JP2008186990A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2008186990A
JP2008186990A JP2007018949A JP2007018949A JP2008186990A JP 2008186990 A JP2008186990 A JP 2008186990A JP 2007018949 A JP2007018949 A JP 2007018949A JP 2007018949 A JP2007018949 A JP 2007018949A JP 2008186990 A JP2008186990 A JP 2008186990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
common mode
film
coil
mode filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007018949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4807270B2 (ja
Inventor
Makoto Yoshida
吉田  誠
Tomokazu Ito
知一 伊藤
Hiroshi Kamiyama
浩 神山
Takeya Karakame
健也 唐亀
Tomonaga Nishikawa
朋永 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2007018949A priority Critical patent/JP4807270B2/ja
Priority to CN2008100097105A priority patent/CN101276673B/zh
Publication of JP2008186990A publication Critical patent/JP2008186990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4807270B2 publication Critical patent/JP4807270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、コイル部品に関し、高インピーダンスを得られ、高周波特性に優れたコイル部品を提供することを目的とする。
【解決手段】コモンモードフィルタ1は、スパイラル状に形成されたコイル導体33、35と、コイル導体33、35が埋め込まれた絶縁層7と、コイル導体33、35の内周側の絶縁層7を開口した開口部42と、開口部42の側壁上のみに形成された側壁磁性膜47とを有する。コモンモードフィルタ1は、開口部42を埋め込んで形成された磁性層41をさらに有し、側壁磁性膜47の透磁率は、磁性層41の透磁率よりも高い。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイル部品に関する。
パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器の内部回路に実装されるコイル部品には、フェライトコアに銅線を巻回した巻線型や、フェライト等の磁性体シート表面にコイル導体パターンを形成して当該磁性体シートを積層した積層型や、薄膜形成技術を用いて絶縁膜と金属薄膜のコイル導体とを交互に形成した薄膜型が知られている。近年では、電子機器の小型化や高性能化が急速に進んでおり、これに伴い、コイル部品の小型化や高性能化が強く望まれている。薄膜型のコイル部品では、コイル導体を薄膜化することで1mm以下のチップサイズのコイル部品が市場に供給されている。薄膜型のコイル部品では、コイル導体の内周側の絶縁層を開口して開口部を形成し、当該開口部を埋め込んでコア(磁性層)が形成されていることが多い。コアは閉磁路を形成するために形成される。コアは、例えば樹脂に磁性粉を混合して形成される。
周波数500MHz以上、特にGHz帯の高周波用途のコイル部品は、高インピーダンスを有すること、及び優れた高周波特性を有することが求められている。高インピーダンスや優れた高周波特性を得る方法として、コアに含まれる磁性粉の粒径を小さくすることや、コアの透磁率を高くすること等が考えられる。しかしながら、磁性粉の粒径を小さくすること及びコアの透磁率を高くすることには限界がある。従って、従来のコイル部品は、高インピーダンス及び優れた高周波特性を得られ難いという問題がある。
特許第3807438号公報 特開平9−223636号公報 特開平7−335440号公報
本発明の目的は、高インピーダンスを得られ、高周波特性に優れたコイル部品を提供することにある。
上記目的は、スパイラル状に形成されたコイル導体と、前記コイル導体が埋め込まれた絶縁層と、前記コイル導体の内周側の前記絶縁層を開口した開口部と、前記開口部の側壁上のみに形成された側壁磁性膜とを有することを特徴とするコイル部品によって達成される。
上記本発明のコイル部品であって、前記側壁磁性膜は、前記開口部の底面上にさらに形成されていることを特徴とする。
上記本発明のコイル部品であって、前記開口部を埋め込んで形成された磁性層をさらに有し、前記側壁磁性膜の透磁率は、前記磁性層の透磁率よりも高いことを特徴とする。
上記本発明のコイル部品であって、前記絶縁層を挟持する上下磁性基板をさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、高インピーダンスを得られ、高周波特性に優れたコイル部品を実現できる。
本発明の一実施の形態によるコイル部品について図1乃至図9を用いて説明する。本実施の形態では、コイル部品として、平衡伝送方式における電磁妨害の原因となるコモンモード電流を抑制するコモンモードフィルタを例にとって説明する。まず、コモンモードフィルタ1の構成について図1を用いて説明する。図1は、コイル導体33、35の中心軸を含む平面で切断したコモンモードフィルタ1の断面を示している。
コモンモードフィルタ1は、対向配置された薄板直方体状の2つの磁性基板(上下磁性基板)3、5間に薄膜及び磁性層41を積層して形成した直方体状の外形を有している。図1に示すように、コモンモードフィルタ1は、磁性基板3、5間に、それぞれスパイラル状に形成されたコイル導体33、35と、コイル導体33、35が埋め込まれた絶縁層7と、コイル導体33、35の内周側の絶縁層7を開口した開口部42と、開口部42の側壁上のみに形成された側壁磁性膜47とを有している。
絶縁層7は、磁性基板3上に薄膜形成技術を用いて順次形成された絶縁膜7a、7b、7c、7d、7eで構成されている。コイル導体33、35の内周側には絶縁膜7b、7c、7d、7eを開口して開口部42が形成されている。コイル導体33、35を挟んでコイル導体33、35の外周側には絶縁膜7b、7c、7d、7eを開口して2つの開口部44が形成されている。開口部42、44は、磁性基板3、5の基板面法線方向に見て、コモンモードフィルタ1の長辺方向に並列している。なお、開口部44は、磁性基板3、5の基板面法線方向に見て、コモンモードフィルタ1の例えば角部4箇所に形成されていてもよい。なお、開口部42、44下部の絶縁膜7aが絶縁膜7b、7c、7d、7eと同様に開口されていてもよい。
コイル導体35は、絶縁膜7cを介してコイル導体33の直上に形成され、コイル導体33に対向配置されている。コイル導体33及びコイル導体35は、ほぼ同様のスパイラル状に形成されている。なお、本願では、同一平面内に形成された螺旋をスパイラルと呼ぶ。コイル導体33及びコイル導体35は、磁性基板3、5の基板面に平行な異なる平面内にそれぞれ形成されている。コイル導体33及びコイル導体35は、同一方向に巻きまわされており、例えば磁性基板5側から磁性基板3、5の基板面法線方向に見て反時計回りに巻き回されている。コイル導体33は絶縁膜7b上に形成されている。コイル導体35は絶縁膜7c上に形成されている。
開口部42の側壁上には、側壁磁性膜47が形成されている。側壁磁性膜47は、開口部42内の絶縁膜7b、7c、7d、7eに接触している。側壁磁性膜47は、例えばニッケル鉄(NiFe)、コバルト鉄(CoFe)、コバルトジルコニウムタンタル(CoZrTa)又はコバルトニッケル鉄(CoNiFe)等の相対的に高透磁率を有する形成材料で形成されている。側壁磁性膜47は、絶縁膜7eを形成した後に、めっき法又はスパッタリング法等の薄膜形成技術を用いて形成される。
側壁磁性膜47は開口部42の側壁上のみに形成され、絶縁膜7aの下部や絶縁膜7e上には形成されていない。従って、側壁磁性膜47はコイル導体33の下部及びコイル導体35の上部には形成されておらず、コイル導体33の下面及びコイル導体35の上面と対向配置されていない。また、側壁磁性膜47は、開口部42、44の底面上や、開口部44の側壁上(開口部44内の絶縁膜7b、7c、7d、7e上)にも形成されていない。
コモンモードフィルタ1は、開口部42、44を埋め込んで形成された磁性層41を有している。磁性層41は絶縁膜7e上にも形成され、絶縁膜7eの上面を覆っている。磁性層41は、ポリイミド樹脂にフェライトの磁性粉(磁紛)を混入した複合フェライトで形成されている。側壁磁性膜47の透磁率は磁性層41の透磁率よりも高い。磁性層41及び側壁磁性膜47は、コイル導体33とコイル導体35との相互間の磁気結合度を改善すると共にコモンインピーダンスを増加させてインピーダンス特性を向上させるために形成されている。
磁性層41上には接着層11が形成され、接着層11には磁性基板5が接着されている。磁性基板3、5は、絶縁層7、コイル導体33、35、磁性層41、側壁磁性膜47及び接着層11を挟持している。
絶縁膜7a上には不図示の下部リード線が形成されている。下部リード線の一端部は絶縁膜7bに形成された不図示のビアホールを介してコイル導体33の内周側端部に接続されている。絶縁膜7d上には不図示の上部リード線が形成されている。上部リード線の一端部は絶縁膜7dに形成された不図示のビアホールを介してコイル導体35の内周側端部に接続されている。上部及び下部リード線の他端部はコモンモードフィルタ1の同一側面部に露出している。コイル導体33、35の外周側端部は、当該側面の対向面側に露出している。側面部に露出した下部リード線を覆って、不図示の第1外部電極が当該側面部上に形成されている。側面部に露出した上部リード線を覆って、不図示の第2外部電極が当該側面部上に形成されている。対向面側に露出したコイル導体33の外周側端部を覆って、不図示の第3外部電極が当該対向面上に形成されている。対向面側に露出したコイル導体35の外周側端部を覆って、不図示の第4外部電極が当該対向面上に形成されている。第1外部電極は第3外部電極と対向配置され、第2外部電極は第4外部電極と対向配置されている。下部リード線の他端部は第1外部電極に接続されている。コイル導体33の内周側端部は下部リード線を介して第1外部電極に電気的に接続されている。コイル導体33の外周側端部は第3外部電極に接続されている。上部リード線の他端部は第2外部電極に接続されている。コイル導体35の内周側端部は上部リード線を介して第2外部電極に電気的に接続されている。コイル導体35の外周側端部は第4外部電極に接続されている。
磁性基板3、5は焼結フェライト、複合フェライト等の磁性材料で形成されている。絶縁膜7a、7b、7c、7d、7eはそれぞれポリイミド樹脂、エポキシ樹脂等の絶縁性に優れ加工性のよい材料を塗布して所定形状にパターニングして形成されている。コイル導体33、35並びに上部及び下部リード線は、電気伝導性及び加工性に優れたCu、銀(Ag)、アルミニウム(Al)等を成膜して所定形状にパターンニングして形成されている。絶縁膜7a、7b、7c、7d、7eの膜厚並びに上部及び下部リード線の厚さは、例えば5〜10μmである。コイル導体33、35の厚さは、例えば15〜25μmである。側壁磁性膜47の膜厚は、例えば0.05〜2.00μmである。絶縁膜7e上部の磁性層41の厚さは、例えば0.05〜2.00μmである。
次に、本実施の形態によるコモンモードフィルタ1の動作について説明する。コイル導体33、35を通電することにより、図1に示すように、コイル導体33、35の中心軸を含む断面において、磁性基板3、絶縁膜7a、開口部42内の磁性層41、接着層11、磁性基板5、接着層11、開口部44内の磁性層41、絶縁膜7aをこの順(又は逆順)に通る磁路(磁気回路)M1が形成される。また、磁性基板3、絶縁膜7a、側壁磁性膜47、磁性層41、接着層11、磁性基板5、接着層11、開口部44内の磁性層41、絶縁膜7aをこの順(又は逆順)に通る磁路M2が磁路M1と同時に形成される。絶縁膜7a及び接着層11は非磁性であるが数μm程度の薄膜なので、この部分で磁力線の漏洩は殆ど発生せず、磁路M1、M2はほぼ閉磁路と看做すことができる。このように、コモンモードフィルタ1では閉磁路が複数の磁路M1、M2で構成されている。
開口部42内に磁性層41のみが形成され側壁磁性膜47が形成されていないコモンモードフィルタでは、開口部42内の磁性層41を通る磁路M1のみが形成され、側壁磁性膜47を通る磁路M2は形成されない。当該コモンモードフィルタにおいて高いコモンモードインピーダンスや優れた高周波特性を得る方法として、磁性層41に含まれるフェライトの粒径を小さくすることや磁性層41の透磁率を高くすることが考えられる。しかしながら、磁性層41に含まれるフェライトの粒径を小さくすることや磁性層41の透磁率を高くすることには限界があるため、磁性層41のみが形成されたコモンモードフィルタでは高いコモンモードインピーダンス及び優れた高周波特性を得ることには限界がある。
一方、本実施の形態によるコモンモードフィルタ1では、開口部42内に磁性層41に加えて側壁磁性膜47が形成されているので、側壁磁性膜47を通る磁路M2が磁路M1に加えて形成される。よって、閉磁路は複数の磁路M1、M2で構成される。側壁磁性膜47の透磁率は磁性層41の透磁率よりも高いので、磁路M2は磁路M1と比較して高透磁率の磁路となる。よって、コモンモードフィルタ1は、磁性層41のみが形成されたコモンモードフィルタと比較して、閉磁路の磁気抵抗が低下し、閉磁路を通る磁束が増加する。従って、コモンモードフィルタ1は、磁性層41のみが形成されたコモンモードフィルタと比較して、磁路M1のみでは得られない高いコモンモードインピーダンスが得られる。また、コモンモードフィルタ1は、磁性層41のみが形成されたコモンモードフィルタと比較して、高周波帯域におけるコモンモードインピーダンス特性やディファレンシャルモード信号減衰特性等の高周波性能(高周波特性)が向上し、ディファレンシャルモード信号伝送特性におけるカットオフ周波数(fc)が高くなる。
特許文献1には、コイルと、コイル内に形成したスルーホール部と、多層磁性層とを有し、スルーホール部の内壁と、コイルの上面及び下面とに多層磁性層を配置したインダクタンス部品が開示されている。コイルはコイル絶縁材内に埋設され、コイルの上面及び下面に配置された多層磁性層はコイル絶縁材上に形成されている。多層磁性層は、磁性層と絶縁層とが交互に積層して構成される。磁性層は主組成がFe、Ni、Coからなる群のうちのうち少なくとも一つを有している。磁性層はFe等で形成されているので、比抵抗が低くなっている。また、コイルも比抵抗の低い形成材料で形成される。よって、磁性層は電極として機能するので、特許文献1に開示されたインダクタンス部品では、コイルの上面に配置された磁性層と、コイルと、それらに挟まれたコイル絶縁材とでキャパシタ(浮遊容量)が形成される。また、コイルの下面に配置された磁性層と、コイルと、それらに挟まれたコイル絶縁材とでキャパシタ(浮遊容量)が形成される。従って、磁性層とコイルとの間のコイル絶縁材が相対的に薄い場合には、当該浮遊容量が相対的に大きくなる。高周波帯域では当該浮遊容量がインダクタンス部品の特性に与える影響が大きくなるので、当該浮遊容量が相対的に大きい場合にはインダクタンス部品の高周波性能が悪くなる。従って、特許文献1に開示されたインダクタンス部品は高周波用途としては好適ではない。また、当該浮遊容量を低減するために磁性層とコイルとの間とのコイル絶縁材を厚く形成すると、インダクタンス部品の低背化が困難となる。
一方、本実施の形態によるコモンモードフィルタ1では、側壁磁性膜47は開口部42の側壁上のみに形成され、コイル導体33の下部及びコイル導体35の上部には磁性膜が形成されていない。よって、コモンモードフィルタ1では、コイル導体33の下部に形成された磁性膜とコイル導体33との間、及びコイル導体35の上部に形成された磁性膜とコイル導体35との間に浮遊容量が形成されることはない。従って、コモンモードフィルタ1は、特許文献1に開示されたインダクタンス部品と異なり、磁性膜とコイル導体33、35との間に形成される浮遊容量が高周波性能を悪くすることはない。従って、コモンモードフィルタ1は優れた高周波性能を得られ、高周波用途として好適である。また、磁性膜とコイル導体33、35との間に形成させる浮遊容量を減少させるために絶縁膜7a、7b、7d、7eを厚く形成する必要がないので、コモンモードフィルタ1は低背化を実現できる。
このように、コモンモードフィルタ1は高いコモンモードインピーダンスを得られ、かつ優れた高周波特性を得られる。
次に、本実施の形態によるコイル部品の製造方法についてコモンモードフィルタ1を例にとって図1乃至図8を用いて説明する。図2乃至図8は、コイル導体33、35の中心軸を含む平面で切断したコモンモードフィルタ1の製造工程断面図である。コモンモードフィルタ1はウェハ上に同時に多数形成されるが、図1乃至図8は1個のコモンモードフィルタ1を示している。なお、図1に示したコモンモードフィルタ1の構成要素と同一の作用・機能を奏する構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
まず、図2に示すように、磁性基板3上にポリイミド樹脂を塗布して膜厚5〜10μmの絶縁膜7aを形成する。絶縁膜7aはスピンコート法、ディップ法、スプレー法又は印刷法等により形成される。次に、絶縁膜7aを硬化する(キュア)。後程説明する各絶縁膜7b、7c、7d、7eは絶縁膜7aと同様の方法で形成される。
次に、真空成膜法(蒸着法、スパッタリング法等)又はめっき法により全面にCu等の金属層(不図示)を形成する。電極膜は導電性のある材料であればよいが、後程説明するめっき膜の形成材料と同一材料を用いることが望ましい。絶縁膜7aと電極膜との密着性を向上させるためのバッファ膜として、電極膜の下層に例えばCr(クロム)膜やTi(チタン)膜等の接着層を形成してもよい。
次に、全面にレジストを塗布してレジスト層を形成し、必要に応じてレジスト層のプリベーク処理を行う。次に、下部リード線のパターンが描画されたマスクを介してレジスト層に露光光を照射して、レジスト層を露光する。次に、必要に応じて熱処理を行った後に、アルカリ現像液でレジスト層を現像する。アルカリ現像液としては、例えば、所定濃度のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)が用いられる。
次に、現像工程から洗浄工程に移る。レジスト層中の現像液を洗浄液で洗浄し、レジスト層の現像溶解反応を停止させる。これにより、レジスト層が所定形状にパターニングされたレジストフレームが形成される。洗浄液としては、例えば純水が用いられる。洗浄が終了したら、洗浄液を振り切って乾燥させる。必要であれば磁性基板3を加熱して洗浄液を乾燥させてもよい。
次に、磁性基板3をめっき槽中のめっき液に浸漬して、レジストフレームを型にしてめっき処理を行い、レジストフレーム間にCu等のめっき膜を形成する。次に、必要に応じて磁性基板3を水洗し乾燥させてから、有機溶剤を用いてレジストフレームを絶縁膜7aから剥離する。次に、めっき膜をマスクにして、レジスト層の除去により露出した電極膜をドライエッチング(イオンミリングや反応性イオンエッチング(RIE)等)やウエットエッチングにより除去する。
これにより、不図示の下部リード線が絶縁膜7a上に形成される。下部リード線は、例えば5〜10μmの厚さに形成される。後程説明するコイル導体33、35及び上部リード線は、下部リード線と同様の方法で形成される。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布して膜厚5〜10μmの絶縁膜7bを形成する。次に、絶縁膜7bを露光、現像し、パターニングする。これにより、開口部42、44と、下部リード線の一端部を露出する不図示のビアホールとが絶縁膜7bに形成される。次に、絶縁膜7bを硬化する。
次に、真空成膜法又はめっき法により全面にCu等の金属層(不図示)を形成する。次に、全面にレジストを塗布してレジスト層を形成し、必要に応じてレジスト層のプリベーク処理を行う。次に、コイル導体33のパターンが描画されたマスクを介してレジスト層に露光光を照射して、レジスト層を露光する。次に、必要に応じて熱処理を行った後に、アルカリ現像液でレジスト層を現像する。次に、下部リード線の形成工程と同様の洗浄工程を行う。これにより、レジスト層が所定形状にパターニングされたレジストフレームが形成される。
次に、磁性基板3をめっき槽中のめっき液に浸漬して、レジストフレームを型にしてめっき処理を行い、レジストフレーム間にCu等のめっき膜を形成する。次に、必要に応じて磁性基板3を水洗し乾燥させてから、有機溶剤を用いてレジストフレームを絶縁膜7bから剥離する。次に、めっき膜をマスクにして、レジスト層の除去により露出した電極膜をドライエッチング(イオンミリングや反応性イオンエッチング(RIE)等)やウエットエッチングにより除去する。
これにより、図3に示すように、電極膜及びめっき膜が積層されたコイル導体33が絶縁膜7b上に形成される。コイル導体33の内周側端部は、絶縁膜7bに形成されたビアホールを介して下部リード線の一端部に接続される。コイル導体33は、例えば15〜25μmの厚さに形成される。
次に、図4に示すように、全面にポリイミド樹脂を塗布して膜厚5〜10μmの絶縁膜7cを形成する。次に、絶縁膜7cを露光、現像し、パターニングする。これにより、開口部42、44が絶縁膜7cに形成される。次に、絶縁膜7cを硬化する。
次に、図5に示すように、コイル導体33と同様の形成方法により、絶縁膜7c上にコイル導体35を形成する。コイル導体35は、例えば15〜25μmの厚さに形成される。
次に、全面にポリイミド樹脂を塗布して膜厚5〜10μmの絶縁膜7dを形成する。次に、絶縁膜7dを露光、現像し、パターニングする。これにより、開口部42、44と、コイル導体35の内周側端部を露出する不図示のビアホールとが絶縁膜7dに形成される。次に、絶縁膜7dを硬化する。
次に、下部リード線と同様の形成方法により、絶縁膜7d上に不図示の上部リード線を形成する。上部リード線の一端部は絶縁膜7dに形成されたビアホールを介してコイル導体35の内周側端部に接続される。下部リード線は、例えば5〜10μmの厚さに形成される。
次に、図6に示すように、全面にポリイミド樹脂を塗布して膜厚5〜10μmの絶縁膜7eを形成する。次に、絶縁膜7eを露光、現像し、パターニングする。これにより、開口部42、44が絶縁膜7eに形成される。次に、絶縁膜7eを硬化する。以上の工程によって、絶縁膜7a、7b、7c、7d、7eで構成された絶縁層7が形成される。コイル導体33、35並びに上部及び下部リード線は、絶縁層7内に埋め込まれる。
次に、スパッタリング法により全面に膜厚0.05〜2.0μmのNiFe等の磁性膜を形成する。磁性膜は、開口部42の側壁上及び底面上にも形成される。次に、全面にレジストを塗布してレジスト層を形成し、必要に応じてレジスト層のプリベーク処理を行う。次に、側壁磁性膜47のパターンが描画されたマスクを介してレジスト層に光を照射して、レジスト層を露光する。次に、必要に応じて熱処理を行った後に、アルカリ現像液でレジスト層を現像する。次に、下部リード線の形成工程と同様の洗浄工程を行う。これにより、開口部42の側壁上に形成された磁性膜を覆う枠状のレジストフレームが形成される。
次に、レジストフレームをエッチングマスクにして、磁性膜をドライエッチングやウエットエッチングにより除去する。これにより、図7に示すように、側壁磁性膜47が開口部42の側壁上に形成される。次に、有機溶剤を用いてレジストフレームを側壁磁性膜47から剥離する。本実施の形態では側壁磁性膜47の形成方法にスパッタリング法が用いられているが、めっき法が用いられてもよい。
次に、図8に示すように、樹脂にフェライトの磁性粉を混入した複合フェライトを開口部42、44に埋め込んで、磁性層41を開口部42、44に形成する。磁性層41は絶縁膜7e上にも形成され、絶縁膜7eの上面を覆う。絶縁膜7e上部の磁性層41は、例えば0.05〜2.0μmの厚さに形成される。
次に、図1に示すように、磁性層41上に接着剤を塗布して接着層11を形成する。次いで、磁性基板5を接着層11に固着する。次に、ウェハを切断してチップ状の個々のコモンモードフィルタ1に切断分離する。これにより、上部及び下部リード線の他端部がコモンモードフィルタ1の同一側面部に露出する。同時に、コイル導体33、35の外周側端部が当該側面の対向面側に露出する。次に、コモンモードフィルタ1を研磨して角部の面取りを行う。
次に、上部及び下部リード線並びにコイル導体33、35の露出部に、不図示の第1乃至第4外部電極を磁性基板3、5の対向面上に、基板面に直角で且つ磁性基板3、5を横切って形成する。下部リード線の他端部は第1外部電極に接続される。上部リード線の他端部は第2外部電極に接続される。コイル導体33の外周側端部は第3外部電極に接続される。コイル導体35の外周側端部は第4外部電極に接続される。こうして、図1に示すコモンモードフィルタ1が完成する。
以上説明したように、本実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造方法によれば、薄膜形成技術を用いて最上層の絶縁膜7eまでを形成した後、磁性層41を開口部42、44に充填する前に、スパッタリング法又はめっき法等の薄膜形成技術を用いて、NiFe等の相対的に高透磁率を有する形成材料で形成された側壁磁性膜47を開口部42の側壁上に形成する。コモンモードフィルタ1の製造方法によれば、絶縁膜7a、7b、7c、7d、7eと上部及び下部リード線とコイル導体33、35と同様に、薄膜形成技術を用いて側壁磁性膜47を形成でき、絶縁膜7a、7b、7c、7d、7eと上部及び下部リード線とコイル導体33、35と側壁磁性膜47とを一連の薄膜形成工程で形成できる。本実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造方法によれば、高いコモンモードインピーダンスを得られ、高周波特性に優れたコモンモードフィルタ1を製造することができる。
次に本実施の形態の変形例によるコイル部品について図9を用いて説明する。図9は、本変形例によるコイル部品としてのコモンモードフィルタ101であって、コイル導体33、35の中心軸を含む平面で切断したコモンモードフィルタ101の断面を示している。コモンモードフィルタ1では、側壁磁性膜47が開口部42の側壁上のみに形成されている。これに対し、コモンモードフィルタ101は、側壁磁性膜147が開口部42の底面上にさらに形成されている点に特徴を有している。側壁磁性膜147は、開口部42の側壁上及び底面上に形成されている。開口部42の底面上に形成された側壁磁性膜147は、開口部42内の絶縁膜7aに接触している。
コモンモードフィルタ101では、コモンモードフィルタ1と同様に、開口部42内に磁性層41に加えて側壁磁性膜147が形成されているので、複数の磁路M1、M2が形成される。コモンモードフィルタ101では、磁路M1は非磁性である絶縁膜7aに加えて、開口部42の底面上に形成された側壁磁性膜147を通る。よって、コモンモードフィルタ101は、コモンモードフィルタ1と比較して、磁路M1を磁束が通りにくくなり、閉磁路を通る磁束が減少する。従って、コモンモードフィルタ101は、コモンモードフィルタ1より特性が若干劣る。
しかしながら、複数の磁路M1、M2が形成されるので、コモンモードフィルタ101は、磁性層41のみが形成されたコモンモードフィルタと比較して、高いコモンモードインピーダンスを得られ、かつ優れた高周波特性を得られる。
本変形例によるコモンモードフィルタ101の製造方法について簡単に説明する。コモンモードフィルタ1の製造方法では側壁磁性膜47を形成するためのレジストフレームの形状が枠状であるのに対して、コモンモードフィルタ101の製造方法では側壁磁性膜147を形成するためのレジストフレームの形状が柱状である点を除いて、コモンモードフィルタ101の製造方法はコモンモードフィルタ1の製造方法と同じである。
まず、コモンモードフィルタ1と同様の製造方法により、磁性基板3上に絶縁膜7a、下部リード線、絶縁膜7b、コイル導体33、絶縁膜7c、コイル導体35、絶縁膜7d、上部リード線及び絶縁膜7eをこの順に形成する(図2乃至図6参照)。次に、全面に磁性膜を形成する。次に、開口部42の側壁上及び底面上に形成された磁性膜を覆う柱状のレジストフレームを形成する。次に、レジストフレームをエッチングマスクにして、磁性膜をドライエッチングやウエットエッチングにより除去する。これにより、図9に示すように、側壁磁性膜147が開口部42の側壁上及び底面上に形成される。次に、有機溶剤を用いてレジストフレームを側壁磁性膜147から剥離する。次に、コモンモードフィルタ1と同様の製造方法により、磁性層41を形成し(図8参照)、接着層11を形成し、磁性基板5を接着層11に固着し、ウェハを切断してチップ状の個々のコモンモードフィルタ101に切断分離し、角部の面取りを行い、第1乃至第4外部電極を形成する。こうして、図9に示すコモンモードフィルタ101が完成する。
以上説明したように、コモンモードフィルタ1の製造方法では側壁磁性膜47を形成するためのレジストフレームの形状を枠状とするのに対して、コモンモードフィルタ101の製造方法では側壁磁性膜147を形成するためのレジストフレームの形状を柱状とする。側壁磁性膜147は、側壁磁性膜47よりも形成面積が大きい。よって、柱状のレジストフレームは、枠状のレジストフレームよりも形成面積が大きい。従って、柱状のレジストフレームは、枠状のレジストフレームよりもパターン形成が容易である。従って、コモンモードフィルタ101は、コモンモードフィルタ1と比較して、製造が容易である。
コモンモードフィルタ1、101が小型になる程、開口部42も小さくなる。従って、コモンモードフィルタ1、101が小型になる程、枠状または柱状のレジストフレームも小さくなるが、柱状のレジストフレームは枠状のレジストフレームよりもパターン形成が容易である。よって、柱状のレジストフレームは枠状のレジストフレームよりも小型化が容易である。従って、コモンモードフィルタ101は、コモンモードフィルタ1と比較して、小型化が容易である。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施の形態では、対向配置された1組のコイル導体33、35を有するコモンモードフィルタ1、101を例に説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、コイル導体33、35のそれぞれに1つのコイル導体が並設された、2組のコイル導体を有するコモンモードフィルタアレイにも適用できる。当該コモンモードフィルタアレイでは、コイル導体33、35の内周側、及び並設された1組のコイル導体の内周側の絶縁層を開口した2つの開口部が形成され、2つの開口部それぞれの例えば側壁上のみに側壁磁性膜が形成される。また、例えば、並設された2組のコイル導体の間に1又は2以上のコイル導体をさらに追加して並設してもよい。これらのコモンモードフィルタアレイは、上記実施の形態と同様の効果を得られる。
また、上記実施の形態によるコイル部品はコモンモードフィルタ1、101を例に説明したが、本発明はこれに限らず、インダクタにも適用できる。例えば、上記実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造方法において、コイル導体35、絶縁膜7d、7eを形成する工程(図5及び図6参照)を省略することにより、開口部42の側壁上のみに側壁磁性膜47が形成され、磁性層41をコアとして有するインダクタを製造することができる。当該インダクタは、コモンモードフィルタ1と同様に複数の磁路M1、M2が形成されるので、高インピーダンスを得られ、優れた高周波特性を得られる。また、本発明はトランスにも適用できる。
また、コモンモードフィルタ1において、コイル導体33、35の外周側に形成された開口部44の側壁上にも側壁磁性膜47が形成されていてもよい。当該コモンモードフィルタでは、開口部42の側壁上に加えて開口部44の側壁上にも側壁磁性膜47が形成されている。よって、当該コモンモードフィルタは、コモンモードフィルタ1と比較して、磁路M2がより高透磁率の磁路となり、閉磁路の磁気抵抗が低下し、閉磁路を通る磁束が増加する。従って、当該コモンモードフィルタは、コモンモードフィルタ1と比較して、高いコモンモードインピーダンスを得られ、かつ優れた高周波特性を得られる。
また、コモンモードフィルタ101において、コイル導体33、35の外周側に形成された開口部44の側壁上及び底面上(開口部44内の絶縁膜7a上)にも側壁磁性膜147が形成されていてもよい。当該コモンモードフィルタでは、開口部42の側壁上に加えて開口部44の側壁上にも側壁磁性膜147が形成されている。よって、当該コモンモードフィルタは、コモンモードフィルタ101と比較して、磁路M2がより高透磁率の磁路となり、閉磁路の磁気抵抗が低下し、閉磁路を通る磁束が増加する。従って、当該コモンモードフィルタは、コモンモードフィルタ101と比較して、高いコモンモードインピーダンスを得られ、かつ優れた高周波特性を得られる。
本発明の一実施の形態によるコモンモードフィルタ1の断面図である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造工程断面図(その1)である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造工程断面図(その2)である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造工程断面図(その3)である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造工程断面図(その4)である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造工程断面図(その5)である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造工程断面図(その6)である。 本発明の一実施の形態によるコモンモードフィルタ1の製造工程断面図(その7)である。 本発明の一実施の形態の変形例によるコモンモードフィルタ101の断面図である。
符号の説明
1、101 コモンモードフィルタ
3、5 磁性基板
7 絶縁層
7a、7b、7c、7d、7e 絶縁膜
11 接着層
33、35 コイル導体
41 磁性層
42、44 開口部
47、147 側壁磁性膜
M1、M2 磁路

Claims (4)

  1. スパイラル状に形成されたコイル導体と、
    前記コイル導体が埋め込まれた絶縁層と、
    前記コイル導体の内周側の前記絶縁層を開口した開口部と、
    前記開口部の側壁上のみに形成された側壁磁性膜と
    を有することを特徴とするコイル部品。
  2. 請求項1記載のコイル部品であって、
    前記側壁磁性膜は、前記開口部の底面上にさらに形成されていること
    を特徴とするコイル部品。
  3. 請求項1又は2に記載のコイル部品であって、
    前記開口部を埋め込んで形成された磁性層をさらに有し、
    前記側壁磁性膜の透磁率は、前記磁性層の透磁率よりも高いこと
    を特徴とするコイル部品。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコイル部品であって、
    前記絶縁層を挟持する上下磁性基板をさらに有すること
    を特徴とするコイル部品。
JP2007018949A 2007-01-30 2007-01-30 コイル部品 Active JP4807270B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007018949A JP4807270B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 コイル部品
CN2008100097105A CN101276673B (zh) 2007-01-30 2008-01-29 线圈元件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007018949A JP4807270B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 コイル部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008186990A true JP2008186990A (ja) 2008-08-14
JP4807270B2 JP4807270B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=39729834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007018949A Active JP4807270B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 コイル部品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4807270B2 (ja)
CN (1) CN101276673B (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013055335A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 磁性体基板、コモンモードフィルタ、磁性体基板の製造方法及びコモンモードフィルタの製造方法
JP2013135220A (ja) * 2011-12-22 2013-07-08 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd チップインダクタ及びその製造方法
JP2014041962A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Kobe Steel Ltd ノイズ低減用巻線素子
JP2015119033A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 京セラ株式会社 コイル内蔵基板およびdc−dcコンバータ
KR101617136B1 (ko) * 2016-01-28 2016-04-29 이기윤 코일 부품 및 그 제조 방법
KR101617135B1 (ko) * 2016-01-28 2016-04-29 이기윤 코일 부품 및 그 제조 방법
KR101618015B1 (ko) * 2015-10-14 2016-05-03 이기윤 전자기 액추에이터용 코일 부품 및 그 제조 방법
KR20170137779A (ko) 2015-04-15 2017-12-13 도레이 카부시키가이샤 내열성 수지 조성물, 내열성 수지막의 제조 방법, 층간 절연막 또는 표면 보호막의 제조 방법, 및 전자 부품 또는 반도체 부품의 제조 방법
JP2019125707A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5929401B2 (ja) * 2012-03-26 2016-06-08 Tdk株式会社 平面コイル素子
CN110622263A (zh) * 2017-08-07 2019-12-27 松下知识产权经营株式会社 共模噪声滤波器

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109108U (ja) * 1984-12-21 1986-07-10
JPS62192614U (ja) * 1986-05-27 1987-12-08
JPH03222181A (ja) * 1989-12-22 1991-10-01 Magnex Corp 磁気薄膜記憶素子およびその製造方法
JPH0488608A (ja) * 1990-07-31 1992-03-23 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
JPH04101404A (ja) * 1990-08-21 1992-04-02 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
JPH04101403A (ja) * 1990-08-21 1992-04-02 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
JPH04276609A (ja) * 1991-03-04 1992-10-01 Tdk Corp 電子部品
JP2005044952A (ja) * 2003-07-28 2005-02-17 Tdk Corp コモンモードチョークコイル及びその製造方法並びにコモンモードチョークコイルアレイ
JP2005116647A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Tdk Corp コモンモードチョークコイル及びその製造方法並びにコモンモードチョークコイルアレイ
JP2005150168A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Murata Mfg Co Ltd 積層コイル部品
JP2005317604A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd インダクタンス部品とそれを用いた電子機器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100517526C (zh) * 2002-10-31 2009-07-22 松下电器产业株式会社 电感部件和使用它的电子装置
JP4238097B2 (ja) * 2003-09-04 2009-03-11 Tdk株式会社 コイル部品の製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109108U (ja) * 1984-12-21 1986-07-10
JPS62192614U (ja) * 1986-05-27 1987-12-08
JPH03222181A (ja) * 1989-12-22 1991-10-01 Magnex Corp 磁気薄膜記憶素子およびその製造方法
JPH0488608A (ja) * 1990-07-31 1992-03-23 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
JPH04101404A (ja) * 1990-08-21 1992-04-02 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
JPH04101403A (ja) * 1990-08-21 1992-04-02 Tdk Corp 電子部品及びその製造方法
JPH04276609A (ja) * 1991-03-04 1992-10-01 Tdk Corp 電子部品
JP2005044952A (ja) * 2003-07-28 2005-02-17 Tdk Corp コモンモードチョークコイル及びその製造方法並びにコモンモードチョークコイルアレイ
JP2005116647A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Tdk Corp コモンモードチョークコイル及びその製造方法並びにコモンモードチョークコイルアレイ
JP2005150168A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Murata Mfg Co Ltd 積層コイル部品
JP2005317604A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd インダクタンス部品とそれを用いた電子機器

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013055335A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 磁性体基板、コモンモードフィルタ、磁性体基板の製造方法及びコモンモードフィルタの製造方法
US8813356B2 (en) 2011-09-05 2014-08-26 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Method for manufacturing magnetic substrate and common mode filter
US9881726B2 (en) 2011-09-05 2018-01-30 Samsung Electro-Mechanis Co., Ltd. Method for manufacturing magnetic substrate and common mode filter
JP2013135220A (ja) * 2011-12-22 2013-07-08 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd チップインダクタ及びその製造方法
JP2014041962A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Kobe Steel Ltd ノイズ低減用巻線素子
JP2015119033A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 京セラ株式会社 コイル内蔵基板およびdc−dcコンバータ
KR20170137779A (ko) 2015-04-15 2017-12-13 도레이 카부시키가이샤 내열성 수지 조성물, 내열성 수지막의 제조 방법, 층간 절연막 또는 표면 보호막의 제조 방법, 및 전자 부품 또는 반도체 부품의 제조 방법
KR101618015B1 (ko) * 2015-10-14 2016-05-03 이기윤 전자기 액추에이터용 코일 부품 및 그 제조 방법
KR101617136B1 (ko) * 2016-01-28 2016-04-29 이기윤 코일 부품 및 그 제조 방법
KR101617135B1 (ko) * 2016-01-28 2016-04-29 이기윤 코일 부품 및 그 제조 방법
JP2019125707A (ja) * 2018-01-17 2019-07-25 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
JP7069739B2 (ja) 2018-01-17 2022-05-18 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101276673A (zh) 2008-10-01
JP4807270B2 (ja) 2011-11-02
CN101276673B (zh) 2012-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4807270B2 (ja) コイル部品
JP4293603B2 (ja) コイル部品及びその製造方法
JP4404088B2 (ja) コイル部品
US7221250B2 (en) Coil component and method of manufacturing the same
JP4028884B1 (ja) コイル部品
KR101049610B1 (ko) 코일 부품 및 그 제조방법
US7002446B2 (en) Coil component
KR101531082B1 (ko) 공통 모드 필터 및 이의 제조 방법
CN108288536B (zh) 电感元件
JP4238097B2 (ja) コイル部品の製造方法
US20130300527A1 (en) Method of manufacturing coil element and coil element
US20170133145A1 (en) Coil component and method of manufacturing the same
KR20180007897A (ko) 코일 부품 및 그 제조방법
JP2006313946A (ja) 薄膜型コモンモードチョークコイル及びコモンモードチョークコイルアレイ
JP2008027982A (ja) Lc複合部品
JP2004260017A (ja) 薄膜型コモンモードチョークコイル及びコモンモードチョークコイルアレイ
JP2001284125A (ja) 平面磁気素子
JP2005116647A (ja) コモンモードチョークコイル及びその製造方法並びにコモンモードチョークコイルアレイ
JP2008071821A (ja) コモンモードチョークコイル
JP2005109082A (ja) コイル部品
JP2013120924A (ja) 多層らせん構造のコモンモードフィルタ及びその製造方法
JP2005079323A (ja) コイル部品及びその製造方法
TWI445021B (zh) 薄膜式共模濾波器
JP2014103335A (ja) 薄膜型コモンモードフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110801

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4807270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150