JP2019113117A - ノーブローバッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス漏れなく活管の付け外し作業を行うことができるノーブローバッグを得る。【解決手段】固定管1と固定管1に対してねじ込み連結される被接続管2とから構成される活管Pにおいて、固定管1と被接続管2との連結箇所Cを袋体20が覆うとともに、固定管1に貫かれる第1封鎖体30がこの固定管1の外周に密着し、被接続管2に貫かれる第2封鎖体60がこの被接続管2の外周に密着し、手腕80Rに貫かれる第3封鎖体50がこの手腕80Rに密着している。第3封鎖体50を貫く手腕80Rによりノーブローバッグ10内で活管Pの付け外し作業が可能である。第1〜3封鎖体30,60,50がそれぞれ、固定管1,被接続管2,手腕80Rと密着しているので、付け外し作業により固定管1から流れ出るガスは、ノーブローバッグ10内から外へ漏れ出さない。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスが流れている状態の管(以下、活管という)の付け外し作業をするのに、ガスを外に漏らすことなく作業を行えるノーブローバッグに関するものである。
従来のノーブローバッグとして、たとえば特許文献1に開示されているように、活管から分岐した新しい管を設置する場合に用いられるものがある。
特許文献1に開示されたノーブローバッグは、内部が視認可能な円柱状の袋体の下面および上面に孔が開けられている。この孔に合わせて、円形孔を有するゴム板が袋体の下面および上面に取り付けられる。すなわち、袋体の外と内とは開通された状態となっている。この一方の孔を介して、袋体を、活管に取り付けられたサドルに外嵌めする。作業者は、他方の孔から手腕を入れて、袋体内で作業を行う。両方の孔は、ゴム板の弾性力によりサドルと作業者の手腕とを締め付けるので、作業中に活管から流れ出るガスは両方の孔から袋体の外に漏れ出すことなく袋体内に留まる。作業者はガスが袋体内に留まった状態のまま作業を行うことができ、作業中にガスが袋体の外に漏れ出すことはない。
特開2000−18479号公報
しかし、このような構成のノーブローバッグは、活管から分岐管を設置するために用いることはできるが、それ以外の作業、たとえば活管そのものの付け外し作業に用いることができるものではない。
そこで本発明は、ガス漏れなく活管の付け外し作業を行うことができるノーブローバッグを得ることを目的とする。
この目的を達成するため、本発明に係るノーブローバッグは、
固定管と、軸心まわりに回転可能であることにより一端部が前記固定管に対してねじ込み連結される被接続管と、を備えるガス管において、ガスを止めることなく前記被接続管の付け外し作業を行うためのノーブローバッグであって、
前記付け外し作業を行う前記固定管と前記被接続管との連結箇所を覆うチューブ状の袋体と、
前記固定管によって貫かれてこの固定管の外周面に密着する第1封鎖体と、
前記被接続管によって貫かれてこの被接続管の外周面に密着するとともに前記被接続管を軸心周りに回転させることができる第2封鎖体と、
作業者の手腕を前記袋体の内部に入れることができ前記手腕まわりに密着する第3封鎖体と、を有し
前記袋体の内部における前記第3封鎖体と前記連結箇所との間に、作業者の手腕により前記被接続管の付け外し作業を行い得る作業空間が形成された
ことを特徴としている。
また、本発明に係るノーブローバッグは、
袋体は円柱状であって、
第1封鎖体が前記袋体の一端の面に設けられ、
第2封鎖体が前記袋体の他端の面に連結され、
第3封鎖体が前記袋体の側面に設けられ、
前記第1封鎖体または前記第2封鎖体の少なくとも一方が前記一端の面または前記他端の面の中心から偏心した位置に配置されることにより、前記第1封鎖体および前記第2封鎖体のいずれもが各面の中心に配置されたときよりも前記袋体の内部の作業空間が広く確保されたものであるとともに、被接続管とこの被接続管の近傍の構造物との離隔が狭く確保されたものであることが好ましい。
また、本発明に係るノーブローバッグは、
第2封鎖体は、周方向に分割された環状体にて構成されるとともに被接続管に巻きついて取り付けられるものであり、
前記第2封鎖体のまわりに、この第2封鎖体を前記被接続管のまわりに圧着させるための固定具を設けたものであることがさらに好ましい。
本発明によれば、作業時にガスが流れ出る連結箇所を袋体が覆うとともに、第1封鎖体が固定管と、第2封鎖体が被接続管と、第3封鎖体が作業者の手腕と、それぞれ密着するので、前記連結箇所から流れ出るガスをノーブローバッグ内に留めながら作業を行うことができる。すなわち、ノーブローバッグ外へのガス漏れなく活管の付け外し作業を行うことができる。
また本発明によれば、第1封鎖体または前記第2封鎖体の少なくとも一方が前記一端の面または前記他端の面の中心から偏心した位置に配置されることにより、前記第1封鎖体または前記第2封鎖体から袋体の壁部までの距離を短くすることができる。このため、壁際に近づけて配管することができ、すなわち壁から配管までの離隔を小さくすることができる。これにより、邪魔にならない配管施工を行うことができる。
本発明の実施の形態に係るノーブローバッグの使用状態を示す図である。 同ノーブローバッグに係る袋体の図である。 同ノーブローバッグに係る第2封鎖体の立体図である。 同ノーブローバッグの要部の断面図である。 同ノーブローバッグの使用手順を示す図である。 図5の次の手順を示す図である。 図6の次の手順を示す図である。特に(a)は、第2封鎖体を被接続管に取り付ける手順を、(b)は、その後の手順を示している。 図7の次の手順を示す図である。 図8の次の手順を示す図である。特に(a)は、被接続管を継手部材から外す手順を、(b)は、継手部材にプラグを取り付ける手順を示している。 本発明に係るノーブローバッグの他の使用例を示す図である。
本発明の実施の形態に係るノーブローバッグは、ガスが流れた状態の管(以下、活管という)、特に、公共のガス管から住宅などの施設にガスを取り込むためのサービス管であって、埋設される固定管とこの固定管に接続されて地上に導かれる被接続管とからなる管の付け外し作業を行う際に用いるものである。
活管の取り外し作業は、たとえば、ガスの供給が不要となった施設に配管される活管を撤去したり、老朽化した配管を新しいものに交換したりする場合に行う。
図1に示すEは、埋設された管を露わにするために掘り起こした後の地面である。また、Wは、住宅などの施設の外壁である。図1に示すように、固定管1は地面Eと平行になるように掘り起こされる。固定管1の一端には、エルボ4aが取り付けられている。このエルボ4aに、外壁Wと平行にされた被接続管2がねじ込まれている。これにより、固定管1と被接続管2とが連結されて、管路がL字状となる活管Pを構成している。なお、図1では省略するが、被接続管2は、その上端で水平管と連結されており、この水平管が外壁Wを突き抜けて施設に配管されることにより、施設にガスが供給されている。固定管1からの被接続管2の取り外し作業は、エルボ4aから被接続管2を取り外して、取り外し後にエルボ4aの一端から流れ出るガスを止めるために、このエルボ4aの一端にプラグなどで栓をするものである。ここで、被接続管2をエルボ4aから取り外す際、大気中にガスが流れ出るのを防ぐためにノーブローバッグ10が用いられる。
図1に示すように、ノーブローバッグ10は、柔軟性を有するとともに内部が視認できる円柱チューブ状の袋体20と、固定管1によって貫かれる第1封鎖体30と、被接続管2によって貫かれる第2封鎖体60と、作業者の手腕80Rによって貫かれる第3封鎖体50とを有するものである。
袋体20は、たとえば塩化ビニルなどからなり、図1に示すように、固定管1と被接続管2との連結箇所Cを覆うように配置される。
図2に示すように、袋体20の一端面21における偏心した位置には孔21aが開けられている。この孔21aに合わせて、一端面21には、固定管1によって貫かれるとともに固定管1の外周面に密着する第1封鎖体30が設けられている。
第1封鎖体30は、中心が開口した環状の板部31と、板部31から袋体20の外方向に突出するベルマウス部32とが一体に形成されたゴム体である。
板部31は、孔21aよりも大きく形成されており、この板部31における孔21aよりも大きく形成された部分が、一端面21に対して接着剤によってくっつけられたりまたは溶着されるなどして、第1封鎖体30が一端面21に取り付けられる。
ベルマウス部32は、板部31の開口と連続する開口部33を有している。
ベルマウス部32が基端から先端にかけて順次径が小さくなっていることにより、その内周面の開口部33も、先端にかけて径が小さくなるように形成されている。固定管1が第1封鎖体30を貫くときは、ゴム体の弾性力により開口部33が広がり、貫いた後は、開口部33が元の径に戻ろうとする弾性力により固定管1を締め付け、よって第1封鎖体30の内周面は固定管1の外周面と密着する。ベルマウス部32は、先端にいくほど径が小さくなっているので、ベルマウス部32の先端ほど弾性力による締め付けが強くなり、第1封鎖体30と固定管1との密着度が高くなる。
また、図1に示すように、ベルマウス部32の外周まわりから粘着テープ70aが巻かれて、固定管1に対する第1封鎖体30の位置が固定される。また、それだけでなく、この粘着テープ70aが第1封鎖体30を締め付けることで、第1封鎖体30の固定管1への密着度がさらに高まる。
図1に示すように、袋体20の他端面22における偏心した位置、すなわち他端面22の中心から外壁W方向に偏心した位置には、被接続管2によって貫かれるとともに被接続管2の外周面に密着する第2封鎖体60が設けられている。
他端面22における第2封鎖体60が設けられる位置には、図2に示すように、孔22aが開けられており、この孔22aに合わせて、中心に開口42を有する環板状のゴム体からなる連結部40が設けられている。
開口42の縁には、膨らみ形状の嵌め込み部41が縁全周に亘って形成されている。
図1、3に示すように、第2封鎖体60は、円筒体である。第2封鎖体60は、たとえばクロロプレンゴムスポンジからなる。
図3に示すように、第2封鎖体60には、段状のスリット62が上端から下端にかけて形成されている。スリット62は、上から下に順次、軸方向に真っ直ぐ形成される上スリット62a、上スリット62aに連続して軸方向と直角方向に真っ直ぐ形成される中スリット62b、中スリット62bに連続して軸方向に真っ直ぐ形成される下スリット62c、からなる。
第2封鎖体60は、このスリット62から割って開くことができる割構造となっている。第2封鎖体60が割構造となっていることで、第2封鎖体60を、被接続管2の軸直交方向から被接続管2に取り付け可能となっている。
第2封鎖体60が被接続管2に取り付けられた後は、図1、4に示すように、第2封鎖体60の外周面の上部に粘着テープ70bが巻かれる。この粘着テープ70bで第2封鎖体60を締め付けることにより、割構造である第2封鎖体60を被接続管2に対して圧着させる。
ここで、図4は被接続管2が第2封鎖体60を貫いている状態を示しており、この図4および図3に示すように、第2封鎖体60の端部近傍(図3、4では下端部近傍)の外周面には、外周を一周する嵌め合い溝61が形成されている。この嵌め合い溝61に、連結部40の嵌め込み部41が嵌め込まれることにより、第2封鎖体60と袋体20とが連結される。図2に示す連結部40の開口42の径は、図4に示す第2封鎖体60の径60D、さらには溝径61Dよりも小さく形成されているが、ゴムの弾性力により開口42の径を広げることにより連結部40は嵌め合い溝61に嵌り込むことが可能である。開口42の径は、溝径61Dよりも小さいので、嵌め込み部41が嵌め合い溝61に嵌り込んだ後は、元の径に戻ろうとする弾性力により嵌め合い溝61の内壁61aを締め付ける。さらにこのとき、嵌め込み部41は膨らみ形状であり、かつ、第2封鎖体60はクロロプレンゴムスポンジからなることにより嵌め込み部41よりも柔らかい材質であるので、嵌め込み部41は、嵌め合い溝61の上壁61bおよび下壁61cに食い込み接触する。これらにより、嵌め込み部41が嵌め合い溝61に嵌り込んだ後は、嵌め込み部41が嵌め合い溝61から外れることがなく、また、嵌め込み部41と嵌め合い溝61とは隙間なく接触する。
図2に示すように、袋体20の側面23における、一端面21または他端面22の中心を挟んで孔21aまたは孔22aと反対側の位置には、孔23aが開けられている。この孔23aの位置は、図1でいえば、袋体20の側面23における活管Pを挟んで地面Eおよび外壁Wの反対側の位置に相当する。この孔23aに合わせて、作業者の手腕80Rよって貫かれるとともに手腕80Rの外周に密着する第3封鎖体50が設けられている。
第3封鎖体50は、中心に開口51を有する環板状のゴム体からなる。
開口51は、その径が手腕80Rの径よりも小さく形成されている。手腕80Rが第3封鎖体50を貫くときは、ゴム体の弾性力により開口51が広がり、貫いた後は、開口51が元の径に戻ろうとする弾性力により手腕80Rを締め付け、よって第3封鎖体50は手腕80Rの外周と密着する。
ここで、固定管1に貫かれる第1封鎖体30および被接続管2に貫かれる第2封鎖体60が、それぞれ、一端面21および他端面22の中心から偏心しているので、固定管1と被接続管2との連結箇所Cは、図1に示す状態では、ノーブローバッグ10内で右寄りに位置している。また、前述のように、作業時に作業者の手腕80Rが貫く第3封鎖体50は、一端面21または他端面22の中心を挟んで、孔21a(第1封鎖体30)または孔22a(第2封鎖体60)と反対側に位置している。これら第3封鎖体50と連結箇所Cとの位置関係により、手腕80Rを入れる第3封鎖体50と連結箇所Cとの距離を長くとることができ、作業者が作業を行うことができる作業空間Jを広く形成している。
以上のように、袋体20が連結箇所Cを覆い、第1封鎖体30が固定管1と密着し、第2封鎖体60が被接続管2と密着し、第3封鎖体50が手腕80Rと密着するので、手腕80Rにより袋体20の内部で被接続管2を取り外してガスが活管Pの外に流れ出ても、流れ出たガスは袋体20の内部に留まり袋体20の外部に漏れ出すことがない。すなわち、第1〜3封鎖体が袋体20をシールすることにより、ガスが袋体20の外部に漏れ出すのを防ぐことができる。
さらに、第2封鎖体60として、クロロプレンゴムスポンジを用いているので、単にゴム製部材を用いるよりも、第2封鎖体60と被接続管2との密着面に生じる摩擦を小さくすることができる。そのため、第2封鎖体60と密着する被接続管2を、第2封鎖体60と密着させたまま容易に回転させることができ、よって被接続管2をエルボ4aから容易に取り外すことができる。なお、第2封鎖体60は、クロロプレンゴムスポンジを用いたものでなくてもよく、被接続管2と密着したまま容易に回転できるものであればよい。たとえば、第2封鎖体60としてゴム製部材を用いる場合には、その内周面を表面処理するなどして内周面の摩擦係数を小さくしたようなものであってもよい。
第2封鎖体60のスリット62は、その中間部に、軸方向と直交する方向に真っ直ぐ形成される中スリット62bを有しているので、ずれの発生や、引っ張った時の捩じれの発生を、効果的に防止することができる。
さらに、中スリット62bが軸直交方向に真っ直ぐ形成されていることにより、第2封鎖体60を被接続管2に取り付けたときに、中スリット62bにおいてスリット構成面同士を接触させることで、第2封鎖体60がスリット62を境に軸方向にずれるのを防止することができる。そのため、第2封鎖体60の外周を一周して形成される嵌め合い溝61が、第2封鎖体60の取り付け後にスリット62を境にずれるのを防止することができる。ずれのない嵌め合い溝61は、嵌め込み部41の嵌め込みを容易にすることができる。
ここで、第1封鎖体30を締め付けるものとして粘着テープ70aを、第2封鎖体60を締め付けるものとして粘着テープ70bを例に挙げて説明したが、これらの代わりに、ベルト状物や紐状物などを用いてもよい。
次に、ノーブローバッグ10を用いた活管撤去の手順について説明する。
図5では、まず、被接続管2に設けられたコック2cを閉じて、固定管1から随時流れてくるガスをコック2cよりも下流側へ流れないようにする。その後、被接続管2を配管路から取り外し、その上端をコックなどにより塞ぐ。このとき、コック2cによるガス止めもされているので、被接続管2からガスが流れ出ることはない。第1封鎖体30の開口部33を広げて、袋体20の第1封鎖体30に被接続管2を通す。第1封鎖体30に被接続管2を通した後は、袋体20の連結部40の開口42を広げて、この開口42に被接続管2を通す。すると、袋体20は、被接続管2によって貫かれた状態となる。
この状態のまま、図6に示すように、連結箇所Cを覆うことができる位置まで袋体20を移動させる。すなわち、第1封鎖体30を固定管1の位置に、連結部40を被接続管2の位置に、それぞれ配置させる。袋体20の位置が決まれば、第1封鎖体30の外周まわりに粘着テープ70aを巻いて、第1封鎖体30の位置を固定する。第1封鎖体30は、この粘着テープ70aとゴムの弾性力とにより、固定管1にしっかりと密着する。
次に、第2封鎖体60を被接続管2に取り付ける。図7(a)に示すように、第2封鎖体60をスリット62から割って開き、被接続管2の軸直交方向から覆うようにして、被接続管2に巻きつける。第2封鎖体60は、開いた状態から元の円筒形状に戻ろうとする弾性力により、その内周面が被接続管2に密着する。このとき、被接続管2に取り付けられた第2封鎖体60は、袋体20の近傍に位置している。
図7(b)に示すように、第2封鎖体60の外周面の上部に粘着テープ70bを巻きつける。これにより第2封鎖体60が被接続管2に圧着され、割構造である第2封鎖体60が誤って被接続管2から外れることがない。その後は、袋体20の連結部40の開口42を手で広げて、嵌め込み部41を、第2封鎖体60の嵌め合い溝61に嵌め込む。嵌め込み部41は、元の径に戻ろうとする弾性力により第2封鎖体60の内壁61aを締め付け、かつ、上壁61bと下壁61cとに食い込み接触する。これにより、嵌め込み部41と嵌め合い溝61との間がシールされる。
次に、被接続管2を取り外す。
図8に示すように、作業者は一方の手腕80Rを第3封鎖体50から袋体20内に入れる。そして、袋体20の外側にある他方の手腕80Lで第2封鎖体60をつかんで第2封鎖体60が回らないようにしながら、袋体20内の一方の手腕80Rで被接続管2をつかんで回転させる。このとき、他方の手腕80Lにより第2封鎖体60をつかんでいるので、被接続管2の回転に合わせて被接続管2が回転することはない。詳細にいえば、第2封鎖体60としてクロロプレンゴムスポンジを用いているので、第2封鎖体60と被接続管2との密着面に生じる摩擦を、単にゴム部材を用いる場合よりも小さくすることができて、被接続管2のみを容易に回転させることができる。さらに、袋体20はその内部を視認できるようになっているので、袋体20の外部から袋体20の内部を見ながら、前述した袋体20内における作業が容易である。
図9(a)に示すように、被接続管2を回転させると被接続管2の端部に切られたねじ2tがエルボ4aから外れることで、被接続管2がエルボ4aから外れる。すると、取り外し箇所からガスが流れ出てくる。ガスが流れ出ても、第1封鎖体30が固定管1に密着し、第2封鎖体60が被接続管2に密着し、第3封鎖体50が手腕80Rに密着しているので、それぞれがシールの役割を果たし、エルボ4aから流れ出るガスはノーブローバッグ10の外に漏れ出すことはない。また、第2封鎖体60において、粘着テープ70bの締め付けにより上スリット62aは、上スリット62aの幅方向に圧縮されてスリット幅が細くされるので、これによってもスリット62からのガス漏れの可能性は極めて低い。
図9(b)に示すように、ノーブローバッグ10の外側の手腕80Lで被接続管2を支えながら、ノーブローバッグ10内の手腕80Rにより、あらかじめノーブローバッグ10内に入れるなどしておいたプラグ5をエルボ4aの端部に取り付ける。これにより、エルボ4aの端部に栓をして、ガスが流れ出るのを防止する。その後は、手腕80Rを第3封鎖体50から抜いて、第1封鎖体30に巻かれた粘着テープ70aを外し、第1封鎖体30を固定管1の端部へと移動させ、ノーブローバッグ10を取り外す。
以上の手順によりガスの供給が不要となった施設につながる活管Pの撤去が完了する。
以上は、L字状に構成された活管Pの撤去(取り外し)について説明したが、図10に示すように、本発明は、ソケット4cにより真っ直ぐに接続された活管Pに用いることもできる。このような活管Pに用いる場合であっても前述した手順に従うことにより、活管Pの撤去(取り外し)を行うことができる。
E 地面
W 外壁
P 活管
1 固定管
2 被接続管
10 ノーブローバッグ
20 袋体
30 第1封鎖体
60 第2封鎖体
50 第3封鎖体

Claims (3)

  1. 固定管と、軸心まわりに回転可能であることにより一端部が前記固定管に対してねじ込み連結される被接続管と、を備えるガス管において、ガスを止めることなく前記被接続管の付け外し作業を行うためのノーブローバッグであって、
    前記付け外し作業を行う前記固定管と前記被接続管との連結箇所を覆うチューブ状の袋体と、
    前記固定管によって貫かれてこの固定管の外周面に密着する第1封鎖体と、
    前記被接続管によって貫かれてこの被接続管の外周面に密着するとともに前記被接続管を軸心周りに回転させることができる第2封鎖体と、
    作業者の手腕を前記袋体の内部に入れることができ前記手腕まわりに密着する第3封鎖体と、を有し
    前記袋体の内部における前記第3封鎖体と前記連結箇所との間に、作業者の手腕により前記被接続管の付け外し作業を行い得る作業空間が形成された
    ことを特徴とするノーブローバッグ。
  2. 袋体は円柱状であって、
    第1封鎖体が前記袋体の一端の面に設けられ、
    第2封鎖体が前記袋体の他端の面に連結され、
    第3封鎖体が前記袋体の側面に設けられ、
    前記第1封鎖体または前記第2封鎖体の少なくとも一方が前記一端の面または前記他端の面の中心から偏心した位置に配置されることにより、前記第1封鎖体および前記第2封鎖体のいずれもが各面の中心に配置されたときよりも、前記袋体の内部の作業空間が広く確保されるとともに、被接続管とこの被接続管の近傍の構造物との離隔が狭く確保される
    ことを特徴とする請求項1に記載のノーブローバッグ。
  3. 第2封鎖体は、周方向に分割された環状体にて構成されるとともに被接続管に巻きついて取り付けられるものであり、
    前記第2封鎖体のまわりに、この第2封鎖体を前記被接続管のまわりに圧着させるための固定具を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のノーブローバッグ。
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