JP6854633B2 - 電子機器、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

電子機器、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器、制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
電子機器(例えばデジタルカメラ)の中には、何らかの作業(例えば画像の撮影や再生)を実行している途中であっても、一定時間ユーザ操作が行われないと節電のために電源を自動的にオフ状態にする制御(オートパワーオフ)を行うものがある。従来、オートパワーオフが行われた場合、ユーザの意思に反して作業状態が失われてしまうことがあった。
作業状態の喪失防止に関係する技術として、特許文献1及び特許文献2が知られている。特許文献1は、電源状態によらず、所定時刻から所定時間が経過するまでは設定された撮影モードを保持し、所定時刻から所定時間が経過した後に撮影モードを初期モードに設定するカメラを開示している。特許文献2は、バッテリーカバーが外れる状態になったことを検知した場合に、処理中のデータを不揮発性メモリに退避させる電子機器を開示している。
特開2002−6377号公報 特開2001−127456号公報
オートパワーオフ時にユーザの意思に反して作業状態が失われる可能性がある一方で、電源オン時にオートパワーオフ前の作業状態を引き継ぐことをユーザが常に望むとは限らない。しかし、特許文献1及び特許文献2は、オートパワーオフ時の作業状態の取り扱いについて考慮しておらず、電源オン時にオートパワーオフ前の作業状態を引き継ぐか否かを適切に選択することができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、電子機器がオートパワーオフ後の電源オン時にオートパワーオフ前の作業状態を引き継ぐか否かをより適切に選択する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電子機器であって、ユーザ操作が行われない状態が継続した時間が設定時間に達したことに応じて、オートパワーオフを実行する電力制御手段と、前記設定時間を設定する設定手段と、第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合に、前記オートパワーオフが実行される時の第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継ぐように制御し、前記第1の時間より長い時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合は、前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継がないように制御する制御手段と、複数回の撮影指示に応じた複数回の撮影を含む1組の撮影を行う撮影制御手段と、を備え、前記第1の操作状態は、前記1組の撮影の進捗を示し、前記制御手段は、前記第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に、前記撮影制御手段が前記オートパワーオフが実行された時の続きから前記1組の撮影を行えるように制御することを特徴とする電子機器を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、電子機器がオートパワーオフ後の電源オン時にオートパワーオフ前の作業状態を引き継ぐか否かをより適切に選択することが可能となる。
デジタルカメラ100の外観図。 デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図。 デジタルカメラ100における撮影モード処理のフローチャート。 (a)オートパワーオフ時間設定処理(S305)のフローチャート、(b)(c)オートパワーオフ時間の設定画面例を示す図。 撮影処理(S307)のフローチャート。 再生モード処理(S309)のフローチャート。 変形例1のフローチャート。 変形例2のフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
図1に、本発明を適用可能な電子機器の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)は、デジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)は、デジタルカメラ100の背面斜視図である。図1において、表示部28は、画像や各種情報を表示する、カメラ背面に設けられた表示部である。ファインダ外表示部43は、カメラ上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。シャッターボタン61は、撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部である。端子カバー40は、外部機器とデジタルカメラ100とを接続する接続ケーブル等のためのコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル71は、操作部70(図2を参照して後述)に含まれる回転操作部材であり、ユーザは、このメイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は、操作部70に含まれる回転操作部材であり、選択枠の移動や画像送りなどを行うために使用される。十字キー74は、操作部70に含まれ、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な十字キー(4方向キー)である。ユーザは、十字キー74の特定の部分を押下することにより、押下した部分に応じた操作が可能である。SETボタン75は、操作部70に含まれる押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。LVボタン76は、操作部70に含まれ、メニューボタンにおいてライブビュー(以下、LV)のONとOFF(表示/非表示)を切り替えるボタンである。動画撮影モードにおいては、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。拡大ボタン77は、操作部70に含まれ、撮影モードのライブビュー表示(以下、LV表示)において拡大モードのONとOFFを切り替えると共に、拡大モード中の拡大率の変更を行うための操作ボタンである。拡大ボタン77は、再生モードにおいては再生画像を拡大し、拡大率を増加させるための拡大ボタンとして機能する。縮小ボタン78は、操作部70に含まれ、拡大された再生画像の拡大率を低下させ、表示された画像を縮小させるためのボタンである。再生ボタン79は、操作部70に含まれ、撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。ユーザは、撮影モード中に再生ボタン79を押下することでデジタルカメラ100を再生モードに移行し、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。クイックリターンミラー12は、システム制御部50(図2を参照して後述)から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズ側(着脱可能)と通信を行うための通信端子である。接眼ファインダ16は、ユーザが、フォーカシングスクリーン13(図2を参照して後述)を観察することで、レンズユニット150(図2を参照して後述)を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認を行うための覗き込み型のファインダである。蓋202は、記録媒体200を格納するスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部である。
図2は、デジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図2において、レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略化して1枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、この通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行い、AF駆動回路3を介してレンズ103の位置を変位させることで焦点を合わせる。
AEセンサ17は、レンズユニット150を通した被写体の輝度を測光する。焦点検出部11は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する。システム制御部50は、デフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
クイックリターンミラー12は、露光、LV撮影(ライブビュー撮影)、動画撮影の際に、システム制御部50から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。クイックリターンミラー12は、レンズ103から入射した光束を接眼ファインダ16側と撮像部22側とに切り替えるためのミラーである。クイックリターンミラー12は通常時は接眼ファインダ16へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合やLV表示の場合には、撮像部22へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する(ミラーアップ)。また、クイックリターンミラー12は、その中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出部11に入射するように透過させる。
ユーザは、ペンタプリズム14と接眼ファインダ16を介して、フォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット150を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能である。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し、所定の画素補間、縮小のようなリサイズ処理、色変換処理などを行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介して直接、メモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は、画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器19は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器19を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、表示部28は電子ビューファインダとして機能する。これにより、スルー画像表示(LV表示)を行える。
ファインダ内表示部41には、ファインダ内表示部駆動回路42を介して、現在オートフォーカスが行われている測距点を示す枠(AF枠)や、カメラの設定状態を表すアイコンなどが表示される。ファインダ外表示部43には、ファインダ外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここで言うプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサを有する制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。システムメモリ52は、RAMなどにより実装されるシステムメモリである。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。モード切替スイッチ60、第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64、及び操作部70は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作部材である。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。デジタルカメラ100は、モード切替スイッチ60で、これらのモードのいずれかに直接切り替えられるように構成される。或いは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにデジタルカメラ100を構成してもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1に応じて、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2に応じて、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部70は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材である。操作部70には、少なくとも以下の操作部が含まれる。シャッターボタン61、メイン電子ダイヤル71、電源スイッチ72、サブ電子ダイヤル73、十字キー74、SETボタン75、LVボタン76、拡大ボタン77、縮小ボタン78、再生ボタン79。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインタフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線又は有線ケーブルによって外部機器と接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は、無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は、撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像なのかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサやジャイロセンサなどを用いることができる。
デジタルカメラ100では、自動的に設定した基準の露出値(基準値)を中心としてオーバー側及びアンダー側に自動的に補正した複数の露出値(ブラケット値)で複数の画像を撮影する、露出のオートブラケット(AEB)撮影が可能である。露出ブラケット撮影の基準値は、ユーザが設定した露出補正値であってもよい。オートブラケットの設定枚数として、以下の候補のいずれかを予めユーザがメニュー画面から設定する。
・2枚:基準値と、オーバー側、アンダー側のいずれか一方の露出値(ブラケット値)での撮影
・3枚:基準値と、オーバー側、アンダー側のブラケット値でのそれぞれ1枚ずつの撮影
・5枚:基準値と、オーバー側の異なる2つのブラケット値と、アンダー側の異なる2つのブラケット値での撮影
・7枚:基準値と、オーバー側の異なる3つのブラケット値と、アンダー側の異なる3つのブラケット値での撮影
オートブラケット撮影では、デジタルカメラ100は、1回の撮影指示(シャッターボタン61の全押し)に応じて1枚の画像を撮影する。デジタルカメラ100は、1回の撮影毎に露出値を変えて、設定枚数の撮影が行われるとオートブラケット撮影を終了する。例えば、オートブラケット撮影を行うモードにデジタルカメラ100が設定され、設定枚数が3枚に設定されている場合には、1回目の撮影指示に応じて基準値での撮影が行われる。続く2回目の撮影に応じてオーバー側の露出値での撮影が行われ、3回目の撮影指示に応じてアンダー側の露出値での撮影が行われ、1組のブラケット撮影の撮影制御が終了する。デジタルカメラ100は、ブラケット撮影中に、ブラケット撮影の進捗(1組のブラケット撮影のうち何回目の撮影までを行ったか)を管理する変数として、ブラケット枚数を揮発性のシステムメモリ52に記録して保持する。デジタルカメラ100は、現在のブラケット枚数が何枚であるかに応じて、次の撮影の露出値を決定する。なお、デジタルカメラ100は、ブラケット撮影中に、ブラケット枚数を不揮発性メモリ56に保持してもよい。
図3に、デジタルカメラ100における撮影モード処理のフローチャートを示す。電源スイッチ72が操作され電源がオン状態となるか、デジタルカメラ100が再生モードなどの他の動作モードから撮影モードへ遷移すると、図2の処理が開始される。この処理は、特に断らない限り、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。
デジタルカメラ100は、オートパワーオフが行われた時の作業状態を、次に電源オン状態になった時に引き継ぐか否かを、オートパワーオフの設定時間に応じて切り替える。図3の説明においては、作業はブラケット撮影及び再生モード処理を含み、作業状態はブラケット枚数及び再生開始番号を含むものとする。ブラケット枚数は、1組のブラケット撮影のうち何回目の撮影までを行ったかを管理する変数である。再生モード処理及び再生開始番号の詳細については、図6を用いて後述する。
なお、本実施形態において、作業はブラケット撮影及び再生モード処理に限定されず、作業状態はブラケット枚数及び再生開始番号に限定されない。本実施形態は、ユーザ操作に応じて実行される任意の作業及びその状態に対して適用可能である。
S301で、システム制御部50は、初期処理を行う。初期処理では、残り撮影枚数やストロボのオンオフ、画質設定などの、各種撮影設定に関する情報表示が行われる。また、デジタルカメラ100がライブビューモードに設定されている場合は、ライブビューの撮像と表示などが行われる。更に、不揮発性メモリ56に前回までのブラケット撮影の状態を示す作業情報(ブラケット枚数)が記録されていた場合には、システム制御部50は、作業情報をシステムメモリ52に読み出し、前回までの撮影の続きの撮影が行えるように制御する。具体的には、システム制御部50は、後述する処理によって、前回ブラケット撮影の途中でオートパワーオフによって電源がオフとなった場合に、1組の何回目の撮影まで行ったかを示すブラケット枚数が記憶されていた場合にはこれを読み出す。そして、システム制御部50は、続きのブラケット撮影が行えるように制御する。また、S301では、システム制御部50は、システムタイマー53を用いた、無操作の継続時間(ユーザ操作が行われない状態が継続した時間)を計測するオートパワーオフタイマの計測(カウント)も開始する。
なお、前述の通り、デジタルカメラ100は、ブラケット撮影中に、ブラケット枚数を不揮発性メモリ56に記録して保持してもよい。この場合、S301において作業情報(ブラケット枚数)をシステムメモリ52に読み出す処理は不要であり、システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録された作業情報に基づいて続きのブラケット撮影が行えるように制御すればよい。
S302で、システム制御部50は、操作部70、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、又は電源スイッチ72に対して何らかの操作が行われたか否かを判定する。操作が行われた場合、処理はS303に進み、そうでない場合、処理はS313に進む。
S303で、システム制御部50は、オートパワーオフタイマのカウントをリセットして再スタートする。
S304で、システム制御部50は、S302で行われた操作が、オートパワーオフ時間の設定操作であったか否かを判定する。オートパワーオフの設定操作であった場合、処理はS305に進み、そうでない場合、処理はS306に進む。本実施形態では、オートパワーオフ時間の設定操作は、操作部70に含まれるメニューボタンを押下し、表示されたメニュー画面からオートパワーオフ時間の設定項目(候補)を選択する操作であるものとする。S305のオートパワーオフ時間設定処理については、図4(a)を用いて後述する。
S306で、システム制御部50は、S302で行われた操作が、シャッターボタン61の半押し(撮影準備指示)であるか否か(即ち、第1シャッタースイッチ信号SW1が発生したか否か)を判定する。以下、第1シャッタースイッチ信号SW1が発生したことを、単にSW1がオンとなったと表現する。SW1がオンとなった場合、処理はS307に進み、そうでない場合、処理はS308に進む。S307の撮影処理については、図5を用いて後述する。
S308で、システム制御部50は、S302で行われた操作が、再生ボタン79の押下であったか否かを判定する。再生ボタン79の押下であった場合、処理はS309に進んで再生モードに遷移し、そうでない場合、処理はS310に進む。S309の再生モード処理の詳細については、図6を用いて後述する。
S310で、システム制御部50は、S302で行われた操作が、電源スイッチ72に対する電源をオフするためのユーザ操作(電源オフ操作)であったか否かを判定する。電源をオフするための操作であった場合、処理はS312に進み、そうでない場合、処理はS311に進む。
S311で、システム制御部50は、その他の操作に応じたその他の処理を行う。例えば、システム制御部50は、メイン電子ダイヤル71の操作に応じて、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更を行う。
S312で、システム制御部50は、システムメモリ52又は不揮発性メモリ56に記録したブラケット枚数及び再生開始番号の情報をクリアする。その後、システム制御部50は、S317で電源をオフ状態にして、処理を終了する。このように、ユーザが電源スイッチ72を操作することによって電源がオフされた場合は、意図的な電源オフである。そのため、一連の撮影であるブラケット撮影の途中であっても、ユーザがブラケット撮影を終了させる意図があったと推測できる。そのため、システム制御部50は、ブラケット撮影の作業情報(ブラケット枚数)は記憶せずに破棄する。また、システム制御部50は、ブラケット撮影フラグ(図5のS501を参照して後述)をオフにする。これにより、システム制御部50は、次回起動時に、ブラケット撮影を途中からも最初からも開始しない。再生についても同様であり、電源スイッチ72の操作による意図的な電源オフの場合は、システム制御部50は、再生に関する作業情報(再生開始番号)は破棄し、その後の起動後の再生では、前回再生していた画像からの再生とはしない。
なお、S312の説明では、システム制御部50は作業情報をクリアするものとした。しかし、作業中の作業情報の記録場所が揮発性のシステムメモリ52である場合、S317における電源オフ処理により作業情報が自動的にクリアされるため、S312における明示的なクリアは不要である。
また、作業中の作業情報の記録場所が不揮発性メモリ56の場合であっても、システム制御部50が次回起動時にこの作業情報を引き継がないようにするための何らかの処理があれば、S312における作業情報の明示的なクリアは不要である。例えば、システム制御部50は、S312において引き継ぎフラグをオフにセットして不揮発性メモリ56に記録する一方、後述するS316においては引き継ぎフラグをオンにセットして不揮発性メモリ56に記録する。そして、システム制御部50は、次回起動時に引き継ぎフラグがオンであるかオフであるかに応じて、作業情報を引き継ぐか否かを切り替える。
S302において操作が行われなかった場合、S313で、システム制御部50は、オートパワーオフタイマをカウントアップする。
S314で、システム制御部50は、オートパワーオフタイマが設定されたオートパワーオフ時間に達したか否か(即ち、ユーザ操作が行われない状態が継続した時間が設定時間に達したか否か)を判定する。オートパワーオフ時間に達した場合、処理はS315に進み、そうでない場合、処理はS302に戻り、システム制御部50は、引き続き操作入力待ち状態となる。
S315で、システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録された、設定されているオートパワーオフ時間が、所定時間T1より長いか否かを判定する。オートパワーオフ時間が所定時間T1より長い場合、処理はS312に進み、オートパワーオフ時間が所定時間T1以下である場合、処理はS316に進む。T1は、例えば10秒であるものとする。T1として他の閾値を設定してもよいが、ブラケット撮影が継続していると想定するか否かを判別する閾値であるため、T1は1分以下が好ましい。
S316で、システム制御部50は、システムメモリ52に記録された作業情報(ブラケット枚数及び再生開始番号)を不揮発性メモリ56に記録する(作業中に作業情報を揮発性のシステムメモリ52に記録する記録制御が行われる場合)。或いは、システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録された作業情報(ブラケット枚数及び再生開始番号)をそのまま保持する(作業中に作業情報を不揮発性メモリ56に記録する記録制御が行われる場合)。ブラケット撮影の設定中であることを示すフラグ(ブラケット撮影フラグ)がオンとなっている場合は、システム制御部50は、これを不揮発性メモリ56に記録してもよい。その後、システム制御部50は、S317で電源をオフ状態にして、処理を終了する。このように、オートパワーオフよって電源がオフされた場合は、ユーザによる意図的な電源オフではない。更に、オートパワーオフ時間の設定がT1以下であった場合は、ユーザには一連のブラケット撮影を終了する意図が無い可能性が高い。例えば、ブラケット撮影の途中であり、露出を変えた次の撮影のタイミングを待っている状態で、意図せず電源がオフとなった可能性がある。そのため、システム制御部50は、オートパワーオフに起因する電源オフ状態からの復帰後(即ち、次回起動後)に、オートパワーオフが行われた時のブラケット撮影の状態を引き継ぐように制御する。即ち、システム制御部50は、ブラケット撮影の続きを行えるように(露出を変えた次の撮影を行えるように)、ブラケット撮影の作業情報(ブラケット枚数)を不揮発性メモリ56に記録する。再生についても同様であり、オートパワーオフ時間が短い場合のオートパワーオフに起因する電源オフ状態からの起動後の再生では、システム制御部50は、前回再生していた画像からの再生(いわゆるレジューム再生)を実行する。レジューム再生を可能にするために、システム制御部50は、再生開始番号の情報を不揮発性メモリ56に記録する。
なお、本実施形態において、オートパワーオフ後の電源オン時にオートパワーオフ前の作業状態を引き継ぐ場合であっても、電源オン時に直ちに作業を実行することは必須ではない。引き継がれた作業状態からシステム制御部50が作業を実行するタイミングは、作業及び作業情報の性質やデジタルカメラ100の動作モードなどに応じて適宜決定される。例えば、デジタルカメラ100が撮影モードで電源オン状態になった場合、システム制御部50は、動作モードが再生モードに変更されたタイミングでレジューム再生を開始してもよい。このような場合も、再生に関する作業状態が引き継がれたと解釈することができる。
S315においてオートパワーオフ時間が所定時間T1より長い場合、S312の処理が行われる。ここでの処理内容は、上で説明した処理がS310からS312に進んだ場合と同様であり、システム制御部50は、次回起動時に作業情報(ブラケット枚数及び再生開始番号)を引き継がないように制御を行う。その後、システム制御部50は、S317で電源をオフ状態にして、処理を終了する。前述の通り、オートパワーオフよって電源がオフされた場合は、ユーザによる意図的な電源オフではない可能性がある。しかし、オートパワーオフ時間が長い場合には、前回の操作から十分時間が空いており、ユーザは一連のブラケット撮影又は再生による画像閲覧を一旦終了させた意図があったが、電源をオフするのを失念していた場合である可能性がある。そのため、システム制御部50は、次回起動時に作業情報(ブラケット枚数及び再生開始番号)を引き継がないように制御を行う。また、特にブラケット撮影に関しては、一連の撮影が完了せずにオートパワーオフが行われた場合であっても、前回の撮影から長時間経過しており、被写体が同一でなくなっている可能性が高い。ブラケット撮影は、同一の被写体を設定(露出)を変えて複数回撮影することで、ユーザの望む画像をより確実に得ることを目的に行われるが、被写体が同一でなければこの目的は達成されない。そのため、オートパワーオフ時間が長い場合にブラケット枚数を引き継がないことにより、ブラケット撮影の無意味な再開を防止することができる。
なお、図3の例では、ブラケット撮影に関する作業情報を破棄するオートパワーオフ時間の閾値と再生に関する作業情報を破棄するオートパワーオフ時間の閾値を同じT1としたが、ブラケット撮影と再生とで異なる閾値を用いてもよい。例えば、システム制御部50は、ブラケット撮影に関しては、オートパワーオフ時間がT1より長い場合にブラケット枚数を破棄するが、再生に関しては、オートパワーオフ時間がT2より長い場合に再生開始番号を破棄する。T1とT2との大小関係については特に限定されないが、一例としては、T1<T2(例えば、T1は10秒、T2は5分)である。これは、上述の通りブラケット撮影については同一の被写体を撮影する状況に無い場合は継続しない方がよいと考えられるのに対し、再生については場所が変わっても続きからの再生がユーザの意図に沿うケースがあるためである。例えば、電車で画像閲覧していたが、乗り換えを行う期間(T1よりは長く、T2よりは短い)無操作としており、乗り換え後に続きから再生を行いたいという状況があり得る。
また、再生に関する作業情報に関しては、電源オフの原因に関わらず次回起動時に作業情報を引き継ぐようにシステム制御部50を構成してもよい。この場合、システム制御部50は、オートパワーオフによって電源オフされた場合、オートパワーオフ時間の設定に関わらず(即ち、オートパワーオフ時間>T1の場合でも)、再生に関する作業情報を引き継ぐように制御する。また、システム制御部50は、電源スイッチ72によって電源オフされた場合であっても、再生に関する作業情報を引き継ぐように制御する。この場合、後述するように撮影が行われた場合には再生に関する作業情報は破棄されるが、そうでない場合(前回再生終了以来新たな画像の追加が無い場合)には、レジューム再生が行われる。
次に、図4(a)を参照して、図3のS305で前述したオートパワーオフ時間設定処理の詳細について説明する。この処理は、特に断らない限り、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。
S401で、システム制御部50は、表示部28にオートパワーオフ時間の設定画面を表示する。図4(b)に設定画面の例を示す。設定画面には、オートパワーオフ時間の設定値の候補として、10秒、30秒、1分、5分、15分、30分、しない、の選択肢が表示される。「しない」の設定値は、無操作の時間に応じたオートパワーオフをしない設定であり、オートパワーオフ時間を「しない」に設定していた場合は、後述のS402ではNo(T1よりも短い)と判定される(この場合は警告不要であるため)。選択枠410(カーソル)は、現在選択されている選択肢(現在設定されているオートパワーオフ時間)を示している。ユーザは、操作部70に含まれる十字キー74の上下ボタンによって選択枠410を上下に移動させることで、これらの選択肢のうち任意の選択肢を選択して設定できる。
S402で、システム制御部50は、現在設定されているオートパワーオフ時間がT1より長いか否かを判定する。オートパワーオフ時間がT1より長い場合、処理はS403に進み、そうでない場合(T1以下である場合)、処理はS404に進む。
S403で、システム制御部50は、警告として、現在設定(選択)されているオートパワーオフ時間では、オートパワーオフ時にカメラの設定情報(上述のブラケット撮影の作業情報、再生に関する作業情報)が保存されない旨のメッセージ表示を行う。図4(c)に、表示部28における警告表示の表示例を示す。選択枠410は30秒に合わせられており、オートパワーオフ時間がT1(ここでは、10秒とする)より長い30秒に設定されている。従って、システム制御部50が警告411を表示することで、この設定時間においてオートパワーオフで電源がオフ状態になると、ブラケット撮影などの作業の状態が引き継がれない旨を事前にユーザに通知することができる。これによってユーザは、より意図に沿ったオートパワーオフ時間を設定することができる。なお、オートパワーオフ時間がT1以下に設定されている場合には、図4(b)に示したように、システム制御部50は、警告411を表示しない。
S404で、システム制御部50は、オートパワーオフ時間の変更操作があったか否かを判定する。具体的には、ここでの判定は、操作部70含まれる十字キー74の上下ボタンによって選択枠410を上下に移動させる操作があったか否かの判定である。オートパワーオフ時間の変更操作があった場合、処理はS405に進み、そうでない場合、処理はS406に進む。
S405で、システム制御部50は、選択枠410を移動すると共に、選択枠410の合わせられた選択肢に対応する時間をオートパワーオフ時間として不揮発性メモリ56に記録する。また、警告411が表示されている場合、システム制御部50は、警告411を消去する。
S406で、システム制御部50は、オートパワーオフ時間の設定画面を閉じる操作(設定終了操作)があったか否かを判定する。例えば、操作部70に含まれるメニューボタンの押下や、シャッターボタン61の半押しによってオートパワーオフの設定画面を閉じることができる。設定画面を閉じる操作があった場合、処理は図3のフローチャートに戻り、そうでない場合、処理はS404に進む。
次に、図5を参照して、図3のS307で前述した撮影処理の詳細について説明する。この処理は、特に断らない限り、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。
S501で、システム制御部50は、ブラケット撮影の設定中であるか否かを判定する。ユーザが予めブラケット撮影を開始する操作を行うと、ブラケット撮影の設定中となり、ブラケット撮影の設定中であることを示すフラグ(ブラケット撮影フラグ)がシステムメモリ52に保持される。また、1組のブラケット撮影のうちの何回目の撮影までを行ったかを示す変数として、ブラケット枚数もシステムメモリ52に保持される。ブラケット枚数は、初期値は0(0枚)である。ブラケット撮影フラグが保持されているか、又はブラケット枚数の情報が保持されている場合、システム制御部50は、ブラケット撮影の設定中であると判定して処理をS503に進める。そうでない通常の撮影の場合、システム制御部50は、処理をS502に進める。
S502で、システム制御部50は、通常の露出演算を行う。即ち、システム制御部50は、シャッター秒時(露光時間)、絞り値等を決定するための測光演算処理(AE処理)を行う。S502でのAE処理は、ブラケット撮影で基準値の撮影を行う場合と同様となる。
S503で、システム制御部50は、ブラケット設定に応じた露出演算を行う。即ち、システム制御部50は、現在のブラケット枚数に応じて、次のブラケット撮影で撮影すべき露出値(シャッター秒時(露光時間)、絞り値等)を決定するための測光演算処理(AE処理)を行う。
S504で、システム制御部50は、レンズシステム制御回路4を制御してAFを行う。なお、MF(マニュアルフォーカス)に設定されている場合はこの処理は行わない。
S505で、システム制御部50は、シャッターボタン61が全押しされ、SW2がオンとなったか否かを判定する。SW2がオンとなった場合、処理はS507に進み、そうでない場合、処理はS506に進む。
S506で、システム制御部50は、SW1のオンが保持されているか否かを判定する。保持されている場合、処理はS505に進み、そうでない場合、システム制御部50は撮影処理を終了し、処理を図3のS302に進める。
S507で、システム制御部50は、S502又はS503のAE結果に基づく露光時間(シャッター速度)で撮影(露光)を行い、撮像された画像を画像ファイルとして記録媒体200に記録する。
S508で、システム制御部50は、システムメモリ52又は不揮発性メモリ56に記録した再生開始番号の情報をクリアする。これによって、次回再生時にはレジューム再生が行われず、最新の画像が再生される。
S509で、システム制御部50は、S501と同様にブラケット撮影の設定中であるか否かを判定する。ブラケット撮影の設定中である場合、処理はS510に進み、そうでない場合、システム制御部50は撮影処理を終了し、処理を図3のS302に進める。
S510で、システム制御部50は、システムメモリ52に保持したブラケット枚数を1つカウントアップする。
S511で、システム制御部50は、ブラケット枚数が設定枚数に達したか否か、即ち、1組のブラケット撮影が終了したか否かを判定する。ブラケット枚数が設定枚数に達した場合、処理はS512に進む。そうでない場合、システム制御部50は撮影処理を終了し、処理を図3のS302に進める。
S512では、システム制御部50は、ブラケット撮影の設定を解除する。即ち、システム制御部50は、ブラケット撮影フラグをオフにすると共に、ブラケット枚数の変数を破棄する。
次に、図6を参照して、図3のS309で前述した再生モード処理の詳細について説明する。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。
S601で、システム制御部50は、記録媒体200に記録された画像の管理情報の読み込みや、オートパワーオフタイマのカウント開始などの初期処理を行う。
S602で、システム制御部50は、システムメモリ52に、再生に関する作業情報(再生開始番号)が記録されているか否かを判定する。再生開始番号が記録されている場合、処理はS604に進み、再生開始番号が記録されていない場合(或いは、レジューム再生を行う旨の情報が無い)場合、処理はS603に進む。
S603で、システム制御部50は、記録媒体200に記録された画像のうち最新の画像(最後に撮影された画像)を再生して表示部28に表示する。
S604で、システム制御部50は、記録媒体200に記録された画像のうち再生開始番号が示す画像を再生して表示部28に表示する。即ち、システム制御部50は、レジューム再生を行う。
S605〜S608の処理は、前述した図3のS302〜S305の処理と同様である。
S609で、システム制御部50は、S605で行われた操作が、表示部28に表示された画像を切り替える(画像送り/画像戻しを行う)操作(切替操作)であったか否かを判定する。画像を切り替える操作であった場合、処理はS610に進み、そうでない場合、処理はS611に進む。
S610で、システム制御部50は、表示部28に表示される画像を切り替えると共に、システムメモリ52に保持した再生開始番号の情報を、切替後の画像を示す情報に更新する。
S611で、システム制御部50は、S605で行われた操作が、再生ボタン79の押下又はSW1オンであったか否かを判定する。再生ボタン79の押下又はSW1オンであった場合、処理はS612に進んで撮影モードに遷移し、そうでない場合、処理はS613に進む。S612の撮影モード処理は、図3を参照して説明した処理である。即ち、処理はS612からS301へと遷移する。
S613で、システム制御部50は、S605で行われた操作が、電源スイッチ72に対する電源をオフするための操作であったか否かを判定する。電源をオフするための操作であった場合、処理はS615に進み、そうでない場合、処理はS614に進む。
S614で、システム制御部50は、その他の操作に応じたその他の処理を行う。例えば、システム制御部50は、画像の削除や拡大などを行う。
S615〜S620の処理は、前述した図3のS312〜S317の処理と同様である。即ち、電源スイッチ72によるユーザの意図的な電源のオフであった場合、システム制御部50は、次回起動時に作業情報(ブラケット枚数及び再生開始番号)を引き継がないように制御する。また、オートパワーオフによる電源オフであった場合、システム制御部50は、オートパワーオフ時間がT1以下であれば作業情報を引き継ぐように制御し、オートパワーオフ時間がT1より長ければ作業情報を引き継がないように制御する。
以上説明した実施形態では、電源オフに応じてブラケット枚数が破棄される場合に、システム制御部50は、ブラケット撮影フラグをオフにして、次回起動時はブラケット撮影を途中からも最初からも開始しないものとした。しかし、システム制御部50は、ブラケット枚数はクリアしても、ブラケット撮影フラグはオフにしないように構成されていてもよい。この場合、次回起動時には、ブラケット枚数は0枚に初期化されるが、システム制御部50は、ブラケット撮影を最初から(1枚目から)開始する。このように、ブラケット撮影に関してシステム制御部50が引き継ぐか否かを切り替える作業情報は、ブラケット枚数及びブラケット撮影フラグの両方を含んでもよいし、ブラケット枚数のみを含んでもよい。
また、上記の実施形態では、ブラケット撮影として露出のブラケット撮影(AEB)について説明したが、露出以外のブラケット撮影にも本実施形態を適用可能である。例えば、フォーカス位置を撮影回ごとに自動的にずらして撮影するフォーカスブラケット撮影、ホワイトバランス設定値(WB設定値)を撮影回ごとに自動的にずらして撮影するWBブラケット撮影なども、本実施形態の範囲に含まれる。
また、複数回の撮影を含む1組の撮影を行う撮影方法であれば、ブラケット撮影以外にも本実施形態を適用可能である。例えば、1組の複数回の撮影を行って得た画像を合成する撮影方法に本実施形態を適用可能である。この場合も、電源スイッチ72による意図的な電源のオフであった場合には、システム制御部50は、1組の一連の撮影の中での何回目の撮影であるかの作業情報を破棄する。オートパワーオフによる電源オフであった場合には、システム制御部50は、オートパワーオフ時間がT1以下であれば作業情報を保存し、T1より長ければ作業情報を破棄する。この場合、閾値となるオートパワーオフの設定時間は、ブラケット撮影の作業情報を破棄するかを判断するためのT1ではなく、T1と異なるT3を用いてもよい。本実施形態を適用可能な、複数回の撮影を含む1組の撮影を行う撮影方法として、例として以下のような撮影方法が挙げられる。
・多重露光撮影:複数回の撮影で得られた各画像を、所定の合成比率や、比較明合成、比較暗合成などで重ねて合成した画像を得るための、1組複数回の撮影。
・パノラマ撮影:複数回の撮影で得られた各画像を、左右又は上下などの平面方向に合成してパノラマ画像を得るための、1組複数回の撮影。
・レイアウト撮影(コラージュ撮影):複数回の撮影で得られた各画像を、所定のレイアウトで平面上に配置した1枚の合成画像を得るための、1組複数回の撮影。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、デジタルカメラ100は、オートパワーオフが行われた場合、オートパワーオフが行われた時の作業状態を、次に電源オン状態になった時に引き継ぐか否かを、オートパワーオフ時間に基づいて切り替える。具体的には、デジタルカメラ100は、オートパワーオフ時間が閾値の時間以下であれば、オートパワーオフが行われた時の作業状態を引き継ぐように制御する(状態制御)。また、デジタルカメラ100は、オートパワーオフ時間が閾値の時間より長ければ、オートパワーオフが行われた時の作業状態を引き継がないように制御する(状態制御)。これにより、電子機器がオートパワーオフ後の電源オン時にオートパワーオフ前の作業状態を引き継ぐか否かをより適切に選択することが可能となる。
[変形例1]
図7を参照して、図3のS314に続くS315〜S317の処理のうち、ブラケット撮影の作業情報に関する部分の変形例を説明する。図7の処理は、図3のS314に続くS315〜S317のうち、ブラケット撮影の作業情報に関する部分の処理に置き換わる処理である。変形例1において、再生の作業情報に関する部分の処理については、例えば、図3のS315〜S317の処理と同様である。図7の処理は、特に断らない限り、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。
S701で、システム制御部50は、図5のS501と同様、ブラケット撮影の設定中であるか否かを判定する。ブラケット撮影の設定中である場合、処理はS702に進み、そうでない場合、処理はS705に進む。
S702で、システム制御部50は、オートパワーオフ時間がT1より長いか否かを判定する。オートパワーオフ時間がT1より長い場合、処理はS703に進み、オートパワーオフ時間がT1以下である場合、処理はS704に進む。
S703で、システム制御部50は、ブラケット枚数をクリアする。但し、システム制御部50は、ブラケット撮影フラグをONのまま保持する。加えて、システム制御部50は、ブラケット枚数保存フラグをOFFにして不揮発性メモリ56に記憶する。
S704で、システム制御部50は、ブラケット枚数を保存する。加えて、システム制御部50は、ブラケット枚数保存フラグをONにして不揮発性メモリ56に記憶する。
S705で、システム制御部50は、図3のS317と同様、電源をオフ状態にする。S706で、システム制御部50は、オートパワーオフから復帰するための操作が行われたか否かを判定する。例えば、システム制御部50は、操作部70、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、又は電源スイッチ72に対して何らかの操作が行われた場合に、オートパワーオフから復帰するための操作が行われたと判断する。オートパワーオフから復帰するための操作が行われた場合、処理はS707に進み、そうでない場合、S706の判定が繰り返される。
S707で、システム制御部50は、電源をオン状態にする。S708で、システム制御部50は、ブラケット撮影の設定中であるか否かを判定する。ブラケット撮影の設定中である場合、処理はS709に進み、そうでない場合、処理は図3のS302に進む。
S709で、システム制御部50は、ブラケット枚数保存フラグがONであるか否かを判定する。ブラケット枚数保存フラグがONの場合、処理はS710に進み、そうでない場合、処理はS711に進む。
S710で、システム制御部50は、表示部28に「前回のブラケット撮影途中状態から再開します」というメッセージを表示することで、ブラケット撮影の作業状態が引き継がれる旨をユーザに通知する。
S711で、システム制御部50は、表示部28に「前回のブラケット撮影途中状態は失われました」というメッセージを表示することで、ブラケット撮影の作業状態が引き継がれない旨をユーザに通知する。この時、システム制御部50は、ブラケット撮影フラグをOFFに変更してもよい。
[変形例2]
図8を参照して、図3のS316に続くS317の処理の変形例を説明する。図8の処理は、図3のS316に続くS317の処理に置き換わる処理である。図8の処理は、特に断らない限り、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することで実現する。
S801で、システム制御部50は、現在時刻(オートパワーオフによる電源オフの時刻)を不揮発性メモリ56に記憶する。S802で、システム制御部50は、図3のS317と同様、電源をオフ状態にする。
S803で、システム制御部50は、オートパワーオフから復帰するための操作が行われたか否かを判定する。例えば、システム制御部50は、操作部70、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、又は電源スイッチ72に対して何らかの操作が行われた場合に、オートパワーオフから復帰するための操作が行われたと判断する。オートパワーオフから復帰するための操作が行われた場合、処理はS804に進み、そうでない場合、S803の判定が繰り返される。
S804で、システム制御部50は、電源をオン状態にする。S805で、システム制御部50は、S801において記憶した電源オフの時刻から所定時間以上経過したか否かを判定する。所定時間以上経過した場合、処理はS806に進み、そうでない場合、処理はS808に進む。
S806で、システム制御部50は、図3のS312と同様、作業情報(ブラケット枚数及び再生開始番号)をクリアする。S807で、システム制御部50は、表示部28に「前回のブラケット撮影状態及び再生状態は失われました」というメッセージを表示することで、作業状態が引き継がれない旨をユーザに通知する。その後、処理はS302に進む。
S808で、システム制御部50は、表示部28に「前回のブラケット撮影状態及び再生状態が引き継がれます」というメッセージを表示することで、作業状態が引き継がれる旨をユーザに通知する。その後、処理はS302に進む。
オートパワーオフが行われ、かつオートパワーオフ時間がT1以下である場合であっても、再び電源がオン状態にされた時にオートパワーオフの時刻から長時間経過していた場合には、ユーザに作業を継続する意図が無い可能性がある。そこで、変形例2では、再び電源がオン状態にされた時にオートパワーオフの時刻から長時間経過していた場合には、システム制御部50は、作業情報を引き継がないように制御する。これにより、ユーザの意図に反してブラケット撮影などの作業が継続する可能性を低減することができる。
[変形例3]
図4(a)のS402においてNoと判定された場合に追加で行われる処理について説明する。ユーザは、操作部70の操作などを通じて、引き継ぎ対象の作業情報を選択することができる。例えば、システム制御部50は、表示部28にそれぞれ「ブラケット枚数」及び「再生開始番号」というテキストを伴う2つのチェックボックスを表示する。システム制御部50は、ここでチェックされた項目に対応する作業情報を、図3のS316や図6のS619の処理における引き継ぎの対象として扱う。即ち、システム制御部50は、オートパワーオフ時間が閾値以下の設定でオートパワーオフが行われた場合に、次回起動時に作業状態を引き継ぐように制御するか否かを、ユーザ操作に応じて切り替えることができる。
[その他の実施形態]
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は、1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、オートパワーオフ機能を有すると共にユーザ操作に応じて何らかの作業を実行する電子機器であれば適用可能である。即ち、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。また、本発明は、タブレット端末、スマートフォン、投影装置、ディスプレイを備える家電装置や車載装置などにも適用可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
22…撮像部、28…表示部、50…システム制御部、52…システムメモリ、56…不揮発性メモリ、70…操作部、72…電源スイッチ、100…デジタルカメラ、150…レンズユニット

Claims (21)

  1. 電子機器であって、
    ユーザ操作が行われない状態が継続した時間が設定時間に達したことに応じて、オートパワーオフを実行する電力制御手段と、
    前記設定時間を設定する設定手段と、
    第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合に、前記オートパワーオフが実行される時の第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継ぐように制御し、
    前記第1の時間より長い時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合は、前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継がないように制御する
    制御手段と、
    複数回の撮影指示に応じた複数回の撮影を含む1組の撮影を行う撮影制御手段と、を備え、
    前記第1の操作状態は、前記1組の撮影の進捗を示し、
    前記制御手段は、前記第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に、前記撮影制御手段が前記オートパワーオフが実行された時の続きから前記1組の撮影を行えるように制御する
    とを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の操作状態を示す第1の作業情報を揮発性の記録媒体に記録する記録制御手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行される際に、前記第1の作業情報を不揮発性の記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の操作状態を示す第1の作業情報を不揮発性の記録媒体に記録する記録制御手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記第1の時間より長い時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行される際に、前記第1の作業情報を前記不揮発性の記録媒体から消去する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記電力制御手段は、ユーザの電源オフ操作に応じて前記電子機器を電源オフ状態にするように構成され、
    前記制御手段は、前記電源オフ操作により前記電子機器が電源オフ状態になった場合、前記設定時間に関わらず、前記電源オフ操作が行われた時の前記第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継がないように制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記1組の撮影は、オートブラケット撮影における1組の撮影であり、
    前記第1の操作状態は、前記オートブラケット撮影における前記1組の撮影の何回目の撮影まで行ったかを示す
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  6. 前記オートブラケット撮影は、撮影毎に異なる露出で撮影を行う露出ブラケット撮影である
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  7. 前記オートブラケット撮影は、撮影毎に異なるフォーカス位置で撮影を行うフォーカスブラケット撮影である
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  8. 前記オートブラケット撮影は、撮影毎に異なるホワイトバランス設定値で撮影を行うWBブラケット撮影である
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  9. 前記1組の撮影は、複数回の撮影により得られた画像を合成した画像を得るための撮影である
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  10. 前記1組の撮影は、多重露光撮影、パノラマ画像を得るための撮影、又は、複数回の撮影で得られた各画像を所定のレイアウトで平面上に配置した1枚の合成画像を得るための撮影である
    ことを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  11. 電子機器であって、
    ユーザ操作が行われない状態が継続した時間が設定時間に達したことに応じて、オートパワーオフを実行する電力制御手段と、
    前記設定時間を設定する設定手段と、
    第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合に、前記オートパワーオフが実行される時の第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継ぐように制御し、
    前記第1の時間より長い時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合は、前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継がないように制御する
    制御手段と、
    複数の画像の中から選択された画像を表示手段に表示すると共に前記選択された画像をユーザの切替操作に応じて切り替えるように制御する表示制御手段と、を備え、
    前記第1の操作状態は、前記切替操作に応じて最後に選択された画像を示し、
    前記制御手段は、前記第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に、前記表示制御手段が前記オートパワーオフが実行された時の前記第1の操作状態が示す画像を表示できるように制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  12. 電子機器であって、
    ユーザ操作が行われない状態が継続した時間が設定時間に達したことに応じて、オートパワーオフを実行する電力制御手段と、
    前記設定時間を設定する設定手段と、
    第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合に、前記オートパワーオフが実行される時の第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継ぐように制御し、
    前記第1の時間より長い時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合は、前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継がないように制御する
    制御手段と、
    複数回の撮影指示に応じた複数回の撮影を含む1組の撮影を行う撮影制御手段と、
    複数の画像の中から選択された画像を表示手段に表示すると共に前記選択された画像をユーザの切替操作に応じて切り替えるように制御する表示制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に、前記撮影制御手段が前記オートパワーオフが実行された時の続きから前記1組の撮影を行えるように制御すると共に、前記表示制御手段が前記オートパワーオフが実行された時の第2の操作状態が示す画像を表示できるように制御し、
    前記第1の時間より長い第2の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に、前記表示制御手段が前記オートパワーオフが実行された時の前記第2の操作状態が示す画像を表示できるように制御し、
    前記設定時間が前記第2の時間より長い時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合、前記オートパワーオフが実行された時の前記第2の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継がないように制御し、
    前記第1の操作状態は、前記1組の撮影の進捗を示し、
    前記第2の操作状態は、前記切替操作に応じて最後に選択された画像を示す
    ことを特徴とする電子機器。
  13. 前記第1の時間は、1分以下であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の電子機器。
  14. 前記設定手段により前記設定時間が前記第1の時間よりも長く設定されたことに応じて、前記オートパワーオフが実行されると前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態が引き継がれない旨をユーザに通知する第1の通知手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の電子機器。
  15. 前記設定手段は、複数の候補の中から選択することにより前記設定時間を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の電子機器。
  16. 前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態が引き継がれる場合、前記電子機器が次に電源オン状態になったことに応じて、前記オートパワーオフが実行された時の前記第1の操作状態が引き継がれる旨をユーザに通知し、
    前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態が引き継がれない場合、前記電子機器が次に電源オン状態になったことに応じて、前記オートパワーオフが実行された時の前記第1の操作状態が引き継がれない旨をユーザに通知する
    第2の通知手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の電子機器。
  17. 前記第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合であっても、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に前記オートパワーオフが実行された時から所定時間以上経過していた場合には、前記制御手段は、前記オートパワーオフが実行された時の前記第1の操作状態を引き継がないように制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の電子機器。
  18. 前記制御手段が、前記第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合、前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継ぐように制御するか引き継がないように制御するかを、ユーザ操作に応じて切り替える切替手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の電子機器。
  19. 電子機器が実行する制御方法であって、
    ユーザ操作が行われない状態が継続した時間が設定時間に達したことに応じて、オートパワーオフを実行する電力制御工程と、
    前記設定時間を設定する設定工程と、
    第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合に、前記オートパワーオフが実行される時の第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継ぐように制御し、
    前記第1の時間より長い時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合は、前記オートパワーオフが実行される時の前記第1の操作状態を、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に引き継がないように制御する
    制御工程と、
    複数回の撮影指示に応じた複数回の撮影を含む1組の撮影を行う撮影制御工程と、を備え、
    前記第1の操作状態は、前記1組の撮影の進捗を示し、
    前記制御工程では、前記第1の時間以下の時間が前記設定時間として設定されているときに前記オートパワーオフが実行された場合、前記電子機器が次に電源オン状態になった時に、前記オートパワーオフが実行された時の続きから前記1組の撮影を行えるように制御する
    を備えることを特徴とする制御方法。
  20. コンピュータを、請求項1乃至18のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  21. コンピュータを、請求項1乃至18のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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