JP6310235B2 - 断熱貯蔵庫 - Google Patents

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本発明は、断熱貯蔵庫に関する。
蓄冷剤によって庫内を冷却する断熱貯蔵庫が知られている。この種の断熱貯蔵庫として、特許文献1に記載のようなものがある。この断熱貯蔵庫は、その庫内が天板で上下に区画されており、区画された上側に蓄冷剤を収納する蓄冷剤室が設けられている。蓄冷剤室に収納される蓄冷剤は、バスケットに入れられて蓄冷剤凍結庫で冷却され、バスケットごと蓄冷剤室に格納される。そして、天板に設けられた多数の貫通孔を通じて、蓄冷剤による冷気が下側の庫内に流れ込むことで、下側の庫内が保冷される。
特許第3615344号公報
ところで、上記の発明では、直方体状の蓄冷剤を用いているが、一般的な平板状の蓄冷剤を上記発明のような平坦なバスケットに面方向に広がるように水平に格納すると、蓄冷剤の表面で発生した結露により、その水分が板面上に溜まってしまう場合がある。そして、このように蓄冷剤表面に留まった水分により、蓄冷剤自体が凍結しにくい、あるいは蓄冷剤が解凍しにくいという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、平板形状の蓄冷剤を用いて保冷を行う断熱貯蔵庫において、蓄冷剤上の水分を好適に除去すること、また、その水分を適切に排水することを目的とする。
本発明の断熱貯蔵庫は、貯蔵物を収納する貯蔵室と、前記貯蔵室の上方に設けられ、前記貯蔵室を保冷するための平板形状の蓄冷剤を収納する蓄冷剤室と、を備えた断熱貯蔵庫であって、前記蓄冷剤室には、前記蓄冷剤を平置き状態で載置可能な載置棚が設けられており、この載置棚が水平方向に対して斜めに配されていることに特徴を有する。
上記構成では、平板形状の蓄冷剤を平置き状態で載置することで、載置スペースに高さが不要となり省スペース化が図られている。しかしながら、蓄冷剤を平置き状態で載置すると、該蓄冷剤の表面に結露した水分が溜まり、場合によっては、該蓄冷剤の凍結がしにくい、あるいは、該蓄冷剤の解凍がしにくいという不具合が生じ得るが、上記構成のように載置棚を水平方向に対して斜めに配することで、水分が傾斜に沿って排水されるため、水分が蓄冷剤上に留まらず、蓄冷剤の凍結がしにくい、あるいは、該蓄冷剤の解凍がしにくいという不具合発生を防止ないし抑制することが可能となる。
また、上記課題を解決するための手段として、以下のような構成としてもよい。
(1)前記載置棚は、前記蓄冷剤を二列に分けて載置可能となっており、前記蓄冷剤の列の間に位置する中間部が最低位で、両端に向けて高くなる形状をなしている構成。
このような構成では、蓄冷剤の結露した水分が中間部の一か所に集まるため、結露した水分の排出が容易になる。
(2)前記載置棚は、前記中間部において該載置棚の両端と高さを揃えるようにした突出部を有する構成。
このような構成では、二列に分けて載置した蓄冷剤同士が中間部でぶつかり合わないように突出部を設けている。この突出部の高さを載置棚の両端の高さと揃えることで、中間部から両端までの距離よりも蓄冷剤の長さが長い場合には、突出部で蓄冷剤を支持することで、大きな蓄冷剤を載置棚の両端と中間部で支持して載せることができる。つまり、同じ載置棚で大きな蓄冷剤と小さな蓄冷剤の両方を載置することができる。
(3)前記載置棚は、前記蓄冷剤室の後方に向かって低くなるように傾斜させる姿勢とされている構成。
このような構成では、蓄冷剤室の後方に向かって結露した水分が流れることになり、一般的に壁際に結露した水分の排水路が設けられていることから、結露した水分を排水場所まで誘導しやすくなる。
(4)前記蓄冷剤室には、結露により生じた水分を受ける露受け皿が設けられており、該露受け皿が前記載置棚の前後方向の傾斜に合わせて傾斜している構成。
このような構成では、載置棚の傾斜に沿って露受け皿が設けられていることから、省スペースになる。
本発明によれば、平板形状の蓄冷剤を用いて保冷を行う断熱貯蔵庫において、蓄冷剤上の水分を好適に除去すること、また、その水分を適切に排水することができる。
本発明の一実施形態に係る冷却貯蔵庫の正面図 図1のII−II位置における断面図 図1のIII−III位置における断面図 蓄冷剤室の拡大正面図 冷却貯蔵庫の蓄冷剤室の拡大断面図 蓄冷剤室の側面の拡大斜視図 蓄冷剤用棚網の正面図 同平面図 同斜視図 蓄冷剤用棚網にサイズの異なる蓄冷剤を載置した状態での平面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図10によって説明する。
本実施形態に係る冷却貯蔵庫10は、図1に示すように、前面開口の縦長の断熱箱体から形成された貯蔵庫本体11と、冷凍ユニット等を収容する機械室20と、蓄冷剤90を収納する蓄冷剤室40を備えている。そして、貯蔵庫本体11は、底面の四隅に設けられた脚13で支持されるとともに、その開口部には断熱扉15が揺動開閉可能に設けられている。そして、貯蔵庫本体11の内部には冷却対象物を貯蔵する貯蔵室17が設けられている。本実施形態中、前側とは断熱扉15が設けられている側をいい、左右方向は図1を基準とする。
機械室20は、図2に示すように、冷却貯蔵庫10の上部に設けられており、圧縮機21と、凝縮器22と、凝縮器ファン23と、電装箱24等を備えている。また、蓄冷剤室40の上方には、前方から奥壁側に向かって、ドレンパンを兼ねた冷却ダクト31が下り勾配で張設されており、機械室20との間に冷却器室30が形成されている。冷却器室30には、機械室20の下方に連なる位置に、冷却ダクト31の勾配と同じ姿勢で冷却器33が設けられている。圧縮機21、凝縮器22及び冷却器33は、冷媒配管により循環接続され、周知の冷凍サイクルが構成されている。また、冷却ダクト31の前方側で、冷却貯蔵庫10の幅方向(左右方向)の略中央付近に冷却ファン35が設けられている。そして、冷却ファン35によって吸い込まれた気体は、冷却器33を通過することで冷却され、冷却器室30後方に設けられた吹出口37から蓄冷剤室40に吐出される。
蓄冷剤室40は、機械室20の下方に設けられており、蓄冷剤室40と貯蔵室17との間は、ウレタン等の断熱材を内部に含む断熱壁41で仕切られている。断熱壁41には、その前方で幅方向の略中央付近に貯蔵室17の空気を吸い込む貯蔵室吸込口43が設けられている。そして、図3に示すように、断熱壁41の後方右側の角部近傍に孔が貫通しており、その孔の部分に送風ファン45が設けられている。また、蓄冷剤室40には後述する棚支持部50が設けられており、後述する蓄冷剤用棚網60(以下、棚網60とする)を支持している。
棚支持部50は、ステンレス鋼板等の金属板からなり、図5及び図6に示すように、上下2段のフランジ部51と、その間の側端面53とからなる略チャンネル形状をなしている。そして、フランジ部51が棚網60を支持するようにされており、フランジ部51の奥端(後端)には、棚網60が後方に滑り落ちないようにする奥端板55が設けられている。奥端板55は、フランジ部51の間に設けられており、上側のフランジ部51より上方にその上端部が突出することで、棚網60の後止まりとなっている。棚支持部50は、蓄冷剤室40の左右側面にその側端面53が固定されている。その際に、フランジ部51が後方に向かって下り勾配になるように棚支持部50は蓄冷剤室40の側面に取り付けられており、このフランジ部51の勾配は、蓄冷剤室40の省スペース化のために、冷却ダクト31の勾配と略同一となっている。
棚網60は、図7ないし図9に示すように、平面視略矩形状をなす線状の部材から構成された棚網形状をなし、正面視では、両端が高く中央が低いV字形状をなしている。棚網60は、幅方向(左右方向)に延びた3本の横棒61の裏面(蓄冷剤90を載置しない面)に蓄冷剤90を支持する6本の縦棒63が組み付けられることで構成されている。そして、横棒61が、両端が高く中央が低いV字形状をなしていることで、全体として両端が高く中央が低いV字形状とされている。また、横棒61同士の間隔は、図10に示すように、後述する蓄冷剤90の短辺方向の長さより若干長くなっており、蓄冷剤90が横棒61の間に載置される。そして、横棒61の中央上部には、蓄冷剤90の前後方向(棚網60の短辺方向)への位置ずれを防止する突起部65が設けられている。突起部65は、図7に示すように、横棒61の角度に沿う部分65Aと、横棒61から離れる方向に突出する部分65Bとからなっている。突起部65の中央には、前後方向(棚網60の短辺方向)に延びる中央棒67が2本設けられている。中央棒67は、それぞれ蓄冷剤90が中央方向に滑り落ちるのを防止するためのもので、蓄冷剤90の幅方向での位置ずれを防止するためのものである。この中央棒67の高さが両端の縦棒63の高さと揃っているため、図10に示すように、棚網60のV時の谷部分に跨って蓄冷剤90を載置可能となっている。
露受け皿47は、ステンレス鋼板等の金属板からなり、図3及び図6に示すように、浅い盆形状をなしている。また、露受け皿47は、送風ファン45の部分が切欠かれた形状で形成されている。露受け皿47は、棚支持部50のフランジ部51と同じ勾配になるように取り付けられている。そのため、蓄冷剤室40の省スペース化が図れている。
貯蔵室17は、蓄冷剤室40の下方に設けられており、貯蔵室17の内部には、棚柱が取り付けられており、各棚柱には、上下方向に間隔を空けて棚受金が装着されている。棚柱の内側に貯蔵室用棚網が上下方向に一定間隔を開けて棚受金に支持されており、各貯蔵室用棚網の上方に、貯蔵物を収納する収納スペースを形成している。また、貯蔵室17の背面(後方)には、背面ダクト19が張られており、背面ダクト19と貯蔵庫本体11の内壁の間に設けられた空間に、送風ファン45から送り出された冷気が通っており、この冷気が背面ダクト19に設けられた冷気吹出口から貯蔵室17内に吐き出され、貯蔵室17内が冷却される。そして、前方に設けられた貯蔵室吸込口43から蓄冷剤室40に貯蔵室17内の空気が戻されることで、蓄冷剤室40と貯蔵室17との間の循環が行われる。なお、貯蔵室17の開口部の周縁には、結露防止ヒータが埋設されている。
蓄冷剤室40にて冷却(凍結)される蓄冷剤90は、ポリエチレン等の合成樹脂製のハードケース内にゲル化剤が充填された公知のものであって、全体としては平面矩形の厚板形状をなしている。この蓄冷剤90には、図10に示すように、2種類の大きさがあり、2種類の蓄冷剤の平面矩形の短辺の長さは同じであるが、長辺の長さが異なっている。以下、2種類の蓄冷剤を区別する場合には、長辺が短い方の蓄冷剤を蓄冷剤90Aとし、長辺が長い方の蓄冷剤を蓄冷剤90Bとする。蓄冷剤90Aは、棚網60に載置されて、蓄冷剤室40内に左右に間隔を空けて2列に収容可能である。蓄冷剤90Aの長辺の長さは、中央棒67から一端の縦棒63までの間隔と略等しくなっている。また、蓄冷剤90Bの長辺の長さは、両端の縦棒63の間隔と略等しくなっている。
このような構成において、冷却貯蔵庫10の基本的な冷却運転は、圧縮機21及び冷却ファン35等の冷却装置が駆動されることで行われ、空気が冷却器33を通過する間に熱交換により冷気が生成され、この冷気が冷却ファン35から蓄冷剤室40に吹き出されて循環流が生じ、蓄冷剤90を冷却(凍結)させるとともに、蓄冷剤室40の冷気が送風ファン45により、背面ダクト19によって形成された冷気の通路へと導かれ、背面ダクト19に設けられた冷気吹出口より貯蔵室17に吐出される。貯蔵室17に収納された被冷却物を冷却した空気は、循環流によって貯蔵室吸入口43から蓄冷剤室40内へと吸い込まれ、その上面の冷却ファン35によって冷却器室30、ひいては冷却器33へと送られ、再び冷却される。なお、このような運転の際に、蓄冷剤室40に配された棚網60の中央部分がV字状になっていることから、冷却ファン35と蓄冷剤90との間の空間が広くなるので、空気の循環が良くなる。
本実施形態では、蓄冷剤90を凍結するために、蓄冷剤室40内が−20℃程度まで冷却されることがある。このように、蓄冷剤室40内温度を−20℃程度といった極低温域まで下げるためには、冷却器33は相応の低温状態に維持される必要があり、着霜が生じやすいと言える。そのため適宜に霜取運転が行われ、冷却器33の下面に、シーズヒータからなる除霜ヒータ39(図2参照)が装着されている。除霜ヒータ39により除霜された除霜水は冷却ダクト31上を流れて、後方にある除霜水ドレン32から貯蔵庫本体11の底面に配置されたドレン蒸発装置に送られ蒸発させられる。
一方、本実施形態の冷却貯蔵庫10は、冷却装置の運転を停止して、蓄冷剤90による貯蔵室17内の冷却を行うことができる。このような場合には、圧縮機21及び冷却ファン35等の冷却装置は停止される一方、蓄冷剤室40と貯蔵室17の間の風量を調整する送風ファン45は引き続き駆動される。送風ファン45によって貯蔵室17へと送られた蓄冷剤室40の冷気は、背面ダクト19によって形成された冷気の通路へと導かれ、背面ダクト19に設けられた冷気吹出口より貯蔵室17に吐出される。貯蔵室17に収納された被冷却物を冷却した空気は、循環流によって貯蔵室吸入口43から蓄冷剤室40内へと吸い込まれ、蓄冷剤90によって冷却される。このような冷気循環により、貯蔵室17内を所定温度に維持できる。
このように蓄冷剤90による貯蔵室17の冷却運転を行うと、蓄冷剤90の表面で結露が生じ、水分が発生する。この水分は、棚網60がV字形状をしていることから、中央付近に集まりつつ、棚支持部50が後方に傾斜していることから、後方に収集する。また、水分は露受け皿47に落ちて、露受け皿47の傾斜に沿って背面側に向かって流下する。そして、背面側には結露水ドレン49が設けられていることから、この結露水ドレン49を通って、貯蔵庫本体11の底面に配置されたドレン蒸発装置に送られ蒸発させられる。このように、棚支持部50及び露受け皿47が後方に向かって傾斜していることで、後方に設けられた結露水ドレン49への排水が行いやすくなっている。
以上のように本実施形態によれば、平板形状の蓄冷剤90を平置き状態で載置することで、載置スペースに高さが不要となり省スペース化が図られている。また、棚網60を水平方向に対して斜めに配することで、水分が傾斜に沿って排水されるため、水分が蓄冷剤90上に留まらず、蓄冷剤90自体が凍結しにくい、あるいは、蓄冷剤90自体が解凍しにくいという不具合発生を防止ないし抑制することが可能となる。
また、棚網60は、蓄冷剤90Aを二列に分けて載置可能となっており、蓄冷剤90Aの列の間に位置する中間部(中央)が最低位で、両端に向けて高くなる形状をなしている。そのため、蓄冷剤90Aの結露した水分が中間部の一か所に集まるため、結露した水分の排出が容易になる。
棚網60は、中間部(中央部)において棚網60の両端と高さを揃えるようにした中央棒67を有している。このように、棚網60には、二列に分けて載置した蓄冷剤90A同士が中間部でぶつかり合わないように中央棒67を設けている。この中央棒67の高さを棚網60の両端の高さと揃えることで、中間部から両端までの距離よりも長さが長い蓄冷剤90Bの場合には、中央棒67で蓄冷剤90Bを支持することで、大きな蓄冷剤90Bを載置棚の両端と中央棒67で支持して載せることができる。つまり、同じ棚網60で大きな蓄冷剤90Bと小さな蓄冷剤90Aの両方を載置することができる。
棚網60は、蓄冷剤室40の後方に向かって低くなるように傾斜させる姿勢とされている。このようにすることで、蓄冷剤室40の後方に向かって結露した水分が流れることになり、結露水ドレン49が背面側に設けられていることから、結露した水分を排水場所まで誘導しやすくなる。
蓄冷剤室40には、結露により生じた水分を受ける露受け皿47が設けられており、露受け皿47が棚網60の前後方向の傾斜に合わせて傾斜している。そのため、棚網60の傾斜に沿って露受け皿47が設けられていることから、省スペースになっている。
蓄冷剤90を凍結する圧縮機21、冷却ファン35等の冷却装置が備えられている。このような構成では、蓄冷剤90上に結露が残っていると、冷却された際にその結露による水分が凍結する可能性がある。しかしながら、本実施形態では、結露による水分が適切に排水されるために、蓄冷剤90を凍結しても、結露による水分が凍結する虞がない。
蓄冷剤室40は蓄冷剤90を凍結する圧縮機21、冷却ファン35等冷却装置により冷却されており、冷却ファン35が蓄冷剤室40の上部の中央付近に設けられている。冷却ファン35の位置が、棚網60の中央部付近に相当するため、棚網60と冷却ファン35との間で空間が設けられることになるため、冷気の循環が行いやすくなる。
また、棚網60は、線状の部材により形成されている。蓄冷剤90の冷気が空間内に伝わりやすくなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、蓄冷剤90を凍結する冷却装置を備えた冷却貯蔵庫10であったが、蓄冷剤90の凍結は別の場所で行い、その蓄冷剤90を入れ替え、機械室及び冷却器室を有しない冷却貯蔵庫でも良い。
(2)上記実施形態では、一定の場所に置かれる冷却貯蔵庫10を例示したが、車上に載置されるものやカート等で移動可能なものなどでも良い。つまり、蓄冷剤によって被冷却物を冷却するものであれば、本発明は適用可能である。
(3)上記実施形態では、棚網60の形状をV字形状としたが、逆V字形状としても良いし、棚網60が左右方向の一方向が低くなるように傾斜したものであっても良い。
(4)上記実施形態では、棚網60をV字状に傾斜させたうえで、棚支持部50のフランジ部51も傾斜させたが、棚網自体は傾斜させず、棚支持部50のみを傾斜させても良い。また、棚網60自体をV字状等に傾斜させて、棚支持部50を傾斜させないようにしても良い。
(5)上記実施形態では、棚支持部50のフランジ部51は2つとしたが、1つでも3つ以上でも良い。フランジ部51の数に合わせて、棚網60の数も増減させればよい。
(6)上記実施形態では、棚網60は線状の部材から構成されていたが、平板形状のものに適宜通気口が形成されたものでも良い。
(7)上記実施形態では、蓄冷剤90はハードケースを用いたものとしたが、シート形状のものでも良い。
(8)上記実施形態では、露受け皿47を全面に設けていたが、結露による水滴が落下しやすい中央部分のみにしても良い。
(9)上記実施形態では、棚支持部50によって棚網60を支持していたが、蓄冷剤室40に直接棚網60を固定するようにしても良い。
10…冷却貯蔵庫(断熱貯蔵庫) 17…貯蔵室 20…機械室 30…冷却器室 33…冷却器 35…冷却ファン 40…蓄冷剤室 45…送風ファン 47…露受け皿 50…棚支持部 51…フランジ部 55…奥端板 60…蓄冷剤用棚網(棚網、載置棚) 61…横棒 63…縦棒 65…突起部 67…中央棒(突出部) 90…蓄冷剤

Claims (4)

  1. 貯蔵物を収納する貯蔵室と、
    前記貯蔵室の上方に設けられ、前記貯蔵室を保冷するための平板形状の蓄冷剤を収納する蓄冷剤室と、を備えた断熱貯蔵庫であって、
    前記蓄冷剤室には、前記蓄冷剤を二列に分けて平置き状態で載置可能な載置棚が設けられており、この載置棚が水平方向に対して斜めに配されて、前記蓄冷剤の列の間に位置する中間部が最低位で、両端に向けて高くなる形状をなしていることを特徴とする断熱貯蔵庫。
  2. 前記載置棚は、前記中間部において該載置棚の両端と高さを揃えるようにした突出部を有することを特徴とする請求項1に記載の断熱貯蔵庫。
  3. 前記載置棚は、前記蓄冷剤室の後方に向かって低くなるように傾斜させる姿勢とされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の断熱貯蔵庫。
  4. 前記蓄冷剤室には、結露により生じた水分を受ける露受け皿が設けられており、該露受け皿が前記載置棚の前後方向の傾斜に合わせて傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の断熱貯蔵庫。
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