JP2019121621A - スクライブ装置およびスクライブ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに平行な多数のスクライブラインを形成する際の、スクライブラインの形成位置ばらつきを低減する。【解決手段】基板Wをスクライブしてスクライブラインを形成する装置が、基板の水平な被スクライブ面に圧接された状態で水平方向に転動されることによって、基板にスクライブラインを形成するスクライビングホイールと、スクライビングホイールとの間に、所定のクリアランスを有した状態でスクライビングホイールを鉛直面内で回転自在に保持するホルダと、被スクライブ面に、スクライビングホイールによって互いに平行な複数のスクライブラインを形成する場合において、直前に形成したスクライブラインL1のスクライブ予定位置L0からのずれ量をオフセット量Δとして特定するオフセット処理手段と、を備え、次に形成するスクライブラインのスクライブ予定位置をオフセット量の分だけオフセットするようにした。【選択図】図6

Description

本発明は、基板に対して分断のためのスクライブラインを形成する装置に関し、特にその形成位置の設定に関する。
ガラス基板や半導体基板、セラミック基板などの脆性材料基板、あるいはそれらを複数枚貼り合わせた貼り合わせ基板(以下、それらを単に基板とも総称する)を分断する手法として、スクライブ装置に備わるスクライビングホイール(カッターホイール)を当該基板の表面に圧接しながら転動させることによってスクライブラインを形成したうえで、ブレーク装置において当該基板に対し該スクライブラインに沿ってブレークプレートを押し当てることによりスクライブラインから亀裂を伸展させ、これによって基板を分断するという手法が、すでに公知である(例えば特許文献1参照)。
特開2016−213235号公報
スクライビングホイールによるスクライブラインの形成とその後のブレークによる基板の分断とが実施される典型的なプロセス例として、表面に(あるいはさらに内部にも)マトリックス状に、デバイス等のパターンが所定ピッチで2次元的に繰り返し形成された基板(母基板)に対し、互いに直交する2つの方向のそれぞれにおいて、互いに平行な多数のスクライブラインを形成することにより、基板を個々の単位パターンごとに分断する(個々のデバイス単位に個片化する)というプロセス(個片化プロセス)がある。係る場合、スクライブラインは、ストリートと称される、各単位パターン(個々のデバイスとなる領域)を区画する格子状の領域に形成される。
近年、スマートフォンその他の電子機器や光学機器などに用いられる電子デバイスや光学デバイスのさらなる小型化および精密化の要請や、あるいはコストダウン等の観点から、基板に設けられるストリート幅を従来よりもさらに狭めて一の母基板からのデバイスの取り個数を増大させることや、デバイスを従来よりもさらに小型化しつつ寸法精度を確保することが、求められている。これらを実現するには、スクライビングホイールによるスクライブラインの形成精度を従来よりも向上させる必要がある。
一方で、現在実用化されているスクライブ装置は通常、スクライビングホイールの転動(回転)が良好に行われるよう、スクライビングホイールとこれを回転自在に保持しつつ水平移動するホルダとの間に、所定の間隙(クリアランス)が設けられている。それゆえ、スクライビングホイールは、その回転面に垂直な方向において、当該クリアランスの範囲内で変位し得るようになっている。同様に、ホルダやホルダが取付けられるスクライブヘッドに起因してスクライビングホイールの位置の微小な変位が生じることがある。
係る変位はデバイスの寸法精度の範囲内のものであれば問題とはならないが、上述したストリート幅の低減とデバイスの寸法精度確保の要請から、近年、係る変位に起因したスクライブラインの形成位置の変動が、無視できなくなってきている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、互いに平行な多数のスクライブラインを形成する際の、スクライブラインの形成位置ばらつきを低減することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板をスクライブしてスクライブラインを形成する装置であって、前記基板の水平な被スクライブ面に圧接された状態で水平方向に転動されることによって、前記基板に前記スクライブラインを形成するスクライビングホイールと、前記スクライビングホイールとの間に、所定のクリアランスを有した状態で前記スクライビングホイールを鉛直面内で回転自在に保持するホルダと、前記被スクライブ面に、前記スクライビングホイールによって互いに平行な複数のスクライブラインを形成する場合において、直前に形成したスクライブラインのスクライブ予定位置からのずれ量をオフセット量として特定するオフセット処理手段と、を備え、次に形成するスクライブラインのスクライブ予定位置を前記オフセット量の分だけオフセットする、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のスクライブ装置であって、前記オフセット処理手段は、前記直前に形成したスクライブラインのスクライブ予定位置からの距離が等しい一対の基準部位をあらかじめ定めておき、前記オフセット量をΔとし、前記一対の基準部位のそれぞれと前記直前に形成したスクライブラインの形成位置との距離をA、B(ただしB≧A)とするとき、Δ=(B−A)/2なる式により前記オフセット量を求める、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載のスクライブ装置であって、前記被スクライブ面を撮像可能な撮像手段、をさらに備え、前記オフセット処理手段は、前記撮像手段により同一視野において撮像された、前記直前に形成したスクライブラインの撮像画像と前記一対の基準部位の撮像画像とに基づいて、前記オフセット量を求める、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、所定のクリアランスを有した状態で所定のホルダに鉛直面内で回転自在に保持されてなるスクライビングホイールを、基板の水平な被スクライブ面に圧接させた状態で水平方向に転動させることによって、互いに平行な複数のスクライブラインを前記被スクライブ面に形成する方法であって、直前に形成したスクライブラインのスクライブ予定位置からのずれ量をオフセット量として特定し、次に形成するスクライブラインのスクライブ予定位置を前記オフセット量の分だけオフセットする、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のスクライブ方法であって、前記直前に形成したスクライブラインのスクライブ予定位置からの距離が等しい一対の基準部位をあらかじめ定めておき、前記オフセット量をΔとし、前記一対の基準部位のそれぞれと前記直前に形成したスクライブラインの形成位置との距離をA、B(ただしB≧A)とするとき、Δ=(B−A)/2により前記オフセット量を求める、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載のスクライブ方法であって、前記被スクライブ面を撮像可能な所定の撮像手段により同一視野において撮像した、前記直前に形成したスクライブラインの撮像画像と前記一対の基準部位の撮像画像とに基づいて、前記オフセット量を求める、ことを特徴とする。
請求項1ないし請求項6の発明によれば、スクライビングホイールとホルダとの間のクリアランスを違えずとも、互いに平行な多数のストリートのそれぞれに形成されるスクライブラインの、ストリート中心からのずれを、統計的に低減することができる。
スクライブ装置100の要部を示す図である。 スクライブ装置100の動作制御に係る構成を示すブロック図である。 スクライビングホイール4がホルダ5に取り付けられた様子を模式的に示す図である。 分断の対象たる、スクライブ前の基板Wの一部分を示す図である。 ストリートST1に対しスクライブを行った後の基板Wを例示する図である。 オフセット処理部20bによるスクライブ位置のオフセット量の算出について説明するための図である。 スクライブ位置をオフセットした後、ストリートST1αに対しスクライブを行う際の基板Wを例示する図である。
<スクライブ装置の概要>
図1は、本実施の形態に係るスクライブ装置100の要部を示す図である。図2はスクライブ装置100の動作制御に係る構成を示すブロック図である。スクライブ装置100は、概略、基板Wの一方主面に、当該基板Wを分断する際の起点となるスクライブラインを形成する装置である。基板Wとしては、ガラス基板や半導体基板、セラミック基板などの脆性材料基板、あるいはそれらを複数枚貼り合わせた貼り合わせ基板などが例示される。
スクライブ装置100においては、それぞれが基台100aの上面に垂直に立設されてなり、水平方向に所定の距離離隔してなる一対の支柱1(1a、1b)の間に、ガイド2が付設されたビーム(横梁)3が、水平に掛け渡されてなる。ガイド2は、スクライビングホイール4を支持するホルダ5が配設されてなるスクライブヘッド6が、スクライブヘッド移動機構6mによって水平方向に移動させられる際に、これを案内する役割を有する。なお、図1においては、スクライブヘッド6の移動方向をx軸方向とし、水平面内でこれと直交する方向をy軸方向とし、鉛直方向をz軸方向とする右手系のxyz座標系を付している(図3以降においても同様)。
ホルダ5は、後述する態様にてスクライビングホイール4を回転可能に支持するとともに、ホルダ昇降機構5mにより、z軸方向に昇降自在とされてなる。より詳細には、本実施の形態においてホルダ昇降機構5mは、後述するカメラ11を含めたスクライブヘッド6全体を昇降させる、スクライブヘッド昇降機構により実現されてなる。
また、スクライブヘッド6は、スクライブヘッド移動機構6mにより、ガイド2に案内されつつ水平方向(x軸方向)に進退自在とされてなる。スクライブ装置100においては、テーブル7に載置された基板Wの上面(被スクライブ面)にスクライビングホイール4を圧接させた状態で、スクライブヘッド6がx軸方向に移動することにより、スクライビングホイール4が鉛直面であるzx面内で回転(転動)し、これによってx軸方向に沿ってスクライブラインが形成される。
さらに、スクライブヘッド6には、鉛直下方を撮像可能なカメラ11も付設されている。カメラ11の撮像画像は、スクライブ実行時の位置決めなどに用いられる。
テーブル7は、基板Wが載置される水平な上面を有してなり、その下部は水平回転部8となっている。さらに、水平回転部8は台盤9上に保持されており、台盤9には基台100aの上面に備わるスクリューネジ10が付設されている。テーブル7は、水平回転部8がテーブル回転機構8mによって駆動されることで、水平面内で回転可能となっている。また、テーブル移動機構10mによって台盤9が駆動されることにより、テーブル7がy軸方向に移動自在とされてなる。
なお、ホルダ昇降機構5m、スクライブヘッド移動機構6m、テーブル回転機構8m、およびテーブル移動機構10mとしては、それぞれの動作対象に応じた性能・構造等を有するモータが、適宜に配置され、用いられればよい。
また、スクライブ装置100は、ホルダ昇降機構5m、スクライブヘッド移動機構6m、テーブル回転機構8m、およびテーブル移動機構10mを初めとする装置各部の動作を制御する制御部20と、装置の操作者が種々の実行指示やデータ入力などを行うための入力操作部21と、種々の処理メニューや動作状態、処理経過および処理結果などを表示するための表示部22と、装置の動作プログラムやスクライブ処理の内容を記述してなるレシピデータDrその他のデータが格納される記憶部23とを備える。
さらに、スクライブ装置100においては、記憶部23に格納されている所定のプログラムが制御部20によって実行されることで、一連のスクライブ処理の動作を制御するスクライブ実行部20aが、制御部20において仮想的構成要素として実現されるようになっている。スクライブ実行部20aは、スクライブ処理に係る装置各部の動作、具体的には、スクライブ対象位置を位置決めするテーブル7の移動および面内回転動作、スクライブヘッド6の移動動作、およびホルダ5の昇降動作を制御する。係るスクライブ実行部20aの制御により、スクライブ装置100におけるスクライブ処理が可能とされてなる。
<スクライビングホイールの詳細とスクライブ動作>
図3は、スクライビングホイール4がホルダ5に取り付けられた様子を模式的に示す図である。
スクライビングホイール4は円板状をなしており、その外周全体が断面視三角形状の刃先4aとなっている。また、その円心部に設けられた貫通孔にピン5cが挿通された状態で、当該ピン5cの両端がホルダ5に設けられた一対の支持部5a、5bにより支持されることにより、スクライビングホイール4はホルダ5に保持されるようになっている。なお、一対の支持部5a、5bは、ホルダ5がスクライブヘッド6に配設される際に当該ホルダ5の最下端部となる部位である。なお、刃先4aは周方向に一様であってもよいし、周期的に溝部が設けられてなる態様であってもよい。
より詳細には、一対の支持部5a、5bの間隔dは、スクライビングホイール4の厚みtよりもわずかに大きく設定されている。これは、スクライブ処理の際のスクライビングホイール4の回転がスムーズかつ確実になされるようにするためである。すなわち、スクライビングホイール4とホルダ5の間にはクリアランス(d−t)が存在する。d−tの値は概ね3μm〜20μmとされる。
以上のような構成を有するスクライブ装置100における基板Wのスクライブにあたっては、まず、基板Wがスクライブ対象面を上方とする姿勢にてテーブル7に載置固定される。係る載置固定がなされると、スクライブ実行部20aがテーブル移動機構10mとテーブル回転機構8mの動作を制御することにより、テーブル7のy軸方向の移動と回転移動とが適宜に組み合わせられて、テーブル7に載置されている基板Wの位置決めが行われる。スクライブ実行部20aはまた、スクライビングホイール4を保持するホルダ5がスクライブ開始位置(初期位置)に配置されるよう、ホルダ昇降機構5mとスクライブヘッド移動機構6mの動作を制御する。
具体的には、記憶部23に記憶されているレシピデータDrの記述に基づき、最初に形成するスクライブラインの形成予定位置がx軸方向と平行となり、かつ、当該形成予定位置のうち形成の起点となる位置がスクライビングホイール4の直下に位置するように、ホルダ5の初期位置への配置と基板Wの位置決めとがなされる。
係る位置決めがなされると、スクライブ実行部20aの制御に従いホルダ昇降機構5mが鉛直上方からホルダ5を所定距離下降させて、スクライビングホイール4の刃先4aがスクライブラインの起点となる位置に圧接される。係る圧接がなされたタイミングで、スクライブ実行部20aの制御に従いスクライブヘッド移動機構6mがスクライブヘッド6をx軸方向に移動させる。すると、これに伴いスクライビングホイール4がx軸方向に沿って転動し、起点位置からx軸方向に沿ってスクライブラインが形成されていくことになる。
スクライビングホイール4がスクライブラインの終点となる位置に到達したタイミングで、スクライブヘッド6の移動が停止されるとともに、ホルダ5は上昇させられ、スクライビングホイール4が基板Wから離隔させられる。これで、1つのスクライブラインが形成されたことになる。
なお、図3に示すように、一対の支持部5a、5bから等距離の仮想面をホルダ中心Cとした場合、上述した態様によるスクライブラインの形成においては、刃先4aが常に係るホルダ中心C上に位置した状態でスクライビングホイール4が転動することが理想である。以降においては、このように刃先4aがホルダ中心C上に位置する状態を、スクライビングホイール4が理想状態にあると称する。ただし、実際には、スクライビングホイール4が理想状態にあることは必須ではなく、スクライビングホイール4が上述したクリアランスの範囲内でホルダ中心Cから変位することは、許容されている。
複数のスクライブラインを形成する場合は、同様の処理が繰り返される。なお、複数のスクライブラインが平行に形成される場合は通常、スクライビングホイール4の転動方向(スクライブヘッド6の移動方向)はx軸正方向の一方向にのみスクライブを行うが、スクライビングホイール4の転動方向がx軸正方向とx軸負方向との間で交互に入れ替えられる態様であってもよい。
<スクライブ位置のオフセット>
次に、デバイス等のパターンが、表面に(あるいはさらに内部にも)マトリックス状に所定ピッチで2次元的に繰り返し形成された基板(母基板)Wを、個々の単位パターンごとに分断する(個々のデバイス単位に個片化する)場合の、スクライブラインの形成について、説明する。図4は、係る分断の対象たる、スクライブ前の基板Wの一部分を示す図である。
図4に示す基板Wにおいては、ストリートSTと称される、所定幅を有する直線状の領域によって、各単位パターンが区画される。図4には、基板Wのうち、2つのストリートST(ST1、ST2)が互いに直交する箇所を、例示している。より具体的には、図4は、一方のストリートST1がx軸方向に延在し、他方のストリートST2がy軸方向に延在するように、基板Wの位置決めがなされた後、ストリートST1に対してスクライブラインが形成される前の状況を、想定している。なお、図示は省略するが、実際の基板Wには、ストリートST1とストリートST2のそれぞれに平行な多数のストリートが、つまりは、x軸方向に平行な多数のストリートと、y軸方向に平行な多数のストリートとが、存在している。
このような基板Wを分断して個片化する場合は通常、互いに平行なストリートに対して順次にスクライブラインが形成される。その際は、分断後に得られる個片の寸法精度の観点から、それぞれのストリートの中心位置(ストリート中心)に形成されるのが好ましい。図4に示すストリートST1の場合であれば、破線L0にて示すストリート中心にスクライブラインが形成されるのが好ましい。そのためには、スクライブを実行した際のスクライビングホイール4の軌跡が、破線L0と一致することが望まれる。図4においては、ホルダ中心Cがy=y0にあり、ストリートST1についてのストリート中心がy=y0に一致するように基板Wの位置決めがなされており、さらには、スクライビングホイール4が理想状態にあることからその刃先4aもy=y0に一致しているものとする。
この場合、スクライブラインは破線L0に沿って形成されることが期待される。しかしながら、実際には、上述のようにスクライビングホイール4とホルダ5の間にクリアランスが存在する関係上、ホルダ5におけるスクライビングホイール4の位置は特定されない。すなわち、スクライブ動作に先立つ位置決めの際には便宜上、理想状態を前提として、図4に示すようにスクライブラインの形成予定位置をホルダ中心Cの位置と一致させるようにするものの、スクライブ実行時のスクライビングホイール4の(刃先4aの)位置は、図4に示す場合とは異なり、ストリート中心(y=y0)からずれている可能性もある。
図5は、スクライブ実行部20aの制御のもと、実際にストリートST1に対しスクライブを行った後の基板Wを例示する図である。図5においては、x軸正方向にスクライビングホイール4を転動させることにより、実線L1にて示す、ストリート中心からy軸方向に距離Δだけずれた位置に、スクライブラインが形成された場合を想定している。このような態様でのスクライブラインの形成は、スクライブの際の実際のスクライビングホイール4(の刃先4a)の位置が、図5の右端に示すようにホルダ中心CからΔだけずれていたことによる起因するものである。
スクライビングホイール4のクリアランスの範囲内での変位は、ランダムに生じ得る現象のため、こうしたスクライブラインの形成位置のストリート中心からのずれも、本来的にはランダムに生じる。一方で、仮にそのような変位が生じたとしても、スクライブラインのストリート中心からのずれが寸法公差の範囲に収まるのであれば、換言すれば、スクライブラインの形成位置が寸法公差の範囲内に収まるように、クリアランスが規定されていさえすれば、実用上は問題ないという考え方も成り立つ。それゆえ、分断後により得られる個片の寸法精度を高めたいのであれば、スクライビングホイール4とホルダ5の間のクリアランスを小さくすることで対応することができる、とも考えられる。
しかしながら、クリアランスの低減は、スクライビングホイール4およびホルダ5の加工精度の観点から一定の限界があり、また加工コスト的にもデメリットとなり得る。
そこで、クリアランスを従前と同様に維持するという前提のもと、本発明の発明者が鋭意検討した結果として、本実施の形態に係るスクライブ装置100においては、互いに平行な多数のストリートのそれぞれにスクライブラインを形成するに際して、個々のスクライブラインが形成された都度、その形成位置に基づいて次のスクライブラインを形成する際のスクライブ位置を刃先位置に応じてオフセットする、という処理を行うことにより、スクライビングホイール4のクリアランスの範囲内での変位が個片の寸法精度に与える影響を、低減するようにしている。
具体的には、スクライブ装置100においては、記憶部23に格納されている所定のプログラムが制御部20によって実行されることで、直前のスクライブにおけるスクライブラインの形成位置に基づいてスクライブ位置のオフセット量を求めるオフセット処理部20bが、制御部20において仮想的構成要素として実現されるようになっている。そして、オフセット処理部20bによって算出されたオフセット量に基づいて、スクライブ位置のオフセットがされたうえで、次のスクライブラインの形成が行われるようになっている。
図6は、オフセット処理部20bによるスクライブ位置のオフセット量の算出について説明するための図である。また、図7は、スクライブ位置をオフセットした後、ストリートST1αに対しスクライブを行う際の基板Wを例示する図である。
いま、図5および図6に実線L1にて示すように、スクライブラインが、破線L0にて示されるストリート中心(y=y0)からy軸正方向に距離Δずれて形成された場合を想定する。オフセット処理部20bはまず、当該実線L1として示される、スクライブラインの形成位置(y座標)を特定する。係るスクライブラインのy座標は、オフセット処理部20bによる動作制御のもと、カメラ11が当該スクライブラインにフォーカスした状態で撮像することで得られた撮像画像に基づき、オフセット処理部20bにより公知の画像処理(フィルタ処理、二値化処理その他)がなされることで、特定される。
続いて、破線L0にて示すストリート中心に対しy軸方向において対称な、換言すれば、y軸方向においてストリート中心からの距離が等しい、一対の基準部位の位置(y座標)を特定する。図6においては、ストリートST1を挟んで対向する一対の電極パターンPTを当該一対の基準部位として用いる場合を例示している。係る場合、基準部位の位置は、電極パターンPTのストリートST1に最も近い端部を通る仮想線である、細破線L2またはL3のy座標として、表される。電極パターンPTのストリートST1に最も近い端部のy座標についても、スクライブラインと同様、オフセット処理部20bによる動作制御のもと、カメラ11が当該電極パターンPTにフォーカスした状態で撮像することで得られた撮像画像に基づき、オフセット処理部20bにより公知の画像処理(フィルタ処理、二値化処理その他)がなされることで、特定される。
好ましくは、スクライブラインのy座標を特定するための撮像画像と、電極パターンPTの端部のy座標を特定するための撮像画像は同一視野にて取得される。これは、カメラ11の位置を同じとし、撮像対象に応じてフォーカスを違えることで実現可能である。また、スクライブラインのどの部分を撮像してもよいが、代表的な状態に基づきずれ量Δを特定するということであれば、例えばx軸方向中央位置で撮像を行うことが考えられる。
このとき、破線L0にて示すストリート中心から基準部位たる電極パターンPTまでの距離(破線L0から細破線L2およびL3までの距離)をDとし、実線L1にて示すスクライブラインの位置からそれら一対の基準部位のうち近い方までの距離をA、遠い方までの距離をBとすると(より詳細にはB≧Aとすると)、
Δ=B−D(=D−A)
かつ
2D=A+B
であることから、
Δ=(B−A)/2 ・・・・(式1)
となる。
オフセット処理部20bは、上述のように撮像画像に基づいて特定したスクライブラインと、電極パターンPTの端部のy座標値からAおよびBの値を算出し、さらに、式1に基づいてずれ量Δの値を算出する。
オフセット処理部20bによりずれ量Δの値が得られると、スクライブ実行部20aは、図7に矢印ARにて示すように、基板Wをy軸方向へと移動させることにより、レシピデータDrに記述されてなる、次にスクライブラインの形成が予定されているストリートST(ST1α)について、位置決めを行う。ただしその際には、ホルダ中心が存在するy=y0ではなく、オフセット量を加算した、
y=y0+Δ ・・・・(式2)
に、次にスクライブラインを形成するストリートST1αのストリート中心を配置する。すなわち、スクライブ位置をオフセットする。このとき、ストリートST1αに対するスクライブ開始時まではスクライビングホイール4に変位は生じていないことが期待される。それゆえ、少なくともストリートST1αに対しスクライブを開始する時点においては、ストリートST1αのストリート中心のy座標が刃先4aのy座標と一致していることが期待される。
以降、スクライブの実行と、オフセット量の特定、およびオフセットを含む次のスクライブ位置の位置決めとが、互いに平行なスクライブラインの形成が全て行われるまで繰り返されることになる。このように、スクライブを実行する都度、直前のスクライブの結果に基づき次のスクライブの際のストリート中心の位置をオフセットすることで、最初のスクライブを除く全てのスクライブ実行時に、少なくとも当該スクライブの開始時点においてはストリート中心と刃先位置とが一致していることが、期待されるようになる。換言すれば、スクライビングホイール4の刃先位置とストリート中心とが著しくずれた状態でスクライブラインが形成されることが、起こりにくくなる。その結果、スクライブラインを多数形成した場合であっても、スクライブラインの、ストリート中心からのずれが増大していくことがなく、互いに平行な多数のストリートのそれぞれに形成されるスクライブラインの、ストリート中心からのずれが、統計的に低減されるようになる。
すなわち、本実施の形態によれば、クリアランスを違えずとも、互いに平行な多数のストリートのそれぞれに形成されるスクライブラインの、ストリート中心からのずれを、統計的に低減することができる。
本実施例では、実際の基板を用いてオフセットの効果を確認した。基板Wとしては、直径が300mmで、総厚が0.55mmである、Siとガラスとの貼り合わせ基板を用意した。基板Wには、分断後に得られる個片の平面サイズ(チップサイズ)が5.2mm×3.7mmとなるよう、互いに直交する2つの方向である0°方向と90°方向とについて、前者には93本、後者には60本のストリートを設けた。
まず、0°方向のストリートを対象にスクライブを行った。その際には、各ストリートに対してスクライブラインを形成した都度、当該スクライブラインのx軸方向中央部においてオフセット量を求め、式2に基づいて、次のスクライブラインの形成の際の位置決めを行った。
スクライビングホイール4としては、外径が2mm、厚みtが0.65mm、内径が0.8mmで、刃先角度が125°であり、刃先4aの周方向に等間隔に、深さ2.0μmの溝を400個有するものを用いた。なお、スクライビングホイール4とホルダ5とのクリアランス(d−t)は、9.3μmであった。
続いて、基板Wを90°回転させたうえで、90°方向のストリートについても同様に、オフセットを行いつつスクライブを行った。
全てのスクライブラインの形成が完了した後、改めて、0°方向に形成したスクライブラインについては相異なる20箇所において、90°方向に形成したスクライブラインについては相異なる13箇所において、ストリート中心とスクライブラインとのずれ量を求めた。
また、比較例として、オフセットを行わないほかは実施例と同様の条件でスクライブを行った。
実施例および比較例のそれぞれについての、ストリート中心とスクライブラインとのずれ量の平均値(Ave.)と標準偏差(σ)とを表1に示す。表中、「オフセット有り」が実施例を示し、「オフセット無し」が比較例を示す。
Figure 2019121621
表1からは、「オフセット有り」の場合の方が「オフセット無し」の場合よりも、平均値(Ave.)および標準偏差(σ)の双方において、値が小さいことがわかる。このことは、上述の実施の形態のようにスクライブ位置のオフセットを行うことで、スクライビングホイール4とホルダ5との間のクリアランスの条件を違えずとも、スクライブラインの形成位置のばらつきを統計的に抑制できることを、指し示している。
なお、本実施の形態においては、各スクライブラインを形成するごとに、オフセット量の特定、およびオフセットを含む次のスクライブ位置の位置決めを行うこととしたが、予め定めた回数スクライブを実行するごとにオフセット量の特定、およびオフセットを含む次のスクライブ位置の位置決めを行うようにしてもよい。この場合にも、スクライブラインの、ストリート中心からのずれが増大することを抑制でき、互いに平行な多数のストリートのそれぞれに形成されるスクライブラインの、ストリート中心からのずれが、統計的に低減されるようになる。
1(1a、1b) 支柱
2 (スクライブヘッドの)ガイド
4 スクライビングホイール
4a (スクライビングホイールの)刃先
5 ホルダ
5a、5b 支持部
5c ピン
6 スクライブヘッド
7 テーブル
8 水平回転部
9 台盤
10 スクリューネジ
11 カメラ
100 スクライブ装置
100a 基台
C ホルダ中心
PT 電極パターン
ST(ST1、ST1α、ST2) ストリート
W 基板

Claims (6)

  1. 基板をスクライブしてスクライブラインを形成する装置であって、
    前記基板の水平な被スクライブ面に圧接された状態で水平方向に転動されることによって、前記基板に前記スクライブラインを形成するスクライビングホイールと、
    前記スクライビングホイールとの間に、所定のクリアランスを有した状態で前記スクライビングホイールを鉛直面内で回転自在に保持するホルダと、
    前記被スクライブ面に、前記スクライビングホイールによって互いに平行な複数のスクライブラインを形成する場合において、直前に形成したスクライブラインのスクライブ予定位置からのずれ量をオフセット量として特定するオフセット処理手段と、
    を備え、
    次に形成するスクライブラインのスクライブ予定位置を前記オフセット量の分だけオフセットする、
    ことを特徴とするスクライブ装置。
  2. 請求項1に記載のスクライブ装置であって、
    前記オフセット処理手段は、
    前記直前に形成したスクライブラインのスクライブ予定位置からの距離が等しい一対の基準部位をあらかじめ定めておき、
    前記オフセット量をΔとし、前記一対の基準部位のそれぞれと前記直前に形成したスクライブラインの形成位置との距離をA、B(ただしB≧A)とするとき、
    Δ=(B−A)/2
    なる式により前記オフセット量を求める、
    ことを特徴とするスクライブ装置。
  3. 請求項2に記載のスクライブ装置であって、
    前記被スクライブ面を撮像可能な撮像手段、
    をさらに備え、
    前記オフセット処理手段は、前記撮像手段により同一視野において撮像された、前記直前に形成したスクライブラインの撮像画像と前記一対の基準部位の撮像画像とに基づいて、前記オフセット量を求める、
    ことを特徴とするスクライブ装置。
  4. 所定のクリアランスを有した状態で所定のホルダに鉛直面内で回転自在に保持されてなるスクライビングホイールを、基板の水平な被スクライブ面に圧接させた状態で水平方向に転動させることによって、互いに平行な複数のスクライブラインを前記被スクライブ面に形成する方法であって、
    直前に形成したスクライブラインのスクライブ予定位置からのずれ量をオフセット量として特定し、次に形成するスクライブラインのスクライブ予定位置を前記オフセット量の分だけオフセットする、
    ことを特徴とするスクライブ方法。
  5. 請求項4に記載のスクライブ方法であって、
    前記直前に形成したスクライブラインのスクライブ予定位置からの距離が等しい一対の基準部位をあらかじめ定めておき、
    前記オフセット量をΔとし、前記一対の基準部位のそれぞれと前記直前に形成したスクライブラインの形成位置との距離をA、B(ただしB≧A)とするとき、
    Δ=(B−A)/2
    により前記オフセット量を求める、
    ことを特徴とするスクライブ方法。
  6. 請求項5に記載のスクライブ方法であって、
    前記被スクライブ面を撮像可能な所定の撮像手段により同一視野において撮像した、前記直前に形成したスクライブラインの撮像画像と前記一対の基準部位の撮像画像とに基づいて、前記オフセット量を求める、
    ことを特徴とするスクライブ方法。
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