JP2012089035A - 情報提供システムおよび情報表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】来店した顧客が欲した場合に、顧客の要求する店舗情報を提示する情報提供システムおよび情報表示装置を提供する。
【解決手段】情報提供システム１は、顧客興味情報を記録した記録媒体１０と、顧客が記録媒体１０を読み取らせると顧客興味情報を読み取る読取り手段２１０と、店舗発信情報を複数記憶する記憶手段３１０と、読み取られた顧客興味情報に基づいて記憶手段３１０に記憶された店舗発信情報の中から少なくとも一つを選択する選択手段３２０と、選択された店舗発信情報を表示する表示手段２２０と、を備えている。情報表示装置２は、顧客興味情報を読み取る読取り手段２１０と、店舗発信情報を複数記憶する記憶手段３１０と、読み取られた顧客興味情報に基づいて記憶手段３１０に記憶された店舗発信情報の中から少なくとも一つを選択する選択手段３２０と、選択された店舗発信情報を表示する表示手段２２０と、を備えている
【選択図】図１

Description

本発明は、来店した顧客に対し、商品等の情報を提供する情報提供システムおよび情報表示装置に関するものである。

従来から、顧客に対する情報提供の方法として、チラシやウェブサイトを用いたものが存在する。しかし、これらの方法では、たまたま近くに来たために来店したというような顧客に対しては、直近の店舗側の情報を提供することはできなかった。

そこで、顧客が入店した時に、その顧客の嗜好に合った商品等の情報を、その顧客が所持する表示機能を有した携帯端末に送信する商品情報提供システムが提案されている（特許文献１）。しかし、特許文献１のシステムでは、店舗側の情報が顧客の携帯端末に一方的に送信されるため、それを拒否する顧客も少なくなかった。

特開２００９−２６１１２号公報

本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、来店した顧客が欲した場合に、顧客の要求する店舗情報を提示する情報提供システムおよび情報表示装置を提供することを目的としている。

上記課題を解決するために、請求項１に係る発明の情報提供システムでは、
顧客が携帯し、その顧客の興味に関する顧客興味情報を記録した記録媒体と、顧客が入店時にこの記録媒体を読み取らせると、この記録媒体に記録された顧客興味情報を読み取る読取り手段と、店舗からの情報である店舗発信情報を複数記憶する記憶手段と、読取り手段によって読み取られた顧客興味情報に基づいて、記憶手段に複数記憶された店舗発信情報の中から少なくとも一つを選択する選択手段と、この選択手段によって選択された店舗発信情報を表示する表示手段と、を備えている。

請求項２に係る発明の情報提供システムでは、
請求項１において、表示手段によって表示された店舗発信情報を顧客の選択によってプリントアウトする印刷手段をさらに備えている。

請求項３に係る発明の情報提供システムでは、
請求項１または２において、記録媒体が表示機能を備えた携帯端末であり、表示手段によって表示された店舗発信情報を顧客の選択によって携帯端末に送信する送信手段をさらに備えている。

請求項４に係る発明の情報提供システムでは、
請求項１〜３のいずれかにおいて、顧客興味情報が画像化された画像情報である。

請求項５に係る発明の情報表示装置では、
顧客が入店時にその顧客の興味に関する顧客興味情報を読み取らせると店舗からの情報を表示する装置であって、顧客興味情報を読み取る読取り手段と、店舗からの情報である店舗発信情報を複数記憶する記憶手段と、読取り手段によって読み取られた顧客興味情報に基づいて記憶手段に複数記憶された店舗発信情報の中から少なくとも一つを選択する選択手段と、この選択手段によって選択された店舗発信情報を表示する表示手段と、を備えている。

請求項６に係る発明の情報表示装置では、
請求項５において、顧客興味情報が画像化された画像情報である。

請求項１の発明によれば、顧客が入店時にその顧客の意思で記録媒体を読み取らせるため、顧客にしてみれば表示される情報について押しつけられた感じがない。また、店舗側としては、その顧客の興味に対応した当日のお勧め商品等を知らせることができるため、その顧客の購買意欲を高めることができる。

請求項２の発明によれば、顧客が選択した場合に店舗発信情報がプリントアウトされるため、顧客は、これを持って店舗内で買い物をすることができる。

請求項３の発明によれば、顧客が選択した場合に店舗発信情報が顧客の携帯端末に送信されるため、顧客は、これを見ながら店舗内で買い物をすることができる。

請求項４の発明によれば、顧客興味情報が画像情報であるため、記録媒体が顧客興味情報を無線で送信するような機能を持つ必要がない。また、大量の情報を簡易に記録することができる。

請求項５の発明によれば、一つの装置で処理が完結するため、複雑なネットワーク等を必要としないで、店舗からの情報を発信することができる。

請求項６の発明によれば、顧客興味情報が画像情報であるため、顧客興味情報を無線で受信するような機能を必要とせず、また、大量の情報を簡易に読み込むことができる。

情報提供システム（実施例１）のブロック図である。 情報表示装置（実施例２）のブロック図である。

以下、本発明の情報提供システムを書店において具体化した実施例について図面を参照しつつ説明する。

まず、情報提供システム１の構成について、図１を参照して説明する。情報提供用システム１は、携帯電話１０（請求項１における記録媒体に相当）、店舗端末２０、サーバ３０で構成される。

携帯電話１０は、表示機能を備えており、その顧客が現在興味を持っている事項に関する顧客興味情報がＱＲコード（登録商標）の形で記録されている。顧客興味情報には、その顧客の携帯電話１０のメールアドレスを含んでいる。顧客興味情報は、顧客が自ら変更することができる。

顧客興味情報の変更方法は、顧客がパソコンまたは携帯電話１０から店舗のウェブサイトにアクセスし、入力フォームに興味事項とその重みづけ情報を入力すると、店舗のサーバ（サーバ３０と同じものでも異なるものでもよい）がそれをＱＲコード化し、これをメールに添付して顧客の携帯電話１０に送信するというものである。これ以外にも顧客がこのプログラムをパソコンまたは携帯電話１０にダウンロードし、ＱＲコードを作成することもできる。

この方法の良いところは、顧客の過去の購買情報から店舗側がその顧客の嗜好を勝手に推測したものではない点である。すなわち、顧客自らが興味情報を入力できるため、例えば、「年収７００万円以上のサラリーマンのベストセラー」、「政治家または政治家志望の人のベストセラー」、「中小企業の社長のベストセラー」のように過去の購買実績にとらわれず、顧客が未来のなりたい自分をもとに興味情報を入力することもできる。

店舗端末２０は、店舗の入り口付近に設置され、図示しない本体、読取り部２１０（請求項１における読取り手段に相当）、表示部２２０（請求項１における表示手段に相当）、プリンタ２３０（請求項２における印刷手段に相当）、通信部２４０とから構成される。読取り部２１０は、小型カメラであり、携帯電話１０の表示画面からＱＲコードを読取る。表示部２２０は、タッチパネル式の液晶画面である。

サーバ３０は、記憶部３１０（請求項１における記憶手段に相当）、処理部３２０（請求項１における選択手段に相当）、送信部３３０（請求項３における送信手段に相当）、通信部３４０とから構成される。

サーバ３０は、通信部２４０、３４０を介し、店舗端末２０と接続されている。記憶部３１０は、店舗の担当者によって予め入力された店舗発信情報を複数記憶している。処理部３２０は、読取り部２１０が読み取ったＱＲコードから顧客興味情報を抽出し、その顧客興味情報に基づいて、記憶された複数の店舗発信情報の中から少なくとも一つを選択する。

処理部３２０によって選択された店舗発信情報は、表示部２２０に表示される。そして、顧客が表示部２２０に示されたプリントアウト選択ボタンを押した場合、処理部３２０は、プリンタ２３０を作動させ、表示された店舗発信情報をプリントアウトする。また、顧客が表示部２２０に示されたメール送信選択ボタンを押した場合は、処理部３２０は、インターネットに接続された送信部３３０を介し、表示された店舗発信情報を顧客の携帯電話１０にメールで送信する。

つぎに、この情報提供システム１を実際に書店で使用した場合の流れを説明する。

店舗担当者は、営業開始時間前までに、店舗発信情報を入力または更新する。店舗発信情報は、顧客興味情報に対応する当日のお勧め商品等である。また、店舗の個性を発揮するために店長の好みで選択した本や少し珍しい本を含めるのもその店舗のファンを獲得するのに効果的であると思われる。これらの情報は、サーバ３０に接続された図示しないキーボードから入力する。

来店した顧客は、自分の興味に関する書籍を効率的に探すため、また、店舗独自の情報を知るために、携帯電話１０の画面に顧客興味情報を画像化したＱＲコードを表示させ、店舗端末２０の読取り部２１０に自らの意思でかざす。

読取り部２１０は、ＱＲコードを読取り、読み取られた画像情報は、通信部２４０、３４０を介してサーバ３０内の処理部３２０に送られる。処理部３２０は、この画像情報から顧客興味情報を抽出し、その顧客興味情報に基づいて、記憶部３１０に記憶された複数の店舗発信情報の中から少なくとも一つを選択する。そして、処理部３２０は、選択した店舗発信情報を通信部３４０、２４０を介して店舗端末２０の表示部２２０に表示させる。これにより、顧客は自分の興味に関する書籍を効率的に検索することができる。また、店舗からの情報も得ることができる。

顧客が表示された店舗発信情報を印刷したいと思い、表示部２２０に示されたプリントアウト選択ボタンを押した場合は、その信号は通信部２４０、３４０を介して処理部３２０に送られ、処理部３２０は、通信部３４０、２４０を介してプリンタ２３０を作動させ、表示された店舗発信情報をプリントアウトさせる。

あるいは、顧客が表示された店舗発信情報を携帯電話１０に送信してほしいと思い、表示部２２０に示された選択ボタンを押した場合は、その信号は通信部２４０、３４０を介して処理部３２０に送られ、処理部３２０は、インターネットに接続された送信部３３０を介して表示された店舗発信情報を顧客の携帯電話１０にメールで送信する。

つぎに、本発明の情報表示装置を具体化した実施例について、図２を参照しつつ説明する。

実施例２の情報表示装置２は、実施例１の情報提供システム１のうち、店舗端末２０とサーバ３０を一体化したものとほぼ同様の構成となっている。このため、情報提供システム１と異なる点についてのみ説明する。なお、同様の構成については情報提供システム１と同一の符号を付している。

情報表示装置２は、図示しない本体、読取り部２１０（請求項５における読取り手段に相当）、表示部２２０（請求項５における表示手段に相当）、記憶部３１０（請求項５における記憶手段に相当）、処理部３２０（請求項５における選択手段に相当）とから構成される。

構成要素のそれぞれの役割は、情報提供システム１と同様である。情報表示装置２は、それだけで、情報を提供するという処理が完結するため、設置場所等に制限が少なく、コストも抑えることができる。店舗発信情報は、一般のパソコンで作成し、ＵＳＢメモリ等の記録媒体を介して情報表示装置２に入力する。

１：情報提供システム、 ２：情報表示装置
１０：携帯電話、 ２０：店舗端末 ３０：サーバ
２１０：読取り部、 ２２０：表示部、 ２３０：プリンタ、 ２４０：通信部
３１０：記憶部、 ３２０：処理部、 ３３０：送信部、 ３４０：通信部

Claims (6)

1. 顧客が携帯し、その顧客の興味に関する顧客興味情報を記録した記録媒体と、
   顧客が入店時にこの記録媒体を読み取らせると、この記録媒体に記録された前記顧客興味情報を読み取る読取り手段と、
   店舗からの情報である店舗発信情報を複数記憶する記憶手段と、
   前記読取り手段によって読み取られた前記顧客興味情報に基づいて、前記記憶手段に複数記憶された前記店舗発信情報の中から少なくとも一つを選択する選択手段と、
   この選択手段によって選択された前記店舗発信情報を表示する表示手段と、
   を備えたことを特徴とする情報提供システム。
2. 請求項１において、
   前記表示手段によって表示された前記店舗発信情報を前記顧客の選択によってプリントアウトする印刷手段をさらに備えたことを特徴とする情報提供システム。
3. 請求項１または２において、
   前記記録媒体は、表示機能を備えた携帯端末であり、
   前記表示手段によって表示された前記店舗発信情報を前記顧客の選択によって前記携帯端末に送信する送信手段をさらに備えたことを特徴とする情報提供システム。
4. 請求項１〜３のいずれかにおいて、
   前記顧客興味情報は、画像化された画像情報であることを特徴とする情報提供システム。
5. 顧客が入店時にその顧客の興味に関する顧客興味情報を読み取らせると店舗からの情報を表示する装置であって、
   前記顧客興味情報を読み取る読取り手段と、
   前記店舗からの情報である店舗発信情報を複数記憶する記憶手段と、
   前記読取り手段によって読み取られた前記顧客興味情報に基づいて、前記記憶手段に複数記憶された前記店舗発信情報の中から少なくとも一つを選択する選択手段と、
   この選択手段によって選択された前記店舗発信情報を表示する表示手段と、
   を備えたことを特徴とする情報表示装置。
6. 請求項５において、
   前記顧客興味情報は、画像化された画像情報であることを特徴とする情報表示装置。

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