JP2019106665A - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
図1は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの概略図である。
<装置の構成>
画像読取装置Aは、載置台1に積載された一又は複数の搬送媒体Sを1つずつ装置内に経路RTにて搬送してその画像を読み取り、排出トレイ2に排出する装置である。読み取る搬送媒体Sは、例えば、OA紙、チェック、小切手、名刺、カード類等のシートであり、厚手のシートであっても、薄手のシートであってもよい。カード類は、例えば、保険証、免許証、クレジットカード等を挙げることができる。
載置台1には搬送媒体Sが載置されたことを検知するための載置台媒体検出センサ110が設けられている。載置台媒体検出センサ110は発光素子と受光素子からなる反射型光学センサであり、搬送媒体Sが載置台に載置されることで、搬送媒体Sで反射された発光素子の光を受光し搬送媒体Sを検出する。
経路RTに沿って搬送媒体Sを給送する給送機構としての第1搬送部10が設けられている。第1搬送部10は本実施形態の場合、送りローラ11と、送りローラ11に対向配置される分離ローラ12と、を備え、載置台1上の搬送媒体Sを搬送方向D1に一つずつ順次搬送する。
駆動部3と送りローラ11とを接続する伝達部5は、例えば、本実施形態では、通常時において駆動力が伝達される状態とし、搬送媒体Sの逆送の場合に駆動力を遮断する。送りローラ11は伝達部5により駆動力の伝達が遮断されると、自由回転可能な状態となる。なお、このような伝達部5は、送りローラ11を一方向のみに駆動させる場合には設けなくてもよい。
送りローラ11に対向配置される分離ローラ12は、搬送媒体Sを1枚ずつ分離するためのローラであり、送りローラ11に対して一定圧で圧接している。この圧接状態を確保するため、分離ローラ12は揺動可能に設けると共に送りローラ11へ付勢されるように構成される。分離ローラ12は、トルクリミッタ12aを介して駆動部3から駆動力が伝達され、実線矢印方向(送りローラ11の正方向とは逆方向)に回転駆動される。
第1搬送部10の搬送方向下流側にある搬送機構としての第2搬送部20は、駆動ローラ21と、駆動ローラ21に従動する従動ローラ22とを備え、第1搬送部10から搬送されてきた搬送媒体Sをその下流側へ搬送する。
ここで、本実施形態の画像読取装置Aでは、第2搬送部20と第3搬送部30との間に配置される画像読取ユニット70によって画像の読み取りを行うため、第2搬送部20及び第3搬送部30は搬送媒体Sを定速搬送する。
第1搬送部10と第2搬送部20との間に配置される重送検出センサ40は、静電気等で紙などの搬送媒体S同士が密着し、第1搬送部10を通過してきた場合(つまり重なって搬送される重送状態の場合)に、これを検出するための検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)の一例である。
媒体検出センサ50は第2搬送部20よりも上流側で、第1搬送部10よりも下流側に配置された上流側の検出センサ(シートの挙動や状態を検出するセンサ)としての一例であり、第1搬送部10により搬送される搬送媒体Sの位置、詳細には、媒体検出センサ50の検出位置に搬送媒体Sの端部が到達又は通過したか否かを検出する。
180は分離部原稿検知センサである。図7を用い、分離部原稿検知センサ180の構成を説明する。分離部原稿検知センサ180は送りローラ11と分離ローラ12が当接する位置付近と搬送方向に垂直な位置に設置され、搬送媒体Sの後端が送りローラ11と分離ローラ12のニップ位置(接圧位置)を通過することを検知する。
媒体検出センサ60よりも下流側にある画像読取ユニット70は、例えば、光学的に走査し、電気信号に変換して画像データとして読み取るものであり、内部にLED等の光源、イメージセンサ、レンズアレー等を備えている。
画像読取装置Aの基本的な動作について説明する。制御部80は、例えば画像読取装置Aが接続されたホストPCから画像読み取りの開始指示を受信すると、第1乃至第3搬送部10乃至30の駆動を開始する。載置台1に積載された搬送媒体Sはその最も下に位置する搬送媒体Sから1つずつ搬送される。
制御部80は、媒体検出センサ60の検出結果(詳細には、搬送媒体Sの先端検知)に基づくタイミングで、第2搬送部20により搬送されてきた搬送媒体Sの、画像読取ユニット70による画像の読み取りを開始し、その後、媒体検出センサ60の検出結果(詳細には、搬送媒体Sの後端検知)に基づいて読み取りを終了し、その間で読み取った画像を一次記憶して順次ホストPCへ送信する。画像が読み取られた搬送媒体Sは第3搬送部30により排出トレイ2に排出されてその搬送媒体Sの画像読取処理が終了する。
排出トレイ2は、画像読取装置Aに対して回動可能なように、画像読取装置Aの下方に設けられた第1ヒンジ101を介して軸支されており、第1排出トレイ2a及び第2排出トレイ2bによって本体前面を覆うように構成されている。
第2排出トレイ2bの収納状態において、第2排出トレイ2bと重なる位置に設けられた表示パネル90には、表示画面が配置されている。
図2を参照して画像読取装置Aのブロック図について説明する。
制御部80はCPUや周辺機能を備えたマイコン等のデバイスで、周辺機能として記憶部182、操作部183、通信部184等を備える。
次に図4のフローチャートを用いて本実施形態の動作を説明する。
画像読取装置Aに接続されたホストPCもしくは操作部183からスキャン開始が指示されると、制御部80は載置台媒体検出センサ110により、載置台に搬送媒体Sが置かれているかどうかを検出する(ステップS501)。載置台に搬送媒体Sが置かれていない場合、ユーザによって搬送媒体Sが置かれるまで待機する。この時、表示パネル等に搬送媒体の載置を促すメッセージを表示してもよい。
光走査時間T1=25.4mm÷(副走査解像度×搬送速度V1)・・・・式1
図3A,図3Bは図1で説明した画像読取装置Aの搬送路RTの概略図である。図3A,図3Bに示した番号は図1と同様であるので重複する説明は割愛する。符号401は搬送方向を示す矢印である。
光走査時間T2=25.4mm÷(副走査解像度×搬送速度V2)・・・・式2
図6は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの動作フローを示すフローチャートである。本実施例で用いる画像読取装置Aの装置の構成、ブロック図は実施形態1で用いたものと同様であるので説明は割愛する。
図6は本発明の一実施形態に係る画像読取装置Aの動作フローを示すフローチャートである。本実施例で用いる画像読取装置Aの装置の構成、ブロック図は実施形態1で用いたものと同様であるので重複する説明は割愛する。
S 搬送媒体
1 載置台
2 排出トレイ
2a 第1排出トレイ
2b 第2排出トレイ
3、4 駆動部
5 伝達部
10 第1搬送部
11 送りローラ
12 分離ローラ
20 第2搬送部
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
30 第3搬送部
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
40 重送検出センサ
50、60 媒体検出センサ
70 画像読取ユニッ
90 表示パネル
80 制御部
81 イメージセンサ
82 増幅部、AD変換部
83 画像濃度調整部
84 画像処理部
85 光走査時間設定部
86 光源
87 光源点灯部
88 駆動部
89 駆動制御部
110 載置台媒体検出センサ
180 分離部原稿検知センサ
182 記憶部
183 操作部
184 通信部
Claims (5)
- 原稿束から原稿を1枚ずつ分離して給送する給送手段と、
前記給送手段で分離される原稿を搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送中の原稿の後端が前記給送手段を通過することを検知する原稿検知手段と、
前記搬送手段で搬送中の原稿の先端側から第1光走査条件で原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第1光走査条件に基づいて画像の読み取りを行っている原稿に対する前記画像読取手段の光走査条件を前記原稿検知手段の検知結果に基づいて前記第1光走査条件と異なる第2光走査条件に変更して画像の読み取りを継続することを特徴とする画像読取装置。 - 前記制御手段は、前記原稿検知手段が原稿の後端を検知するまでは光走査時間T1に設定された前記第1光走査条件によって前記画像読取手段を制御すると共に、前記原稿検知手段が原稿の後端を検知した後は前記光走査時間T1よりも短い時間である光走査時間T2に設定された前記第2光走査条件によって前記画像読取手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記画像読取手段は、原稿に対して光照射するための光源と、原稿からの反射光を受光する受光素子とを有し、
前記制御手段は、前記画像読取手段の光走査条件として前記光源の点灯時間を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。 - 前記制御手段は、前記画像読取手段の光走査条件を前記第2光走査条件として画像を読み取っていた原稿の後端が前記画像読取手段を通過した後、次の原稿の先端が前記画像読取手段に到達する前のタイミングで、前記画像読取手段の光走査条件を前記第1光走査条件に戻すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- 前記画像読取手段によって得た画像データの明度を前記第1光走査条件に対応する第1明度補正条件で補正する画像補正手段を備え、
前記制御手段が前記画像読取手段の光走査条件を前記第2光走査条件に変更した場合、前記画像補正手段は、前記第2光走査条件に対応する第2明度補正条件を用いて画像データの明度を補正することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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JP2009089248A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Canon Inc | 画像読取装置及び画像読取方法 |
JP2011244057A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-01 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置と画像形成装置 |
JP2015046809A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | セイコーエプソン株式会社 | 画像読取装置 |
JP2016127330A (ja) * | 2014-12-26 | 2016-07-11 | ブラザー工業株式会社 | 読取装置および読取方法 |
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