットを行うよう切断部30を制御する。
S109において、CPU15は、操作部14により入力された印刷設定についての処理がすべて終了したか否かを判定する。すべて終了されていないと判定された場合、S107からの処理を繰り返す。一方、すべて処理されたと終了された場合、CPU15は、サブモータ9を反転駆動して記録ヘッド6のポジションを記録媒体から離間する退避位置に移動させる。それにより、カッター受け台331の受板332は、A面がカッター311に対向する状態A、即ちフルカット状態となる。S110において、CPU15は、最後に記録が行われた記録媒体を切断部30まで搬送してフルカット動作を行うよう切断部30を制御する。S110の後、図25の処理を終了し、次の記録を開始できるように待機する。
チューブTなどの記録媒体の剛性によっては、カッター受け台331に過度の回転負荷がかかり、カッター受け台331の受板332のB面がA面に切り替わらずカット不良やジャムなどのエラーを発生させることが想定される。しかしながら、そのような場合でも、図18に示すカッターリンク335の切り替え補助ボス335dがカッター受け台331の切り替えアーム331aに当たることで、強制的にカッター受け台331の受板332のB面をA面に切り替えることができる。同様に、チューブTなどの記録媒体の剛性によっては、カッター受け台331に過度の回転負荷がかかり、カッター受け台331の受板332のA面がB面に切り替わらずカット不良やジャムなどのエラーを発生させることが想定される。しかしながら、その場合でも、図19に示すカッターリンク335の切り替え補助ボス335eがカッター受け台331の切り替えアーム331bに当たることで、強制的にカッター受け台331の受板332のA面をB面に切り替えることができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、記録媒体を切断するときに切断部30のカッター受け台331の位置を安定させることが可能となる。
発明は上記の各実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1 プリンタ: 3 プラテンローラ: 6 記録ヘッド: 20 記録部: 30 切断部: 317 ヘッドカム: 331a、331b ストッパー: 331 カッター受け台: 335 カッターリンク: 340 バネ: 342 ヘッドバネ: 401 記録ヘッドアングル

Claims (8)

  1. 記録ヘッドと、前記記録ヘッドの下流側において記録媒体を切断する切断手段とを備える記録装置であって、
    カム部材の回転に伴って第1のリンク部材に設けられた前記記録ヘッドを記録位置と退避位置の間で移動させる第1のカム機構と、
    前記カム部材の回転に伴って、前記第1のリンク部材と連結された第2のリンク部材を移動させる第2のカム機構と、
    前記切断手段により前記記録媒体を半切りするための受け面と全切りするための受け面を有し、前記第2のリンク部材の移動に伴って回動することにより前記切断手段に対向する受け面を切替可能に構成された受け台と、
    前記受け台の回動範囲を規制する規制手段と、
    前記受け台を回動させる前記第2のリンク部材を付勢する第1の付勢手段と、
    を備え、
    前記受け台は、前記第1の付勢手段による前記第2のリンク部材に対する付勢により第1の回動方向への回動動作が付勢され、
    前記規制手段は、付勢された前記第1の回動方向への前記受け台の回動動作を規制し、
    前記第1の回動方向への前記受け台の回動動作が前記規制手段により規制される位置は、前記受け台の複数の受け面のうち、前記記録媒体を半切りするための受け面が前記切断手段に対向する位置に対応する、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1の付勢手段の前記第2のリンク部材に対する付勢により、前記受け台の第2の回動方向への回動動作が付勢され、
    前記規制手段は、付勢された前記第2の回動方向への回動動作を規制し、
    前記第2の回動方向への回動動作が前記規制手段により規制される位置は、前記受け台の前記複数の受け面のうち、前記記録媒体を全切りするための受け面が前記切断手段に対向する位置に対応する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第1のカム機構により前記記録ヘッドが前記退避位置に移動した場合、前記記録媒体を全切りするための受け面が前記切断手段に対向する位置にあることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記記録ヘッドは、プラテンローラに対向するように設けられ、
    前記第1のリンク部材は、第2の付勢手段により前記プラテンローラの方向に付勢され、
    前記第1のカム機構により前記記録ヘッドが前記記録位置に移動して前記カム部材が前記第1のリンク部材と離れた場合において、前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材の連結部分の位置は、前記記録ヘッドと前記プラテンローラの間に位置する前記記録媒体の厚みに応じて変動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記第1のリンク部材と前記第2のリンク部材の連結部分の位置の変動に関わらず、前記受け台の回動動作は、前記第1の付勢手段の前記第2のリンク部材に対する付勢により、前記規制手段により規制される位置で停止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記第2のリンク部材は、前記受け台に設けられた凸部に接触して付勢することにより、前記受け台を回動させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記第2のリンク部材の前記受け台の凸部への接触面は、L字形状に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記記録媒体は、チューブ、ラベルの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記録装置。
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