JP2019125707A - コイル部品及びその製造方法 - Google Patents

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【課題】薄型であってもコイルの特性を維持しながら部品の反りを抑制する。【解決手段】コイル部品10は、第1主面30aとその反対側に第2主面30bを有する絶縁ギャップ層30と、絶縁ギャップ層30の第1主面30a上に形成された複数の導体層41〜44と層間絶縁層51〜54とが交互に積層されたコイル部20と、絶縁ギャップ層30の第1主面30a側からコイル部20及び絶縁ギャップ層30を覆う第1磁性樹脂層11と、絶縁ギャップ層30の第2主面側から絶縁ギャップ層30を覆う第2磁性樹脂層12とを備え、絶縁ギャップ層30は、弾性率が互いに異なる第1絶縁樹脂層31及び第2絶縁樹脂層32を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、コイル部品及びその製造方法に関し、コイルパターンを埋め込む磁性樹脂層を備えたコイル部品及びその製造方法に関するものである。
コイルパターンを埋め込む磁性樹脂層を備えたコイル部品として、特許文献1には、焼結フェライトなどの磁性材料からなる磁性基板上に絶縁樹脂層を介して平面スパイラル導体(コイル導体)を形成し、平面スパイラル導体を磁性樹脂層で覆った構造を有するコイル部品が開示されている。
また特許文献2には、薄いフェライト磁性膜の主面に樹脂層又はガラス層を介して平面コイルを形成し、平面コイルの上面を薄いフェライト磁性膜で覆った構造を有し、上下のフェライト磁性膜の一方又は双方がフェライト磁性粉を樹脂バインダで固着した磁性樹脂からなるコイル部品が開示されている。樹脂層又はガラス層は、フェライト磁性膜の表面の凹凸による平面コイル形状の不整合を改善するために設けられる。
特開2017−79216号公報 特開2001−244124号公報
特許文献1に記載された従来のコイル部品を薄型化するためには、磁性基板をより薄くする必要があるが、磁性基板を薄くすると割れや欠けが発生しやすくなり、製品の信頼性が低下するため、薄型化には限界がある。また磁気飽和しやすい構造であり、大電流用途には不向きである。
また、特許文献2に記載された従来のコイル部品は、コイル素子を構成する導体パターンの表裏を薄いフェライト磁性膜で覆うことでコイル部品を薄くすることが可能であるが、コイルの特性を維持しながら反りを抑制することが難しいという問題がある。
したがって、本発明の目的は、薄型であってもコイルの特性を維持しながら反りを抑制することが可能なコイル部品を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるコイル部品は、第1主面とその反対側に第2主面を有する絶縁ギャップ層と前記絶縁ギャップ層の前記第1主面上に形成された複数の導体層と層間絶縁層とが交互に積層されたコイル部と、前記絶縁ギャップ層の前記第1主面側から前記コイル部及び前記絶縁ギャップ層を覆う第1磁性樹脂層と、前記絶縁ギャップ層の前記第2主面側から前記絶縁ギャップ層を覆う第2磁性樹脂層とを備え、前記絶縁ギャップ層は、弾性率が互いに異なる第1絶縁樹脂層及び第2絶縁樹脂層を含むことを特徴とする。
本発明によれば、コイル部を挟む第1磁性樹脂層と第2磁性樹脂層との間に弾性率が異なる2層の絶縁樹脂層が設けられているので、コイル部品の総厚が薄くても、コイルの特性を維持しながら部品の反りを抑えることができる。
本発明において、前記第1絶縁樹脂層は、前記第2絶縁樹脂層よりも前記コイル部側に位置し、前記第1絶縁樹脂層の弾性率は、前記第2絶縁樹脂層の弾性率よりも小さいことが好ましい。これにより、コイル部品の特性を維持しながら反りを抑えることができる。また、コイル部を形成する際のエッチング工程において層間絶縁層と絶縁ギャップ層との間に隙間が発生してコイルパターンがエッチャントに侵食されることがなく、製品不良を防止することができる。また、コイル部品の製造工程において、製造途中のコイル部品をキャリア基板から容易に剥離することができ、コイル部の表裏が磁性樹脂層で覆われたコイル部品を容易に製造することができる。
本発明において、前記第1絶縁樹脂層の熱膨張率は、前記第2絶縁樹脂層の熱膨張率よりも大きいことが好ましい。これによれば、コイル部を形成する際のエッチング工程において層間絶縁層と絶縁ギャップ層との間に隙間が発生する確率を低減することができ、絶縁信頼性の向上を図ることができる。
本発明において、前記第2絶縁樹脂層は、イミド結合を有する絶縁樹脂であることが好ましい。これによれば、コイル部品をキャリア基板上で加工した後、キャリア基板から容易に熱剥離することができる。
本発明において、前記第1絶縁樹脂層は、前記層間絶縁層と同じ材料からなることが好ましい。これによれば、第2絶縁樹脂層と層間絶縁層との接着性を高めることができ、層間絶縁層と絶縁ギャップ層との間に隙間が発生する確率を低減することができる。
本発明において、前記第1絶縁樹脂層の厚みは、前記第2絶縁樹脂層の厚みよりも厚いことが好ましい。この場合において、前記第2絶縁樹脂層の厚みは0.5〜6μmであり、前記第1絶縁樹脂層の厚みは7〜30μmであることが好ましい。これによれば、コイル部品の特性を維持しながら反りを抑えることができる。また、製造途中のコイル部品のキャリア基板からの熱剥離を容易にすると共に、第2絶縁樹脂層と層間絶縁層との接着性を高めてコイル部の絶縁信頼性を高めることができる。
本発明において、前記第1絶縁樹脂層は、前記コイル部の少なくとも内径領域と平面視で重なる領域内の一部に開口部を有し、前記第1磁性樹脂層の一部は前記第1絶縁樹脂層の前記開口部内に埋め込まれていることが好ましい。この構成によれば、コイル部の内径領域に形成された磁性コアの透磁率を高めることができる。
また、本発明によるコイル部品の製造方法は、一方の主面に第2絶縁樹脂層が形成されたキャリア基板を用意し、前記第2絶縁樹脂層上に前記第2絶縁樹脂層よりも弾性率が小さい第1絶縁樹脂層を形成する工程と、前記第1絶縁樹脂層上に複数の導体層と層間絶縁層とが交互に積層されたコイル部を形成する工程と、前記キャリア基板の前記一方の主面側から前記コイル部を覆うように第1磁性樹脂層を形成する工程と、前記第2絶縁樹脂層から前記キャリア基板を剥離する工程と、前記第2絶縁樹脂層上に第2磁性樹脂層を形成する工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、コイル部の両側が磁性樹脂層で覆われた薄型なコイル部品を製造することができ、コイル部品の総厚が薄くても、コイルの特性を維持しながら部品の反りを抑えることができる。
本発明において、前記コイル部を形成する工程は、前記導体層の不要部分をエッチングにより除去する工程を含むことが好ましい。また、前記キャリア基板が透明基板であり、前記第2絶縁樹脂層からキャリア基板を剥離する工程は、前記キャリア基板を通して前記第2絶縁樹脂層にレーザーを照射して前記キャリア基板を熱剥離する工程を含むことが好ましい。これにより、コイルパターンを埋め込む磁性樹脂層を備えた薄型のコイル部品を容易に製造することができる、
本発明において、前記第1絶縁樹脂層を形成する工程は、前記コイル部の少なくとも内径領域と平面視で重なる前記第1絶縁樹脂層の一部を選択的に除去して開口部を形成する工程を含み、前記第1磁性樹脂層を形成する工程は、前記第1絶縁樹脂層の前記開口部内に前記第1磁性樹脂層を埋め込む工程を含むことが好ましい。これにより、コイル部の内径領域に形成された磁性コアの透磁率を高めることができる。またコイル部の内径領域における絶縁ギャップ層を薄くすることができ、コイル部品のインダクタンス特性を向上させることができる。
本発明によれば、薄型であってもコイルの特性を維持しながら反りを抑制することが可能なコイル部品を提供することができる。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコイル部品の外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態によるコイル部品の構造を示す側面断面図である。 図3(a)〜(d)は、4層構造のコイル部の各層の平面レイアウト図である。 図4(a)〜(g)は、第1の実施の形態によるコイル部品の製造工程を説明するための工程図である。 図5(a)〜(d)は、第1の実施の形態によるコイル部品の製造工程を説明するための工程図である。 図6(a)〜(c)は、第1の実施の形態によるコイル部品の製造工程を説明するための工程図である。 図7(a)〜(d)は、第1の実施の形態によるコイル部品の製造工程を説明するための工程図である。 図8(a)及び(b)は、第2絶縁樹脂層の作用を説明するための断面図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態によるコイル部品の構造を示す側面断面図である。 図10(a)及び(b)は、第2の実施の形態によるコイル部品の製造工程の一部を示す工程図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコイル部品の外観を示す斜視図である。
本実施形態によるコイル部品10は電源回路用のインダクタとして用いることが好適な表面実装型のチップ部品であり、図1に示すように、第1及び第2磁性樹脂層11,12を有する。第1及び第2磁性樹脂層11,12には、後述するコイルパターンが埋め込まれており、コイルパターンの一端が第1の外部端子E1に接続され、コイルパターンの他端が第2の外部端子E2に接続される。但し、本発明によるコイル部品が表面実装型のチップ部品であることは必須でなく、回路基板に埋め込むタイプのチップ部品であっても構わない。
第1及び第2磁性樹脂層11,12は、金属磁性粒子を含有する樹脂からなる複合部材であり、コイルパターンに電流を流すことによって生じる磁束の磁路を構成する。金属磁性粒子としては、パーマロイ系材料を用いることが好適である。また、樹脂としては、液状又は粉体である半硬化状態のエポキシ樹脂を用いることが好ましい。第1及び第2磁性樹脂層11,12は、互いに同じ材料からなるものであっても構わないし、互いに異なる材料からなるものであっても構わない。第1及び第2磁性樹脂層11,12の材料として互いに同じ材料を用いれば、材料コストを低減することが可能となる。
本実施形態によるコイル部品10は、一般的な積層コイル部品とは異なり、積層方向であるz方向が回路基板と平行となるよう立てて実装される。具体的には、xz面を構成する面が実装面S1として用いられる。そして、実装面S1には、第1の外部端子E1及び第2の外部端子E2が設けられる。第1の外部端子E1は、実装面S1からyz面を構成する側面S2に亘って連続的に形成され、第2の外部端子E2は、実装面S1からyz面を構成する側面S3に亘って連続的に形成される。
図2は、本発明の第1の実施の形態によるコイル部品10の構造を示す側面断面図である。
図2に示すように、第1及び第2磁性樹脂層11,12の積層体の内部にはコイル部20が埋め込まれている。コイル部20は4層の導体層41〜44を有しており、各導体層は約3ターンの平面スパイラル形状のコイルパターンCを有している。これにより、コイルパターンCの合計ターン数は約12ターンとなる。また、各層のコイルパターンCの表面は、絶縁ギャップ層30及び層間絶縁層51〜54によって覆われ、これによって第1及び第2磁性樹脂層11,12との接触が防止されている。
第1磁性樹脂層11は、コイル軸方向(z方向)における一方側からコイル部20を覆っており、コイル部20に囲まれた内径領域22、コイル部20を囲む外周領域23、並びに、コイル部20のコイル軸方向の一方側の上部領域24に設けられている。一方、第2磁性樹脂層12は、コイル軸方向(z方向)における他方側からコイル部20を覆っており、コイル部20を覆う下部領域21に設けられている。
第1磁性樹脂層11と第2磁性樹脂層12との間には、絶縁ギャップ層30が設けられている。絶縁ギャップ層30は樹脂などの非磁性材料からなり、第1磁性樹脂層11と第2磁性樹脂層12との間に磁気ギャップを形成することによって、磁気飽和を防止する役割を果たす。第1磁性樹脂層11は絶縁ギャップ層30の表面30a側に設けられており、第2磁性樹脂層12は絶縁ギャップ層30の裏面30b側に設けられている。
本実施形態による絶縁ギャップ層30は2層構造であって、第1磁性樹脂層11側に設けられた第1絶縁樹脂層31と、第2磁性樹脂層12側に設けられた第2絶縁樹脂層32とを有している。
第2絶縁樹脂層32は、磁気ギャップとしての役割を果たすだけでなく、製造途中のコイル部品(中間体)のキャリア基板からの熱剥離を容易にする役割を果たすものである。そのため、第2絶縁樹脂層32には、弾性率が低く熱膨張率が高い材料を用いることが好ましい。具体的には、第2絶縁樹脂層32には、ポリイミド樹脂に代表されるイミド結合を有する絶縁樹脂を用いることが好ましい。
一方、第1絶縁樹脂層31は、磁気ギャップとしての役割を果たすだけでなく、コイルの特性を維持しながらコイル部品10の反りを抑制する役割を果たすものである。また第1絶縁樹脂層31は、導体層41〜44の不要部分のエッチング時にコイルパターンCまでもがエッチングされてしまうことによってコイル特性が低下することを防止する役割を果たすものである。そのため、第1絶縁樹脂層31の弾性率は第2絶縁樹脂層32よりも小さく、第1絶縁樹脂層31の熱膨張率は第2絶縁樹脂層32よりも大きいことが好ましい。例えば、第2絶縁樹脂層32の弾性率が5.3Gpaであるのに対して、第1絶縁樹脂層31の弾性率は3.5Gpaであることが好ましい。また、第2絶縁樹脂層32の熱膨張率が17ppmであるのに対して、第1絶縁樹脂層31の熱膨張率は60ppmであることが好ましい。
第1絶縁樹脂層31の厚みは、第2絶縁樹脂層32よりも厚いことが好ましい。例えば、第2絶縁樹脂層32の厚みが0.5〜6μmであるのに対して、第1絶縁樹脂層31の厚みは7〜30μmであることが好ましい。これにより、コイルの特性を維持しながら反りを抑えることができる。また、製造途中のコイル部品10のキャリア基板からの熱剥離を容易にすると共に、第1絶縁樹脂層31と層間絶縁層51との接着性を高めてコイル部20の絶縁信頼性を高めることができる。
第1絶縁樹脂層31の材料は層間絶縁層51〜54と同じであることが好ましい。第1絶縁樹脂層31は層間絶縁層51〜54と共にコイルパターンCを第1及び第2磁性樹脂層11,12から絶縁分離する役割を果たし、第1絶縁樹脂層31の材料を層間絶縁層51〜54と同じにすることで両者の境界部における接合力を高めることができる。したがって、層間絶縁層51と第1絶縁樹脂層31との境界部からエッチャントが侵入してコイルパターンCが侵食されることを防止することができる。
図3(a)〜(d)は、4層構造のコイル部20の各層の平面レイアウト図である。
図3(a)〜(d)に示すように、コイル部20の1層目のコイルパターンC1の外周端は、第1の外部端子E1に接続されている。また1層目のコイルパターンC1の内周端は、層間絶縁層51を貫通するスルーホール導体41aを介して2層目のコイルパターンC2の内周端に接続されている。2層目のコイルパターンC2の外周端は、層間絶縁層52を貫通するスルーホール導体42aを介して3層目のコイルパターンC3の外周端に接続されており、3層目のコイルパターンC3の内周端は、層間絶縁層53を貫通するスルーホール導体43aを介して4層目のコイルパターンC4の外周端に接続されている。さらに4層目のコイルパターンC4の外周端は、第2の外部端子E2に接続されている。このように、4つのコイルパターンC1〜C4は直列に接続されて単一のコイル素子を構成している。
次に、本実施形態によるコイル部品10の製造方法について説明する。
図4〜図7は、第1の実施の形態によるコイル部品10の製造方法を説明するための工程図である。
まず、図4(a)に示すように、所定の強度を有するキャリア基板60を用意し、その上面に第2絶縁樹脂層32を形成する。キャリア基板60の材料については、キャリア基板60からの中間体の剥離し易さの観点から透明なガラス基板を用いることが好ましいが、フェライト基板やシリコン基板などを用いてもよい。また、第2絶縁樹脂層32の形成方法についても特に限定されず、スピンコート法や印刷法によってキャリア基板60の表面に樹脂材料を塗布することによって形成しても構わないし、あらかじめフィルム状に成型した第2絶縁樹脂層32をキャリア基板60に貼り付けても構わない。
次に、図4(b)に示すように、第2絶縁樹脂層32の全面に第1絶縁樹脂層31を形成する。第1絶縁樹脂層31形成方法についても特に限定されず、スピンコート法や印刷法によって第1絶縁樹脂層31を形成しても構わないし、あらかじめフィルム状に成型した第1絶縁樹脂層31を貼り付けても構わない。こうしてキャリア基板60上には2層構造の絶縁ギャップ層30が形成される。
次に、図4(c)〜(f)に示すように、絶縁ギャップ層30の表面30a(第1主面)にコイルパターンC1を含む1層目の導体層41を形成する。導体層41の形成では、図4(c)に示すようにスパッタリング法などの薄膜プロセスを用いて下地金属膜40a(シードパターン)を形成した後、図4(d)に示すように、コイルパターンC1のネガパターンからなる感光性永久レジストパターン50a(レジストポスト)を形成する。次いで、図4(e)に示すように、電解メッキ法により下地金属膜40aを所望の膜厚までメッキ成長させ、さらに図4(f)に示すように、アッシングにより感光性永久レジストパターン50aの上端部を除去し、コイルパターンC1の頭出しを行う。
次に、図4(g)に示すように、コイルパターンC1の上面を覆うレジストパターン50bを形成する。以上により、レジストパターン50a,50bからなり、コイルパターンC1を取り囲む層間絶縁層51が形成される。
その後、図4(c)〜(g)の工程を繰り返すことによって、図5(a)〜(c)に示すように、2〜4層目の導体層42〜44と2〜4層目の層間絶縁層52〜54とを交互に形成する。
次に、図5(d)に示すように、ドライエッチング又はミリングを行うことにより、コイルパターンC1〜C4以外の導体層41〜44を選択的に除去する。すなわち、コイルパターンC1〜C4の内径領域22及び外周領域23に存在する導体層41〜44を部分的に除去する。コイルパターンC1〜C4は層間絶縁層51〜54に覆われているのでエッチングによって除去されないが、それ以外の導体パターンはエッチングによって除去される。これにより、コイルパターンCに囲まれた内径領域22、並びに、コイルパターンCの外側に位置する外周領域23に空間が形成される。
図8(a)及び(b)は、第2絶縁樹脂層32の作用を説明するための断面図である。
図8(a)に示すように、もし絶縁ギャップ層30が第2絶縁樹脂層32の単層からなり、層間絶縁層51の下端が第2絶縁樹脂層32と接続されている場合には、層間絶縁層51の下端と絶縁ギャップ層30との密着性が不十分となり、コイルパターンC1〜C4を積み上げていく過程で層間絶縁層51と絶縁ギャップ層30との境界部にクラックが発生しやすい。そのため、層間絶縁層51〜54を選択的に除去する際に層間絶縁層51と第2絶縁樹脂層32との接触界面のわずかな隙間50cから1層目のコイルパターンC1の形成領域内にエッチャントが侵入してコイルパターンC1が浸食されるおそれがある。層間絶縁層51と第2絶縁樹脂層32との界面に隙間が形成されている場合、コイルパターンC1と絶縁樹脂層31との間の絶縁信頼性が低下する。また1層目のコイルパターンC1が浸食された場合にはコイルの電気的特性が直ちに悪化するか、あるいはコイル部品を使用し続けていくうちに悪化して所望の電気的特性が得られなくなる可能性が高い。
しかし、図8(b)に示すように、絶縁ギャップ層30が第1及び第2絶縁樹脂層31,32の2層構造からなり、層間絶縁層51の下端が第1絶縁樹脂層31と接続される場合には、両者の接続界面の密着性を向上させることができ、コイルパターンC1の品質と絶縁信頼性を維持することができる。したがって、コイルの特性を維持して信頼性の高いコイル部品を提供することができる。
次に、図6(a)に示すように、PET樹脂などからなるフィルム11a上に保持された半硬化状態の第1磁性樹脂層11を用意し、第1磁性樹脂層11がコイルパターンCと向かい合うようにキャリア基板60に張り合わせる。これにより、コイルパターンCの内径領域22、外周領域23及び上部領域24に第1磁性樹脂層11が形成される。或いは、導体層41〜44の不要部分の除去によって形成された空間に、金属磁性粒子を含有する樹脂からなる半硬化状態の複合部材を印刷法によって埋め込んでも構わない。
次に、図6(b)に示すように、第1磁性樹脂層11をプレスすることによって、コイルパターンCの内径領域22や外周領域23に生じている隙間を第1磁性樹脂層11によって完全に埋める。
次に、図6(c)に示すように、フィルム11aを剥離し、接着剤61を介して第1磁性樹脂層11にサポート板62を貼り付けた後、図7(a)に示すようにキャリア基板60を剥離する。これにより、絶縁ギャップ層30の裏面30b(第2主面)が露出した状態となる。尚、サポート板62は、キャリア基板60を剥離する工程における支持部材であり、キャリア基板60を剥離する工程において全体を支持する必要がない場合には、サポート板62を貼り付ける必要はない。
キャリア基板60を剥離する方法としては、レーザー照射による熱剥離が好ましいが、機械的な剥離であってもよい。キャリア基板60を熱剥離する場合、キャリア基板60にはガラス基板が好ましく用いられ、キャリア基板60の裏側から第2絶縁樹脂層32に向けてレーザーを照射する。レーザー光はガラス基板を通って第2絶縁樹脂層32に到達し、第2絶縁樹脂層32が急速に加熱されることにより、キャリア基板60との界面において第2絶縁樹脂層32の接着力が低下するので、第2絶縁樹脂層32からキャリア基板60を容易に剥離することができる。
次に、図7(b)に示すようにサポート板62を剥離し、中間体を上下反転させた後、PET樹脂などからなるフィルム12a上に保持された半硬化状態の第2磁性樹脂層12を用意し、第2磁性樹脂層12が絶縁ギャップ層30と向かい合うようにキャリア基板60に張り合わせる。これにより、絶縁ギャップ層30の裏面30bに第1磁性樹脂層11が形成される。
次に、図7(c)に示すように、第1及び第2磁性樹脂層11,12をプレスした後、半硬化状態である第1及び第2磁性樹脂層11,12に熱や紫外線を与えることによって、第1及び第2磁性樹脂層11,12を完全に硬化させる。その後、フィルム12aを剥離する。
そして、図7(d)に示すように、ダイシングによって個片化を行った後、図1に示す外部端子E1,E2を形成すれば、本実施形態によるコイル部品10が完成する。
このように、本実施形態によれば、絶縁ギャップ層30を2層の絶縁樹脂層で構成していることから、製造途中のコイル部品のキャリア基板60からの熱剥離を容易にすると共に、層間絶縁層51と絶縁ギャップ層30との接着性を向上させることができる。したがって、不要な導体層をエッチングにより除去する工程(図5(d))において、コイルパターンC1までもがエッチングされてしまう事態を防止することができる。
図9は、本発明の第2の実施の形態によるコイル部品の構造を示す側面断面図である。
図9に示すように、このコイル部品10の特徴は、コイルパターンCの内径領域22及び外周領域23と平面視で重なる領域(破線参照)における第1絶縁樹脂層31の一部に開口部32a,32bがそれぞれ形成されており、開口部32a,32b内に第1磁性樹脂層11の一部が埋め込まれている点にある。そのため、コイルパターンCの内径領域22及び外周領域23に配置された絶縁ギャップ層30の厚さは第1の実施の形態よりも薄くなっている。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図10(a)及び(b)は、第2の実施の形態によるコイル部品の製造工程の一部を示す工程図である。
本実施形態によるコイル部品の製造では、図10(a)に示すように、まず第2絶縁樹脂層32上に第1絶縁樹脂層31を形成した後、図10(b)に示すように第1絶縁樹脂層31をパターニングして内径領域22と重なる領域に開口部32aを形成し、外周領域23と重なる領域に開口部32bを形成する。その後は第1の実施の形態と同様に、コイルパターンC1〜C4及び層間絶縁層51〜54を交互に形成し、さらに第1及び第2磁性樹脂層11,12を形成することにより、コイル部品10が完成する。本実施形態によるコイル部品10は、コイルパターンCの内径領域22及び外周領域23における絶縁ギャップ層30が薄くなっているので、コイル部品のインダクタンス特性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態におけるコイル部品は、12ターンのスパイラルパターンからなるコイルパターンCを備えているが、本発明においてコイルパターンの具体的なパターン形状がこれに限定されるものではない。
10 コイル部品
11 第1磁性樹脂層
11a フィルム
12 第2磁性樹脂層
12a フィルム
20 コイル部
21 下部領域
22 内径領域
23 外周領域
24 上部領域
30 絶縁ギャップ層
30a 絶縁ギャップ層の表面(第1主面)
30b 絶縁ギャップ層の裏面(第2主面)
31 第1絶縁樹脂層
32 第2絶縁樹脂層
32a,32b 第1絶縁樹脂層の開口部
40a 下地金属膜(シードパターン)
41 1層目の導体層
42 2層目の導体層
43 3層目の導体層
44 4層目の導体層
41a スルーホール導体
42a スルーホール導体
43a スルーホール導体
50a,50b レジストパターン
50c 隙間(クラック)
51 1層目の層間絶縁層
52 2層目の層間絶縁層
53 3層目の層間絶縁層
54 4層目の層間絶縁層
60 キャリア基板
61 接着剤
62 サポート板
C,C1〜C4 コイルパターン
E1,E2 外部端子
S1 コイル部品の実装面
S2 コイル部品の側面
S3 コイル部品の側面

Claims (12)

  1. 第1主面とその反対側に第2主面を有する絶縁ギャップ層と
    前記絶縁ギャップ層の前記第1主面上に形成された複数の導体層と層間絶縁層とが交互に積層されたコイル部と、
    前記絶縁ギャップ層の前記第1主面側から前記コイル部及び前記絶縁ギャップ層を覆う第1磁性樹脂層と、
    前記絶縁ギャップ層の前記第2主面側から前記絶縁ギャップ層を覆う第2磁性樹脂層とを備え、
    前記絶縁ギャップ層は、弾性率が互いに異なる第1絶縁樹脂層及び第2絶縁樹脂層を含むことを特徴とするコイル部品。
  2. 前記第1絶縁樹脂層は、前記第2絶縁樹脂層よりも前記コイル部側に位置し、
    前記第1絶縁樹脂層の弾性率は、前記第2絶縁樹脂層の弾性率よりも小さい、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第1絶縁樹脂層の熱膨張率は、前記第2絶縁樹脂層の熱膨張率よりも大きい、請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記第2絶縁樹脂層は、イミド結合を有する絶縁樹脂である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記第1絶縁樹脂層は、前記層間絶縁層と同じ材料からなる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記第1絶縁樹脂層の厚みは、前記第2絶縁樹脂層の厚みよりも厚い、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコイル部品。
  7. 前記第1絶縁樹脂層の厚みは7〜30μmであり、前記第2絶縁樹脂層の厚みは0.5〜6μmである、請求項6に記載のコイル部品。
  8. 前記第1絶縁樹脂層は、前記コイル部の少なくとも内径領域と平面視で重なる領域内の一部に開口部を有し、前記第1磁性樹脂層の一部は前記第1絶縁樹脂層の前記開口部内に埋め込まれている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のコイル部品。
  9. 一方の主面に第2絶縁樹脂層が形成されたキャリア基板を用意し、前記第2絶縁樹脂層上に前記第2絶縁樹脂層よりも弾性率が小さい第1絶縁樹脂層を形成する工程と、
    前記第1絶縁樹脂層上に複数の導体層と層間絶縁層とが交互に積層されたコイル部を形成する工程と、
    前記キャリア基板の前記一方の主面側から前記コイル部を覆うように第1磁性樹脂層を形成する工程と、
    前記第2絶縁樹脂層から前記キャリア基板を剥離する工程と、
    前記第2絶縁樹脂層上に第2磁性樹脂層を形成する工程とを備えることを特徴とするコイル部品の製造方法。
  10. 前記コイル部を形成する工程は、前記導体層の不要部分をエッチングにより除去する工程を含む、請求項9に記載のコイル部品の製造方法。
  11. 前記キャリア基板が透明基板であり、前記第2絶縁樹脂層からキャリア基板を剥離する工程は、前記キャリア基板を通して前記第2絶縁樹脂層にレーザーを照射して前記キャリア基板を熱剥離する工程を含む、請求項9又は10に記載のコイル部品の製造方法。
  12. 前記第1絶縁樹脂層を形成する工程は、前記コイル部の少なくとも内径領域と平面視で重なる前記第1絶縁樹脂層の一部を選択的に除去して開口部を形成する工程を含み、
    前記第1磁性樹脂層を形成する工程は、前記第1絶縁樹脂層の前記開口部内に前記第1磁性樹脂層を埋め込む工程を含む、請求項9乃至11のいずれか一項に記載のコイル部品の製造方法。
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