JP2015126198A - 電子部品の製造方法、電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】自己インダクタンスL及び許容電流が大きく、歩留まりがよく小型化が容易な電子部品の製造方法、電子部品を提供する。【解決手段】電子部品10の製造方法は、導体によりコイルパターンの少なくとも一部が1平面上に形成される少なくとも1層のコイルパターン層13と、絶縁樹脂により形成される少なくとも1層の絶縁樹脂層12と、を順次積み重ねて形成することにより、少なくとも1層のコイルパターン層13によりコイルを形成し、前記絶縁樹脂によりコイルパターン層13を固定するコイル固定体15を形成するコイル形成工程と、磁性体粒子と樹脂とを混合した複合磁性材料によりコイル固定体15の全体を覆うように磁性体部11を形成する磁性体部付着工程と、全体を加圧して成形する加圧工程と、磁性体部11を硬化させる硬化工程とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電源回路のパワーインダクタ等に用いられる電子部品の製造方法、電子部品に関するものである。
電源回路で使用されるパワーインダクタは、小型化、低損失化、大電流対応化が要求されている。これらの要求に対応すべく、その磁性材料に飽和磁束密度の高い金属磁性粉等の複合磁性材料を使用するインダクタが開発されている(例えば、特許文献1)。複合磁性材料を使用するインダクタは、直流重畳許容電流が大きいというメリットがある。しかし、自己インダクタンスLを維持したまま小型化するためには、複合磁性材料により形成されている部分を薄く形成する必要がある。この場合、巻線を複合磁性材料で埋め込む構造のパワーインダクタは、1つ1つ成形するため、特に素子の側面部の複合磁性材料の厚みが薄い箇所で複合磁性材料の剥離が発生し、歩留まりが悪くなり、小型化しにくいという問題があった。
この複合磁性材料の厚みが薄い箇所で複合磁性材料の剥離が発生するという問題の回避方法として、大きな圧力で成形することが挙げられる。しかし、従来の巻線構造では、高圧成形時に巻線形状が変形するという問題が発生していた。
さらに、コア形状やボビン形状、又は、特許文献1に開示されているタブレットのような仮成形体を事前に作製し、これと導体とを組み合わせて成形する方法があるが、小型インダクタでは、これら複雑な形状のコア形状やボビン形状、又は、仮成形体等を作製することが困難であった。
特許第4714779号公報
本発明の課題は、自己インダクタンスL及び許容電流が大きく、歩留まりがよく小型化が容易な電子部品の製造方法、電子部品を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、導体によりコイルパターンの少なくとも一部が1平面上に形成される少なくとも1層のコイルパターン層(13,23)と、絶縁樹脂により形成される少なくとも1層の絶縁樹脂層(12)と、を順次積み重ねて形成することにより、少なくとも1層の前記コイルパターン層によりコイルを形成し、前記絶縁樹脂により前記コイルパターン層を固定するコイル固定体(15,25)を形成するコイル形成工程と、磁性体粒子と樹脂とを混合した複合磁性材料(111)により前記コイル固定体の全体を覆うように磁性体部(11)を形成する磁性体部付着工程と、全体を加圧して成形する加圧工程と、前記磁性体部を硬化させる硬化工程と、を備える電子部品の製造方法である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電子部品の製造方法において、前記磁性体部付着工程は、板状に形成された前記複合磁性材料である板状複合磁性材料(111)を軟化させた状態で前記コイル固定体(15,25)を前記板状複合磁性材料に埋め込む圧入工程と、前記圧入工程では覆いきれない前記コイル固定体を、軟化させた他の板状複合磁性材料によりさらに覆うカバー工程と、を備えること、を特徴とする電子部品の製造方法である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電子部品の製造方法において、前記コイル形成工程は、フレームめっき法により行われること、を特徴とする電子部品の製造方法である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電子部品の製造方法において、フレームめっき法により形成された前記絶縁樹脂層(12)における不要部を除去する不要部除去工程をさらに備えること、を特徴とする電子部品の製造方法である。
請求項5の発明は、請求項2に記載の電子部品の製造方法において、少なくとも前記圧入工程以降の工程は、複数のコイル固定体(15,25)を並べて配置可能な大きさの前記板状複合磁性材料(111)を用いて、複数のコイル固定体に対して同時に行われること、を特徴とする電子部品の製造方法である。
請求項6の発明は、請求項1に記載の電子部品の製造方法において、前記加圧工程と前記硬化工程が同時に行われること、を特徴とする電子部品の製造方法である。
請求項7の発明は、導体によりコイルパターンの少なくとも一部が1平面上に形成された少なくとも1層のコイルパターン層(13,23)と、前記コイルパターン層と積み重ねられており、絶縁樹脂により形成された少なくとも1層の絶縁樹脂層(12)と、を有し、少なくとも1層の前記コイルパターン層によりコイルが形成されており、前記絶縁樹脂により前記コイルパターン層が固定されているコイル固定体(15,25)と、端子部(14)を除いて前記コイル固定体を覆うように磁性体粒子と樹脂とを混合して硬化させた複合磁性材料により形成された磁性体部(11)と、を備える電子部品(10,20)である。
請求項8の発明は、請求項7に記載の電子部品において、前記コイル固定体(15,25)は、複数の層が順次積み重ねて形成されていること、を特徴とする電子部品(10,20)である。
請求項9の発明は、請求項7又は請求項8に記載の電子部品において、前記磁性体部(11)は、板状に形成された前記複合磁性材料である板状複合磁性材料(111)を軟化させた状態で前記コイル固定体(15,25)を前記板状複合磁性材料に埋め込んだ後に前記板状複合磁性材料を硬化させることにより形成されていること、を特徴とする電子部品(10,20)である。
請求項10の発明は、請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載の電子部品において、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の電子部品の製造方法により製造されていること、を特徴とする電子部品(10,20)である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明の電子部品の製造方法は、絶縁樹脂によりコイルパターン層を固定するコイル固定体を形成するコイル形成工程と、磁性体粒子と樹脂とを混合した複合磁性材料によりコイル固定体の全体を覆うように磁性体部を形成する磁性体部付着工程と、全体を加圧して成形する加圧工程と、磁性体部を硬化させる硬化工程とを備える。よって、本発明の電子部品の製造方法によれば、コイル固定体が形状を維持することができるので、加圧工程及び硬化工程によって磁性体部を強固に固めることができる。したがって、本発明の電子部品の製造方法によれば、従来方法に比べ自己インダクタンスL及び許容電流を犠牲にすることなく小型化が可能で歩留まりのよい電子部品を製造できる。
(2)本発明の電子部品の製造方法の磁性体部付着工程は、板状に形成された複合磁性材料である板状複合磁性材料を軟化させた状態でコイル固定体を板状複合磁性材料に埋め込む圧入工程と、圧入工程では覆いきれないコイル固定体を、軟化させた他の板状複合磁性材料によりさらに覆うカバー工程とを備える。よって、本発明の電子部品の製造方法によれば、板状の単純な形状の複合磁性材料を用いて簡単に磁性体部付着工程を行うことができる。また、板状の複合磁性材料を利用することから、複数の電子部品の製造を並べて同時に行うことが可能となる。
(3)本発明の電子部品の製造方法のコイル形成工程は、フレームめっき法により行われる。よって、コイル形成工程に従来から公知の手法を用いることができ、簡単かつ確実にコイルの形成を行える。
(4)本発明の電子部品の製造方法は、フレームめっき法により形成された絶縁樹脂層における不要部を除去する不要部除去工程をさらに備える。よって、本発明の電子部品の製造方法によれば、コイル形成時に絶縁樹脂層の形状を複雑な形状とする必要がなく、フレームめっき法をより簡単に行うことができる。
(5)本発明の電子部品の製造方法では、少なくとも圧入工程以降の工程は、複数のコイル固定体を並べて配置可能な大きさの板状複合磁性材料を用いて、複数のコイル固定体に対して同時に行われる。よって、本発明の電子部品の製造方法によれば、効率よく電子部品の製造を行うことができる。
(6)本発明の電子部品の製造方法では、加圧工程と硬化工程が同時に行われる。よって、本発明の電子部品の製造方法によれば、効率よく電子部品の製造を行うことができるとともに、磁性体部をより強固に形成することができる。
(7)本発明の電子部品は、絶縁樹脂によりコイルパターン層が固定されているコイル固定体と、端子部を除いてコイル固定体を覆うように磁性体粒子と樹脂とを混合して硬化させた複合磁性材料により形成された磁性体部とを備える。よって、本発明の電子部品は、自己インダクタンスL及び許容電流を犠牲にすることなく小型化が容易にでき、歩留まりも改善できる。
(8)本発明の電子部品のコイル固定体は、複数の層が順次積み重ねて形成されている。よって、本発明の電子部品は、コイル固定体を容易に形成することができる。
(9)本発明の電子部品の磁性体部は、板状に形成された複合磁性材料である板状複合磁性材料を軟化させた状態でコイル固定体を板状複合磁性材料に埋め込んだ後に板状複合磁性材料を硬化させることにより形成されている。よって、本発明の電子部品は、板状の単純な形状の複合磁性材料を用いて簡単に磁性体部が形成可能である。
本発明による電子部品10の第1実施形態を示す斜視図である。 電子部品10を図1中のZ−Z線に沿って切断した縦断面図である。 電子部品10を下方の各層において切断した横断面図である。 電子部品10を中央付近の各層において切断した横断面図である。 電子部品10を上方の各層において切断した横断面図である。 電子部品10の製造工程を示す図である。 電子部品10の製造工程を示す図である。 電子部品10の製造工程を示す図である。 電子部品10の製造工程を示す図である。 本発明による電子部品20の第2実施形態を図2と同様な断面で示した縦断面図である。 電子部品20を下方の各層において切断した横断面図である。 電子部品20を中央付近の各層において切断した横断面図である。 電子部品20を上方の各層において切断した横断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による電子部品10の第1実施形態を示す斜視図である。
図2は、電子部品10を図1中のZ−Z線に沿って切断した縦断面図である。
なお、以下の説明において、理解を容易にするために上下等の文言を用いるが、この上下とは、図2における上下方向を指すものであり、本発明の構成を限定するものではない。
また、図1から図5を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
さらに、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
電子部品10は、磁性体部11と、絶縁樹脂層12と、コイルパターン層13と、外部端子14とを備えたインダクタである。
磁性体部11は、磁性体粒子と樹脂とを混合した複合磁性材料を硬化して形成されている。複合磁性材料としては、例えば、鉄系金属磁性粉末とエポキシ樹脂とを混合したものを用いることができる。磁性体部11は、コイル固定体15が存在していない部分を隙間なく埋めるように設けられている。
絶縁樹脂層12は、例えば、ポリイミド樹脂等の絶縁樹脂により形成されており、絶縁機能の他、コイルパターン層13を固定してコイル固定体15としての形状を保つ機能を有している。
コイルパターン層13は、導電性材料で形成されており、絶縁樹脂層12によりコイル固定体15として固定されており、製造過程において磁性体部11が設けられていない状態であっても、後述する加圧力に対抗してその形状を維持することができる。コイルパターン層13は、第1のコイルパターン13aと、端子パターン13bと、ビアパターン13c(図4参照)と、第2のコイルパターン13dとを有している。
第1のコイルパターン13aは、電子部品10のコイルの略半分に相当するコイルパターンを形成しており、本実施形態では、螺旋状に略4周のパターンとなっている。
端子パターン13bは、外部端子14にコイルパターンを接続するために、第1のコイルパターン13a及び第2のコイルパターン13dそれぞれの一端部に形成されている。
ビアパターン13cは、第1のコイルパターン13aと第2のコイルパターン13dとを接続するように、第1のコイルパターン13a及び第2のコイルパターン13dそれぞれの他端部に形成されている。
第2のコイルパターン13dは、第1のコイルパターン13aの上方に配置されており、電子部品10のコイルの略半分に相当するコイルパターンを形成しており、本実施形態では、螺旋状に略4周のパターンとなっている。
外部端子14は、電子部品10の両端において、コイルパターン層13と導通するように、銀、銅等の導電材料により形成されている端子部である。
図3は、電子部品10を下方の各層において切断した横断面図である。図3(a)は、図2中のA−A線に沿って切断した横断面図であり、図3(b)は、図2中のB−B線に沿って切断した横断面図であり、図3(c)は、図2中のC−C線に沿って切断した横断面図である。
図4は、電子部品10を中央付近の各層において切断した横断面図である。図4(d)は、図2中のD−D線に沿って切断した横断面図であり、図4(e)は、図2中のE−E線に沿って切断した横断面図である。
図5は、電子部品10を上方の各層において切断した横断面図である。図5(f)は、図2中のF−F線に沿って切断した横断面図であり、図5(g)は、図2中のG−G線に沿って切断した横断面図である。
図3(a)に示す位置には、磁性体部11が一様に形成されている。
図3(b)に示す位置には、磁性体部11の他、絶縁樹脂層12がコイル固定体15に対応した形状に形成されている。
図3(c)に示す位置には、磁性体部11及び絶縁樹脂層12の他、第1のコイルパターン13aと、端子パターン13bとが形成されている。
図4(d)に示す位置には、磁性体部11及び絶縁樹脂層12の他、ビアパターン13cと、端子パターン13bとが形成されている。
図4(e)に示す位置には、磁性体部11及び絶縁樹脂層12の他、第2のコイルパターン13dと、端子パターン13bとが形成されている。
図5(f)に示す位置には、磁性体部11の他、絶縁樹脂層12がコイル固定体15に対応した形状に形成されている。
図5(g)に示す位置には、磁性体部11が一様に形成されている。
なお、上記説明中では記載を省略したが、いずれの断面位置においても、電子部品10の両端には、外部端子14が形成されている。
次に、本実施形態の電子部品10の製造方法について説明する。
図6から図9は、電子部品10の製造工程を示す図である。
(第1工程:剥離犠牲層形成工程)
先ず、図6(a)に示すように、支持基板101上の全面に剥離犠牲層102を形成する。
支持基板101は、コイル固定体15を形成するためのベースとされる部材である。支持基板101には、シリコン基板、又は、ガラス、又は、石英基板等平坦性の高い基板を用いることが望ましい。なお、これらの他、支持基板101には、銅基板を用いてもよい。
剥離犠牲層102は、支持基板101上に100nm以上の膜厚で形成される。剥離犠牲層102の材料は、支持基板101の材料に応じて以下のように選択して用いる。
支持基板101がシリコン基板の場合には、剥離犠牲層102は、SiO,SiN,Ti,SiO+Ti,SiN+Ti,SiO+SiN+Ti等により形成できる。ここで、「+」は、層を重ねることを意味しており、例えば、SiO+Tiとは、SiOの層を形成した上にさらにTiの層を形成することを意味している。
これらの内、SiOは、シリコン基板(支持基板101)自体の熱酸化、CVD法、スパッタリング法により成膜可能である。また、SiNは、CVD法、スパッタリング法により成膜可能である。また、Tiは、真空蒸着法、スパッタリング法により成膜可能である。
支持基板101がガラス又は石英基板の場合には、剥離犠牲層102は、Tiを材料として形成できる。
Tiは、真空蒸着法、スパッタリング法により成膜可能である。
(第2工程:絶縁層形成工程−1)
次に、図6(b)に示すように、剥離犠牲層102上の全面に絶縁樹脂層12を形成する。この工程で形成する絶縁樹脂層12は、数μmから数10μm程度の厚さに形成される。
(第3工程:コイル形成工程)
次に、図6(c)に示すように、第2工程により形成された絶縁樹脂層12の上に、コイルパターン層13をフレームめっき法により形成するとともに、このコイルパターン層13上に絶縁樹脂層12を形成する。この工程では、コイルパターン層13によりコイルが形成され、かつ、絶縁樹脂層12も形成されることから、絶縁樹脂によりコイルパターン層13が固定されて、コイル固定体15として強固な形態に形成される。
(第4工程:絶縁層形成工程−2)
次に、図6(d)に示すように、第3工程により形成された絶縁樹脂層12及びコイルパターン層13の上に、さらに絶縁樹脂層12を重ねて形成する。
(第5工程:マスク層形成工程)
次に、図7(e)に示すように、第4工程により形成された絶縁樹脂層12上の全面に、マスク層103を形成する。
マスク層103は、Cuの真空蒸着又はスパッタリング又は無電解めっきにより形成される。また、マスク層103は、前述の成膜法にさらに電解めっきを重ねることにより形成されるようにしてもよい。また、マスク層103に用いる材料は、Cuに限らず、Alであってもよい。
マスク層103は、強度を確保するために、ある程度の厚みが必要である。例えば、マスク層103の厚さは、1μm以上とすることが望ましい。
(第6工程:マスク層エッチング工程)
次に、図7(f)に示すように、マスク層103から不要部を除去する。具体的には、フォトリソグラフィ及びエッチング処理を行うことにより、最終的にコイル固定体15として残す形状に合わせた形状となるようにマスク層103から不要部を除去する。
(第7工程:不要部除去工程)
次に、図7(g)に示すように、ドライエッチングにより絶縁樹脂層12の不要部を除去する。ここで、不要部とは、最終的にコイル固定体15として残す形状以外の部分であり、コイル中央部のコアとなる領域と、コイル周辺の不要な領域である。本実施形態では、O(又は、これにCFを含む)ガスのプラズマエッチングにより、絶縁樹脂層12の不要部を除去する。マスク層103の材料である銅(Cu)は、上記ガスエッチングに対して耐性があるため残存するので、マスク層103によりマスクされている必要な領域の絶縁樹脂層12が残存する。
なお、CFを含むガスエッチングの場合、剥離犠牲層102のTiやSiOや基板材料がエッチングされるが、以降の工程に影響はない。
(第8工程:コイル固定体剥離工程)
次に、図8(h)に示すように、剥離犠牲層102をウェットエッチング処理により除去してコイル固定体15を支持基板101から剥離する。SiO,SiN、及び、Tiは、HF(フッ化水素酸)溶液により除去可能である。これに対して、マスク層103の材質である銅(Cu)は、HFに対してエッチング耐性があるため、コイル固定体15上に残存する。
(第9工程:マスク層除去工程)
次に、図8(i)に示すように、過硫酸アンモニウム、又は、塩化第二鉄液等を用いて銅により形成されているマスク層103をエッチングして除去する。この工程において、コイルパターン層13の銅は、絶縁樹脂層12に覆われているため、残存する。
(第10工程:磁性体部付着工程−1)
次に、図8(j)に示すように、磁性体部11の素材である板状複合磁性材料111を70℃から120℃に加温して、板状複合磁性材料111が軟化した状態で、コイル固定体15に板状複合磁性材料111をプレスする。
(第11工程:磁性体部付着工程−2(圧入工程))
上記磁性体部付着工程−1を進めると、図8(k)に示すように、不要部除去工程により絶縁樹脂層12を除去したコア開口部等に板状複合磁性材料111が圧入され、コイル固定体15が板状複合磁性材料111に埋め込まれる(圧入工程)。
(第12工程:磁性体部付着工程−3(カバー工程))
次に、図9(l)に示すように、磁性体部付着工程−1とは反対側から板状複合磁性材料111が軟化した状態で、コイル固定体15に板状複合磁性材料111をプレスする。これにより、上面も板状複合磁性材料111により覆うことができる(カバー工程)。
(第13工程:加圧工程及び硬化工程)
図9(l)に示した状態のまま、150℃から200℃に保ちながら全体を加圧(プレス)して成形し(加圧工程)、磁性体部11(複合磁性材料)を硬化させる(硬化工程)。このとき、コイル固定体15は、絶縁樹脂層12により固定されているので、加圧によって変形することがない。また、この加圧工程及び硬化工程により磁性体部11が強固に形成されることから、コイルパターン層13から外径形状までの距離を、例えば、100μmから200μm程度に薄く形成しても、剥離等が生じず、歩留まりよく製造が可能である。よって、本実施形態の製造方法によれば、電子部品10は、小型化が可能である。
なお、加圧と硬化は、別々に行ってもよいし、150℃から200℃に保ちながら全体を加圧して成形する際に、同時に磁性体部11を硬化させてもよい。
(第14工程:切断工程)
次に、図9(m)に示すように、所定の外径形状に切断して、必要な大きさに形状を整える。
(第15工程:外部電極形成工程)
最後に、図9(n)に示すように、銀や銅などの導電ペーストをディップしたり、銀や銅などの導電材料をスパッタ、めっきなどで施したりして外部端子14を両端に形成して、電子部品10が完成する。外部端子14は、磁性体部11の底面と端面に渡ってL字状に形成したり、磁性体部11の底面にのみ形成したり様々な形状に形成することができる。
なお、上述した各工程のうち、少なくとも圧入工程以降の工程は、複数のコイル固定体15を並べて配置可能な大きさの板状複合磁性材料111を用いて、複数のコイル固定体15に対して同時に行われる。これにより、効率よく電子部品10の製造が可能である。
以上説明したように、第1実施形態によれば、先ずコイル固定体15を形成し、これを板状複合磁性材料111に圧入して複合磁性材料を硬化させて電子部品10を製造した。コイル固定体15は、絶縁樹脂層12により固定されているので、加圧によって変形することがない。よって、第1実施形態の電子部品10は、高い圧力で加圧した状態で成形されることが可能である。高い圧力で加圧した状態で成形されることにより、磁性体部11を薄く形成しても、歩留まりよく製造が可能である。すなわち、第1実施形態によれば、コイル自体の形状を小型化することなく、磁性体部11を薄くすることによって、全体の小型化が可能である。したがって、第1実施形態によれば、電子部品10の自己インダクタンスL及び許容電流を大きく保ったままであっても、歩留まりがよく製造が可能であり、かつ、小型化を容易に行える。
(第2実施形態)
図10は、本発明による電子部品20の第2実施形態を図2と同様な断面で示した縦断面図である。
第2実施形態の電子部品20は、コイルパターン層23を1層の構成とした他は、第1実施形態の電子部品10と同様な構成をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
電子部品20は、磁性体部11と、絶縁樹脂層12と、コイルパターン層23と、外部端子14とを備えたインダクタである。
コイルパターン層23は、第1実施形態のコイルパターン層13と同様に、導電性材料で形成されており、絶縁樹脂層12によりコイル固定体25として固定されており、製造過程において磁性体部11が設けられていない状態であっても、所定以内の外力に対抗してその形状を維持することができる。コイルパターン層23は、コイルパターン23aと、端子パターン23bと、ビアパターン23cとを有している。
コイルパターン23aは、電子部品20のコイルパターンを形成しており、本実施形態では、螺旋状に略3周半のパターンとなっている。
端子パターン23bは、外部端子14とコイルパターン23aとを接続するように形成されている。
ビアパターン23cは、コイルパターン23aの内周側の端部と端子パターン23bとを接続するように形成されている。
図11は、電子部品20を下方の各層において切断した横断面図である。図11(a)は、図10中のH−H線に沿って切断した横断面図であり、図11(b)は、図10中のI−I線に沿って切断した横断面図であり、図11(c)は、図10中のJ−J線に沿って切断した横断面図である。
図12は、電子部品20を中央付近の各層において切断した横断面図である。図12(d)は、図10中のK−K線に沿って切断した横断面図であり、図12(e)は、図10中のL−L線に沿って切断した横断面図である。
図13は、電子部品20を上方の各層において切断した横断面図である。図13(f)は、図10中のM−M線に沿って切断した横断面図であり、図13(g)は、図10中のN−N線に沿って切断した横断面図である。
図11(a)に示す位置には、磁性体部11が一様に形成されている。
図11(b)に示す位置には、磁性体部11の他、絶縁樹脂層12がコイル固定体25に対応した形状に形成されている。
図11(c)に示す位置には、磁性体部11及び絶縁樹脂層12の他、コイルパターン23aと、端子パターン23bとが形成されている。
図12(d)に示す位置には、磁性体部11及び絶縁樹脂層12の他、ビアパターン23cと、端子パターン23bとが形成されている。
図12(e)に示す位置には、磁性体部11及び絶縁樹脂層12の他、端子パターン23bが形成されている。
図13(f)に示す位置には、磁性体部11の他、絶縁樹脂層12がコイル固定体25に対応した形状に形成されている。
図13(g)に示す位置には、磁性体部11が一様に形成されている。
なお、上記説明中では記載を省略したが、いずれの断面位置においても、電子部品20の両端には、外部端子14が形成されている。
第2実施形態の電子部品20は、コイル固定体25の構成の他は、第1実施形態の電子部品10と同様であるので、コイル固定体25を作成する工程が異なる他は、第1実施形態の電子部品10と同様の工程によって製造できる。
以上説明したように、第2実施形態によれば、コイルパターン23aが1層のみ設けられている電子部品20であっても、第1実施形態と同様に、歩留まりがよく小型化が可能である。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
例えば、各実施形態において、コイルパターンは、2層、又は、1層である例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、コイルパターンは、3層であってもよいし、4層以上の構成であってもよい。
なお、本発明は、以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
10 電子部品
11 磁性体部
12 絶縁樹脂層
13 コイルパターン層
13a 第1のコイルパターン
13b 端子パターン
13c ビアパターン
13d 第2のコイルパターン
14 外部端子
15 コイル固定体
20 電子部品
23 コイルパターン層
23a コイルパターン
23b 端子パターン
23c ビアパターン
25 コイル固定体
101 支持基板
102 剥離犠牲層
103 マスク層
111 板状複合磁性材料

Claims (10)

  1. 導体によりコイルパターンの少なくとも一部が1平面上に形成される少なくとも1層のコイルパターン層と、
    絶縁樹脂により形成される少なくとも1層の絶縁樹脂層と、
    を順次積み重ねて形成することにより、少なくとも1層の前記コイルパターン層によりコイルを形成し、前記絶縁樹脂により前記コイルパターン層を固定するコイル固定体を形成するコイル形成工程と、
    磁性体粒子と樹脂とを混合した複合磁性材料により前記コイル固定体の全体を覆うように磁性体部を形成する磁性体部付着工程と、
    全体を加圧して成形する加圧工程と、
    前記磁性体部を硬化させる硬化工程と、
    を備える電子部品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の電子部品の製造方法において、
    前記磁性体部付着工程は、
    板状に形成された前記複合磁性材料である板状複合磁性材料を軟化させた状態で前記コイル固定体を前記板状複合磁性材料に埋め込む圧入工程と、
    前記圧入工程では覆いきれない前記コイル固定体を、軟化させた他の板状複合磁性材料によりさらに覆うカバー工程と、
    を備えること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電子部品の製造方法において、
    前記コイル形成工程は、フレームめっき法により行われること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
  4. 請求項3に記載の電子部品の製造方法において、
    フレームめっき法により形成された前記絶縁樹脂層における不要部を除去する不要部除去工程をさらに備えること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
  5. 請求項2に記載の電子部品の製造方法において、
    少なくとも前記圧入工程以降の工程は、複数のコイル固定体を並べて配置可能な大きさの前記板状複合磁性材料を用いて、複数のコイル固定体に対して同時に行われること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
  6. 請求項1に記載の電子部品の製造方法において、
    前記加圧工程と前記硬化工程が同時に行われること、
    を特徴とする電子部品の製造方法。
  7. 導体によりコイルパターンの少なくとも一部が1平面上に形成された少なくとも1層のコイルパターン層と、
    前記コイルパターン層と積み重ねられており、絶縁樹脂により形成された少なくとも1層の絶縁樹脂層と、
    を有し、
    少なくとも1層の前記コイルパターン層によりコイルが形成されており、前記絶縁樹脂により前記コイルパターン層が固定されているコイル固定体と、
    端子部を除いて前記コイル固定体を覆うように磁性体粒子と樹脂とを混合して硬化させた複合磁性材料により形成された磁性体部と、
    を備える電子部品。
  8. 請求項7に記載の電子部品において、
    前記コイル固定体は、複数の層が順次積み重ねて形成されていること、
    を特徴とする電子部品。
  9. 請求項7又は請求項8に記載の電子部品において、
    前記磁性体部は、板状に形成された前記複合磁性材料である板状複合磁性材料を軟化させた状態で前記コイル固定体を前記板状複合磁性材料に埋め込んだ後に前記板状複合磁性材料を硬化させることにより形成されていること、
    を特徴とする電子部品。
  10. 請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載の電子部品において、
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の電子部品の製造方法により製造されていること、
    を特徴とする電子部品。
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