JP2019130383A - 手荷物ケースのフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】手荷物ケースにおいて、主手荷物収納室内部で品物が移動したり、蓋を開放位置にした時に品物が手荷物収納室から落ち出ることを防ぐ。【解決手段】基体にヒンジを介して枢動可能に結合された蓋を備えた手荷物ケースにおいて、基体又は蓋のいずれかに内部表面に近接する位置で、且つ基体と蓋の境界より離れた位置で結合する第1のフラップ182と第2のフラップ184と、それらを選択的に接続と分離をするように構成された接続機構186を設けた。第1のフラップと前記第2のフラップを接続した状態で、対象物を包囲された空間に保持する。【選択図】図8

Description

関連出願の相互参照
本出願は米国特許法35U.S.C.第119条(e)項に基づき、2011年11月15日出願の「Frame of Luggage(手荷物ケースのフレーム)」と題する米国仮特許出願第61/560,109号の利益を主張し、参照によりその全体を本明細書に援用する。
本技術分野は一般的に手荷物ケースに関する。
手荷物ケースの重さは、手荷物ケースを設計する上で重要な要件となることが多い。全てが同じであれば、特に機内持ち込み用の手荷物ケースの場合には、消費者は通常最も軽い手荷物ケースを購入しようとする。ただし、手荷物ケースに十分な耐久性を与えつつ手荷物ケースの重さを最小化することと、全体形状を維持しかつ厳しい使用条件に耐えるための構造の完全性との間には妥協を余儀なくされることが多い。このように、手荷物ケースの工業界には、手荷物ケースの構造的完全性を損なうことなく手荷物ケース重量の最小化目標を達成できる手荷物ケースを開発する必要性が引き続き存在する。
手荷物ケースの重量を低減する一つの方法として、外側と内側の布地を支持する、3次元内部フレームの活用がある。3次元のフレームあるいはフレーム状の構造の色々な例が以下の公報に記載されている。国際特許公開第2008/009905号パンフレット、英国特許出願公開第2361692号明細書、欧州特許出願公開第2363037号明細書、米国特許第6,131,713号明細書、国際特許公開第2011/033218号パンフレット、国際特許公開第2010/122259号パンフレット、及び米国特許第7,984,797号明細書である。ただしこれらのフレームないしはフレーム状構造には、様々な欠点がある。
例えば、多くの3次元フレームないしはフレーム状の構造は、互いに直交して配置された細長い部材を利用して形成される。この構成は箱状の構造を成し、美的な訴求性のないものが多い。さらに、このような構造では設計者が手荷物ケースの外部表面を興味深い形状とデザインにして、その設計者の手荷物ケースを他の設計者の手荷物ケースから差別化しようとしても、そのような可能性を制約してしまうことが多い。
別の例としては、3次元のフレーム又はフレーム状の構造では、例えば入れ子式ハンドル、運搬用ハンドル、車輪などのような所望の機能を支持するために、プレートや車輪ケースのコネクタなどのような追加的な部材を必要とすることが多い。この追加的な部材が手荷物ケースの重量の望ましくない増加を招いたり、手荷物ケースの製造や組み立てに望ましくない複雑さを増大させたりすることがある。
国際特許公開第2008/009905号パンフレット 英国特許出願公開第2361692号明細書 欧州特許出願公開第2363037号明細書 米国特許第6,131,713号明細書 国際特許公開第2011/033218号パンフレット 国際特許公開第2010/122259号パンフレット 米国特許第7,984,797号明細書
したがって、既存の手荷物ケース用フレームにおける一つ又は複数のこれら及びその他の欠点に対処することができる手荷物ケース用フレームが必要とされている。
手荷物ケースの一実施形態が基体と蓋を含んでよい。蓋は基体に枢動可能に結合されて、基体と蓋とが実質的に包囲された空間を画定する第1の位置と、実質的に包囲された空間へのアクセスを可能とする第2の位置との間を枢動するようになっていてよい。基体にはフレームが含まれてよい。フレームには、第1の成形された硬質体と、第2の成形された硬質体と、少なくとも1つの第1の長尺部材とが含まれていてよい。第2の成形された硬質体は、第1の成形された硬質体から遠位の基体部分に位置してよい。第1の成形された硬質体は、基体の1つの面の少なくともかなりの部分を画定し、第2の成形された硬質体は基体の別の面の少なくともかなりの部分を画定してよい。第1の成形された硬質体は、少なくとも1つの第1の長尺部材によって第2の成形された硬質体に結合されてよい。
ある実施形態において、基体の上面は、少なくともそのかなりが第1の成形された硬質体によって画定される基体の1つの面である。ある実施形態において、基体の底面は少なくともそのかなりが第2の成形された硬質体によって画定される基体の別の面である。
ある実施形態において、外層がフレームに結合されてよい。外層は布地又はそれに類似のものであってよい。外層は、基体の更に別の面の、第1と第2の成形された硬質体の間に位置する中央部分を画定してよい。
ある実施形態において、蓋は第2のフレームを含んでよい。第2のフレームには、第3の成形された硬質体と、第4の成形された硬質体と、少なくとも1つの第2の長尺部材とが含まれてよい。第4の成形された硬質体は、第1の成形された硬質体から遠位の蓋部分に位置してよい。第3の成形された硬質体は蓋の1つの面のかなりの部分を画定し、第4の成形された硬質体は蓋の別の面のかなりの部分を画定してよい。第3の成形された硬質体は、少なくとも1つの第2の長尺部材によって第4の成形された硬質体に結合されてよい。
ある実施形態において、蓋の上面は、少なくともそのかなりが第3の成形された硬質体によって画定される蓋の面である。ある実施形態において、蓋の底面は、少なくともそのかなりが第4の成形された硬質体によって画定される蓋の別の面である。
ある実施形態において、手荷物ケースはライナを更に含んでもよい。このライナは包囲空間内に位置し、かつ少なくとも1つの第1の長尺部材又は少なくとも1つの第2の長尺部材の少なくともいずれか1つに結合することによってフレーム又は第2のフレームのいずれかに結合する。
ある実施形態において、第1と第2の成形された硬質体のそれぞれが手荷物ケースのその他の少なくとも2つの面を画定してよい。その少なくとも2つのその他の面は、手荷物ケースの前面、背面、左面又は右面から成る群から選択されてよい。
ある実施形態において、手荷物ケースはコネクタを含んでよい。コネクタは、曲線溝を画定する本体と、その本体から延びる部分カラーと、部分カラーの近くに位置していて本体から主カラーにほぼ平行に延びる突起とを含んでよい。第1の成形された硬質体又は第2の成形された硬質体のいずれかの少なくとも一部が曲線溝内に受け止められてよい。突起の少なくとも一部分は、少なくとも1つの長尺部材によって画定される開口を貫通して受け止められてよい。
手荷物ケースの別の実施形態が、前側、後側、右側、左側、上側及び下側を含んでよい。
前側、後側、右側、左側、上側及び下側が包囲空間を画定してよい。ジッパが右側、左側、上側及び下側の少なくとも一部に沿って配置されてよい。ジッパと、右側、左側、上側及び下側とは、ジッパが包囲空間へのアクセスを提供するように構成されてよい。手荷物ケースは更にフレームを含んでよい。フレームは、第1の上部体、第2の上部体、第1の下部体及び第2の下部体を含んでよい。第1の下部体は、少なくとも1つの第1の長尺部材によって第1の上部体と動作可能に結合されてよい。第2の下部体は、少なくとも1つの第2の長尺部材によって第2の上部体と動作可能に結合されてよい。第1と第2の上部体は全体として、手荷物ケースの上側のかなりの部分を画定してよい。ある実施形態において、第1と第2の下部体は全体として、手荷物ケースの下側のかなりの部分を画定してよい。
ある実施形態において、第1の上部体が手荷物ケースの右側、左側、前側の少なくとも一部分を画定し、及び/又は第2の上部体が手荷物ケースの右側、左側、後側の少なくとも一部分を画定する。
ある実施形態において、第1の下部体が手荷物ケースの右側、左側、前側の少なくとも一部分を画定し、及び/又は第2の下部体が手荷物ケースの右側、左側、後側の少なくとも一部分を画定する。
ある実施形態において、少なくとも1つの第1の長尺部材がグラスファイバの引抜き成形体を備える。
手荷物ケースの別の実施形態が基体と蓋とフレームを含んでよい。蓋は基体に枢動可能に結合されて、基体と蓋とが実質的な包囲空間を画定する第1の位置と、実質的な包囲空間へのアクセスを可能とする第2の位置との間を枢動するようになっていてよい。フレームが第1の上部体と第1の下部体を含んでよい。第1の上部体は、蓋の上部分を画定してよい。第1の下部体は、蓋の下部分を画定してよい。第1の下部体は、少なくとも1つの第1の長尺部材によって第1の上部体と動作可能に結合されてよい。
ある実施形態において、フレームは、基体の上部分を画定する第2の上部体と、基体の下部分を画定する第2の下部体とを更に含んでよい。第2の下部体は、少なくとも1つの第2の長尺部材によって第2の上部体と動作可能に結合されてよい。
ある実施形態において、第2の上部体は基体の上側のかなりの部分を画定してよく、及び/又は第2の下部体は基体の下側のかなりの部分を画定してよい。
ある実施形態において、第1の上部体は蓋の上側のかなりの部分を画定してよく、及び/又は第1の下部体は蓋の下側のかなりの部分を画定してよい。
ある実施形態において、少なくとも1つの第1の長尺部材はグラスファイバの引抜き成形体であってよい。
ある実施形態において、手荷物ケースがフレームに結合された外層を含んでよい。外層には手荷物ケースの中央部分が画定され、この中央部分は上部体と下部体との間に位置する。外層は布地であってよい。
ある実施形態において、ライナが包囲空間内に配置されてフレームに結合されてよい。ライナは、少なくとも1つの第1の長尺部材か少なくとも1つの第2の長尺部材の少なくともいずれか1つに結合されてよい。第1のフラップと第2のフラップがライナに結合されてよい。第1のフラップと第2のフラップは、互いに選択的に接続、分離がされるように構成されてよい。接続機構が第1のフラップと第2のフラップに結合され、第1のフラップと第2のフラップが選択的に接続、分離がされるように構成されてよい。第1のフラップと第2のフラップと手荷物ケースの内側表面とが全体として、第1と第2のフラップが接続されているときに、包囲された空間内に実質的に包囲された領域を画定してよい。
別の手荷物ケースの実施形態が基体と蓋を含んでよい。蓋は基体に枢動可能に結合されて、基体と蓋とが実質的な包囲空間を画定する第1の位置と、実質的な包囲空間へのアクセスを可能とする第2の位置との間を枢動するようになっていてよい。基体か蓋のいずれかが、第1のフラップと第2のフラップと接続機構とを含んでよい。接続機構は第1のフラップと第2のフラップに結合されてよい。接続機構は、第1のフラップと第2のフラップの接続と分離を選択的に行えるようになってよい。第1と第2のフラップが互いに接続されているときに、第1のフラップと第2のフラップと手荷物ケースの内側表面とが全体として、包囲された空間内に実質的に包囲された領域を画定してよい。
この概要は手荷物ケースを理解する助けとするために与えられる。当業者であれば手荷物ケースの様々な態様と特徴のそれぞれは有利には、ある場合には分離され、別の場合には手荷物ケースの他の態様及び特徴と組み合わせて使用され得ることを理解するであろう。
手荷物ケースの斜視図である。 図1の手荷物ケースの正面図である。 図1の手荷物ケースの側面図である。 図1の手荷物ケースのフレームの斜視図である。 図4のフレームの別の斜視図である。 図4のフレームの分解斜視図である。 図1の手荷物ケースの内部の別の分解斜視図である。 図1の手荷物ケースの内部の平面図である。 図1の手荷物ケースの内部の部分斜視図である。 図2の線10−10に沿って見た、図1の手荷物ケースの断面図である。 図2の線11−11に沿って見た、図2の手荷物ケースの断面図である。 図2の線12−12に沿って見た、図2の手荷物ケースの断面図である。 図2の線13−13に沿って見た、図2の手荷物ケースの断面図である。 図3の線14−14に沿って見た、図2の手荷物ケースの断面図である。 構造要素の上部体への接続を示すために内部ライナを除去した状態の、図1の手荷物ケースの上部分の平面図である。 構造要素の下部体への接続を示すために内部ライナを除去した状態の、図1の手荷物ケースの下部分の平面図である。 図1の手荷物ケースの別の内部の例を示す平面図である。 図17の内部に利用される接続機構のバックルの平面図である。 手荷物ケースの第2のフレームの正面斜視図である。 図19の第2のフレームの背面斜視図である。 図19の第2のフレームの背立面図である。 図19の第2のフレームの側立面図である。
本明細書で説明するのは、手荷物ケースの形状と構造を支持するフレームを組み込んだ手荷物ケースである。この手荷物ケースには、包囲空間を画定する、前、後、上、下、右及び左側が含まれてよい。包囲空間は一つ又は複数の収納室に分割されてよい。手荷物ケースは包囲空間にアクセスするための少なくとも1つのジッパを更に含んでよい。この少なくとも1つのジッパは、ジッパトラックと、少なくとも1つのジッパスライダと、少なくとも1つのジッパタブを備えてよい。手荷物ケースは更に、手荷物ケースに形状を与えるフレームを含んでよい。フレームは構造要素によって結合された本体を含んでよい。フレームは一般的に手荷物ケースの形状を画定する。内層と外層の材料がフレームに結合されて、手荷物ケースの一つ又は複数の蓋と基体、あるいはその他の外殻を画定する。
図1はフレームを利用する手荷物ケース100の一例の正面斜視図であり、図2は図1に示された手荷物ケース100の正面立面図であり、図3は図1に示された手荷物ケース100の側立面図である。図1〜3において、手荷物ケース100は、前側又は正面102と後側又は背面104と上側又は頂面106と下側又は底面108と右側又は右面110と左側又は左面112とを含み、これらが包囲空間(図示せず)を画定してよい。包囲空間は一つ又は複数の収納室に分割されてよい。手荷物ケース100は、手荷物ケースの下側又は底面108に結合された、一つ又は複数の車輪114を更に含んでもよい。車輪114は、(図1に示すような)固定方向車輪、又は回転車輪であってもよい。図には2つの車輪114が示されているが、手荷物ケース100は2つよりも多いか又は少ない車輪を有していてもよい。2つの車輪を利用する実施形態においては、手荷物ケースの下側又は底面108の近くの位置に、一つ又は複数の脚116またはそのほかの支持物があって、図1〜3に示す手荷物ケース100の直立配置と同じように、手荷物ケース100が直立配置を取って、その位置を保持することができるようになっていてよい。
手荷物ケース100には更に、一つ又は複数のハンドルがあってよい。少なくとも1つのハンドルは入れ子式ハンドル118であって、縮退位置と一つ又は複数の展伸位置とを選択的に取ってよい。展伸位置においては、入れ子式ハンドル118は、車輪114を使って手荷物ケース100を支持面に沿って押したり引いたりするために利用されてよい。一つ又は複数のハンドルは運搬用ハンドル120、122であってもよい。図1には2つの運搬用ハンドル120、122が示されている。1つは手荷物ケース100の上側又は頂面106に結合され、もう1つは手荷物ケース100の左側又は左面112に結合されている。運搬用ハンドル120、122は手荷物ケース100を持ち上げたり運んだりするのに利用される。勿論、2つより多いか少ない運搬用ハンドル120、122を手荷物ケース100に結合することも可能である。
手荷物ケース100は、包囲空間へのアクセスを与える第1のジッパ124を更に含んでよい。より具体的には、手荷物ケース100の前側又は正面102と上、下、左、右の側又は面106、108、110、112とが結合されて、一体となって移動可能な、手荷物ケース100の第1のケース部又は第1の外殻126を画定してよい。同じように、手荷物ケース100の後側又は背面104と上、下、左、右の側又は面とが結合されて、一体となって移動可能な、手荷物ケース100の第2のケース部又は第2の外殻128を画定してよい。第1のケース部又は第1の外殻126は蓋126と呼んでもよいし、第2のケース部又は第2の外殻128は基体128と呼んでもよい。第1と第2のケース部126、128はヒンジ130で結合されて、選択的に相互に枢動して、ヒンジ130に結合されたままで異なる配置を取ることができるようになっていてよい。図1に示す構成では、第1の手荷物ケース部126と第2の手荷物ケース部128が全体として包囲空間を画定する。別の位置へ枢動して、第1の手荷物ケース部126と第2の手荷物ケース部128の当接している端部が離間すると、包囲空間へのアクセスが可能となる。
第1と第2のケース部126、128が当接する端部に沿って、第1のジッパ124が配置されてよい。第1のジッパ124は、1つのジッパトラック132と2つのジッパスライダ134と2つのジッパタブ136とを含んでよい。各ジッパタブ136はそれぞれのジッパスライダ134に結合されて、それぞれのジッパスライダ134をジッパトラック134に沿って選択的に移動させることができるようになっていてよい。ジッパトラック132は、ヒンジ130の一端部分からヒンジ130の遠位端部分まで、第1と第2のケース部126、128の当接端に沿って配置されてよい。例えば、ヒンジ130の少なくとも上端部分から手荷物ケース100の上側又は頂面106へ、手荷物ケース100の上側又は頂面106に沿って手荷物ケース100の右側又は右面110へ、手荷物ケース100の右側又は右面110に沿って手荷物ケース100の下側又は底面108へ、手荷物ケース100の下側又は底面108に沿って手荷物ケース100の左側又は左面112へ、手荷物ケース100の左側又は左面112に沿ってヒンジ130の少なくとも下端部分へ、とジッパトラック132は延伸してよい。
図1において、ジッパトラック132は、第1のジッパテープに結合された歯の第1の組と、第2のジッパテープに結合された歯の第2の組を含んでよい。第1の歯の組は、第2の手荷物ケース部128に当接する第1の手荷物ケース部126の端部に結合され、第2の歯の組は、第1の手荷物ケース部126に当接する第2の手荷物ケース部128の端部に結合されてよい。第1の歯の組と第2の歯の組は、これに限らないが例えば縫合、接合、接着、溶接などを含む任意の好適な接続方法によって、それぞれ第1と第2のケース部126、128に接続されてよい。
第1の組の歯は、第2の組の対応する歯に選択的に係合するようになっていてよい。ジッパスライダ134をジッパトラック132に沿って選択的に移動させることにより、第1と第2の組の歯を選択的に係合及び解放させる。ジッパスライダ134の1つ又は両方が相互に離れるように移動すると、第1と第2の組の歯の少なくともいくつかが解放されて、ジッパトラック132に開口部を形成する。第1と第2の組の内の十分な数の歯が解放されると、開口が十分な大きさとなって、第1と第2のケース部126、128に依って画定される包囲空間にアクセスできるようになる。第1と第2の組の歯がジッパトラック132の実質的に全長に亘って解放されると、第1のケース126を第2の手荷物ケース部128に対して、又はその逆にも、選択的に枢動させることができる。同様に、第1と第2の組の大部分の歯が係合している場合には、第1と第2のケース部126、128を相互に選択的に枢動させることはできない。
手荷物ケース100を開閉するために様々な図においては2つのジッパスライダ134が図示されているが、第1のジッパ124は、単一のジッパスライダ134しか含まなくてもよい。第1のジッパ124が単一のジッパスライダ134を含む場合に、ジッパスライダを一方向に移動させると第1と第2の組の歯を係合させ、ジッパスライダをその逆方向に移動させると歯を解放させる。このようにして、単一のジッパスライダ134がジッパトラック132の一端にある場合には、第1と第2の組の実質的にすべての歯が解放され、単一のジッパスライダ134がジッパトラック132の反対の端にある場合には、第1と第2の組の実質的にすべての歯が係合されている。この他の点においては、単一のジッパスライダ134を持つ第1のジッパ124は、2つのジッパスライダ134を持つ第1のジッパ124と同様に作用する。具体的には、第1と第2の組の全ての歯が係合されている場合には、包囲空間へのアクセスは妨げられる。第1と第2の組の十分な数の歯が解放されている場合には、包囲空間にアクセスできる。第1と第2の組の実質的にすべての歯が解放されている場合には、第1と第2のケース部126、128を相互に選択的に枢動させることができる。
ジッパトラック132の少なくとも一部は、第1と第2のケース部126、128の外表面よりも後退していてよい。ある実施形態において、ジッパトラック132は、ジッパトラックの長さの一つ又は複数の部分又はセグメントに沿って後退していてよい。他の実施形態においては、ジッパトラック132は、ジッパトラック132の全長に亘って後退していてよい。
手荷物ケース100の上下の部分(すなわち、手荷物ケース100の上側又は頂面106と下側又は底面108と、その上側又は頂面106と下側又は底面108に隣接する手荷物ケース100の上、下、左、右の側又は面102、104、110、112の部分)は、より硬質の材料、例えばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(“ABS”)プラスチックや、ポリカーボネートプラスチックや、ABS/ポリカーボネートプラスチック混合物などでできてよい。上、下、左、右の側又は面102、104、110、112の残りの部分又は中央部分は相対的に柔らかい又は曲げやすい材料、例えば布地などでできていてよい。
これらの“より柔らかい”領域には、第2の支持部材、例えばABSプラスチックのシートや条材が、手荷物ケース100の左右の側又は面110、112の第1のジッパ124の近くに提供され、これらの領域における手荷物ケース100の形状維持を支援し、また少なくとも第1のジッパ124の一部を手荷物ケース100の左右の側又は面110、112の最外面に対して後退させることを可能とする。
手荷物ケース100の頂部と底部を画定するより硬質の材料は、手荷物ケース100の上下の部分における手荷物ケース100の外面を画定してよい。ある実施形態において、外側布地などのようなより柔らかい材料は、硬質材料の外表面に結合されて、手荷物ケース100の外観と感触をよくさせてもよい。
次に図4〜7においては、手荷物ケース100の形成に使用されるより柔らかい材料が省略されて、手荷物ケース100の上下部分に使用されるより硬質の材料の一部が示されている。これらの硬質材料は、手荷物ケース100用のフレーム138の一部であってよい。手荷物ケースのフレーム138は一般的に手荷物ケース100の形状を画定し、更に、手荷物ケース100を所望の形状に維持するための構造上の強度を与えてもよい。手荷物ケース用フレーム138はまた手荷物ケース100のより柔らかい材料の支持に利用されてもよい。
手荷物ケース用フレーム138は、第1と第2の上部体140、142、第1と第2の下部体144、146、及び前面と背面の構造要素148、150を含んでよい。第1と第2の上部体140、142と第1と第2の下部体144、146はまた第1、第2、第3、第4の本体と呼んでもよい。ここで、第1と第2の上部体と第1と第2の下部体は状況に応じて、いずれを第1本体、第2本体、第3本体、第4本体としてもよい。したがって、“第1の上部体”、“第2の上部体”、“第1の下部体”、“第2の下部体”という用語の使い方は、特定の記述で別の指示をされない限り、手荷物ケース用フレーム138を読者が理解しやすくする任意符号として理解されたい。前面と背面の構造要素148、150もまた第1と第2の構造要素と呼ぶことがあり、状況に応じて前面と背面の構造要素のいずれも第1と第2の構造要素となり得る。したがって、”前面構造要素”と“背面構造要素”という用語の使い方は、特定の記述で別の指示をされない限り、手荷物ケース用フレーム138を読者が理解しやすくする任意符号として理解されたい。更に、図には2つの前面構造要素148と2つの背面構造要素150が示されているが、2つよりも多いか少ない前面構造要素148と背面構造要素150が使用されてもよい。
手荷物ケース用フレーム138は、基体又は第2の手荷物ケース部128のための第1のフレーム138aと、蓋又は第1の手荷物ケース部126のための第2のフレーム138bとを含んでよい。第1のフレーム138aは第2の上部体142、下部体146及び背面構造要素150を含んでよい。第2のフレーム138bは第1の上部体140、下部体144及び前面構造要素148を含んでよい。
上部体と下部体140、142、144、146は、ABSやポリカーボネートプラスチックのような、より硬質の材料でできていてよい。上部体、下部体140、142、144、146のそれぞれは、成形又はその他の好適な工程を利用して形成され、手荷物ケース100の上部分と下部分の所望の外形を画定してよい。必要があれば、上部体、下部体140、142、144、146のそれぞれは一体品として成形又はその他の方法で形成されてよい。このように、少なくとも実施形態のあるものにおいては、第1と第2の上部体140、142、及び第1と第2の下部体144、146は、成形された硬質体である。
成形された硬質体であってよい第1の上部体140は、手荷物ケース100の前、上、右、左の側又は面102、106、110、112を画定してよい。実施形態のあるものにおいて、第1の上部体140は、蓋又は第1の手荷物ケース部126の上側又は頂面106の少なくともかなりの部分(例えば約75%以上)を画定してよい。実施形態のあるものにおいて、第1の上部体140は、蓋又は第1の手荷物ケース部126の上側又は頂面106の実質的に全体部分(例えば約95%以上)を画定するか、及び/又は実質的に同じ大きさとなっていてよい。実施形態のあるものでは、第1の上部体140は、蓋又は第1の手荷物ケース部126の一つ又は複数の前、右、左の側又は面102、110、112の約5%以上を画定してよい。
成形された硬質体であってよい第2の上部体142は、手荷物ケース100の後、上、右、左の側又は面104、106、110、112を画定してよい。実施形態のあるものにおいて、第2の上部体142は、基体又は第2の手荷物ケース部128の上側又は頂面106の少なくともかなりの部分(例えば約75%以上)を画定してよい。これらの実施形態のあるものにおいて、第2の上部体142は、基体又は第2の手荷物ケース部128の上側又は頂面106の実質的に全体部分(例えば約95%以上)を画定するか、及び/又は実質的に同じ大きさとなってよい。また更には、実施形態のあるものでは、第1の上部体140と第2の上部体142とが全体として、手荷物ケース100の上側又は頂面106の実質的な部分(例えば約75%以上)を画定してよい。また更なる実施形態においては、第1の上部体140と第2の上部体142とが全体として、手荷物ケース100の上側又は頂面106の実質的に全体(例えば約95%以上)を画定してよい。実施形態のあるものでは、第2の上部体142は、基体又は第2の手荷物ケース部128の一つ又は複数の後、右、左の側又は面104、110、112の約5%以上を画定してよい。
成形された硬質体であってよい第1の下部体144は、手荷物ケース100の前、下、右、左の側又は面102、108、110、112を画定してよい。すなわち、第1の下部体144は、第1の上部体140から遠位にある、手荷物ケース100の蓋又は第1の手荷物ケース部126の一部に配置されてよい。実施形態のあるものにおいて、第1の下部体144は、蓋又は第1の手荷物ケース部126の下側又は底面108の少なくともかなりの部分(例えば約75%以上)を画定してよい。これらの実施形態のあるものにおいて、第1の下部体144は、蓋又は第1の手荷物ケース部126の下側又は底面108の実質的に全体部分(例えば約95%以上)を画定するか、及び/又は実質的に同じ大きさとなってよい。実施形態のあるものでは、第1の下部体144は、第1の手荷物ケース部126の一つ又は複数の前、右、左の側又は面102、110、112の少なくとも約5%以上を画定してよい。
成形された硬質体であってよい第2の下部体146は、手荷物ケース100の後、下、右、左の側又は面104、108、110、112の部分を画定してよい。すなわち、第2の下部体146は、第2の上部体142から遠位にある、手荷物ケース100の基体又は第2の手荷物ケース部128の一部に配置されてよい。実施形態のあるものにおいて、第2の下部体146は、基体又は第2の手荷物ケース部128の下側又は底面108のかなりの部分(例えば約75%以上)を画定してよい。これらの実施形態のあるものにおいて、第2の下部体146は、基体又は第2の手荷物ケース部128の下側又は底面108の実質的に全体部分(例えば約95%以上)を画定するか、及び/又は実質的に同じ大きさとなってよい。また更には、実施形態のあるものでは、第1の下部体144と第2の下部体146とが全体として、手荷物ケース100の下側又は底面108のかなりの部分(例えば約75%以上)を画定してよい。また更なる実施形態においては、第1の下部体144と第2の下部体146とが全体として、手荷物ケース100の下側又は底面108の実質的に全体部分(例えば約95%以上)を画定するか、又は実質的に同じ大きさとなっていてよい。実施形態のあるものでは、第2の下部体146は、基体又は第2の手荷物ケース部128の一つ又は複数の後、右、左の側又は面104、110、112の少なくとも約5%以上を画定してよい。
各構造要素148、150は長尺部材又は引抜き成形体であってよい。実施形態のあるものにおいて、各長尺部材又は引抜き成形体はその長手軸に沿って中空であってもよい。別の実施形態において、各長尺部材又は引抜き成形体はその長手軸に沿って中空でない固体であってもよい。構造要素148、150は、十分な圧縮強度を与えるグラスファイバ又はその他の任意の好適な材料で形成されてよい。
各前面構造要素148は、第1の上部体140と第1の下部体144に結合され、その間に跨っていてよい。この構成において、前面構造要素148は第1の上部体140を第1の下部体144に動作可能に結合する。前面構造要素148はまた、第1の上部体140と第1の下部体144との間の距離を保持するようになっている。具体的には、前面構造要素148は第1の上部体140が下部体144に向けて移動することを阻止し、また第1の上部体が第1の下部体144に対して横方向に移動することを阻止する。
前面構造要素148は、前面構造コネクタ152を利用して第1の上部体140と第1の下部体144とに結合されてよい。各前面構造コネクタ152は、第1の上部体140と第1の下部体144のそれぞれと一体的に形成されてよい。あるいは、各前面構造コネクタ152は分離された部品として形成されて、第1の上部体140と第1の下部体144のそれぞれに(例えば、これに限らないが、摩擦篏合、溶接、機械的締付け、縫合、接着又はそれらの組合せにより)好適に結合されてもよい。第1の上部体140と第1の下部体144のそれぞれと一体的に形成されていない場合には、各前面構造コネクタ152には、コネクタ溝156又はそれに類似したものを画定する本体154が含まれていてもよい。コネクタ溝156は長さ方向に弓形をしていて、第1の上部体140又は第1の下部体144のそれぞれが画定する曲がったフランジ158に形が合致してよい。各第1の上部体140又は第1の下部体144のフランジ158又はその他の部分が、コネクタ溝156の中に配置されてよい。
ある実施形態では、縫合やねじなどの機械的締付け手段が、必要により、フランジ158とコネクタ溝156を画定している前面構造コネクタ152の本体154の部分を貫通して、前面構造コネクタ152を第1の上部体140又は第1の下部体144のそれぞれに結合してよい。実施形態のあるものでは、コネクタ溝156と、第1の上部体140又は第1の下部体144のそれぞれのフランジ158とは、前面構造コネクタ152と第1の上部体140又は第1の下部体144のそれぞれとの間に摩擦篏合接続を形成するような寸法となっていてよい。実施形態のあるものでは、第1の上部体140又は第1の下部体144のそれぞれのフランジ158上に、及び/又はコネクタ溝156の内部に、接着剤が配置されて、前面構造コネクタとそのそれぞれの第1の上部体140又は第1の下部体144とを接着結合してもよい。ある実施形態においては、機械的締め具、摩擦篏合接続、接着剤、及びその他の結合機構の組合せを利用して、前面構造コネクタ152とそのそれぞれの第1の上部体140又は第1の下部体144を結合してもよい。
各前面構造コネクタ152の本体154は更にコネクタフランジ160を画定してよい。コネクタフランジ160は、通常コネクタ溝156の一部を画定してよい。コネクタフランジ160は更に、ほぼ弓形であるか、又は第1の上部体140又は第1の下部体144のそれぞれのフランジ158に近接する第1の上部体140又は第1の下部体144のそれぞれ内部表面にほぼ一致する他の任意の形状であってよく、第1の上部体140又は第1の下部体144のフランジ158がコネクタ溝156内に受け止められる際にこの内部表面に当接するように構成されてよい。コネクタフランジ160は、第1の上部体140又は第1の下部体144のそれぞれと係合して、前面構造要素148にかかる横方向の力を、第1の上部体140又は第1の下部体144に分散させて、前方構造コネクタ152を介して第1の上部体140又は第1の下部体144へ伝達することを助けるようになっていてもよい。コネクタフランジを補強するために本体154には更に、コネクタフランジ160のコネクタ溝156を画定する部分の近くでコネクタフランジ160に結合された、概ね三角形の(又は他の好適な形状をした)補強部161が含まれている(背面構造コネクタ150の1つによく示されている)。補強部分161はまた、コネクタ溝156の部分も画定してよい。
各前面構造コネクタ152は、各前面構造要素148の端部を受け止める領域を画定してよい。各前面構造コネクタ152に対して、前面構造コネクタ152の本体154によってその領域が画定されてよい。本体154は更に、円弧形の部分カラー163またはそれに類似したものを画定してよい。これはその領域に近接する前面構造コネクタ152の本体154から所定の距離だけ延びてよい。図には部分的なカラー163として示されているが、カラー163は必要により円筒構造又はそれに類似のものとなっていてもよい。カラー163は、前面構造コネクタ152の領域内に受け止められる前面構造要素148の端部の近くで、前面構造要素148部分に当接するようになっていてよい。前面構造コネクタ152と、そのそれぞれの第1の上部体140と下部体144と、前面構造要素148との間の相対位置は、前面構造要素148が手荷物ケース100の内部又は包囲空間の方向へ移動することをカラー163が制限するような配置となっていてよい。
さらに、カラー163が前面構造コネクタ152の本体154から延びる距離は、前面構造要素148に十分な支持を与えて、手荷物ケース100の内部又は包囲空間の方向へ前面構造要素148が座屈するリスクを最小化するように選択されてよい。
ある実施形態においては、前面構造要素148を受け止める領域は窪んでいてもよい。これらの実施形態においては、必要によっては、前面構造要素148と前面構造コネクタ152との間の摩擦篏合、機械的結合又は接着結合は省略されてよい。それは、第1の上部体140と第1の下部体144とが相互に離反しさえしなければ、前面構造コネクタ152の窪んだ領域とカラー163との構成によって、前面構造要素148が前面構造コネクタ152に結合されたままに保持されるからである。手荷物ケース100の蓋又は第1の手荷物ケース部126の軟質の中央部分を画定する、第1の上部体140と第1の下部体144とに結合された軟質材量は、第1の上部体140と第1の下部体144とが互いに離反することを防止するように機能する。ただし、必要があれば、機械的締め具又は接着剤を利用して、前面構造要素148を前面構造コネクタ152又は前面構造要素148へ結合させてもよく、また前面構造コネクタ152を、前面構造要素148と前面構造コネクタ152との間に摩擦篏合接続が行われるような寸法としてもよい。
ある実施形態において、各前面構造コネクタ152は、それぞれの前面構造要素148に画定された中空空間内に受けられるような寸法の突出部又は他の突起165を含んでよい。突出部又は他の突起165は、前面構造要素148の端部を受け止める領域から延伸するように配置されてよい。突出部又は他の突起は概ね、カラー163がその領域から延伸するのと同じ方向に、その領域から延びていてよい。突出部又は他の突起165はほぼ円筒形状であり、先の尖った又は部分的に球となった自由端を持っていてよい。先が尖っている場合には、自由端は曲げられて先端が鋭くならないようにしてもよい。必要であれば、突出部又は他の突起165が前面構造要素148上に形成されて、それに対応する凹部が前面構造コネクタ152に画定されて、その突出部又は他の突起165を受けるようになっていてもよい。
突出部と凹部を使用することで、機械的締め具や接着剤を必要としないで前面構造要素148を第1の上部体140と第1の下部体144とに結合して、前面構造要素148の第1の上部体140と第1の下部体144への結合を保持することが可能となる。更には、凹部と突出部の構成により、第1の上部体140と第1の下部体144が相互に離反しない限り、前面構造要素148の前面構造コネクタ152への結合が維持されるので、前面構造要素148と前面構造コネクタ152との間の摩擦篏合は必要でない。上記のように、第1の上部体140と第1の下部体144に結合された軟質材量によって、第1の上部体140と第2の下部体144とが互いに離反することが防止される。
各背面構造要素150は、第2の上部体142と第2の下部体146に結合され、その間に亘って跨っていてよい。この構成において、背面構造要素150は第2の上部体142を第2の下部体146に動作可能に結合する。背面構造要素150はまた、第2の上部体142と第2の下部体146との間の距離を保持できるようにする。具体的には、背面構造要素150は第2の上部体142が第2の下部体146に向けて移動することを阻止し、また第2の上部体142が第2の下部体146に対して横方向に移動することを阻止する。
背面構造要素150は、背面構造コネクタ162を利用して、第2の上部体142と第2の下部体146とに結合されてよい。各背面構造コネクタ162は、それぞれの第2の上部体142と第2の下部体146と一体的に形成されてもよい。あるいは、各背面構造コネクタ162は分離された部品として形成されて、それぞれの第2の上部体142又は第2の下部体146に例えば溶接、機械的締付け、縫合、又は接着によって好適に結合されてもよい。各背面構造コネクタ162は前面構造コネクタ152と形状が同じであってよく、各前面構造要素148をそれぞれの前面構造コネクタ152に結合するのに用いた手法と同じ手法を用いて、各背面構造要素150をそれぞれの背面構造コネクタ162に結合してもよい。
第2の下部体146に結合された各背面構造コネクタ162は、手荷物ケース100の車輪ハウジング164の近くに配置されてよい。各車輪ハウジング164は手荷物ケース100の下部背面部分の近くに配置されてよい。さらに、1つの車輪ハウジング164が手荷物ケース100の右側110の近くにあってもよく、またもう1つの車輪ハウジングが手荷物ケース100の左側112の近くにあってもよい。
任意の上部体及び下部体140、142、144、146が一つ又は複数の凹部領域を含んでもよい。例えば、第1の上部体140がロック機構168を受けるロック凹部領域166を画定してよい。ロック機構168は、主ジッパ124のジッパタブ136をロック機構168に選択的に固定するために利用されてよい。主ジッパ124のジッパタブ136がロック機構168に固定されている場合、ジッパタブ136を利用してジッパスライダ134をジッパトラック132上で動かすことができないので、主ジッパ124を介する包囲空間へのアクセスが禁止される。さらに、ロック機構168に関連する正しい数字の組合せ又はその他の符号が入力されない限り、ジッパタブ136がロック機構168から固定解除できないようにロック機構168が構成されていてもよい。
別の例としては、第2の上部体142にハンドル用凹部領域170が画定されてよい。入れ子式ハンドル118の上部アセンブリ172は、ハンドル用凹部領域170の近くで第2の上部体142に結合されてよい。ハンドル用凹部領域170と入れ子式ハンドル118とは、入れ子式ハンドル118が完全に収縮した状態にある場合に、入れ子式ハンドル118が手荷物ケース100の上側106の最上面より上に出ないような構成となっていてもよい。
更に別の例では、第2の下部体146が車輪ハウジング用の凹部領域174を画定してよい。この車輪ハウジング用凹部領域174は、第2の下部体146の右側110と左側112に配置されてよい。車輪ハウジング用凹部領域174はそれぞれの車輪ハウジング146の形状に合致するようになっていてよい。車輪ハウジング用凹部領域174は更に、それぞれの車輪ハウジング146が手荷物ケース100の基体部又は第2手荷物ケース部128の最外面の外には出ないような寸法となっている。
続く図4〜7を参照すると、入れ子式ハンドル下部支持体176が第2の下部体146に結合されるか、又は一体的に成形されてよい。第2の下部体146はまた、車輪ハウジング164を介して車輪114に結合されてよい。こうして、ユーザが入れ子式ハンドル118を引くか又は押して手荷物ケース100を車輪で移動させるために入れ子式ハンドル118を利用する場合に、ユーザが入れ子式ハンドルを引くか又は押すことによって入れ子式ハンドル118に掛ける力は、入れ子式ハンドル下部支持体176を介して第2の下部体146に伝達される。入れ子式ハンドル下部支持体176は、第2の下部体146に、機械的締め具、溶接、接着剤又はその他の任意の好適な接続機構によって結合されるか、あるいは第2の下部体146の一部として一体的に成形されてよい。
任意の上部体及び下部体140、142、144、146は突起、あるいはそれに類似のものを更に含んでよい。例えば、第1の下部体144は、手荷物ケース100の右側110と左側112の直近に位置する脚突起178を含んでいてよい。各脚突起178は更に、手荷物ケース100の下側108にあってもよく、また手荷物ケース100の下側108から下方向に突き出ていてもよい。脚突起178は更に、手荷物ケース100の脚116としての大きさと機能であるように構成されていてもよい。
図8、9は手荷物ケース100の内部構成の一例を示す。これらの図において、ライナ180又はその他の内層の材料が手荷物ケース100の内部に配置されてもよい。ライナ180は蓋又は基体の内表面を実質的に覆っていてもよい。第1のフラップ182と第2のフラップ184がライナ180に結合されてよい。各フラップ182、184はほぼ台形又はその他の任意の所望の形状であってよい。第1のフラップ182は手荷物ケース100の右側110に沿ってライナ180に結合され、第2のフラップ184は手荷物ケース100の左側112に沿ってライナ180に結合されてよい。第1のフラップ182は手荷物ケース100の右側110から手荷物ケース100の左側112に向かって延伸し、手荷物ケース100の右側110から選択された距離にある自由端で終わる。同様に、第2のフラップ184は左側112から手荷物ケース100の右側110に向かって延伸し、手荷物ケース100の左側112から選択された距離にある自由端で終わる さらに、第1と第2のフラップ182、184の自由端は、相互に近接するように配置されてよい。
第1と第2のフラップ182、184は接続機構186を含み、これが第1と第2のフラップ182、184の相互の選択的な接続と分離とを可能とする。接続機構186は、一対のロック用突起188と穴190の形態をとってもよい。各ロック用突起188と穴190は、ロック用突起188が選択的に対応する穴190に受けられて、第1と第2のフラップ182、184を選択的に結合した状態に保持するようになっていてよい。各ロック用突起188と穴190は、更にロック用突起188が選択的に穴190から取り外されて、第1と第2のフラップ182、184が選択的に分離されるようになっていてよい。各穴190は第1のフラップ182に結合されたプラスチック又はその他の好適な材料構造内に画定されていてよく、各突起188は第2のフラップ184に結合されたプラスチック又はその他の好適な材料部品として形成されてよい。実施形態のあるものでは、このロック用突起と穴の構成の代わりに又はそれに組み合わせて、他の接続機構が利用されてよい。その例としては、スナップファスナや面ファスナやそれらの組合せがあるがこれらに限るものではない。
第1と第2のフラップ182、184が結合している場合に、第1と第2のフラップ182、184と、蓋126または基体128の内表面とが共同して、包囲空間内に実質的に包囲された領域を画定してよい。包囲された領域に拡張性を持たせるために、フラップ182、184は弾性布地又はその他の弾性材料で形成されてよい。弾性材料を利用することで、包囲された領域内に実質的に置かれた衣類やその他の品物をフラップ182、184が押さえつけるようにすることも可能となり得る。包囲領域内に品物を置くことにより、主手荷物収納室内部で品物が移動しないようにし、及び/又は主手荷物収納室内に配置された他の品物と分離しておくことが可能となる。品物を包囲領域内でそのように配置することで、蓋126と基体128を開放配置にした場合にも、品物が手荷物収納室から落ち出ることを防ぐこともできる。
図9では、ライナ180が、上部体と下部体140、142、144、146の間に跨る構造要素148、150に結合されてよい。具体的には、カバー192又は他の好適な要素が少なくとも部分的に構造要素148、150の周りに巻きつけられてから、ライナ180に縫合されるか又は他の方法で結合されてよい。カバー192とライナ180が一緒になって細長い空洞を画定し、その中をそれぞれの構造要素148、150が通ってもよい。そうしてライナ180が実効的に構造要素148、150に結合される。
引き続き図9において、ライナ180の上下のコーナにおいて、ライナ180は上部体と下部体140、142、144、146のそれぞれにライナ接続機構194によって結合されてよい。各ライナ接続機構194は、吸着カップ196と、ワイヤ、ひも、ロープなどの可撓性部材198との形態から成っていてよい。可撓性部材198は吸引カップ196とライナ180との間に跨っていて、一端がライナ180に、そして遠位端が吸引カップ196に結合されてよい。次に吸引カップ196は上部体と下部体140、142、144、146のコーナ領域の近くで、上部体と下部体140、142、144、146のそれぞれに結合されてよい。吸引カップ196を上部体140、142又は下部体144、146のそれぞれに結合して保持するために、糊などの接着剤を利用して吸引カップ196を上部体140、142又は下部体144、146に接着してよい。このように、可撓性部材198がライナ180を、上部体140、142又は下部体144、146のそれぞれのコーナ領域に結合された吸引カップ196に結合させ、その結果上部体140、142又は下部体144、146のコーナ領域にライナ180を効果的に結合させる。別の実施形態においては、他のタイプの接続機構を利用してライナ180を上部体140、142又は下部体144、146のコーナ領域に結合させてもよい。
一つ又は複数の発泡層200などを外層材料と構造要素148、150の間に配置してよい。一つ又は複数の発泡層200は手荷物ケース100の外観を和らげるため、又は特に構造要素148、150の長さ方向に沿って手荷物ケース100の外側を所望の見映えとするために使用されてもよい。一つ又は複数の発泡層200はまた、手荷物ケース100の外表面を通して、ユーザが構造要素148、150の存在を感じることを最小化するために使用されてよい。複数の発泡層200を利用する実施例においては、1つの発泡層200が外層材料の内面と同じ広がりを持ち、もう一方の発泡層200がそれぞれの構造要素148、150の長さに沿う細片となっていてもよい。実施形態によっては、発泡層200は省略されてよい。
図10において、縫合又は別の好適な接続方法によって留め具202が、それぞれの第1と第2の上部体140、142に、第1と第2の上部体140、142の自由端において結合されていてもよい。そこでは、第1のジッパ124のジッパテープ204が第1と第2の上部体140、142に結合される。各ジッパテープ204は次に、縫合又は別の好適な接続方法によって第1の上部体140と第2の上部体142のそれぞれの内表面に結合されてよい。各ジッパテープ204は第1の上部体140又は第2の上部体142のそれぞれの内表面に結合されているので、第1のジッパ124の第1と第2のジッパの歯の組は、第1と第2の上部体140、142の内表面とほぼ同じ高さに配置される。このようにして、第1のジッパ124のジッパトラック132は手荷物ケース100の上側106の最外面より後ろに下がっている。その結果、第1ジッパ124の少なくとも一部が手荷物ケース100の上側106の最外面よりも後退している。
手荷物ケース100の上側106の最外面に対して後退した第1のジッパ124の部分は、第1と第2の上部体140、142の厚さと留め具202の厚さの関数である。第1と第2の上部体140、142の厚さと留め具202の厚さの合計が大きくなると、手荷物ケース100の上側106の最外面に対して後退した第1のジッパ124の部分は増大する。ある実施形態では、第1と第2の上部体140、142の厚さと留め具202の厚さの合計が十分に大きくなると、手荷物ケース100の上側の最外面に対して第1のジッパ124の全体が後退する。別の実施形態では、第1のジッパ124の一部、通常はジッパスライダ134の上部分が手荷物ケース100の上側106の最外面を超えて外に出るように、第1と第2の上部体140、142の厚さと留め具202の合計の厚さが選択されてよい。
実施形態によっては、留め具202は省略されてよい。そのような実施形態では、手荷物ケース100の上側106の最外面に対する第1のジッパ124の後退量は、第1と第2の上部体140、142の厚さのみの関数となる。これらの実施形態では、手荷物ケース100の上側106の最外面に対して、第1のジッパ204の全体又は第1のジッパ124の一部が後退していてもよい。
引き続き図10において、手荷物ケース100は、ワイヤなどのような第1の支持部材206を備え、第1のジッパ124に隣接する第1と第2の上部体140、142に対して追加の構造的な支持を提供するようになっていてもよい。手荷物ケース100の各支持部材206は、布地、ゴム及びその他の好適な材料で形成されたカバー208の中に配置されて、この支持部材206を第1のジッパ124及び第1又は第2の各上部体140、142へ縫合又はその他の方法で結合することをしやすくできるようになっていてよい。
手荷物ケース100は更に、第1のジッパ124に隣接して配置された内部ジッパ210を含んでよい。各内部ジッパ210は、縫合又は別の好適な接続方法によって、支持部材206や第1のジッパ124、第1又は第2の上部体140、142の1つに結合されてよい。各内部ジッパ210は、第1又は第2の上部体140、142の1つにライナ180を選択的に結合、分離させるために使用されてよい。ある実施形態では内部ジッパ210は省略されて、縫合又は別の好適な接続方法によって、ライナ180が第1のジッパ124及び、支持部材206、第1又は第2の上部体140、142のそれぞれへ、どちらかと言えば永続的に結合されてもよい。
図6、7、10を参照すると、第1と第2の上部体140、142のそれぞれには後退領域が含まれており、これは、側壁212と、自由端から遠位で第1のジッパ124に結合された第1又は第2の上部体140、142の自由端近くに形成されたフランジ214とで画定されてよい。布地又はその他のソフト材料で形成され得る外側部材又は外側層216は、好適な接続方法(例えば縫合)によって第1又は第2の上部体140、142のそれぞれに、この後退した自由端の直近で結合されてよい。外側部材216が第1又は第2の上部体140、142のそれぞれに結合する自由端を後退させることによって、第1と第2の各上部体140、142の外表面と外側部材216との遷移が起きる場所において、外側部材216と第1又は第2の各上部体140、142の外表面同士をほぼ同一面内に配置することが可能となる。そのように第1と第2の上部体140、142を後退させることによって、第1と第2の上部体140、142に結合する所でそれぞれの外側部材216を自分自身の上に折り畳み、この領域で外側部材216が他の領域よりも厚くなっているが、手荷物ケース100の外側からは外側部材216の厚みが分からないようにすることが可能となる。
ここで、第1のジッパ124と外側部材216の接続について、手荷物ケース100の第1と第2の上部体140、142とを参照して図示、説明したが、第1のジッパ124と外側部材216は手荷物ケース100の第1と第2の下部体144、146のいずれとも同じようにして結合することができる。さらに、ライナ180と内部ジッパ210と、もしあれば支持部材206の、任意の下部体144、146への接続も、手荷物ケース100の第1と第2の上部体140、142に関して上で説明し、図10に示したものと同様に行われてよい。
図11において、第1のジッパ124もまた手荷物ケース100の軟質領域内に後退させてよい。これらの軟質領域に第1のジッパ124を後退させる手法は、上部体と下部体140、142、144、146を、軟質領域における手荷物ケース100の外表面を画定する外側部材216に置き換え、さらに、第1のジッパ124のジッパテープ204と外側部材216の内表面との間に第2の支持部材218を設けることを除いては、硬質領域に用いられる手法と同じである。こうしてこの軟質領域においては、手荷物ケース100の右側110の最外面に対する第1のジッパ124の後退量は、留め具202と外側部材216と第2の支持部材218との厚さの関数である。留め具202と外側部材216と第2の支持部材218の合計の厚さが増大すると、手荷物ケース100の右側110の最外面に対して後退している第1のジッパ124の部分が増加する。 ある実施形態では、留め具202と外側部材216と第2の支持部材218の合計の厚さは十分に大きく、手荷物ケース100の右側110の最外面に対して第1のジッパ124の全体が後退している。別の実施形態では、第1のジッパ124の一部、通常はジッパスライダ134の上部分が手荷物ケース100の右側110の最外面を超えて外に出るように、留め具202と外側部材216と第2の支持部材218の合計の厚さが選択されてもよい。
実施形態のあるものでは、留め具202、及び/又は第2の支持部材218は省略されてよい。留め具202だけが省略されている実施形態においては、第1のジッパ124の後退量は、外側部材216と第2の支持部材218の厚さの関数となる。第2の支持部材218だけが省略されている実施形態においては、第1のジッパ124の後退量は、外側部材216と留め具202の厚さの関数となる。留め具202と第2の支持部材218の両方が省略されている実施形態においては、第1のジッパ124の後退量は、外側部材216の厚さの関数となる。これらの実施形態のいずれにおいても、手荷物ケース100の右側110の最外面に対して、第1のジッパ124の全体又は第1のジッパ124の一部が後退してもよい。
第2の支持部材218は、ABSのシートや細片などの形態であってもよい。第2の各支持部材218は、その長さが、ジッパトラック132の長さに対して実質的に平行な、細長の細片かそれに類似のものであってよい。さらに、第2の各支持部材218は上部体140、142から下部体144、146にまで亘っていてよい。第2の各支持部材218は、第2の支持部材218の長さ全体に亘り概ね四角形断面であってよい。四角形断面であることで、留め具202と、外側部材216の内表面への当接面を相対的に平坦面とすることができるので有利である。第2の支持部材218の断面を全長に亘って四角形であるとして説明、図示したが、台形や円を含むその他の任意の所望の断面形状を第2の支持部材に用いてもよい。
硬質領域に使用される部品と同様に、以下の一つ又は複数の部品が軟質領域の外側部材216と第1のジッパ124に結合されてよい。それは、追加的な構造支持を提供する第1の支持部材206、第1の支持部材206をその他の部品に結合させるためのカバー208、ライナ180を他の部品に選択的に接続、分離させる内部ジッパ210、及びライナ180、である。硬質領域に関連して説明したように、これらの部品は、外側部材216と第1のジッパ124に任意の好適な方法によって結合されてよい。さらに、内部ジッパ210がある場合には、第1ジッパ124の隣に配置されてもよく、第1ジッパ124は留め具202の隣に配置されてもよく、留め具202は第1ジッパ124に隣接する外側部材216の自由端を覆ってもよく、第2の支持部材218は第1ジッパ124と外側部材216の内表面との間に配置されてもよい。
次に図12、13において、第1ジッパ124はまた、手荷物ケース100の左側112の軟質領域で後退させられてよい。第1ジッパ124は、手荷物ケース100の右側110の軟質領域で使用された方法と同じようにして後退させられてよい。より具体的には、第1ジッパ124は外側部材216の内表面に、留め具202と、第1ジッパ124と外側部材216の間にある第2支持部材218とで結合されてよい。さらに、手荷物ケース100の左側112の最外面に対する第1ジッパ124の後退量は、外側部材216の厚さと、留め具202と第2の支持部材218の一つ又は複数の厚さとの関数である。さらに、手荷物ケース100の蓋126と基体128をヒンジ接続するために、一つ又は複数のヒンジ部材220、222が、手荷物ケース100の軟質領域の基体と蓋126の外表面を画定する外側部材216に結合されてよい。一つ又は複数のヒンジ部材220、222が使用される場合、第1ジッパ124の後退量は、更にヒンジ部材220、222の厚さの関数ともなり得る。手荷物ケース100の右側110と同様に、留め具202又は第2の支持部材218は省略されてもよい。
図2と12において、手荷物ケース100の左側112で、手荷物ケース100の中央部の近くに第1のヒンジ部材220が使用されて蓋126と基体128を結合してもよい。図2と13において、手荷物ケース100の硬質領域の近くで、第1と第2のヒンジ部材220、222を使用して蓋126と基体128が結合されてもよい。ここで第2又は外側のヒンジ部材222は、第1又は内側のヒンジ部材220を覆っていてもよい。ヒンジ部材220、222により、第1ジッパ124が第1と第2の歯の組の大部分が開放される位置まで移動された場合、蓋と基体が結合されたままで、手荷物ケース100の蓋126と基体128とを相互に選択的に枢動させることができる。ヒンジ部材220、222は、可撓性の布地又はその他の任意の好適な材料で形成されてよい。さらに、ヒンジ部材220、222は、外側部材216に縫合されるか、又はその他の任意の好適な接続方法によって結合されてよい。
手荷物ケース100の右側110の軟質領域と同様に、一つ又は複数の下記の部品を、手荷物ケース100の左側112の外側部材216と第1ジッパ124とに結合させてもよい。それは、追加的な構造支持を提供する第1の支持部材206、その第1の支持部材206をその他の部品に結合させるためのカバー208、ライナ180を他の部品に選択的に接続、分離させる内部ジッパ210、及びライナ180、である。硬質領域に関連して説明したように、これらのその他の部品は、外側部材216と第1のジッパ124に任意の好適な方法によって結合されてもよい。さらに、内部ジッパ210がある場合には、第1ジッパ124の隣に配置されてもよく、第1ジッパ124は留め具202の隣に配置されてもよく、留め具202は第1ジッパ124に隣接する外側部材216の自由端を覆ってもよく、第2の支持部材218は第1ジッパ124と外側部材216の内表面との間に配置されてもよい。
図2に戻ると、運搬用ハンドル120が手荷物ケース100の軟質領域のヒンジのある側で、手荷物ケース100に結合されてよい。さらに、運搬用ハンドル120は第1ジッパ124の上となるように配置されて、運搬用ハンドル120の長さがジッパトラック124の長さに平行になるようになってよい。運搬用ハンドル120を第1ジッパ124の上に配置することで、蓋126と基体128がほぼ同じ大きさであれば、運搬用ハンドル120を手荷物ケース100のヒンジ側で、手荷物ケース100のほぼ中央に配置することが可能となる。このように、運搬用ハンドル120の長手軸は、手荷物ケース100の中心線に整列させることができる。実施形態のあるものでは、手荷物ケース100の中心線は手荷物ケース100の幅中心線であってよい。このことは、運搬用ハンドル120を利用して手荷物ケース100を移動させるときに、運搬用ハンドル120が手荷物ケース100の質量中心にほぼ整列することができて有利である。
図12、13に戻ると、運搬用ハンドル120は、第1のヒンジ部材220の上で、第2のヒンジ部材222の下に配置されてよい。このように手荷物ケース100のヒンジ側の中央部に、運搬用ハンドル120が露出していてユーザが把持できるようになっており、手荷物ケース100の硬質領域の近くで運搬用ハンドル120は第2のヒンジ部材220で覆われていてよい。運搬用ハンドル120は外側ハンドル部材224を含んでいてよい。外側ハンドル部材224は、織布、あるいは耐久性、弾性及び/又は可撓性のあるその他の好適な材料を用いて形成されてよい。外側ハンドル部材224は筒形状であってよい。運搬用ハンドル120は更に内側ハンドル部材226を含み、これは外側ハンドル部材224が画定する筒状の空洞内に配置されてよい。内側ハンドル部材226は発泡体(例えばEVA発泡体)や、ゲルや別の弾性柔軟材料であってよく、2つ以上の材料片を用いて形成されてよい。内側ハンドル部材226は、運搬用ハンドル120を用いて手荷物ケース100を運搬するときに、一般的にユーザがより快適に把持できるようになっている。
図12〜14において、運搬用ハンドル120はまた、外側ハンドル部材224で画定される筒状空洞内に配置されたバイアス部材228を含んでいてよい。バイアス部材228は、運搬用ハンドル120を手荷物ケース100の外表面方向に付勢するように構成されてよい。バイアス部材228は、一つ又は複数の金属板(例えばスチール板など)であるか又は他の好適な材料であって、運搬用ハンドル120を手荷物ケース100の外表面方向に付勢するようになっていてよい。運搬用ハンドル120を手荷物ケース100の外表面方向に付勢することで、運搬用ハンドル120を使用していない時の手荷物ケース100の大きさを小さくできる。その一方で、ユーザが把持すると、運搬用ハンドル120が手荷物ケース100の外表面から離れて、手荷物ケース100の外表面と運搬用ハンドル120の間にユーザの手が入れられる空間ができるようになっている。バイアス部材228は、少なくとも部分的に、最大ではすべてが、内側ハンドル部材226によって囲まれるように配置されてよい。内側ハンドル部材226に対してバイアス部材228をそのように配置することにより、ユーザが外側ハンドル部材224内部のバイアス部材228の存在を感じる可能性が低減され、及び/又はユーザの手をバイアス部材228から保護することができる。
運搬用ハンドル120が手荷物ケース100の外表面から離れやすくするために、外側ハンドル部材224を構成する余分の材料を、第1と第2のヒンジ部材220が画定する空洞内に配置してもよい。余分な材料によって、第2のヒンジ部材222の外に出ている運搬用ハンドル120の全長を選択的に長くしたり短くしたりすることが可能となる。長くなれば、手荷物ケース100の外表面と運搬用ハンドル120の内側を向いた面との間の空間が大きくなり、したがってユーザの手を入れるためのより大きな空間が与えられる。短くなった場合には、手荷物ケース100の外表面と運搬用ハンドル120の内側を向いた面との間の空間が小さくなり、その結果運搬用ハンドル120が手荷物ケース100の外表面により近づく。さらに、バイアス部材228に与えられた付勢力のために、ユーザが運搬用ハンドル120を離すと、バイアス部材228が運搬用ハンドル120を手荷物ケース100の外表面の方向へ引き戻す。
引き続き図14を参照すると、剛体又は半剛体のハンドル支持部材230が、第1と第2のヒンジ部材220、222で画定される空洞内に配置されていてもよい。ハンドル支持部材230は運搬用ハンドル120と第2のヒンジ部材222との間に配置されてよい。ハンドル支持部材230は運搬用ハンドル120の端部に構造強度を与えるために用いられてもよい。ハンドル支持部材230は、ポリプロピレンやポリエチレンなどのプラスチック材料又はその他の好適な材料で作られてよい。
運搬用ハンドル120は、縫合又はその他の任意の好適な接続方法で、第1と第2のヒンジ部材220、222と外側部材216に結合されてよい。具体的には、外側ハンドル部材224の端部が、第1と第2のヒンジ部材220、222、及び外側部材216に縫合又はその他の方法で結合されてよい。
図15、16では、手荷物ケース100の上部分と下部分の内部が、ライナ180を取り除いてライナ180の下の構造を見えるようにして示されている。これらの図を参照すると、構造コネクタ152、162が縫合又はその他の好適な接続方法によって、それぞれ上部体140、142と下部体144、146に結合されてよい。さらに必要であれば、ジップタイなどのような摩擦接続部材232を利用して、それぞれの構造コネクタ152、162に対する構造要素148、150の結合を保持できるようにしてもよい。具体的には、摩擦接続部材232は構造コネクタ152、162のカラー163を囲む輪を作るように構成されてよい。構造要素148、150が構造コネクタ152、162のカラー163に当接するように配置されると、輪を小さくして輪がカラー163と構造要素148、150を係合させてよい。輪を更に小さくして、摩擦接続部材232がカラー163と構造要素148、150を押し付けて摩擦力を高くして、構造要素148、150が構造コネクタ148、150からカラー163の長さ方向に摺動することを阻止するようにしてよい。この摺動運動への抵抗が、構造コネクタ148、150と構造要素148、150が相互に結合した状態を保持することを可能とし、また構造要素148、150と構造コネクタ148、150が相互に相対位置を維持するようにさせる。
図16に示すように、機械的締め具234を利用して車輪ハウジング164を第2の下部体146へ結合してもよい。機械的締め具234はネジ又はそれに類似のものであってよい。車輪ハウジング164を第2の下部体146へ結合するために、各機械的締め具234が第2の下部体146にある穴を貫通してよい。必要があれば、機械的締め具以外の、又はそれに追加する接続方法を利用して、車輪ハウジング164を第2の下部体146へ結合してもよい。
図17は、図1の手荷物ケース100の別の可能な内部を示している。図8に示す内部と同様に、この第2の内部は、手荷物ケース100の内部表面を実質的に覆うライナ180を含んでよい。第1の内部と同じように、第2の内部もまた一対のフラップ182、184を含み、これが接続機構186を介して選択的に結合されて、包囲空間内に包囲領域を画定してよい。ただしこの第2の内部では、フラップ182、184は形状がほぼ四角形であるか、または他の任意の所望形状であってよい。さらに、接続機構186は一つ又は複数のテンションバックル236であってもよい。
図17に示すように、フラップのほぼ中心でフラップ182、184の自由端近くに、1つのテンションバックル236が配置されてよい。他の実施形態では、2つ以上のテンションバックル236が利用されてよい。2つのテンションバックル236を利用する実施形態のあるものでは、1つのテンションバックル236がフラップ182、184の上方向に結合され、もう1つのテンションバックル236がフラップ182、184の下方端に向かって結合されてよい。さらにそのような実施形態では、2つのテンションバックル236は、フラップ182、184の自由端近くでフラップ182、184に結合されてよい。
引き続き図17を参照すると、テンションバックル236は、雄バックル要素238と雌バックル要素240とを含んでよい。雄バックル要素238が1つのフラップ182に結合され、雌バックル要素240がもう1つのフラップ184に結合されてよい。雄と雌のバックル要素238、240はそれぞれがバックル可撓性部材242によって各フラップ182、184に結合されてよい。各バックル可撓性部材242は、布地のストラップ(例えばナイロンストラップ)やそれに類似のもの、又は他の任意の好適な材料及び形状であってよい。さらに、それぞれのバックル可撓性部材242は、各バックル要素238、240に画定された一対の可撓性部材のスロットを通って輪を作り、各バックル要素238、240に関連するフラップ182、184に縫合されるか又は別の好適な方法で結合されて、各バックル要素238、240をそれぞれに対応するフラップ182、184に結合させてよい。
バックル可撓性部材242の1つは、もう1つのバックル可撓性部材242より長くてよい。長い方の可撓性部材242は雌バックル要素240か雄バックル要素238のいずれかに結合して、フラップ182、184と手荷物ケース100の内部表面とで画定される包囲領域の大きさを選択的に調整してよい。具体的には、長い方のバックル可撓性部材242をスロットを介して一方向に引っ張ることで、囲まれた領域の大きさが小さくなる。またスロットを介して反対方向に引けば、包囲領域が大きくなる。包囲領域の大きさを変えられることで、包囲領域内に配置された品物をフラップ182、184で押し付けて、その品物を包囲領域内に保持するようにできる。これにより、フラップ182、184を互いに分離することなしに包囲領域内に配置された品物からフラップ182、184を選択的に離しておくことが可能となる。こうすることで、フラップ182、184を分離することなしに包囲領域から品物を容易に取り出すことができるようになり、またフラップ182、184を分離することなしに包囲領域内に追加して品物を配置することができるようになる。
図18では、雌バックル要素240が雌バックル本体244を含み、雌バックル要素240の後側近くに可撓性部材スロット246が画定されてよい。雌バックル本体244はさらに解放機構スロットを画定し、これも雌バックル本体244によって画定される解放機構開口248につながってよい。解放機構スロットは、そこを通して雄バックル要素238に結合された解放機構250を受け入れられるような寸法となっていてよい。
解放機構スロットは、通常長さ方向にU字型となっていてよい。さらに、解放機構スロットは、雌バックル本体244の第1の側に沿って雌バックル本体244の前側に向かって延び、次に、雌バックル本体244の前側に沿って、実質的に第1の側に平行でその遠位側である雌バックル本体244の第2の側へ向かって延び、そして雌バックル本体244の第2の側に沿って雌バックル本体244の後側に向かって延びている。雌バックル本体244の前側は通常弓形又は他の任意の所望形状となっており、雌バックル本体244の第1と第2の側は通常直線又は他の任意の所望形状となっていてよい。
解放機構開口248は雌バックル本体244の上側の中に配置されて画定されてよい。解放機構開口248はほぼ円形であるか又は他の任意の所望形状であり、これは解放機構250にほぼ一致する。さらに、解放機構開口248は、そこを貫通させて解放機構250の少なくとも一部を受けられる寸法となっていてよい。解放機構250の少なくとも一部を解放機構開口248を介して配置することで、雄バックル要素238が雌バックル要素240に結合される。
雄バックル要素238は可撓性部材スロット254を画定する雄バックル本体252を含んでよい。雄バックル本体252は更に、解放機構開口248内に選択的に配置される解放機構250を画定してよい。解放機構250は、一体ヒンジ256などにより雄バックル本体252の残部に結合した、ボタンなどであってよい。一体ヒンジ256は解放機構250を雄バックル要素238の前側に結合してよい。所望により、解放機構250は、雄バックル本体252の第1の側、又は第1の側に平行でその遠位にある第2の側、又は後側のいずれに結合されてもよい。雌バックル要素240と同様に、雄バックル要素238の前側はほぼ弓形であるか又は他の任意の所望形状となっており、雄バックル要素238の第1と第2の側はほぼ直線的であるか又は他の任意の所望形状となっていてよい。
一体ヒンジ256は、上向きで雄バックル本体252の上側から離れる方向に解放機構250を付勢するように構成されていてよい。一体ヒンジ256は更に、押し込むか又はその他の方法で解放機構250を下方向に雄バックル本体252の他の部分に向かって移動させることができるように構成されていてもよい。解放機構250は球の一部の形状又は他の任意の所望形状であって、これが解放機構開口248にほぼ一致するようになっていてよい。
雄バックル要素238を雌バックル要素240に結合させるために、雄バックル要素238の前側が解放機構スロットを通って雌バックル要素240の後側に向かって移動させられてよい。雄バックル要素の前側が解放機構スロットを通って雌バックル要素240の後側に向かうと、解放機構250が下向きに雄バックル本体252の方向へ移動して、解放機構スロットとほぼ同じ高さに配置されてよい。このような配置となることによって、雄バックル要素238は雌バックル要素240に向かって移動を続け、上から見た場合に解放機構250が開放機構開口248に整列することが可能となる。この位置において、解放機構250が一体ヒンジ256の付勢力によって上方向に移動し、解放機構250の少なくとも一部が開口機構開口248を通過する。解放機構250の少なくとも一部が解放機構開口248を通過すると、雄バックル要素238と雌バックル要素240とが相互に結合する。
雄バックル要素238を雌バックル要素240から分離するためには、解放機構250を下方向に雄バックル本体252の他の部分に向かって押して、解放機構250が開放機構スロットとほぼ同じ高さになるようにしてよい。次に、開放機構スロットを通って雄バックル要素238が雌バックル要素240から離れ、あるいはその逆に雌バックル要素が雄バックル要素から離れて、雄バックル要素238の全体が雌バックル要素240から外されてよい。雄バックル要素238が雌バックル要素240から外れると、雄バックル要素238と雌バックル要素240の結合が解かれる。これにより、フラップ182、184が分離して、各フラップ182、184は相手のフラップ182、184とは独立してライナ180に対する枢動又はその他の移動が可能となる。
図19〜22は手荷物ケース298用の様々な第2のフレーム300の図である。第2のフレーム300は、第1の手荷物ケース用フレーム138とほぼ同じであってよい。例えば第2のフレーム300は一般的に手荷物ケースの基体用の構造支持体を形成してよい。したがって、第2のフレーム300は上部又は第1の本体302と、下部又は第2の本体304と、一つ又は複数の構造要素306と、を含んでよい。さらに、上部体302と下部体304は、類似の材料で形成されてよく、また、成形又は他の類似のプロセスで形成されてよい。ただしこれらの類似性にも拘わらず、第2のフレーム300を利用する手荷物ケース298は、第1の手荷物ケースフレーム138を利用する手荷物ケース100とは少し異なっていてよく、したがって第2のフレーム300が第1の手荷物ケースフレーム138とは少し異なることになる。
より具体的には、第2のフレーム300を利用する手荷物ケース298は、従来型の可動蓋(図示せず)も利用することができ、この蓋の第1の目的は主収納室へのアクセスを許可し、かつ制限することである。したがって、蓋は当分野で周知の、より従来型の構造を利用して形成されてよい。それは典型的には、布地やワイヤ又は輪、場合によってはポリプロピレン又はポリエチレンシートを含む。さらに、基体そのものが実質的な包囲空間部分を画定してもよい。したがって、第2のフレーム300の上部又は第1の本体302が、手荷物ケース298の上側又は頂面106の実質的に全体を画定するか、又は同じ大きさとなっていてよい。同様に、第2のフレーム300の下部又は第2の本体304が、手荷物ケース298の上側又は頂面106から一般的に遠位にある、手荷物ケース298の下側又は底面108の実質的に全体を画定するか、又は同じ大きさとなっていてよい。上部体302と下部体304のそれぞれは更に、手荷物ケース298の前側と後側又は前面と背面102、104の少なくとも一部を画定するか、又は同じ大きさとなってよい。
第1の手荷物ケース用フレーム138の上部体140、142と同じように、第2のフレーム300の上部又は第1本体302は、入れ子式ハンドル118を上部又は第1本体302に結合できるように構成されたハンドル凹部領域を含んでもよい。同様に、第1の手荷物ケース用フレーム138の下部体144、146と同じように、第2のフレーム300の下部又は第2本体304は、車輪114並びに入れ子式ハンドル118が第2のフレーム300の下部又は第2本体304への結合を可能とするさまざまな特徴を含んでよい。第1と第2の本体302、304の重量を減らすために、第1と第2の本体302、304には複数の孔が開けられてよい。
第2のフレーム300用の構造要素306は、第1の手荷物ケース用フレーム138の構造要素148、150とは異なってよい。具体的には、各構造要素306は輪状に形成された長尺部材であってよい。各長尺部材は、スチールワイヤなどの可撓性ワイヤ又はそれに類似のもので形成されてよい。構造要素306の上部又は下部の本体302、304への結合を容易にするために、上部又は下部の本体302、304のそれぞれに溝又はそれに類似のものがあり、そこに構造要素306の1つの少なくとも一部を受け止めるようになっていてもよい。そのような溝のそれぞれは、手荷物ケース298の左右の側又は面110、112に近い、第1と第2の各本体302、304の端部に画定され、各構造要素306が手荷物ケース298の左右の側又は面110、112のいずれかの近くに配置できるようになっていてもよい。
これまでに説明した手荷物ケース用フレームの実施例は、以前の手荷物ケース用フレームに比べて多くの潜在的な利点を提供する。例えば、本明細書で説明した様々な手荷物ケース用フレームの上部体及び下部体は、所望の形状とすることができ、手荷物ケースの設計者に、手荷物ケースの外観に関する自由度を提供する。本明細書で説明した様々な手荷物ケース用フレームの上部体並びに下部体はまた、入れ子式ハンドルと手荷物ケース車輪を支持するための一体化された特徴を含むことができ、製造、組み立てに要する部品点数を低減することで、手荷物ケースの製造及び/又は構築を潜在的に単純化することができる。本明細書で説明した手荷物ケース用フレームを利用することで、衝撃力や損傷を受けやすい場所に比較的頑丈な材料を配置し、その一方でより軽量の布地材料やポリオレフィンシートを、衝撃力等に対してあまり厳しくない領域に使用して、手荷物ケースの十分な耐久性、及び/又は構造的完備性を維持しつつ、手荷物ケースの重量の軽減に役立てることが可能である。これらの潜在的な利点の一部又は全部は、本明細書で記述した手荷物ケース用フレームに従って構築される様々な手荷物ケースに存在し得るものである。さらに、当業者であれば、本明細書に記載の手荷物ケース用フレーム及び手荷物ケースに関するその他の潜在的な利点を理解するであろう。
全ての方向を示す参照用語(上、下、上方、下方、左、右、左方向、右方向、頂部、底部、上の、下の、垂直の、水平の、時計方向、反時計方向、など)は、読者が本発明の実施形態を理解することを助ける目的で、識別のために使用されているに過ぎず、特許請求の範囲で具体的に言及されない限り、特に位置や方向、本発明の使用に関して制限を加えるものではない。接続に関する参照用語(取り付ける、連結する、接続する、結合する、など)は、広義に理解されるべきであって、要素同士の接続、及び要素同士の相対運動の間に中間的な部材が含まれてもよい。そのように、接続を表す参照用語は、必ずしも2つの要素が直接接続されていて相互に固定関係にあることを意味するものではない。
ある例においては、部品は、特定の特性を持つか又はほかの部分に接続された“端部”という用語で記述される。ただし、当業者であれば、本発明は、他の部分との接続点を越えると直ちに終端となる部品に限定されるものではないことが理解されるであろう。したがって、“端部”という用語は、特定の要素、リンク、部品、部分、部材などの末端に、隣接するか、その後方にあるか、前方にあるか、またはそれ以外の近いところにある領域を含むものとして、広く解釈されるべきである。本明細書において直接的又は間接的に説明された方法において、様々なステップと操作が1つの可能な操作順序において記述されているが、当業者であればステップと操作は、本発明の精神と範囲から必ずしも乖離することなしに、再編成、交換、又は削除されうることが理解されるであろう。上記の記述に含まれるか添付の図面に示したすべての事項は、説明のためだけのものであって制限するためのものではないとして解釈されることが意図されている。添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲を逸脱することなしに、細部又は構造の変更がなされてもよい。

Claims (16)

  1. フレーム(138a)を備える基体(128)と、
    前記基体に枢動可能に結合された蓋であって、前記基体と蓋とが実質的に包囲された空間を画定する第1の位置と、前記実質的に包囲された空間へのアクセスを可能とする第2の位置との間を枢動する蓋(126)と、
    を備える手荷物ケースであって、
    前記フレームは、
    第1の成形された硬質体(142、302)と、
    前記第1の成形された硬質体から遠位の前記基体の部分に位置する、第2の成形された硬質体(146、304)と、
    を備え、
    前記第1の成形された硬質体は前記基体の1つの面の少なくともかなりの部分を画定し、
    前記第2の成形された硬質体は前記基体の別の面の少なくともかなりの部分を画定し、
    前記第1の成形された硬質体は少なくとも1つの第1の長尺部材(150、306)によって前記第2の成形された硬質体に結合されていることを特徴とする、手荷物ケース。
  2. 前記基体の上面(106)は、前記第1の成形された硬質体によって少なくともかなりが画定される前記基体の1つの面である、請求項1に記載の手荷物ケース。
  3. 前記基体の底面(108)は、前記第2の成形された硬質体によって少なくともかなりが画定される前記基体の別の面である、請求項1又は2のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  4. 前記フレームに結合した外層(216)を更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  5. 前記外層が布地を備える、請求項4に記載の手荷物ケース。
  6. 前記外層は、前記第1と第2の成形された硬質体の間に位置する、前記基体の更に別の面の中央部を画定する、請求項4又は5のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  7. 前記蓋は第2のフレーム(138b)を含み、
    前記第2のフレームは、第3の成形された硬質体(140)と、前記第1の成形された硬質体から遠位の前記蓋の部分に位置する、第4の成形された硬質体(144)と、を備え、
    前記第3の成形された硬質体は前記蓋の面のかなりの部分を画定し、
    前記第4の成形された硬質体は前記蓋の別の面のかなりの部分を画定し、
    前記第3の成形された硬質体は、少なくとも1つの第2の長尺部材(148)によって前記第4の成形された硬質体に結合されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  8. 前記蓋の上面(106)は、前記第3の成形された硬質体によって少なくともかなりが画定される前記蓋の面である、請求項7に記載の手荷物ケース。
  9. 前記蓋の底面(108)は、前記第4の成形された硬質体によって少なくともかなりが画定される前記蓋の別の面である、請求項7又は8のいずれか1項に記載の手荷物ケース。
  10. 前記包囲された空間内に位置し、かつ前記少なくとも1つの第1の長尺部材又は前記少なくとも1つの第2の長尺部材のいずれかの少なくとも1つに結合することによって、前記フレーム又は前記第2のフレームのいずれかに結合するライナ(180)を更に備える、請求項7〜9のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  11. 前記ライナに結合された第1のフラップ(182)と第2のフラップ(184)と、
    前記第1のフラップと前記第2のフラップに結合され、前記第1のフラップと第2のフラップを選択的に接続と分離するように構成された、接続機構(186)と、
    を更に備え、
    前記第1と第2のフラップが接続されている場合に、前記第1のフラップと前記第2のフラップと前記手荷物ケースの内側表面とが全体として、前記包囲された空間内に実質的に包囲された領域を画定する、請求項10に記載の手荷物ケース。
  12. 前記第1と第2の成形された硬質体のそれぞれが前記手荷物ケースのその他の少なくとも2つの面を画定する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  13. 前記少なくとも2つのその他の面は、前記手荷物ケースの前面(102)、背面(104)、左面(112)又は右面(110)から成る群の中から選択される、請求項12に記載の手荷物ケース。
  14. 前記少なくとも1つの長尺部材は、グラスファイバ引抜き成形体を備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  15. 曲線溝(156)を画定する本体(154)と、前記本体から延びる部分カラー(163)と、前記部分カラーの近くに位置していて前記本体から主カラーにほぼ平行に延びる突起(165)とを含むコネクタ(152、162)と、
    前記曲線溝内に受け止められる前記第1の成形された硬質体又は第2の成形された硬質体のいずれかの少なくとも一部と、
    前記少なくとも1つの長尺部材によって画定される開口を介して受け止められる前記突起の少なくとも一部分と、
    を更に備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  16. 基体(128)と、
    前記基体に枢動可能に結合された蓋であって、前記基体と蓋とが実質的に包囲された空間を画定する第1の位置と、前記実質的に包囲された空間へのアクセスを可能とする第2の位置との間を枢動する蓋(126)と、
    を備える手荷物ケースであって、
    前記基体又は前記蓋のいずれかが、
    第1のフラップ(182)と第2のフラップ(184)と、
    前記第1のフラップと前記第2のフラップに結合され、前記第1のフラップと第2のフラップを選択的に接続と分離をするように構成された、接続機構(186)と、
    を備え、
    前記第1と第2のフラップが接続されている場合に、前記第1のフラップと前記第2のフラップと前記手荷物ケースの内側表面とが全体として、前記包囲された空間内に実質的に包囲された領域を画定することを特徴とする、手荷物ケース。
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