JP2008013265A - 送りローラ、送り検出装置および印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型であって、搬送対象物の検出と搬送対象物の送りとを安定に行うことができる送りローラ、送り検出装置および印刷装置を提供する。
【解決手段】駆動ローラ91および従動ローラ92から成り、搬送対象物Tを挟持して回転送りする送りローラ93において、駆動ローラ91は、少なくとも外周面が導電性材料で構成され、搬送対象物Tに転接する駆動導電ローラ部113と、駆動導電ローラ部113の端面に同軸上において添設され、搬送対象物Tに転接する摩擦ローラ部114と、を有し、従動ローラ92は、少なくとも外周面が導電性材料で構成され、搬送対象物Tに転接すると共に、搬送対象物Tの非挟持状態において駆動導電ローラ部113に当接する従動導電ローラ部117を有している。
【選択図】図6
【解決手段】駆動ローラ91および従動ローラ92から成り、搬送対象物Tを挟持して回転送りする送りローラ93において、駆動ローラ91は、少なくとも外周面が導電性材料で構成され、搬送対象物Tに転接する駆動導電ローラ部113と、駆動導電ローラ部113の端面に同軸上において添設され、搬送対象物Tに転接する摩擦ローラ部114と、を有し、従動ローラ92は、少なくとも外周面が導電性材料で構成され、搬送対象物Tに転接すると共に、搬送対象物Tの非挟持状態において駆動導電ローラ部113に当接する従動導電ローラ部117を有している。
【選択図】図6
Description
本発明は、用紙等の搬送対象物を送ると共に、搬送対象物の有無を検出するために用いられる送りローラ、送り検出装置および印刷装置に関するものである。
従来、この種の送りローラとして、導電性材料で構成された紙送りローラと圧接ローラとから成り、この間に記録用紙を挟持して送ると共に、両ローラの当接・非当接状態により記録用紙の有無を検出するものが知られている(特許文献1参照)。紙送りローラの外周面には、記録用紙に直接転接する一対の突起形成部が設けられ、また、圧接ローラの外周面には、記録用紙から両側方に外れた位置に紙送りローラに離接する導電性の一対のカラン(カラー)が設けられている。両ローラ間(紙送りローラと突起形成部との間)に記録用紙が導入されると、一対のカランが紙送りローラから浮き上がって非導通状態、すなわち記録用紙「有」が検出され、記録用紙が導入されていない場合には、一対のカランが紙送りローラに接触して導通状態、すなわち記録用紙「無」が検出される。
特開2005−280871号公報
しかしながら、上記の構成によれば、一対のカランが、記録用紙の両側方に外れた位置に配設されているため、用紙搬送路の幅に比して、送りローラの軸方向における設置スペースが極端に大きなものになる問題があった。また、様々な厚さの記録用紙を用いた場合、これらの記録用紙を適切に送ることができず、記録用紙の有無を検出できない虞がある。具体的に説明すると、カランによる両ローラの離間寸法から突起形成部の突出寸法を引いた寸法よりも薄い記録用紙を用いた場合、両ローラ間に記録用紙が導入されると、両ローラは、記録用紙を挟持することができない。このため、両ローラは記録用紙を送ることができず、また、記録用紙が有るにもかかわらず、両ローラが当接状態にあるため、記録用紙「有」と検出してしまうことが想定される。かかる問題を解消すべく、記録用紙の厚さに合わせて、その都度、両ローラの離間寸法を短くするか、または、突起形成部の突出寸法を長くするか、いずれかの手段を取ることになるが、これらの寸法を都度調整することは困難であり、結局は、規定の厚さ以上の記録用紙しか送ることができない問題がある。
本発明は、小型であって、搬送対象物の検出と搬送対象物の送りとを安定に行うことができる送りローラ、送り検出装置および印刷装置を提供することを課題とする。
本発明の送りローラは、駆動ローラおよび従動ローラから成り、搬送対象物を挟持して回転送りする送りローラにおいて、駆動ローラは、少なくとも外周面が導電性材料で構成され、搬送対象物に転接する駆動導電ローラ部と、駆動導電ローラ部の端面に同軸上において添設され、搬送対象物に転接する摩擦ローラ部と、を有し、従動ローラは、少なくとも外周面が導電性材料で構成され、搬送対象物に転接すると共に、搬送対象物の非挟持状態において駆動導電ローラ部に当接する従動導電ローラ部を有していることを特徴とする。
この構成によれば、摩擦ローラ部が駆動導電ローラ部に添設されているため、摩擦ローラ部は、駆動導電ローラ部に対峙する従動導電ローラ部に対し、軸方向に僅かに位置ズレして配設されている。このため、駆動導電ローラ部と従動導電ローラ部との間に搬送対象物が導入された場合、両ローラ部の挟持力に関係なく、突出した摩擦ローラ部を、従動導電ローラ部から反力を受けた状態で搬送対象物に転接させることができる。一方、両ローラ部間に搬送対象物が導入されていない場合、摩擦ローラ部が駆動導電ローラ部から突出していても、これに影響されることなく駆動導電ローラ部と従動導電ローラ部とを安定に接触させることができる。これにより、駆動ローラおよび従動ローラは、剛性の低い搬送対象物であっても適切に送ることができる。また、駆動導電ローラ部および従動導電ローラ部に通電することで、搬送対象物の挟持状態においては、駆動導電ローラ部および従動導電ローラ部が離間して非導通状態を維持し、非挟持状態においては、駆動導電ローラ部および従動導電ローラ部が当接して導通状態を維持する。このため、搬送対象物の厚みにかかわらず、搬送対象物の有無を確実に検出することができる。さらに、駆動ローラおよび従動ローラを搬送対象物の幅よりも狭幅に構成することができるため、送りローラ自体をコンパクトな構成とすることができる。
この場合、駆動ローラは、駆動導電ローラ部の軸方向に摩擦ローラ部を挟むように配設して構成され、従動ローラは、従動導電ローラ部に摩擦ローラ部に対峙する従動側溝部を有していることが、好ましい。
この構成によれば、駆動導電ローラ部の間に配設した摩擦ローラ部は、従動導電ローラ部の間に配設した従動側環状溝部に対峙する。このため、搬送対象物が導入されると、摩擦ローラ部は、両従動導電ローラ部から十分な反力を受けて、搬送対象物に転接する。これにより、駆動ローラおよび従動ローラは、搬送対象物をより確実に送ることができる。
この場合、駆動ローラは、駆動導電ローラ部に駆動側溝部を有し、摩擦ローラ部は、駆動側溝部に嵌着した摩擦リングで構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、単純な構造で組立を容易に行うことができる。また、摩擦リングの材料として、ゴム、シリコン、ウレタン、樹脂等を用いてもよい。なお、摩擦リングとして、Oリングという安価な部材を用いることで、送りローラの製造コストを抑制することができる。
この場合、駆動ローラは、軸受部に回転自在に軸支される駆動軸部を、更に有し、従動ローラは、軸受部に回転自在に軸支される従動軸部を、更に有し、駆動導電ローラ部、駆動側溝部および駆動軸部は、導電性材料で一体に成形され、従動導電ローラ部、従動側溝部および従動軸部は、導電性材料で一体に成形されていることが、好ましい。
この構成によれば、さらに単純な構成とすることができると共に、各部を一体に成形することで、組立工程を不要とすることができる。また、駆動ローラおよび従動ローラに、導通・非導通を検出するための配線接続(接触)を行う場合、各導電ローラ部に限らず、各軸部等への配線接続も可能となる。
この場合、駆動ローラは、摩擦ローラ部の軸方向に駆動導電ローラ部を挟むように配設して構成され、従動ローラは、摩擦ローラ部に対峙する従動ボス部の軸方向に従動導電ローラ部を挟むように配設して構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、駆動導電ローラ部を挟むように配設した摩擦ローラ部は、従動導電ローラ部を挟むように配設した従動側溝部に対峙する。このため、搬送対象物が導入されると、摩擦ローラ部は、従動導電ローラ部から反力を受けて、搬送対象物に2点で転接する。これにより、駆動ローラおよび従動ローラは、搬送対象物をより確実に送ることができる。
この場合、駆動ローラは、外周面を溝状に形成した駆動ボス部の軸方向に前記駆動導電ローラ部を挟むように配設され、摩擦ローラ部は、各駆動ボス部にそれぞれ嵌着した摩擦リングで構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、単純な構造で組立を容易に行うことができる。また、摩擦リングの材料として、ゴム、シリコン、ウレタン、樹脂等を用いてもよい。なお、摩擦リングとして、Oリングという安価な部材を用いることで、送りローラの製造コストを抑制することができる。
この場合、駆動ローラは、軸受部に回転自在に軸支される駆動軸部を、更に有し、従動ローラは、軸受部に回転自在に軸支される従動軸部を、更に有し、駆動導電ローラ部、駆動ボス部および駆動軸部は、導電性材料で一体に成形され、従動導電ローラ部、従動ボス部および従動軸部は、導電性材料で一体に成形されていることが、好ましい。
この構成によれば、さらに単純な構成とすることができると共に、各部を一体に成形することで、組立工程を不要とすることができる。また、駆動ローラおよび従動ローラに、導通・非導通を検出するための配線接続(接触)を行う場合、各導電ローラ部に限らず、各軸部等への配線接続も可能となる。
本発明の送り検出装置は、上記の送りローラと、駆動ローラと従動ローラとを挟持方向に相対的に押圧する押圧機構と、駆動ローラの導電部分および従動ローラの導電部分に接続され、駆動ローラおよび従動ローラに通電して導通・非導通状態を検出する導通検出部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、搬送対象物の厚みにかかわらず、搬送対象物を適切に送ることができると共に、搬送対象物の有無を確実に検出することができる。
この場合、導通検出部は、接触子を介して駆動ローラの導電部分と従動ローラの導電部分とにそれぞれ接続されていることが、好ましい。
この構成によれば、駆動ローラおよび従動ローラが回転しても、両ローラの導電部分に接触子を接触させることができる。このため、送りローラの導通・非導通状態をリアルタイムに検出することができる。
この場合、接触子のうち、従動ローラの導電部分に接触する従動側接触子は、従動ローラを駆動ローラに押圧する押圧機構を兼ねていることが、好ましい。
この構成によれば、押圧機構を、従動側接触子が兼ねることで、部品点数を削減することができ、送り検出装置のコストを削減することができる。また、送り検出装置の構造を単純にすることができるため、組立を容易に行うことができる。
この場合、接触子は、駆動ローラの導電部分と従動ローラの導電部分とに接触する部位をそれぞれ円弧状に形成した板バネで構成されていることが、好ましい。
この構成によれば、各接触子を各ローラの導電部分に低摩擦で確実に接触させることができ、また、従動ローラを駆動ローラへ押圧する構成を簡易な構成とすることができる。
本発明の印刷装置は、上記の送り検出装置と、送り検出装置に向かって搬送対象物を送りながらこれに印刷を行う印刷・送り手段と、送り検出装置と印刷・送り手段との間に配設され、搬送対象物の印刷済み部分を切断する切断手段と、送り検出装置の検出結果に基づいて、印刷・送り手段および切断手段の駆動を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、搬送対象物の厚みにかかわらず、搬送対象物を適切に送ることができると共に、搬送対象物の有無を確実に検出することができる印刷装置を提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本実施形態に係る送りローラを、排出ローラとしてテープ印刷装置に組み込んだ場合について説明する。このテープ印刷装置は、搬送対象物となる印刷テープに対し、これを送りながら印刷を行った後、印刷テープの印刷済み部分を切断してテープ片を得、つまりラベルを作成し、この印刷済みのテープ片(ラベル)を、送りローラにより装置外部に排出するものである。このとき、送りローラは、テープ片を排出する機構を奏すると共に、印刷テープ(テープ片)を検出する機構を奏するようになっている。
図1および図2に示すように、テープ印刷装置1は、印刷テープTに対して印刷処理を行う装置本体2と、印刷テープTおよびインクリボンRを収容し、装置本体2に着脱自在に装着されるテープカートリッジCとを備えている。
装置本体2は、装置ケース3により外殻が形成され、装置ケース3の前半部上面には、各種キー4を備えたキーボード5が配設されている。装置ケース3の後半部左上面には、開閉蓋6が広く設けられ、開閉蓋6の前側にはこれを開放する蓋体開放ボタン8が設けられている。装置ケース3の後半部右上面には、キーボード5からの入力結果等を表示する長方形のディスプレイ9が配設されている。
蓋体開放ボタン8を押して開閉蓋6を開放すると、その内部には、テープカートリッジCが装着されるカートリッジ装着部10が窪入形成されおり、カートリッジ装着部10には、テープカートリッジCから繰り出される印刷テープTに熱転写による印刷を行うサーマルヘッド15と、後述するプラテンローラ38に嵌合してこれを回転駆動させるプラテン駆動軸16とが立設されている。
装置ケース3の左側部には、カートリッジ装着部10と装置外部とを連通するテープ排出口17が形成され、装置ケース3内部には、このテープ排出口17に臨むよう、フルカッタモータ68の駆動による印刷テープTの切断動作および切断後のテープ片Taの排出動作を行うカッタユニット18が内蔵されている。また、詳細は後述するが、このカッタユニット18には、印刷送りされてきた印刷テープT(テープ片Ta)を検出する検出機構(送り検出装置)140の一部が組み込まれている。
テープカートリッジCは、カートリッジケース30により外殻が形成され、カートリッジケース30の内部には、ロール状に巻回した印刷テープTおよびインクリボンRが収容されると共に、印刷テープTを送るプラテンローラ38が配置されている。なお、印刷テープTは、いわゆる、剥離紙付きの粘着テープである。
テープカートリッジCをカートリッジ装着部10に装着して、開閉蓋6を閉塞すると、サーマルヘッド15が回動して、サーマルヘッド15とプラテンローラ38との間に、印刷テープTおよびインクリボンRを挟み込み、テープ印刷装置1は印刷待機状態となる。そして、キーボード5上の印刷キーが押下されると、サーマルヘッド15が駆動を開始すると共に、テープ送り機構(図示省略)によりプラテン駆動軸16を回転させる。すると、プラテンローラ38が回転して、挟み込んでいる印刷テープTおよびインクリボンRを併走させると共に、サーマルヘッド15によりインクリボンRのインクを印刷テープTに熱転写する。つまり、サーマルヘッド15による印刷駆動およびプラテンローラ38による回転送りにより、印刷テープTへの印刷が行われ、このサーマルヘッド15およびプラテンローラ38により、請求項で述べた印刷・送り手段が構成されている。
そして、サーマルヘッド15およびプラテンローラ38により印刷送りされる印刷テープTは、続いてカッタユニット18に臨む。ここで、カッタユニット18により、印刷テープTの印刷済み部分が切断されてテープ片Taが作成されると共に、このテープ片Taが強制的に排出される(詳細は後述)。また、両図では省略したが、装置ケース3の内部には、装置本体2を統括制御する制御部(制御手段)を構成する回路基板が搭載されている。
ここで、図3ないし図5を参照して、カッタユニット18について詳細に説明する。カッタユニット18は、フルカッタ65を有するフルカッタ機構50(切断手段)と、フルカッタ機構50のテープ送り方向下流側に配設され、ハーフカッタ55を有するハーフカッタ機構51と、ハーフカッタ機構51の下流側に配設され、切断後のテープ片Taを強制的に排出する排出機構52とを、カッタフレーム53に組み込んで構成されている。
図3に示すように、ハーフカッタ機構51は、印刷テープTの粘着テープだけを切断するものであり、印刷テープTに押切り式で切込む切断刃56と切込まれた切断刃56を受ける刃受け部材57とから成るハーフカッタ55と、ハーフカッタ55の動力源となるハーフカッタモータ58と、切断刃56にハーフカッタモータ58の動力を伝達するハーフカッタ動力伝達機構59と、を有している。そして、ハーフカッタモータ58を駆動させると、その回転動力がハーフカッタ動力伝達機構59を介して、切断刃56に伝達され、切断刃56と刃受け部材57との間に臨んだ印刷テープTに対し、切断刃56をハーフカット動作させる。このハーフカット動作では、切り離されるテープ片Taの先端近傍または後端近傍の位置に、粘着テープ部分のみを切断した切り込みラインが適宜形成される。
図3ないし図5に示すように、フルカッタ機構50は、印刷テープTの印刷済み部分を切り離すものであり、固定刃66および可動刃67を有するフルカッタ65と、フルカッタ65の動力源となるフルカッタモータ68と、可動刃67にフルカッタモータ68の動力を伝達するフルカッタ動力伝達機構69と、を有している。
図5を参照すると、フルカッタ動力伝達機構69は、フルカッタモータ68のモータ軸に固定したウォームギア75と、ウォームギア75の上部に噛合する第1ウォームホイール76と、第1ウォームホイール76と同軸方向に連なる第1歯車77と、第1歯車77に噛合する第2歯車78と、第2歯車78に噛合するクランク円板79とから成り、クランク円板79の端面には、クランクピン80が設けられている。このクランクピン80には、フルカッタ65の可動刃67の基部が係合している。
フルカッタ65は、固定刃66と可動刃67とを支軸85により回動自在に連結したハサミ形式のものである。また、固定刃66および可動刃67は、略「L」字状に形成され、可動刃67の基部には、クランク円板79のクランクピン80に係合する長孔86が設けられている。そして、フルカッタモータ68が駆動すると、クランク円板79が回転し、可動刃67が、支軸85を中心に回動(揺動)し、印刷テープTへの切込みが行われ、印刷テープTが切り離される(切断する)ようになっている。
図5に示すように、排出機構52は、フルカッタ機構50のフルカッタモータ68を動力源とし、切断後のテープ片Taを強制的に排出するものである。排出機構52は、上記のフルカッタ動力伝達機構69から動力分岐した排出動力伝達機構90と、排出動力伝達機構90を介して回転駆動する駆動ローラ91および駆動ローラ91に転接する従動ローラ92とから成る排出ローラ(送りローラ)93と、駆動ローラ91および従動ローラ92をそれぞれ付勢する一対の板バネ(接触子)94と、を有している。そして、グリップローラである排出ローラ93は、後述する検出機構140の検出子を兼ねると共に、一対の板バネ94も、後述する検出機構140の接触子を兼ねており、排出ローラ93および一対の板バネ94は、カッタフレーム53に固定されたローラホルダ95に支持されている。
排出動力伝達機構90は、上記のウォームギア75の側部に噛合すると共にカッタフレーム53に立設した片持ち軸99に回転自在に軸支された第2ウォームホイール100と、同軸上において第2ウォームホイール100の下端に一体に設けられた第3歯車101と、第3歯車101に噛合する駆動ローラ回転歯車102と、同軸上において駆動ローラ回転歯車102の上端に一体に設けられ、軸方向に延在する駆動ローラ回転軸103と、を有している。また、駆動ローラ回転軸103の上端面には、後述する駆動ローラ91のローラ軸部112が圧入される圧入孔104が窪入形成され、下端面には、カッタフレーム53に回転自在に軸支される軸部105が突設されている。
図5および図6に示すように、排出ローラ93は、上記の駆動ローラ回転軸103から動力を入力する駆動ローラ91と、駆動ローラ91に対峙し、回転自在に構成した従動ローラ92とを有している。駆動ローラ91と従動ローラ92とは、軸方向は同一寸法に形成されているが、径方向においては、駆動ローラ91が従動ローラ92より十分に大きな径に形成されている。フルカッタモータ68が駆動すると、排出動力伝達機構90を介して、駆動ローラ91が回転すると共に、フルカッタ動力伝達機構69を介して、フルカッタ65が切断動作を行う。つまり、フルカッタ65の切断動作に連動して、駆動ローラ91が回転駆動する構成となっている。
駆動ローラ91は、銅や真鍮等の導電性材料で構成された駆動ローラ本体110と、駆動ローラ本体110の軸方向中央位置に嵌着された摩擦リング114と、駆動ローラ本体110の両端面にそれぞれ突設した一対のローラ軸部112と、で構成されており、駆動ローラ本体110と一対のローラ軸部112とは一体に形成されている。
駆動ローラ本体110は、従動ローラ92に当接する駆動導電ローラ部113と、駆動導電ローラ部113の中央に環状に形成された駆動側溝部116とから構成されている。
駆動導電ローラ部113は、その外側がテーパー状に形成され、駆動導電ローラ部113の幅方向の距離は、幅の異なる各種印刷テープTへの転接が可能なよう最小幅の印刷テープTの幅よりも幅狭に構成されている。また、駆動側溝部116は、断面「V」字状の溝となっており、円柱状の駆動ローラ本体110の周面中央に旋削して形成され、この駆動側溝部116には、摩擦リング114が嵌着されている。このとき、駆動側溝部116の溝深さや「V」字の角度は、摩擦リング114を嵌着した際に、駆動導電ローラ部113の周面から、摩擦リング114が僅かに突出するように形成されている。この場合、駆動側溝部116が「V」溝となっているため、摩擦リング114の突出寸法を精度良く設定することができる。
摩擦リング114は、断面円形状に形成されたOリングであり、駆動側溝部116に嵌着され、その外周面が駆動導電ローラ部113から僅かに突出する。このため、摩擦リング114を駆動導電ローラ部113の径よりも大きく拡げて駆動側溝部116に臨ませた後、摩擦リング114を元の径に戻すことで、駆動側溝部116に簡単に装着することができる。また、駆動側溝部116に嵌着された摩擦リング114は、軸方向へ力が加わっても、駆動側溝部116により位置規制されるため、摩擦リング114が簡単に離脱することが無い。なお、本実施形態では、摩擦リング114の断面を円形にしたが、これに限らず、三角や四角等の多角形や、かまぼこ形等の断面形状にしてもよい。
一対のローラ軸部112は、同軸上において駆動導電ローラ部113の両側端面に突設するように一体に形成され、上側のローラ軸部112は、後述する駆動ローラ軸受部120に回転自在に軸支される一方、下側のローラ軸部112は、駆動ローラ回転軸103の上部に設けた圧入孔104に圧入されている。このため、駆動ローラ91と駆動ローラ回転軸103とは一体と成って回転する。
従動ローラ92は、従動ローラ本体111と、従動ローラ本体111の両端面にそれぞれ突設した一対のローラ軸部112と、で構成され、従動ローラ本体111と一対のローラ軸部112とは導電性材料で一体に成形されている。
従動ローラ本体111は、駆動ローラ本体110と同一の基本形態を有しており、駆動ローラ本体110よりも細径に形成されている。従動ローラ本体111は、駆動導電ローラ部113に当接する従動導電ローラ部117と、従動導電ローラ部117の中央に環状に形成された従動側溝部118とから構成されている。従動導電ローラ部117も、その外側がテーパー状に形成され、従動導電ローラ部117の幅方向の距離は、駆動導電ローラ部113の幅方向の距離と同長となっている。また、従動側溝部118も、断面「V」字状の溝となっており、円柱状の従動ローラ本体111の周面中央に、旋削して形成されている。
すなわち、対峙する駆動導電ローラ部113と従動導電ローラ部117とは、軸方向において同一位置に、同様に、対峙する駆動側溝部116と従動側溝部118とは、軸方向において同一位置に配設されている。したがって、駆動側溝部116に装着された摩擦リング114の周面は、従動側溝部118のV溝に間隙を存して対峙している。したがって、印刷テープTを挟持する際は、印刷テープTの幅方向両側を駆動導電ローラ部113および従動導電ローラ部117で挟持し、この状態で、印刷テープTの幅方向中央に摩擦リング114が転接する(図6(b)参照)。
ローラホルダ95には、駆動ローラ91の上側のローラ軸部112を軸支する駆動ローラ軸受部120が設けられており、駆動ローラ91は、この駆動ローラ軸受部120とカッタフレーム53とにより、両持ちで回転自在に軸支されている。より具体的には、駆動ローラ91のローラ軸部112が、駆動ローラ91の駆動ローラ軸受部120に軸支され、駆動ローラ回転歯車102の軸部105がカッタフレーム53に軸支されている。つまり、駆動ローラ91、駆動ローラ回転軸103および駆動ローラ回転歯車102が、駆動ローラ軸受部120とカッタフレーム53とにより両持ちで支持され、一体的に回転するようになっている。
また、図5および図7に示すように、ローラホルダ95には、従動ローラ92の両ローラ軸部112を回転自在に、かつ駆動ローラ91に離接する方向にスライド自在に支持する一対の従動ローラ軸受部121が設けられている。すなわち、各従動ローラ軸受部121の軸支部位は、テープ送り方向に直交する方向に延在する長孔115(図7参照)となっており、駆動ローラ91と従動ローラ92との間に印刷テープTが有る場合は、従動ローラ92が駆動ローラ91に対し後退、駆動ローラ91と従動ローラ92との間に印刷テープTが無い場合は、従動ローラ92が駆動ローラ91に対し前進するよう、従動ローラ92を進退可能に軸支している。
そして、図5に示すように、ローラホルダ95には、後述する各板バネ94の一端部(後述する取付部135)を固定する一対のバネ固定部125が設けられており、各バネ固定部125は、各板バネ94が各ローラ91、92を挟持方向に付勢するために、各ローラ91、92の背後に設けられている。各バネ固定部125は、板バネ94の上方からの装着をガイドすると共に板バネ94を装着状態に固定する一対の固定ガイド部126と、板バネ94の装着端位置を規制するストッパ部127とで断面「L」字状に形成されている。板バネ94の取付部135を固定ガイド部126をガイドとして上方から挿入し、ストッパ部127に突き当てることにより、板バネ94がバネ固定部125に固定される。
一対の板バネ94は、駆動ローラ91および従動ローラ92の導電部分に摺接しており、駆動ローラ91に接触する駆動側板バネ130と、従動ローラ92に接触すると共に、従動ローラ92を駆動ローラ91側に付勢する従動側板バネ131とで構成されている。
駆動側板バネ130は、バネ固定部125への取付部位となる取付部135と、駆動ローラ91を付勢する付勢部136と、駆動ローラ91の導電部分に摺接する摺接部137とで略V字状に形成されている。また、駆動側板バネ94の摺接部137は、駆動ローラ91の摩擦リング114に接触しないよう、摩擦リング114を回避して駆動導電ローラ部の外側に摺接している。そして、摺接部137は、円弧状に形成されているため、駆動側板バネ130は、駆動ローラ91への摺接を低摩擦で行うことができ、また、常に駆動ローラ91へ適切に摺接させることが可能となる。
従動側板バネ131は、駆動側板バネ130と略同様の形態をなしており、取付部135と付勢部136と摺接部137とで略V字状に形成されている。この場合、円弧状に形成された摺接部137は、従動ローラ92の従動側溝部118に嵌って従動導電ローラ部117に摺接している。また、従動側板バネ131は、従動ローラ92を駆動ローラ91側へ付勢しており、印刷テープTが一対の排出ローラ93の間へ進入してきたときは、従動側板バネ131の付勢に抗して従動ローラ92が回転しながら後退し、駆動ローラ91と従動ローラ92との間に印刷テープTが挟み込まれる。一方、テープ片Taが離脱したときは、従動側板バネ131の付勢により従動ローラ92が前進し、駆動ローラ91に従動ローラ92が当接する。なお、従動側板バネ131は、プラテンローラ38により送られてきた印刷テープTが一対の排出ローラ93間に進入した際に、送り力が勝って従動ローラ92が適宜後退するような付勢力となっている。
次に、カッタユニット18に一部が組み込まれた検出機構140について説明する。検出機構140は、上記の排出ローラ93と、接触子となる上記一対の板バネ94と、一対の板バネ94に両端を接続した導通検出回路(導通検出部)141とからなっている。なお、従動側板バネ131が、排出機構52における従動ローラ92の付勢と、検出機構140における従動ローラ92の接触子とを兼ねているため、部品点数を削減することができ、装置のコストダウンが図られている。また、排出機構52廻りの構造を単純に構成することができ、排出機構52廻りの組立を容易に行うことができる。
導通検出回路141は、図示しない回路基板に組み込まれており、接続した一対の板バネ94を介して、一対の排出ローラ93の導通・非導通状態を検出している。すなわち、導通検出回路141は、一対の排出ローラ93間に印刷テープTが挟持されている場合、一対の排出ローラ93間は非接触状態となり、一対の排出ローラ93間が「非導通」状態であることを検出し、この検出結果を制御部200に入力する。一方、一対の排出ローラ93間に印刷テープTが挟持されていない場合、一対の排出ローラ93間は当接状態となり、一対の排出ローラ93間が「導通」状態であることを検出し、この検出結果を制御部200に入力する。なお、検出機構140は、印刷開始時から排出完了時まで、リアルタイムに印刷テープTおよびテープ片Taの有無を検出する。
ここで、図5および図6を参照して、排出機構52による排出動作および検出機構140による検出動作について詳細に説明する。
印刷キーを押して印刷が開始されると、プラテンローラ38およびサーマルヘッド15により、印刷テープTを送りながらこれに印刷を行う。印刷テープTが印刷送りされると、印刷テープTの先端が、フルカッタ65およびハーフカッタ55に臨んだ後、回転停止状態にある排出ローラ93の間に進入する。
排出ローラ93に進入した印刷テープTは、その幅方向両側を駆動導電ローラ部113および従動導電ローラ部117によって挟持され、この状態で、印刷テープTの幅方向中央に摩擦リング114が転接する。すなわち、摩擦リング114は、従動導電ローラ部117から十分に反力を受けた状態で印刷テープTに転接される。このため、印刷テープTには、摩擦による送り力が付与されて送られてゆく。このとき、排出ローラ93は非接触状態となり、導通検出回路141は「非導通」状態であることを検出する。すなわち、印刷テープTが挟み込まれた瞬間に印刷テープTの先端を検出し、以降、印刷テープTの「有」を検出する。なお、実施形態のものでは、印刷テープTの先端部または後端部がハーフカッタ55に所定寸法さしかかると、印刷動作が一旦休止し、ハーフカッタ55が作動する。
そして、余白部分をフルカッタ65に臨ませて印刷送りが終了し、印刷テープTの送りが停止すると、今度は、フルカッタモータ68が駆動して、停止状態の印刷テープTに対し、フルカット動作を行うと共に、フルカット動作と連動して排出ローラ93が排出動作を行う。すなわち、排出ローラ93により印刷テープTに排出力を付与した状態(駆動ローラ91は空転)で、フルカッタ65により印刷テープTを切断する。そして、印刷テープTが切断されると同時に、一対の排出ローラ93により、テープ片Taを装置外部へ向けて排出する。その後、排出ローラ93からテープ片Taの後端が離脱すると、排出ローラ93は当接状態となり、導通検出回路141は「導通」状態であることを検出、すなわちテープ片Taが離脱した瞬間にテープ片Taの後端を検出し、テープ片Taの「無」を検出する。そして、テープ片Taがテープ排出口17から排出された後、フルカット動作が終了する。
以上の構成によれば、排出ローラ93を印刷テープTよりも幅狭に構成することができるため、排出ローラ93をコンパクトにすることができ、また、両導電ローラ部113、117で印刷テープTを挟み込むことができるため、印刷テープTの厚さにかかわらず、確実に印刷テープTの有無を検出することができる。そして、印刷テープTに対し、摩擦リング114を適切に転接させることができるため、印刷テープTを確実に送ることができる。なお、本実施形態では、送りローラ(排出ローラ93)および送り検出装置を、テープ印刷装置に組み込んだが、テープ印刷装置に限らず、他の装置に組み込んでもよい。また、接触子となる板バネ94の接触を、駆動導電ローラ部113の外側へ摺接させたが、駆動ローラ本体110の外周面、あるいは、ローラ軸部112等へ接触させてもよい。さらに、駆動側溝部116と摩擦リング114とを一体にすると共にこれらをゴムで形成してゴムローラとし、ゴムローラの両側から挟むように一対の駆動導電ローラ部113を配設してもよい。
次に、図8を参照して、第2実施形態にかかる排出ローラ93について説明する。なお、以下の説明では、重複する部分を省略し、異なる部分についてのみ説明する。この排出ローラ93は、第1実施形態の駆動ローラ本体110の駆動導電ローラ部113と摩擦リング114との配置を入れ替え、同様に、従動ローラ本体111の従動導電ローラ部117と従動側溝部118との配置を入れ替えたものである。
すなわち、駆動ローラ本体110は、従動導電ローラ部117に当接する駆動導電ローラ部113と、駆動導電ローラ部113を挟むように配設した環状溝を有する一対の駆動側ボス部150とが、軸方向において一体となっている。この場合も、摩擦リング114が駆動導電ローラ部113の周面から僅かに突出するよう駆動側ボス部150の溝深さが調整されている。
従動ローラ本体111は、駆動導電ローラ部113に対峙する従動導電ローラ部117と、従動導電ローラ部117を挟むように配設し、一対の駆動側ボス部150に対峙する一対の従動側ボス部151とが軸方向において一体となっている。従動側ボス部151は、従動導電ローラ部117よりも細径に形成されており、摩擦リング114の突出を許容する構成となっている。
この排出ローラ93に、印刷テープTが導入されると、印刷テープTは、幅方向中央において駆動導電ローラ部113および従動導電ローラ部117により挟持され、この状態で、印刷テープTの幅方向両側に一対の摩擦リング114が転接する。すなわち、一対の摩擦リング114は、従動導電ローラ部117から反力を受けた状態で印刷テープTに両側2点で転接する。このため、印刷テープTには、摩擦による送り力が付与されて送られてゆく。
以上の構成においても、排出ローラ93をコンパクトにすることができ、また、両導電ローラ部113、117で印刷テープTを挟み込むことができるため、印刷テープTの厚さにかかわらず、確実に印刷テープTの有無を検出することができる。そして、印刷テープTに対し、摩擦リング114を適切に転接させることができるため、印刷テープTを確実に送ることができる。
1…テープ印刷装置 50…フルカッタ機構 52…排出機構 91…駆動ローラ 92…従動ローラ 93…排出ローラ 94…板バネ 113…駆動導電ローラ部 114…摩擦リング 116…駆動側溝部 117…従動導電ローラ部 118…従動側溝部 130…駆動側板バネ 131…従動側板バネ 140…検出機構 141…導電検出回路 T…印刷テープ Ta…テープ片
Claims (12)
- 駆動ローラおよび従動ローラから成り、搬送対象物を挟持して回転送りする送りローラにおいて、
前記駆動ローラは、
少なくとも外周面が導電性材料で構成され、前記搬送対象物に転接する駆動導電ローラ部と、
前記駆動導電ローラ部の端面に同軸上において添設され、前記搬送対象物に転接する摩擦ローラ部と、を有し、
前記従動ローラは、
少なくとも外周面が導電性材料で構成され、前記搬送対象物に転接すると共に、前記搬送対象物の非挟持状態において前記駆動導電ローラ部に当接する従動導電ローラ部を有していることを特徴とする送りローラ。 - 前記駆動ローラは、前記駆動導電ローラ部の軸方向に前記摩擦ローラ部を挟むように配設して構成され、
前記従動ローラは、前記従動導電ローラ部の軸方向に前記摩擦ローラ部に対峙する従動側溝部を有していることを特徴とする請求項1に記載の送りローラ。 - 前記駆動ローラは、前記駆動導電ローラ部に駆動側溝部を有し、
前記摩擦ローラ部は、前記駆動側溝部に嵌着した摩擦リングで構成されていることを特徴とする請求項2に記載の送りローラ。 - 前記駆動ローラは、軸受部に回転自在に軸支される駆動軸部を、更に有し、
前記従動ローラは、軸受部に回転自在に軸支される従動軸部を、更に有し、
前記駆動導電ローラ部、前記駆動側溝部および前記駆動軸部は、導電性材料で一体に成形され、
前記従動導電ローラ部、前記従動側溝部および前記従動軸部は、導電性材料で一体に成形されていることを特徴とする請求項3に記載の送りローラ。 - 前記駆動ローラは、前記摩擦ローラ部の軸方向に前記駆動導電ローラ部を挟むように配設して構成され、
前記従動ローラは、前記摩擦ローラ部に対峙する従動ボス部の軸方向に前記従動導電ローラ部を挟むように配設して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の送りローラ。 - 前記駆動ローラは、外周面を溝状に形成した駆動ボス部の軸方向に前記駆動導電ローラ部を挟むように配設され、
前記摩擦ローラ部は、前記各駆動ボス部にそれぞれ嵌着した摩擦リングで構成されていることを特徴とする請求項5に記載の送りローラ。 - 前記駆動ローラは、軸受部に回転自在に軸支される駆動軸部を、更に有し、
前記従動ローラは、軸受部に回転自在に軸支される従動軸部を、更に有し、
前記駆動導電ローラ部、前記駆動ボス部および前記駆動軸部は、導電性材料で一体に成形され、
前記従動導電ローラ部、前記従動ボス部および前記従動軸部は、導電性材料で一体に成形されていることを特徴とする請求項6に記載の送りローラ。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の送りローラと、
前記駆動ローラと前記従動ローラとを挟持方向に相対的に押圧する押圧機構と、
前記駆動ローラの導電部分および前記従動ローラの導電部分に接続され、前記駆動ローラおよび前記従動ローラに通電して導通・非導通状態を検出する導通検出部と、を備えたことを特徴とする送り検出装置。 - 前記導通検出部は、接触子を介して前記駆動ローラの導電部分と前記従動ローラの導電部分とにそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項8に記載の送り検出装置。
- 前記接触子のうち、前記従動ローラの前記導電部分に接触する従動側接触子は、前記従動ローラを前記駆動ローラに押圧する押圧機構を兼ねていることを特徴とする請求項9に記載の送り検出装置。
- 前記接触子は、前記駆動ローラの導電部分と前記従動ローラの導電部分とに接触する部位をそれぞれ円弧状に形成した板バネで構成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の送り検出装置。
- 請求項8ないし11のいずれかに記載の送り検出装置と、
前記送り検出装置に向かって前記搬送対象物を送りながらこれに印刷を行う印刷・送り手段と、
前記送り検出装置と前記印刷・送り手段との間に配設され、前記搬送対象物の印刷済み部分を切断する切断手段と、
前記送り検出装置の検出結果に基づいて、前記印刷・送り手段および前記切断手段の駆動を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006183174A JP2008013265A (ja) | 2006-07-03 | 2006-07-03 | 送りローラ、送り検出装置および印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006183174A JP2008013265A (ja) | 2006-07-03 | 2006-07-03 | 送りローラ、送り検出装置および印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008013265A true JP2008013265A (ja) | 2008-01-24 |
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ID=39070693
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2008013265A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8905661B2 (en) | 2012-02-01 | 2014-12-09 | Seiko Epson Corporation | Medium feeder and printer including the same |
JP2015171823A (ja) * | 2015-07-10 | 2015-10-01 | セイコーエプソン株式会社 | テープ印刷装置 |
JP2020158227A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | セイコーエプソン株式会社 | テープ排出機構およびテープ印刷装置 |
-
2006
- 2006-07-03 JP JP2006183174A patent/JP2008013265A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8905661B2 (en) | 2012-02-01 | 2014-12-09 | Seiko Epson Corporation | Medium feeder and printer including the same |
JP2015171823A (ja) * | 2015-07-10 | 2015-10-01 | セイコーエプソン株式会社 | テープ印刷装置 |
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