JP2019115969A - 基板分離装置 - Google Patents

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仁孝 西尾
生芳 高松
Ikuyoshi Takamatsu
生芳 高松
勉 上野
Tsutomu Ueno
勉 上野
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Abstract

【課題】装置の小型化を図りながら、分離対象を基板から円滑に分離することが可能な基板分離機構を提供する。【解決手段】複数に分割された基板から一部を分離する基板分離装置であって、分離対象Qを吸着するための吸着部10と、分離対象Qの隣接位置を押圧するための押圧部20と、吸着部10を支持する支持体30と、支持体30を基板に対して接近および離間させる第1の駆動部と、支持体30に設けられ、押圧部20を基板に対して接近および離間させる第2の駆動部50と、を備え、第2の駆動部50は、吸着部10が基板の分離対象Qに当接したときの支持体30と吸着部10との間の距離よりも長いストロークで押圧部20を支持体30に対して移動させる基板分離装置。【選択図】図7

Description

本発明は、複数に分割された基板から一部を分離する基板分離装置に関する。
複数に分割された基板から一部を分離する装置として、たとえば、特許文献1に記載の装置が知られている。この装置は、分離対象を吸着する吸着部と、分離対象の周囲を押さえる押圧部とを備える。吸着部と押圧部とは、それぞれ、ベース部材に設けられた第1駆動部と第2駆動部とによって、個別に上下に移動される。押圧部で分離対象の周囲を押さえた状態で、吸着部を上方に移動させることにより、分離対象が基板のその他の部分から分離される。
特開2015−126017号公報
特許文献1の構成では、吸着部と押圧部とが個別に移動するため、吸着部の移動機構と押圧部の移動機構とが互いに抵触しないように吸着部と押圧部とを離間させる必要があった。このため、装置の小型化を図ることが困難であった。
かかる課題に鑑み、本発明は、装置の小型化を図りながら、分離対象を基板から円滑に分離することが可能な基板分離機構を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様は、複数に分割された基板から一部を分離する基板分離装置に関する。この態様に係る基板分離装置は、分離対象を吸着するための吸着部と、前記分離対象の隣接位置を押圧するための押圧部と、前記吸着部を支持する支持体と、前記支持体を前記基板に対して接近および離間させる第1の駆動部と、前記支持体に設けられ、前記押圧部を前記基板に対して接近および離間させる第2の駆動部と、を備える。前記第2の駆動部は、前記吸着部が前記基板の前記分離対象に当接したときの前記支持体と前記吸着部との間の距離よりも長いストロークで前記押圧部を前記支持体に対して移動させるよう構成される。
この構成によれば、吸着部とともに押圧部が一体的に移動する構成であるため、吸着部と押圧部を互いに接近させることができる。よって、装置の小型化を図ることができる。また、押圧部が上記のストロークで移動されるため、吸着部が基板の分離対象を吸着した後、支持体を基板から離間させて吸着部を移動させても、引き続き、押圧部を基板に当接させ続けることができる。よって、分離対象を基板から円滑に分離させることができる。
本態様に係る基板分離装置において、前記第2の駆動部は、エアーシリンダであり、前記エアーシリンダのピストンロッドに前記押圧部が接続されているよう構成され得る。
この構成によれば、エアーシリンダに空気圧を付与した状態で、支持体を基板から離間させても、ピストンロッドが延びて、押圧部を基板に略均一な荷重で当接させ続けることができる。このため、吸着部で分離対象を分離させる際に、分離対象の近接位置を押圧部で適切に押さえることができる。よって、分離対象をより確実に基板から分離させることができる。
この場合、前記エアーシリンダは、スプリングの弾性力により前記ピストンロッドを引込み位置に移動させる単動型のエアーシリンダであるよう構成され得る。
この構成によれば、エアーシリンダに付与する空気圧を解除することにより押圧部を基板から離間させることができる。よって、押圧部をより簡易に制御することができる。
本態様に係る基板分離装置において、前記吸着部と前記押圧部の組が、1列に並ぶ複数の前記分離対象にそれぞれ対応するように設けられているよう構成され得る。
この構成によれば、1列分の分離対象を一度に分離させることができる。
この場合、前記第1の駆動部は、各組の前記支持体が接続された共通の部材を移動させて、各組の前記支持体を同時に移動させるよう構成され得る。
これにより、各組の支持体を移動させるための構成を簡素にできる。
本態様に係る基板分離装置において、前記押圧部は、前記分離対象の周囲に複数設けられ、前記複数の押圧部が、それぞれ、前記分離対象の周囲の複数の箇所を押さえるよう構成され得る。
この構成によれば、分離対象の周囲を押さえることにより、分離対象を基板から確実に分離させることができる。
以上のとおり、本発明によれば、装置の小型化を図りながら、分離対象を基板から円滑に分離することが可能な基板分離機構を提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態に係る基板分離装置を適用した基板反転装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1の一部拡大図であり、実施形態に係る基板分離装置を適用した基板反転装置の連携機構を説明するための図である。 図3(a)〜(d)は、実施形態に係る基板分離装置を適用した基板反転装置の動作を説明するため、模式的に示した正面図である。 図4(a)〜(c)は、実施形態に係る基板分離装置を適用した基板反転装置の動作を説明するため、模式的に示した正面図である。 図5(a)は、実施形態に係る基板分離装置の一部拡大図であり、吸着部および押圧部を説明するための斜視図である。図5(b)は、実施形態に係る基板分離装置の一部拡大図であり、吸着部および押圧部を説明するため、図5(a)をZ軸負側から見た斜視図である。 図6は、実施形態に係る基板分離装置の支持体、吸着部、および押圧部の配置を説明するための図であり、Z軸負側から見た平面図である。 図7(a)〜(e)は、実施形態に係る基板分離装置の動作を説明するため、模式的に示した正面図である。 図8は、実施形態に係る基板分離装置を適用した基板反転装置の構成を示すブロック図である。 図9は、実施形態に係る基板分離装置を適用した基板反転装置の動作のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図には、便宜上、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸が付記されている。X−Y平面は水平面に平行で、Z軸方向は鉛直方向である。Z軸正側が上方であり、Z軸負側が下方である。
<実施形態>
ガラス基板およびセラミックス基板等の脆性材料基板や、PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)基板およびポリイミド樹脂基板等の樹脂基板等(以降、単に「基板」と称する。)は、種々の処理を経て最終製品となる。このような処理として、たとえば、ガラス基板等の脆性材料からなるマザー基板に、スクライブ工程とブレイク工程とを行い、所定サイズの基板に分割する場合がある。これらの工程に供される際に、マザー基板は、適宜、表裏反転される。たとえば、2つのガラス基板を貼り合わせてマザー基板が構成される場合、マザー基板の両面にスクライブラインが形成される。この場合、一方の面にスクライブラインが形成された後、マザー基板が表裏反転されて、他方の面にスクライブラインが形成される。この他、スクライブラインが形成されたマザー基板が、表裏反転されて、ブレイク工程が供される場合もある。ブレイク工程では、複数に分割された基板どうしの間やマザー基板の周囲に、端材が生じる。
上記のような端材は、最終製品の基板には不要である。そのため、基板の搬出過程で、基板と端材とを分離して基板のみ搬出する必要がある。実施形態に係る基板分離装置は、このような搬出対象の基板すなわち分離対象と端材とを分離する装置である。
ここで、ブレイク工程を経た後、基板を表裏反転させる前に、分割された基板から端材を分離しておけば、後の工程に円滑に搬出することが可能である。そこで、実施形態に係る基板分離装置100は、基板を表裏反転させる場合に用いる基板反転装置1に適用される装置として説明する。
基板の種類には、たとえば、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、PET等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等のポリビニル樹脂等の樹脂基板等の有機質基板(フィルムやシートも含む。以下同様)、ガラス基板やセラミックス基板等の脆性材料基板等の無機質基板があるが、実施形態に係る基板反転装置1によって反転される基板Pは、樹脂基板である。樹脂基板は、異なる基板が積層されていてもよく、たとえば、PET、ポリイミド樹脂、PETを下層からこの順に積層した基板としてもよい。
基板反転装置1に搬入される基板Pは、所定方向において複数に分割された状態である。基板Pは、所定方向に分割され、さらに所定方向に対して垂直に分割されてもよい。このように分割された基板Pは、マス目状となっている。
実施形態において、「所定方向」とは、X軸正方向であって、基板Pの分割要素は基板反転装置1に搬入される方向と一致する。なお、これ以降、「基板Pを吸着する」、或いは「基板Pを表裏反転する」等、「基板P」との記載があるが、これは、実施形態に係る基板反転装置1が1回の動作で表裏反転を行う所定数の分割要素を意味する。
[基板反転装置の全体構成]
図1は、実施形態に係る基板分離装置100が適用される基板反転装置1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、基板反転装置1は、基板分離装置100とともに、基板載置部2と、圧力付与部3と、基板搬出装置200と、を備える。
基板載置部2は、基板Pを載置するための平坦面、つまり、載置面を有する部材であり、たとえば、テーブルやベルトコンベア等が含まれる。基板載置部2は、基板反転装置1に搬入されてきた基板Pが載置される基板載置部2a、および表裏反転された後の基板Pが載置される基板載置部2bから構成される。基板載置部2aおよび2bには、多数の細孔が形成されおり、次に説明する圧力付与部3は、この細孔を通じて基板Pに圧力を送る。
圧力付与部3は、空圧源を含み、基板載置部2aおよび2bの下面に設けられ、基板Pの下面に圧力を付与する。圧力付与部3が基板Pに圧力を付与すると、基板載置部2aおよび2bの下面に形成されている多数の微小な孔を通じて、基板Pの下面に圧力が付与される。圧力付与部3が基板Pに対して負圧を付与すると、基板Pは基板載置部2aおよび2bに吸着される。このため、基板Pを基板載置部2aおよび2bから離し難くなる。よって、基板Pの分割要素の位置ずれが抑制される。これに対して、圧力付与部3が基板Pに対して負圧を付与しない場合、および正圧を付与する場合は、基板Pに対する基板載置部2aおよび2bの吸着が解除される。このため、基板Pを基板載置部2aおよび2bから容易に離すことができる。
基板分離装置100は、上記のとおり、基板Pに対して、分離対象すなわち分割要素と端材Rとを分離する。以降、基板Pのうち、分割要素である分離対象を、分離対象Qと称する。基板搬出装置200は、基板分離装置100から基板Pの分離対象Qを受け取り、基板載置部2bに載置する。基板反転装置1では、基板分離装置100から基板搬出装置200に分離対象Qが受け渡されると同時に、基板の表裏反転が行われる。
図1に示すように、基板反転装置1において、基板分離装置100および基板搬出装置200が対をなすように配置される。基板分離装置100は、基板載置部2aの載置面2cに配置され、基板搬出装置200は、基板載置部2bの載置面2dに配置される。
図2は、図1の一部拡大図であり、実施形態に係る基板分離装置100を適用した基板反転装置1の連携機構を説明するための図である。図1および図2に示すように、基板分離装置100は、吸着部10と、押圧部20と、支持体30と、第1の駆動部40と、第2の駆動部50と、を備える。
吸着部10は、基板Pの分離対象Qを吸着する。吸着部10の材質は、基板Pを吸着可能であり、また、基板Pの表面に損傷を与えないような材質であればよく、たとえば、シリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム等の材質が挙げられる。また、吸着部10は、吸着パッドとして成型されてもよい。
押圧部20は、端材Rを押さえる。押圧部20の材質は、端材Rに所定の押圧力を掛けることが可能な材質であればよく、たとえば、ゴム等の弾性体や、樹脂性または金属性の部材であってもよい。押圧部20の好適な材質は、樹脂である
支持体30は、矩形状の部材であり、吸着部10を支持し、後で説明する第2駆動部50が設けられる。支持体30が基板Pに接近または離間することによって、吸着部10および押圧部20は、分離対象Qと端材Rとを分離する。支持体30の材質は、高分子樹脂性や金属性であればよく、好適な材質は、ステンレス鋼である。
第1の駆動部40は、支持体30を駆動する。第2の駆動部50は、上記のとおり、支持体30に設けられ、押圧部20を駆動する。具体的には、第2の駆動部50は、エアーシリンダである。以降、「第2の駆動部50」は、「エアーシリンダ50」と表記する場合がある。
なお、基板分離装置100の構成のうち、第1の駆動部40は、[基板の反転動作]の箇所にて詳細な説明に説明する。また、吸着部10、押圧部20、支持体30、および第2の駆動部50については、後で記載する[基板分離装置の構成]の箇所で詳細に説明する。
基板搬出装置200は、吸着部210と、支持体220と、駆動部230と、を備える。基板搬出装置200は、基板分離装置100から端材Rが分離された状態の基板Pの分割要素のみが受け渡されるため、基板分離装置100のように、押圧部20や第2の駆動部50は備えられていない。その他の構成要件は、何れも、基板分離装置100の吸着部10、支持体30、および第1の駆動部40に相当する。そのため、吸着部210および支持体220の説明は省略する。第1の駆動部230については、基板分離装置100の第1の駆動部40と併せて説明する。
[基板の反転動作]
次に、基板反転装置1における基板Pの分割要素すなわち分離対象Qの反転について、図1〜図4を参照して説明する。最初に、分離対象Qの表裏反転を可能とする連携機構を備えた第1の駆動部40について説明する。なお、ここでは、分離対象Qの表裏反転について説明し、基板分離装置100による分離対象Qと端材Rとの分離については追って説明する。
図1および図2に示すように、第1の駆動部40は、モータ41と、連携機構42と、伝達部43と、を備える。伝達部43は、モータ41の回転駆動力を連携機構42に伝達する。連携機構42が回動することにより、支持体30は回動する。
連携機構42は、図1に示すように、基板分離装置100のY軸正側および負側にそれぞれ1つずつ設けられ、連結部44と、支持軸45と、回動部材46と、接続軸47と、を備える。
連結部44は、支持体30を支持する。連結部44は、連結ブロック441と、2つの軸442と、を備える。連結ブロック441は、Z軸方向に2つの孔441a、およびY軸方向に孔441bが形成されている。2つの孔441aのぞれぞれの内周には、軸受部443がそれぞれ設けられている。2つの軸442は、各軸受部443に通される。
孔441bには、連結ブロック441を回転可能に支持する支持軸45が通される。なお、支持軸45が連結ブロック441の孔441bに通されるとき、連結ブロック441に、セットカラー444を設けてもよい。
回動部材46は、モータ41の回転駆動力によって回動する矩形状の板部材である。回動部材46は、両端に孔46aおよび孔46bが形成されている。孔46aには回動軸461が設けられ、孔46bには、Y軸方向に沿って接続軸47が通される。接続軸47は、接続部48を介して支持体30に接続される。
接続部48は、連結部44および接続軸47を接続する。また、支持体30は、接続部48を介して、支持軸45および接続軸47に接続される。接続部48は、接続ブロック481と、2つの軸482と、固定部483と、を備える。
接続ブロック481は、Z軸方向に2つの孔481aが形成されている。連結部44の2つの軸442は、2つの孔481aにそれぞれ通される。これにより、2つの軸442を介して、連結部44と接続部48とが接続される。また、接続ブロック481は、Y軸方向に3つの孔が形成されている。3つの孔のうち、2つの孔481bは、2つの孔481aの下方に形成されている。2つの孔481bには、2つの軸482がそれぞれ通される。それぞれの軸482は固定部483により支持体30に固定される。これにより、支持体30と接続部48すなわち連携機構42とが一体的に構成される。
接続ブロック481に形成されている3つのY軸方向の孔のうち、孔481cは、2つの孔481aの間に位置している。孔481cは、接続軸47が通される。このようにして、支持軸45、接続軸47、および2つの軸482は、Y軸方向に互いに平行に配置される。
伝達部43は、図1に示すように、各連携機構42にそれぞれ設けられ、2つのタイミングプーリ431と、ベルト432とを備える。2つのタイミングプーリ431は、プレート4に取り付けられており、この2つのタイミングプーリ431にベルト432が掛けられる。図1では、Y軸正側のプレート4を介して、モータ41と2つのタイミングプーリ431およびベルト432とが設けられている。2つのタイミングプーリ431のうち、Z軸正側に位置するタイミングプーリ431とモータ41とが軸433で接続される。一方、Z軸負側に位置するタイミングプーリ431は、回動軸461と接続される。なお、図1において、Y軸負側にはモータ41が設けられていない。そのため、Y軸負側に位置するタイミングプーリ431は、軸233のみに接続される。
モータ41が回転駆動すると、軸233を経由して、Z軸正側に位置するタイミングプーリ431に回転駆動力が伝達される。これにより、ベルト432が動き、Z軸負側に位置するタイミングプーリ431が回転し、回動軸461に回転駆動力が付与される。
基板搬出装置200における駆動部230は、上記の第1の駆動部40と同様の構成である。このため、駆動部230の説明を省略する。
なお、基板分離装置100および基板搬出装置200のそれぞれにモータ41が設けられる構成としたが、モータ41は基板反転装置1として、1つにしてもよい。この場合、たとえば、1つのモータ41の駆動力をギヤ等の伝達機構によって、基板分離装置100および基板搬出装置200のそれぞれの連携機構42に振り分ける構成にすればよい。
図3(a)〜(d)、および図4(a)〜(c)は、実施形態に係る基板分離装置100を適用した基板反転装置1の動作を説明するため模式的に示した正面図である。図3(a)は、基板反転装置1において、基板分離装置100に搬入された基板Pが、基板載置部2aの載置面2cに載置され、支持体30が載置面2cに向き合った状態を示す図である。このように、支持体30が載置面2cに向き合ったときの支持体30の位置を「第1の位置」と称する。基板搬出装置200の支持体220も、基板載置部2bの載置面2dに向き合った状態であり、吸着部10と同様に、このときの支持体220の位置は第1の位置である。また、第1の位置に垂直な位置を「第2の位置」と称する。
図3(a)に示すように、吸着部10は、第1の位置で基板Pの分離対象Qを吸着する。このとき、第1の位置に対する回動部材46の角度は略0度である。回動部材46が回動軸461を中心にX−Z平面においてX軸正側へ移動、つまり、右回りに回動すると、接続軸47は、連結部44の連結ブロック441に接近するように右回りに回動する。このとき、接続軸47と支持体30とは、接続部48によって接続されているため、本来であれば、回動部材46と同様に、支持体30は右回りに回動すると考えられる。
しかし、接続軸47が支持軸45に接近するにつれて、連結ブロック441は、回動部材46を避けるように、回動部材46の回動方向とは反対のX−Z平面においてX軸負側へ移動、つまり、左回りに回動する。連結ブロック441が左回りに回動すると、軸442がZ軸正方向に直線移動する。軸442が接続部48を介して支持体30に連結されているため、支持体30は、連結部44の回動に追従して左回りに回動する。その様子を図3(b)に示す。
図3(b)に示すように、第1の位置に対する回動部材46の角度が約45度のとき、接続軸47は支持軸45に最接近する。そして、第1の位置に対する回動部材46の角度が約45度を超えると、図3(c)に示すように、接続軸47は支持軸45から離れる。そして。図3(d)に示すように、第1の位置に対する回動部材46の角度が90度付近になると、接続軸47は支持軸45から最も離れる。このように、連携機構42により、支持体30の回動方向が、右回りから左回りに変換される。
基板搬出装置200の支持体220は、基板反転装置1において、支持体30とZ−Y平面に対して対称に動作する。つまり、支持体220では、回動部材46は、X−Z平面においてX軸負側へ移動、つまり、左回りに回動する。上記した支持体30の回動と同様に、支持体220は、連携機構42により回動方向が変換され、回動部材46の回動方向とは反対のX−Z平面においてX軸正側へ移動、つまり、右回りに回動する。これにより、図3(b)〜(d)に示すように、接続軸47は支持軸45に対して接近および離間するように回動する。そして、図3(d)に示すように、第2の位置において、支持体30と支持体220とは、互いに向き合う。
基板反転装置1が図3(d)に示す状態である場合、吸着部10から吸着部210へ分離対象Qが受け渡される。吸着部10は、分離対象Qの面QA側を吸着している。よって、吸着部210は、面QAとは反対側の面QBを吸着する。
支持体30から支持体220へ分離対象Qが受け渡されると、支持体30および支持体220は、第2の位置から第1の位置へ戻る。図4(a)〜(c)に示すように、支持体220側の回動部材46は、右回りに回動する。これにより、支持体220は、その反対の左回りに回動して、載置面2dに向き合う、つまり、第1の位置に位置付けられる。図4(c)に示すように、支持体220は、載置面2dに分離対象Qを載置する。このとき、分離対象Qの面QAが載置面2dに当接する。このように、基板反転装置1は、分離対象Qが支持体30から支持体220へ受け渡されるタイミングで、基板Pの分割要素の表裏反転を行うことができる。
分離対象Qを受け渡した後の吸着部10は、基板分離装置100の回動部材46が第2の位置から左回りに回動し、支持体30は右回りに回動して、載置面2dに向き合う位置すなわち第1の位置に位置する。このようにして、分離対象Qは表裏反転される。
[基板分離装置の構成]
次に、実施形態に係る基板分離装置100について、図5〜図7を参照して詳細に説明する。図5(a)は、実施形態に係る基板分離装置100の一部拡大図であり、吸着部10および押圧部20を説明するための斜視図である。図5(b)は、実施形態に係る基板分離装置100の一部拡大図であり、吸着部10および押圧部20を説明するため、図5(a)をZ軸負側から見た斜視図である。
図5(a)および(b)に示すように、支持体30には複数の孔が設けられており、吸着部10および押圧部20は、支持体30を介してZ軸負側に位置するように、これらの孔に通されて、取り付けられる。エアーシリンダ50の内部には、ピストンロッド51と、スプリング52と、がシリンダ53に収容されており、ピストンロッド51のZ軸負側の端部に押圧部20が接続されている。また、実施形態に係る基板分離装置100では、エアーシリンダ50は、単動型のエアーシリンダである。
吸着部10および押圧部20のそれぞれは、管で空圧源に接続されており、空圧源から圧力を付与される。なお、管および空圧源は不図示である。また、図5(a)および(b)では、吸着部10とエアーシリンダ50とが管状の部材で繋がっているように示されているが、これについては、後で説明する。ここでは、吸着部10とエアーシリンダ50とは、別の管で接続されているとして説明する。
吸着部10に空圧源から負圧が付与されると、吸着部10は分離対象Qを吸着する。空圧源から負圧の付与が停止される、或いは、正圧が付与されると、吸着部10と分離対象Qとの吸着状態が解除されるため、分離対象Qは吸着部10から離れ易くなる。
押圧部20が端材Rに当接していない状態では、エアーシリンダ50のピストンロッド51は、シリンダ53の内部に完全に収容されており、スプリング52でZ軸正側に付勢されている。エアーシリンダ50に、空圧源から負圧が付与されると、ピストンロッド51はZ軸負方向に移動する。これにより、押圧部20が端材Rに当接する。エアーシリンダ50は、吸着部10が分離対象Qに当接したときの支持体30と吸着部10との間の距離よりも長いストロークで押圧部20を支持体30に対して移動させるよう構成される。
図6は、実施形態に係る基板分離装置100の吸着部10、押圧部20、および支持体30の配置を説明するための図であり、Z軸負側から見た平面図である。実施形態に係る基板分離装置100では、1回の分離作業において、分離可能な分割要素は10枚である。ここで、分離対象Qは、基板Q1〜Q10であるとして説明する。
図6に示すように、支持体30は、合計で12枚設けられており、説明のため、Y軸負側から順に、支持体30A〜30Lとする。このうち、支持体30B〜30Eおよび30H〜30Kは、同一のサイズである。支持体30A、30F、30G、および30Lは、支持体30BをX軸に対して二等分したサイズである。支持体30Bには、吸着部10がY軸負側および正側に3つずつ、X軸方向に等間隔に配置され、押圧部20がX軸負側および正側に2つずつ、Y軸方向に等間隔に配置され、吸着部10の間であってX軸方向に等間隔に3つ配置される。このように、支持体30B〜30Eおよび30H〜30Kには、吸着部10が6つ、押圧部20が7つ設けられている。これに対して、支持体30Aには、吸着部10がX軸方向に等間隔に3つ配置され、それぞれの吸着部10に隣接して押圧部20が配置されている。また、押圧部20は、X軸負側および正側に1つずつ配置されている。このように、支持体30A、30F、30G、および30Lには、吸着部10が3つ、押圧部20が5つ設けられている。
このような支持体30A〜30Lは、Y軸方向に並べられる。支持体30A〜30Lのそれぞれには、固定部483が設けられており、この固定部483に軸482が通されるため、支持体30A〜30Lは、一体的に回動することが可能となる。この様子は、図1および図2に示されている。このような支持体30は、隣り合う支持体30に設けられている合計6つの吸着部10よって1枚の分離対象Qを吸着する。たとえば、図6の実線で示すように、分離対象Q1は、支持体30Aおよび30Bに設けられている合計3つの吸着部10で吸着される。同様に、支持体30Bおよび30C、30Cおよび30D等を組み合わせて、基板Q1〜Q10は吸着される。図6の破線で示すように、基板Q1〜Q10のそれぞれの基板の間や周囲にある端材Rは、押圧部20に押圧される。
このように、実施形態に係る基板分離装置100においては、吸着部10と押圧部20の組が、1列に並ぶ複数の分離対象Qにそれぞれ対応するように設けられている。そして、分離対象Qの枚数に応じて複数の支持体30が接続されるため、各支持体30を同時に移動させることができる。
なお、分離対象Qの枚数やサイズは適宜変更可能であり、分離対象Qの枚数やサイズに応じて、支持体30の枚数やサイズ、また、吸着部10および押圧部20の個数や配置の仕方も変更可能である。
続いて、基板分離装置100による基板Pの分離対象Qと端材Rとの分離について説明する。図7(a)〜(e)は、実施形態に係る基板分離装置100の動作を模式的に示す正面図である。なお、図7(a)〜(e)では、スプリング52は省略している。
図7(a)に示すように、支持体30が第1の駆動部40に駆動されて、基板Pに接近すると、吸着部10は、押圧部20が端材Rに当接するより先に、基板Pの分離対象に当接する。このとき、エアーシリンダ50は、駆動を待機している状態であるため、スプリング52がピストンロッド51をZ軸正側に付勢している。
図7(b)に示すように、吸着部10に空圧源から負圧が付与されると、吸着部10は分離対象Qの吸着を開始する。一方、吸着部10に負圧が付与されるのと同時に、エアーシリンダ50に空圧源から負圧が付与され、ピストンロッド51はZ軸負方向に移動して、押圧部20は端材Rに当接する。
図7(c)に示すように、支持体30の移動とともに、吸着部10は分離対象Qを吸着した状態でZ軸正側に移動する。エアーシリンダ50は、支持体に設けられているため、支持体30の移動とともに、つまり、吸着部10と同様に、Z軸正側に移動する。しかし、ピストンロッド51は、エアーシリンダ50の駆動により、Z軸負側にストロークの上限の位置まで移動し続ける。このため、押圧部20は、端材Rに当接した状態を維持する。このとき、分離対象Qと端材Rとは、分離対象QがZ軸正側へ移動するにつれて分離する。
図7(d)に示すように、分離対象Qが端材Rと完全に分離する。ピストンロッド51がストロークのZ軸負側における上限位置に達してない場合、エアーシリンダ50に負圧が継続して付与され、ピストンロッド51はZ軸負方向へ移動し、押圧部20は端材Rを押圧し続ける。
図7(e)に示すように、ピストンロッド51がストロークのZ軸負側における上限位置まで移動すると、エアーシリンダ50への負圧の付与が停止される。このため、ピストンロッド51は、Z軸正側へ移動する。このとき、スプリング52は、Z軸正方向へ復帰し、ピストンロッド51のZ軸正側への移動を補助する。このようにして、押圧部20は、支持体30に対して図7(a)と同様の位置に位置する。ピストンロッド51およびスプリング52も、図7(a)と同様にシリンダ53内に位置する。
上記のように、吸着部10および押圧部20により、基板Pの分離対象Qと端材Rとは分離される。なお、図7(a)〜(e)では、支持体30がZ軸正側に移動している要素を模式的に示しており、支持体30の詳細な動作は、[基板の反転動作]の箇所で説明したとおりである。
[基板反転装置の動作]
次に、基板反転装置1の動作について説明する。図8は、基板反転装置1の構成を示すブロック図である。図8に示すように、基板反転装置1は、基板載置部2と、圧力付与部3と、基板分離装置100と、基板搬出装置200と、を備え、さらに、入力部5と、検出部6と、制御部7と、を備える。
入力部5は、基板反転装置1に表裏反転させる基板Pの数を受け付ける。検出部6は、基板分離装置100の支持体30および基板搬出装置200の支持体220の位置を検出する。上記のとおり、支持体30および支持体220は、第2の位置で基板Pの分離対象Qを挟んで互いに向き合うことによって、分離対象Qの反転および受け渡しが行われる。そのため、検出部6により、支持体30および支持体220の位置を検出し、両者が第1の位置と第2の位置とに位置するタイミングを制御する。検出部6は、支持体30および支持体220の位置を適切に検出できればよく、たとえば、センサや、撮像装置等を使用することができる。
制御部7は、CPU等の演算処理回路や、ROM、RAM、ハードディスク等のメモリを含んでいる。制御部7は、メモリに記憶されたプログラムに従って各部を制御する。
また、基板分離装置100の吸着部10および押圧部20には、弁駆動部60が備えられる。弁駆動部60は、吸着部10に対して、負圧と正圧との切り替えを行い、押圧部20に対しては、負圧の付与の切り替えを行う。基板搬出装置200にも、弁駆動部240が備えられており、吸着部210に対して、負圧と正圧との切り替えを行う。
図8は、実施形態に係る基板反転装置1の動作を示すフローチャートである。この制御は、図7に示した制御部7が実行する。また、図8のフローチャートにおいて、「スタート」時の基板反転装置1の状態は、基板分離装置100に基板Pが搬入され、基板載置部2aに載置された状態である。
ステップS11では、制御部7は、圧力付与部3に、基板Pに対して負圧を解除または正圧を付与させる。これにより、基板載置部2aと基板Pとの吸着状態は解除されるため、基板Pは基板載置部2aから離れ易くなる。
ステップS12では、制御部7は、第1の駆動部40に基板分離装置100の支持体30を回動させる。これにより、支持体30に設けられている吸着部10は、図7(b)に示すように、基板Pの分離対象Qに当接する。
ステップS13では、制御部7は、空圧源による負圧を吸着部10に付与させるため、弁駆動部を切り替えさせる。これと同時に、制御部7は、空圧源による負圧をエアーシリンダ50に付与させるため、弁駆動部を切り替えさせる。これにより、吸着部10は基板Pの分離対象Qを吸着するとともに、押圧部20は端材Rに当接する。エアーシリンダ50の駆動により、ピストンロッド51がZ軸負側に移動して、押圧部20は端材Rを押圧する。この場合の吸着部10および押圧部20の様子は、図7(b)に示されている。
ステップS13においては、図7(c)および(d)に示すように、支持体30の回動に伴い、基板Pの分離対象Qを吸着した状態で吸着部10は回動する。支持体30の回動に伴い、エアーシリンダ50も回動するが、ピストンロッド51が端材Rの方に向かって移動し続けるため、押圧部20は端材Rを押圧し続ける。この場合の吸着部10および押圧部20の様子は、図7(c)および(d)に示されている。
ステップS14では、制御部7は、ピストンロッド51はストローク範囲の上限位置まで移動したか否か判定する。ステップS14がYESの場合、ステップS15で、制御部7は、弁駆動部60に、空圧源からエアーシリンダ50への負圧の付与を停止するため、弁を切り替えさせる。この場合の吸着部10および押圧部20の様子は、図7(e)に示されている。これに対し、ステップS14がNOの場合、ピストンロッド51がストローク範囲の上限位置に移動するまで、押圧部20は端材Rを押圧し続ける。
ステップS11〜S15の間、制御部7は、第1の駆動部40を駆動させて、基板分離装置100の支持体30を第1の位置から第2の位置へ回動させている。また、制御部7は、駆動部230を駆動させて、基板搬出装置200の支持体220を第1の位置から第2の位置へと回動させている。なお、支持体30と支持体220との回動に関しては、図3および図4に基づいて、上記にて説明したとおりである。
ステップS16では、支持体30と支持体220とが第2の位置で互いに向き合った場合、制御部7は、弁駆動部60に、空圧源から吸着部10への負圧の付与を停止するため、弁を切り替えさせる。この場合、制御部7は、吸着部10に正圧を付与するように弁駆動部60を切り替えさせてもよい。また、制御部7は、弁駆動部240に、空圧源から吸着部210へ負圧を付与させるため、弁を切り替えさせる。これにより、第2の位置において、基板分離装置100から基板搬出装置200へ分離対象Qの受け渡しが行われる。
ステップS17では、制御部7は、弁駆動部60に、空圧源から吸着部210への負圧の付与を停止するため、弁を切り替えさせる。この場合、制御部7は、吸着部210に正圧を付与するように弁駆動部60を切り替えさせてもよい。これにより、基板搬出装置200の支持体220が基板載置部2bに接近し、載置面2dに向き合ったとき、吸着部210から分離対象Qが離反し易い。
ステップS18では、制御部7は、表裏反転すべき基板Pがあるか否か判断する。表裏反転すべき基板Pが用意されている場合、ステップS11〜S17のステップが再び行われる。ステップS18で、表裏反転すべき基板Pが無い場合、基板反転装置1による基板Pの分離対象Qの表裏反転は終了する。
<実施形態の効果>
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
図1および図2に示すように、基板反転装置1において、基板分離装置100の支持体30と、基板搬出装置200の支持体220とがY軸に対称に動作する。また、支持体30と支持体220とに対し、同一の構成の連携機構42を適用している。よって、基板反転装置1を容易に構成することができる。
図3(a)〜(d)および図4(a)〜(c)に示すように、基板Pの表裏反転は、第1の位置と第2の位置との間で行われている。連携機構42において、仮に、連結部44が設けられていなかった場合、図3(a)の状態では、回動部材46の右回りの回動により、支持体30も右回りに回動する。この場合、回動部材46が180度回動しなければ、基板Pは表裏反転されない。このため、基板反転装置1は、水平方向および垂直方向にスペースが必要となる。これに対し、本実施形態に係る基板反転装置1の連携機構42は、図1に示すように、支持軸45、回動軸461、および接続軸47を備え、支持軸45と接続軸47との間には、直線移動可能な軸442を備える。これにより、回動部材46の回動方向とは反対の方向に第1吸着部101を回動させることができる。つまり、連携機構42により、吸着部10の回動方向の変換が行われる。このため、吸着部10は、回動範囲が90度程度でよくなり、第2の位置で基板を反転させることができる。よって、基板の反転をより小さなスペースで行うことができる。
また、第2の位置で基板Pを受け渡すと同時に、基板Pの表裏反転が行われる。よって、効率的に基板Pを反転させることができる。
図7(a)〜(e)に示すように、支持体30に吸着部10およびエアーシリンダ50が設けられている。このように、吸着部10と押圧部20とが支持体30の移動とともに一体的に移動する構成であるため、吸着部10と押圧部20を互いに基板Pに対して接近させることができる。よって、基板分離装置100の小型化を図ることができる。
また、ピストンロッド51は、ストローク範囲内で移動するため、吸着部10が分離対象Qを吸着した後、支持体30を分離対象Qから離間させて吸着部10を移動させても、引き続き、押圧部20は端材Rに当接する。よって、押圧部20で端材Rを押さえながら、分離対象Qを確実かつ円滑に分離させることができる。
図7(e)に示すように、エアーシリンダ50に付与する負圧を解除すると、スプリング52により、ピストンロッド51は引込み位置に移動する。よって、押圧部20を端材Rから素早く離間させることができる。このように、押圧部20をより簡易に制御することができる。
<実施形態の変更例>
上記の実施形態に係る基板分離装置100では、吸着部10とエアーシリンダ50とは、別々の管で空圧源に接続されていた。変更例に係る基板分離装置100では、この管を共通の管として構成する。つまり、吸着部10と空圧源とを接続する管は、エアーシリンダ50にも接続される。
このように構成した場合、吸着部10に負圧を付与すると、自動的にエアーシリンダ50にも負圧を付与することとなる。よって、基板分離装置100の構成を簡素化できる。
なお、上記の実施形態に係る基板分離装置100において、エアーシリンダ50を電磁弁と接続してもよい。電磁弁を使用した場合、エアーシリンダ50に負圧を付与するタイミングや負圧に付与を停止するタイミングを、より細かく制御することができる。
また、上記の実施形態に係る基板分離装置100は、基板を反転させる装置に適用したが、基板分離装置100を単独で使用しても構わない。この場合、たとえば、昇降部材を支持体30に設けて、昇降部材をモータ等により駆動するよう構成できる。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1…基板反転装置
2…基板載置部
2a、2b…基板載置部
2c、2d…載置面
10…吸着部
20…押圧部
30…支持体
40…第1の駆動部
50…第2の駆動部(エアーシリンダ)
51…ピストンロッド
52…スプリング
100…基板分離装置
200…基板搬出装置
P…基板
Q…分離対象
R…端材

Claims (6)

  1. 複数に分割された基板から一部を分離する基板分離装置であって、
    分離対象を吸着するための吸着部と、
    前記分離対象の隣接位置を押圧するための押圧部と、
    前記吸着部を支持する支持体と、
    前記支持体を前記基板に対して接近および離間させる第1の駆動部と、
    前記支持体に設けられ、前記押圧部を前記基板に対して接近および離間させる第2の駆動部と、を備え、
    前記第2の駆動部は、前記吸着部が前記基板の前記分離対象に当接したときの前記支持体と前記吸着部との間の距離よりも長いストロークで前記押圧部を前記支持体に対して移動させる、
    ことを特徴とする基板分離装置。
  2. 請求項1に記載の基板分離装置において、
    前記第2の駆動部は、エアーシリンダであり、前記エアーシリンダのピストンロッドに前記押圧部が接続されている、
    ことを特徴とする基板分離装置。
  3. 請求項2に記載の基板分離装置において、
    前記エアーシリンダは、スプリングの弾性力により前記ピストンロッドを引込み位置に移動させる単動型のエアーシリンダである、
    ことを特徴とする基板分離装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の基板分離装置において、
    前記吸着部と前記押圧部の組が、1列に並ぶ複数の前記分離対象にそれぞれ対応するように設けられている、
    ことを特徴とする基板分離装置。
  5. 請求項4に記載の基板分離装置において、
    前記第1の駆動部は、各組の前記支持体が接続された共通の部材を移動させて、各組の前記支持体を同時に移動させる、
    ことを特徴とする基板分離装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の基板分離装置において、
    前記押圧部は、前記分離対象の周囲に複数設けられ、
    前記複数の押圧部が、それぞれ、前記分離対象の周囲の複数の箇所を押さえる、
    ことを特徴とする基板分離装置。
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