JP2023004368A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体の種類と規制部材の規制位置との不一致を抑制すること。【解決手段】記録装置1は、記録媒体を搬送する供給ローラ対2と、供給ローラ対2により搬送される記録媒体に対して記録を行う記録部20と、記録媒体の搬送方向において記録部20よりも下流に配置され、供給ローラ対2により搬送される記録媒体の搬送方向と直交する幅方向への移動を規制する規制部材7と、装置本体に着脱自在に装着されるアタッチメント101と、を有する。アタッチメント101は、記録媒体の種類に応じて、記録媒体の幅方向への移動を規制する規制部材7の規制位置を変位させる識別部102又は識別部103aを備える。【選択図】図11
Description
本発明は、記録媒体に記録処理を行う記録装置に関する。
長尺状のチューブ又はテープ等の記録媒体に記録処理を行う記録装置では、記録媒体の搬送の安定化のために、記録媒体の搬送方向において記録ヘッドの上流と下流とで記録媒体の姿勢を規制する必要がある。一般に、記録ヘッドの搬送方向の上流において記録媒体の姿勢を規制する記録装置が知られている。
また、特許文献1は、ロール状に巻回された記録媒体に記録処理を行う記録装置において、記録手段の搬送方向の下流に記録媒体の姿勢を規制する規制部材を設ける構成を開示している。特許文献1の記録装置は、記録媒体の幅方向への移動を規制するガイド溝を備える規制部材を有し、ガイド溝の深さ及び幅を記録媒体の幅に応じて変更可能としている。
しかしながら、特許文献1においては、ユーザの操作によって記録媒体の種類に応じて規制部材のガイド溝の深さ及び幅を変更する場合に、ユーザの誤操作によって記録媒体の種類に対して不適切なガイド溝の深さ及び幅が設定されてしまうおそれがある。
本発明の目的は、記録媒体の種類と規制部材の規制位置との不一致を抑制することができる記録装置を提供することである。
本発明の記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体に対して記録を行う記録手段と、前記記録媒体の搬送方向において前記記録手段よりも下流に配置され、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体の前記搬送方向と直交する幅方向への移動を規制する規制部材と、装置本体に着脱自在に装着されるアタッチメントと、を有し、前記アタッチメントは、前記記録媒体の種類に応じて、前記記録媒体の前記幅方向への移動を規制する前記規制部材の規制位置を変位させる変位手段を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の種類と規制部材の規制位置との不一致を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
<記録装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る記録装置1の構成について、図1から図3を参照しながら、詳細に説明する。
<記録装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る記録装置1の構成について、図1から図3を参照しながら、詳細に説明する。
図2は、記録装置1が記録媒体としてチューブTに記録処理を行う場合を例示している。なお、記録装置1は、チューブTに記録処理を行う場合に限らず、テープ又は記名板等のチューブT以外の長尺状の記録媒体に記録処理を行うこともできる。
記録装置1は、持ち運び可能に構成されており、選択的にセットされる長尺上の記録媒体に記録を行う。具体的には、記録装置1は、供給ローラ対2と、メインモータ5と、規制部材7と、インクリボンカセット8と、サブモータ9と、操作部13と、表示部14と、電源部16と、CPU17と、記録部20と、切断部30と、アタッチメント101と、を有している。
搬送手段としての供給ローラ対2は、供給ローラ2aと、供給ローラ2bと、から構成されており、メインモータ5が駆動することにより回転して記録媒体を記録部20に搬送する。
メインモータ5は、CPU17の制御により駆動して、搬送ローラ4、プラテンローラ3、供給ローラ対2及びインクリボンカセット8のリボン巻取リール8aを回転駆動させる。
規制部材7は、記録媒体の搬送方向(図2において左方向)(以下、単に「搬送方向」と記載する)において記録部20の下流に設けられている。規制部材7は、図2において紙面に対して直交する方向に移動可能に構成されており、後述のアタッチメント101に収容または挿入されている記録媒体の種類に応じて適切な規制位置に移動することにより、記録媒体の搬送を安定化させる。規制部材7は、搬送される記録媒体の搬送方向と直交する幅方向への移動を規制する。
インクリボンカセット8は、ロール状に巻かれたインクリボンRを格納しており、記録装置1に着脱可能に装着されることにより交換可能になっている。インクリボンカセット8は、インクリボンRを図示しないリボン供給リールから記録部20へ搬送すると共に、記録部20に供給したインクリボンRをリボン巻取リール8aによって巻き取る。インクリボンRは、プラテンローラ3と記録ヘッド6との間において、記録媒体と記録ヘッド6との間を搬送される。リボン巻取リール8aは、メインモータ5が駆動することにより回転してインクリボンRを巻き取る。
サブモータ9は、CPU17の制御によって駆動することにより記録ヘッド6を駆動させる。
操作部13は、ファンクションキー、文字キー、数字キー、記号キー、スペースキー、変換キー、十字方向キー及びリターンキー等を備えたキーボードを有している。操作部13は、ユーザによるキーボードのキーの操作により、記録媒体の種類、サイズ及び記録条件等が入力され、入力された記録媒体の種類、サイズ及び記録条件等の記録情報を設定する。操作部13は、設定された記録情報に応じた電気信号をCPU17に出力する。操作部13は、キーボードに対する操作によって記録媒体に記録する記録データをCPU17に出力する。
表示手段としての表示部14は、例えばLCDである。表示部14は、入力モード等を表示する各種情報表示エリアと、操作部13から入力された電気信号の示す文字、数字又は記号を表示する文字情報表示エリアと、文字サイズ等を表示するパラメータ表示エリアと、の3つの表示エリアに分割されている。表示部14は、CPU17の制御により所定の表示を行う。
電源部16は、CPU17に電力を供給している。
CPU17は、何れも図示しないCPU、ROM及びRAMから構成されている。CPU17は、電源部16より電力が供給されて駆動して、操作部13より入力された電気信号に基づいて、表示部14、メインモータ5及びサブモータ9の駆動を制御する。CPU17は、操作部13から入力された記録データに従って記録ヘッド6の発熱素子を選択的に発熱させる。なお、CPU17は、図示及び説明を省略するが、記録装置1の全体の上記以外の他の動作も制御する。
記録手段としての記録部20は、インクリボンカセット8に収容されているインクリボンRによって記録媒体に記録処理を行い、記録処理した記録媒体を切断部30に搬送する。具体的には、記録部20は、供給ローラ対2と、プラテンローラ3と、搬送ローラ4と、記録ヘッド6と、を備えている。
供給ローラ対2は、供給ローラ2a及び供給ローラ2bによって構成され、メインモータ5が駆動することにより回転して記録媒体を搬送する。
プラテンローラ3は、搬送方向において供給ローラ対2の下流側に設けられている。プラテンローラ3は、メインモータ5が駆動することにより回転して記録媒体を搬送する。
搬送ローラ4は、プラテンローラ3及び記録ヘッド6の搬送方向の下流側に設けられている。搬送ローラ4は、プラテンローラ3の周方向において、記録ヘッド6とは別の位置でプラテンローラ3と対向している。搬送ローラ4は、メインモータ5が駆動することにより回転して記録媒体を搬送する。
記録ヘッド6は、搬送方向において供給ローラ対2の下流側に設けられており、記録媒体を介してプラテンローラ3と対向している。記録ヘッド6は、サブモータ9が駆動することにより駆動して、プラテンローラ3との間で記録媒体を挟持して記録を行う記録位置と、記録位置よりもプラテンローラ3との距離が大きい退避位置と、に移動可能に構成されている。
記録ヘッド6は、搬送方向に対して直交する方向に配列される図示しない所定数の発熱素子を備えている。記録ヘッド6は、記録位置に移動すると共に、インクリボンカセット8のインクリボンRを介して記録媒体をプラテンローラ3に押圧する。記録ヘッド6は、CPU17の制御により発熱素子を選択的に発熱させることにより、インクリボンRのインクを溶融させて記録媒体に転写させて記録を行う。
切断部30は、記録部20の搬送方向の下流に設けられており、記録媒体に切断処理を施す。切断部30は、図示しないカッター刃とカッター受け部材とを用いて、記録部20において記録処理された記録媒体に対して半切り又は全切り処理を行う。切断部30は、切断した記録媒体を記録装置1の外部に排出する。
アタッチメント101は、記録装置1の装置本体の搬送方向において記録ヘッド6の上流に着脱自在に装着され、記録媒体を正しい姿勢で記録部20へ案内するためのガイドユニットとしての機能を有している。
上記の構成を有する記録装置1は、アタッチメント101が装着された際に規制部材7を適切な位置に移動させる後述の連動部材10(図1及び図2において図示省略)を更に有している。また、記録装置1の供給ローラ対2の上流側及び搬送ローラ4の下流側には、チューブTの有無を検出することにより搬送されるチューブTの先端を検出する図示しない透過一体型センサが配置されている。
<アタッチメントの構成>
本発明の実施の形態1に係る記録装置1のアタッチメント101の構成について、図4から図12を参照しながら、詳細に説明する。
本発明の実施の形態1に係る記録装置1のアタッチメント101の構成について、図4から図12を参照しながら、詳細に説明する。
図5において、図5(a)は、テープカセット101bの斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のA部分を拡大した図である。
図6において、図6(a)は、チューブ専用アタッチメント101aの平面図であり、図6(b)は、チューブ専用アタッチメント101aのチューブTを挿入する前の模式図である。また、図6(c)は、チューブ専用アタッチメント101aのチューブTを挿入した後の模式図である。
図7において、図7(a)は、チューブ専用アタッチメント101aの斜視図であり、図7(b)は、図7(a)のC部分を拡大した図である。
図8において、図8(a)は、内径1.5mmから2.5mmまでのチューブTをチューブ専用アタッチメント101aに収容している場合の調整部材107を示している。図8(b)は、内径2.6mmから10mmまでのチューブTをチューブ専用アタッチメント101aに収容している場合の調整部材107を示している。
図11において、図11(a)は、内径1.5mmから2.5mmまでのチューブTを規制部材7によって規制する状態を示しており、図11(b)は、内径2.6mmから10mmまでのチューブTを規制部材7によって規制する状態を示している。
図12において、図12(a)は、幅12mmのテープUを規制部材7によって規制する状態を示しており、図12(b)は、幅9mmのテープUを規制部材7によって規制する状態を示している。図12(c)は、幅6mmのテープUを規制部材7によって規制する状態を示している。
アタッチメント101には、記録媒体としてのチューブTに記録処理を行う際に用いられるチューブ専用アタッチメント101aと、記録媒体としてのテープUに記録処理を行う際に用いられるテープカセット101bと、がある。チューブ専用アタッチメント101a又はテープカセット101bは、記録対象の記録媒体の種類に応じて記録装置1に選択的に装着される。これにより、記録装置1は、装着されたチューブ専用アタッチメント101a又はテープカセット101bに収容されている各種の記録媒体に対して、記録処理及び切断処理等を行う。
テープカセット101bには、図4に示すようにロール状に巻回されたテープUが収容されていると共に変位手段としての識別部102(図5参照)が設けられている。識別部102は、図12に示すように、テープUの幅に応じて異なる形状の識別部102-1から102-3となるように構成されている。識別部102-1から102-3は、テープカセット101bに収容されているテープUが1種類に限定されているため、チューブ専用アタッチメント101aの識別部103aと異なり、調整不要となっている。
具体的には、幅が12mmのテープUを収容しているテープカセット101bには、図12(a)に示す識別部102-1が設けられている。また、幅が9mmのテープUを収容しているテープカセット101bには、識別部102-1よりも図12において上下方向の長さの短い図12(b)に示す識別部102-2が設けられている。更に、幅が6mmのテープUを収容しているテープカセット101bには、識別部102-2よりも図12において上下方向の長さの短い図12(c)に示す識別部102-3が設けられている。
従って、記録装置1は、テープカセット101bが装着された際に、識別部102の形状によってテープUの幅を認識することができる。テープカセット101bは、未使用のテープUを収めるケースとしての機能を併せ持つ場合もある。
また、チューブ専用アタッチメント101aは、内径の異なる複数の種類のチューブTを挿入可能であり、識別部材103と、回転軸部104と、付勢部材106と、調整部材107と、弾性部材108と、を備えている。
識別部材103は、図11に示すように、弾性部材108によって調整部材107に付勢されている。識別部材103は、回転軸部104に沿って図7(b)に矢印で示すD方向に移動可能になっており、変位手段としての識別部103aを備えている。
回転軸部104は、調整部材107を回動可能に支持していると共に、弾性部材108を挿通している。
付勢部材106は、図6(c)に示すように、記録装置1の外部から挿入されたチューブTを搬送路の搬送基準面105に向けて押圧する。
操作手段としての調整部材107は、図9に示すように円筒状のカムになっており、図8(a)の状態から時計回りに回動可能であり、又は図8(b)の状態から反時計回りに回動可能である。調整部材107は、レバー107aと、凸部107bと、上方平坦部109と、1110と、斜面部Eと、を備えている。
レバー107aは、調整部材107を回動させる際に操作される。
凸部107bは、チューブ専用アタッチメント101aに挿入されているチューブTの径に応じて、調整部材107の時計回り又は反時計回りの回動に伴って、Φ1.5-Φ2.5又はΦ2.6-Φ10を指し示す位置に移動する。
上方平坦部109は、調整部材107の回動方向と平行な平面に沿って平坦になっており、識別部材103と当接可能になっている。
下方平坦部110は、調整部材107の回動方向と平行な平面に沿って平坦になっており、上方平坦部109の下方に設けられていると共に、識別部材103と当接可能になっている。
斜面部Eは、上方平坦部109と下方平坦部110との間に設けられる傾斜面であり、識別部材103と摺接可能になっている。
弾性部材108は、回転軸部104に沿って伸縮自在になっている。
<連動部材の構成>
本発明の実施の形態1に係る記録装置1の連動部材10の構成について、図10から図12を参照しながら、詳細に説明する。
本発明の実施の形態1に係る記録装置1の連動部材10の構成について、図10から図12を参照しながら、詳細に説明する。
連動部材10は、規制部材7の係合部15と回動可能に係合する二股状の二股部18と、識別部102又は識別部103aに当接する当接部19と、を備えており、軸部Gを中心に図11及び図12において時計回り又は反時計回りに回動可能になっている。連動部材10は、当接部19が識別部102又は識別部103aに当接した際に、図示しない弾性部材によって図11及び図12において反時計回りの回動方向に付勢される。
連動部材10は、記録装置1にチューブ専用アタッチメント101aが装着された際に識別部103aと当接し、記録装置1にテープカセット101bが装着された際に識別部102と当接することにより、規制部材7を適切な位置に移動させる。
<記録装置における規制位置変位動作>
本発明の実施の形態1に係る記録装置1における規制位置変位動作について、詳細に説明する。
本発明の実施の形態1に係る記録装置1における規制位置変位動作について、詳細に説明する。
まず、チューブTに記録処理を行う際の記録装置1における規制位置変位動作について、図7から図11を参照しながら、詳細に説明する。
記録装置1は、所定範囲の内径のチューブTに記録処理を行うことができる。所定範囲は、ここでは内径1.5mmから10mmまでを例示する。
まず、ユーザは、カバーが開かれた状態のチューブ専用アタッチメント101aに対して、チューブTを図示しない一対の供給ローラの下流まで挿入する。この際に、一対の供給ローラは、互いに離間している。そして、ユーザは、チューブTを挿入後にカバーを閉めることにより、これに連動して一対の供給ローラがチューブTを介して互いに押圧する。
また、ユーザは、記録処理を行うチューブTの内径に応じて、レバー107aを操作して調整部材107を回動させる。
具体的には、ユーザは、内径1.5mmから2.5mmまでのチューブTがチューブ専用アタッチメント101aに挿入されている場合に、調整部材107の凸部107bがΦ0.15-Φ2.5を指し示す図8(a)の位置まで調整部材107を回動させる。また、ユーザは、内径2.6mmから10mmまでのチューブTがチューブ専用アタッチメント101aに挿入されている場合に、調整部材107の凸部107bがΦ2.6-Φ10を指し示す図8(b)の位置まで調整部材107を回動させる。
凸部107bがΦ2.6-Φ10を指し示す位置からΦ0.15-Φ2.5を指し示す位置まで調整部材107を回動させた場合に、識別部材103は、弾性部材108の弾性復帰力により下方平坦部110から斜面部Eを上方に摺動する。そして、識別部材103は、上方平坦部109に移動する。また、凸部107bがΦ0.15-Φ2.5を指し示す位置からΦ2.6-Φ10を指し示す位置まで調整部材107を回動させた場合に、識別部材103は、弾性部材108の付勢力に抗して上方平坦部109から斜面部Eを下方に摺動する。そして、識別部材103は、下方平坦部110に移動する。
この状態において記録装置1にチューブ専用アタッチメント101aを装着した際に、識別部103aは連動部材10の当接部19を図11において下方に押圧し、連動部材10は図11において時計回りに回動する。これにより、規制部材7は、連動部材10によって図11において上方に移動して所定の規制位置で停止する。
この際に、識別部103aは、チューブ専用アタッチメント101aが内径2.6mmから10mmまでのチューブTを挿入している図11(b)に比べて内径1.5mmから2.5mmまでのチューブTを挿入している図11(a)の方が上方に位置する。従って、連動部材10の回動量は、図11(b)に比べて図11(a)の方が小さくなる。また、規制部材7は、図11(b)に比べて図11(a)の方が図11において下方に位置する。
これにより、内径1.5mmから2.5mmまでのチューブTが通過する場合には、図11(a)に示す狭い搬送ガイド幅Hとなり、内径2.6mmから10mmまでのチューブTが通過する場合には、図11(b)に示す広い搬送ガイド幅Hとなる。このように、チューブTが通過する搬送ガイド幅Hを、チューブTの内径に応じて適切に設定することができる。
ここで、搬送ガイド幅Hは、規制部材7がチューブTを規制する搬送ガイド上面7aと、記録装置1が備える搬送ガイド下面11aと、の幅であり、チューブTの搬送方向と直交する幅方向の幅である外径と略等しいチューブTが通過可能な幅である。肉厚が薄く剛性のない内径1.5mmから2.5mmまでのチューブTに対して搬送を安定させるために、搬送ガイド幅Hを狭い設定にしている。
このように、調整部材107は、回動することにより、識別部103aを図7(b)のD方向に移動させて、チューブ専用アタッチメント101aに挿入されているチューブTの内径に応じた位置に識別部103aを停止させる。
なお、上記の位置規制動作において、チューブ専用アタッチメント101aを記録装置1に装着する前に識別部103aの位置を設定したが、チューブ専用アタッチメント101aを記録装置1に装着した後に識別部103aの位置を設定してもよい。
続いて、テープUに記録処理を行う場合の記録装置1における規制位置変位動作について、図12を参照しながら、詳細に説明する。
テープUを収容しているテープカセット101bを記録装置1に装着した場合に、識別部102-1から102-3は、連動部材10の当接部19を図12において下方に押圧する。これにより、連動部材10は、図示しない弾性部材の付勢力に抗して図12において時計回りに回動する。また、規制部材7は、連動部材10が図12において時計回りに回動することにより、連動部材10によって図12において上方に移動して所定の規制位置で停止する。所定の規制位置は、搬送ガイド上面7aと搬送ガイド下面11aとの搬送ガイド幅HがテープUの幅と略同じになる位置である。
この際に、識別部102-1の図12の上下方向の長さは識別部102-2及び識別部102-3の図12の上下方向の長さよりも長いため、搬送ガイド幅Hは最も大きい12mmとなる。また、識別部102-2の図12の上下方向の長さは識別部102-3の図12の上下方向の長さよりも長いため、搬送ガイド幅Hは9mmとなる。更に、識別部102-3の図12の上下方向の長さは識別部102-1及び識別部102-2の図12の上下方向の長さよりも短いため、搬送ガイド幅Hは最も小さい6mmとなる。
ここで、搬送ガイド幅Hは、テープUの搬送方向と直交する幅方向の幅と略等しいテープUが通過可能な幅である。
このように、チューブ専用アタッチメント101aに調整部材107を設けると共に、テープカセット101bに収容されているテープUの幅を1種類に限定して、識別部102の形状を固定にする。これにより、テープカセット101bを記録装置1に装着することにより自動的に規制部材7の規制位置を設定することができるため、規制部材7の規制位置の調整を不要にすることができる。また、チューブ専用アタッチメント101aを使用するときにのみ規制部材7の規制位置を調整すればよいので、記録媒体の種類と規制部材7の規制位置との不一致を抑制することができる。
本実施の形態では、装置本体に着脱自在に装着されるアタッチメント101が、記録媒体の種類に応じて、記録媒体の幅方向への移動を規制する規制部材7の規制位置を変位させる識別部102又は識別部103aを備える。これにより、記録媒体の種類と規制部材7の規制位置との不一致を抑制することができる。
なお、本実施の形態において、チューブ専用アタッチメント101aの識別部103aを調整部材107によって調整したが、これに限らず、チューブ専用アタッチメントに挿入されるチューブを1種類に限定して識別部を調整不要にしてもよい。これにより、記録媒体の種類と規制部材の規制位置との不一致を防ぐことができる。
(実施の形態2)
<記録装置の構成>
本発明の実施の形態2に係る記録装置50の構成について、図13を参照しながら、詳細に説明する。
<記録装置の構成>
本発明の実施の形態2に係る記録装置50の構成について、図13を参照しながら、詳細に説明する。
なお、図13において図3と同一構成である部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図13において、図13(a)は、内径1.5mmから2.5mmまでのチューブTを規制部材7によって規制する状態を示しており、図13(b)は、内径2.6mmから10mmまでのチューブTを規制部材7によって規制する状態を示している。
記録装置50は、メインモータ5と、規制部材7と、インクリボンカセット8と、サブモータ9と、透過一体型センサ12と、操作部13と、表示部14と、電源部16と、CPU17と、記録部20と、切断部30と、アタッチメント101と、を有している。
検出手段としての透過一体型センサ12は、いずれも図示しない、光を出射する発光素子と、発光素子が出射した光を受光する受光素子と、を備えている。透過一体型センサ12は、発光素子と受光素子との間に規制部材7の被検出部7bが位置する場合に、発光素子より出射される光を受光素子で受光できない。透過一体型センサ12は、発光素子と受光素子との間に規制部材7の被検出部7bが位置しない場合に、発光素子より出射される光を受光素子で受光する。透過一体型センサ12は、受光素子によって受光する光の強度に応じた電気信号を、規制部材7の規制位置の検出結果としてCPU17に出力する。
CPU17は、透過一体型センサ12より入力される電気信号に基づいて、表示部14に所定の表示を行うように制御する。なお、CPU17における上記以外の構成は記録装置1のCPU17と同一構成であるので、その説明を省略する。
<記録装置における位置規制動作>
本発明の実施の形態2に係る記録装置50における位置規制動作について、図14を参照しながら、詳細に説明する。
本発明の実施の形態2に係る記録装置50における位置規制動作について、図14を参照しながら、詳細に説明する。
記録装置50にチューブ専用アタッチメント101aを装着した際に、識別部103aは連動部材10の当接部19を図14において下方に押圧し、連動部材10は図14において時計回りに回動する。これにより、規制部材7は、連動部材10によって図14において上方に移動して所定の規制位置で停止する。
この際に、規制部材7の被検出部7bは、内径1.5mmから2.5mmまでのチューブTを規制する図13(a)の場合に、透過一体型センサ12よりも図13において下方に位置している。また、規制部材7の被検出部7bは、内径2.6mmから10mmまでのチューブTを規制する図13(b)の場合に、透過一体型センサ12の発光素子と受光素子との間に位置している。
CPU17は、透過一体型センサ12より入力された電気信号に基づいて、規制部材7によって規制されるチューブTの内径を判断する。CPU17は、チューブTの内径の判断結果と、操作部13より入力された電気信号の示すチューブTの内径の情報と、を比較して、規制部材7の位置が適切か否かを判断する。そして、CPU17は、規制部材7の位置が適切でないと判断した場合に、透過一体型センサ12により検出した規制部材7の規制位置に関する情報として注意喚起のメッセージを表示するように表示部14を制御する。これにより、記録媒体の種類と規制部材7の規制位置との不一致を防ぐことができる。
なお、記録装置50における位置規制動作の上記以外の動作は記録装置1における位置規制動作と同一動作であるので、その説明を省略する。
また、本実施の形態において、チューブ専用アタッチメント101aの識別部103aを調整部材107によって調整したが、これに限らず、チューブ専用アタッチメントに挿入されるチューブを1種類に限定して識別部を調整不要にしてもよい。これにより、記録媒体の種類と規制部材の規制位置との不一致を防ぐことができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る記録装置における調整部材以外の構成は図1から図12と同一構成であるので、その説明を省略する。
本発明の実施の形態3に係る記録装置における調整部材以外の構成は図1から図12と同一構成であるので、その説明を省略する。
操作手段としての調整部材1107は、図15に示すように、レバー107aと、凸部107bと、を備えている。また、調整部材1107は、上方平坦部1109と、第1中間平坦部1110と、第2中間平坦部1111と、第3中間平坦部1112と、下方平坦部1113と、斜面部F1と、斜面部F2と、斜面部F3と、斜面部F4と、を備えている。
上方平坦部1109は、調整部材1107の回動方向と平行な平面に沿って平坦になっており、識別部材103と当接可能になっている。
第1中間平坦部1110は、調整部材1107の回動方向と平行な平面に沿って平坦になっており、上方平坦部1109の下方に設けられていると共に、識別部材103と当接可能になっている。
第2中間平坦部1111は、調整部材1107の回動方向と平行な平面に沿って平坦になっており、第1中間平坦部1110の下方に設けられていると共に、識別部材103と当接可能になっている。
第3中間平坦部1112は、調整部材1107の回動方向と平行な平面に沿って平坦になっており、第2中間平坦部1111の下方に設けられていると共に、識別部材103と当接可能になっている。
下方平坦部1113は、調整部材1107の回動方向と平行な平面に沿って平坦になっており、第2中間平坦部1112の下方に設けられていると共に、識別部材103と当接可能になっている。
斜面部F1は、上方平坦部1109と第1中間平坦部1110との間に設けられる傾斜面であり、識別部材103と摺接可能になっている。
斜面部F2は、第1中間平坦部1110と第2中間平坦部1111との間に設けられる傾斜面であり、識別部材103と摺接可能になっている。
斜面部F3は、第2中間平坦部1111と第3中間平坦部1112との間に設けられる傾斜面であり、識別部材103と摺接可能になっている。
斜面部F4は、第3中間平坦部1112と下方平坦部1113との間に設けられる傾斜面であり、識別部材103と摺接可能になっている。
なお、調整部材1107における上記以外の構成は調整部材107と同一構成であるので、その説明を省略する。
上記の構成を有する調整部材1107を回動させることにより、識別部材103は、上方平坦部1109、第1中間平坦部1110、第2中間平坦部1111、第3中間平坦部1112又は下方平坦部1113と当接する。これにより、規制部材7は、連動部材10を介して、5段階の規制位置に移動してチューブTを規制することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
具体的には、上記の実施の形態1から実施の形態3において、調整部材107又は調整部材1107を手動で操作して規制部材7の規制位置を設定した。しかしながら、これに限らず、操作部13より入力されたチューブTの内径の情報に基づいて、規制部材7の規制位置を自動で設定するように構成してもよい。
また、上記の実施の形態1から実施の形態3において、アタッチメント101が記録媒体を正しい姿勢で記録部20へ案内する機能を有するようにしたが、これに限らず、任意の機能を有するアタッチメントによって規制部材7の規制位置を設定してもよい。
1 記録装置
5 メインモータ
6 記録ヘッド
7 規制部材
7a 搬送ガイド上面
7b 被検出部
8 インクリボンカセット
9 サブモータ
10 連動部材
11a 搬送ガイド下面
12 透過一体型センサ
13 操作部
14 表示部
17 CPU
20 記録部
30 切断部
50 記録装置
101 アタッチメント
101a チューブ専用アタッチメント
101b テープカセット
102 識別部
102-1 識別部
102-2 識別部
102-3 識別部
107 調整部材
107a レバー
108 弾性部材
1107 調整部材
5 メインモータ
6 記録ヘッド
7 規制部材
7a 搬送ガイド上面
7b 被検出部
8 インクリボンカセット
9 サブモータ
10 連動部材
11a 搬送ガイド下面
12 透過一体型センサ
13 操作部
14 表示部
17 CPU
20 記録部
30 切断部
50 記録装置
101 アタッチメント
101a チューブ専用アタッチメント
101b テープカセット
102 識別部
102-1 識別部
102-2 識別部
102-3 識別部
107 調整部材
107a レバー
108 弾性部材
1107 調整部材
Claims (6)
- 記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記記録媒体に対して記録を行う記録手段と、
前記記録媒体の搬送方向において前記記録手段よりも下流に配置され、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体の前記搬送方向と直交する幅方向への移動を規制する規制部材と、
装置本体に着脱自在に装着されるアタッチメントと、
を有し、
前記アタッチメントは、
前記記録媒体の種類に応じて、前記記録媒体の前記幅方向への移動を規制する前記規制部材の規制位置を変位させる変位手段を備える、
ことを特徴とする記録装置。 - 前記アタッチメントは、
前記記録媒体としてのテープを収容し、
前記変位手段は、
前記アタッチメントに収容された前記テープの前記幅方向の幅に応じて異なる形状を有すると共に、前記異なる形状によって前記規制部材の前記規制位置を変位させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記アタッチメントは、
前記幅方向の幅の異なる複数の種類の前記記録媒体としてのチューブを挿入可能であり、
前記変位手段は、
前記アタッチメントに挿入された前記チューブの前記幅方向の幅に応じて異なる位置に移動し、前記異なる位置に移動することによって前記規制部材の前記規制位置を変位させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記搬送手段は、
前記記録媒体を搬送路の搬送基準面に沿って搬送し、
前記アタッチメントは、
前記搬送手段により搬送される前記記録媒体を前記搬送基準面に向けて押圧して前記記録媒体を前記記録手段に案内する付勢部材を備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。 - 前記アタッチメントは、
前記変位手段を前記異なる位置に移動させる際に操作される操作手段を備える、
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の記録装置。 - 前記規制部材の前記規制位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出する前記規制位置に関する情報を表示する表示手段と、
を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021105995A JP2023004368A (ja) | 2021-06-25 | 2021-06-25 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021105995A JP2023004368A (ja) | 2021-06-25 | 2021-06-25 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023004368A true JP2023004368A (ja) | 2023-01-17 |
Family
ID=85100762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021105995A Pending JP2023004368A (ja) | 2021-06-25 | 2021-06-25 | 記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023004368A (ja) |
-
2021
- 2021-06-25 JP JP2021105995A patent/JP2023004368A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240620 |