JP2019124980A - 注文情報提示方法、注文システム - Google Patents

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Abstract

【課題】注文システムを利用する際における注文の重複等の不都合を防ぐこと。【解決手段】店員が所持する注文用端末を用いて注文を受け付ける店舗内システムと、来店客の所持する携帯型端末と、店舗内システムと携帯型端末の各々とネットワークを介して接続される管理サーバと、を含む注文システムであって、管理サーバは、注文用端末を用いて行われた注文の内容と、当該注文が行われた卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、店舗内システムから取得する手段と、携帯型端末を用いて行われた注文の内容と卓識別情報とを含む注文情報を携帯型端末から取得する手段と、携帯型端末から、卓識別情報を含む表示要求を受け付ける手段と、受け付けた表示要求に含まれる卓識別情報に対応付けられている注文情報を用いて、卓識別情報によって特定される卓で注文された内容を携帯型端末に表示させる手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば飲食店などの店舗における注文を管理する技術に関する。
飲食店などの店舗において、お客からの注文を受ける等の処理を行うための手段としてスマートフォンやタブレット型コンピュータを活用したシステムが知られている。このようなシステムに関する従来技術は、例えば、特開2012−93833号公報(特許文献1)に開示されている。この特許文献1に開示される注文システムは、お客が入店前から携行しているスマートフォン等を注文用の携帯端末として活用し、お客自身が直接に注文を行えるように構成されている。
ところで、上記のような従来のシステムにおいては、お客が必ずしもスマートフォン等を携行しているとは限らず、また携行していたとしてもそれを用いた注文を行うことを好まない場合もある。このため、実際の運用上では、店舗側が用意した注文用端末とお客の携帯するスマートフォン等を活用した注文用端末が併用される場合が多いと考えられる。
この場合に、お客は、自身のスマートフォン等を利用して行われた注文の内容については容易に把握し得るが、他の同席者等による依頼に応じて店員により店舗側の注文用端末を用いて行われた注文の内容については把握することが難しかった。このため、注文したものが重複するなどの不都合が生じ得る。このような不都合は、同席者が比較的多い場合にはより顕著となる。
特開2012−93833号公報
本発明は、注文システムを利用する際における注文の重複等の不都合を防ぐことが可能な技術を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る注文システムは、店舗内において、店員が所持する注文用端末を用いて注文を受け付ける店舗内システムと、店舗への来店客の所持する一又は複数の携帯型端末と、店舗内システムと携帯型端末の各々とネットワークを介して接続される管理サーバと、を含む。管理サーバは、注文用端末を用いて行われた注文の内容と、当該注文が行われた卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、店舗内システムから取得する手段と、携帯型端末を用いて行われた注文の内容と、当該携帯型端末を所持する来店客の卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、携帯型端末から取得する手段と、携帯型端末から、卓識別情報を含む表示要求を受け付ける手段と、受け付けた表示要求に含まれる卓識別情報に対応付けられている注文情報を用いて、卓識別情報によって特定される卓で注文された内容を携帯型端末に表示させる手段と、を備える。
本発明の一態様に係る注文方法は、店舗内において、店員が所持する注文用端末を用いて注文を受け付ける店舗内システムと、店舗への来店客の所持する一又は複数の携帯型端末と、店舗内システムと携帯型端末の各々とネットワークを介して接続される管理サーバと、を備える注文システムにおける注文の表示方法である。管理サーバは、注文用端末を用いて行われた注文の内容と、当該注文が行われた卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、店舗内システムから取得するステップと、携帯型端末を用いて行われた注文の内容と、当該携帯型端末を所持する来店客の卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、携帯型端末から取得するステップと、携帯型端末から、卓識別情報を含む表示要求を受け付けるステップと、受け付けた表示要求に含まれる卓識別情報に対応付けられている注文情報を用いて、卓識別情報によって特定される卓で注文された内容を携帯型端末に表示させるステップと、実行する。
上記構成によれば、店舗側の注文用端末とお客の携行するスマートフォン等を活用した注文用端末が併用される注文システムを利用する場合等における注文の重複等の不都合を防ぐことが可能となる。
図1は、一実施形態の注文システムの構成を示す図である。 図2は、管理サーバの構成例を示すブロック図である。 図3は、注文情報について説明するための図である。 図4は、注文システムにおいて、各ユーザ端末およびオーダー端末を用いて行われた注文の状況を各ユーザ端末に表示させる際の動作手順を示すフローチャートである。 図5は、ユーザ端末における表示例を示す図である。 図6は、ユーザ端末における表示例を示す図である。 図7は、ユーザ端末における表示例を示す図である。 図8は、ユーザ端末における表示例を示す図である。 図9は、ユーザ端末における表示例を示す図である。 図10は、ユーザ端末における表示例を示す図である。
図1は、一実施形態の注文システムの構成を示す図である。図1に示す注文システムは、例えば飲食店において来店客からの注文の管理や精算処理などを行うためのものであり、管理サーバ10、複数のユーザ端末(携帯型端末)11a、11b、オーダー端末(注文用端末)12、オーダー管理装置13、レジスタ14を含んで構成されている。各ユーザ端末11a、11bと管理サーバ10の間、レジスタ14と管理サーバ10の間は、それぞれ、インターネット等のネットワーク15を介して相互に通信可能に接続されている。また、各ユーザ端末11a、11bを用いる来店客の着席するテーブル(卓)には、そのテーブルを特定する識別情報、店舗を特定する識別情報などの情報を含んだ二次元バーコード16が印刷されている。また、オーダー端末12、オーダー管理装置13、レジスタ14を含んで店舗内システムが構成されている。なお、オーダー端末12は複数備わっていてもよい。
管理サーバ10は、注文システムにおける各種の情報処理を行ってこの注文システムの全体動作を制御するものである。この管理サーバ10は、図2に例示するように、CPU20、ROM21、RAM22、大容量記憶部23、表示部24、操作部25、通信部26などを備えるコンピュータシステムにおいて、ROM21あるいは大容量記憶部23に予め格納される所定の動作プログラムをCPU20において実行させることにより実現される。
各ユーザ端末11a、11bは、それぞれ、通信機能を有する携帯型情報処理端末(例えば、スマートフォンや携帯電話機など)を用いて構成されている。これらのユーザ端末11a等は、それぞれ店舗への来店客が所持しているものである。各ユーザ端末11a、11bは、CPU等からなるコンピュータシステムを含んで構成されており、各種指示を入力するためのタッチパネル等の操作部や各種情報を表示するための表示部などを備えている。また、各ユーザ端末11a等は、上記の二次元バーコード16の内容を読み取るためのカメラおよび読み取り用プログラムを備えている。本実施形態における各ユーザ端末11a、11bには、各来店客が店員を介さず自ら注文をすることができるようにするためのアプリケーションプログラム(いわゆるアプリ)がインストールされている。各ユーザ端末11a等を用いて行われた注文の内容は、管理サーバ10に送信され、管理サーバ10からオーダー管理装置13を介してレジスタ14へ送信される。
オーダー端末12は、通信機能を有する携帯型情報処理装置を用いて構成されている。このオーダー端末12は、店舗の店員によって携行されて店舗内で用いられるものである。オーダー端末12は、CPU等からなるコンピュータシステムを含んで構成されており、各種指示を入力するためのタッチパネル等の操作部や各種情報を表示するための表示部などを備えている。オーダー端末12は、オーダー管理装置13との間で相互に通信可能に接続されており、来店客から受けた注文の内容などの情報をオーダー管理装置13へ送信する。オーダー端末12とオーダー管理装置13との間は、例えば図示しない無線LAN(Local Area Network)装置を介して相互に通信可能に接続される。
オーダー管理装置13は、通信機能を有する情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)を用いて構成されている。このオーダー管理装置13は、オーダー端末12から送信される来店客の注文の内容を受信してこれを管理するとともに、注文の内容をキッチン担当者へ知らせるために、注文内容を図示しない表示装置に表示させ、あるいは図示しない印刷装置にプリントアウトさせる処理を行う。オーダー管理装置13は、レジスタ14との間で相互に通信可能に接続されており、来店客から受けた注文の内容などの情報をレジスタ14へ送信する。
レジスタ14は、例えば公知のPOSレジスタであり、オーダー管理装置13から受信した各来店客の注文の内容に基づいて、会計金額を算出し、レシートを発行するなどの精算処理を行う。レジスタ14と管理サーバ10との間は、ネットワーク15を介して相互に通信可能に接続されている。レジスタ14は、各来店客の注文の内容に対応した情報を管理サーバ10に送信する。送信された注文の内容は、管理サーバ10の通信部26によって受信され、CPU20の制御によって大容量記憶部23に格納される。
図3は、各ユーザ端末11から管理サーバ10へ送信される注文情報について説明するための図である。図示のように、注文情報は、各来店客による注文の内容を特定するための情報であり、注文が行われた店舗を特定するための店舗識別情報、来店客の着席しているテーブルを特定するためのテーブル識別情報(卓識別情報)、注文に用いられたユーザ端末を特定するための注文端末識別情報、注文された事項(飲み物、料理など)を特定するための注文品情報が含まれている。各ユーザ端末11a、11bを用いて来店客による注文が行われると、上記の注文情報が生成され、管理サーバ10へ送信される。例えば、「店舗識別情報」および「テーブル識別情報」については、上記した二次元バーコード16を読み取ることで得られる情報に含まれており、それらが用いられる。また、注文端末識別情報は、各ユーザ端末11a等を識別可能な情報であればよく、例えばアプリケーションプログラムによって注文システムにログインする際のユーザID、ニックネームなどを用いることができる。なお、注文端末識別情報としては、他に、各ユーザ端末11a等に固有の端末情報が用いられてもよいし、各ユーザ端末11a等に注文用のアプリケーションプログラムをインストールした際に、注文端末識別情報が割り当てられるようにしておき、その注文端末識別情報を用いていてもよい。
また、店舗の店員が使用するオーダー端末12からオーダー管理装置13に送信され、オーダー管理装置13から管理サーバ10に送信される注文情報も上記と同様の各情報を含んでいるものとする。この場合に、注文端末識別情報としては、注文に用いられたオーダー管理装置13を特定するための情報が用いられる。
図4は、注文システムにおいて、各ユーザ端末およびオーダー端末を用いて行われた注文の状況を各ユーザ端末に表示させる際の動作手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを参照しながら注文システムの動作を詳細に説明する。
管理サーバ10は、各ユーザ端末11a、11bならびにオーダー端末12により来店客から受けた注文の内容を示す注文情報(図3参照)を取得し、大容量記憶部23に格納する(ステップS10)。なお、このときの管理サーバ10が「取得手段」に対応する。
次に、例えば、来店客の用いるユーザ端末11aから注文状況の表示要求が送信される(ステップS11)。具体的には、図5に例示するようにユーザ端末11aの表示部には、飲み物や料理を注文するための画像とともに、注文状況の表示要求をするためのボタン50が表示される。来店客によってボタン50が押下されると、ユーザ端末11aから注文状況の表示要求が管理サーバ10に送信される。このとき、表示要求とともに店舗識別情報およびテーブル識別情報もユーザ端末11aから管理サーバ10に送信され、管理サーバ10によって受信される。店舗識別情報およびテーブル識別情報は、表示要求に前後して別個に送信されてもよい。また、店舗識別情報およびテーブル識別情報は、ユーザ端末11のカメラで、テーブルに印刷された二次元バーコード16を読み取ることによって取得することができる。なお、このときの管理サーバ10が「受付手段」に対応する。
注文状況の表示要求を受信した管理サーバは、注文状況を表示する対象とする端末に対応する店舗識別情報およびテーブル識別情報を特定し、これに基づいて、大容量記憶部23に格納された注文情報から、特定された店舗およびテーブルにおける注文品情報を特定する(ステップS12)。
次に管理サーバ10は、特定した注文品情報を用いて、注文状況の表示用データを生成し、これをユーザ端末11aへ送信する(ステップS13)。管理サーバ10から送信された表示用データを受信したユーザ端末11aの表示部には、そのユーザ端末11aに対応するテーブルの注文状況を示す画像が表示される(ステップS14)。なお、このときの管理サーバ10が「表示制御手段」に対応する。
図6は、テーブル毎の注文状況の表示例を示す図である。図6に示すように、該当するテーブルにおいてオーダー端末12を用いて行われた注文状況、ユーザ端末11a等を用いて行われた注文状況が表示される。図示の例では、オーダー端末12による注文状況を相対的に上側に表示させるとともに、注文状況を各端末ごとに区分して表示させているが、このように区分せずに、任意の順(例えば、注文を受けた順)で表示してもよい。また、図示の例では、どの注文がどのユーザ端末11a等によって行われたのかを一見して識別できるように、各注文内容に対して、ユーザ端末11a等を用いるユーザを特定できる情報が表示される。図示の例では、AAA、BBBの各表示がユーザを特定できる情報であり、AAAはユーザ端末11aに対応し、BBBはユーザ端末11bに対応している。ユーザを特定できる情報は、例えば各ユーザが用いているニックネーム等の情報であることも好ましい。なお、ユーザを特定できる情報が付されていないものはオーダー端末12を用いた注文に対応しているが、オーダー端末12を特定できる情報(例えばSHOP等の文字)を表示してもよい。
以上のような実施形態によれば、オーダー端末12による注文状況を来店客のユーザ端末11a(あるいは11b)に表示させて確認することができる。また、他の来店客(同席者)のユーザ端末11b(あるいは11a)による注文状況もユーザ端末11aに表示させて確認することができる。従って、注文の重複による不都合を防ぐことができる。
また、オーダー端末12はオーダー管理装置13と直接的に接続されており、ネットワーク15を介さずに注文を行えるので、ネットワーク15に障害が発生して各ユーザ端末11a等による注文が受けられなくなったとしてもオーダー端末12により注文を受けることで店舗の運営を続けることができる。
なお、本発明は上記した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態において例示した二次元バーコード16は一例であり、一次元バーコードでもよいし、各識別情報あるいはそれらに対応付けられた情報が直接的に提示されていてもよい。また、注文状況の表示例には、各注文品の金額、現時点での合計金額などの情報が含まれていてもよい。また、各ユーザ端末毎に注文状況が区分けできるので、各来店客が自身の注文した分だけ決済できるようにしてもよい。また、上記した実施形態では各ユーザ端末に注文用のアプリケーションプログラムがインストールされていることを前提としていたが、ウェブブラウザを利用して注文を行ってもよい。また、本発明の適用範囲は飲食店に限定されない。
上記した実施形態では、各ユーザ端末11a、11bには、注文をするための所定のアプリがインストールされているものとしたが、これに限られない。テーブルに印刷された二次元バーコード16が、テーブルと店舗を特定可能な識別情報を含んだURL(Uniform Resource Locator)を表していて、ユーザ端末11のカメラで二次元バーコード16を読み取ってURLを取得し、そのURLにアクセスして、ウェブサイト上で注文をするものとしてもよい。また、二次元バーコード16は、テーブルに直接印刷する代わりに、各テーブルに配置された紙などの媒体に印刷してもよい。
また、上記した実施形態において、管理サーバ10は、レジスタ14を管理するPOSレジサーバとしての機能を兼ね備えていてもよい。この場合、管理サーバ10は、レジスタ14から受信した会計データを管理するとともに、各ユーザ端末11から受信した注文データやレジスタ14を介してオーダー端末12から受信した注文データを管理する。レジスタ14として、汎用のPCやタブレット端末にレジスタアプリをインストールしたものを用いてもよい。
また、上記した実施形態では、管理サーバ10とオーダー管理装置13を異なる装置として構成する例を示したが、これに限られない。管理サーバ10の機能をオーダー管理装置13が備えるものとしてもよいし、オーダー管理装置13の機能を管理サーバ10が備えるものとしてもよい。前者の場合、ユーザ端末11からの注文は、例えば、ネットワーク15を介して、直接オーダー管理装置13に送信されるように構成してもよい。また、後者の場合、オーダー端末12からの注文は、例えば、店舗内のルータ(不図示)等からネットワーク15を介して管理サーバ10に送信されるように構成してもよい。これにより、オーダー端末12からの注文と、各ユーザ端末11からの注文を、同じ装置で統一的に管理することができる。
また、上記した実施形態では、各ユーザ端末11から管理サーバ10へ送信される注文情報は、店舗識別情報と、テーブル識別情報と、注文端末識別情報と、注文品情報とを含むものとしたが、これらの情報は、まとめて管理サーバ10に送られる必要はない。また、注文情報としては、これらすべての情報を含むものに限られない。例えば、ユーザ端末11から、各店舗のテーブルに紐付けられたURLにアクセスして注文する場合、URLでアクセスしたときに店舗識別情報とテーブル識別情報が送信されるため、個別の注文の際には、例えば、注文端末識別情報と注文品情報が送信されるものとしてもよい。
また、上記した実施形態では、各ユーザ端末11に表示される注文情報はテーブル毎の情報であったが、各ユーザ端末11による注文情報、オーダー端末12による注文情報、テーブル全体での注文情報を選択的に表示できるようにしてもよい。以下、その場合の実施形態について説明する。なお、上記した実施形態と共通する内容については割愛し、異なる部分のみを説明する。具体的には、注文状況の表示用データを生成する処理内容が異なっているので、その部分について詳細に説明する。
例えば、ユーザ端末11aから注文状況の表示要求を受信した管理サーバ10は、図7に例示するように、ユーザ端末11aの表示部に、いずれの端末を用いて行われた注文状況を表示するか選択するための画像を表示させる。来店客によっていずれかのボタン51が押下されると、ユーザ端末11aから管理サーバ10へ、押下されたボタン51を特定する情報が送信される。この情報を受信した管理サーバ10は、注文状況を表示する対象とする端末がいずれであるかを特定する。
ここで、「テーブルごと」のボタン51が押下された場合には、対象とする端末がオーダー端末12と特定される。同様に、「ユーザ1」のボタン51が押下された場合には、対象とする端末がユーザ端末11aと特定され、「ユーザ2」のボタンが押下された場合には、対象とする端末がユーザ端末11bと特定される。本例では、3つ目以降のユーザ端末が存在しないので、ユーザ3〜5については選択不可とされている。本実施形態では、「テーブルごと」のボタン51が相対的に上側に表示されている。これにより、一般に表示スペースが限られているユーザ端末11a等においても、各来店客がより関心を持つと考えられる「テーブルごと」の表示要求をより早く行うことができる。なお、「すべて」のボタン51が押下された場合には、全ての端末による注文状況が表示対象となる。
なお、表示要求を行ったのがユーザ端末11bである場合には、「ユーザ1」にユーザ端末11bを対応付け、「ユーザ2」にユーザ端末11aを対応付けてもよい。すなわち、各ユーザ端末ごとに、そのユーザ端末が「ユーザ1」に対応付けられ、それ以外のユーザ端末が「ユーザ2」以降に対応付けられるようにしてもよい。
注文情報を表示する対象とする端末が特定されると、管理サーバ10は、大容量記憶部23に格納された注文情報から、特定された端末による注文品情報を特定する。例えば、オーダー端末12が特定された場合には、管理サーバ10は、オーダー端末12による注文情報を注文端末識別情報に基づいて特定し、さらにその中からユーザ端末11aに対応する店舗識別情報およびテーブル識別情報を含む注文情報を特定し、この特定した注文情報に含まれている注文品情報を特定する。同様に、管理サーバ10は、ユーザ端末11bが特定された場合には、そのユーザ端末11bによる注文情報を注文端末識別情報に基づいて特定し、さらにその中からユーザ端末11aに対応する店舗識別情報およびテーブル情報を含む注文情報を特定し、この特定された注文情報に含まれている注文品情報を特定する。なお、同様の手順で、ユーザ端末11aやユーザ端末11bによる注文品情報も特定できる。
次に管理サーバ10は、特定した注文品情報を用いて、注文状況の表示用データを生成し、これをユーザ端末11aへ送信する。管理サーバ10から送信された表示用データを受信したユーザ端末11aの表示部には、そのユーザ端末11aに対応するテーブルの注文状況を示す画像が表示される。なお、このときの管理サーバ10が「表示制御手段」に対応する。
図8は、テーブル毎の注文状況の表示例を示す図である。ここでは、来店客の着席しているテーブルに関してオーダー端末12を用いて行われた注文状況がユーザ端末11aに表示されている。図9は、ユーザ1の注文状況の表示例を示す図である。ここでは、ユーザ端末11aを用いて行われた注文状況が示されている。このように、ユーザ端末11aを用いる来店客が自身の注文状況をユーザ端末11に表示させることもできる。図10は、ユーザ2の注文状況の表示例を示す図である。ここでは、ユーザ端末11bを用いて行われた注文状況が示されている。このように、別の来店客(同席者)のユーザ端末11bを用いて行われた注文状況をユーザ端末11aに表示させることもできる。なお、「すべて」のボタン51が押下された場合は、上記した図6に示したような注文状況が表示される。
このような別実施形態によれば、注文状況をより詳細に確認することができる。
10:管理サーバ
11a、11b:ユーザ端末
12:オーダー端末
13:オーダー管理装置
14:レジスタ
15:ネットワーク
16:二次元バーコード
20:CPU
21:ROM
22:RAM
23:大容量記憶部
24:表示部
25:操作部
26:通信部

Claims (5)

  1. 店舗内において、店員が所持する注文用端末を用いて注文を受け付ける店舗内システムと、
    前記店舗への来店客の所持する一又は複数の携帯型端末と、
    前記店舗内システムと前記携帯型端末の各々とネットワークを介して接続される管理サーバと、を含み、
    前記管理サーバは、
    前記注文用端末を用いて行われた注文の内容と、当該注文が行われた卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、前記店舗内システムから取得する手段と、
    前記携帯型端末を用いて行われた注文の内容と、当該携帯型端末を所持する来店客の卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、前記携帯型端末から取得する手段と、
    携帯型端末から、卓識別情報を含む表示要求を受け付ける手段と、
    前記受け付けた表示要求に含まれる卓識別情報に対応付けられている注文情報を用いて、前記卓識別情報によって特定される卓で注文された内容を前記携帯型端末に表示させる手段と、
    を備える、注文システム。
  2. 前記携帯型端末は、当該携帯型端末を所持する来店客の卓に表示された二次元バーコードを読み取ることによって、前記卓識別情報を取得する、
    請求項1記載の注文システム。
  3. 店舗内において、店員が所持する注文用端末を用いて注文を受け付ける店舗内システムと、前記店舗への来店客の所持する一又は複数の携帯型端末との各々とネットワークを介して接続される管理サーバであって、
    前記管理サーバは、
    前記注文用端末を用いて行われた注文の内容と、当該注文が行われた卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、前記店舗内システムから取得する手段と、
    前記携帯型端末を用いて行われた注文の内容と、当該携帯型端末を所持する来店客の卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、前記携帯型端末から取得する手段と、
    携帯型端末から、卓識別情報を含む表示要求を受け付ける手段と、
    前記受け付けた表示要求に含まれる卓識別情報に対応付けられている注文情報を用いて、前記卓識別情報によって特定される卓で注文された内容を前記携帯型端末に表示させる手段と、
    を備える、管理サーバ。
  4. 店舗内において、店員が所持する注文用端末を用いて注文を受け付ける店舗内システムと、前記店舗への来店客の所持する一又は複数の携帯型端末と、前記店舗内システムと前記携帯型端末の各々とネットワークを介して接続される管理サーバと、を備える注文システムにおける注文の表示方法であって、
    前記注文用端末を用いて行われた注文の内容と、当該注文が行われた卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、前記店舗内システムから取得するステップと、
    前記携帯型端末を用いて行われた注文の内容と、当該携帯型端末を所持する来店客の卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、前記携帯型端末から取得するステップと、
    携帯型端末から、卓識別情報を含む表示要求を受け付けるステップと、
    前記受け付けた表示要求に含まれる卓識別情報に対応付けられている注文情報を用いて、前記卓識別情報によって特定される卓で注文された内容を前記携帯型端末に表示させるステップと、
    を含む、注文方法。
  5. 店舗内において、店員が所持する注文用端末を用いて注文を受け付ける店舗内システムと、前記店舗への来店客の所持する一又は複数の携帯型端末との各々とネットワークを介して接続されるコンピュータを、
    前記注文用端末を用いて行われた注文の内容と、当該注文が行われた卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、前記店舗内システムから取得する手段、
    前記携帯型端末を用いて行われた注文の内容と、当該携帯型端末を所持する来店客の卓を特定するための卓識別情報と、を含む注文情報を、前記携帯型端末から取得する手段、
    携帯型端末から、卓識別情報を含む表示要求を受け付ける手段、及び
    前記受け付けた表示要求に含まれる卓識別情報に対応付けられている注文情報を用いて、前記卓識別情報によって特定される卓で注文された内容を前記携帯型端末に表示させる手段、
    として機能させるプログラム。
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