JP2019109007A - ユニットクーラ - Google Patents

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【課題】ドレンパン内で氷の成長を抑制できるユニットクーラを提供する。【解決手段】ユニットクーラ10は、熱交換器20と、前記熱交換器20の上方に配置され、熱交換器20に対して散水する散水装置16と、熱交換器20の下方に配置され、散水装置16から熱交換器20に散水された水を回収する底面を備えたドレンパン18と、ドレンパン18によって回収された水を排出する排出口18aと、熱交換器20とドレンパン18との間に配置された受水板30と、を有しており、ドレンパン18の底面は、排出口18aに向かうにつれて低くなるように傾いており、受水板30の少なくとも一部は、排出口18aから離れるにつれて低くなるように傾いている。【選択図】図1

Description

本発明は、ユニットクーラに関する。
大型の冷蔵庫や冷凍庫等に冷気を供給するユニットクーラは、筐体外部から取り入れた外気を筐体内部の熱交換器を介して冷却し、その冷気を冷蔵庫や冷凍庫内に供給するように構成されている。
このようなユニットクーラにおいては、外気に含まれる水分が冷やされた際に霜として熱交換器のフィンなどの表面に付着することがあり、それにより熱交換器の冷却能力の低下を招くこととなる。
そこで、熱交換器に付着する霜を除去するために、ユニットクーラにおいてはデフロストが一般的に行われている。デフロストには、熱交換器に付着した霜を融解させるために、ホットガスを用いるホットガスデフロスト、ヒータ等を用いるヒータデフロスト、さらに、熱交換器上方から大量の水を散水して霜を融解させる散水デフロストが知られている。散水デフロストは、例えば特許文献1に詳細が記載されている。尚、特許文献1に示すように、散水を熱交換器の洗浄にも利用することができる。
特許第5496555号公報
ところで、散水方式を用いたデフロストを行う場合、熱交換器に対して散水された水を回収するために、熱交換器の下方にドレンパンを設置している。ドレンパンの底面は排出口に向けて傾斜しており、回収した水は傾斜した底面を流れて排出口から外部へと排出されるようになっている。
かかる場合、デフロストを行う際にも周囲環境は低温であることが多いので、デフロストに用いた水がドレンパン内で凍り氷として成長する虞れがある。そこで、氷を成長させないように、従来はドレンパン内に一定量の水を溜められるようにしていた。ここで、一般的にはドレンパンの隅や底面の浅瀬で氷が成長することが多いため、浅瀬をなくし隅まで水をいきわたらせて氷の成長を抑えるように、ドレンパンの貯水量を高めることが行われている。ところが、貯水量に応じて高まる水の重量を支持するためにドレンパン自体及びドレンパンの支持部の強度を高める必要が生じて、コスト増を招いている。
そこで本発明の目的は、簡素な構成でありながら、ドレンパン内で氷の成長を抑制できるユニットクーラを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるユニットクーラは、熱交換器と、前記熱交換器の上方に配置され、前記熱交換器に対して散水する散水装置と、前記熱交換器の下方に配置され、前記散水装置から前記熱交換器に散水された水を回収する底面を備えたドレンパンと、前記ドレンパンによって回収された前記水を排出する排出口と、前記熱交換器と前記ドレンパンとの間に配置された受水板と、を有しており、前記ドレンパンの底面は、前記排出口に向かって下向きに傾斜しており、前記受水板の少なくとも一部は、前記排出口から離れる方向に下向きに傾斜している。
本発明によるユニットクーラによれば、簡素な構成でありながら、ドレンパン内で氷の成長を抑制できる。
実施の形態にかかるユニットクーラの概略を示す縦断面図である。 図1のA−A断面図であるが、受水板は一点鎖線で示している。 中央仕切り壁18dと、端部仕切り壁18fと、側部仕切り壁18eの交差部を示す排出口側から見た斜視図である。 受水板30の斜視図である。 (a)は、受水板30を上方から見た図であり、(b)は、(a)の後方下垂部33のD矢視図であり、(c)は、(a)の前方下垂部34のE矢視図であり、(d)は、(a)のF矢視図である。 図5(a)のG−G断面図である。 受水板を有しない比較例にかかるユニットクーラの水の流れを模式的に示す概略図である。 本実施形態にかかるユニットクーラの水の流れを模式的に示す概略図である。
本明細書中、「上方」及び「下方」とは、それぞれ反重力方向、及び重力方向を意味するものとする。また、「高い」及び「低い」とは、それぞれ鉛直方向に沿って高いこと、および低いことを意味するものとする。
(ユニットクーラの構成)
図1は、本発明の実施形態にかかるユニットクーラの概略を示す縦断面図である。
図1に示すように、ユニットクーラ10は、内部に略直方体状の空間を形成し、その下部にドレンパン18を備えた筐体12と、当該筐体12の内部に配置される熱交換器20と、上記筐体12の後方側面12aに取り付けられた吸入フード14と、熱交換器20の上方に配置された散水装置16と、上記筐体12の前方側面12bに取り付けられたダクトファンモジュール100と、を備えている。なお、吸入フード14は必須の構成ではないので設けなくてもよい。また、本実施形態において「前方」とは、コイルで冷気が排出される側、「後方」とは外気を吸入する側をそれぞれ意味するものとする。
筐体12は例えば直方体の形状を有しており、その内部空間は、後方側面12aに取り付けられた吸入フード14を介して外部と通気可能となっている。この吸入フード14は、下面側に開口部(下面側開口部14a)を備えた箱状である。
ユニットクーラ10は、本実施形態においては、例えば脚部17を介して大型の冷蔵庫や冷凍庫等(図示せず)の床面Bに設置されるが、適宜の手段(例えば筐体12の天井面等に連結された吊金具や寸切りボルト(いずれも吊り下げ用の部材)等)を用いて固定されるようにしてもよい。
熱交換器20は、コイル(冷却用コイル)とも呼ばれるもので、詳細は図示しないが、例えば冷媒が通過する金属パイプと金属パイプに固定されたフィンとを備えた冷却器であって、吸入フード14から吸入された空気(外気)との間で熱交換を行い、空気を冷却するものである。
また、散水装置16は、例えばパイプから複数の噴霧ノズルに水を供給して散水する機能を有するものであり、特開2011−7348号公報に記載されているものを用いることができる。ただし、散水装置はかかる構成に限定されない。
ダクトファンモジュール100は、両端が開口した筒状のダクト部110と、ダクト部110の一端側の内部に取り付けられたファンユニット120と、を備える。ダクト部110は、円筒等の筒状の部材であって、図1に示すように、水平面に対して所定角度αだけ傾斜した態様で配置される。ダクト部110の一端は、前方側面12bに設けた開口を介して、筐体12の内部と通気可能に連結されている。なお、ダクト部110の所定角度αは0度でもよい。また、筐体12の内側にファンを配置した場合にはダクト部を用いる必要はない。
熱交換器20とドレンパン18との間に、受水板30が配置されている。
図2は、図1のA−A断面図であるが、受水板は一点鎖線で示している。図2において、ドレンパン18はその周囲を、矩形枠状の側壁18cによって囲われており、図2で右側の側壁の中央にパイプ状の排出口18aを有している。ドレンパン18の底面18bは略平面形状であって、図1に示すように排出口18a側が低くなるように傾斜しており、底面18b内の水は自重により排出口18a側に流れるようになっている。
図2において、底面18b上には、底面18bの中央近傍に配置された中央仕切り壁18dと、中央仕切り壁18dの両端と直交するように配置された一対の端部仕切り壁18fと、各端部仕切り壁18fの排出口18a側の端部に直交するように配置された側部仕切り壁18eとが、それぞれ立設されている。端部仕切り壁18fと側部仕切り壁18eは、熱交換器20(図1)を支持する機能を有する。
一方、排出口18aから離れた側壁18cの近傍における底面18b上には、間隔を置いて2つの金具19が固定されている。図1に示すように、金具19の高さは中央仕切り壁18dの高さより低くなっている。詳細を後述する受水板30は、中央仕切り壁18dと金具19とによって支持され、全体として底面18bとは逆側に傾斜するように(金具19側が低くなるように)取り付けられている。これにより、ドレンパン18の底面18bの全体にわたって水を流すことができる。受水板30と底面18bとの間には、空間が形成されている。なお、金具19は、3つ以上や1つでもよいことはもちろんである。
図3は、中央仕切り壁18dと、端部仕切り壁18fと、側部仕切り壁18eの交差部を示す斜視図である。図2、3において、中央仕切り壁18dの下縁には、間隔を置いて複数の薄い切欠18gが形成されている。したがって、切欠18gと底面18bとの間には、隙間C1が形成される。
また、端部仕切り壁18fの下縁コーナーは、斜めに切断された状態で切断部18hを形成している。さらに、側部仕切り壁18eはその下端が底面から離間した状態で端部仕切り壁18fやドレンパン18の側壁面(側壁18c)に溶接により固定されており、側部仕切り壁18e及び切断部18hの下端と底面18bとの間には、隙間C2が形成される。かかる隙間C1〜C2は,ドレンパン18の底面18bに沿った水の流れを阻止しないために形成されている。
(受水板について)
図4は、受水板30の斜視図である。図5は、受水板30を各方向から見た図である。図6は、図5(a)のG−G断面図であり、稜線の交点Pから等距離である稜線上の2か所を通る面で切断した状態を示す。図4,5に示すように、受水板30はステンレス等の金属板を折り曲げて形成されており、具体的には、熱交換器20から落下する水を受ける略矩形状のメイン受け部31と、折れ線FLによってメイン受け部31に対して境界付けられ排水口側(図4で奥側)に向かう長方形状のサブ受け部32と、サブ受け部32の端部を直角に折り曲げてなる長方形状の後方下垂部33と、メイン受け部31から反排水口側(図4で手前側)の端部を直角に折り曲げてなる前方下垂部34と、メイン受け部31の端部から延在し前方下垂部34と直交する先端延長部35と、メイン受け部31の両側を折り曲げてなる長方形状の側方下垂部36とを有している。
前方下垂部34と側方下垂部36は、メイン受け部31の変形を抑制すべく剛性を高める機能も有する。メイン受け部31における前方下垂部34の近傍に、ボルト穴37が設けられている。ボルト穴37は、受水板30を固定する際に、不図示のボルトを挿通して金具19に締結するために用いられる。尚、先端延長部35は、ドレンパン18に合わせて左右で長さが違うものを採用しているが、同じ長さとしてもよい。
図1に示すように受水板30を筐体12(ドレンパン18)に取り付けた状態で、前方下垂部34と、これに対向するドレンパン18の側壁18cとの間には隙間C3が画成され、さらに前方下垂部34の下端と、これに対向するドレンパン18の底面18bとの間には隙間C4が画成されている。隙間C3は十分な水を通過させることができる寸法とする。サブ受け部32は、中央仕切り壁18dの上端に密着して水平に支持されており、後方下垂部33は、中央仕切り壁18dの背面18i(図3)に密着しているか、もしくはわずかに隙間を開けて配置されている。
図4において、メイン受け部31上には、サブ受け部32との境界(折れ線FL)上の点を起点(頂点)Pとして、折り目により形成された2本の稜線EGが形成されており、稜線EGはメイン受け部31の側縁で終端している。メイン受け部31の稜線EGに囲まれた略三角形状の領域を第1の受水面31aとし、メイン受け部31の稜線EGと側縁とに囲まれた領域を第2の受水面31bとする。稜線EGを設けることでメイン受け部31の剛性が高まり、大きなスパンを有していても自重に抗してその形状を維持できるから、薄い板材を用いることができコスト低減に寄与する。なお、2本の稜線EGは、メイン受け部31上で必ずしも交差する必要はなく、例えば図5(a)の方向に見たときに、稜線EGを延長した仮想直線が交差していれば足りる。
図6において、第1の受水面31aに対し、両側の第2の受水面31bは角度θで傾いており、稜線EGを挟んで第1の受水面31aに対し、第2の受水面31bは低くなっている。なお、第1の受水面31aと第2の受水面31bはフラット面ではなく、例えば自重によりたわんだ曲面形状であってもよい。また、稜線EGは必ずしも明瞭である必要はなく、第1の受水面31aと第2の受水面31bの境界における面の変曲点をつないだ線であれば足りる。
(ユニットクーラの動作)
次に、ユニットクーラ10の動作について説明する。図1において、ユニットクーラ10の冷却運転時には、熱交換器20を使用しつつ、ダクトファンモジュール100のファンユニット120を回転駆動させる。
ファンユニット120が回転駆動すると、羽根車が回転してダクト部110内部の空気が矢印A2の方向に排出されるため、矢印A3に示すように、筐体12内部でダクトファンモジュール100に向かう空気の流れが生じる。このとき、中央仕切り壁18dの切欠18gと底面18bとの間における隙間C1や、端部仕切り壁18fの切断部18hと底面18bとの間における隙間C2(図3)を介して、空気の伏流A3aが生じる。また金具19の近傍を通過し、前方下垂部34とドレンパン18の側壁18c(排出口18aから遠い側壁)との間の隙間C3(図1)や、前方下垂部34の下端とドレンパン18の底面18bとの間の隙間C4を介して、空気の伏流A3bが生じる。なお、隙間C1,C2,C4を通過する空気の伏流A3a、A3bが増大すると、その分だけ熱交換器20を通過する空気の流れA3が減ることになるので、冷却効率を確保する為に、これら隙間は適宜小さなものとすることが望ましい。
筐体12内部に矢印A3に向かう空気の流れ(及び伏流A3a,A3b)が生じると、吸入フード14から外気が吸入される(矢印A1参照)。このような一連の空気の流れにより、吸入フード14から吸入された外気は、熱交換器20を通る際に冷却され、ダクトファンモジュール100のダクト部110から冷気として排出され、ユニットクーラ10が配置された空間を冷却することができる。
(デフロストについて)
一方、冷却運転によって筐体12内部の熱交換器20等に付着した霜あるいは氷塊を除去するデフロストを行う場合、熱交換器20及びダクトファンモジュール100のファンユニット120の駆動を停止する。その後、散水装置16から散水を行うと、散水された水は下方の熱交換器20のフィン等を伝わって自重により下降する。このとき、熱交換器20に付着した霜や氷塊が下降する水により溶けて除去され、ドレンパン18内の塵や埃等のゴミは流水により除去されることとなる。また、ドレンパン18内に水の流れを発生させることで、より効率的に霜や氷塊を溶かすことができるためデフロストの効率を向上できる。以下、比較例と比較して、本実施の形態の利点を説明する。
図7(a)は、受水板を有しない比較例にかかるユニットクーラ10’の側方断面図であり、図7(b)は、図7(a)のH−H断面図である。一方、図8(a)は、本実施形態にかかるユニットクーラ10の側方断面図であり、図8(b)は、図8(a)のI−I断面図である。なお、図8(b)において、点線で示す矢印は受水板30の下方を通過する水の流れ方向を示しており、排出口18aから遠ざかる方向をX方向とし、X方向に交差する方向をY方向と定義する。
図7に示す比較例は、図8の本実施形態に対して受水板を設けていない点のみが異なる。まず比較例から説明すると、受水板を設けていないために、図7(a)に示すように、熱交換器20を伝わった水は、直接ドレンパン18内に落水する。ここで、ドレンパン18の隅で氷が成長することを回避するため、図7(b)にハッチングで示すように、ドレンパン18全体に貯水する必要があるが、それにより水漏れの対策や、溜めた水を支持する強度確保のためにドレンパン18の設置負担が大となって、コスト増を招く。
これに対し本実施の形態によれば、熱交換器20を伝わった水は、図8(a)に示すように、受水板30のメイン受け部31及びサブ受け部32(図8(b)参照)上に落下する。
サブ受け部32上に落下した水の一部は、後方下垂部33(図3、4参照)を伝わってドレンパン18に落下する。一方、メイン受け部31上に落下した水は、図8(a)の矢印ar1に示すように、その傾きに応じて全体として排出口18aから離れた側へと伝わって流れ、さらに前方下垂部34を伝わって、排出口18aから遠いドレンパン18の側壁18c近傍で、ドレンパン18の底面18bへと落下する(矢印ar2)。落下した水は、その後Uターンして底面18bに沿って排出口18aへと向かうようになっている(矢印ar3)。
より詳細には、図8(b)の矢印ar1に示すように、第1の受水面31aに落下した水は、ほぼX方向に平行して向かうため、ほとんどが前方下垂部34を伝わって落下し(矢印ar2)、その一部はドレンパン18の側壁18cに沿って両側に分かれ(矢印ar4)、ドレンパン18の隅部CNに向かう。これに対し、第2の受水面31bに落下した水は、X方向に加えてY方向の成分を与えられて、一部の水が矢印ar5に示すように斜めに流れることとなる。
すると、第1の受水面31aに落下した水と、第2の受水面31bに落下し、矢印ar5に沿って流れた水とが、隅部CN近傍で落ち合うこととなるので、隅部CNに向かう水の量が増し、ここでの氷の成長を抑制することができる。また、隅部CN付近を経由した水は、ドレンパン18のY方向両側の側壁18c近傍に沿って流れ、排出口18a側の隅部(排出口側隅部CN’)に至り(矢印ar6)、氷の成長を抑制することができる。
加えて、本実施の形態にかかる受水板30の先端延長部35により、ドレンパン18のX方向の側壁18c側の幅広い範囲に水を流すことで、X方向の側壁18cを流れる水をX方向に押し、より多くの水を隅部CNに誘導できる。このため、隅部CN付近を経由する水量を増やすことができる。これにより、隅部CNを通過する水の量を増大させることができ、氷の成長を一層抑制することができる。また、以上のような水の流れを利用して、ドレンパン18の底面18bのゴミ等の異物(塵や埃等)を洗い流すこともできる。また、流水を用いることで、より効率的に霜や氷塊を溶かすことができるためデフロストの効率を向上できる。
底面18bを伝わって流れた水は、ドレンパン18に滞留することなく、直ちに排出口18aから外部に排出されることとなる。本実施の形態によれば、デフロスト時に氷の成長を抑制するためにドレンパン18に水を溜める必要がないので、水漏れ対策が容易になり、ドレンパン18の構成をより簡素化・低コスト化できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改変を施すことができる。たとえば、稜線の数は1本もしくは3本以上であってもよく、受水面の数は3つに限られない。
10 ユニットクーラ
12 筐体
12a 後方側面
12b 前方側面
14 吸入フード
14a 下面側開口部
16 散水装置
17 脚部
18 ドレンパン
18a 排出口
18b 底面
18c 側壁
18d 中央仕切り壁
18e 側部仕切り壁
18f 端部仕切り壁
18g 切欠
18h 切断部
18i 背面
19 金具
20 熱交換器
30 受水板
31 メイン受け部
31a 第1の受水面
31b 第2の受水面
32 サブ受け部
33 後方下垂部
34 前方下垂部
35 先端延長部
36 側方下垂部
37 ボルト穴
100 ダクトファンモジュール
110 ダクト部
120 ファンユニット
A3a,A3b 伏流
C1−C4 隙間
CN 隅部
CN’ 排出口側隅部
EG 稜線
FL 折れ線

Claims (7)

  1. 熱交換器と、
    前記熱交換器の上方に配置され、前記熱交換器に対して散水する散水装置と、
    前記熱交換器の下方に配置され、前記散水装置から前記熱交換器に散水された水を回収する底面を備えたドレンパンと、
    前記ドレンパンによって回収された前記水を排出する排出口と、
    前記熱交換器と前記ドレンパンとの間に配置された受水板と、を有しており、
    前記ドレンパンの底面は、前記排出口に向かって下向きに傾斜しており、
    前記受水板の少なくとも一部は、前記排出口から離れる方向に下向きに傾斜している
    ユニットクーラ。
  2. 前記受水板は、少なくとも1本の稜線によって分けられ互いに対して傾斜した第1の受水面と第2の受水面とを有しており、前記熱交換器を伝わってきた前記水を受けて互いに異なる方向に振り分ける
    請求項1に記載のユニットクーラ。
  3. 前記稜線は2本あり、前記第1の受水面は、前記排出口側を頂点とし前記稜線を二辺とする略三角形状を有し、前記第2の受水面は、前記第1の受水面を挟んだ両側に配置されている
    請求項2に記載のユニットクーラ。
  4. 前記ドレンパンの底面は隅部を有しており、前記第1の受水面と前記第2の受水面のうち少なくとも一方を伝わった水は、前記底面の隅部に向かう
    請求項2または3に記載のユニットクーラ。
  5. 前記受水板は、前記隅部に向かって延在する先端延長部を有する
    請求項4に記載のユニットクーラ。
  6. 前記受水板は、前記排水口側から離れた縁において、前記ドレンパンの底面に向かって延在する下垂部を有しており、前記下垂部の下端と前記底面との間には隙間が形成されている
    請求項1〜5のいずれかに1項に記載のユニットクーラ。
  7. 前記ドレンパンには、前記受水板を支持するための中央仕切り壁が設置され、前記中央仕切り壁と、前記ドレンパンの底面との間には隙間が形成されている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のユニットクーラ。

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