JP2004276579A - 貼り合わせ装置および貼り合わせ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーボモータ等の高額な機器および特別な制御を用いずに、押し跡の発生を防止して良好に貼り合わせができる貼り合わせ装置を提供する。
【解決手段】ローラ21の上部近傍に、回転中心軸と平行な回転軸22によって回転できるステージ23を配設し、それに第1のエアーシリンダ24aによって第1の速度で移動される可動部23aと、可動部ストッパ27を設け、該可動部23aに位置決めユニット28を設けるとともにワークAを吸着保持する。可動部23aに対して所定角度をもってステージ33を対向配設し、それにワークBを吸着保持する。可動部23aを第1の速度で矢印方向に移動させて位置決めユニット28を当接させた後、第1の速度よりも遅く、且つ大きい推力でステージ33をローラ21側に移動させる。ワークA,Bの端部が隙間Gに挿入された後はステージ33の移動によって隙間G内で順次貼り合わせられる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばタッチパネルやフラットディスプレイ、円盤状記録メディア等の製造工程等において、薄物シートやそれに類似するものを樹脂・ガラス製の基板に貼り合せる貼り合わせ装置および貼り合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フラットディスプレイやタッチパネルの製造工程において、接着剤が塗布されたシートやフィルム、偏光板等をプラスチックやガラス等の基板に貼り付ける機会は多くあり、それを実現する設備も数多く存在している。
【0003】
例えば、液晶セルを偏光板に貼り付ける装置としては以下の特許文献1に示すような装置が用いられていた。
【0004】
【特許文献1】特開平6−102505号公報。
【0005】
図14は特許文献1に開示されている貼り合わせ方法の一例を示している。まず図14(a)において、一端が回動自在に軸支された上部ステージ1の他端にはローラ2が回転可能に配設され、該上部ステージ1の保持面(このときは上向きとなっている)に第1の部材3を載置するとともに、下部ステージ4の保持面に第2の部材5を載置し、それら第1および第2の部材3、5をバキュームによって吸引保持する。
【0006】
次に図14(b)に示すように、上部ステージ1のローラ側端を回転させて、第1の部材3の貼り合わせ開始端をローラ2によって第2の部材5に接着させる。
【0007】
そして図14(c)に示すように下部ステージ4を図示矢印方向に移動させて、ローラ2によって第1の部材3と第2の部材5の貼り合わせを行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記図14の貼り合わせ方法では、貼り合せ開始時(図14(b))において、前記ローラ2が上方より突き当てられることにより、貼り合せ後のワーク(第1、第2の部材3、5)に目視確認が可能な「押し跡」が発生してしまう(特に貼り合せ開始部)場合が確認されている。この「押し跡」が品質に悪影響を与え、歩留まりの低下を招いている。
【0009】
そこでこの「押し跡」問題を解消する方法としては、貼り合せる2つの対象物を同期させながら貼り合せ機構部に挿入する方法が挙げられる。
【0010】
すなわち例えば図15(a)〜(c)に示すように、ローラ2は移動させずに固定とし、該ローラ2の近傍に第1の部材3を保持した上部ステージ11と第2の部材5を保持した下部ステージ4を、各保持面が所定の角度をもって対向するように配設し、上部ステージ11および下部ステージ4を例えばサーボモータによって速度制御しながら図示矢印方向に移動させ、第1および第2の部材3、5を同一速度で同時に下部ステージ4とローラ2間の隙間に挿入し貼り合わせることが考えられる。
【0011】
しかし前記のようにサーボモータを使用することは、貼り合わせ装置のコストアップと大型化を招き、前記上部および下部ステージ11、4の移動速度の調整や、前記第1および第2の部材3、5の貼り合わせ開始位置の調整等、制御の煩雑さが生じてしまう。
【0012】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものでその目的は、サーボモータ等の高額な機器および特別な制御を用いずに、押し跡の発生を防止して良好に貼り合わせを行うことができる貼り合わせ装置および貼り合わせ方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記第1と第2の部材を同一速度で移動させ、前記第1と第2の部材の貼り合わせ開始端を、同時に固定ローラの外径部と前記下部ステージとで形成される隙間に挿入する機構と、前記第1と第2の部材の貼り合わせ開始の位置を自在に調整できる機構を、例えばエアーシリンダを使用したメカ機構のみで貼り合わせ機に取り入れるように構成した。
【0014】
すなわち、本発明の貼り合わせ装置は、少なくともいずれか一方に接着剤が塗布された第1および第2の部材を貼り合わせる貼り合わせ装置であって、弾性を有するとともに所定径を有した回転可能な筒体と、前記筒体の回転中心軸と平行であって、該筒体の外周表面の所定部位に存在する第1の軸平行線と、該第1の軸平行線に直交する第1の直交線とで形成される第1の平面上に、第1の部材を保持する第1の保持手段と、前記筒体の外周表面から所定距離離間し、前記第1の軸平行線と平行であり、且つ前記第1の平面の、前記筒体と反対側の面に対向して存在する第2の軸平行線と、該第2の軸平行線に直交し且つ前記第1の平面に対して所定角度を有した第2の直交線とで形成される第2の平面上に、第2の部材を保持する第2の保持手段と、前記第1の保持手段を、前記第1の平面のうち、第1の軸平行線を境とする一方側の平面領域で、前記第1の直交線に沿って第1の速度で移動させる第1の移動手段と、前記第2の保持手段を、前記第2の平面のうち、第2の軸平行線を境とする一方側の平面から他方側の平面に、前記第2の直交線に沿って、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で移動させる第2の移動手段と、前記第1の部材および第2の部材の各端部が、前記第1の軸平行線と第2の軸平行線との間に形成される隙間に挿入される位置で、前記第1の保持手段の移動を停止させる第1の移動停止手段とを備え、前記第1の部材および第2の部材を、前記隙間内で貼り合わせることを特徴としている。
【0015】
また前記第1の移動停止手段は、前記第1の保持手段の移動停止位置を任意に設定変更できるように構成されていることを特徴としている。
【0016】
また前記第1の保持手段には、該第1の保持手段の移動時に前記第2の保持手段に当接する当接片が設けられ前記第1の移動手段の移動推力は前記第2の移動手段の移動推力よりも小さく設定されていることを特徴としている。
【0017】
また前記所定角度を任意に設定する角度設定手段を備えたことを特徴としている。
【0018】
また前記第1の移動停止手段は、前記筒体と前記第1の保持手段の間に配設されたストッパを有し、前記第1の保持手段の前記筒体側端部には、前記ストッパに当接する当接部と、該当接部から所定距離前記筒体側に延設された延長保持面とが形成されていることを特徴としている。
【0019】
また前記第1の保持手段は所定の吸引力によって第1の部材を保持することを特徴としている。
【0020】
また前記第1の保持手段は、その保持面に多孔質材を有していることを特徴としている。
【0021】
また前記隙間の間隔を調整する隙間調整手段を備えたことを特徴としている。
【0022】
また前記隙間の間隔は、前記第1の部材および第2の部材の合計厚みと同一か又はそれ以下に形成されていることを特徴としている。
【0023】
また前記第1の保持手段を前記第1の平面位置以外の位置に移動させる基体を備えたことを特徴としている。
【0024】
また前記第1の移動手段は第1のエアーシリンダを備え、前記第2の移動手段は第2のエアーシリンダを備えていることを特徴としている。
【0025】
また前記第1の部材はプラスチックの板材、シートもしくはフィルムであり、前記第2の部材は金属、プラスチックもしくはガラスの基板であることを特徴としている。
【0026】
また、前記第1の部材の貼り合わせ終端部を受ける接触面を有し、前記第2の保持手段に一体的に保持されるとともに、前記第2の部材の貼り合わせ終端部側の前記第1の部材に対向する部位であって、前記第2の部材から所定距離隔てた部位に配設された受け機構と、前記受け機構の前記隙間に対向する側の先端位置が、前記隙間近傍の所定位置まで移動したときに前記受け機構の移動を停止させる第2の移動停止手段とを備えたことを特徴としている。
【0027】
また前記第2の移動停止手段は、前記受け機構の移動停止位置を任意に設定変更できるように構成されていることを特徴としている。
【0028】
また前記受け機構の接触面は、前記第1の部材の貼り合わせ終端部と線接触できる傾斜面に形成されていることを特徴としている。
【0029】
また前記受け機構の接触面は、接着剤の転写を抑制する表面処理が施されていることを特徴としている。
【0030】
また本発明の貼り合わせ方法は、少なくともいずれか一方に接着剤が塗布された第1および第2の部材を貼り合わせる貼り合わせ方法であって、弾性を有するとともに所定径を有した回転可能な筒体と、前記筒体の回転中心軸と平行であって、該筒体の外周表面の所定部位に存在する第1の軸平行線と、該第1の軸平行線に直交する第1の直交線とで形成される第1の平面上に、第1の部材を保持する第1の保持手段と、前記筒体の外周表面から所定距離離間し、前記第1の軸平行線と平行であり、且つ前記第1の平面の、前記筒体と反対側の面に対向して存在する第2の軸平行線と、該第2の軸平行線に直交し且つ前記第1の平面に対して所定角度を有した第2の直交線とで形成される第2の平面上に、第2の部材を保持する第2の保持手段と、前記第1の保持手段を、前記第1の平面のうち、第1の軸平行線を境とする一方側の平面領域で、前記第1の直交線に沿って移動させる第1の移動手段と、前記第2の保持手段を、前記第2の平面のうち、第2の軸平行線を境とする一方側の平面から他方側の平面に、前記第2の直交線に沿って移動させる第2の移動手段と、前記第1の保持手段に設けられ、該第1の保持手段の移動時に前記第2の保持手段に当接する当接片とを備え、
前記第1の部材が保持された第1の保持手段を、前記第1の平面の前記一方側の平面であって前記第1の軸平行線から所定距離隔てた開始位置に配設し、前記第2の部材が保持された第2の保持手段を、前記第2の平面の前記一方側の平面であって前記第2の軸平行線から所定距離隔て、且つ前記当接片に当接しない開始位置に配設する第1の工程と、前記第1の保持手段を第1の移動速度且つ第1の移動推力で前記開始位置から第1の軸平行線側に移動させて、前記当接片を第2の保持手段に当接させる第2の工程と、前記第2の工程終了後に、前記第1の保持手段に対する前記第1の移動推力を維持したまま、前記第1の速度よりも遅い第2の速度、且つ前記第1の移動推力よりも大きい第2の移動推力で前記第2の保持手段を第2の軸平行線側に移動させて、前記第1の部材および第2の部材の各端部を前記第1の軸平行線と第2の軸平行線との間に形成される隙間に挿入する第3の工程と、前記第3の工程終了後に、前記第2の保持手段を前記第2の速度且つ第2の移動推力で前記第2の平面の他方側の平面に移動させ、前記第1の部材および第2の部材を、前記隙間内で貼り合わせる第4の工程とを実行することを特徴としている。
【0031】
また前記第1の工程は、前記開始位置以外の位置で第1の部材を保持した後、前記開始位置に配設する工程を含んでいることを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態例を説明する。図1において20は、例えば水平に配設された装置本体のベース板であり、該ベース板20から所定距離隔てた上方には、弾性を有し回転可能に軸支されたローラ21(本発明の筒体)が配設されている。
【0033】
このローラ21の所定距離上方には、該ローラ21の回転中心軸と平行に回転軸22が設けられている。この回転軸22には、図1に示す第1の位置と図2に示す第2の位置との間で回転可能なステージ23(本発明の基体)の一端が軸支されている。
【0034】
このステージ23の一方の面(図1では上方の面)には、本発明の第1の移動手段としての、第1のエアーシリンダ24a、リニアガイド25a、シリンダジョイント26aを介して可動部23a(本発明の第1の保持手段)が、前記ローラ21の回転中心軸と直交する方向に移動可能に配設され、さらに回転軸22側端には所定長さを有した可動部ストッパ27(本発明の第1の移動停止手段)が立設されている。
【0035】
この可動部ストッパ27の設置位置は、ローラ21の回転中心軸に直交する方向に調整自在に構成されている。
【0036】
前記可動部23aの一方の面(図1では上方の面)は、例えば通気性のある多孔質材から成るワークA保持面23hとして形成され、該ワークA保持面23hには例えば偏光板から成るワークA(本発明の第1の部材)が載置されて、例えばバキューム(真空引き)の吸引力によって吸着保持されるように構成されている。
【0037】
尚前記ワークA保持面23hには、図示省略しているが、ワークAと略同一形状の掘り込みがなされており、前記ワークAは、該掘り込みの直交する2辺により決められる位置に手動にて載置された後、バキュームにて吸着保持されるものである。
【0038】
前記可動部23aの、可動部ストッパ27に近い側の端部は、該可動部ストッパ27に当接する当接部23sと、該当接部23sよりも可動部ストッパ27側に延設された延長保持面23hhが形成されている。
【0039】
可動部23aの可動部ストッパ27と反対側の端部には、所定長さの位置決めユニット28(本発明の当接片)が立設されている。
【0040】
前記ベース板20のローラ21側の面には、該ローラ21の回転中心軸に直交する方向に移動可能にステージ33(本発明の第2の保持手段)が配設されている。
【0041】
尚ステージ33は、本発明の第2の移動手段としての例えば第2のエアーシリンダ、リニアガイド、シリンダジョイントによって移動するように構成されているが、それらは図示省略している。
【0042】
ステージ33のローラ21側の面はワークB保持面33hとして形成され、該ワークB保持面33hには例えばタッチパネルのガラス製基板から成るワークB(本発明の第2の部材)が載置されて、例えばバキューム(真空引き)の吸引力によって吸着保持されるように構成されている。
【0043】
尚前記ワークB保持面33hには、図示省略しているが、ワークBと略同一形状の掘り込みがなされており、前記ワークBは、該掘り込みの直交する2辺により決められる位置に手動にて載置された後、バキュームにて吸着保持されるものである。
【0044】
ステージ33の前記ローラ21と反対側の端部には、カムフォロア(ベアリング)37が設けられている。
【0045】
ベース板20の、前記ローラ21側の面であって前記カムフォロア37に近い部位には、所定高さのステージストッパ38(本発明の角度設定手段)が立設されている。
【0046】
このステージストッパ38とステージ23は、該ステージ23を図2のように回転させたとき、ステージストッパ38の先端がステージ23の可動部23a側の面に当接してステージ23を図2に示す第2の位置に停止させ得る位置関係に配設されている。
【0047】
本実施形態例における第1の位置とは、図1に示すように、可動部23aのワークA保持面23hにワークAを手動で載置できるように、該ワークA保持面23hを上方に向かせた位置である(例えば水平)。
【0048】
また本実施形態例における第2の位置とは、図2に示すように、ステージ23のワークA保持面23hを、ステージ33のワークB保持面33hに対して所定角度をもって対向させた位置である。
【0049】
すなわち図2において、可動部23aのワークA保持面23hは、前記ローラ21の外周表面であって回転中心軸と平行な第1の軸平行線Lと、該第1の軸平行線Lに直交する第1の直交線とで形成される第1の平面のうち、第1の軸平行線Lを境として所定距離ステージストッパ38側に隔てた平面(本発明の開始位置)に配設される。
【0050】
またステージ33のワークB保持面33hは、前記第1の軸平行線Lと平行であって、且つローラ21の外周表面からベース板20側に所定距離離間した第2の軸平行線Lと、該第2の軸平行線Lに直交し且つ前記第1の平面に対して所定角度を有した第2の直交線とで形成される第2の平面のうち、第2の軸平行線Lを境として所定距離ステージストッパ38側に隔てた平面(本発明の開始位置)に配設される。
【0051】
前記第1の軸平行線Lと第2の軸平行線L間の隙間Gの間隔は、例えばワークAとワークBを合わせた厚みに対し0〜30μm小さく設定されている。
【0052】
そしてこの隙間Gの間隔(すなわちローラ21のステージ33に対する高さ)は、例えばローラ21の両端に取り付けられた図示省略のマイクロヘッド(本発明の隙間調整手段)によって調整される。
【0053】
また図2における(第2の位置における)ワークA保持面23hがワークB保持面33hに対向する角度は、ステージストッパ38にある調整手段(例えば高さ調整手段)によって調整可能となっており、例えば1.5〜3度の範囲に設定される。
【0054】
またステージ23および可動部23aが図2の第2の位置にセットされたとき、位置決めユニット28はステージ33のカムフォロア37に接触せず、それらの間には所定の隙間が空くよう(互いに接触しないよう)な位置関係に設定されている。
【0055】
次に上記のように構成された装置の動作を図1〜図5とともに述べる。まずワークAを保持する前は、ステージ23の可動部23aは図1の第1の位置に示すように、ワークA保持面23hを上方に向けている。
【0056】
この状態でワークAを、ワークA保持面23hの掘り込みにより決定される位置に手動で載置する。そしてステージ33のワークB保持面33hにも前記と同様に掘り込みにより決定される位置にワークBを載置し、それら各ワークA、Bをバキュームにより各々吸着保持する。
【0057】
次にステージ23を、手動にて、回転軸22を中心にステージ33上のステージストッパ38の先端に当たるまで回転させ、図2の第2の位置にセットする。このとき可動部23aの位置決めユニット28はステージ33のカムフォロア37とは接触していない。
【0058】
次に図示しない外部制御手段によって第1のエアーシリンダ24aを動作させて、可動部23aを、前記第1の平面に沿って第1の軸平行線L側に、第1の推力且つ第1の移動速度で移動させる。
【0059】
そして位置決めユニット28が図3に示すようにステージ33のカムフォロア37に接触すると、前記第1の推力はステージ33を動かすほどの推力に設定されていないため、可動部23aは、前記接触した位置で前記第1の推力を維持したまま停止する。
【0060】
次に図示しない外部制御手段によって第2のエアーシリンダ(図示省略)を動作させて、ステージ33を前記第2の平面に沿って第2の軸平行線L側に、第2の推力且つ第2の移動速度で移動させる。
【0061】
すると、前記可動部23aは、維持していた前記第1の推力により前記隙間G方向へ第1の移動速度で移動を再開しようとするが、この時、前記可動部23aの第1の移動速度は前記ステージ33の第2の移動速度より速く、前記第1の推力は前記第2の推力より小さくなるように設定されているため、前記位置決めユニット28と、前記カムフォロア37は常に接触した状態で、第2の移動速度で移動することとなり、前記可動部23aと前記ステージ33は、図4に示すように、前記可動部23aの当接部23sが可動部ストッパ27に当接して停止するまで、前記第2の移動速度で共に移動する。
【0062】
尚、前記第1の移動速度と第2の移動速度は、例えば、前記第1のエアーシリンダと第2のエアーシリンダに供給されるエアーを、スピードコントローラにて調節することにより調整される。
【0063】
前記可動部23aの移動終了位置(当接部23sが可動部ストッパ27に当接した位置)において、ワークAとワークBの貼り合わせ開始端(各ローラ側端部)は、同一速度で同時に前記隙間Gへ挿入され、ステージ33とローラ21の外周表面にて貼り合わせ開始端から1〜2mm挟まれ圧着される。
【0064】
前記ワークA,Bの貼り合わせ開始端が図4のように圧着された後は、前記可動部23aは可動部ストッパ27で規定された移動終了位置で停止し、ステージ33のみが図示矢印方向に前記第2の移動速度で移動を続け、ワークAとワークBは圧着した状態で隙間G内に引き込まれていき、図5(a)のように順次ローラ21の回転により圧着され貼り合わせが行われる。
【0065】
このワークAとワークBの貼り合わせ開始端の前記隙間G内への挿入時および貼り合わせ進行時の速度は前記第2の移動速度で行われ、例えば75mm/sec以下の速度に設定される。
【0066】
またこの時のワークAを保持するためのバキューム力は、前記ワークAが前記隙間G内に引き込まれていく際に、前記可動部23aのワークA保持面23hから離れることができるバキューム力に調整されている。
【0067】
前記ステージ23上の可動部ストッパ27は、前記可動部23aの移動方向に調整自在に設置されているため、前記可動部ストッパ27の位置により前記可動部23aの移動最終位置を調整するだけで、前記ワークAとワークBの貼り合わせの開始位置を任意の位置に設定することが可能となる。
【0068】
貼り合せの終了直前において、前記ワークA(偏光板)は図5(a)に示す状態になる。理想はローラ21の直前までワークAとワークB(ガラス基板)が接触しないことであるが、ローラ21と可動部23aが干渉するため、ワークAの貼り合わせ終端部は隙間Gに挿入される前に図5(b)のようにワークB上に落下してしまう。
【0069】
またワークAの貼り合わせ終端部が隙間Gに挿入される前にワークB上に落下してしまう他の要因は次のとおりである。
【0070】
すなわち、貼り合わせ工程が進行するにつれてワークA(偏光板)は可動部23aのワークA保持面23hを移動するため、ワークAを吸着している面積が減少して行き、吸着力も低下して行く。
【0071】
ワークA、すなわち偏光板はそれ自身が剛性をもっているため、初期形状であるフラットな形状に戻ろうとする弾性復元力が働く。この復元力が吸着力を上回ると前記偏光板は図5(a)のように可動部23aを離れて落下する。
【0072】
偏光板(ワークA)が落下すると、前記隙間Gに挿入される前に偏光板とガラス基板(ワークB)が接触してしまう。前記偏光板には接着剤が塗布されているため、図5(b)に示すように、ローラ21でニップされる前に偏光板(ワークA)とガラス基板(ワークB)の接着が発生してしまう。
【0073】
本発明の貼り合わせ装置は、ローラ21によって空気を押し出しながら貼り合わせを行う構造であるため、ローラ21でニップする前に偏光板(ワークA)とガラス基板(ワークB)が接着してしまうと、図5(c)に示すように空気が押し出され難くなり、結果として大きな気泡が偏光板とガラス基板の間に残留してしまう。
【0074】
このような空気の挟み込み発生によって品質の低下を招く恐れがある。しかしながら前記偏光板の落下を防止するために、単純に可動部23aのバキューム力を強くすると、貼り合わせの際に、吸着された偏光板が可動部23aのワークA保持面23hを滑らなくなり、貼り合わせ位置がずれる等の不具合が発生する。
【0075】
そこで本実施形態例では次のような対策を講じた。前記可動部23aの拡大図である図5(a),(b)において、可動部23aはワークAを真空引きにより吸着している。真空引きをするために、通常は可動部23aに吸着用の孔を適切な数量あけている。しかし本実施形態例の可動部23aはこのような吸着用の孔をあけてはおらず、通気性がある多孔質材を採用している。
【0076】
前記吸着用孔の場合、孔部分でのみの吸着となるが、本実施形態例の多孔質材は吸着用孔とは異なり、表面部全体がワークを吸着するという特徴を持っている。
【0077】
この多孔質材を可動部23aの先端部、すなわち図5(d)に示す延長保持面23hhまで使用し、可動部先端をローラ21から逃げられるような加工を施す(ローラ21の円筒形状に合わせるように、当接部23sから延長保持面23hh先端にかけてを傾斜面23とする)ことで、理論上、ローラ21と可動部23aが接触しないように設ける隙間部分だけしか離れていないところまでワークAの保持が可能となる。
【0078】
すなわち、貼り合わせ終了間際までワークAを吸着保持することができ、図5(b)の状態を極力抑制することが可能となる。
【0079】
次にワークAの貼り合わせ終端部が前記ローラ21にニップされる前にワークB上に落下してしまうのを防止した本発明の他の実施形態例を図6〜図13とともに説明する。
【0080】
本実施形態例では、貼り合わせの最終段階において、偏光板(第1の部材)が自身の弾性復元力によって偏光板吸着部(第1の保持手段)から離反し下方に位置するガラス基板(第2の部材)に接触しないように、図6に示すように、前記偏光板の離反した端面を受け止める機構である受け機構、例えば偏光板受け台を設けた。
【0081】
図6〜図13において図1〜図4と同一部分は同一符号をもって示している。図6において50は、図1〜図4と同様に構成されたローラ21の回転中心軸に直交する方向に、例えば水平に配設されたスライドガイドである。
【0082】
53はワークB(ガラス基板)を上面にて水平に吸着保持するステージ(基板吸着部;本発明の第2の保持手段)であり、その下面にはステージ支持部材53aが固設されている。ステージ支持部材53aの端部は、スライドガイド50上を摺動する摺動部材54aに固設されている。
【0083】
したがってワークBを吸着保持したステージ53は、図示省略の第2の移動手段(例えば第2のエアーシリンダ)によってスライドガイド50に沿って移動することができる。
【0084】
23aは、前記図1〜図4と同様に構成されてワークA(偏光板)を摺動可能に吸着保持する可動部(偏光板吸着部)であり、図1〜図4における、回転軸22、ステージ23、第1のエアーシリンダ24a、リニアガイド25a、シリンダジョイント26a、可動ストッパ27、位置決めユニット28、ステージストッパ38等は図示省略している。
【0085】
またワークA保持面23hは、図1〜図4の実施形態例と同様に、可動部23aを図1の第1の位置から図2の第2の位置(貼り合わせの開始位置)にセットしたときに、ワークB保持面53hに対して2〜5°程度の角度をもって対向するように構成されている。
【0086】
55aは、高さ方向一方の端面が、ステージ53に吸着保持したワークBの高さより若干高い位置となるように、ワークBの貼り合わせ終端部側に設けられた受け台支持部材である。
【0087】
この受け台支持部材55aのステージ53よりも下側部位にはコイルばね56の一端が固定され、該コイルばね56の他端はステージ53の下面の係止部57に係止されており、これによって受け台支持部材55aは、コイルばね56のばね力によってステージ53の、ワークBの貼り合わせ終端部側の側面に密着保持されている。
【0088】
尚ステージ53のワークB貼り合わせ終端部側の側面には、図1〜図4のカムフォロア37と同様に、位置決めユニット28と接触するカムフォロアが設けられている(図示省略)。
【0089】
受け台支持部材55aの高さ方向一方の端面には、下面が受け台支持部材55aの幅寸法よりも大きい幅寸法に形成され、ワークBの貼り合わせ終端部側に所定距離延設された偏光板受け台55が固設されている。
【0090】
前記のように、受け台支持部材55aの高さ方向一方の端面がワークBの高さより若干高い位置であるため、受け台支持部材55aがステージ53に密着保持されている状態において、偏光板受け台55の下面はワークBに対して若干の隙間を隔てて対向する。
【0091】
偏光板受け台55には、可動部23aのワークA保持面23hから落下するワークAの貼り合わせ終端部を受ける接触面55bが、幅(厚み)2〜5mm、角度50〜70°の範囲で形成されている。
【0092】
この接触面55bは、ワークA端面との接触が線接触となるように斜面形状に形成され、またワークA(偏光板)に塗布された接着剤の転写を防ぐため、例えばトシカル処理や、テフロン(登録商標)処理等が施されている。
【0093】
受け台支持部材55aの高さ方向他端部は、前記スライドガイド50上を摺動する摺動部材54bに固設されている。したがって、ステージ53にコイルばね56によって密着された受け台支持部材55aおよび偏光板受け台55は、ステージ53の移動とともにスライドガイド50に沿って移動することができる。
【0094】
58は、装置本体に固設され、前記隙間G近傍で前記受け台支持部材55aと当接して該部材55aを停止させる偏光板受け台ストッパー(本発明の第2の移動停止手段)である。
【0095】
前記ストッパー58は、偏光板受け台55の隙間Gに対向する側の先端が、ステージ53とともに隙間G近傍まで移動したときに、隙間Gの直前で受け台支持部材55aに当接して受け台支持部材55aおよび偏光板受け台55を停止させる位置に設けられている。尚偏光板受け台ストッパー58の取り付け位置は任意に変更できるように構成されている。
【0096】
図6〜図11は、前記のように構成された装置を用いて貼り合わせを行うときの貼り合わせ工程を示している。尚これらの図において、可動部23a(第1の保持手段)を移動させる第1の速度、ステージ53(第2の保持手段)を移動させる第2の速度、およびそれらの移動推力は、図1〜図4で述べた実施形態例と同様に設定されている。
【0097】
まず図6は、前記図2の第2の位置のようにワークAを吸着保持した可動部23aを、ワークBを吸着保持したステージ53に対して所定角度をもって対向配設させた初期状態を示している。
【0098】
次に貼り合わせ装置の各部は前記図2〜図4で述べた動作と同様の動作を行う。すなわち、第1のエアーシリンダ24aを動作させて可動部23aを隙間G側に移動させ、位置決めユニット28をステージ53のカムフォロア(図示省略)に接触させ、その後第2のエアーシリンダ(図示省略)を動作させてステージ53をスライドガイド50に沿って隙間G側に移動させる。
【0099】
するとステージ53の移動にともなって、受け台支持部材55a、偏光板受け台55および可動部23aが図7の矢印の方向に移動し、図4に示すように可動部23aの当接部23sが可動部ストッパ27に当接した時点で可動部23aの移動が終了する。
【0100】
前記可動部23aの移動終了位置(当接部23sが可動部ストッパ27に当接した位置)において、ワークAとワークBの貼り合わせ開始端(各ローラ側端部)は、同一速度で同時に前記隙間Gへ挿入され、図7に示すように、ステージ53とローラ21の外周表面にて貼り合わせ開始端から1〜2mm挟まれ圧着される。
【0101】
前記ワークA,Bの貼り合わせ開始端が図7のように圧着された後は、前記可動部23aは可動部ストッパ27で規定された移動終了位置で停止し、ステージ53、受け台支持部材55a、偏光板受け台55が前記移動を続け、ワークAとワークBは圧着した状態で隙間G内に引き込まれていき、図8のように順次ローラ21の回転により圧着され貼り合わせが行われる。
【0102】
図8に示すような貼り合わせ工程途中において、ワークA、すなわち偏光板はローラ21を支点にして可動部23aとステージ53の対向角度分だけ変形している。前記偏光板はそれ自身が剛性を持っているため弾性復元力が働く。
【0103】
この弾性復元力の方向は、偏光板吸着部である可動部23aから離れる方向、すなわち図8中の矢印のように偏光板が落下する方向に働いている。そのため前記偏光板を吸着している吸着力よりも弾性復元力が大きくなったときに偏光板は可動部23aを離れる。
【0104】
前記偏光板が可動部23aより離れた時に本発明の偏光板受け台55が設けられていない場合、前述した図5(b)のように偏光板とガラス基板が接着してしまい、図5(c)に示すような気泡残留を誘発する。
【0105】
しかし本発明のように偏光板受け台55が設けられていると、落下した偏光板(ワークA)は図9に示すように、偏光板受け台55の接触面55bによって保持され、ワークB、すなわちガラス基板との接触を防止することができ、その結果、図5(c)に示すような気泡の挟み込みを抑制することができる。
【0106】
前記偏光板受け台55は、接触面55bにて偏光板(ワークA)の貼り合わせ終端部を保持したままステージ53と同一速度で隙間G方向へ移動するが、偏光板受け台55の隙間G側の先端が図10(a)のようにローラ21直前位置まで移動し、受け台支持部材55aが偏光板受け台ストッパー58に当接すると、該受け台支持部材55aおよび偏光板受け台55の移動は停止する。
【0107】
そしてその後ステージ53はコイルばね5のばね力に抗して図示矢印方向への移動が継続され、図11のようにワークA,Bの貼り合わせ終端部が隙間Gを通過した位置で貼り合わせが完了する。
【0108】
前記偏光板受け台ストッパー58の設置位置は任意に変更可能であり、偏光板受け台55の停止位置を自由に設定することができる。これにより、偏光板(ワークA)の厚みが異なっても貼り合わせ直前まで偏光板の保持が可能である。
【0109】
すなわち、前記偏光板が厚い時は、偏光板受け台ストッパー58を、図10(a)の位置よりもステージ53進行方向手前位置である図10(b)の位置に配設し、また逆に前記偏光板が薄い時は、ローラ21側の位置に配設するものである。
【0110】
また前記偏光板を保持する区間を任意設定することができるため、偏光板保持区間の最適条件を設定することが可能である。
【0111】
前記偏光板(ワークA)とガラス基板(ワークB)の貼り合わせにおいては、偏光板側に接着剤が塗布されている。偏光板受け台55は、この接着面を受けることになるため、繰り返し使用をすると、偏光板に塗布されている接着剤が偏光板受け台55に転写してしまう。
【0112】
そこで本発明では、偏光板受け台55と偏光板の接触は、図12に示すように接触面55bを傾斜面に形成することで、偏光板のエッジ部分のみが接触する線接触とした。
【0113】
また、この偏光板を受け止める接触面55bには、トシカル処理やテフロン処理等の表面処理を施し、更に接着剤の転写を抑制した。こうした加工や処理をすることによって、偏光板受け台55の接着剤除去にかける時間を大幅に削減することが可能となる。
【0114】
次に本発明の、より具体的な実施形態例を図13に示す。図13は本実施形態例における要部のみ、すなわち偏光板(ワークA)、ガラス基板(ワークB)、可動部23a、ステージ53、偏光板受け台55、受け台支持部材55a、接触面55bを示している。
【0115】
実施の主要条件は次のとおりである。
【0116】
偏光板と、水平に保持されたガラス基板との対向角度:3°
偏光板受け台55の接触面下面と、ガラス基板との隙間:0.5mm
偏光板受け台の接触面55bをなす部分の厚み(幅):3mm
偏光板受け台の接触面55bの角度:60°
偏光板受け台の接触面55bの表面処理:トシカル処理
偏光板厚み:0.255mm
貼り合わせスピード:30mm/sec
偏光板吸着部(可動部23a)のバキューム力:真空エジェクタに0.4Mpa圧縮エア供給。
【0117】
上記条件にて、貼り合わせを行った結果において、前記ガラス基板と偏光板の貼り合わせ面に残留する気泡の発生頻度は極めて少なくなり、次工程である脱泡工程に費やす時間を大幅に短縮することが可能となった。
【0118】
また、前記偏光板の端面(貼り合わせ終端部)の前記接触面55bへの接触が線接触であることと、前記接触面55bに表面処理を施していることにより、前記偏光板に塗布された接着剤が前記接触面55bへ転写することは非常に少なくなった。
【0119】
以上のように前記実施形態例の装置によれば、サーボモータ等での特別な制御を施さなくても、ワークAとワークBの貼り合わせ開始端を同一速度で同時に、ローラ21とステージ33又は53で形成される隙間Gに挿入することが可能となり、貼り合わせ開始端に見られる「押し跡」は100%防止することができた。
【0120】
尚前記実施形態例では、ステージ23を回転させるための回転軸22を、ローラ21の上方位置に回転中心軸と平行に配設していたが、これに限らず、例えば図2の実線で示す構成において、ステージ23の、ローラ21の回転中心軸に直交する線に沿ったいずれかの辺に、ステージ23を回転させるための回転軸を設けるように構成しても良い。
【0121】
このように構成した場合は、ローラ21の回転中心軸をいずれかに延長した延長線側において、可動部23aのワークA保持面23hを上方に向けた第1の位置でワークAを可動部23aに載置して吸着、保持を行い、その後ステージ23を回転させて図2の実線で示す第2の位置に装置をセットすることになる。
【0122】
またステージ23の回転軸22を、図2の実線で示す構成において、ローラ21の回転中心軸と平行であって、可動部ストッパ27に近い側の辺ではなく、ステージストッパ38に近い側の辺に設けても良い。
【0123】
このように構成した場合は、前記ステージ23の回転軸を境とし、ローラ21とは反対側の領域において可動部23aのワークA保持面23hを上方に向けた第1の位置でワークAを可動部23aに載置して吸着、保持を行い、その後ステージ23を回転させて図2の実線で示す第2の位置に装置をセットすることになる。
【0124】
尚本発明における第1の部材(ワークA)は、プラスチックの板材、シートもしくはフィルムが使用され、前記第2の部材(ワークB)は、金属、プラスチックもしくはガラスの基板が使用される。
【0125】
また前記第1の移動速度よりも遅い第2の移動速度は、例えば30mm/sec〜100mm/sec程度が良好な速度範囲である。
【0126】
また前記ローラ21の径は、小さければ小さいほどローラ21と可動部23aを近ずけることができワークAを貼り合わせ間際まで吸着、保持することができるため、例えばローラ径をφ10、ゴム硬度を30に選定するのが好ましい。
【0127】
但し、ローラ径をφ10よりも小さくしてしまうとゴムの肉厚が薄くなるため、ゴム硬度30という数値に信頼性がなくなる。
【0128】
また本発明で使用される第1および第2の部材(ワークA、B)の大きさは、例えば60mm×100mm以下で適用されるが、大きくすることは特に制限はない。
【0129】
また第1の部材として用いるシートは薄くて剛性が小さいもの、第2の部材として用いる基板は硬いもの(弾力がない)が理想である。
【0130】
また前記ワークA保持面23h、ワークB保持面33hのバキューム穴のパターンは、例えば格子状、千鳥状等に形成される。
【0131】
また前記装置本体のベース板20、スライドガイド50、ローラ21、回転軸22は、図1〜図4、図6〜図11のように水平に配設するに限らず、所定の角度を有して配設しても良い。
【0132】
さらに、本発明の第1、第2の保持手段、第1、第2の移動手段、移動停止手段、角度設定手段、隙間調整手段、基体、受け機構は、前記実施形態例に限らず、同様の作用、効果を奏する他の手段で構成しても良い。
【0133】
例えば図6〜図11においては、受け台支持部材55aを、コイルばね56によってステージ53に一体的に保持させ、受け台支持部材55aが偏光板受け台ストッパー58に当接することによって該部材55aの移動を停止させていたが、これに限らず、ステージ53と受け台支持部材55aの当接部分で両者を連結する連結具を設け、前記偏光板受け台ストッパー58の設置位置において前記連結具の連結を解くとともに、受け台支持部材55aの移動を停止させるストッパーを設けるように構成しても良い。
【0134】
また図6〜図11(偏光板受け台55を設ける実施形態例)における可動部23aを、図5(d)に示すような延長保持面23hhおよび傾斜面23Rを有した形状に構成しても良い。
【0135】
また図6〜図11の偏光板受け台55の接触面55bの、ローラ21の軸方向に沿う長さは、ワークA(偏光板)の幅と同一に形成しなくても、貼り合わせ時にワークA貼り合わせ終端部が落下しない範囲内で、比較的小さい接触面積の偏光板受け台を所定間隔隔てて複数個ローラ21の軸方向に沿って並設して構成しても良い。
【0136】
尚、本発明の貼り合わせ装置は、タッチパネルのガラス製基板と偏光板の貼り合わせ以外に、液晶ディスプレイの製造工程、高密度円盤状記録ディスク等、ワークの貼り合わせを行う製造工程においても、サーボモータ等での特別な制御を使用せずに適用することが可能である。
【0137】
【発明の効果】
(1)以上のように請求項1〜16に記載の発明によれば、サーボモータ等の高価な機器や特別な制御を施さなくても、簡単な装置構成によって貼り合わせ時の「押し跡」の発生を100%防止することができる。このためモータコントローラ等を省くことができ、装置の小型化および制御の簡略化を図ることができる。
(2)また請求項2に記載の発明によれば、移動停止手段を設定変更するだけで、第1および第2の部材の貼り合わせ開始端を決めることができ、貼り合わせ開始位置調整が容易となる。
(3)また請求項3に記載の発明によれば、第1の保持手段の当接片が第2の保持手段に当接してから、第1および第2の部材の貼り合わせ開始端が筒体と第2の保持手段の間の隙間に挿入されるまでの間、第1および第2の部材を同一速度(第2の速度)で移動させることができる。
(4)また請求項4に記載の発明によれば、貼り合わせ開始時に前記隙間に挿入される第1の部材と第2の部材のなす角度を任意に設定することができる。
(5)また請求項5に記載の発明によれば、第1の保持手段を筒体側に極力近づけて貼り合わせを行うことができ、延長保持面によって、貼り合わせ終了間際まで第1の部材を保持することができる。これによって、貼り合わせ終了前の部材落下による気泡の発生を防止したり、貼りむらの発生を防止することができる。
(6)また請求項7に記載の発明によれば、吸着用孔を設ける必要はなくなり、第1の保持手段の保持面が下方に向けられた場合でも、第1の部材を貼り合わせ終了時まで確実に保持することが可能となり、貼り合わせ終了前の部材落下による気泡の発生を防止したり、貼りむらの発生を防止することができる。
(7)また請求項8に記載の発明によれば、貼り合わせる第1および第2の部材の厚さに応じて筒体と第2の保持手段の間の隙間の間隔を任意に調整することができる。
(8)また請求項10に記載の発明によれば、第1の平面位置以外の位置で第1の部材を容易に第1の保持手段の保持面に載置し保持させることができる。
(9)また請求項11に記載の発明によれば、従来のサーボモータ使用時に比較して5%程度の費用のエアーシリンダを使用して貼り合わせを良好に行うことができ、装置価格が大幅に低廉化するとともに、制御も極めて簡略化される。
(10)また請求項13〜16に記載の発明によれば、第1の部材、例えば偏光板が貼り合わせ工程中に第1の保持手段から外れて落下しても、前記偏光板が第2の部材、例えばガラス基板に接着することがなくなったため、気泡の発生頻度が極めて小さくなった。それにより、次工程である脱泡工程に必要な時間を短縮することができるようになった(120分から10分程度に短縮)。
(11)また請求項15、16に記載の発明によれば、受け機構の接触面を、前記偏光板のエッジしか触れない構造にしたことと、受け機構の接触面にトシカル処理やテフロン処理等の表面処理を施したため、前記偏光板からの接着剤転写はほとんど発生せず、受け機構に必要な清掃等のメンテナンス機会を抑制することが可能となった。
(12)また請求項17、18に記載の発明によれば、簡単な方法によって貼り合わせ時の「押し跡」の発生を100%防止することができる。また本発明の方法を用いれば、貼り合わせ装置を、高価なサーボモータ等の部品を使用することなく構成することができる。
(13)また請求項18に記載の発明によれば、第1の平面位置以外の位置で第1の部材を容易に第1の保持手段の保持面に載置し保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貼り合わせ装置の一実施形態例の概略構成図。
【図2】本発明の貼り合わせ装置の一実施形態例を表し、第1の保持手段を第2の位置に回転させた直後を示す構成図。
【図3】本発明の貼り合わせ装置の一実施形態例を表し、当接片が第2の保持手段に当接して第1の保持手段が停止したときの構成図。
【図4】本発明の貼り合わせ装置の一実施形態例を表し、第1の保持手段がストッパに当接して第1の保持手段の移動が停止したときの構成図。
【図5】貼り合わせ装置による貼り合わせ終了直前の様子を示す説明図。
【図6】本発明の他の実施形態例の貼り合わせ工程における、初期状態を示す説明図。
【図7】本発明の他の実施形態例の貼り合わせ工程における、貼り合わせ開始時の状態を示す説明図。
【図8】本発明の他の実施形態例の貼り合わせ工程における、貼り合わせ進行中の状態を示す説明図。
【図9】本発明の他の実施形態例の貼り合わせ工程における、落下した偏光板を受け止めた状態を示す説明図。
【図10】本発明の他の実施形態例の貼り合わせ工程における、偏光板を受け止めた状態で貼り合わせを行っているときの様子を示す説明図。
【図11】本発明の他の実施形態例の貼り合わせ工程における、貼り合わせ完了時の様子を示す説明図。
【図12】本発明の他の実施形態例の要部説明図。
【図13】本発明の他の実施形態例の要部説明図。
【図14】従来の貼り合わせ方法の一例を示す説明図。
【図15】従来の貼り合わせ方法の他の例を示す説明図。
【符号の説明】
20…ベース板、21…ローラ、22…回転軸、23,33,53…ステージ、23a…可動部、23h…ワークA保持面、23hh…延長保持面、23s…当接部、24a…第1のエアーシリンダ、25a…第1のリニアガイド、26a…第1のシリンダジョイント、27…可動部ストッパ、28…位置決めユニット、33h,53h…ワークB保持面、37…カムフォロア、38…ステージストッパ、50…スライドガイド、54a,54b…摺動部材、55…偏光板受け台、55a…受け台支持部材、55b…接触面、56…コイルばね、57…係止部、58…偏光板受け台ストッパー、A,B…ワーク、G…隙間、L…第1の軸平行線、L…第2の軸平行線。

Claims (18)

  1. 少なくともいずれか一方に接着剤が塗布された第1および第2の部材を貼り合わせる貼り合わせ装置であって、
    弾性を有するとともに所定径を有した回転可能な筒体と、
    前記筒体の回転中心軸と平行であって、該筒体の外周表面の所定部位に存在する第1の軸平行線と、該第1の軸平行線に直交する第1の直交線とで形成される第1の平面上に、第1の部材を保持する第1の保持手段と、
    前記筒体の外周表面から所定距離離間し、前記第1の軸平行線と平行であり、且つ前記第1の平面の、前記筒体と反対側の面に対向して存在する第2の軸平行線と、該第2の軸平行線に直交し且つ前記第1の平面に対して所定角度を有した第2の直交線とで形成される第2の平面上に、第2の部材を保持する第2の保持手段と、
    前記第1の保持手段を、前記第1の平面のうち、第1の軸平行線を境とする一方側の平面領域で、前記第1の直交線に沿って第1の速度で移動させる第1の移動手段と、
    前記第2の保持手段を、前記第2の平面のうち、第2の軸平行線を境とする一方側の平面から他方側の平面に、前記第2の直交線に沿って、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で移動させる第2の移動手段と、
    前記第1の部材および第2の部材の各端部が、前記第1の軸平行線と第2の軸平行線との間に形成される隙間に挿入される位置で、前記第1の保持手段の移動を停止させる第1の移動停止手段と
    を備え、前記第1の部材および第2の部材を、前記隙間内で貼り合わせることを特徴とする貼り合わせ装置。
  2. 前記第1の移動停止手段は、前記第1の保持手段の移動停止位置を任意に設定変更できるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  3. 前記第1の保持手段には、該第1の保持手段の移動時に前記第2の保持手段に当接する当接片が設けられ、前記第1の移動手段の移動推力は前記第2の移動手段の移動推力よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  4. 前記所定角度を任意に設定する角度設定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  5. 前記第1の移動停止手段は、前記筒体と前記第1の保持手段の間に配設されたストッパを有し、前記第1の保持手段の前記筒体側端部には、前記ストッパに当接する当接部と、該当接部から所定距離前記筒体側に延設された延長保持面とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  6. 前記第1の保持手段は所定の吸引力によって第1の部材を保持することを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  7. 前記第1の保持手段は、その保持面に多孔質材を有していることを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  8. 前記隙間の間隔を調整する隙間調整手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  9. 前記隙間の間隔は、前記第1の部材および第2の部材の合計厚みと同一か又はそれ以下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  10. 前記第1の保持手段を前記第1の平面位置以外の位置に移動させる基体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  11. 前記第1の移動手段は第1のエアーシリンダを備え、前記第2の移動手段は第2のエアーシリンダを備えていることを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  12. 前記第1の部材はプラスチックの板材、シートもしくはフィルムであり、前記第2の部材は金属、プラスチックもしくはガラスの基板であることを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  13. 前記第1の部材の貼り合わせ終端部を受ける接触面を有し、前記第2の保持手段に一体的に保持されるとともに、前記第2の部材の貼り合わせ終端部側の前記第1の部材に対向する部位であって、前記第2の部材から所定距離隔てた部位に配設された受け機構と、
    前記受け機構の前記隙間に対向する側の先端位置が、前記隙間近傍の所定位置まで移動したときに前記受け機構の移動を停止させる第2の移動停止手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  14. 前記第2の移動停止手段は、前記受け機構の移動停止位置を任意に設定変更できるように構成されていることを特徴とする請求項13に記載の貼り合わせ装置。
  15. 前記受け機構の接触面は、前記第1の部材の貼り合わせ終端部と線接触できる傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項13に記載の貼り合わせ装置。
  16. 前記受け機構の接触面は、接着剤の転写を抑制する表面処理が施されていることを特徴とする請求項13に記載の貼り合わせ装置。
  17. 少なくともいずれか一方に接着剤が塗布された第1および第2の部材を貼り合わせる貼り合わせ方法であって、
    弾性を有するとともに所定径を有した回転可能な筒体と、
    前記筒体の回転中心軸と平行であって、該筒体の外周表面の所定部位に存在する第1の軸平行線と、該第1の軸平行線に直交する第1の直交線とで形成される第1の平面上に、第1の部材を保持する第1の保持手段と、
    前記筒体の外周表面から所定距離離間し、前記第1の軸平行線と平行であり、且つ前記第1の平面の、前記筒体と反対側の面に対向して存在する第2の軸平行線と、該第2の軸平行線に直交し且つ前記第1の平面に対して所定角度を有した第2の直交線とで形成される第2の平面上に、第2の部材を保持する第2の保持手段と、
    前記第1の保持手段を、前記第1の平面のうち、第1の軸平行線を境とする一方側の平面領域で、前記第1の直交線に沿って移動させる第1の移動手段と、
    前記第2の保持手段を、前記第2の平面のうち、第2の軸平行線を境とする一方側の平面から他方側の平面に、前記第2の直交線に沿って移動させる第2の移動手段と、
    前記第1の保持手段に設けられ、該第1の保持手段の移動時に前記第2の保持手段に当接する当接片とを備え、
    前記第1の部材が保持された第1の保持手段を、前記第1の平面の前記一方側の平面であって前記第1の軸平行線から所定距離隔てた開始位置に配設し、前記第2の部材が保持された第2の保持手段を、前記第2の平面の前記一方側の平面であって前記第2の軸平行線から所定距離隔て、且つ前記当接片に当接しない開始位置に配設する第1の工程と、
    前記第1の保持手段を第1の移動速度且つ第1の移動推力で前記開始位置から第1の軸平行線側に移動させて、前記当接片を第2の保持手段に当接させる第2の工程と、
    前記第2の工程終了後に、前記第1の保持手段に対する前記第1の移動推力を維持したまま、前記第1の速度よりも遅い第2の速度、且つ前記第1の移動推力よりも大きい第2の移動推力で前記第2の保持手段を第2の軸平行線側に移動させて、前記第1の部材および第2の部材の各端部を前記第1の軸平行線と第2の軸平行線との間に形成される隙間に挿入する第3の工程と、
    前記第3の工程終了後に、前記第2の保持手段を前記第2の速度且つ第2の移動推力で前記第2の平面の他方側の平面に移動させ、前記第1の部材および第2の部材を、前記隙間内で貼り合わせる第4の工程とを実行することを特徴とする貼り合わせ方法。
  18. 前記第1の工程は、前記開始位置以外の位置で第1の部材を保持した後、前記開始位置に配設する工程を含んでいることを特徴とする請求項17に記載の貼り合わせ方法。
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