JP2023000663A - 記録装置 - Google Patents

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正義 作山
Masayoshi Sakuyama
陽允 元山
Akinobu Motoyama
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Abstract

【課題】ラベル紙のカット時にカッターからラベル紙の張り付きを剥離可能な記録装置を提供する。【解決手段】記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段と、記録ヘッドによって記録された記録済みの記録媒体に対し、記録済みの記録媒体をカッター刃で切断する切断手段と、切断手段を切断する切断位置および切断手段を退避する退避位置に移動させる駆動手段と、記録媒体の搬送姿勢を規制する規制部を有するガイド部材と、を備え、規制部から退避位置におけるカッター刃の先端までの距離よりも規制部から切断位置におけるカッター刃の先端までの距離が短いことを特徴する。【選択図】図10

Description

本発明は、記録装置に関し、詳しくは、ラベル紙の記録媒体を切断する切断部を備えた記録装置に関するものである。
従来から、ラベル紙などの長尺の記録媒体に記録し、記録媒体を切断する切断部を備えた記録装置が知られている。
特許文献1には、連続した記録媒体をカットするものが記載されている。具体的には、連続する記録媒体の1ページごとにカットし、搬送するものである。
特開2002-137864号公報
しかしながら、特許文献1に記載の切断するための構成では、カットしたラベル紙の糊がカッター刃に付着し、次ページのラベル紙をカットしたのち、カッターが退避位置に戻る際にカッター刃に付着した糊とともにラベル紙が入り込んでしまい、ラベル紙の詰まりが発生したりエラーが発生したりする恐れがある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ラベル紙のカット時にカッターからラベル紙の張り付きを剥離可能な記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段と、記録ヘッドによって記録された記録済みの記録媒体に対し、記録済みの記録媒体をカッター刃で切断する切断手段と、切断手段を切断する切断位置および切断手段を退避する退避位置に移動させる駆動手段と、記録媒体の搬送姿勢を規制する規制部を有するガイド部材と、を備え、規制部から退避位置におけるカッター刃の先端までの距離よりも規制部から切断位置におけるカッター刃の先端までの距離が短いことを特徴とする。
以上の構成によれば、カット時にカッターにラベルが貼り付いてしまっても、可動ガイドとカット位置との距離より遠くへカッターが退避するので、ラベル貼り付きを剥がせるため、カッターへのラベル貼り付きを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る切断部を備えたプリンタの外観を示す図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの表示部を示した図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの記録部周辺を詳細に示した図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタのメインドライブユニットの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタのカッターホルダーユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタのカッターホルダーユニットにカッタースライダーを装着したときの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタのカッターホルダーユニットにカッタースライダーを装着したときの断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの記録媒体をハーフカットする時の動きを説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタのカッター受け台ユニットの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの切断部の切断位置を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの切断部の退避位置を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの記録媒体をフルカットする時の動きを説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの切断部周辺を示す搬送方向上流側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの切断部周辺を示す搬送方向下流側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの切断部周辺を示す搬送方向下流側から見た模式的断面図である。 本発明の一実施形態におけるプリンタの制御のための構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタの制御フローを示したフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る切断部30を備えた記録装置(以下、プリンタともいう)の外観を示す図である。本実施形態のプリンタ1は、ラベル紙などを含む記録媒体Tに記録を行うものであり、ノートタイプコンピュータと同様に持ち運び可能に構成されたものである。
このプリンタ1は、大別して、キーボードなどを備えた操作部13、LCDや表示制御部を備えた表示部14、記録媒体Tを搬送するための搬送ユニット、記録媒体Tに記録を行う記録ヘッド6を備えた記録部20、記録部20で記録された記録媒体Tに切断処理を施す切断部30、記録媒体Tを切断部30へ案内・搬送するガイドユニット10と、を備えている。
[操作部]
図1の操作部13は、ファンクションキー、文字・数字・記号キー、スペースキー、変換キー、十字方向キー、リターンキー等を備え、ユーザはこれらのキーを操作することで、記録媒体Tの種類、サイズ、記録条件等を入力して、プリンタ1の記録情報を設定することができる。
[表示部]
図2は、図1の表示部14における表示内容を示す図である。
表示部14のLCDは、入力モード等を表示する各種情報表示エリア14A、操作部13から入力された文字、数字、記号(以下、文字と略称する。)を表示する文字情報表示エリア14B、文字サイズ等を表示するパラメータ表示エリア14Cの3つの表示エリアに分割されており、各種情報表示エリア14Aおよびパラメータ表示エリア14Cはそれぞれ文字情報表示エリア14Bの上下に配置されている。
各種情報表示エリア14Aは、以下の表示を行うことができる。ユーザが、操作部13を介して、英数、ローマ字、ひらがな、のどれで入力するかを示す入力モード表示、ユーザが、操作部13を介して、挿入と上書のどちらで入力するかを示す挿入/上書モード表示(編集モード表示)、「記録媒体の種類」の表示、複数ページの記録を一回の記録動作で行うときにページ間のカットをどのように行うかを示す「モード指令」(全切り、半切りモードカット指令の別、および切断個数)の表示、チューブをカットする間隔を示す「カット長」と、文字の位置がセンタリングか左寄せかを示す「文字配置」およびチューブの左端から先頭の文字までを示す「余白」を表示するカット長/文字配置/余白表示、現在表示されているページの前に別のページがある場合に表示される前ページ表示、現在表示されているページの後に別のページがある場合に表示される次ページ表示、および、電源が投入されていることを表示する電源表示、等である。
また、パラメータ表示エリア14Cは、以下の表示を行うことができる。現在、記録データの何ページ目が表示されているかを数字で表示するページ表示、記録の向きを「横向き/横書き」、「縦向き/縦書き」、「縦向き/横書き」のいずれかで行うかを表示する記録の向き表示、文字に枠を付ける場合に選択した枠囲みの形を表示する枠囲み表示、選択した文字サイズを表示する文字サイズ表示、記録する行数を表示する行数表示、選択した文字間隔を表示する文字間隔表示、現在表示されている文字が何ページにわたって記録されるかを表示する連続記録表示、等である。
文字情報表示エリア14Bには、操作部13を介して入力された文字(入力された記録データとしての文字データが所定の処理を経て表示された文字)の文字列が表示される。なお、文字情報表示エリア14Bには、ユーザが入力しようとする箇所にカーソルが表示される。
[記録部]
図3は、記録部20の構成を示す図である。記録部20は、記録媒体Tを搬送するための、供給ローラ21a、21bで構成される供給ローラ対21と、搬送方向において、供給ローラ対21の下流側に配置された記録ヘッド6およびプラテンローラ3を備える。さらに、記録ヘッド6およびプラテンローラ3の下流側に配置された搬送ローラ4を備える。記録ヘッド6は、記録媒体Tを介してプラテンローラ3と対向するよう設けられる。また、搬送ローラ4は、プラテンローラ3の周方向において、記録ヘッド6とは別の位置でプラテンローラ3と対向するよう設けられる。記録ヘッド6は、記録媒体Tの搬送方向に対して直交する方向に配列される所定数の発熱素子を有し、これを選択的に発熱させることにより、後述するインクリボン上のインクを記録媒体Tに転写することができる。
インクリボンカセット8は、ロール状に巻かれたインクリボンRを格納し、インクリボンRを記録部20へ搬送する。インクリボンRは、プラテンローラ3と記録ヘッド6との間で、搬送される記録媒体Tの記録ヘッド側に搬送される。インクリボンRは、インクリボンカセット8のリボン供給リールから供給され、インクリボンカセット8のリボン巻取リールに巻き取られる。本実施形態のプリンタ1は、インクリボンカセット8を交換可能に装着することによって、インクリボンRを用いた記録を行うことができる。
図3の搬送ローラ4、プラテンローラ3、供給ローラ21a、21b、およびインクリボンカセット8のリボン巻取リールのスプール8aは、後述する共通駆動源としてのメインモータ5で駆動される。また、記録ヘッド6は、後述するサブモータ9によって、プラテンローラ3との間で記録媒体Tを挟持して記録を行う記録位置と、記録位置よりもプラテンローラ3との距離が広い退避位置と、に移動可能に構成されている。
記録媒体Tに記録を行うときには、記録ヘッド6は記録位置に移動する。記録ヘッド6は、インクリボンカセット8のインクリボンRを介して記録媒体Tを押圧するとともに、操作部13から入力された記録データに従って記録ヘッド6の発熱素子を選択的に発熱させる。これにより、インクリボンRのインクを溶融してチューブTに転写し、記録を行う。また、供給ローラ対21の上流側と、搬送ローラ4の下流側には、チューブTの有無を検出することで、搬送されるチューブTの先端を検出するための透過一体型センサ(不図示)が配置されている。
[切断部]
図4は、本発明の一実施形態に係るプリンタのメインドライブユニットを示す分解斜視図である。メインドライブユニット2は、後述する記録部20と、切断部30と備え、記録部20における搬送ローラ4(図3参照)の搬送方向下流側には、記録媒体Tに切断処理を施す切断部30が配置されている。
切断部30は、カッタースライダー310と、カッター受け台ユニット330と、を備えている。カッタースライダー310は、カッター311と、カッター311を保持するカッタースライダー312と、カッタースライダー312を摺動可能に保持するカッタースライダー軸313と、カッタースライダー312をガイドするカッタースライダー板金314と、カッタースライダー312を付勢するカッタスライダーバネ315と、後述するカッタースライダーピン323と、を備えている。カッタースライダー310は、搬送された記録媒体Tを所定の位置でカットするように、カッター受け台ユニット330と対向するように設けられる。
また、メインドライブユニット2は、カッターカム316と、カッターカム316と一体になって回動するヘッドカム317と、を有している。カッターカム316の外周のカム面は、カッタースライダー312に備えられたカッタースライダーコロ318に当接している。カッターカム316が回転することによって、カッタースライダー312をカッタースライダー軸313に沿ってH1方向に移動させることができる。
図5は、カッターホルダーユニット321の構成を示す図である。カッタースライダー310は、さらにカッターホルダーユニット321(図5参照)を備えている。カッターホルダーユニット321は、カッター311を保持するカッターホルダA324と、カッター311を保持するカッターホルダB325と、カッター311を付勢させるカッターホルダバネ322と、を備えている。カッターホルダーユニット321は、カッター311をカッター受け台ユニット330から遠ざける方向(以下、H2方向とも言う)または近づける方向(以下、H3方向とも言う)に摺動可能であり、カッターホルダバネ322によってH2方向に付勢されている。
図6は、カッターホルダーユニットにカッタースライダーを装着した時の斜視図である。図7は、カッターホルダーユニットにカッタースライダーを装着した時の断面図である。カッターホルダーユニット321には、カッターホルダB325を覆うようにカッタースライダー312が装着される。カッタースライダー312が装着されると、カッター311はH3方向に摺動されると共に、カッターホルダバネ322によってH2方向に付勢されるカッター311をカッタースライダーピン323によって保持されている。さらに、カッター311は、カッタースライダーピン323によって保持されながら、H4方向への揺動可能である。これにより、記録媒体Tを切断しやすくすることができる。
図8は、本発明の一実施形態に係るプリンタの記録ヘッドが退避している状態を示す状態図である。カッターカム316は、サブモータ9とギア群とから伝達され、回動する。ヘッドカム317は、カッターカム316とギア群との間に配置され、カッターカム316の外周のカム面と記録ヘッドアングル401の突起10a(図15参照)とが接触し、記録ヘッドアングル401を、記録ヘッドアングルバネ16aの張力と協働して、軸10bを中心に揺動させている。
また、図9は、本発明の一実施形態に係るプリンタのカッター受け台ユニットの斜視図である。カッター受けユニット330は、図9において、矢印G方向に回動するカッター受け台331と、カッター受け台331の開口部に挿入されるカッター受け軸338と、カッター受け軸338を回動可能に保持するカッター受け台板金339と、カッター311を直接受けるカッター受け板332と、から構成されている。カッター受け板332が摩耗した時、カッター受け板332を矢印Iの上方向へ分離して交換可能である。
カッター受け板332には、記録媒体Tをフルカットする面Aと、記録媒体Tをハーフカットする面Bと、が形成されている。記録媒体Tをフルカットする面Aは、フラットな特に何も加工を行わない面で形成されている。そして、記録媒体Tをハーフカットする面Bは、記録媒体Tの最大幅よりも外側に凸部336を設けることで、凸部336でカッター311を受けて、凸部336より先にカッター311が入らない構成で、記録媒体Tをハーフカットするように形成されている。また、カッター受け台331の下部には、カッターリンク335と係合するカッターリンク係合ボス333が設けられている。なお、前記凸部は、例えば、ばね板やステンレス等の鋼板をフラットな面に取り付けたものである。また、本実施形態では、カッター受け板332の保有面は、2つと示したが、3つ以上の面を保有してもよい。
また、図8および図12に示すようにカッター受け台331はカッターリンク335を介して記録ヘッドアングル401と連結しており、カッターリンク335でカッター受け台331を回動させ、カッター311に対応する受け面を切り換えるカッター受け台駆動手段を構成している。
このように構成されているので、図8に示すように、サブモータ9によりヘッドカム317とカッターカム316が所定量だけ左回転すると、記録ヘッドアングル401の反時計針方向の揺動により、記録ヘッド6をプラテンローラ3から押圧解除させ、記録ヘッドアングル401と連結されているカッターリンク335によって、カッター受け台331が反時計針方向に回動し、カッター受け台331のストッパー336aがカッタースライダー板金314に設けられたストッパー受け部337aに当接し(図13参照)、そこ以上に反時計針方向に回転することができなくなることでフルカット可能なフラットのA面がカッター311に対向するようになっている(図8参照)。
また、図12に示すように、サブモータ9により、ヘッドカム317とカッターカム316が所定量だけ右回転すると、記録ヘッドアングル401の時計針方向の揺動により、記録ヘッド6は記録媒体Tを介してプラテンローラ3を押圧し、一方、カッター受け台331はカッターリンク335により時計針方向に回動し、カッター受け台331のストッパー336bがカッタースライダー板金314に設けられたストッパー受け部337bに当接し(図14参照)、そこ以上に時計針方向に回転することができなくなることでハーフカット用のB面がカッター311に対向するようになっている(図12参照)。
また、上記動作におけるサブモータ9の回転量は、図14に示すように、ヘッドカム317に設けられたフラグ319を透過一体型センサであるカムセンサ320が検出した位置を起点として制御している。
また、本実施形態では、カッター受け台331の停止位置を2つとしているが、この停止位置は3つ以上設けてもよい。さらに上記ストッパーも複数設けてもよく、それがカッター受け台331の停止位置ごとに設けられていてもよい。
フルカット時は、図8において、カッター311とカッター受け台331の間に不図示の記録媒体Tが搬送された状態で、カッターカム316が所定量左回転することでカッター311がカッター受け部330に向かって移動し、記録媒体Tを挟み込むことでフルカットを行う。
また、ハーフカット時は、図12において、カッター311とカッター受け台331の間に不図示の記録媒体Tが搬送された状態で、カッターカム316が所定量右回転することでカッター311がカッター受け台331に向かって移動し、記録媒体Tを挟み込むことでハーフカットを行う。
図10および図11は、本発明に関する説明図であり、図1の切断部30近傍を背面側から見た拡大図である。そのため、図1とは記録媒体Tの搬送方向が逆となる。なお、視認性から発明と関係しない部品は極力不図示としている。図10は、カッター受け板332にカッター311が当接した切断位置を示し、図11がカッター受け板332からカッター311が離間した退避位置を示している。なお、カッター311の切断位置と退避位置との間の移動手段については前述のとおりであるため省略する。
記録媒体Tは、プラテンローラ3および搬送ローラ4に挟持されてガイド部材341を通り、カッター311を有する切断部を通り、排出される。このとき、ラベルなどシート状の記録媒体Tの際は、ガイド部材341の溝部342を通ることで搬送姿勢が整えられ、カッター311近傍まで引き続き搬送姿勢を規制するための第1の規制部343を通る。一方、チューブ状の記録媒体Tは、チューブの浮きを規制するための第2の規制部344を通る。なお、前述のように記録媒体Tによって搬送経路を変える手段として、ガイド部材341が搬送方向上下方向に可動式であり、説明しない機構によってチューブ径毎、ラベル幅毎にガイド部材341が調節可能な構成となっている。
以上の構成において、図10に示すカッター311の切断位置からガイド部材341の第1の規制部343までの距離Xが、図11に示すカッター311の退避位置からガイド部材341の第1の規制部343までの距離Yよりも短い。そのため、ラベルLのカットされた先端が移動できる範囲の外側へカッター311が移動することとなる。すなわち、図11に示すように、カットしたラベルの先端が移動できる範囲は、第1の規制部343の右上角部を中心とした円弧334であるのに対し、退避位置におけるカッター311の位置は円弧334の外側となる。なお、ラベルL′はラベルが貼りついた状態でカッター311を移動させたときの、ラベル先端の位置を示すものである。このように、距離Xが距離Yよりも短いことによって、ラベルが切断された際にラベル糊がカッター311に貼り付いたままカッター311が退避位置に移動すると、カッター311からラベルLを剥がすことが可能となる。なお、このとき、搬送方向上流では記録ヘッド6がプラテンローラへ押圧しているため、カッター311の退避位置に戻る動作に連れてラベルが引き出されて移動することはない。本実施形態では、記録ヘッド6による押圧としたが、プラテンローラ3と搬送ローラ4による押圧や摩擦力によるラベル引き出しを防いでも良い。
[制御構成]
図16は、本発明にかかる一実施形態のプリンタ1における制御のための構成を示すブロック図である。電源部16は、プリンタ1に設けられ、操作部13や表示部14、記録ヘッド6、メインモータ5、サブモータ9、カムセンサ320、外気温センサ17および制御部としてのCPU15等の動作に必要な電力を供給するユニットである。
CPU15は、記録部20による記録動作の制御、表示部14における表示の制御など、プリンタ1における各部の動作、処理を制御する。
操作部13は、ユーザのキーボード操作により、記録媒体Tへの記録内容や記録JOB数、切断手段による切断パターン等、プリンタ1に対して種々の設定の入力を行う。また、電源部16への電源ON/OFF入力も、操作部13の電源キーから行うようになっている。さらに、後述する自動モード/手動モードの選択も操作部13からの入力により行う。
外気温センサ17は、プリンタ1が設置されている環境の温度を検出するセンサである。
上述のようにサブモータ9は記録媒体Tを切断する切断部30の駆動を担っており、本発明における一実施形態においては、ステッピングモータを採用している。記録媒体Tの切断動作は、サブモータ9の正逆転駆動により行っている。また、サブモータ9を駆動する際のパルス数を調整することにより、切断手段のカット深さを調整できるようにしている。
記録ヘッド6は、記録部20に設けられている。記録部20の説明において述べたように、記録ヘッド6とプラテンローラ3とで記録媒体TとインクリボンRと挟持する。そして、記録ヘッド6の発熱素子の発熱制御を行うことにより記録を行う。
記録ヘッド6の発熱素子を駆動する駆動パルスは、外気温センサ17の検出温度に基づいて、複数段階で変更することが可能となっている。外気温センサ17で検出した温度が低い場合、記録媒体Tの温度が低くなっているためインクリボンRに加える熱量を増やす必要がある。その際、記録ヘッド6の発熱素子の駆動パルス(通電時間)を長くすることにより、低温環境下でも適正な記録を行うことが可能となっている。
メインモータ5は、プラテンローラ3、供給ローラ21aなどの駆動を担っており、本発明における一実施形態においてはステッピングモータを採用している。記録媒体Tのフォワードフィードおよびバックフィードの切り替えは、ステッピングモータの正回転、逆回転により行っている。また、プリンタ1の搬送速度設定は高速から低速まで3段階で変更することが可能であり、メインモータ5の駆動制御により変更可能となっている。メインモータ5の駆動はインクリボンカセット8の巻取りスプールにも連結しており、記録媒体Tへの記録が終了したインクリボンRの回収も、メインモータ5の駆動により行う。
[制御フローチャート]
図17は本発明の一実施形態におけるプリンタ1に記録媒体Tを挿入し、記録が終了するまでの記録装置の状態を示したフローチャートである。
ステップS701では、印刷を行うための記録媒体Tを操作部13にある電源ボタンを押下し本体に通電して待機している状態がスタートである。そして、ステップS702へ進み、記録媒体Tを本体に挿入、セットされ、操作部13のキーボードで記録媒体Tに記録する記録内容および記録枚数、文字サイズ等を入力・決定すると記録媒体Tの搬送が開始される(S703)。
ステップS704では、記録媒体Tが搬送ローラ4の下流に配置されている透過一体型センサまで搬送され、当該センサの検出により「被記録媒体無し」の状態から記録媒体Tの到達に伴い「被記録媒体有り」の状態に遷移したかを判定する。このとき、記録媒体Tのセット位置から透過一体型センサまでの所定距離搬送を行っても、記録媒体Tの到達を透過一体型センサにより検出できなかった場合は、表示部のLCD画面にてエラー表示を行い、ユーザにアナウンスを行う(S705)。
ステップS705では、記録媒体Tをセット位置から所定距離搬送しても透過一体型センサにて到達を検出できない場合、搬送経路の途中でJAMや用紙詰まりといった問題が生じている可能性が高いためである。一方、記録媒体Tのセット位置から透過一体型センサまで所定距離搬送を行い、透過一体型センサによって検出ができたら、記録媒体Tを印刷開始位置までバックフィードする(S706)。その後、ステップS707へ進み、サブモータ500を駆動して記録ヘッドのポジションを記録媒体Tに圧接する記録位置に移動し、プラテンローラと記録ヘッドにより記録媒体TおよびインクリボンRを挟持する。
次に、前述の操作部13により入力した印刷内容、印刷・搬送設定等の情報をもとに記録媒体Tへ記録を行い(S708)、記録された記録媒体Tを切断部によってハーフカットを行う(S709)。そして、ステップS710において、操作部13により入力した印刷設定内容がすべて終了したかを判断する。設定した記録枚数が終了していない場合は、ステップS708に戻り、設定した記録枚数が終了するまで繰り返す。
一方、設定した記録枚数すべて終了すると、最後に記録を行った記録媒体Tを前述の図1記載の切断部30まで搬送して、フルカット動作を行う(S711)。その後、記録を開始できるように待機して、エンドとなる(S712)。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、カット時にカッターにラベルが貼り付いてしまっても、可動ガイドとカット位置との距離より遠くへカッターが退避するので、ラベル貼り付きを剥がせるため、カッターへのラベル貼り付きを防止することが可能となる。
1 記録装置(プリンタ)
2 メインドライブユニット
3 プラテン
6 記録ヘッド
8 インクリボンカセット
9 サブモータ
20 記録部
30 切断部
310 カッタースライダーユニット
311 カッター
312 カッタースライダー
314 カッタースライダー板金
316 カッターカム
317 ヘッドカム
320 カムセンサ
321 カッターホルダーユニット
330 カッター受け台ユニット
331 カッター受け台
332 カッター受け板
335 カッターリンク
336 凸部
341 ガイド部材
342 溝部
343 第1の規制部
344 第2の規制部
401 記録ヘッドアングル
L ラベル
L′ ラベル

Claims (5)

  1. 記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記記録ヘッドによって記録された記録済みの記録媒体に対し、前記記録済みの記録媒体をカッター刃で切断する切断手段と、
    前記切断手段を切断する切断位置および前記切断手段を退避する退避位置に移動させる駆動手段と、
    記録媒体の搬送姿勢を規制する規制部を有するガイド部材と、を備え、
    前記規制部から前記退避位置における前記カッター刃の先端までの距離よりも前記規制部から前記切断位置における前記カッター刃の先端までの距離が短いことを特徴とする記録装置。
  2. 前記切断手段は、前記カッター刃と、前記カッター刃と対向する位置にカッター受け部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記規制部は、シート状の記録媒体を規制する第1規制部と、チューブ状の記録媒体を規制する第2規制部と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記カッター受け部は、記録媒体をハーフカットする面と、記録媒体をフルカットする面とを有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の記録装置。
  5. 前記搬送手段は、プラテンローラを有し、前記切断手段による切断時には、前記プラテンローラと前記記録ヘッドによって押圧していることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の記録装置。
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