JP5327070B2 - スクライブ装置及びスクライブ方法 - Google Patents

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本発明は特に低温焼成セラミックス基板等の脆性材料基板の切断に用いられるスクライブ装置及びスクライブ方法に関するものである。
低温焼成セラミックス(以下、LTCCという)は、アルミナの骨材とガラス材料とを混合したシートに導体を配線して多層膜とし、この多層膜を800℃程度の低温で焼成した基板である。LTCC基板は1枚のマザー基板上に多数の機能領域が格子状に同時に形成され、これらの機能領域を各機能領域毎に分断して用いられる。従来は特許文献1に示されるようにセラミックス用のスクライバーを用いてスクライブし、LTCC基板を分断していた。又LTCC基板をカッティングツールによって機械的にカッティングすることによって分断するようにしていた。
又特許文献2にはLTCC基板を分断する際にスクライブライン毎にアライメントマークを形成しておき、焼成後の歪みが生じている基板に対してアライメントマークをモニタで確認し、アライメントマークを結ぶようにスクライブラインを形成する方法が提案されている。
特許第3116743号公報 特開平2009−220405号公報
従来の機械的なカッティングによる分断方法では、カッティングに時間がかかるだけでなく、正確にカッティングすることが難しい。又切断時に粉塵が生じたり、マザー基板上には各小基板間に切断のため一定のスペースを設けておく必要があるという欠点があった。
一方平面ディスプレイ用などで、ガラス製の機能領域が格子状に形成されたマザー基板等を多数の小基板に分断する場合には、まずスクライブ装置を用いて格子状にスクライブする。このため図1に示すようにマザー基板の周囲に付したアライメントマークから一対のマークを選択してこのマークを結ぶラインをスクライブする。次にこのラインから機能領域の大きさを考慮した所定のピッチを設定して、他の平行なスクライブラインを形成する。図中一点鎖線で示すラインは、スクライブすべきラインを示す。ガラス基板では、アライメントマーク形成後、不可逆的に大きく変形することがなく、アライメントマークの精度が高いため、このように周囲のアライメントマークから所定のピッチでマザー基板を平行移動させてスクライブをしても、正確にマザー基板をスクライブし、分断することができる。
しかしながらLTCC基板は、機能領域及びアライメントマークが焼成前に形成されるが、焼成時に図2に示すように湾曲して収縮することがある。そのためLTCC基板の周囲にあらかじめアライメントマークを付して、このアライメントマークを基準にして所望のピッチでマザー基板を平行移動させても、機能領域を正確に等分するようにスクライブすることは難しい。そのためマザー基板を機能領域毎に正確に分断して製品基板を製造することが難しいという問題点があった。特に基板と製品基板が小さい場合(例えば縦横200mm以下、特に100mm以下の基板を分断する場合、分断により縦横10mm以下(特に5mm以下)の製品を得る場合)には、機能領域毎に正確に分断して製品基板を製造することが難しくなる。
又特許文献2では基板の周囲に多数のアライメントマークを設け、アライメントマークを結ぶようにスクライブラインを形成しているが、このときに形成するスクライブラインは直線的なラインであり、LTCC基板が曲線状に湾曲していた場合、各機能領域の中間を通るように曲線状のスクライブラインを形成することができないという問題点があった。
本発明はこのような従来技術の問題点を解消するものであり、ガラス基板等の脆性材料基板のスクライブに用いられていたスクライブ装置を用いて、低温焼成セラミックス等のように湾曲して変形することが想定される脆性材料基板であっても、機能領域の間を正確にスクライブして分断できるようにすることを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のスクライブ装置は、x軸及びy軸に沿って格子状に多数の機能領域が形成されたセラミックス基板を各機能領域毎に分断して製品基板とするためスクライブするスクライブ装置であって、前記セラミックス基板が設置されるテーブルと、前記テーブル上のセラミックス基板に対向するように昇降自在に設けられ、その先端にスクライビングホイールを保持するスクライブヘッドと、前記スクライビングホイールを前記セラミックス基板の表面に押圧した状態で前記スクライブヘッド及びセラミックス基板を相対的に移動させる移動手段と、前記セラミックス基板の機能領域の中間点の撮像ポイントを撮像するカメラと、前記カメラの画像より前記機能領域の中間点の位置を検出し、前記セラミックス基板の前記機能領域の中間点のうちスクライブすべきライン上の少なくとも3つの撮像ポイントの位置を検出し、前記撮像ポイントを連続してなめらかに結ぶx軸補正スクライブライン及びy軸補正スクライブラインを演算し、演算された補正スクライブラインに沿って前記スクライブヘッド及びセラミックス基板を相対的に移動させると共に、前記スクライブヘッドを昇降させてスクライブを行うコントローラと、を具備するものである。
ここで前記テーブル上の機能部品の中間を撮像する前記カメラを移動させるカメラ移動手段を更に有するようにしてもよい。
この課題を解決するために、本発明のスクライブ方法は、x軸及びy軸に沿って格子状に多数の機能領域が形成されたセラミックス基板を各機能領域毎に分断して製品基板とするためスクライブを形成するスクライブ方法であって、前記セラミックス基板の機能領域の中間点の位置を検出し、前記セラミックス基板の前記機能領域の中間点のうちスクライブすべきライン上に少なくとも3つの撮像ポイントの位置を検出し、前記スクライブすべきライン上の前記撮像ポイントを連続してなめらかに結ぶx軸補正スクライブライン及びy軸補正スクライブラインを演算し、演算された補正スクライブラインに沿って前記スクライブヘッド及びセラミックス基板を相対的に移動させると共に、前記スクライブヘッドを昇降させて前記セラミックス基板をスクライブするものである。
なお、本明細書でいうスクライブとは、スクライビングホイールを脆性材料基板上に圧接状態にして転動させてスクライブラインを刻むことをいう。分断時にはスクライブラインを形成し、そのラインに沿って板厚方向に伸展する垂直のクラックを発生させることで脆性材料基板を分断することができる。
このような特徴を有する本発明によれば、機能領域間の撮像ポイントを通るようにスクライブラインを演算し、このラインに沿ってスクライブを行っている。そのため焼成時に変形し易いLTCC基板等の脆性材料基板に対しても、正確に機能領域の中間を通るようにスクライブすることができ、このスクライブラインに基づいて分断することができる。本発明は特に基板と製品基板が小さい場合(例えば縦横200mm以下(特に100mm以下)の基板を分断する場合、分断により縦横10mm以下(特に5mm以下)の製品を得る場合)に有効である。
スクライブ前のガラス基板の一例を示す図である。 焼成後スクライブ前の低温焼成セラミックス基板の一例を示す図である。 本発明の実施の形態によるスクライブ装置を示す斜視図である。 本実施の形態によるスクライブ装置のコントローラを示すブロック図である。 本実施の形態によるスクライブ装置によってスクライブする前の脆性材料基板を示す図である。 スクライブ前の脆性材料基板の部分拡大図である。 本実施の形態によるスクライブ装置のスクライブ動作を示すフローチャートである。
図3は、本発明の実施の形態によるスクライブ装置の一例を示す概略斜視図である。このスクライブ装置100は、移動台101が一対の案内レール102a、102bに沿って、y軸方向に移動自在に保持されている。ボ−ルネジ103は移動台101と螺合している。ボールネジ103はモータ104の駆動により回転し、移動台101を案内レール102a,102bに沿ってy軸方向に移動させる。移動台101の上面にはモータ105が設けられている。モータ105はテーブル106をxy平面で回転させて所定角度に位置決めするものである。ここで脆性材料基板107は低温焼成セラミックス基板とする。この基板107はテーブル106上に載置され、図示しない真空吸引手段などにより保持される。
スクライブ装置100には、移動台101とその上部のテーブル106をまたぐようにブリッジ110がx軸方向に沿って支柱111a,111bにより架設されている。ブリッジ110はリニアモータ113によってスクライブヘッド112を移動自在に保持している。リニアモータ113はスクライブヘッド112をx軸方向に沿って直線駆動するものである。スクライブヘッド112の先端部には、ホルダ114を介してスクライビングホイール115が取付けられている。スクライブヘッド112は、スクライビングホイール115を脆性材料基板の表面上に適切な荷重にて圧接しながら転動させていき、スクライブラインを形成するものである。
スクライビングホイール115としては、日本特許第3074153号に示されている高浸透型のスクライビングホイールを用いることが好ましく、実施の形態においてもこのスクライビングホイールを用いるものとする。スクライビングホイールの材質としては、焼結ダイヤモンド(PCD)、超硬合金等を使用できるが、スクライビングホイールの寿命の点より、焼結ダイヤモンド(PCD)が好ましい。
リニアモータ113には並列にリニアモータ116が設けられ、リニアモータ116にCCDカメラ117が取付けられる。リニアモータ116はCCDカメラ117をx軸方向に駆動し、後述する脆性材料基板に設けられる機能領域の中間点を撮像するカメラ移動手段である。
ここで移動台101、案内レール102a,102bやテーブル106及びこれらを駆動するモータ104,105及びスクライブヘッド112を移動させるリニアモータ113は、スクライブヘッドと脆性材料基板をその基板のスクライブされる面に平行な方向で相対的に移動させる移動手段を構成している。
次に本実施の形態によるスクライブ装置100のコントローラの構成について、ブロック図を用いて説明する。図4はスクライブ装置100のコントローラ120のブロック図である。本図においてCCDカメラ117からの出力はコントローラ120の画像処理部121を介して制御部122に与えられる。入力部123は後述するように脆性材料基板の基準ピッチを入力するものである。制御部122にはXモータ駆動部124a,124bが接続され、更にYモータ駆動部125,回転用モータ駆動部126及びスクライブヘッド駆動部127が接続される。Xモータ駆動部124a,124bは夫々リニアモータ113,116を駆動するものである。Yモータ駆動部125はモータ104を駆動するものである。回転用モータ駆動部126はモータ105を駆動するものである。制御部122はスクライブラインのデータに基づいて、テーブル106のy軸方向の位置を制御し、テーブル106を回転制御する。又制御部122はスクライブヘッド駆動部127を介してスクライブヘッドをx軸方向に駆動すると共に、スクライビングホイール115の転動時にスクライビングホイール115が脆性材料基板の表面上を適切な荷重にて圧接するように駆動するものである。更に制御部122にはモニタ128及びデータ保持部129が接続される。データ保持部129は後述する撮像ポイントの位置データやスクライブのためのスクライブデータを保持するものである。
次にこの実施の形態によるスクライブ装置のスクライブ方法について、フローチャート及び脆性材料基板を用いて説明する。図5はスクライブ装置のテーブル106上に配置された正方形状の脆性材料基板107を示す図であり、ここでは11×11の機能領域が格子状に形成されたLTCC基板とする。ここではこの脆性材料基板107に一点鎖線で示すようにスクライブラインを形成するものとする。脆性材料基板107は焼成前には正方形状であり、正方形状の機能領域が格子状に規則的に形成されているが、焼成後にはわずかに歪みが生じている。図6は焼成後に歪みが生じた基板の一部を誇張して示すものである。
図7に示すフローチャートにおいて、動作を開始すると、まずステップS11において入力部123より基準ピッチを入力する。基準ピッチとは1つの機能領域間のピッチであり、例えば2.5×2.5mmの機能領域が格子状に形成されている場合に2.5mmとする。次いでステップS12に進んでXモータ駆動部124b,Yモータ駆動部125を動作させ、CCDカメラ117をx軸方向及びy軸方向に移動させる。そしてステップS13に進んでテーブル106上に配置されている脆性材料基板107の撮像ポイントを検出し、撮像ポイントを撮像する。ここで撮像ポイントとは機能領域の中間点の全てであってもよく、いくつかの中間点から1つを選択して撮像ポイントとしてもよい。本実施の形態では3つおきに中間点を選択して撮像ポイントP1〜P16とする。そしてステップS14において撮像ポイントの位置データを保持した後、撮像が終了したかどうかをチェックし(ステップS15)、終了していなければステップS12に戻り、全ての撮像ポイントの撮像が終了するまでこの動作を繰り返す。
さて図5に示す各撮像ポイントの位置データをデータ保持部129のメモリに保持すると、ステップS16に進んでx軸歪み補正のスクライブラインを算出する(ステップS16)。x軸歪み補正のスクライブラインとは、例えば図5に示すLx1,Lx4,Lx7など複数の撮像ポイントを結ぶx軸にほぼ平行なラインである。脆性材料基板107が正確に正方形状ではなく、焼結時に歪みが生じていることから、各撮像ポイントを結ぶラインも直線ではなく曲線となる。従ってこのラインを結ぶような関数を設定し、これによって各ラインを結ぶx軸歪み補正スクライブラインとする。このx軸歪み補正スクライブラインは各撮像ポイントを直線的に結ぶ折れ線近似であってもよいが、複数の撮像ポイントを滑らかに結ぶ曲線であることが好ましい。補正スクライブラインを算出するためには、1本のスクライブライン上に少なくとも3点の撮像ポイントが必要となる。
さて撮像ポイントを結ぶ全てのx軸歪み補正スクライブラインLx1,Lx4,Lx7,Lx10を算出すると、次にx軸補間スクライブラインを算出する。x軸補間スクライブラインとは、歪み補正スクライブライン以外のx軸にほぼ平行なスクライブライン、即ち図5に示すようにLx0,Lx2,Lx3,Lx5,Lx6,Lx8,Lx9,Lx11のラインである。これらのスクライブラインは隣接する2つの撮像ポイント、例えばP1,P2を3等分した点を仮想的な撮像ポイントとして、これらの仮想的な撮像ポイントを結ぶラインとする。こうして順次x軸に沿ったラインを演算し、x軸補間スクライブラインの全ての演算を終える。尚x軸補間スクライブラインLx0はLx1を基準とし、Lx2の逆方向に湾曲させて形成するものとする。演算したスクライブラインのデータはデータ保持部129に保持しておく。
次にy軸歪み補正スクライブラインを算出する(ステップS18)。これも図5に示すようにy軸に沿った撮像ポイントを結ぶスクライブラインであり、Ly1,Ly4,Ly7,Ly10である。この場合も各撮像ポイントをなだらかに結ぶ曲線とすることが好ましい。そしてステップS19においてx軸補間スクライブラインの演算と同様にして、y軸にほぼ平行な補間スクライブラインLy0,Ly2,Ly3,Ly5,Ly6,Ly8,Ly9,Ly11を算出する。演算したスクライブラインのデータはデータ保持部129に保持しておく。
こうして全てのスクライブラインを演算すると、ステップS20に進んでまずx軸にほぼ平行なスクライブラインLx0〜Lx11までを順次スクライブを行う(ステップS20)。これにはまずモータ104を駆動し、y軸方向にテーブル106を移動させ、角度ずれがあるときにその角度ずれを打ち消すようにモータ105を駆動してテーブル106を回転させて、位置決めを行う。このアライメントを終えるとスクライブヘッド112をリニアモータ113によってx軸方向に移動させ、スクライブヘッド112を降下させる。そしてx軸補間スクライブラインのデータに基づいてモータ104を駆動し、y軸方向にテーブルを移動させ、スクライブラインLx0に沿ってスクライブを行う。そしてこのスクライブが終了すると、スクライブヘッド112を上昇させる。次に保持した補間スクライブラインのデータに基づいてモータ104を駆動し、y軸方向にテーブルを移動させ、スクライブラインLx0からスクライブラインLx1へのピッチ送りを行う。そしてスクライブラインLx1に一致するようにy軸位置の微調整を行う。次いでスクライブヘッド112を降下させて歪み補正スクライブラインLx1に沿ってスクライブを行う。更に補間スクライブラインLx2,Lx3、歪み補正スクライブラインLx4・・・に沿って順次スクライブを行う。
こうしてステップS20において、x軸にほぼ平行な全スクライブラインLx0〜Lx11のスクライブを終えると、モータ駆動部126よりモータ105を駆動してテーブル106を90°回転させる(ステップS21)。そしてy軸補間スクライブラインLy0に沿ってスクライブを行う。以下同様にしてy軸方向へのテーブルの移動とスクライブラインLy1,Ly2・・・に沿ったスクライブを繰り返す(ステップS22)。そして最後のスクライブを終えると処理を終了する。
このように実施の形態では、スクライブ毎に機能領域の中間の測定ポイントを通過点として検出し、測定ポイントを結ぶ曲線状のラインをスクライブラインとしているため、LTCC基板のように焼成時に歪みが生じ易い脆性材料基板の場合にも、各機能部品の中間点を結んだスクライブを行うことができる。これにより製品基板の寸法精度を向上させることができる。この実施の形態では曲線状にスクライブラインを形成しているので、焼成による収縮の偏りにより、図2に示すように台形形状に変形した基板、その他の非定形の基板についても、機能領域毎に分断できるようにスクライブを行うことができ、製品の歩留りを向上させることができる。
尚ここで示した脆性材料基板とそのアライメントマークは一例であり、更に多数の機能領域やアライメントマークを有する基板であってもよい。例えば1枚の基板に25×25の機能領域が格子状に形成されている場合等に、例えば5つの交点毎にスクライブラインの通過点を検出し、この通過点を結ぶように曲線状にスクライブラインを形成してもよい。又全ての機能領域の中間点を測定ポイントとしてスクライブラインを算出してもよい。
尚この実施の形態では移動手段によりテーブルをy軸方向に移動させると共にテーブルを回転させ、スクライブヘッドをx軸方向に移動させるものとしている。これに代えて、移動手段としてテーブルをx軸及びy軸方向に移動させるものとしてもよく、又スクライブヘッドをx軸及びy軸方向に移動させるものとしてもよい。
尚この実施の形態では脆性材料基板を低温焼成セラミックス基板としているが、変形し易い基板に対するスクライブに有効である。特に小さい基板に対するスクライブや小さい製品基板を得るためのスクライブに特に有効である。又液晶パネル等に用いるガラス基板、その他の基板であっても、本発明を適用してより正確にスクライブすることができる。
又この実施の形態ではCCDカメラをスクライブヘッドと同様にリニアモータにより移動させるようにしている。これによって交点の測定ポイントの位置をより正確に検出することができる。これに代えて高解像度のCCDカメラを用いる場合にはCCDカメラを固定とし、テーブル上の脆性材料基板を撮像するものであってもよい。この場合はカメラ移動手段が不要となり、構成を簡略にすることができる。
本発明は低温焼成セラミックス基板の分断やガラス基板等の脆性材料基板のスクライブラインを形成する工程に広く利用することができる。
100 スクライブ装置
101 移動台
102a,102b 案内レール
103 ボールねじ
104,105 モータ
106 テーブル
107 脆性材料基板
110 ブリッジ
111a,111b 支柱
112 スクライブヘッド
113,116 リニアモータ
114 ホルダ
115 スクライビングホイール
117 CCDカメラ
120 コントローラ
121 画像処理部
122 制御部
123 入力部
124a,124b Xモータ駆動部
125 Yモータ駆動部
126 回転用モータ駆動部
127 スクライブヘッド駆動部
128 モニタ
129 データ保持部

Claims (3)

  1. x軸及びy軸に沿って格子状に多数の機能領域が形成されたセラミックス基板を各機能領域毎に分断して製品基板とするためスクライブするスクライブ装置であって、
    前記セラミックス基板が設置されるテーブルと、
    前記テーブル上のセラミックス基板に対向するように昇降自在に設けられ、その先端にスクライビングホイールを保持するスクライブヘッドと、
    前記スクライビングホイールを前記セラミックス基板の表面に押圧した状態で前記スクライブヘッド及びセラミックス基板を相対的に移動させる移動手段と、
    前記セラミックス基板の機能領域の中間点の撮像ポイントを撮像するカメラと、
    前記カメラの画像より前記機能領域の中間点の位置を検出し、前記セラミックス基板の前記機能領域の中間点のうちスクライブすべきライン上の少なくとも3つの撮像ポイントの位置を検出し、前記撮像ポイントを連続してなめらかに結ぶx軸補正スクライブライン及びy軸補正スクライブラインを演算し、演算された補正スクライブラインに沿って前記スクライブヘッド及びセラミックス基板を相対的に移動させると共に、前記スクライブヘッドを昇降させてスクライブを行うコントローラと、を具備するスクライブ装置。
  2. 前記テーブル上の機能領域の中間を撮像する前記カメラを移動させるカメラ移動手段を更に有する請求項1記載のスクライブ装置。
  3. x軸及びy軸に沿って格子状に多数の機能領域が形成されたセラミックス基板を各機能領域毎に分断して製品基板とするためスクライブを形成するスクライブ方法であって、
    前記セラミックス基板の機能領域の中間点の位置を検出し、
    前記セラミックス基板の前記機能領域の中間点のうちスクライブすべきライン上に少なくとも3つの撮像ポイントの位置を検出し、
    前記スクライブすべきライン上の前記撮像ポイントを連続してなめらかに結ぶx軸補正スクライブライン及びy軸補正スクライブラインを演算し、
    演算された補正スクライブラインに沿って前記スクライブヘッド及びセラミックス基板を相対的に移動させると共に、前記スクライブヘッドを昇降させて前記セラミックス基板をスクライブするスクライブ方法。
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