JP2019115018A - 記録制御装置、記録制御装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
記録制御装置、記録制御装置の制御方法およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
Description
仮にユーザの指示により動画の記録を中断できたとしても、特許文献1のように動画の記録が終了した後に、直前に記録された動画に対する確認画面が表示されてしまうと、確認画面で選択するか、確認画面を終了するかを操作しなければ、次の撮影を開始できない。したがって、直ぐに次の撮影を開始することができず、撮影機会を逃してしまうという問題がある。特に、ユーザが意図的に途中で動画の記録を停止した場合には、ユーザは所望する撮影ができなかったことを認識している可能性が高い。
(第1の実施形態)
本実施形態では、記録制御装置がデジタルカメラ100(以下、カメラ100という)である場合について説明する。
図1は、カメラ100の外観構成の一例を示す図である。
表示部101は、ライブビュー(LV)画像を表示したり、動画記録中の画像を表示したり、各種情報を表示したりする。表示部101は、表示手段の一例である。シャッターボタン102は、ユーザが撮影指示するためのボタンである。モード切替スイッチ103は、ユーザが各種モードを切替えるためのスイッチである。動画ボタン104は、ユーザが動画の記録の開始を指示したり、動画の記録の停止を指示したりするためのボタンである。コネクタ105は、パーソナルコンピュータやプリンタ等の外部機器と通信するための接続ケーブル106を繋げるための接続部である。
電源スイッチ109は、電源オン、電源オフを切替えるための押しボタンである。記録媒体110は、メモリカードやハードディスク等である。記録媒体スロット111は、記録媒体110を格納する。記録媒体スロット111に格納された記録媒体110は、カメラ100との間で通信が可能になり、画像データを記録したり、再生したりすることができる。記録媒体スロット111は蓋112によって閉塞される。
撮影レンズ200はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター201は絞り機能を備える。撮像部202は被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器203は、撮像部202から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。バリア204は、カメラ100の撮影レンズ200を覆うことにより、撮影レンズ200、シャッター201、撮像部202を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
モード切替スイッチ103は、動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等の何れかに切替えることができる。システム制御部50は、モード切替スイッチ103により切替えられた動作モードを設定する。静止画撮影モードに含まれる動作モードには、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ103によりメニューボタンに含まれる上述した動作モードの何れかに直接切替えることができる。また、モード切替スイッチ103で静止画撮影モードに一旦、切替えた後に、メニューボタンに含まれるこれらの動作モードの何れかに、他の操作部材を用いて切替えてもよい。また、動画撮影モードに含まれる動作モードには、後述する追記動画撮影モード等がある。
第2シャッタースイッチ213は、シャッターボタン102の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生させる。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部202からの信号読み出しから記録媒体110に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
図3のフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ209に格納されたプログラムをシステムメモリ210に展開して実行することにより実現される。また、図3のフローチャートは、ユーザにより動画撮影モードの追記動作撮影の設定メニューを開く操作に応じて開始される。
図5は、追記動画撮影の設定メニュー画面500の一例を示す図である。設定メニュー画面500には、複数の設定項目501〜506が表示される。システム制御部50は不揮発性メモリ209に記憶された、前回の設定あるいは予め定められた初期値をシステムメモリ210に読み出して各設定項目501〜506を表示する。
設定項目501では、動画(ビデオスナップ)を撮影するか否かを設定できる。設定項目502では、動画をつなげた動画ファイル(アルバム)を新規に作成するか、既存の動画ファイルに追記するかを設定できる。設定項目503では、動画の再生時間を設定できる。設定項目504では、動画を再生するときの効果(例えば、1倍速、2倍速等)を設定できる。設定項目505では、保存確認画面の表示をするか否かを設定できる。設定項目505は、表示設定手段の一例に対応する。設定項目506では、動画の撮影時間を設定できる。設定項目506は、時間設定手段の一例に対応する。ユーザが操作部107を用いて変更したい設定項目にカーソル507を合わせて設定を変更することに応じて、システム制御部50は各設定項目の表示内容を変更して表示する。
上述したS301では、システム制御部50は設定項目505において、「保存確認画面の表示する」から「保存確認画面の表示しない」に変更、あるいはその逆に変更された否かを判定する。
S303では、システム制御部50は撮影時間の設定が変更されたか否かを判定する。具体的には、システム制御部50は図5の設定項目506において、「撮影時間」の秒数が変更されたか否かを判定する。本実施形態では、撮影時間として、2秒、4秒、6秒、8秒の何れかを選択することができる。なお、撮影時間は、選択できる場合に限られず、ユーザが任意の秒数を入力できるようにしてもよい。撮影時間の設定が変更された場合にはS304に進み、設定が変更されていない場合にS305に進む。
S306は追記動画撮影モードの処理であって、図4のフローチャートを参照して説明する。
図4のフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ209に格納されたプログラムをシステムメモリ210に展開して実行することにより実現される。
図6は、追記動画撮影モードにおける撮影待機画面600の一例を示す図である。
撮影待機画面600には、撮影時間表示部601と進捗表示部602とがライブビュー画像に重畳して表示される。撮影時間表示部601には撮影時間が表示される。システム制御部50は現在設定している撮影時間を撮影時間表示部601に表示する。進捗表示部602には追記動画撮影の進捗が表示される。撮影待機画面600は、記録待機画面の一例に対応する。
S403では、システム制御部50は動画の記録の開始を指示する操作が行われたか否かを判定する。具体的には、システム制御部50は動画ボタン104が押下された場合に動画の記録の開始を指示する操作が行われたと判定する。ここで、動画ボタン104は、記録指示手段の一例に対応する。動画の記録の開始を指示する操作が行われた場合にはS404に進み、動画の記録の開始を指示する操作が行われていない場合にはS420に進む。
S404では、システム制御部50は追記動画撮影モードでの動画の記録を開始する。具体的には、システム制御部50は動画をメモリ207に記録する。
動画記録中画面700には、経過時間表示部701と進捗表示部702とが動画記録中の画像に重畳して表示される。経過時間表示部701には動画の記録を開始してからの経過時間が表示される。進捗表示部702には追記動画撮影の進捗が表示される。システム制御部50は設定された撮影時間に対する経過時間を、進捗表示部702にプログレスバーで表示する。
動画の記録の停止を指示する操作が行われていない場合にはS406に進み、動画の記録の停止を指示する操作が行われた場合にはS418に進む。
S406では、システム制御部50は動画の記録を開始してからの経過時間が、設定した撮影時間に達したか否かを判定する。経過時間が撮影時間に達した場合にはS407に進み、達していない場合にはS405に戻る。
S408では、システム制御部50は保存確認画面を表示部101に表示する。保存確認画面は、受付画面の一例に対応する。
保存確認画面800には、保存確認表示部801がライブビュー画像に重畳して表示される。保存確認表示部801には、再生ボタン802、削除ボタン803、新規保存ボタン804、追記保存ボタン805が表示される。再生ボタン802は、直前に記録した動画を再生するときに選択するボタンである。削除ボタン803は、直前に記録した動画を削除するときに選択するボタンである。新規保存ボタン804は、直前に記録した動画を、独立した新規の動画ファイルとして記録媒体110に記録するときに選択するボタンである。追記保存ボタン805は、直前に記録した動画を、追記可能な動画ファイルに追記するときに選択するボタンである。
ユーザが操作部107を用いて選択したいボタンにカーソル806を合わせ確定する操作に応じて、システム制御部50はユーザにより選択されたボタンの情報を取得する。
S410では、システム制御部50は直前に記録した動画の再生画面を表示部101に表示する。したがって、ユーザは所望した動画が記録されているかを確認することができる。
S411では、システム制御部50は直前に記録した動画の再生画面を終了するか否かを判定する。具体的には、システム制御部50はユーザにより操作部107を用いて再生画面を終了する操作が行われた場合に再生画面を終了すると判定する。再生画面を終了しない場合には再生画面の終了を待機し、再生画面を終了する場合にはS408に戻る。
S413では、システム制御部50は直前に記録した動画を削除する。したがって、ユーザは所望した動画が記録できなかった場合に動画を削除することができる。その後、S419に進む。
S415では、システム制御部50は直前に記録した動画を、独立した新規の動画ファイルとして記録媒体110に保存する。ここでは、システム制御部50は直前に記録した動画を、追記可能な動画ファイルとして保存する。その後、S419に進む。
S417では、システム制御部50は直前に記録した動画を、S402において取得した追記可能な動画ファイルに追記する。したがって、撮影時間が短い動画をつなげた動画ファイルが作成される。なお、上述したS407において、保存確認画面を表示する旨の設定になっていない場合でもS417に進む。この場合には、システム制御部50は保存確認画面を表示することなく、直前に記録した動画を追記可能な動画ファイルに追記する。その後、S419に進む。
S418では、システム制御部50は動画の記録を停止して、記録した動画を独立した新規の動画ファイルとして記録媒体110に保存する。すなわち、システム制御部50は保存確認画面の設定が、保存確認画面を表示する旨の設定であったとしても保存確認画面を表示しない。なお、ここで保存した動画ファイルはユーザが所望しない動画の可能性があるために、システム制御部50は追記できない動画ファイルとして保存することが好ましい。すなわち、上述したS402において、システム制御部50は追記可能な動画ファイルとしてS418で保存した動画ファイルを取得しないようにすることが好ましい。
ここで、上述したS418からS419に進む場合を想定すると、S418ではユーザが所望する動画を記録できなかったことを認識している可能性が高く、次の撮影機会に備えて、撮影を待機する必要がある。すなわち、S418において保存確認画面を表示せずに、S419において直ぐに撮影待機画面を表示させることで、ユーザは次の撮影機会に備えることができる。したがって、撮影を中断した場合でも直ぐに次の撮影を行うことができる。
図9(a)は、1回目の撮影で場面Aの動画を記録したときに遷移する画面の一例を示す図である。
図9(a)では撮影待機画面901から動画記録中画面902を経て、経過時間が撮影時間に達したことで自動的に動画の記録が停止され、保存確認画面903が表示される。ここでは、ユーザが保存確認画面903の新規保存ボタン804を選択することで、撮影待機画面904に戻ると共に、記録された動画Aの動画ファイル905が作成される。
図9(b)では撮影待機画面906から動画記録中画面907を経て、経過時間が撮影時間に達したことで自動的に動画の記録が停止され、保存確認画面908が表示される。ここでは、ユーザが保存確認画面908の追記保存ボタン805を選択することで、撮影待機画面909に戻ると共に、記録された動画Bが、動画Aを含む動画ファイル905に追記される。
図10(a)では、撮影待機画面1001から動画記録中画面1002を経て、経過時間が撮影時間に達する前にユーザによる停止の指示により動画の記録が停止された場合には保存確認画面が表示されず、直ぐに撮影待機画面1003が表示される。また、動画Aおよび動画Bを含む動画ファイル905とは、独立した新しい動画Cの動画ファイル1004が作成される。
図10(b)では撮影待機画面1006から記録中画面1007を経て、経過時間が撮影時間に達したことで自動的に動画の記録が停止され、保存確認画面1008が表示される。ここでは、ユーザが保存確認画面1008の追記保存ボタン805を選択することで、撮影待機画面1009に戻ると共に、記録された動画Dが、動画Aおよび動画Bを含む動画ファイル905に追記される。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するプログラムをネットワークまたは各種記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体は本発明を構成する。
Claims (20)
- 動画を記録するように制御する記録手段と、
前記記録手段の停止を指示する停止指示手段と、
前記記録手段による動画の記録が所定時間、継続したことに応じて、自動的に動画の記録を停止し、直前に記録された動画に対する指示を受け付ける受付画面を表示し、
前記記録手段による動画の記録が所定時間、継続する前に前記停止指示手段による停止の指示があった場合、動画の記録を停止し、前記受付画面を表示することなく記録待機画面へ遷移するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記記録手段による動画の記録が所定時間、継続する前に前記停止指示手段による停止の指示に応じて動画の記録を停止した場合には、前記記録を停止した動画を、独立した動画ファイルとして記録するように制御することを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記記録手段による動画の記録が所定時間、継続する前に前記停止指示手段による停止の指示があった場合、GOP単位の区切りに関わらず動画の記録を停止するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の記録制御装置。 - 前記記録手段による動画の記録の開始を指示する記録指示手段を有し、
前記停止指示手段は、前記記録指示手段と同一の操作部材であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記記録手段による動画の記録が所定時間、継続したことに応じて、自動的に動画の記録を停止した場合、前記直前に記録された動画を追記可能な動画ファイルに追記するように制御することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記記録手段による動画の記録が所定時間、継続したことに応じて、自動的に動画の記録を停止した場合、前記直前に記録された動画を、前記記録手段による動画の記録が所定時間、継続する前に前記停止指示手段による停止の指示に応じて作成された動画ファイルに追記しないように制御することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 前記記録手段による動画の記録が所定時間、継続したことに応じて、自動的に動画の記録を停止した場合に前記受付画面を表示するか否かを設定する表示設定手段を有することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の記録制御装置。
- 前記制御手段は、
前記表示設定手段において自動的に動画の記録を停止した場合に前記受付画面を表示しない設定がされている場合、前記受付画面を表示することなく前記直前に記録された動画を追記可能な動画ファイルに追記するように制御することを特徴とする請求項7に記載の記録制御装置。 - 前記所定時間を設定する時間設定手段を有することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の記録制御装置。
- 前記時間設定手段は、前記所定時間をユーザにより選択された時間またはユーザにより入力された時間に設定することを特徴とする請求項9に記載の記録制御装置。
- 前記制御手段は、
前記受付画面において、ユーザにより選択された処理を実行することを特徴とする請求項1ないし10の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記受付画面において、ユーザにより動画の削除が指示された場合、前記直前に記録された動画を削除するように制御することを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記受付画面において、ユーザにより動画の再生が指示された場合、前記直前に記録された動画を再生するように制御することを特徴とする請求項1ないし12の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記受付画面において、ユーザにより動画ファイルへの追記が指示された場合、前記直前に記録された動画を追記可能な動画ファイルに追記するように制御することを特徴とする請求項1ないし13の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記受付画面において、ユーザにより独立した動画ファイルとしての記録が指示された場合、前記直前に記録された動画を、独立した動画ファイルとして記録するように制御することを特徴とする請求項1ないし14の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 前記制御手段は、
前記受付画面において、前記直前に記録された動画の削除、前記直前に記録された動画の再生、追記可能な動画ファイルへの追記、および、独立した動画ファイルとして記録、のうち少なくとも何れか1つの指示を受け付けるように制御することを特徴とする請求項1ないし15の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 被写体を撮影する撮像手段を有し、
前記記録手段は、
前記撮像手段により撮影された動画を記録するように制御することを特徴とする請求項1ないし16の何れか1項に記載の記録制御装置。 - 動画を記録するように制御する記録ステップと、
前記記録ステップによる動画の記録の停止を指示する停止指示ステップと、
前記記録ステップによる動画の記録が所定時間、継続したことに応じて、自動的に動画の記録を停止し、直前に記録された動画に対する指示を受け付ける受付画面を表示し、
前記記録ステップによる動画の記録が所定時間、継続する前に前記停止指示ステップによる停止の指示があった場合、動画の記録を停止し、前記受付画面を表示することなく記録待機画面へ遷移するように制御する制御ステップと、を有することを特徴とする記録制御装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1ないし17の何れか1項に記載された記録制御装置の制御手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1ないし17の何れか1項に記載された記録制御装置の制御手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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