JP2019100266A - シリンダヘッド - Google Patents

シリンダヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2019100266A
JP2019100266A JP2017232647A JP2017232647A JP2019100266A JP 2019100266 A JP2019100266 A JP 2019100266A JP 2017232647 A JP2017232647 A JP 2017232647A JP 2017232647 A JP2017232647 A JP 2017232647A JP 2019100266 A JP2019100266 A JP 2019100266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder head
frame
vertical frame
connection points
camshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017232647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6939485B2 (ja
Inventor
隆明 中園
Takaaki Nakazono
隆明 中園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017232647A priority Critical patent/JP6939485B2/ja
Priority to US16/196,712 priority patent/US10641202B2/en
Priority to EP18209193.4A priority patent/EP3492730B1/en
Priority to CN201811453404.0A priority patent/CN109869238B/zh
Publication of JP2019100266A publication Critical patent/JP2019100266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6939485B2 publication Critical patent/JP6939485B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • F01L1/053Camshafts overhead type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/0065Shape of casings for other machine parts and purposes, e.g. utilisation purposes, safety
    • F02F7/008Sound insulation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/047Camshafts
    • F01L1/053Camshafts overhead type
    • F01L2001/0537Double overhead camshafts [DOHC]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2301/00Using particular materials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2810/00Arrangements solving specific problems in relation with valve gears
    • F01L2810/03Reducing vibration
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L2810/00Arrangements solving specific problems in relation with valve gears
    • F01L2810/04Reducing noise
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings
    • F02F2007/0063Head bolts; Arrangements of cylinder head bolts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】シリンダヘッドにおける共振を抑制する。
【解決手段】カムシャフトハウジング40は、カムシャフトの軸線方向に沿って延びている一対の縦フレーム42と、一対の縦フレーム42の間に架け渡されている複数の横フレーム50とを備えている。各横フレーム50においては、カムシャフトを回転可能に支持する軸受部52が窪んでいる。各横フレーム50における軸受部52よりも横フレーム50の延設方向外側においては、カムシャフトハウジング40をシリンダヘッド本体に固定するためのボルトが挿通されるボルト孔54が貫通している。縦フレーム42は、当該縦フレーム42の延設方向に直交する断面積が当該縦フレーム42の延設方向において徐々に変化する振動抑制部60を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダヘッドに関する。
特許文献1には、シリンダブロックの上側に配置されるシリンダヘッドが開示されている。このシリンダヘッドは、シリンダブロックの上面に固定されるシリンダヘッド本体と、当該シリンダヘッド本体の上面に固定されるカムシャフトハウジングとを備えている。カムシャフトハウジングの内部には、吸気弁や排気弁を開閉駆動するためのカムシャフトが収納されている。
特許文献1のシリンダヘッドにおいてカムシャフトハウジングは、カムシャフトの軸線方向に延びる一対の縦フレームを備えている。一対の縦フレームの間には、複数の横フレームが架け渡されている。複数の横フレームは、カムシャフトの軸線方向において等間隔毎に配置されているとともに、互いに平行に延びている。各横フレームの上面においては、下側に向かって半円状に軸受部が窪んでいる。この軸受部にカムシャフトが回転可能に支持されている。また、各横フレームの延設方向両端部においては、ボルト孔が上下方向に貫通している。このボルト孔に挿通されるボルトによって、カムシャフトハウジングがシリンダヘッド本体に固定される。
特開2008−57427号公報
特許文献1のシリンダヘッドには、内燃機関の駆動に伴う振動や車両の走行に伴う振動等が伝達される。仮に、シリンダヘッドに伝達される振動が、当該シリンダヘッドを構成する縦フレームや横フレームにおける固有周波数に一致すると、これらフレームが共振してしまうことがある。そして、このようなシリンダヘッドにおける共振は、騒音や破損の原因となり得るため、好ましくない。
上記課題を解決するためのシリンダヘッドは、シリンダブロックの上面に固定されるシリンダヘッド本体と、当該シリンダヘッド本体の上面に固定されているとともに内部にカムシャフトが収容されているカムシャフトハウジングとを備えたシリンダヘッドであって、前記カムシャフトハウジングは、前記カムシャフトの軸線方向に沿って延びている一対の縦フレームと、前記一対の縦フレームの間に架け渡されている複数の横フレームとを備え、前記各横フレームの上面においては、前記カムシャフトを回転可能に支持する軸受部が窪んでおり、前記各横フレームにおける前記軸受部よりも前記横フレームの延設方向の外側においては、前記カムシャフトハウジングを前記シリンダヘッド本体に固定するためのボルトが挿通されるボルト孔が貫通しており、前記縦フレームは、当該縦フレームにおける隣り合う前記横フレームの接続箇所の間において、当該縦フレームの延設方向に直交する断面積が当該縦フレームの延設方向において徐々に変化する振動抑制部を備えている。
上記構成によれば、縦フレームは、当該縦フレームの延設方向において断面積が徐々に変化する振動抑制部を有している。そして、このように断面積が変化する振動抑制部においては、はっきりとした固有周波数を有さず、共振が生じにくい。したがって、縦フレームにおける共振を抑制することができるとともに、縦フレームの共振に起因する騒音や破損の発生も抑制できる。
シリンダヘッドにおいて、前記振動抑制部は、前記縦フレームにおける隣り合う前記横フレームの接続箇所の間において、少なくとも一方の前記接続箇所から隣り合う2つの前記接続箇所の中間にまで至っていてもよい。
上記構成において、横フレームはボルトで固定されており、その横フレームに縦フレームが接続されているため、縦フレームにおいて横フレームとの接続箇所は、比較的に振動が生じにくい。その一方で、縦フレームにおける隣り合う2つの接続箇所の中間部分は振動が生じやすい。すなわち、縦フレームは、横フレームとの接続箇所を振動の節、隣り合う2つの接続箇所の中間部分を振動の腹として振動しやすい。仮に、このような縦フレームの振動の固有周波数と、カムシャフトハウジングの外部から伝達される振動の周波数とが一致すると、縦フレームが共振して過度に大きく振動してしまうことがある。
上記構成では、振動抑制部が、振動の節である接続箇所から振動の腹である隣り合う2つの接続箇所の中間まで至っている。このように振動抑制部を振動の節から腹までに連続して設けることで、縦フレームにおける共振を極めて効果的に抑制できる。
シリンダヘッドにおいて、前記振動抑制部は、隣り合う2つの前記接続箇所の中間に向かうほど下側に位置するように窪んだ円弧状の曲面と、隣り合う2つの前記接続箇所の中間に向かうほど、前記横フレームの延設方向における外側に位置するように窪んだ円弧状の曲面とを備えていてもよい。
上記構成によれば、振動抑制部において、横フレームの延設方向における共振も、上下方向の共振も抑制することができる。しかも、隣り合う2つの接続箇所の中間に向かうほど下側に位置するように窪んだ面、及び隣り合う2つの接続箇所の中間に向かうほど横フレームの延設方向外側に位置するように窪んだ面はいずれも曲面であり、角部が存在しない。そのため、角部を起点として振動抑制部が変形するように振動することもない。
シリンダヘッドにおいて、前記振動抑制部は、隣り合う2つの前記接続箇所の間の全域に亘って設けられており、前記振動抑制部は、隣り合う2つの前記接続箇所の中間において、前記縦フレームに直交する断面積が最も小さくなっていてもよい。
上記構成によれば、縦フレームにおける隣り合う2つの接続箇所の間の全域に亘って共振が抑制されるため、振動を抑制するために過度に太くて剛性の高い縦フレームを採用する必要がない。そして、隣り合う2つの接続箇所の中間において、縦フレームに直交する断面積が最も小さくなっているため、例えば延設方向全体に亘って断面積が同じ太い縦フレームを採用する場合よりも、縦フレームの軽量化に寄与する。その一方で、縦フレームにおける2つの接続箇所の中間部分は、ボルトの締結力が作用しにくい箇所であるため、縦フレームにおける2つの接続箇所の中間部分における断面積が小さくとも、縦フレームに求められる強度は確保できる。
シリンダヘッドにおいて、前記カムシャフトハウジングの材質は、前記シリンダヘッド本体の材質と同一であり、前記カムシャフトハウジングと前記シリンダヘッド本体の間には液体ガスケットが介在されていてもよい。
上記構成において、シリンダヘッドが加熱されて、カムシャフトハウジングとシリンダヘッド本体とが熱膨張したとする。この場合、カムシャフトハウジングの膨張量とシリンダヘッド本体の膨張量との間に差があると、固化した状態の液体ガスケットが破断して、必要な密閉性を確保できないおそれがある。
この点、上記構成によれば、カムシャフトハウジングとシリンダヘッド本体との材質が同じで熱膨張係数も同じであるため、両者の膨張量を同じにしやすい。しかも、上記構成によれば、縦フレームにおける2つの接続箇所の中間部分における断面積が小さくて縦フレームの体積が比較的に小さいので、カムシャフトハウジングをシリンダヘッド本体から伝わる熱やエンジンルーム内の熱で温めやすく、両者の温度差を少なくできる。このこともカムシャフトハウジングの膨張量とシリンダヘッド本体の膨張量との差を小さくすることに寄与する。
シリンダヘッドの分解斜視図。 カムシャフトハウジングの斜視図。 カムシャフトハウジング及びカムシャフトの上面図。 図3の4−4矢視方向において、シリンダヘッド本体とカムシャフトハウジングとカムキャップとの結合状態を表した断面図。 図3の5−5矢視方向の断面図。 図5の6−6矢視方向の断面図。
以下、シリンダヘッドの一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、シリンダヘッド10は、図示しないシリンダブロックの上面に固定されるシリンダヘッド本体20と、当該シリンダヘッド本体20の上面に固定されるカムシャフトハウジング40とを備えている。カムシャフトハウジング40の内部には、シリンダヘッド本体20に取り付けられる図示しない吸気弁や排気弁を開閉駆動するためのカムシャフト100が収納されている。このカムシャフト100は、クランクシャフトの回転に連動して回転する。なお、図1では、カムシャフト100を2点鎖線で概略的に示している。
図1及び図3に示すように、カムシャフト100は、管状のシャフト本体102を備えている。また、カムシャフト100には、シャフト本体102の軸線方向に等間隔で配置された3組のカムピース対104が固定されている。カムピース対104は、2つの略楕円形板状のカムピース106が厚み方向に対向して配置された構成となっている。3組のカムピース対104は、その各々のカムピース106が厚み方向にシャフト本体102で貫通されている。各カムピース106は、シャフト本体102の回転運動を、直線運動に変換して排気弁や吸気弁に伝達する。なお、カムシャフト100は2本あり、互いに平行に延びている。一方のカムシャフト100は、吸気弁を動作させるための吸気用カムシャフト100Aである。他方のカムシャフト100は、排気弁を動作させるための排気用カムシャフト100Bである。
図1に示すように、シリンダヘッド本体20は、全体として、直方体形状の外形になっている。シリンダヘッド本体20の下面からは上側に向かって3つの燃焼室22が窪んでいる。各燃焼室22は、平面視で円形状になっている。各燃焼室22は、シリンダヘッド本体20の長手方向(カムシャフト100の軸線方向)に等間隔で並んでいるとともに、シリンダヘッド本体20の短手方向の中央に位置している。シリンダヘッド本体20をシリンダブロックに取り付けた状態では、シリンダヘッド本体20の燃焼室22がシリンダブロック内に区画された気筒と対向して配置される。なお、図1では、燃焼室22の開口を破線で図示している。
シリンダヘッド本体20の4つの側面のうち、当該シリンダヘッド本体20の長手方向に沿って延びる側面の1つからは、略四角筒状の吸気ポート23が3つ突出している。各吸気ポート23は、シリンダヘッド本体20の長手方向に等間隔で並んでいる。吸気ポート23の内部空間は、シリンダヘッド本体20の下側に区画されている燃焼室22にまで延びている。この吸気ポート23を介して、燃焼室22内(シリンダブロックの気筒内)に外気が供給される。なお、シリンダヘッド本体20の4つの側面のうち、吸気ポート23が設けられている側面とは反対側の側面からは、上記吸気ポート23と同様の形状の排気ポートが突出している。この排気ポートを介して、燃焼室22内(シリンダブロックの気筒内)からの排気が排出される。
シリンダヘッド本体20の上面においては、上面視で四角形状に凹部24が窪んでいる。その結果として、シリンダヘッド本体20の上側の部分は、長手方向に延びる一対の長壁部24aと短手方向に延びる一対の短壁部24bとを備えた四角形枠状になっている。長壁部24aと短壁部24bの上端面は、シリンダヘッド本体20の上端面21を構成している。凹部24の内部においては、シリンダヘッド本体20の長手方向に取付構造部25が延びている。取付構造部25は、一方の短壁部24bの内面から他方の短壁部24bの内面まで長手方向に延びている。また、取付構造部25は、シリンダヘッド本体20の短手方向の中央に位置している。換言すると、取付構造部25は、燃焼室22の上側に位置している。
取付構造部25においては、燃焼室22内で点火を行う点火プラグを取り付けるためのプラグ取付孔27が上下方向に貫通している。プラグ取付孔27の下端は、燃焼室22内に向けて開口している。また、取付構造部25においては、吸気弁や排気弁を取り付けるためのバルブ取付孔28が略上下方向に貫通している。バルブ取付孔28の下端は、燃焼室22内に向けて開口している。この実施形態では、燃焼室22毎に、プラグ取付孔27が1つ、バルブ取付孔28が4つ設けられていて、これらが燃焼室22に応じて3組設けられている。なお、図1では、一組のプラグ取付孔27及びバルブ取付孔28にのみ符号を付している。
取付構造部25の上面からは、ボルトを挿通するための円筒状のボス部26が上側に向かって突出している。ボス部26の軸線方向は、上下方向に沿っている。ボス部26の上面は、長壁部24a及び短壁部24bの上端面と同一平面上に位置している。取付構造部25から突出するボス部26は、シリンダヘッド本体20の長手方向に沿って等間隔に4つ設けられている。また、ボス部26は、シリンダヘッド本体20の短手方向の中央に位置している。
また、各長壁部24aの内面からは、円筒状のボス部26が膨出している。ボス部26の軸線方向は、上下方向に沿っている。ボス部26の上面は、長壁部24a及び短壁部24bの上端面と面一になっている。ボス部26は、1つの長壁部24aにつき、シリンダヘッド本体20の長手方向に等間隔毎に4つ設けられている。また、シリンダヘッド本体20の短手方向において、一対の長壁部24aから膨出するボス部26と取付構造部25の上面から突出するボス部26とが、同じ位置に配置されている。換言すると、各長壁部24aの2つのボス部26と取付構造部25の1つのボス部26とは、シリンダヘッド本体20の短手方向に延びる同一直線上に位置している。
図2及び図3に示すように、カムシャフトハウジング40は、互いに平行に延びている一対の棒状の縦フレーム42を備えている。一対の縦フレーム42の間には、4つの棒状の横フレーム50と、1つの棒状の外フレーム44とが架け渡されている。4つの横フレーム50と、外フレーム44は、縦フレーム42の延設方向に直交する方向に延びている。
外フレーム44と、各横フレーム50と、一対の縦フレーム42の上下方向の寸法は一致しており、外フレーム44と、各横フレーム50と、一対の縦フレーム42の上面は面一になっている。同様に、外フレーム44と、各横フレーム50と、一対の縦フレーム42の下面も面一になっている。
4つの横フレーム50のうち、縦フレーム42の延設方向一方側の横フレーム50は、縦フレーム42の延設方向一方側の端部同士を繋ぐように架け渡されている。そして、4つの横フレーム50は、縦フレーム42の延設方向に略等間隔毎に並んでいる。なお、各横フレーム50は、シリンダヘッド本体20の短手方向に並んでいる3つのボス部26の上側に位置している。外フレーム44は、4つの横フレーム50よりも、縦フレーム42の延設方向他方側に位置している。外フレーム44と、当該外フレーム44に隣り合っている横フレーム50との間隔は、横フレーム50同士の間隔よりも狭くなっている。
外フレーム44は、縦フレーム42の延設方向他方側の端部同士を繋ぐように架け渡されている。その結果として、外フレーム44と、横フレーム50の1つと、一対の縦フレーム42とが、四角形の枠状に繋がっている。この枠の外周寸法は、シリンダヘッド本体20の上端面21の外周寸法と略一致している。
図2に示すように、各縦フレーム42における上端部は、横フレーム50の延設方向外側へ張り出したフランジ状の張出部Fとなっている。張出部Fは、縦フレーム42の延設方向の全域に亘って設けられている。
図1〜図3に示すように、各横フレーム50の上面においては、半円状の軸受部52が下側へ窪んでいる。軸受部52は、横フレーム50における延設方向の中央を挟んだ両側に1つずつ設けられている。なお、図1では、一部の軸受部52にのみ符号を付している。
図2及び図3に示すように、各横フレーム50においては、ボルト孔54が上下方向に貫通している。ボルト孔54は、2つの軸受部52の間に1つ、また、2つの軸受部52よりも横フレーム50の延設方向外側に1つずつ、計3つ設けられている。2つの軸受部52の間に位置しているボルト孔54は、横フレーム50における延設方向のほぼ中央に位置している。このボルト孔54の軸線は、シリンダヘッド本体20の取付構造部25から突出しているボス部26の円筒の軸線と一致している。一方、軸受部52よりも横フレーム50の延設方向外側に位置しているボルト孔54は、横フレーム50と縦フレーム42との接続箇所近傍に位置している。このボルト孔54の軸線は、シリンダヘッド本体20における長壁部24aの内面から膨出しているボス部26の円筒の軸線と一致している。
図1に示すように、枠状のカムシャフトハウジング40の下面は、シリンダヘッド本体20の上端面21と、液体ガスケットを介して当接している。具体的には、カムシャフトハウジング40における縦フレーム42の下面は、シリンダヘッド本体20の長壁部24aの上端面に当接している。そして、カムシャフトハウジング40における端側の横フレーム50の下面及び外フレーム44の下面は、シリンダヘッド本体20における短壁部24bの上端面に当接している。なお、カムシャフトハウジング40がシリンダヘッド本体20に固定されて、シリンダヘッド10として構成されている状態では、液体ガスケットは、固化した状態にある。
図1に示すように、各横フレーム50の上面には、横フレーム50の延設方向に延びている棒状のカムキャップ30が固定されている。カムキャップ30の長手方向及び短手方向の寸法(長さ及び幅)は、横フレーム50の長手方向及び短手方向の寸法(長さ及び幅)とほぼ一致している。カムキャップ30の下面には、半円状の軸受部32が上側へ窪んでいる。軸受部32は、カムキャップ30の延設方向の中央を挟んで両側に1つずつ設けられている。軸受部32は、横フレーム50の軸受部52と対向した位置に配置されている。なお、図1では、一部のカムキャップ30の軸受部32にのみ符号を付している。
横フレーム50の軸受部52とカムキャップ30の軸受部32との間には、吸気用カムシャフト100A及び排気用カムシャフト100Bのそれぞれのシャフト本体102が回転可能に支持されている。具体的には、横フレーム50におけるその延設方向一方側に位置している軸受部52と、当該軸受部52に対向しているカムキャップ30の軸受部32との間に、吸気用カムシャフト100Aのシャフト本体102が挟み込まれている。また、横フレーム50におけるその延設方向他方側に位置している軸受部52と、当該軸受部52に対向しているカムキャップ30の軸受部32との間に、排気用カムシャフト100Bのシャフト本体102が挟み込まれている。図3に示すように、吸気用カムシャフト100A及び排気用カムシャフト100Bのそれぞれのカムピース106は、横フレーム50同士の間に位置している。なお、吸気用カムシャフト100A及び排気用カムシャフト100Bのそれぞれのシャフト本体102の一端は、外フレーム44と、当該外フレーム44に隣り合っている横フレーム50との間に位置している。一方、シャフト本体102の他端は、カムシャフトハウジング40の外部に位置している。
図1に示すように、各カムキャップ30には、キャップボルト孔34が上下方向に貫通している。キャップボルト孔34は、カムキャップ30における2つの軸受部32の間に1つ、また、2つの軸受部32よりもカムキャップ30の延設方向外側に1つずつ、計3つ設けられている。なお、図1では、一部のカムキャップ30のキャップボルト孔34にのみ符号を付している。
図1及び図4に示すように、カムキャップ30の延設方向外側に位置しているキャップボルト孔34の軸線は、横フレーム50におけるその延設方向外側のボルト孔54の軸線、及びシリンダヘッド本体20における長壁部24aの内面から膨出しているボス部26の円筒の軸線と一致している。このキャップボルト孔34には、上側からボルトBが貫通している。ボルトBは、横フレーム50のボルト孔54を貫通し、シリンダヘッド本体20のボス部26に締結されている。
カムキャップ30において、2つの軸受部32の間に位置しているキャップボルト孔34の軸線は、横フレーム50におけるその延設方向の中央のボルト孔54の軸線、及びシリンダヘッド本体20の取付構造部25から突出しているボス部26の円筒の軸線と一致している。そして、このキャップボルト孔34に上側からボルトBが貫通している。ボルトBは、横フレーム50のボルト孔54を貫通し、シリンダヘッド本体20のボス部26に締結されている。こうして、ボルトBによってカムキャップ30とカムシャフトハウジング40とシリンダヘッド本体20とが一体に固定されている。なお、図1では、ボルトBを1つのみ示している。
図3に示すように、縦フレーム42は、当該縦フレーム42の延設方向において4箇所の横フレーム50との接続箇所Pを有している。接続箇所Pは、縦フレーム42における横フレーム50の短手方向の寸法(幅)分に相当する部位である。縦フレーム42における、隣り合う2つの接続箇所P間の全域は、当該縦フレーム42の振動を抑制する振動抑制部60となっている。
図5に示すように、縦フレーム42の延設方向に直交する断面視(以下、直交断面視と称する。)において、振動抑制部60の外形は、概略的には、多角形柱状となっている。具体的には、振動抑制部60は、当該振動抑制部60における横フレーム50の延設方向外側に位置しているとともに上側を向いた平面である外側上面62を備えている。外側上面62のうちの横フレーム50の延設方向外側の一部は、張出部Fの上面を構成している。外側上面62における横フレーム50の延設方向内側の縁からは、横フレーム50の延設方向内側に向かうほど下側に位置するように湾曲した円弧状の内側上面70が続いている。内側上面70の下縁からは、横フレーム50の延設方向内側を向いた平面である内向き面72が下側へ続いている。内向き面72の下縁からは、横フレーム50の延設方向外側へ向けて延設された平面である下面64が続いている。下面64における横フレーム50の延設方向外側の縁は、外側上面62における横フレーム50の延設方向外側の縁よりも横フレーム50の延設方向内側に位置している。下面64における横フレーム50の延設方向外側の縁からは、横フレーム50の延設方向外側に向かうほど上側に位置する外向き面66が続いている。外向き面66の上端部は、当該外向き面66の他の部位よりも、横フレーム50の延設方向外側に張り出した張出部Fの外側面を構成している。
図4に示すように、振動抑制部60を横フレーム50の延設方向内側から視た場合の断面(以下、内側断面視と称する。)において、内側上面70は、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど下側に位置するように窪んだ円弧状の曲面となっている。ここで、図5の2点鎖線は、接続箇所P近傍における振動抑制部60の外形を示している。図5に示すように、隣り合う2つの接続箇所Pの中間における内側上面70の位置(実線)と、接続箇所P近傍における内側上面70の位置(2点鎖線)とを、横フレーム50の延設方向の同位置で比較した場合、前者は後者よりも下側に位置している。
図6に示すように、振動抑制部60を上側から視た場合の断面(以下、上側断面視と称する。)において、内側上面70は、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど、横フレーム50の延設方向外側に位置するように窪んだ円弧状の曲面になっている。なお、図6の2点鎖線は、内側上面70における横フレーム50の延設方向外側の縁70aの位置を示している。内側上面70における上側の部位は、当該内側上面70における下側の部位よりも、横フレーム50の延設方向外側まで窪んでいる。上記した内側上面70の曲面形状を反映して、図5に示すように、直交断面視では、隣り合う2つの接続箇所Pの中間における内側上面70の位置(実線)は、接続箇所P近傍における内側上面70の位置(2点鎖線)よりも、横フレーム50の延設方向外側となっている。このように、本実施形態では、内側上面70は、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど、下側にも横フレーム50の延設方向外側にも窪んだ曲面となっている。
図6に示すように、上側断面視において、内向き面72は、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど、横フレーム50の延設方向外側に位置するように窪んだ円弧状の曲面になっている。上記した内向き面72の曲面形状を反映して、図5に示すように、直交断面視では、隣り合う2つの接続箇所Pの中間における内向き面72の位置(実線)は、接続箇所P近傍における内向き面72の位置(2点鎖線)よりも、横フレーム50の延設方向外側となっている。
上側断面視及び内側断面視における曲面形状を反映して、振動抑制部60では、図5に示すように、直交断面視での断面積が縦フレーム42の延設方向において徐々に変化している。具体的には、振動抑制部60は、接続箇所Pから隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど直交断面視での断面積が徐々に小さくなっていき、隣り合う2つの接続箇所Pの中間において、直交断面視での断面積が最も小さくなっている。
上記のように構成されたシリンダヘッド本体20の材質、カムシャフトハウジング40の材質、及びカムキャップ30の材質は、全て同じである。この実施形態では、これら各部材の材質として、アルミニウム合金を採用している。ここでいうアルミニウム合金とは、アルミニウムを主成分とする合金であって、耐食アルミニウム、ジュラルミン、超ジュラルミン、超々ジュラルミン等と呼称されるものである。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)本実施形態では、カムシャフトハウジング40を構成する縦フレーム42、外フレーム44、及び横フレーム50のうち、外フレーム44及び横フレーム50は比較的に長さが短い。その上、外フレーム44及び横フレーム50は、ボルトBを介してシリンダヘッド本体20に固定されている。したがって、これら外フレーム44及び横フレーム50は、撓みなどの変形が生じにくい。その一方で、本実施形態では、縦フレーム42は、外フレーム44及び横フレーム50に比べて長く、且つ、当該縦フレーム42は、直接的にはボルトBでシリンダヘッド本体20に固定されていない。したがって、シリンダヘッド10に振動が伝わった際には、縦フレーム42が撓むように振動することがある。
ここで、縦フレーム42は、横フレーム50に接続されているため、縦フレーム42における横フレーム50との接続箇所Pは、比較的に振動が生じにくい。その一方で、縦フレーム42における隣り合う2つの接続箇所Pの中間部分は振動が生じやすい。すなわち、縦フレーム42は、横フレーム50との接続箇所Pを振動の節、隣り合う2つの接続箇所Pの中間部分を振動の腹として振動しやすい。仮に、このような縦フレーム42の振動の固有周波数と、カムシャフトハウジング40の外部から伝達される振動の周波数とが一致すると、縦フレーム42が共振して過度に大きく振動してしまうことがある。
本実施形態によれば、縦フレーム42における、隣り合う2つの接続箇所P間の全域は、当該縦フレーム42の延設方向において断面積が徐々に変化する振動抑制部60となっている。このように断面積が変化する振動抑制部60においては、はっきりとした固有周波数を有さず、共振が生じにくい。そして、上記構成のように、縦フレーム42における隣り合う2つの接続箇所P間の全域が振動抑制部60となっている場合、隣り合う接続箇所P間の全域に亘って共振が生じにくい。
ここで、振動抑制部60における内側上面70は、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど下側に位置するように窪んだ円弧状の曲面になっている。こうした円弧状の曲面形状であれば、振動抑制部60は、上下方向の振動に関して、はっきりとした固有振動数を有さない。そのため、振動抑制部60は、上下方向の振動に関して、共振が生じにくい。また、振動抑制部60における内側上面70は、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど、横フレーム50の延設方向外側に位置するように窪んだ円弧状の曲面となっている。こうした円弧状の曲面形状であれば、振動抑制部60は、横フレーム50の延設方向の振動に関して、はっきりとした固有振動数を有さない。そのため、振動抑制部60は、横フレーム50の延設方向の振動に関して、共振が生じにくい。さらに、振動抑制部60における内向き面72は、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど、横フレーム50の延設方向外側に位置するように窪んだ円弧状の曲面となっている。こうした円弧状の曲面形状であれば、振動抑制部60は、横フレーム50の延設方向の振動に関して、はっきりとした固有振動数を有さない。そのため、振動抑制部60は、横フレーム50の延設方向の振動に関して、共振が生じにくい。
また、本実施形態のように、振動抑制部60の内側上面70及び内向き面72が隣り合う2つの接続箇所P間の全域に亘って連続する曲面となっている場合、内側上面70及び内向き面72には角部がない。そのため、振動抑制部60は、角部を起点として変形するように振動してしまうことがない。
さらに、本実施形態では、縦フレーム42におけるその延設方向の全域に亘って張出部Fが設けられている。そのため、張出部Fによって、縦フレーム42の曲げに対する強度を向上させることができる。したがって、振動抑制部60の振動を抑制できる。
(2)縦フレーム42は、隣り合う2つの接続箇所P間の全域に亘って共振が抑制されるため、共振を抑制するために過度に太くて剛性の高い縦フレームを採用する必要がない。また、縦フレーム42における隣り合う2つの接続箇所Pの中間部分は、ボルトBの締結力が作用しにくい箇所であるため、隣り合う2つの接続箇所Pの中間部分における断面積が小さくとも、縦フレーム42においては求められる強度を確保できる。そのため、本実施形態の振動抑制部60の構成によれば、縦フレーム42を、直交断面視での断面積が接続箇所P近傍の断面積のまま当該縦フレーム42の延設方向において一定となるように構成した場合に比べて、縦フレーム42における隣り合う2つの接続箇所Pの断面積を相応に小さくできる。その結果、縦フレーム42を含めたカムシャフトハウジング40の体積を小さくして、当該カムシャフトハウジング40の軽量化を実現できる。
(3)シリンダヘッド10が加熱されて、カムシャフトハウジング40とシリンダヘッド本体20とが熱膨張したとする。この場合、カムシャフトハウジング40の膨張量とシリンダヘッド本体20の膨張量との間に差があると、固化した状態の液体ガスケットが破断して、必要な密閉性を確保できないおそれがある。
上記構成では、カムシャフトハウジング40の材質は、シリンダヘッド本体20の材質と同一となっている。そのため、カムシャフトハウジング40の熱膨張係数と、シリンダヘッド本体20の熱膨張係数は同じであり、カムシャフトハウジング40とシリンダヘッド本体20の温度が同じであれば、両者の膨張量がほぼ同じになる。このことに加え、上述のとおり、縦フレーム42における隣り合う2つの接続箇所Pの中間部分では、当該縦フレーム42の直交断面視での断面積が小さくて当該縦フレーム42の体積が比較的に小さい。そのため、縦フレーム42を、シリンダヘッド本体20から伝わる熱やエンジンルーム内の熱で温めやすく、縦フレーム42と、シリンダヘッド本体20の温度差を少なくできる。したがって、カムシャフトハウジング40の膨張量とシリンダヘッド本体20の膨張量との差を小さくできる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・振動抑制部60は、直交断面視での断面積が、縦フレーム42の延設方向において徐々に変化するようになっていることを条件に、その形状を適宜変更可能である。例えば、内側上面70は、上側断面視において、当該内側上面70における横フレームの延設方向外側への窪みの深さが最大となる位置が、隣り合う2つの接続箇所Pの中間から外れた位置になるような円弧状の曲面でもよい。内向き面72についても同様である。
また、内側上面70及び内向き面72は、上記条件を満たしていれば平面で構成してもよい。上側断面視において、内側上面70が、隣り合う2つの接続箇所P間で横フレーム50の延設方向外側へV字状に窪んでいてもよい。内向き面72についても同様である。
さらに、内側上面70及び内向き面72は、曲面と平面とを組み合わせた形状でもよい。内側上面70と内向き面72のいずれか一方のみを窪ませた形状とし、他方を窪みのない形状としてもよい。また、上記条件を満たしていれば、振動抑制部60における内側上面70と内向き面72以外の箇所の形状を上記実施形態に示した構成から変更してもよい。例えば、上側断面視で、外向き面66が、隣り合う2つの接続箇所P間で横フレーム50の延設方向内側へ窪んでいてもよい。さらに、上記条件を満たしていれば、振動抑制部60を構成している面が、隣り合う2つの接続箇所P間で膨出していてもよい。例えば、上側断面視で、内向き面72が、隣り合う2つの接続箇所P間で横フレーム50の延設方向内側へ膨出していてもよい。振動抑制部60が上記条件を満たした構成であれば、当該振動抑制部60の形状を変更しても、縦フレーム42の振動を抑制する効果は得られる。
・上述した振動抑制部60の形状の変更との兼ね合いで、当該振動抑制部60はその直交断面視での断面積が、隣り合う2つの接続箇所Pの中間で最小になっていなくてもよい。換言すると、振動抑制部60はその直交断面視での断面積が、隣り合う2つの接続箇所Pの中間から外れた位置で最小になっていてもよい。振動抑制部60はその直交断面視での断面積が、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に向かうほど大きくなっていてもよい。なお、振動抑制部60における接続箇所P近傍の部位には、ボルトBの締結力が作用しやすい。そのため、当該接続箇所P近傍の部位には、ボルトBの締結力を受け止めるための強度が求められる。したがって、当該接続箇所P近傍の部位は、直交断面視での断面積としてある程度の断面積が確保されていることが好ましい。
・振動抑制部60は、縦フレーム42における隣り合う2つの接続箇所P間の一部にのみ設けられていてもよい。ところで、カムシャフトハウジングにおいては縦フレームからボルト等が挿入されるボス部等が突出しており、このようなボス部の基端側の一部が曲面形状になっていることもある。しかし、このように極々限られた領域が曲面形状になっていても、振動抑制部60としての機能はほとんど期待できない。そういった観点では、例えば、振動抑制部60は、隣り合う2つの接続箇所P間における4分の1以上の領域や、3分の1以上の領域といったように相応の領域に亘って設けられていることが好ましい。
・上記の変更例のように縦フレーム42における一部の領域に振動抑制部60が設けられる場合、振動抑制部60は、一方の接続箇所Pから連続して設けられていてもよいし、接続箇所Pから離れた領域に設けられていてもよい。ただし、振動抑制部60は、縦フレーム42における隣り合う2つの接続箇所Pの中間部分に設けられていることが好ましく、隣り合う2つの接続箇所P間において、一方の接続箇所Pから連続して、隣り合う2つの接続箇所Pの中間にまで至っていることがさらに好ましい。縦フレーム42における隣り合う2つの接続箇所Pの中間部分は、振動の腹となり得る。したがって、振動抑制部60が、隣り合う2つの接続箇所Pの中間に設けられていれば、振動の腹となる部分の共振を好適に抑制できる。さらに、振動抑制部60が、振動の節となる接続箇所から振動の腹となる隣り合う2つの接続箇所Pの中間部分にまで至っていれば、共振全体を抑制できるため縦フレーム42の共振を極めて効果的に抑制できる。
・縦フレーム42の張出部Fを、当該縦フレーム42の延設方向の一部のみに設けてもよい。カムシャフトハウジング40と他の部材(例えばヘッドカバー)との固定関係によっては、張出部Fを廃止してもよい。
・横フレーム50の数は、シリンダブロックの気筒の数に合わせて適宜変更可能である。
・横フレーム50に設けられるボルト孔54の位置や数は、適宜変更可能である。ただし、縦フレーム42の振動抑制部60による効果を適切に得るためには、軸受部52よりも横フレーム50の延設方向外側にボルト孔54が設けられている必要がある。
・外フレーム44を廃止してもよい。
・シリンダヘッド本体20の構成は、適宜変更可能である。例えば、燃焼室22の数は、シリンダブロックの気筒の数に合わせて変更できる。また、上記実施形態における取付構造部25の構成は、あくまでも概略的に例示したものであり、寸法や形状は適宜変更できる。さらに、ボス部26の位置や数は、カムシャフトハウジング40の横フレーム50におけるボルト孔54の位置や数に合わせて変更できる。なお、ボス部26の位置を変更する場合でも、ボス部26は、カムシャフトハウジング40及びカムキャップ30とともにボルトBで締結される際の締結力を受け止めるのに十分な強度を有している必要がある。
・上記実施形態におけるカムキャップ30の構成も、概略的に例示したものであり、カムキャップ30の形状及び寸法は、適宜変更可能である。ただし、カムキャップ30は、カムシャフトハウジング40の上側に固定でき、かつ、横フレーム50との間でカムシャフト100のシャフト本体102を回転可能に支持できる形状である必要がある。
・シリンダヘッド本体20の材質、カムシャフトハウジング40の材質、及びカムキャップ30の材質は、上記実施形態に示したものに限定されない。また、シリンダヘッド本体20の材質、カムシャフトハウジング40の材質、及びカムキャップ30の材質は、互いに異なっていてもよいし、これらの3つのうちの2つのみが同じでもよい。
・カムシャフトハウジング40とシリンダヘッド本体20との間に液体ガスケットが介在されていることは必須ではない。例えば、両者の間に金属製のガスケットが介在されていてもよい。ただし、カムシャフトハウジング40とシリンダヘッド本体20との間の密閉性を高める上では、液体ガスケットが両者の間に介在していることが好ましい。
10…シリンダヘッド、20…シリンダヘッド本体、40…カムシャフトハウジング、42…縦フレーム、50…横フレーム、52…軸受部、54…ボルト孔、60…振動抑制部、100…カムシャフト、P…接続箇所。

Claims (5)

  1. シリンダブロックの上面に固定されるシリンダヘッド本体と、当該シリンダヘッド本体の上面に固定されているとともに内部にカムシャフトが収容されているカムシャフトハウジングとを備えたシリンダヘッドであって、
    前記カムシャフトハウジングは、前記カムシャフトの軸線方向に沿って延びている一対の縦フレームと、前記一対の縦フレームの間に架け渡されている複数の横フレームとを備え、
    前記各横フレームの上面においては、前記カムシャフトを回転可能に支持する軸受部が窪んでおり、
    前記各横フレームにおける前記軸受部よりも前記横フレームの延設方向の外側においては、前記カムシャフトハウジングを前記シリンダヘッド本体に固定するためのボルトが挿通されるボルト孔が貫通しており、
    前記縦フレームは、当該縦フレームにおける隣り合う前記横フレームの接続箇所の間において、当該縦フレームの延設方向に直交する断面積が当該縦フレームの延設方向において徐々に変化する振動抑制部を備えている
    シリンダヘッド。
  2. 請求項1に記載のシリンダヘッドであって、
    前記振動抑制部は、前記縦フレームにおける隣り合う前記横フレームの接続箇所の間において、少なくとも一方の前記接続箇所から隣り合う2つの前記接続箇所の中間にまで至っている
    シリンダヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記振動抑制部は、隣り合う2つの前記接続箇所の中間に向かうほど下側に位置するように窪んだ円弧状の曲面と、隣り合う2つの前記接続箇所の中間に向かうほど、前記横フレームの延設方向における外側に位置するように窪んだ円弧状の曲面とを備えている
    シリンダヘッド。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のシリンダヘッドであって、
    前記振動抑制部は、隣り合う2つの前記接続箇所の間の全域に亘って設けられており、
    前記振動抑制部は、隣り合う2つの前記接続箇所の中間において、前記縦フレームに直交する断面積が最も小さくなっている
    シリンダヘッド。
  5. 請求項4に記載のシリンダヘッドにおいて、
    前記カムシャフトハウジングの材質は、前記シリンダヘッド本体の材質と同一であり、
    前記カムシャフトハウジングと前記シリンダヘッド本体の間には液体ガスケットが介在されている
    シリンダヘッド。
JP2017232647A 2017-12-04 2017-12-04 シリンダヘッド Active JP6939485B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017232647A JP6939485B2 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 シリンダヘッド
US16/196,712 US10641202B2 (en) 2017-12-04 2018-11-20 Cylinder head
EP18209193.4A EP3492730B1 (en) 2017-12-04 2018-11-29 Cylinder head
CN201811453404.0A CN109869238B (zh) 2017-12-04 2018-11-30 汽缸盖

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017232647A JP6939485B2 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 シリンダヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019100266A true JP2019100266A (ja) 2019-06-24
JP6939485B2 JP6939485B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=64559560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017232647A Active JP6939485B2 (ja) 2017-12-04 2017-12-04 シリンダヘッド

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10641202B2 (ja)
EP (1) EP3492730B1 (ja)
JP (1) JP6939485B2 (ja)
CN (1) CN109869238B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020128729A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 トヨタ自動車株式会社 シリンダヘッド

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949419B2 (ja) * 1980-12-11 1984-12-03 日産自動車株式会社 自動車用エンジン
JPS57200648A (en) * 1981-06-05 1982-12-08 Nissan Motor Co Ltd Cylinder head for overhead cam shaft engine
DE3641129C1 (de) * 1986-12-02 1987-07-30 Daimler Benz Ag Vorrichtung zur Lagerung von zwei Nockenwellen im Zylinderkopf einer mehrzylindrigen Reihenbrennkraftmaschine
JPH0482343U (ja) * 1990-11-29 1992-07-17
JPH10196451A (ja) * 1997-01-17 1998-07-28 Suzuki Motor Corp エンジンのクランク室構造
JP3690104B2 (ja) 1998-02-27 2005-08-31 いすゞ自動車株式会社 シリンダヘッド構造
JP2000297724A (ja) * 1999-04-13 2000-10-24 Isuzu Motors Ltd 燃料サプライポンプ
KR100412841B1 (ko) * 2001-07-23 2003-12-31 현대자동차주식회사 엔진의 래더프레임
EP1298295B1 (en) * 2001-09-28 2007-05-09 Kubota Corporation Multi-cylinder engine
JP4001848B2 (ja) 2003-01-24 2007-10-31 愛知機械工業株式会社 エンジンの燃料分配管保護構造
JP3788437B2 (ja) * 2003-03-20 2006-06-21 日産自動車株式会社 内燃機関及びその一体型カムブラケット
JP4001035B2 (ja) * 2003-03-25 2007-10-31 いすゞ自動車株式会社 カムシャフトの軸受構造
KR100535558B1 (ko) * 2003-05-29 2005-12-08 현대자동차주식회사 소음 개선을 위한 실린더헤드 커버 구조
DE10339308B4 (de) * 2003-08-27 2006-08-31 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Abdeckgehäuse für eine Brennkraftmaschine
JP2005194959A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Toyota Motor Corp 分割型シリンダブロックにおけるシール部構造
DE102004061672A1 (de) * 2004-12-22 2006-07-13 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Kurbelwellenlagerbrücke für eine Brennkraftmaschine
JP4365373B2 (ja) * 2006-01-19 2009-11-18 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のカムシャフト支持構造
JP4144625B2 (ja) * 2006-01-19 2008-09-03 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のカムシャフト支持構造
JP4238874B2 (ja) * 2006-01-19 2009-03-18 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のカムシャフト支持構造
JP4975357B2 (ja) * 2006-04-18 2012-07-11 本田技研工業株式会社 カム軸により回転駆動される補機を備える内燃機関
JP4218715B2 (ja) 2006-08-31 2009-02-04 トヨタ自動車株式会社 シリンダヘッド
DE102009045320A1 (de) * 2009-10-05 2011-04-28 Ford Global Technologies, LLC, Dearborn Brennkraftmaschine mit Pumpe zur Förderung von Motoröl und Verfahren zur Erwärmung des Motoröls einer derartigen Brennkraftmaschine
CN202673470U (zh) * 2012-04-28 2013-01-16 长城汽车股份有限公司 一种满足高排放要求的发动机气缸盖
CN203717148U (zh) * 2014-02-14 2014-07-16 第一拖拉机股份有限公司 四缸柴油机四气门气缸盖
DE102014002767A1 (de) 2014-02-25 2015-08-27 Daimler Ag Lagergehäuse für wenigstens eine Nockenwelle einer Verbrennungskraftmaschine
DE102014205451A1 (de) * 2014-03-24 2015-09-24 Mahle International Gmbh Messverfahren zur Qualitätsprüfung eines gebauten Nockenwellenmoduls
US9593642B2 (en) * 2014-12-19 2017-03-14 Ford Global Technologies, Llc Composite cam carrier
US9810176B2 (en) * 2014-12-19 2017-11-07 Ford Global Technologies, Llc Unitary composite cam cover and carrier and assembly method
JP6156412B2 (ja) * 2015-03-02 2017-07-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関
JP6631176B2 (ja) 2015-11-09 2020-01-15 いすゞ自動車株式会社 内燃機関のシリンダヘッド構造及び内燃機関
CN205101056U (zh) * 2015-11-20 2016-03-23 上海汽车集团股份有限公司 凸轮轴轴承盖及汽车
US9822671B2 (en) * 2016-03-02 2017-11-21 Ford Global Technologies, Llc Composite hybrid cam carrier
CN206386158U (zh) * 2016-12-23 2017-08-08 宝沃汽车(中国)有限公司 凸轮轴承盖和具有其的车辆
US10465571B2 (en) * 2017-06-13 2019-11-05 Ford Global Technologies, Llc Oil flow system for engine cylinder deactivation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020128729A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 トヨタ自動車株式会社 シリンダヘッド
JP7243247B2 (ja) 2019-02-08 2023-03-22 トヨタ自動車株式会社 シリンダヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
EP3492730B1 (en) 2021-08-11
US20190170085A1 (en) 2019-06-06
JP6939485B2 (ja) 2021-09-22
CN109869238A (zh) 2019-06-11
US10641202B2 (en) 2020-05-05
EP3492730A1 (en) 2019-06-05
CN109869238B (zh) 2021-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2391518C2 (ru) Опорная конструкция распределительного вала двигателя внутреннего сгорания
JP2011247226A (ja) エンジンのチェーンケース構造
JP2013245636A (ja) 可変バルブタイミング機構付エンジン
JP4455423B2 (ja) 汎用エンジンのマフラ構造
JP5208786B2 (ja) 横型エンジン
JP4556921B2 (ja) エンジンの前部構造
KR20080025250A (ko) 자동차 배기계의 전방 마운트 구조
JP2019100266A (ja) シリンダヘッド
JP6237175B2 (ja) エンジン
JPS63129153A (ja) エンジンのオイルパン構造
JP4930425B2 (ja) 内燃機関
JP7243247B2 (ja) シリンダヘッド
JP6291973B2 (ja) 燃料ポンプの取付構造
WO2019171098A1 (ja) 可変圧縮比内燃機関
JP2021063490A (ja) エンジンのチェーンカバー構造
JP5310643B2 (ja) シリンダヘッド
JP2017057720A (ja) シリンダヘッドおよびこれを備える内燃機関
JP7032370B2 (ja) 内燃機関
JP2014084735A (ja) ポンプハウジングの振動低減構造
JP2020060123A (ja) エンジンの支持構造
JP2015094233A (ja) エンジンのヘッドカバー構造及びその懸架構造
JP2021063495A (ja) エンジンの補機取付構造
KR101189225B1 (ko) 배기 매니폴드용 스테이유닛
WO2017038583A1 (ja) エンジンの上部構造体
JPH0560014A (ja) 内燃機関のシリンダヘツドカバー構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210816

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6939485

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151