JP2019119842A - 粘着テープ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】野菜などの生鮮食品の結束、植物の茎と支柱を結束する茎の誘引、野菜などを入れる包装袋のシールに使用する粘着テープであって、輸送時等に切れず、結束を解く際に簡単に手で切れて切断が容易な粘着テープを提供する。【解決手段】刃角が45°〜65°、刃先の丸みRが0.1mm〜0.4mmのスコアー刃を用いるスコアーカット方式で、テープ状にスリット加工することで、粘着テープの長尺方向と平行な両端面に凹凸形状を有しており、長尺方向1mm当たり3〜100個の凹凸形状を有し、かつ長尺方向1mm当たりの最凹部と最凸部の高低差が20μm〜100μmである粘着粘着テープ。【選択図】図2

Description

本発明は、手切れ性が良い粘着テープであり、特に野菜や野菜を入れたフィルム袋、野菜の茎と支柱を結束するテープ(野菜結束テープ、バッグシーリングテープ、誘引テープ)で、しっかり対象物を結束することができ、また粘着テープは取り外す際に簡単に手で切れる粘着テープ、及びその製造方法に関する。
生野菜類、生花類、書類、新聞、雑誌などの各種物品を結束するための粘着テープとして、結束する物品(被結束物)をしっかり結束、固定するために、自着力(粘着剤面同士の密着力)が大きい粘着テープ、被結束物に対する粘着力が大きい粘着テープが汎用されている。
例えば、生野菜類などの結束用粘着テープとして、スチレン−ジエン系ブロック共重合体、粘着付与剤、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタンなどの無機添加剤及び可塑剤を含有する粘着剤を耐水性基材の片面に塗布してなる粘着テープが知られている(例えば、特許文献1、2)。また、野菜を入れたPP(ポリプロピレン)袋の結束には、PP袋に良く密着する粘着テープが使用されている。
上記のように、被結束物に対する粘着力が小さく、自着力が大きい結束用粘着テープやPPフィルム袋に良く密着する粘着テープついて、様々な提案がなされている。しかし、これらの結束用粘着テープは、輸送時は結束状態を保持しているものの、結束を解く際、手で粘着テープを切ることができず、はさみや包丁を使用し、粘着テープを剥がしているため、切傷する危険性が伴い、問題となることがあった。また誘引テープの場合も同様に、大量の農作物の茎と支柱を結束するテープを、農作物の生長等により結束を解く際に、同様の危険や手間がかかるといった課題がある。この種の問題を解決するため、ダンボール梱包用の手切れ性テープでは、横一軸延伸フィルムを積層した粘着テープ(特許文献3)が報告されているが、前記用途への適用に当たってはコストの面で課題がある。
特開2004−161962号公報 特開平5−302071号公報 特開2009−248407号公報
本発明は、結束性に優れ、結束物を輸送するときは切れずに結束状態が保たれているが、結束を解くときは手で簡単に切れる粘着テープを提供することを目的とする。さらに、野菜結束テープや誘引テープ、さらにはバッグシーリングテープとして有用な手で簡単に切れるテープを提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記の課題を解決するために、以下の手段を採用する。
(1)テープ基材層と粘着剤層を含む長尺の粘着テープであり、前記粘着テープの長尺方向と平行な両端面に凹凸形状を有しており、端面の長尺方向1mm当たり3〜100個の凹凸形状を有し、かつ長尺方向1mm当たりの最凹部と最凸部の高低差が20μm〜100μmである粘着テープ。
(2)テープ基材層と粘着剤層を含む長尺の粘着テープであり、ロール状に巻いた粘着テープ巻体側面の表面粗さRa値が10μm〜45μmの範囲である粘着テープ。
(3)長尺方向の引張破断強度が、15N/cm〜40N/cmである、(1)または(2)に記載の粘着テープ。
(4)長尺方向と直行する方向の引張破断強度に対する長尺方向の引張破断強度の比が、0.15〜0.40である、(1)〜(3)のいずれか一項に記載の粘着テープ。
(5)テープ基材層がポリオレフィン系樹脂、および/またはポリエステル系樹脂の一種以上を含む、(1)〜(4)のいずれか一項に記載の粘着テープ。
(6)野菜結束テープまたは誘引テープである、(1)〜(5)のいずれか一項に記載の粘着テープ。
(7)テープ基材層の厚さが25μm〜60μm、粘着剤層の厚さが10μm〜50μmであり、粘着剤層を形成する面の自着力が6N/cm以上であり、粘着剤層を形成する面のプローブタックが30N/cm以下である、(6)に記載の野菜結束テープまたは誘引テープ。
(8)粘着剤層にエラストマー、粘着付与剤、可塑剤、及びフィラーを含む、(6)または(7)に記載の野菜結束テープまたは誘引テープ。
(9)バッグシーリングテープである、(1)〜(5)のいずれか一項に記載の粘着テープ。
(10)テープ基材層の厚さが25μm〜60μm、粘着剤層の厚さが10μm〜50μmであり、粘着剤層を形成する面の自着力が3N/cm以上、粘着剤層を形成する面のプローブタックが40N/cm以下である、(9)に記載のバッグシーリングテープ。
(11)ポリオレフィンフィルムに対する粘着力が2N/cm以上である、(10)に記載のバッグシーリングテープ。
(12)粘着テープのスリット工程において、刃角が45°〜65°、刃先の丸みRが0.1mm〜0.4mmのスコア刃を用いるスコアカット方式でテープ状にスリット加工する、(1)〜(6)、及び(9)のいずれか一項に記載の粘着テープの製造方法。
(13)粘着テープのスリット工程において、刃角が45°〜65°、刃先の丸みRが0.1mm〜0.4mmのスコア刃を用いるスコアカット方式でテープ状にスリット加工する、手切れ性が良好な粘着テープの製造方法。
(14)粘着テープの長尺方向の引張破断強度が、15N/cm〜40N/cmである、(13)に記載の手切れ性が良好な粘着テープの製造方法。
(15)粘着テープの、長尺方向と直行する方向の引張破断強度に対する長尺方向の引張破断強度の比が、0.15〜0.40である、(13)または(14)に記載の手切れ性が良好な粘着テープの製造方法。
本発明は、テープ端面に特定の凹凸形状を形成した粘着テープによりその破断強度を制御することで、輸送時等にテープ切れが無く、必要なときには簡単に手で切れる、経済的な粘着テープを提供するものであり、また経済的に本粘着テープを製造する方法である。
ロール状に巻いた粘着テープ巻体側面の表面粗さRa値の測定方向を示す図 実施例1の粘着テープの端面の凹凸形状の観察例と、粘着テープ全体を斜め上から見た模式図 比較例3の粘着テープの端面の凹凸形状の観察例 凹凸形状の模式的な説明
本発明は、基材層と粘着剤層を含む粘着テープであり、その長尺方向と平行の両端面が、特定の凹凸形状を有する粘着テープである。本発明の粘着テープの端面の特定の凹凸形状と特定の破断強度は、特定のスコア刃を用いてスリット加工し粘着テープを仕上げることで当該テープが得られる。
<テープの端面の凹凸形状>
本発明の粘着テープは、テープ基材層と粘着剤層を含み、長尺方向に平行なテープの両端面に凹凸形状を有する。本発明において、粘着テープの長尺方向とは、テープを引き出す方向であり、これと平行の両端面が凹凸形状であり、引き出したテープの端面の長尺方向の幅1mmに3〜100個、好ましくは3〜50個の凹凸形状を有し、かつ長尺方向の幅1mmの範囲における凹凸形状の最凹部と最凸部の高低差が20μm〜100μmであり、好ましくは25μm〜60μmからなり、さらに好ましくは30μm〜50μmである粘着テープである。ノッチの大きさが本値より小さいと手で切れにくくなる場合がある。高低差が本範囲内の値を取ることで、野菜等の輸送時等にテープ切れが無く、必要なときには簡単に手で切れるテープを提供することが可能となる。
本発明における端面の凹凸形状とは、テープ基材層表面に垂直な方向から観察した際に観察可能な、テープ長尺方向に平行な端面とテープの基材層側表面が接する部分の凹凸形状である。テープの長尺方向の平行な端面とテープの粘着剤層表面が接する部分の凹凸形状は本発明の手切れ性には実質的に影響が無い。また端面部分であっても粘着剤層に近い部分は粘着剤層の影響で基材層由来の凹凸形状が明瞭に観察できない場合があるので、本発明の凹凸形状には含めない。また、テープ長尺方向に平行な端面とテープの基材層側表面が接していない端面部分の凹凸形状については、本発明の手切れ性に相対的に影響が少なく、さらにテープ基材層表面に垂直な方向から観察した際に、テープ基材層の陰になり正確に観察することが困難であるため、本発明の凹凸形状には含めない。隣り合う凹部と凸部が一組で一個の凹凸形状である。本明細書において凹凸形状とは、隣り合う凹部と凸部同士の高低差が少なくとも5μm以上である形状のことをいう。
<ロール状に巻いた粘着テープ巻体側面の表面粗さRa値>
本発明の粘着テープについて、上記とは別な側面からその凹凸形状について評価を行うことができる。テープをロール状に巻いた状態で、その粘着テープ巻体側面の表面粗さRa値を、テープ巻体の中心方向から外側方向に、すなわちテープの積層方向を垂直に横切るように、測定を行う。本発明は、このようにして得られた粘着テープ巻体側面の表面粗さRa値が10μm〜45μmの範囲、好ましくは12μm〜40μm、特に好ましくは15μm〜35μmである粘着テープである。
本発明の粘着テープは、規格化された測定方法(チャック間距離5mm、引張速度300mm/Min.)によるMD方向の破断強度が15N/cm〜40N/cmの範囲、好ましくは20N/cm〜35N/cmの範囲である粘着テープである。また、粘着テープを引き出す方向と同じ方向(MD方向)の引張破断強度と粘着テープを引き出す方向と直行する方向(TD方向)の引張破断強度の比(MD方向/TD方向)が、0.15〜0.40であり、好ましくは0.25〜0.40である。
テープ端面に特定の凹凸形状を付与する方法や、ロール状に巻いた粘着テープ巻体側面に特定の表面粗さを付与する方法は任意であるが、好ましくはテープのスリット工程において、特定のスコア刃を使用する方法が採用される。スリット工程は、粘着剤が塗工されたフィルムを巻き取ったジャンボロールから、粘着剤が塗工されたフィルムを繰り出しながら、粘着剤が塗工されたフィルムの状態で所定の幅にカットし、カットされた粘着剤が塗工されたフィルムを個々に巻き取ることができるようなスリッターを使用することが好ましい。粘着剤が塗工されたフィルムをジャンボロールから繰り出す速度は、10m/min〜100m/minが好ましい。このようなスリット工程において使用する本スコア刃の形状として、上記特性を発現するには、刃角が45°〜65°、かつ刃先の丸みRが0.1mm〜0.4mmのスコア刃を用いるスコアカット方式が好ましい。さらに好ましくは、刃角が45〜60°、かつ刃先のRが0.1〜0.4mmからなるスコア刃である。最も好ましくは、刃角が55〜60°、かつ刃先のRが0.25〜0.35mmからなるスコア刃である。例えば刃角が40°、かつ刃先の丸みRが0.1mmの場合は、凹凸形状が小さくなり、手切れ性が悪くなる場合がある。また、刃角が65°、かつ刃先の丸みRが0.5mmの場合は、凹凸形状が大きくなりすぎ、輸送途中等、望まない条件下でテープが切れてしまう場合がある。すなわち本方法でテープを製造することで、結束性に優れ、結束物を輸送するときは切れずに結束状態が保たれているが、結束を解くときは手で簡単に切れる粘着テープを製造することができる。別な観点では、本方法でテープを製造することで、規格化された測定方法(チャック間距離5mm、引張速度300mm/Min.)による粘着テープの長尺方向(MD方向)の引張破断強度が15N/cm〜40N/cmの範囲、好ましくは20N/cm〜35N/cmの範囲である粘着テープを製造することができる。また、粘着テープの長尺方向(MD方向)の引張破断強度と粘着テープを引き出す方向と直行する方向(TD方向)の引張破断強度の比(MD方向/TD方向)が、0.15〜0.40であり、好ましくは0.25〜0.40である粘着テープを製造することができる。なお、以上の各スコア刃は、たとえばインターテックプレシジョン社PQASやディーネス社PQDSがある。
<テープ基材>
本発明の粘着テープのテープ基材層には、通常テープに用いられる公知の樹脂製テープ基材を用いることができる。このようなテープ基材層としては、例えば可塑化された塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、あるいはポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等のポリエステル系樹脂からなるテープ基材が挙げられる。好ましくは、ポリオレフィン系樹脂、および/またはポリエステル系樹脂の一種以上を含むテープ基材層が用いられる。最も好ましくは、ポリオレフィン系樹脂、またはポリエステル系樹脂が用いられる。本発明の粘着テープのテープ基材層の厚さは特に限定はされず、一般的に用いられている、公知の粘着テープに用いられる基材層の厚さであれは何れでもよく、一般的には15μm〜100μmの範囲であるが、好ましくはテープ基材層の厚さは25μm〜60μmである。粘着テープの幅についても特に限定はされず、一般的に用いられている、公知の粘着テープに用いられる幅であれは何れでもよく、一般的には5mm〜50mmの範囲であるが、好ましくは5mm〜20mmの範囲である。
<粘着剤>
本発明の粘着テープに用いられる粘着剤は、通常テープに用いられる公知の粘着剤を用いることができる。このような粘着剤としては、特開2008−222814に示されるようなアクリル系粘着剤、特開2014−1312に示されるようなSIS系粘着剤、特開2006−222814に示されるような天然ゴム系粘着剤がある。本発明の粘着テープの粘着剤層の厚さは特に限定はされず、公知の粘着テープに用いられる粘着剤層の厚さであるが、好ましくは粘着剤層の厚さは10μm〜50μmである。
本発明の粘着テープは、輸送時等では破断しない十分な強度を有し、かつ手切れ性が良好であるため、たとえば、野菜結束テープ、バックシーリングテープ、誘引テープ等、手切れ性が要求される用途に好適に用いることができる。以下各用途の詳細を記載する。
<野菜結束テープおよび誘引テープ>
本発明の野菜結束テープまたは誘引テープは、好ましくはテープ基材層の厚さが25μm〜60μm、粘着剤層の厚さが10μm〜50μmである。これらのテープの幅についても特に限定はされず、一般的には5mm〜30mmの範囲であるが、好ましくは5mm〜20mmの範囲である。本発明の野菜結束テープおよび誘引テープは、上記テープ基材を用い、さらに、下記の粘着剤からなる粘着剤層を有することが好ましい。用いられる粘着剤は高い自着力と低いタック性を示すことが好ましい。このような粘着剤としては、特定のジブロック率のスチレン−ジエン系ブロック共重合体と、特定の粘着性付与剤、充填剤及び可塑剤を含むことが好ましい。その粘着剤を上記のテープ基材に塗布することで、粘着テープを得られる。本発明の粘着テープに用いられる好ましい粘着剤については、特開2017−149938号公報に記載されている。また、特開平2−175780、特開2004−161962、特開2008−222814、特開2006−299101、特開2014−1312、特開2015−168738、特開2015−44209、特開2016−130283、特開2017−171826に示されるような公知の粘着剤を用いることができ、特開2017−149938号および特開2016−130283に示されるホットメルト粘着剤が最も好ましい。本発明の野菜結束テープまたは誘引テープは、好ましくは粘着剤層を形成する面の自着力が6N/cm以上であり、粘着剤層を形成する面のプローブタックが30N/cm以下である。
ホットメルト粘着剤は無溶剤の粘着剤であり、環境対応に優れており、特に食品用途の場合には安全性の面でも優れており、粘着テープ製造時にも火災発生の危険性が低く、溶剤の乾燥プロセスを伴わないため高速生産性も優れている。また、無溶剤の粘着剤としてエマルジョン型粘着剤があるが、乾燥プロセスを伴うため高速生産性に欠け、表層に界面活性剤が移行することによる耐水性の悪化や被着体の汚染等の粘着特性の悪化といった欠点がある。
<粘着テープ>
粘着テープは、100〜200℃で溶融した粘着剤組成物をTダイより押出し、テープ基材層フィルムに塗工することにより得られる。塗工速度は10m/分以上が好ましい。粘着剤層の厚みは5〜50μmであり、さらに好ましくは10〜50μmであり、より好ましくは10〜40μmである。粘着剤厚みが5μm未満であると充分な自着力が得られない場合がある。一方、50μmを超えると、野菜等の被着体へ貼り付けて剥がした際、被着体を破損させることがある。
粘着テープのスリット工程は、上記スコア刃を使用し、マイクロスリッターで仕上げられ、スリッター速度は40m/min、スコア刃押し付けエアー圧0.5MPaの条件が好ましい。スリッター速度が速すぎると、スリット時にテープが切れたり、巻きが不安定になったり、トラブルが発生し易くなる場合があり、スコア刃押し付けエアー圧が低すぎると、カット不良が発生し易くなる場合がある。
<バッグシーリングテープ>
本明細書におけるバックシーリングテープは、前記野菜結束テープおよび誘引テープと同様にして作成できる。本バックシーリングテープは、好ましくはテープ基材層の厚さが25μm〜60μm、粘着剤層の厚さが10μm〜50μmである。本テープの幅は特に限定はされず、一般的には5mm〜20mmの範囲であるが、好ましくは5mm〜10mmの範囲である。バッグシーリングテープの粘着剤は、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤が使用され、自着力が3N/cm以上であり、粘着剤面のプローブタックが40N/cm以下であり、ポリオレフィンフィルムに対する粘着力が2N/cm以上であることが好ましい。このような粘着剤は公知のものを使用できるが、好ましくは特開2012−76812、特開2015−218253記載の粘着剤を用いる。
以下に実施例、比較例を挙げて本発明を詳細に説明する。これらはいずれも例示的なものであって、本発明の内容を限定するものではない。本発明のテープに関わる評価方法は以下の通りである。特に断りがない限り、測定は23℃、湿度50%の環境下で実施した。
<粘着テープの端面の凹凸形状>
粘着テープ端面の凹凸形状は、キーエンス製レーザー顕微鏡VK−8500で20倍レンズを使用して、粘着テープの長尺に平行な端面を上側にして、フィルム面に対し垂直方向から観察し、拡大された粘着テープ端面から飛び出ている構造を凸部、テープ側に入り込んでいる構造を凹部として、幅1mmの視野中の凹凸形状の数(凹部と凸部一組で1個の凹凸形状とする)を測定した。幅1mmの視野中の最凸部と最凹部を決定し、その高低差の計測を行った。凹凸形状の数(ピッチ数)と高低差は、テープの片側の端面10カ所、両側で計20カ所の視野で行い、その平均値をとることで求めた。
<粘着テープ側面の表面粗さRa値>
粘着テープ側面の表面粗さRa値(μm)は、ロール状に巻いた粘着テープ巻体側面の表面粗さを、表面粗さ測定機(株東京精密社製表面粗さ形状測定器(サ−フコム130A)を用い、巻いたテープの中心方向から外側方向に、すなわちテープの積層方向を垂直に横切るように、測定を行った。測定長は8mm、測定速度は0.6mm/s、カットオフ値は0.8mmである。測定は粘着テープ側面の任意の4カ所で行い、得られたRa値を平均して求めた。
<テープの引張破断強度>
粘着テープを引き出す方向と同じ方向(MD方向)の引張破断強度と粘着テープを引き出す方向と直行する方向(TD方向)の引張破断強度の測定は、島津製作所製引張試験機AGS−5kNXを使用して、粘着テープの原幅のままを試験片として、引張試験機のチャック間隔を5mmとし、5±0.2mm/sの速さで引っ張り、試験片が破断するまでの荷重を測定し算出する試験を10回行い、その平均値をとることで求めた。MD方向の測定では、粘着テープの原幅が試験片の幅となる。TD方向の測定ではMD方向測定の試験片幅と同じ幅の試験片を切り出して、これを測定に用いた。TD方向の測定において、試験片のチャック部分が小さくなりすぎる場合には、必要に応じて試験片のチャック部分に補強テープを張って試験に用いた。
<手切れ性評価>
粘着テープの手切れ性の評価は、大人の男性の片手一掴みのほうれん草を、ニチバン製結束機器たばねら3000−Vを使用して結束したものを試験体として、20人の主婦を対象に、1人5回ずつ手で粘着テープを切って結束が解けるかの試験を行い、主婦20人全員が5回とも、手で粘着テープを切ることができた場合は〇、1人でも、あるいは、1回でも手で粘着テープを切ることができなかった場合には×とした。
<輸送時のテープ切れ>
輸送時の粘着テープの切れの評価は、大人の男性の片手一掴みのほうれん草を、ニチバン製結束機器たばねら3000−Vを使用して結束したものを試験体として、その試験体50束をプラスチック製コンテナに詰め、そのプラスチック製コンテナを軽トラックの荷台に積み、大船駅から横浜駅間を往復した後、状態を観察して、試験体50束中1束も粘着テープが切れずに結束状態が保たれていた場合は〇、試験体50束中1束でも粘着テープが切れてばらけてしまっていたものがあった場合は×とした。
<粘着テープの自着力、プローブタック、粘着力>
粘着テープの自着力は、室温23±2℃、湿度50±2%の室内にて、粘着テープの原幅(9mm〜20mm)で粘着剤面同士を貼り合わせたものを試験片として、幅50mm、重さ2kgのローラーを使用して、50mm/minの速さで1往復圧着し、20分後、島津製作所製引張試験機を使用して、300mm/minの速さでT型剥離し、そのときの荷重を測定し算出する試験を10回行い、その平均値をとることで求めた。
プローブタックは、室温23±2℃、湿度50±2%の室内にて、ユービーエム製タックテスターTA500を使用し、材質がSUS、接触面積が0.25cmのプローブを、1秒間、400gf/cmの荷重で押し付け、10mm/secの速さでプローブを上昇させたときの荷重を測定し算出する試験を10回行い、その平均値をとることで求めた。
粘着力は、室温23±2℃、湿度50±2%の室内にて、粘着テープの原幅(9mm〜20mm)を試験片として、鏡面仕上げのSUS304鋼板、ポリオレフィンフィルムを被着体(被着面)として、幅50mm、重さ2kgのローラーを使用して、50mm/minの速さで1往復圧着し、20分後、島津製作所製引張試験機を使用して、300mm/minの速さで180°方向に試験片を引きはがしたときの荷重を測定し算出する試験を10回行い、その平均値をとることで求めた。
本発明の実施形態の例である野菜結束テープまたは誘引テープ(実施例1〜7)、その比較例、及び本発明の実施形態の例であるバックシーリングテープ(実施例8〜10)とその比較例を以下に記載する。
<テープ基材フィルム>
OPP:ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学製 FOS−BT)、厚さ40μm
PET:ポリエチレンテレフタレートフィルム(フタムラ化学製 FE2002)、厚さ38μm
PE:ポリエチレンフィルム(フタムラ化学製 LL−RP2)、厚さ40μm
<粘着剤及びフィルムへの塗工>
・(実施例1、4、5、比較例1、2)テープ基材フィルムとしてOPPを用い、SIS系ホットメルト型1:特開2017−149938号公報に従い、以下のようにして調製、塗工してテープを得た。スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー(日本ゼオン製「クインタック3433N」、ジブロック率50%)100質量部と、テルペンフェノール樹脂(住友ベークライト製「PR−12603」)50質量部と、C5C9石油樹脂(日本ゼオン製「クイントンS−195」)50質量部と、可塑剤としてアジピン酸ジイソノニル10質量部と、炭酸カルシウム(竹原化学製「ネオライトSP」、平均粒子径0.2μm)40質量部と、酸化防止剤(イルガノックス1010)3質量部とを、170℃に加熱されたニーダーにて60分間混練し、粘着剤組成物を得た。得られた粘着剤組成物を170℃にてメルターで溶解させ、Tダイより粘着剤組成物を押し出して、合成樹脂フィルム(前記OPP)に粘着剤厚みが25μmになるように塗工した。
・(実施例2)テープ基材フィルムとして、前記PETを使用したほかは実施例1と同様に塗工を行った。
・(実施例3)テープ基材フィルムとして、前記PEを使用したほかは実施例1と同様に塗工を行った。
・(実施例6)天然ゴム系溶剤型粘着剤を使用したほかは、実施例1と同様に塗工を行った。
・(実施例7)アクリル系溶剤型粘着剤を使用したほかは、実施例1と同様に塗工を行った。
・(比較例3)市販のOPP製野菜結束テープ(SIS系溶剤型粘着剤)である。
・(実施例8〜10、比較例4,5)市販のSIS系ホットメルト型粘着剤2を用い、実施例1と同様に塗工を行った。
・(比較例6)市販のPET製バックシーリングテープ(天然ゴム系溶剤型粘着剤)である。
<スコアカット法>
実施例1、実施例2、実施例3、実施例6、実施例7、実施例8は、刃角が60°、刃先の丸みRが0.3mmのスコア刃からなるインターテックプレシジョン社製スコアカッターPQAS−12を、高進製作所製スリッターKT−650に取り付け、スコア刃の押し付けエア圧力0.5MPa、速度30m/minの加工条件で、20mm幅の粘着テープを得た。実施例4、実施例9は、刃角が45°、刃先の丸みRが0.1mmのスコア刃からなるインターテックプレシジョン社製スコアカッターPQAS−12を、高進製作所製スリッターKT−650に取り付け、スコア刃の押し付けエア圧力0.5MPa、速度30m/minの加工条件で、20mm幅の粘着テープを得た。実施例5、実施例10は、刃角が60°、刃先の丸みRが0.4mmのスコア刃からなるインターテックプレシジョン社製スコアカッターPQAS−12を、高進製作所製スリッターKT−650に取り付け、スコア刃の押し付けエア圧力0.5MPa、速度30m/minの加工条件で、20mm幅の粘着テープを得た。比較例1、比較例4は、刃角が40°、刃先の丸みRが0.1mmのスコア刃からなるインターテックプレシジョン社製スコアカッターPQAS−12を、高進製作所製スリッターKT−650に取り付け、スコア刃の押し付けエア圧力0.5MPa、速度30m/minの加工条件で、20mm幅の粘着テープを得た。
比較例2、比較例5は、刃角が65°、刃先の丸みRが0.5mmのスコア刃からなるインターテックプレシジョン社製スコアカッターPQAS−12を、高進製作所製スリッターKT−650に取り付け、スコア刃の押し付けエア圧力0.5MPa、速度30m/minの加工条件で、20mm幅の粘着テープを得た。
野菜結束テープまたは誘引テープのテープ構成と評価結果については表1に、バックシーリングテープのテープ構成と評価結果については表2に示す。
表1、表2の各実施例の粘着テープは、何れも長尺方向と平行な両端面に凹凸形状を有しており、その凹凸形状の数は、何れの実施例の粘着テープとも端面の長尺方向1mm当たり3〜100個の範囲内であり、実質的には10個〜40個の範囲内であった。
表1、表2の各実施例の粘着テープは、本発明の要件である、端面の最凹部・最凸部高低差、引張破断強度(MD)、引張破断強度比(MD/TD)を満たしており、輸送時のテープ切れが無く、手切れ性が良好である。また、表1の実施例のテープは、適切な粘着剤の選択により、良好なテープ粘着剤面同士の高い自着力と、低いプローブタック性(野菜、作物等への粘着性の低さ)を示すことができ、前記手切れ性の良さと合わせ、野菜結束テープや誘引テープとして好適である。表2の実施例のテープは、適切な粘着剤の選択により、良好なテープ粘着剤面同士の高い自着力と、高いプローブタック性、ポリオレフィン(PP)に対する高い粘着力を示すことができ、前記手切れ性の良さと合わせ、バックシーリングテープとして好適である。
1・・・ロール状に巻いた粘着テープ
2・・・粘着テープ側面の表面粗さRa値の測定方向を示す矢印
3・・・粘着テ−プ長尺方向に平行な端面
4・・・粘着テープ長尺方向に平行な端面とテープの基材層表面が接する部分
5・・・粘着テープの基材層表面
6・・・凸部
7・・・凹部
8・・・一個の凹凸形状
9・・・本範囲における、最凹部と最凸部の高低差
10・・・粘着テープの基材層表面

Claims (15)

  1. テープ基材層と粘着剤層を含む長尺の粘着テープであり、前記粘着テープの長尺方向と平行な両端面に凹凸形状を有しており、端面の長尺方向1mm当たり3〜100個の凹凸形状を有し、かつ長尺方向1mm当たりの最凹部と最凸部の高低差が20μm〜100μmである粘着テープ。
  2. テープ基材層と粘着剤層を含む長尺の粘着テープであり、ロール状に巻いた粘着テープ巻体側面の表面粗さRa値が10μm〜45μmの範囲である粘着テープ。
  3. 長尺方向の引張破断強度が、15N/cm〜40N/cmである、請求項1または2に記載の粘着テープ。
  4. 長尺方向と直行する方向の引張破断強度に対する長尺方向の引張破断強度の比が、0.15〜0.40である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の粘着テープ。
  5. テープ基材層がポリオレフィン系樹脂、および/またはポリエステル系樹脂の一種以上を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の粘着テープ。
  6. 野菜結束テープまたは誘引テープである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の粘着テープ。
  7. テープ基材層の厚さが25μm〜60μm、粘着剤層の厚さが10μm〜50μmであり、粘着剤層を形成する面の自着力が6N/cm以上であり、粘着剤層を形成する面のプローブタックが30N/cm以下である、請求項6に記載の野菜結束テープまたは誘引テープ。
  8. 粘着剤層にエラストマー、粘着付与剤、可塑剤、及びフィラーを含む、請求項6または7に記載の野菜結束テープまたは誘引テープ。
  9. バッグシーリングテープである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の粘着テープ。
  10. テープ基材層の厚さが25μm〜60μm、粘着剤層の厚さが10μm〜50μmであり、粘着剤層を形成する面の自着力が3N/cm以上、粘着剤層を形成する面のプローブタックが40N/cm以下である、請求項9に記載のバッグシーリングテープ。
  11. ポリオレフィンフィルムに対する粘着力が2N/cm以上である、請求項10に記載のバッグシーリングテープ。
  12. 粘着テープのスリット工程において、刃角が45°〜65°、刃先の丸みRが0.1mm〜0.4mmのスコア刃を用いるスコアカット方式でテープ状にスリット加工する、請求項1〜6、及び9のいずれか一項に記載の粘着テープの製造方法。
  13. 粘着テープのスリット工程において、刃角が45°〜65°、刃先の丸みRが0.1mm〜0.4mmのスコア刃を用いるスコアカット方式でテープ状にスリット加工する、手切れ性が良好な粘着テープの製造方法。
  14. 粘着テープの長尺方向の引張破断強度が、15N/cm〜40N/cmである、請求項13に記載の手切れ性が良好な粘着テープの製造方法。
  15. 粘着テープの、長尺方向と直行する方向の引張破断強度に対する長尺方向の引張破断強度の比が、0.15〜0.40である、請求項13または14に記載の手切れ性が良好な粘着テープの製造方法。
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