JP2023000566A - 記録媒体切断装置及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カッター部材を収納可能な構成において、カッター部材により記録媒体を切断する際におけるカット不良を防止すること。【解決手段】記録媒体切断装置30は、保護位置と露出位置とに移動可能に保持される板状のカッター部材311を有し、カッタースライダー312にカッターホルダユニット321が装着されていない場合には、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間隔はカッター部材311の厚さよりも広く、カッタースライダー312にカッターホルダユニット321が装着されている場合には、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間隔はカッター部材311の厚さとなり、カッター部材311はカッターホルダ320とカッター規制部材325とに挟持されてカッター部材311の板厚方向への移動が規制される。【選択図】図17

Description

本発明は、記録媒体を切断する記録媒体切断装置及びこの記録媒体切断装置を有すると共に記録媒体に記録を行う記録装置に関する。
従来、長尺状の印刷媒体に印字する印刷装置が知られている。このような印刷装置では、一般に、熱転写タイプのリボンを備えたリボンカセットが着脱可能に装着され、サーマルヘッドに摺接されたリボンに印刷媒体を重ね合わせた状態でサーマルヘッドを駆動させることにより、印刷媒体に所望の情報を印刷する。
また、このような印刷装置には、情報が印刷された印刷媒体を切断する切断装置が設けられている。この切断装置は、印刷媒体が排出される排出口の近傍において、印刷媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能なカッタースライダーを備えている。また、この切断装置は、カッタースライダーに対してカッター部材を備えたカッターユニットが着脱可能に装着される構成を有している。そして、この切断装置では、カッタースライダーを印刷媒体に対する切断方向に移動させることにより、カッター部材によって印刷媒体を切断する。
上記の切断装置では、カッタースライダーにカッターユニットが取り付けられていない場合において、カッター部材の刃先がカッターユニットより露出された状態である場合には、カッターユニットの交換時に怪我をする恐れがある。従って、切断装置は、カッタースライダーにカッターユニットが取り付けられていない場合に、刃先がカッターユニットより露出しないようにする保護部材を備えており、印刷媒体を切断するときのみ保護部材から刃先が露出する。
特許文献1は、カッター部材を設けた基台及び基台に接離可能に設けられた可動保護部材を切断方向に向けて移動させることにより、カッター部材の刃先を可動保護部材から切断方向に露出させるカッター装置を開示している。特許文献1のカッター装置では、カッター部材の刃先を、可動保護部材内に挿入して隠したり、可動保護部材から切断方向に露出させたりするために、可動保護部材とカッター部材との間にクリアランスを設けている。
特開平7-195297号公報
しかしながら、特許文献1においては、可動保護部材とカッター部材との間にクリアランスを設けるため、カッター部材により印刷媒体を切断する際に、カッター部材がクリアランスの範囲内でカッター部材の厚み方向に移動可能となる。これにより、特許文献1においては、カッター部材が厚み方向に逃げてしまうため、カッター部材の刃先の記録媒体を切断する際の移動量が所望の移動量に達しないことによりカット力の低下を招き、印刷媒体のカット不良が発生してしまう可能性がある。
本発明の目的は、カッター部材を収納可能な構成において、カッター部材により記録媒体を切断する際におけるカット不良を防止することができる記録媒体切断装置及び記録装置を提供することである。
本発明に係る記録媒体切断装置は、板状のカッター部材をカッターホルダとカッター規制部材とで保持するカッターホルダユニットであって、前記カッター部材が前記カッターホルダと前記カッター規制部材との間に収納される保護位置と、前記カッターホルダ及び前記カッター規制部材より露出して記録媒体を切断する露出位置と、に移動可能に保持されるカッターホルダユニットと、前記カッターホルダユニットが着脱可能に装着されると共に、装着された前記カッターホルダユニットの前記カッター部材を前記保護位置から前記露出位置に移動させるカッタースライダーと、を有し、前記カッタースライダーに前記カッターホルダユニットが装着されていない場合には、前記カッターホルダと前記カッター規制部材との間隔は前記カッター部材の厚さよりも広く、前記カッタースライダーに前記カッターホルダユニットが装着されている場合には、前記カッターホルダと前記カッター規制部材との間隔は前記カッター部材の厚さとなり、前記カッター部材は前記カッターホルダと前記カッター規制部材とに挟持されて前記カッター部材の板厚方向への移動が規制される、ことを特徴とする。
また、本発明に係る記録媒体切断装置は、カッターホルダと、前記カッターホルダに移動可能に保持されるカッター部材と、を備えるカッターホルダユニットと、前記カッターホルダユニットが着脱可能に装着されるカッタースライダーと、を有し、前記カッター部材は、前記カッターホルダと前記カッタースライダーとの間に収納される保護位置と、前記カッターホルダ及び前記カッタースライダーより露出して記録媒体を切断する露出位置と、に移動可能であり、前記カッタースライダーによって前記保護位置から前記露出位置に移動すると共に、前記カッタースライダーに前記カッターホルダユニットが装着されていない場合に、前記カッター部材の板厚方向に移動可能であり、前記カッタースライダーに前記カッターホルダユニットが装着されている場合に、前記カッターホルダと前記カッタースライダーとによって挟持されて前記板厚方向への移動が規制される、ことを特徴とする。
本発明によれば、カッター部材を収納可能な構成において、カッター部材により記録媒体を切断する際におけるカット不良を防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る記録装置の模式図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の一部の模式図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置の一部の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置の一部の図6と異なる方向から見た拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の一部のフルカット前の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の一部のハーフカット前の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の一部のフルカット時の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のフルカット時の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の一部のハーフカット時の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のハーフカット時の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のカッター受け台ユニットの分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のカッタースライダーの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のカッタースライダー及びカッターホルダユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のカッタースライダー及びカッターホルダユニットの背面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のカッターホルダユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のカッターホルダユニットの側面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置のカッターホルダユニットの図18とは異なる方向から見た斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置の一対のカッターホルダのうちの一方の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置の一対のカッターホルダのうちの他方の側面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置の一対のカッターホルダのうちの他方の図22と反対側から見た側面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置の一対のカッターホルダのうちの他方の背面図である。 本発明の実施の形態1に係る記録装置の動作を示すフロー図である。 本発明の実施の形態2に係る記録媒体切断装置のカッタースライダー及びカッターホルダユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る記録媒体切断装置のカッタースライダー及びカッターホルダユニットの背面図である。 本発明の実施の形態2に係る記録媒体切断装置のカッターホルダユニットの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
<記録装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る記録装置1の構成について、図1から図3を参照しながら、詳細に説明する。
記録装置1は、記録媒体に記録を行うものであり、持ち運び可能に構成されている。ここで、記録媒体は、長尺状であり、長尺方向と直交する平面で切断した断面形状が円形又は楕円形のチューブTである。チューブTは、例えばPVC(ポリ塩化ビニル)によって形成されている。なお、記録媒体は、チューブTに限らず、チューブT以外のラベル紙又は記名板等でもよい。
具体的には、記録装置1は、メインモータ5と、インクリボンカセット8と、サブモータ9と、ガイドユニット10と、操作部13と、表示部14と、を有している。また、記録装置1は、CPU15と、電源部16と、外気温センサ17と、記録部20と、記録媒体切断装置30と、カムセンサ324と、を有している。
メインモータ5は、CPU15の制御により駆動する。メインモータ5は、正転駆動して記録媒体Tをフォワードフィード方向(図1において左方向)に搬送し、逆転駆動して記録媒体Tをバックフィード方向(図1において右方向)に搬送する。メインモータ5は、記録装置1の搬送速度を高速から低速まで3段階で変更することが可能である。メインモータ5は、インクリボンカセット8の巻取スプール8aを回転させる。メインモータ5は、ここではステッピングモータを例示する。
インクリボンカセット8は、ロール状に巻かれたインクリボンRを格納しており、格納しているインクリボンRを記録部20に搬送する。インクリボンカセット8は、インクリボンRを図示しない供給スプールにより記録部20に供給し、記録部20に供給したインクリボンRをメインモータ5が駆動することにより回転する巻取スプール8aにより巻き取る。インクリボンカセット8は、記録装置1に対して交換可能に装着されている。
サブモータ9は、CPU15の制御により正転駆動又は逆転駆動して、記録部20及び記録媒体切断装置30を駆動する。サブモータ9は、CPU15により駆動する際のパルス数が調整されることにより、記録媒体切断装置30による記録媒体Tの切断深さを調整する。サブモータ9は、ここではステッピングモータを例示する。
ガイドユニット10は、記録媒体Tを記録部20に案内及び搬送する。
操作部13は、ファンクションキー、文字キー、数字キー、記号キー、スペースキー、変換キー、十字方向キー及びリターンキー等を備えるキーボードであり、オペレータによって操作される。操作部13は、記録媒体Tの種類、サイズ、記録条件、記録媒体Tへの記録内容、記録JOB数及び記録媒体切断装置30による切断パターン等がオペレータによって入力されることにより記録情報等を設定する。操作部13は、電源部16をON又はOFFにする電源キーを備えている。操作部13は、電源キーに対する入力又は設定された記録情報等に応じた電気信号をCPU15に出力する。
表示部14は、LCD及び図示しない表示制御部を備えている。
CPU15は、操作部13より入力される電気信号に基づいて、記録部20による記録動作、表示部14における表示動作又は記録媒体切断装置30における切断動作等の記録装置1における各動作及び各処理を制御する。
CPU15は、外気温センサ17より入力される電気信号の示す検出温度に基づいて、記録ヘッド6の発熱素子を駆動する駆動パルスを制御する。この際に、CPU15は、駆動パルスを複数段階で変更することができる。具体的には、CPU15は、外気温センサ17より入力される電気信号の示す検出温度が低い場合には、記録媒体Tの温度が低くなっているため、インクリボンRに加える熱量を増やすように記録部20を制御する。これにより、低温環境下においても適正な記録を行うことができる。
電源部16は、CPU15の制御により、操作部13、表示部14、記録ヘッド6、メインモータ5、サブモータ9、カムセンサ324及び外気温センサ17等に対して、動作に必要な電力を供給する。
外気温センサ17は、記録装置1が設置されている環境の温度を検出して、検出温度に応じた電気信号をCPU15に出力する。
記録部20は、CPU15の制御により、インクリボンカセット8より搬送されてくるインクリボンRを用いて、ガイドユニット10により搬送されてくる記録媒体Tに情報を記録する記録処理を行う。記録部20は、情報を記録した記録媒体Tを記録媒体切断装置30に向けて搬送する。なお、記録部20の構成の詳細については後述する。
記録媒体切断装置30は、記録部20の搬送方向(図1において左方向)(以下、単に「搬送方向」と記載する)の下流側に設けられている。記録媒体切断装置30は、記録部20より搬送されてくる記録媒体Tを切断する切断動作を行って、切断した記録媒体Tを記録装置1の外部に排出する。
カムセンサ324は、後述のヘッドカム317に設けられたフラグ319を検出し、検出結果に応じた電気信号をCPU15に出力する。カムセンサ324は、ここでは透過一体型センサを例示する。
<記録部の構成>
本発明の実施の形態1に係る記録装置1の記録部20の構成について、図3を参照しながら、詳細に説明する。
記録部20は、供給ローラ2aと、供給ローラ2bと、プラテンローラ3と、搬送ローラ4と、記録ヘッド6と、を備えている。
供給ローラ2a及び供給ローラ2bは、メインモータ5が駆動することにより回転して、ガイドユニット10より搬送されてくる記録媒体Tをプラテンローラ3及び記録ヘッド6に向けて搬送する。
プラテンローラ3は、搬送方向において供給ローラ2a及び供給ローラ2bの下流側に配置されている。プラテンローラ3は、メインモータ5が駆動することにより回転して、記録ヘッド6と共に記録媒体TとインクリボンRとを挟持して搬送ローラ4に向けて搬送する。
搬送ローラ4は、搬送方向においてプラテンローラ3及び記録ヘッド6の下流側に配置されている。搬送ローラ4は、記録ヘッド6とは異なる位置でプラテンローラ3と対向するように設けられている。搬送ローラ4は、メインモータ5が駆動することにより回転して、プラテンローラ3及び記録ヘッド6より搬送されてくる記録媒体Tを記録媒体切断装置30に向けて搬送する。
記録ヘッド6は、搬送方向において供給ローラ2a及び供給ローラ2bの下流側に配置されている。記録ヘッド6は、サブモータ9によって、プラテンローラ3との間で記録媒体Tを挟持して記録媒体Tに記録を行う記録位置と、記録位置よりもプラテンローラ3との距離が大きい退避位置と、に移動可能に構成されている。記録ヘッド6は、プラテンローラ3と記録媒体Tを介して対向している。
記録ヘッド6は、搬送方向に対して直交する方向に配列される所定数の発熱素子を備えている。記録ヘッド6は、CPU15の制御により所定数の発熱素子を選択的に発熱させることにより、インクリボンR上のインクを記録媒体Tに転写させて記録媒体Tに情報を記録する。例えば、記録ヘッド6は、外気温センサ17における検出温度が低い場合には記録媒体Tの温度が低くなっているため、CPU15の制御により発熱素子の駆動パルス(通電時間)が長くなってインクリボンRに加える熱量を増やす。
インクリボンRは、記録ヘッド6と搬送される記録媒体Tとの間において搬送される。
PVCによって形成されているチューブTは、記録部20において記録ヘッド6とプラテンローラ3との間を通過する際につぶされるが、記録部20を通過した後には、つぶれた状態から元の管状に復元可能である。
なお、供給ローラ2a及び供給ローラ2bの搬送方向の上流側、及び搬送ローラ4の搬送方向の下流側には、記録媒体Tの有無を検出して、搬送される記録媒体Tの搬送方向の先端を検出するための図示しない透過一体型センサが配置されている。この透過一体型センサは、記録媒体Tの検出有無に応じた電気信号をCPU15に出力する。
<記録媒体切断装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置30の構成について、図4から図16を参照しながら、詳細に説明する。
記録媒体切断装置30は、カッタースライダー312と、カッタースライダー軸313と、カッタースライダー板金314と、カッタースライダーバネ315と、カッターカム316と、ヘッドカム317と、を有している。また、記録媒体切断装置30は、カッターホルダユニット321と、カッター受け台ユニット330と、カッターリンク335と、ヘッドアングル401と、を有している。
カッタースライダー312には、カッターホルダユニット321が着脱自在に装着される。カッタースライダー312は、カッタースライダーコロ318と、カッタースライダーピン323と、穴部327と、係合部329と、挿入壁部351と、穴部349と、を備えている。
カッタースライダーコロ318は、係合部329(図15参照)に回動可能に係合しており、カッターカム316の外周のカム面に当接している。
カッタースライダーピン323は、穴部349に圧入保持されており、カッター部材311に当接している。カッタースライダーピン323は、カッターホルダユニット321がカッタースライダー312に装着された際に、カッタースライダー312の摺動方向と同じ方向にカッター部材311を移動させる。
穴部327には、カッタースライダー軸313が挿通している。
係合部329は、図15において上下に一対設けられており、カッタースライダーコロ318と回動可能に係合している。
挿入壁部351は、カッタースライダー312にカッターホルダユニット321が装着される際に、カッターホルダユニット321に係合する。
穴部349には、カッタースライダーピン323が挿通している。
カッタースライダー軸313は、カッタースライダー312の穴部327を挿通している。カッタースライダー軸313は、カッタースライダー312の移動をガイドする。
カッタースライダー板金314は、カッタースライダー312の移動をガイドすると共に、カッター受け台ユニット330のカッター受け台331の回動を規制する。
カッタースライダーバネ315は、カッタースライダー312に設けられているカッタースライダーコロ318がカッターカム316に押圧されるようにカッタースライダー312を付勢している。
カッターホルダユニット321は、カッタースライダー312に着脱自在に装着されて交換可能となっている。なお、カッターホルダユニット321の構成の詳細については後述する。
カッターカム316は、外周にカッタースライダーコロ318が当接しているカム面を備えている。カッターカム316は、ヘッドカム317と一体に回動することにより、カッタースライダーコロ318を介してカッタースライダー312をカッタースライダー軸313に沿ってH1方向に移動させる。
ヘッドカム317は、外周のカム面がヘッドアングル401の突起10a(図5参照)に当接している。ヘッドカム317は、サブモータ9の駆動力が図示しないギア群を介して伝達されることにより、カッターカム316と一体に回動すると共にヘッドアングル401を回動させる。
カッター受け台ユニット330は、記録媒体Tを切断する際にカッターホルダユニット321のカッター部材311を受ける。カッター受け台ユニット330は、図14に示すように、カッター受け台331と、カッター受け板332と、カッター受け台軸338と、カッター受け台板金339と、を備えている。
カッター受け台331は、カッター受け台軸338を挿通する穴部を備えており、カッター受け台軸338を中心に図14の矢示G方向に回動する。カッター受け台331は、下部にカッターリンク335と係合するカッターリンク係合ボス333を備えている。
カッター受け板332は、特に何も加工されていないフラットな面Aと、記録媒体Tの最大幅よりも外側に設けられた凸部336を有する面Bと、を備えている。カッター受け板332は、カッター受け台331と一体に回動可能にカッター受け台331に取り付けられている。カッター受け板332は、回動することにより、記録媒体Tをフルカットする際には面Aによってカッターホルダユニット321のカッター部材311を受け、記録媒体Tをハーフカットする際には面Bによってカッター部材311を受ける。カッター受け板332は、記録媒体Tをハーフカットする際に、凸部336によってカッター部材311を受けることにより、カッター部材311が凸部336を超えないようにする。
カッター受け板332は、磨耗した際に、図6の矢示Iの上方向に移動させてカッター受け台331から分離されることにより交換可能である。凸部336は、ばね板又はステンレス等の鋼板をフラットな面に取り付けることにより構成されている。なお、カッター受け板332、面Aと面Bとの2つの面を備えるようにしたが、これに限らず、3つ以上の面を備えていてもよい。
カッターリンク335は、カッター受け台331のカッターリンク係合ボス333と回動自在に係合していると共に、ヘッドアングル401と回動自在に連結している。カッターリンク335は、カッター受け台331を回動させてカッター部材311に対応する受け面である面A又は面Bを切り換えるカッター受け台駆動手段を構成している。
カッター受け台軸338は、カッター受け台331の穴部を挿通してカッター受け台331を図8の矢印G方向に回転させる。
カッター受け台板金339は、カッター受け台軸338を回動可能に保持している。
ヘッドアングル401は、カッターリンク335と回動自在に連結されており、ヘッドカム317に当接している突起10aと、回動する際の中心である軸10bと、を備えている。
<カッターホルダユニットの構成>
本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置30のカッターホルダユニット321の構成について、図15から図24を参照しながら、詳細に説明する。
カッターホルダユニット321は、カッター部材311と、カッターホルダ320と、カッターホルダバネ322と、カッター規制部材325と、を備えている。
カッター部材311は、板状であり、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間において、カッター部材311の板厚方向に移動可能にカッターホルダ320に保持されている。カッター部材311は、カッターホルダバネ322によって図19のH2方向に付勢されることにより、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間に収納されて刃先が露出しない保護位置に位置する。
第1のカッターホルダとしてのカッターホルダ320は、カッター部材311を図19のH2方向又はH3方向に移動可能に保持している。カッターホルダ320は、付勢部326と、係止部328と、当接部350と、突出部334と、突出部340と、係合壁341と、係合片部344と、を備えている。
当接部としての付勢部326は、片持ち状にカッターホルダ320に設けられており、押圧された際に弾性変形可能になっている。付勢部326は、カッタースライダー312にカッターホルダ320が装着された際に、カッタースライダー312のカッターホルダ320が対向する第1の内側面としての内側面312a(図15参照)に当接する。
係止部328は、カッターホルダ320のカッター規制部材325との対向方向(図17のA方向)に突出しており、周縁部より外方に突出した突出部328aを備えている。係止部328には、カッターホルダバネ322の巻回部が弾性変形可能な状態で係止されている。
当接部350は、図21において上下に一対設けられており、カッター部材311との対向方向(図17のA方向)に突出してカッター部材311と当接可能になっている。
突出部334は、カッターホルダ320の上方において、カッターホルダ320の側壁部320aとの間に間隔を設けて側壁部320aに対向して設けられている。ここで、当接部350のカッター部材311との対向面と、突出部334のカッター部材311との対向面と、はカッター部材311の板厚(図17において左右方向の厚さ)よりも大きい間隔Wを有している(間隔W>カッター部材311の板厚)。
突出部340は、カッターホルダ320の下方において、カッターホルダ320の側壁部320aとの間に間隔を設けて側壁部320aに対向して設けられている。ここで、当接部350のカッター部材311との対向面と、突出部340のカッター部材311との対向面と、は間隔Wを有している。これにより、カッター部材311は、カッターホルダユニット321がカッタースライダー312に装着されていない状態において、間隔Wの範囲内で板厚方向に移動可能になっている。
係合壁341(図18-21参照)は、カッタースライダー312にカッターホルダ320が装着された際にカッタースライダー312の挿入壁部351に係合する。
係合片部344は、カッターホルダ320の下方に設けられており、カッター規制部材325の凹部345と係合している。
付勢手段としてのカッターホルダバネ322は、一端がカッター部材311の係止孔310に係止されていると共に、一端と他端との中間部が当接部347に当接することにより弾性変形して、カッター部材311を図19のH2方向に付勢している。
第2のカッターホルダとしてのカッター規制部材325は、カッターホルダ320に取り付けられており、カッタースライダー312にカッターホルダ320が装着された際にカッター部材311の板厚方向への動きを規制する。カッター規制部材325は、切欠き部342と、凹部343と、凹部345と、押圧部346と、被押圧部348と、を備えている。
切欠き部342は、一部がカッターホルダ320の係止部328と相補形状になっており、係止部328と係合することにより、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間においてカッターホルダバネ322の板厚方向への移動を規制している。
凹部343は、カッターホルダ320の突出部328aと係合してカッター規制部材325をカッターホルダ320に保持させる。
凹部345は、カッターホルダ320の係合片部344と係合してカッター規制部材325をカッターホルダ320に保持させる。
押圧部346は、平坦な平面であり、カッタースライダー312にカッターホルダ320が装着された際にカッター部材311を押圧する。
被押圧部348は、平坦な平面であり、カッタースライダー312にカッターホルダ320が装着された際にカッタースライダー312の第2の内側面としての内側面312b(図17参照)によって押圧される。
<記録装置の動作>
本発明の実施の形態1に係る記録装置1の動作について、図25を参照しながら、詳細に説明する。
記録装置1は、操作部13の電源キーが操作されることにより電源ONとなって待機状態となることにより動作を開始する。
まず、記録装置1に対して記録媒体Tが挿入及び装着される(S1)。
次に、CPU15は、操作部13の操作によって記録媒体Tに記録する記録内容、記録枚数及び文字サイズ等の情報が入力されて設定された後に、メインモータ5の駆動を制御して記録媒体Tの搬送を開始する(S2)。この時点で、記録装置1は、記録動作を開始しない。
次に、CPU15は、搬送ローラ4の搬送方向の下流に設けられている図示しない透過一体型センサより入力される検知結果に応じた電気信号に基づいて、記録媒体Tの搬送方向の先端を検知したか否かを判定する(S3)。
CPU15は、記録媒体Tの装着位置から透過一体型センサまでの所定距離搬送を行っても、記録媒体Tの先端を検出できない場合に(S3:No)、表示部14にエラー表示を行ってユーザにアナウンスして確認を促して(S4)、その後に動作を終了する。この場合には、搬送経路の途中でJAM又は記録媒体Tの詰まり等の問題を生じている可能性が高いためにエラー表示を行う。
一方、CPU15は、記録媒体Tの先端を検出できた場合に(S3:Yes)、記録媒体Tを印刷開始位置まで搬送方向と反対方向に所定量搬送するバックフィードを行う(S5)。
次に、CPU15は、サブモータ9の駆動を制御して、記録ヘッド6を記録媒体Tを介してプラテンローラ3に押圧させる記録位置まで移動させて、プラテンローラ3と記録ヘッド6とにより記録媒体T及びインクリボンRを挟持する(S6)。
次に、CPU15は、操作部13の操作によって設定された情報に基づいて、記録ヘッド6の発熱素子を選択的に発熱させることにより記録媒体Tに記録を行いながら記録媒体Tを搬送する(S7)。
次に、CPU15は、サブモータ9の駆動を制御して記録媒体Tをハーフカットするハーフカット動作を行う(S8)。なお、ハーフカット動作の詳細については、後述の記録媒体切断装置30の動作において説明する。
次に、CPU15は、操作部13の操作によって設定された情報に基づいて、記録媒体Tへの記録を終了するか否かを判定する(S9)。
CPU15は、記録を終了しない場合に(S9:No)、ステップS7の動作に戻る。
一方、CPU15は、記録を終了する場合に(S9:Yes)、メインモータ5及びサブモータ9の駆動を制御して記録媒体Tを記録媒体切断装置30まで搬送して記録媒体Tをフルカットするフルカット動作を行い(S10)、その後に動作を終了する。なお、フルカット動作の詳細については、後述の記録媒体切断装置30の動作において説明する。
記録装置1は、操作部13の電源キーが操作されることにより電源OFFとならない限り、動作終了後に待機状態となって図25に示す動作を繰り返す。
<記録媒体切断装置の動作>
本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置30の動作について、図4から図14を参照しながら、詳細に説明する。
まず、フルカット動作において、ヘッドカム317は、CPU15の制御により駆動するサブモータ9の駆動力が図示しないギア群を介して伝達されることにより、図8に示すように反時計回りに回動する。そして、ヘッドカム317は、ヘッドアングルバネ16aの張力と協働して、突起10aを介してヘッドアングル401を軸10bを中心に図8において反時計回りに回動させる。また、ヘッドカム317は、カッターカム316を図8において反時計回りに回動させる。
ヘッドアングル401の反時計回りの回動により、図8に示すように、記録ヘッド6をプラテンローラ3より離間させて退避位置まで移動させる。また、カッター受け台331は、ヘッドアングル401の反時計周りの回動により、カッターリンク335を介して反時計回り(図14において上方から見て矢印Gの反時計回り)に回動する。そしてカッター受け台331は、ストッパー336aがカッタースライダー板金314のストッパー受け部337aに当接して反時計回りの回動が規制される(図6参照)。これにより、カッター受け台331は、フルカット用のA面がカッター部材311に対向する。
上記の動作において、カッター部材311とカッター受け板332のA面との間に記録媒体Tが搬送される。そして、カッタースライダー312は、カッターカム316が図8において所定量反時計回りに回転することにより、図10及び図11に示すように、カッター受け台ユニット330に向かって(図11に示す矢印H1の左方向に)移動する。これにより、カッター部材311は、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間に収納される保護位置から、カッターホルダ320及びカッター規制部材325より露出する露出位置まで移動して記録媒体Tをフルカットする。
一方、ハーフカット動作において、ヘッドカム317は、CPU15の制御により駆動するサブモータ9の駆動力が図示しないギア群を介して伝達されることにより、図9に示すように時計回りに回動する。そして、ヘッドカム317は、ヘッドアングルバネ16aの張力に抗して、突起10aを介してヘッドアングル401を軸10bを中心に図9において時計回りに回動させる。また、ヘッドカム317は、カッターカム316を図9において時計回りに回動させる。
ヘッドアングル401の時計回りの回動により、図12に示すように、記録ヘッド6を記録媒体Tを介してプラテンローラ3に押圧させて記録位置まで移動させる。また、カッター受け台331は、ヘッドアングル401の時計周りの回動により、カッターリンク335を介して時計回り(図14において上方から見て矢印Gの時計回り)に回動する。そして、カッター受け台331は、ストッパー336bがカッタースライダー板金314のストッパー受け部337bに当接して時計周りの回動が規制される(図7参照)。これにより、カッター受け台331は、ハーフカット用のB面がカッター部材311に対向する。
上記の動作において、カッター部材311とカッター受け板332のB面との間に記録媒体Tが搬送される。そして、カッタースライダー312は、カッターカム316が図9において所定量時計回りに回転することにより、図12及び図13に示すように、カッター受け台ユニット330に向かって(図13に示す矢印H1の左方向に)移動する。これにより、カッター部材311は、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間に収納される保護位置から、カッターホルダ320及びカッター規制部材325より露出する露出位置まで移動して記録媒体Tをハーフカットする。
上記の動作においてCPU15は、カムセンサ324より入力される電気信号の示すヘッドカム317に設けられたフラグ319(図7参照)の検出位置を起点として、サブモータ9の回転量を制御する。
なお、上記の動作において、カッター受け台331の停止位置を2か所にしたが、これに限らず、カッター受け台331の停止位置を3か所以上にしてもよい。また、この際に、カッター受け台331に設けられるストッパーは、カッター受け台331の停止位置毎に複数設けられていてもよい。
<カッターホルダユニットの動作>
本発明の実施の形態1に係る記録媒体切断装置30のカッターホルダユニット321の動作について、図15から図24を参照しながら、詳細に説明する。
なお、図19はカッタースライダー312に装着されていない状態のカッターホルダユニット321を示しているが、説明の便宜上、カッタースライダーピン323を図19に記載する。
カッターホルダユニット321は、カッタースライダー312に装着された際に、カッターホルダ320の付勢部326がカッタースライダー312の内側面312a(図15参照)に当接して図17のA方向に押圧される。これに伴って、カッターホルダユニット321は、カッター規制部材325がカッタースライダー312の内側面312aの反対側の内側面312b(図17参照)に当接する。
そして、カッター規制部材325は、被押圧部348が内側面312bよりA方向と反対方向に押圧されることにより、カッターホルダ320とによってカッター部材311を図19のH2方向又はH3方向に移動可能な程度に挟持する。より具体的には、カッターホルダ320の当接部350と、カッター規制部材325の押圧部346と、によってカッター部材311を挟持する。つまり、カッターホルダ320の当接部350とカッター規制部材325の押圧部346との間隔は、カッター部材311の厚みと同じになる。これにより、カッター部材311は、カッターホルダ320とカッター規制部材325とによって挟持されてカッター部材311の板厚方向の移動が規制される。
この状態において、カッタースライダー312がカッター部材311の切断方向であるH3方向に摺動する。また、カッター部材311は、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間に収納される保護位置から、カッタースライダーピン323によってカッターホルダバネ322によるH2方向への付勢力に抗してH3方向に押し出される。これにより、カッター部材311は、カッターホルダ320及びカッター規制部材325より露出する露出位置に移動する。カッター部材311が板厚方向への移動を規制された状態で記録媒体Tを切断することにより、カッター部材311が厚み方向に逃げないため、記録媒体Tのカット不良を防止することができる。
なお、上記の動作において、カッターホルダユニット321は、搬送方向の下流側に押圧されるが、これに限らず、搬送方向の上流側に押圧されてもよい。
一方、カッターホルダユニット321の交換等のために、カッタースライダー312にカッターホルダユニット321が装着されていない場合には、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間にクリアランスがある。このクリアランスは、間隔Wとカッター部材311の板厚との差分になる。
従って、カッター部材311は、カッターホルダ320とカッター規制部材325との間のクリアランスによって、カッター部材311の板厚方向に移動可能になっている。これにより、カッター部材311は、カッターホルダバネ322によるH2方向への付勢力によって、露出位置からカッターホルダ320とカッター規制部材325とによって保護される保護位置まで確実に収納されるようにすることができる。
本実施の形態では、カッター部材311が、カッタースライダー312にカッターホルダユニット321が装着されていない場合に、カッター部材311の板厚方向に移動可能である。また、カッター部材311は、カッタースライダー312にカッターホルダユニット321が装着されている場合に、カッターホルダ320とカッター規制部材325とに挟持されて板厚方向への移動が規制される。これにより、カッター部材311を収納可能な構成において、カッター部材311により記録媒体Tを切断する際におけるカット不良を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、カッター規制部材325によってカッターホルダバネ322の板厚方向の移動を規制することにより、カッターホルダバネ322によってカッター部材311を安定して付勢することができる。
また、本実施の形態によれば、カッタースライダー312がカッター部材311を保護位置から露出位置に向けて押圧するカッタースライダーピン323を備えることにより、簡易な構成でカッター部材311を移動させることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る記録装置の構成は図1から図3と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本実施の形態に係る記録媒体切断装置におけるカッタースライダー及びカッターホルダユニット以外の構成は図4から図14までと同一構成であるので、その説明を省略する。
<カッターホルダユニットの構成>
本発明の実施の形態2に係る記録媒体切断装置のカッターホルダユニット1321の構成について、図26から図28を参照しながら、詳細に説明する。
なお、図26から図28において図16から図24と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
カッターホルダユニット1321は、カッター部材311と、カッターホルダバネ322と、カッタースライダーピン323と、カッターホルダ1320と、を備えている。
カッター部材311は、板状であり、カッターホルダ1320とカッタースライダー1312との間において、カッター部材311の板厚方向に移動可能に保持されている。カッター部材311は、カッターホルダバネ322によって図27の奥行き方向に付勢されることにより、刃先がカッターホルダ1320とカッタースライダー1312との間から露出しない保護状態になっている。
カッターホルダ1320は、カッター部材311を図27の紙面に対して直交する方向に移動可能に保持しており、付勢部326と、係止部328と、当接部350と、突出部334と、突出部340と、係合壁341と、を備えている。
付勢部326は、片持ち状にカッターホルダ1320に設けられており、押圧された際に弾性変形可能になっている。付勢部326は、カッタースライダー1312にカッターホルダ1320が装着された際に、カッタースライダー1312の内側面312aに当接する。
係合壁341は、カッタースライダー1312にカッターホルダ1320が装着された際にカッタースライダー1312の挿入壁部351に係合する。
本実施の形態では、カッター部材311が、カッタースライダー1312にカッターホルダユニット1321が装着されていない場合に、カッター部材311の板厚方向に移動可能である。また、カッター部材311は、カッタースライダー1312にカッターホルダユニット1321が装着されている場合に、カッターホルダ1320とカッタースライダー1312とによって挟持されて板厚方向への移動が規制される。これにより、カッター部材311を収納可能な構成において、カッター部材311により記録媒体Tを切断する際におけるカット不良を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、カッターホルダユニット1321がカッター部材311及びカッターホルダ1320のみを備えることにより、部品数を低減してコストを抑制することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
1 記録装置
3 プラテンローラ
5 メインモータ
6 記録ヘッド
8 インクリボンカセット
9 サブモータ
10 ガイドユニット
13 操作部
14 表示部
15 CPU
16 電源部
20 記録部
30 記録媒体切断装置
311 カッター部材
312 カッタースライダー
312a 内側面
312b 内側面
316 カッターカム
317 ヘッドカム
318 カッタースライダーコロ
320 カッターホルダ
321 カッターホルダユニット
322 カッターホルダバネ
323 カッタースライダーピン
325 カッター規制部材
326 付勢部
330 カッター受け台ユニット
335 カッターリンク
401 ヘッドアングル
1312 カッタースライダー
1320 カッターホルダ
1321 カッターホルダユニット

Claims (9)

  1. 板状のカッター部材をカッターホルダとカッター規制部材とで保持するカッターホルダユニットであって、前記カッター部材が前記カッターホルダと前記カッター規制部材との間に収納される保護位置と、前記カッターホルダ及び前記カッター規制部材より露出して記録媒体を切断する露出位置と、に移動可能に保持されるカッターホルダユニットと、
    前記カッターホルダユニットが着脱可能に装着されると共に、装着された前記カッターホルダユニットの前記カッター部材を前記保護位置から前記露出位置に移動させるカッタースライダーと、
    を有し、
    前記カッタースライダーに前記カッターホルダユニットが装着されていない場合には、前記カッターホルダと前記カッター規制部材との間隔は前記カッター部材の厚さよりも広く、前記カッタースライダーに前記カッターホルダユニットが装着されている場合には、前記カッターホルダと前記カッター規制部材との間隔は前記カッター部材の厚さとなり、前記カッター部材は前記カッターホルダと前記カッター規制部材とに挟持されて前記カッター部材の板厚方向への移動が規制される、
    ことを特徴とする記録媒体切断装置。
  2. 前記カッターホルダは、
    前記カッタースライダーの対向する第1の内側面に当接する当接部を備え、
    前記カッターホルダユニットは、
    前記当接部が前記第1の内側面に当接することにより、前記カッタースライダーの前記第1の内側面と反対側の第2の内側面に当接し、
    前記カッター部材は、
    前記カッターホルダユニットが前記第2の内側面に当接した際に前記カッター規制部材が前記第2の内側面に押圧されることにより、前記カッターホルダと前記カッター規制部材とによって挟持されて前記板厚方向への移動が規制される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体切断装置。
  3. 前記カッターホルダは、
    前記カッター部材を前記保護位置に向けて付勢する付勢手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の記録媒体切断装置。
  4. 前記カッター規制部材は、
    前記付勢手段の前記板厚方向の移動を規制する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録媒体切断装置。
  5. 前記カッタースライダーは、
    前記カッター部材を前記保護位置から前記露出位置に向けて押圧するカッタースライダーピンを備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体切断装置。
  6. カッターホルダと、前記カッターホルダに移動可能に保持されるカッター部材と、を備えるカッターホルダユニットと、
    前記カッターホルダユニットが着脱可能に装着されるカッタースライダーと、
    を有し、
    前記カッター部材は、
    前記カッターホルダと前記カッタースライダーとの間に収納される保護位置と、前記カッターホルダ及び前記カッタースライダーより露出して記録媒体を切断する露出位置と、に移動可能であり、前記カッタースライダーによって前記保護位置から前記露出位置に移動すると共に、前記カッタースライダーに前記カッターホルダユニットが装着されていない場合に、前記カッター部材の板厚方向に移動可能であり、前記カッタースライダーに前記カッターホルダユニットが装着されている場合に、前記カッターホルダと前記カッタースライダーとによって挟持されて前記板厚方向への移動が規制される、
    ことを特徴とする記録媒体切断装置。
  7. 前記カッターホルダは、
    前記カッタースライダーの対向する第1の内側面に当接する当接部を備え、
    前記カッターホルダユニットは、
    前記当接部が前記第1の内側面に当接することにより、前記カッタースライダーの前記第1の内側面と反対側の第2の内側面に当接し、
    前記カッター部材は、
    前記カッターホルダユニットが前記第2の内側面に当接した際に前記カッターホルと前記第2の内側面とによって挟持されて前記板厚方向への移動が規制される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の記録媒体切断装置。
  8. 前記カッタースライダーは、
    前記カッター部材を前記保護位置から前記露出位置に向けて押圧するカッタースライダーピンを備える、
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の記録媒体切断装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の記録媒体切断装置と、
    記録媒体に記録を行う記録手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
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