JP2002326405A - プリンタのプラテンローラ解除機構 - Google Patents

プリンタのプラテンローラ解除機構

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JP2002326405A
JP2002326405A JP2001132301A JP2001132301A JP2002326405A JP 2002326405 A JP2002326405 A JP 2002326405A JP 2001132301 A JP2001132301 A JP 2001132301A JP 2001132301 A JP2001132301 A JP 2001132301A JP 2002326405 A JP2002326405 A JP 2002326405A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用紙の補給交換を容易に行うことができ
るプリンタのプラテンローラ解除機構を提供すること。 【解決手段】 サーマルヘッド(2)を両サイドフレー
ム(11,12)間に固定して配置すると共に、プラテ
ンローラ(20)には、プラテンローラをサーマルヘッ
ドに接触させる接触位置と、プラテンローラをサーマル
ヘッドと離間して位置させる離間位置との2つの位置と
に切替えて保持できるプラテン位置切替機構(40)を
設け、動力伝達機構は、プラテン移動機構と連動し、前
記プラテンローラが非接触位置に移動したときプラテン
ローラへのモータからの動力の伝達を停止しかつプラテ
ンローラを回転自在とする動力切離手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタのプラテ
ンローラ解除機構に係り、特にプラテンローラを駆動機
構から離接させたときプラテンローラを回転自在とする
ことができるプラテンローラ解除機構に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタの一つとして印刷用紙にロール
状の感熱紙を用い、紙幅いっぱいに配置したライン状の
サーマルヘッドで感熱紙に印刷を行うサーマルプリンタ
がある。このようなサーマルプリンタではサーマルヘッ
ドとプラテンローラとの間に感熱紙を挟み、サーマルヘ
ッドに印刷すべき画像に対応する駆動電力を加えつつ紙
送りを行い、印刷を実行する。このようなプリンタは機
構が簡単で小型に構成できるため、電卓、キャッシュレ
ジスタ、測定器等の内蔵プリンタとして用いられること
がある。
【0003】上述のようなプリンタにあっては、印刷時
にはサーマルヘッドは印刷用紙を挟んでプラテンローラ
に所定の押付力で押し付け密着状態としておく必要があ
る。一方、印刷用紙の補給や紙詰まり発生時に印刷用紙
の交換を行うときには、サーマルヘッドとプラテンロー
ラとの間を離間できるようにしている。このため、この
ようなプリンタにはサーマルヘッドとプラテンローラと
を離間させるプラテンローラ解除機構を備えるようにし
ている。
【0004】従来、このようなサーマルプリンタとし
て、図6に示すものがある。これは、フレーム本体10
0の紙送り幅方向の両端に立設された一対のサイドフレ
ーム101,102と、サイドフレーム101,102
に両端が支持されたゴム製の表面を備えたプラテンロー
ラ103と、取付板109を介してサイドフレーム10
1,102に両端が軸支されたサーマルヘッド104
と、上記プラテンローラ103と同軸に一方のサイドフ
レーム101に設けられサーマルヘッド104をプラテ
ンローラ103に接触離間操作する操作レバー105
と、他方のサイドフレーム102に設けられ、プラテン
ローラ103を回転駆動させるモータ110及びギア列
111からなる駆動部106とから構成されている。
尚、図6中符号112はサーマルヘッド104及びモー
タ110の制御ライン、113はプラテンローラ103
とサーマルヘッド104とが離間したことを検出するマ
イクロスイッチを示している。
【0005】本例において、プラテンローラ解除機構は
以下のように構成されている。即ち、サーマルヘッド1
04はフレーム本体100側に固定された複数のコイル
バネ107によりプラテンローラ103に所定の力で押
付けられていると共に、取付板109が操作レバー10
5が設けられた側のサイドフレーム101の外に張り出
している。
【0006】操作レバー105には上記取付板109に
接触するカム108が設けられており、プラテンローラ
103にサーマルヘッド104が当接した状態で操作レ
バー105を回動操作すると、カム108の凸部がサー
マルヘッドの取付板109に当接して、サーマルヘッド
104をコイルバネ107に抗してサーマルヘッド10
4を回動させる。これにより、サーマルヘッド104は
プラテンローラ103に接触した状態から離間した状態
となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリンタにあっては、印刷用紙の補給や交換が
行いにくいという問題があった。これは、サーマルヘッ
ドとプラテンローラとを離間状態としたとき、サーマル
ヘッドとプラテンローラとの間は狭いものである上、プ
ラテンローラはギア列と噛合したままでモータに連結さ
れた状態で回転しないから、差し込んだ用紙がプラテン
ローラ表面に引っかかってしまいやすく、それ以上用紙
を差し込むことができなくなるためである。
【0008】本発明は、上記問題点を解決すべく提案さ
れたものであり、印刷用紙の補給交換を容易に行うこと
ができるプリンタのプラテンローラ解除機構を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明はプリンタのプラテンローラ解除機構を、サ
ーマルヘッドとプラテンローラとを離間したとき、プラ
テンローラと駆動機構との連結を解除してプラテンロー
ラを回転自在とすることができるものとした。
【0010】請求項1に記載の発明は、送られる印刷用
紙を挟んで設けられるサイドフレーム間にサーマルヘッ
ド、及び該サーマルヘッドと対向して配置され、サーマ
ルヘッドに向け付勢されると共に、モータに動力伝達機
構を介して接続され回転駆動されるプラテンローラを備
えたサーマルラインプリンタにおいて、前記サーマルヘ
ッドを両サイドフレーム間に固定して配置すると共に、
前記プラテンローラには、プラテンローラを前記サーマ
ルヘッドに接触させる接触位置と、プラテンローラをサ
ーマルヘッドと離間して位置させる離間位置との2つの
位置とに切替えて保持できるプラテン位置切替機構を設
け、前記動力伝達機構は、プラテン移動機構と連動し、
前記プラテンローラが非接触位置に移動したときプラテ
ンローラへのモータからの動力の伝達を停止しかつプラ
テンローラを回転自在とする動力切離手段を設けたこと
を特徴とするプリンタのプラテン解除機構である。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、プラテン
位置切替機構でプラテンローラを離間位置に保持したと
きには、プラテンローラに接続された動力伝達機構の動
力切離手段はプラテンローラへのモータからの動力の伝
達を停止しかつプラテンローラを回転自在とするため、
印刷用紙の補給等のため印刷用紙をサーマルヘッドとプ
ラテンローラの間に差し込んだとき印刷用紙がプラテン
ローラに接触してもプラテンローラが印刷用紙に押され
て自由に回転し、印刷用紙をプラテンローラとサーマル
ヘッドとの間に案内することができ、印刷用紙の挿入を
容易に行うことができる。
【0012】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載のプラテン位置切替機構は、前記サイドフレームに形
成され、プラテンローラの回転軸を保持するU字状のガ
イド溝と、前記ガイド溝の底部側に設けられ両サイドフ
レームにシャフトを介して回動可能に取り付けられた2
つの回転カム部とを備え、前記回転カム部の回動により
プラテンローラの回転軸が前記ガイド溝の底部にある接
触位置から押し出して離間位置に保持するプリンタのプ
ラテンローラ解除機構である。
【0013】請求項2に記載の本発明によれば、プラテ
ン位置切替機構において、プラテンローラは接触位置に
保持されるときはその回転軸がガイド溝の底部に保持さ
れ、プラテンローラを離間位置にするときには回転カム
部を回転させ、回転軸をガイド溝の底部から離れた位置
に保持することにより行える。また回転カム部は両サイ
ドフレームにシャフトを介して取り付けられ、同期回転
するので、プラテンローラの回転軸の両端でプラテンロ
ーラの移動を行わせることができ、プラテンローラの移
動に無駄な力を要しない。
【0014】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の動力伝達機構は歯車列であり、動力切離手段は、プ
ラテンローラの回転軸に設けた歯車とモータ側の歯車と
の噛合を外すことにより実現するプリンタのプラテンロ
ーラ解除機構である。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば、動力伝
達機構は歯車列であるからモータの回転を動力のロス無
く正確にプラテンローラに伝わる他、動力切離しは歯車
の噛合を外すことにより確実に行える。
【0016】請求項4に記載の本発明は、動力伝達機構
はプラテンローラの回転軸に取り付けられた歯車を最終
段とする歯車列であり、プラテン位置切替機構によりプ
ラテンローラの回転軸が接触位置から離間位置に切替ら
れたとき前記回転軸に取り付けられた歯車と前段の歯車
との噛合が外れることを特徴とする請求項1に記載のプ
リンタのプラテンローラ解除機構である。
【0017】請求項4に記載の本発明によれば、プラテ
ン位置切替機構によりプラテンローラを離間位置すると
同時に回転軸に取り付けられた歯車と前段の歯車との噛
合が外れ、サーマルヘッドとプラテンローラとを離間し
たとき、プラテンローラと駆動機構との連結を解除して
プラテンローラを回転自在とすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明であるプリンタのプ
ラテンローラ解除機構に係る実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0019】本例に係るプリンタ1は、図1乃至図3に
示すように、装置枠であるメインフレーム10の紙送り
幅方向の両端にサイドフレーム11,12を対向形成し
ている。この両サイドフレーム11,12の間にはサー
マルヘッド2とプラテンローラ20が取り付けられてい
る。プラテンローラ20は、両側のサイドフレーム1
1,12の取付シャフト6に取り付けられたスプリング
7でサーマルヘッド2に所定の押圧力で押付けられてい
る。
【0020】サイドフレーム11,12は、図1に示す
ように金属板で形成されており、その内側にサーマルヘ
ッド2が所定の角度を持って固定されている。プラテン
ローラ20は両側を軸受23で支持された回転軸22を
両サイドフレーム11,12のガイド溝41挿入されて
取り付けられている。
【0021】前記ガイド溝41は、サイドフレーム1
1,12の一縁に開口を有して切り欠き形成されてお
り、他の部材と共にプラテン位置切替機構40を構成す
る。ガイド溝41は半円形状をなす底部42と、この底
部42から平行に延びる1対のガイド縁43を備えその
輪郭形状を略U字型となしている。前記底部42にはス
プリング7で押付けられたプラテンローラ20の軸受2
3を支持して、プラテンローラ20がサーマルヘッド2
に所定押付力で密接される押付位置に保持する。
【0022】ここで、ガイド溝41は、プラテンローラ
の回転軸をサーマルヘッド2から離間する方向に形成さ
れており、プラテンローラ20の軸受23をこのガイド
溝41に沿って案内することにより、プラテンローラ2
0がサーマルヘッド2から離れる離間位置に導く。
【0023】プラテンローラ20は、回転軸22を備え
たゴム材等の弾性体からなるローラ21であって、サー
マルヘッドに対向する位置に配置されている。該プラテ
ンローラ20は、印刷用紙をサーマルヘッド2側に押圧
すると共に、印刷された印刷用紙を一方向(図2中矢印
Aで示した)又は逆方向へ送出すように回転駆動され
る。
【0024】また上記回転軸22の両端部には略円筒形
状の軸受23が設けられている。この軸受の外形は、上
記ガイド溝41の底部42の直径、即ちガイド縁43の
間隔寸法に略等しい直径を備える。従って、軸受23は
ガイド溝41の底部42にがたつき無く保持されると共
に、ガイド縁43に沿って円滑に案内される。
【0025】更に本例では、動力伝達機構30として、
モータ4の回転を減速して出力するギアユニット5から
回転駆動力をプラテンローラ伝達すると共に、減速を行
う3段のギア列34を設けている。この例では、モータ
4とギアユニット5とは、図2に示すように、プラテン
ローラ20の下部になるようサイドフレーム12の内側
に取り付けられた出力軸をサイドフレーム12の外側に
突出形成している。
【0026】また、前記ギア列34は、図5に示すよう
に、サイドフレーム12の外側面に設けられ、ギアユニ
ット5の軸に設けられた初段ギア31と、この初段ギア
に噛合する大径ギア32a及びこの大径ギア32aに同
軸に固定された小径ギア32bからなる中段ギア32
と、前記中段ギア32の小径ギア32bに噛合し、前記
プラテンローラ20の回転軸に取り付けられた最終段ギ
ア33とから構成されている。
【0027】従って、本例では、プラテンローラ20の
軸受23がガイド溝41の底部42に押し付けられた位
置にあるときには、図5(a)に示すように、最終段ギア
33と、中段ギア32の小径ギア32bとは噛合し、モ
ータ4の回転駆動力をプラテンローラ20に伝達でき
る。この状態から、軸受23がガイド溝41の底部42
から離れプラテンローラ20とサーマルヘッド2とが所
定距離離れた状態になると、最終段ギア33が上記小径
ギア32bから離れる方向に移動していき、図5(b)
に示すように、最終段ギア33は上記小径ギア32bと
の噛合が外れるものとなり、モータの回転駆動力はプラ
テンローラに伝達されることはなく、プラテンローラは
回転自在な状態となる。本例ではこのような構成により
動力切替手段を実現している。
【0028】更に、本例では、プラテン位置切替機構4
0として、サイドフレーム11,12の外側面に同じプ
ロフィールのカム面を有する回転カム部50、60を設
け、両回転カム部50,60をシャフト44で連結して
同期回転するものとしている。本例では、一方の回転カ
ム部50には操作用のレバー45を一体に設けておき、
他方の回転カム部60はレバー45で回転駆動される回
転カム部50と同期して回転できるものとしている。両
回転カム部50,60は上記プラテンローラ20の軸受
に23に当接して、回転カム部50,60の駆動によ
り、プラテンローラ20を接触位置及び離間位置に案内
保持する。
【0029】前記回転カム部50,60は、図4(a)
(b)及び図5(a)(b)に示すようにプラテンロー
ラ20がサーマルヘッド2に接触する接触位置に保持す
る第1カム面51,61と、プラテンローラ20がサー
マルヘッド2から離間する離間位置に保持する第2カム
面52,62を備えている。
【0030】両回転カム部50,60は、プラテンロー
ラ20を接触位置に保持する第1カム面51,61と、
プラテンローラを離間位置に保持する第2カム面52,
62と、プラテンローラを接触位置から離間位置にまで
移動させる直線部53,63とからなる。
【0031】第1カム面51,61は、軸受23の外周
面に接触する半径の円弧が内側に凹む形状であり、回転
カム部50,60の回転中心O50,O60からカム面
の最近接部51aまでの距離をL11とし、又、第2カ
ム面52,62は同じくその最短距離をL12(L12
>L11)となるものとしている。また、第2カム面5
2、62と直線部53、63との接合部54,64回転
中心からの最遠点となっている。
【0032】この距離L11は、両回転カム部50,6
0をサイドフレーム11,12にシャフト44で取り付
け、レバー45を回転操作して、プラテンローラ20を
接触位置に設定したとき、第1カム面51,61がガイ
ド溝41の底部42の円弧と略重なる距離である。ま
た、L12は、同様にプラテンローラ20を離間位置と
したとき、プラテンローラ20の軸受23が、ガイド溝
41内を移動して、プラテンローラ20とサーマルヘッ
ドとが所定の距離離間すると共に、プラテンローラ20
に取り付けられたギア列の最終段ギア33が上記小径ギ
ア32bと外れるのに充分な値である。
【0033】従って、本例では、プラテンローラ20を
接触位置とすると、プラテンローラ20はスプリング7
によって印刷用紙を挟んでサーマルヘッド2に所定の押
付力で押し付けられる共に、図5(a)に示すように、最
終段ギア33と、中段ギア32の小径ギア32bとは噛
合し、モータ4の回転駆動力をプラテンローラ20に伝
達され、印刷可能な状態となる。この状態で、プラテン
ローラの軸受23は、回転カム部50,60の第1カム
面51,61に押し付けられた状態である。
【0034】この状態から、プラテンローラ20を離間
位置にまで移動するには、レバー45を図4(a)中の
矢印Bの方向に回動させ、スプリング7押し付けられて
いるプラテンローラ20の軸受23に回転カム部50,
60の直線部53,63を当接させてガイド溝41に沿
って移動させる。
【0035】そして、回転カム部50,60が回転し
て、プラテンローラ20の軸受23が接合部54を超え
ると、軸受23はスプリング7に押し付けられて第2カ
ム面52に入り込み、プラテンローラ20は離間状態に
なる。この離間状態でプラテンローラ20とサーマルヘ
ッド2とは充分に離間すると共に、図5(b)に示すよ
うに、最終段ギア33は上記小径ギア32bとの噛合が
外れるものとなり、モータの回転駆動力はプラテンロー
ラに伝達されることはなく、プラテンローラは回転自在
となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリンタのプラテンローラ解除機構をサーマルヘッドと
プラテンローラとを離間したとき、プラテンローラと駆
動機構との連結を解除してプラテンローラを回転自在と
することができるものとしたので、印刷用紙の補給交換
を容易に行うことができるという効果を有する。
【0037】請求項1に記載の発明によれば、プラテン
位置切替機構でプラテンローラを離間位置に保持したと
きには、プラテンローラに接続された動力伝達機構の動
力切離手段はプラテンローラへのモータからの動力の伝
達を停止しかつプラテンローラを回転自在とするため、
印刷用紙の補給等のため印刷用紙をサーマルヘッドとプ
ラテンローラの間に差し込んだとき印刷用紙がプラテン
ローラに接触してもプラテンローラが印刷用紙に押され
て回転し、印刷用紙をプラテンローラとサーマルヘッド
との間に案内することになり、印刷用紙の挿入を容易に
行うことができる。
【0038】請求項2に記載の本発明によれば、プラテ
ン位置切替機構において、プラテンローラは接触位置に
保持されるときはその回転軸がガイド溝の底部に保持さ
れ、プラテンローラを離間位置にするときには回転カム
部を回転させ、回転軸をガイド溝の底部から離れた位置
に保持することにより容易に行える。また回転カム部は
両サイドフレームにシャフトを介して取り付けられてい
るので、プラテンローラの回転軸の両端でプラテンロー
ラの移動を行わせることができ、プラテンローラの移動
に無駄な力を要しない。
【0039】請求項3に記載の本発明によれば、動力伝
達機構は歯車列であるからモータの回転は正確確実にプ
ラテンローラに伝わる他、動力切離しは歯車の噛合を外
すことにより確実に行える。
【0040】請求項4に記載の本発明によれば、プラテ
ン位置切替機構によりプラテンローラを離間位置すると
同時に回転軸に取り付けられた歯車と前段の歯車との噛
合が外れ、サーマルヘッドとプラテンローラとを離間し
たとき、プラテンローラと駆動機構との連結を解除して
プラテンローラを回転自在とすることができ、プリンタ
のプラテンローラ解除機構の構成を簡易なものとでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるプリンタのプラテ
ンローラ解除機構の全体構成を表す斜視図である。
【図2】図1に示すプラテンローラ圧接状態の一部破断
した斜視図である。
【図3】図1に示すプラテンローラ離接状態の斜視図で
ある。
【図4】駆動機構が設置されてない側の側面図であっ
て、(a)はプラテンローラ圧接状態の側面図、(b)
はプラテンローラ離接状態の側面図である。
【図5】駆動機構が設置されてある側の側面図であっ
て、(a)はプラテンローラ圧接状態の側面図、(b)
はプラテンローラ離接状態の側面図である。
【図6】従来のサーマルラインプリンタを表す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 サーマルヘッド 4 モータ 5 ギアユニット 6 バネ取付シャフト 7 スプリング 10 メインフレーム 11 サイドフレーム 12 サイドフレーム 20 プラテンローラ 21 ローラ 22 回転軸 23 軸受 30 動力伝達機構 31 初段ギア 32 中段ギア 32b 小径ギア 32a 大径ギア 33 最終段ギア 34 ギア列 40 プラテン位置切替機構 41 ガイド溝 42 底部 43 ガイド縁 44 シャフト 45 レバー 50 回転カム部 60 回転カム部 51,61 カム面 51a 最近接部 52,62 カム面 53,63 直線部 54,64 接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送られる印刷用紙を挟んで設けられるサイ
    ドフレーム間にサーマルヘッド、及び該サーマルヘッド
    と対向して配置され、サーマルヘッドに向け付勢される
    と共に、モータに動力伝達機構を介して接続され回転駆
    動されるプラテンローラを備えたサーマルラインプリン
    タにおいて、 前記サーマルヘッドを両サイドフレーム間に固定して配
    置すると共に、 前記プラテンローラには、プラテンローラを前記サーマ
    ルヘッドに接触させる接触位置と、プラテンローラをサ
    ーマルヘッドと離間して位置させる離間位置との2つの
    位置とに切替えて保持できるプラテン位置切替機構を設
    け、 前記動力伝達機構は、プラテン移動機構と連動し、前記
    プラテンローラが非接触位置に移動したときプラテンロ
    ーラへのモータからの動力の伝達を停止しかつプラテン
    ローラを回転自在とする動力切離手段を設けたことを特
    徴とするプリンタのプラテン解除機構。
  2. 【請求項2】プラテン位置切替機構は、前記サイドフレ
    ームに形成され、プラテンローラの回転軸を保持するU
    字状のガイド溝と、前記ガイド溝の底部側に設けられ両
    サイドフレームにシャフトを介して同期回動可能に取り
    付けられた2つの回転カム部とを備え、 前記回転カム部の回動によりプラテンローラの回転軸を
    前記ガイド溝の底部にある接触位置から押し出して離間
    位置に保持すること特徴とする請求項1に記載のプリン
    タのプラテンローラ解除機構。
  3. 【請求項3】前記動力伝達機構は歯車列であり、動力切
    離手段は、プラテンローラの回転軸に設けた歯車とモー
    タ側の歯車との噛合を外すことにより実現することを特
    徴とする請求項1に記載のプリンタのプラテンローラ解
    除機構。
  4. 【請求項4】動力伝達機構はプラテンローラの回転軸に
    取り付けられた歯車を最終段とする歯車列であり、プラ
    テン位置切替機構によりプラテンローラの回転軸が接触
    位置から離間位置に切替られたとき、前記回転軸に取り
    付けられた歯車と前段の歯車との噛合が外れることを特
    徴とする請求項1に記載のプリンタのプラテンローラ解
    除機構。
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