JP2019099601A - W/oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法 - Google Patents

W/oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】水ジミの発生を低減するW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法を提供する。【解決手段】本発明に係るW/Oエマルジョンを使用する洗浄方法は、被洗浄物を、炭化水素系溶剤、界面活性剤および水を含んでなるW/Oエマルジョン洗浄液で洗浄する洗浄工程(A)と、前記W/Oエマルジョン洗浄液を同伴する被洗浄物を、前記炭化水素系溶剤および前記界面活性剤からなるすすぎ液、または前記炭化水素系溶剤からなるすすぎ液で物理力をもってすすぐすすぎ工程(B)と、前記すすぎ液から少なくとも水滴の一部を合一して系外に排出する水分排出工程(C)と、を含み前記すすぎ工程(B)は、物理力をもって行われることを特徴とする。【選択図】 なし

Description

本発明は、W/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法に関し、特に、自動車、機械、精密機器、電気、電子、光学等の各種工業分野において扱われる部品に付着した汚れを洗浄して除去することができるW/Oエマルジョン洗浄液による洗浄方法に関する。
水溶性加工油が付着した部品の洗浄用として、炭化水素系溶剤、界面活性剤および水とを所定割合で含み、W/Oエマルジョンを形成する洗浄剤組成物が提案されている(特許文献1参照)。
また、このようなW/Oエマルジョン洗浄液を用いる洗浄装置も提案されている(特許文献2参照)。
特許第5458583号公報 特開2017−185471号公報
しかしながら、これらの提案ではW/Oエマルジョンを形成し、洗浄を行う洗浄剤組成物および洗浄工程についての注意は払われているものの、被洗浄物からW/Oエマルジョンをすすぐ工程についての注意は少なく、形状が複雑で、洗浄剤組成物が残存しやすい被洗浄物における洗浄剤組成物の除去、特に洗浄剤組成物中の水分除去に大きな問題がある。
従来、W/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法では、W/Oエマルジョン洗浄液で洗浄直後の第1のすすぎ工程において超音波等の強力な物理力を使用してすすぎ工程を行うと、持ち込まれるW/Oエマルジョン洗浄液によりすすぎ液がエマルジョン化してしまい、後工程への水分の持ち込み量が増加し、水ジミが発生するおそれがあるため、第1のすすぎ工程では、超音波等の強力な物理力を使用することは忌避されていた。従って、例えば、特許文献1では、W/Oエマルジョン洗浄液で洗浄した後のすすぎ工程については、超音波を使用することなく、炭化水素系洗浄液に浸漬し、揺動によりすすいでいる。
また、特許文献2でも同様に、W/Oエマルジョン洗浄液で洗浄後のすすぎ工程では物理力を用いていない。
これらのような単なる浸漬によるすすぎ工程では、積層構造部品、袋穴を持つ部品、焼結金属部品などの多孔質部品、および表面形状が複雑な部品などの液が残りやすい被洗浄物ではW/Oエマルジョン洗浄液のすすぎが不十分となりやすく、後段の仕上げ工程に部品のシミの原因となる水を持ち込む結果を招きやすい。
かかる事情をふまえ、本発明者らは前述の問題点を解決すべく種々の検討を重ねた結果、W/Oエマルジョン洗浄液のすすぎ工程を、超音波などの物理力をかけることによりW/Oエマルジョン洗浄液をすすぎ、そのすすぎ液から少なくとも水滴の一部を合一して系外に排出することにより、後段の工程に水分を持ち込みにくく、形状が複雑な被洗浄物であっても水ジミが発生しにくいことを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明に係るW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法は、被洗浄物を、炭化水素系溶剤、界面活性剤および水を含んでなるW/Oエマルジョン洗浄液で洗浄する洗浄工程(A)と、前記W/Oエマルジョン洗浄液を同伴する被洗浄物を、前記炭化水素系溶剤および前記界面活性剤からなるすすぎ液、または前記炭化水素系溶剤からなるすすぎ液ですすぐすすぎ工程(B)と、前記すすぎ液から少なくとも水滴の一部を合一して系外に排出する水分排出工程(C)と、を含み、前記すすぎ工程(B)は、物理力をもって行われることを特徴とする。
上記の通り、本発明に係る洗浄方法によれば、液が残りやすい被洗浄物でもW/Oエマルジョン洗浄液のすすぎを十分に行い、水ジミの発生を防止することができる。
図1は本発明の洗浄方法に基づく実施の形態1にかかる洗浄装置の構成例を示す説明図である。 図2は本発明の洗浄方法に基づく実施の形態2にかかる洗浄装置の構成例を示す説明図である。 図3は本発明の洗浄方法に基づく実施の形態3にかかる洗浄装置の構成例を示す説明図である。 図4は本発明の洗浄方法に基づく実施の形態4にかかる洗浄装置の構成例を示す説明図である。 図5は本発明の洗浄方法に基づく実施の形態5にかかる洗浄装置の構成例を示す説明図である。 図6は本発明の洗浄方法に基づく実施の形態6にかかる洗浄装置の構成例を示す説明図である。 図7は本発明の洗浄方法に基づく実施の形態7にかかる洗浄装置の構成例を示す説明図である。
以下、本発明のW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明するが、具体的な記載内容は本発明を限定するものではない。
本発明に係るW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法は、被洗浄物を、炭化水素系溶剤、界面活性剤および水を含んでなるW/Oエマルジョン洗浄液で洗浄する洗浄工程(A)と、W/Oエマルジョン洗浄液を同伴する被洗浄物を、炭化水素系溶剤および界面活性剤からなるすすぎ液、または炭化水素系溶剤からなるすすぎ液ですすぐすすぎ工程(B)と、前記すすぎ液から少なくとも水滴の一部を合一して系外に排出する水分排出工程(C)と、を含み、前記すすぎ工程(B)は、物理力をもってすすぐことにより行われることを特徴とする。以下、工程ごとに順次説明する。
洗浄工程(A)は、部品等の被洗浄物から、炭化水素系溶剤、界面活性剤および水を含んでなるW/Oエマルジョン洗浄液を用いて汚れを除去することを目的とする。汚れを除去する手法として特に限定するものではないが、W/Oエマルジョン洗浄液に物理力を付与して洗浄する方法が好ましい。例えば、超音波照射、バブリング、撹拌機による撹拌、ポンプによる噴流、シャワー、ジェット、被洗浄物の揺動、振とう、回転、移動による洗浄などの手法から単独もしくは複数を組み合わせて使用すればよい。
洗浄工程(A)で用いるW/Oエマルジョン洗浄液は、特に限定するものではないが、炭化水素系溶剤、界面活性剤および水を含んでなるものであり、水は、炭化水素系溶剤と界面活性剤の混合物中に水滴として分散している。この水滴径により透明または不透明で白濁した外観を呈するものである。W/Oエマルジョン洗浄液は物理力を加えなければ分離するものを用いることが望ましい。また、必要に応じて酸化防止剤、防腐剤などの添加剤を配合することもできる。
洗浄工程(A)で用いる洗浄液のW/O化には、洗浄液に超音波発振子による超音波照射、撹拌機やホモジナイザーによる撹拌、ポンプによる液循環を加えることによりW/Oエマルジョン化することができる。これらは単独または複数組み合わせて使用でき、また洗浄に必要な機械力と兼ねることもできる。
本発明で使用するW/Oエマルジョン洗浄液のベースとなる炭化水素系溶剤は、特に限定されるものではないが、炭素数8以上のノルマルパラフィン溶剤、イソパラフィン溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族系溶剤から単独または複数種を混合して使用することができる。これは後段のすすぎ置換工程(B)で用いる炭化水素系溶剤と共通したものであるほうが望ましい。またアルコールやグリコールエーテルなどの有機溶剤が含まれていても、洗浄性を阻害しない範囲であれば問題ない。
本発明に用いる界面活性剤は特に限定されるものではないが、ノニオン系またはアニオン系界面活性剤から単独または複数組み合わせて使用される。界面活性剤の濃度も特に限定されるものではないが、炭化水素系溶剤に対して0.01質量%以上10質量%以下であり、好ましくは各々0.1質量%以上4質量%未満である。含有量が0.01質量%未満の場合は、十分な洗浄効果を得ることができず、10質量%を越えて含有させても洗浄効果の向上は期待できない。
ノニオン系界面活性剤としては、多価アルコールと脂肪酸がエステル結合したエステル型、高級アルコールやアルキルフェノールなど水酸基をもつ原料に酸化エチレン、酸化プロピレンや酸化ブチレンなどのアルキレンオキシドを付加させたエーテル型、多価アルコールと脂肪酸とからなるエステルに上記アルキレンオキシドを付加させたエステル・エーテル型、アルキルアミンと脂肪酸からなる脂肪酸アミン型、アルキルエタノールアミドと脂肪酸からなる脂肪酸エタノールアミド型などがあげられる。
アニオン系界面活性剤としては石油スルホネート、ロート油等のスルホン酸塩型、硫酸エステル塩型などがあげられる。
本発明に用いるW/Oエマルジョン洗浄液に使用する水は特に限定されるものではないが、イオン交換水、蒸留水、水道水などを使用することができ、アルコールやグリコールエーテル、無機塩類などが含まれていても、洗浄性を阻害しない範囲であれば使用することができる。水分濃度も特に限定されるものではないが、炭化水素系溶剤に対して0.1質量%以上70質量%以下であり、好ましくは各々1質量%以上20質量%未満である。含有量が0.1質量%未満の場合は、水溶性の汚れに対する十分な洗浄効果を得ることができず、70質量%を越えて含有させても洗浄効果の向上は期待できない。
すすぎ工程(B)は、被洗浄物に付着するW/Oエマルジョン洗浄液を炭化水素系溶剤、または炭化水素系溶剤と界面活性剤からなるすすぎ液に物理力を与えてすすぎ置換することを目的とする。W/Oエマルジョン洗浄液をすすぎ置換する手法として特に限定するものではないが、例えば、超音波発振子による超音波照射、バブリング、撹拌機による撹拌、ポンプによる噴流、シャワー、ジェット、被洗浄物の振とう、回転による洗浄などから単独もしくは複数を組み合わせて使用すればよい。
すすぎ工程(B)で用いるすすぎ液は、W/Oエマルジョン洗浄液が溶解または分散する炭化水素系溶剤を主成分とし、かつ、水分が少ないものであればよい。炭化水素系溶剤に界面活性剤が添加されたものでも、界面活性剤が添加されていない炭化水素系溶剤であってもよい。W/Oエマルジョン洗浄液の持ち込みが多い場合や被洗浄物に付着する汚れが多い場合は、界面活性剤が添加された炭化水素系溶剤が好ましく、W/Oエマルジョン洗浄液や汚れの持ち込みが少ない場合は、装置の槽数を減ずることができるため界面活性剤を含まない炭化水素系溶剤をすすぎ液とすることが好適である。
すすぎ工程(B)で用いるすすぎ液として、炭化水素系溶剤に界面活性剤が添加されたものを使用する場合は、炭化水素系溶剤ですすぐ第2すすぎ工程(B2)を設けることが好ましい。第2すすぎ工程(B2)を行うことにより、被洗浄物表面から界面活性剤を除去することができる。すすぎ工程(B)で界面活性剤が添加されていない炭化水素系溶剤を使用する場合であっても、さらに炭化水素系溶剤ですすぐ第2すすぎ工程(B2)を設けてもよい。第2すすぎ工程は、求める清浄度に合わせて複数工程行うことができる。第2すすぎ工程(B2)は、被洗浄物に付着する界面活性剤をすすいで除去し、乾燥して表面を清浄とすることを目的とする。すすぎ手法としては、特に限定するものではないが、例えば、超音波発振子による超音波照射、撹拌機による撹拌、ポンプによる噴流、シャワー、ジェット、被洗浄物の揺動、振とう、回転による洗浄などから単独もしくは複数を組み合わせて使用すればよい。
水分排出工程(C)は、前記すすぎ液から少なくとも水滴の一部を合一して系外に排出することを目的とする。水滴を合一して系外に排出する手法として特に限定するものではないが、比重差分離または吸着分離を用いることが望ましい。
比重差分離としては、特に限定するものではないが、炭化水素系溶剤と水との比重差を利用して分離できるものを用い、静置分離または遠心分離によるものなどから単独もしくは複数を組み合わせて使用すればよい。静置分離によるものは動力を必要とせず、遠心分離によるものは装置内の液量が少なくて済む特徴がある。このとき適宜必要に応じて電圧、分離板、コアレッサーおよび凝集剤添加などによる液滴の粗大化促進を行うこともできる。
遠心分離としては、特に限定するものではないが、デカンター型、バスケット型、ディスク型、サイクロン型などから単独もしくは複数を組み合わせて使用することができる。中でもサイクロン型は構造が簡単で可動部を持たず小型化しやすく、ディスク型は高遠心力を得やすく微細水滴を安定的に除去しやすい特徴がある。
吸着分離としては、特に限定するものではないが、炭化水素系溶剤と水との親水性または疎水性の違いを利用して分離できるものを用い、油分吸着または水分吸着フィルターによる油水分離や、吸水性ポリマーなどの有機物によるもの、活性炭や珪藻土などを用いた無機物によるものなどから単独もしくは複数を組み合わせて使用することができる。
本発明においては、すすぎ工程(B)と水分排出工程(C)を同一の槽で行うこともできる。ただし、この場合はすすぎ工程(B)に用いる物理力が、水分排出工程(C)に影響を与えにくい構造を持つことが必要である。例えば、槽の一部で超音波照射を行い、すすぎ工程(B)を行いながら、槽の他の一部では超音波を当たりにくくし、水分の除去、すなわち、すすぎ液中の水滴の合一を妨げにくい機構とするものが挙げられる。
本発明の洗浄方法において、すすぎ工程(B)、または第2のすすぎ工程(B2)後、被洗浄物を乾燥する仕上げ工程(D)を行うことが好ましい。
仕上げ工程(D)の乾燥方法としては特に限定するものではないが、例えば、温風、吸引および減圧によるものなどが挙げられる。また、加熱できない金属部品を洗浄する場合には部品を回転させる液切り乾燥、高圧エアーでのブロー、またはハロゲン系溶剤などの低沸点溶剤での置換乾燥を行うこともできる。
本発明においては、適宜、槽内の液を排出、導入しながら、洗浄工程(A)、すすぎ工程(B)、第2すすぎ工程(B2)、水分排出工程(C)および仕上げ工程(D)の二つ以上のいずれかを組み合わせて同一槽で行うこともできる。これは同時にすべての工程を行うことはできないため、装置当たりの部品洗浄速度は減ずることとなるが、部品の移動が少なくて済み、小型化に適している。
次に、図を参照して、本発明に係るW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法について詳細に説明する。図1〜7は、本発明の実施の形態1〜7にかかる洗浄装置の要部構成例を示す説明図である。
図1に示す実施の形態1において、汚れが付着した被洗浄物は、洗浄槽1、第1すすぎ槽2、第2すすぎ槽3、第3すすぎ槽4および減圧乾燥槽5の順番に移送され、洗浄、乾燥されて清浄な被洗浄物となる。
洗浄槽1は、W/Oエマルジョン洗浄液により洗浄工程(A)を行うためのものであり、W/Oエマルジョン洗浄液6が槽内に貯められている。被洗浄物はW/Oエマルジョン洗浄液6内に浸漬し、超音波発振子7にて超音波が照射されて汚れが除去される。
第1すすぎ槽2は、すすぎ工程(B)を行うためのものであり、界面活性剤と炭化水素系溶剤からなるすすぎ液8が槽内に貯められている。洗浄槽1での洗浄工程(A)によりW/Oエマルジョン洗浄液6が付着した被洗浄物をすすぎ液8内に浸漬し、超音波発振子7にて超音波を照射する。このすすぎ工程(B)により、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン洗浄液6はすすぎ液8内に分散され、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン6はすすぎ液8に置換される。
静置分離槽9は水分排出工程(C)を行うためのものである。第1すすぎ槽2に持ち込まれたW/Oエマルジョン洗浄液6が分散したすすぎ液8は、静置分離槽9に移送され、すすぎ液8と水10に静置分離する。分離した水10は適宜ドレン排水11として系外に排出され、すすぎ液8はポンプ12によって第1すすぎ槽2に戻されて再使用される。
第2すすぎ槽3および第3すすぎ槽4は、すすぎ工程(B)を経た被洗浄物表面に残存する界面活性剤を除去する第2すすぎ工程(B2)である。第2すすぎ槽3および第3すすぎ槽4には、炭化水素系溶剤がすすぎ液13として貯められている。被洗浄物をすすぎ液13内に浸漬し、超音波発振子7にて超音波を照射することにより、被洗浄物に付着している界面活性剤を除去する。
減圧乾燥槽5は、被洗浄物表面に残存するすすぎ液13を気化させて乾燥するためのものである。真空ポンプ14にて減圧乾燥槽5内が減圧となり、すすぎ液13が気化して被洗浄物表面から除去される。必要に応じて、すすぎ液13の蒸気を導入する工程を設けて、乾燥前に被洗浄物を予熱することもできる。
蒸留再生槽15は、第2すすぎ槽3および第3すすぎ槽4内のすすぎ液13に溶解する界面活性剤やその他の汚れを除去するためのものである。汚れを含むすすぎ液13は、第2すすぎ槽3から蒸留再生槽15に引き込まれ、加熱気化されて蒸気となり、これを冷却器16で液化される。清澄となったすすぎ液13は、第3すすぎ槽4に供給される。また、すすぎ液13は、第3すすぎ槽4から第2すすぎ槽3へオーバーフローされるため、第2すすぎ槽3内のすすぎ液13の汚れ濃度の上昇も抑制できる。
実施の形態1では、第1すすぎ槽2、第2すすぎ槽3および第3すすぎ槽4内で超音波を照射しながらすすぎ工程を行うことにより、すすぎ液8またはすすぎ液13への置換を効果的に行うことができる。また、静置分離槽9により、第1すすぎ槽2内のすすぎ液8内の水分を分離し、排出するため、超音波等の物理力を使用した場合でも後工程への水分の持ち込みを低減でき、水ジミを効果的に防止することができる。
図2に示す実施の形態2は、図1に示す実施の形態1の洗浄槽1を減圧復圧機能付きの洗浄槽17に替えている。また、第1すすぎ槽2を省略し、第2すすぎ槽3および第3すすぎ槽4を減圧復圧機能付きの第2すすぎ槽18および第3すすぎ槽19にそれぞれ変更している。水溶性の汚れが付着した被洗浄物は、洗浄槽17、第2すすぎ槽18、第3すすぎ槽19および減圧乾燥槽5の順番に移送され、洗浄、乾燥されて清浄となる。
洗浄槽17は、減圧下でW/Oエマルジョン洗浄液6により洗浄工程(A)を行うためのものである。図示しない真空ポンプを用いて洗浄槽17内を減圧して洗浄を行う場合、袋穴等の形状が複雑な被洗浄物内にW/Oエマルジョン洗浄液6が侵入しやすくなり、洗浄力を向上することができる。また、減圧下では、超音波の効果が大きくなり、さらに洗浄性を向上することができる。
第2すすぎ槽18は、すすぎ工程(B)として機能を有する。第2すすぎ槽18には、炭化水素系溶剤からなるすすぎ液13が貯められている。洗浄槽17での洗浄工程(A)によりW/Oエマルジョン洗浄液6が付着した被洗浄物をすすぎ液13内に浸漬した後、図示しない真空ポンプを用いて第2すすぎ槽18内を減圧とした状態で、超音波発振子7にて超音波を照射する。このすすぎ工程(B)により、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン洗浄液6はすすぎ液13に置換される。
静置分離槽9は水分排出工程(C)を行うためのものである。第2すすぎ槽18内のすすぎ液13は静置分離槽9に移送され、水10が静置分離され、分離した水10は適宜ドレン排水11として系外に排出される。すすぎ液13はポンプ12によって第2すすぎ槽18に戻されて再使用される。一方、水10が分離されたすすぎ液13は、界面活性剤やその他の汚れを溶解しており、これらを除去するために静置分離槽9から蒸留再生槽15に引き込まれ、加熱気化されて蒸気となり、これを冷却器16で液化する。清澄となったすすぎ液13は、第3すすぎ槽19に供給される。
第3すすぎ槽19は第2すすぎ工程(B2)を行うものであり、第2すすぎ槽18で除去しきれない界面活性剤や水分を除去する。第3すすぎ槽19は、第2すすぎ槽18と同様に、図示しない真空ポンプを用いて第3すすぎ槽19内を減圧とした状態で、超音波発振子7にて超音波を照射する。減圧下で、すすぎ工程を行うことにより、被洗浄物への界面活性剤の残存をさらに低減することができる。
実施の形態2では、槽内を減圧および復圧を繰り返す機構を洗浄槽17、第2すすぎ槽18および第3すすぎ槽19に付属させることにより、洗浄力を向上できる。W/Oエマルジョン洗浄液6やすすぎ液13が残存しやすい被洗浄物、例えば、袋穴を持つ部品等であるときにでも、水ジミや界面活性剤のシミの発生を抑制することができる。また、実施の形態2では、第1すすぎ槽2を略したことにより、装置サイズを小さくすることができる。
図3に示す実施の形態3は、図1に示す実施の形態1の第1すすぎ槽2を省略し、第2すすぎ槽3と静置分離槽9の機能を同一槽であるすすぎ槽兼静置分離槽20で行い、さらに槽数を減じたものである。水溶性の汚れが付着した被洗浄物は、洗浄槽1、すすぎ槽兼静置分離槽20、第3すすぎ槽4および減圧乾燥槽5の順番に移送され、洗浄、乾燥されて清浄となる。
すすぎ槽兼静置分離槽20は、すすぎ工程(B)および水分排出工程(C)を行うものである。すすぎ槽兼静置分離槽20の上槽部では、中央部に設置された超音波発振子7から上方に照射される物理力でW/Oエマルジョン洗浄液6を分散し、下槽部には超音波は照射されないため、超音波の影響を受けることなくW/Oエマルジョン洗浄液6を静置分離して、水10を分離する。分離した水10は適宜ドレン排水11として系外に排出される。すすぎ槽兼静置分離槽20内のすすぎ液13は、界面活性剤やその他の汚れを溶解しており、これらを除去するためにすすぎ槽兼静置分離槽20から蒸留再生槽15に引き込まれ、加熱気化されて蒸気となり、これを冷却器16で液化する。清澄となったすすぎ液13は、第3すすぎ槽4に供給される。
実施の形態3では、すすぎ槽兼静置分離槽20、および第3すすぎ槽4内で超音波を照射しながらすすぎ工程を行うことにより、W/Oエマルジョン洗浄液6のすすぎ液13への置換を効果的に行うことができる。また、すすぎ槽兼静置分離槽20内ですすぎ液13内の水分を分離、排出するため、水ジミを効果的に低減することができる。さらに、実施の形態3では、第1すすぎ槽2を略し、すすぎ槽兼静置分離槽20を使用することにより、装置サイズをさらに小さくすることができる。
図4に示す実施の形態4は、図1に示す実施の形態1の第1すすぎ槽2を略し、静置分離槽9をサイクロン型遠心分離器21に変更したものである。水溶性の汚れが付着した被洗浄物は、洗浄槽1、第2すすぎ槽3、第3すすぎ槽4および減圧乾燥槽5の順番に移送され、洗浄、乾燥されて清浄となる。
第2すすぎ槽3はすすぎ工程(B)を行うものであり、炭化水素系溶剤からなるすすぎ液13が貯められている。洗浄槽1での洗浄工程(A)によりW/Oエマルジョン洗浄液6が付着した被洗浄物をすすぎ液13内に浸漬した後、超音波発振子7にて超音波が照射する。このすすぎ工程(B)により、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン洗浄液6はすすぎ液13に置換される。
第2すすぎ槽3内のすすぎ液13はサイクロン型遠心分離器21に移送され、水分が除去される。サイクロン型遠心分離器21は、水除去工程(C)を行うためのものであり、水10が除去されたすすぎ液13は第2すすぎ槽3に戻される。一方、水10が分離されたすすぎ液13は、界面活性剤やその他の汚れを溶解しており、これらを除去するために蒸留再生槽15に引き込まれ、加熱気化されて蒸気となり、これを冷却器16で液化する。清澄となったすすぎ液13は、第3すすぎ槽4に供給される。
実施の形態4では、第2すすぎ槽3、および第3すすぎ槽4内で超音波を照射しながらすすぎ工程を行うことにより、W/Oエマルジョン洗浄液6のすすぎ液13への置換を効果的に行うことができる。また、サイクロン型遠心分離器21ですすぎ液13内の水分を分離、排出するため、水ジミを効果的に低減することができる。さらに、図1の第1すすぎ槽2を略したことにより、装置サイズが小さくなるメリットがある。
図5に示す実施の形態5は、図1に示す実施の形態1の第1すすぎ槽2を略し、静置分離槽9を油水分離フィルター22に変更したものである。また、減圧乾燥槽5を温風乾燥槽23に変更している。実施の形態5では、水溶性の汚れが付着した被洗浄物は、洗浄槽1、第2すすぎ槽3、第3すすぎ槽4および温風乾燥槽23の順番に移送され、洗浄、乾燥されて清浄となる。
第2すすぎ槽3はすすぎ工程(B)を行うためのものであり、炭化水素系溶剤からなるすすぎ液13が貯められている。洗浄槽1での洗浄工程(A)によりW/Oエマルジョン洗浄液6が付着した被洗浄物をすすぎ液13内に浸漬した後、超音波発振子7にて超音波が照射する。このすすぎ工程(B)により、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン洗浄液6はすすぎ液13に置換される。
第2すすぎ槽3内のすすぎ液13は油水分離フィルター22に移送され、水分が除去される。油水分離フィルター22は、水除去工程(C)を行うためのものであり、水10が除去されたすすぎ液13は第2すすぎ槽3に戻される。水10が分離されたすすぎ液13は、界面活性剤やその他の汚れを溶解しており、これらを除去するために蒸留再生槽15に引き込まれ、加熱気化されて蒸気となり、これを冷却器16で液化する。清澄となったすすぎ液13は、第3すすぎ槽4に供給される。
温風乾燥槽23は、被洗浄物表面に残存するすすぎ液13を気化させて乾燥するためのものである。温風ファン24から温風乾燥槽23に温風が送風され、この温風によりすすぎ液13が気化して被洗浄物表面から除去される。
実施の形態5では、第2すすぎ槽3、および第3すすぎ槽4内で超音波を照射しながらすすぎ工程を行うことにより、W/Oエマルジョン洗浄液6のすすぎ液13への置換を効果的に行うことができる。また、油水分離フィルター22ですすぎ液13内の水分を分離、排出するため、水ジミを効果的に低減することができる。さらに、図1の第1すすぎ槽2を略したことにより、装置サイズが小さくなるメリットがある。
図6に示す実施の形態6は、図1に示す実施の形態1の洗浄槽1、第1すすぎ槽2、第2すすぎ槽3、および第3すすぎ槽4をバブリング機能付きの洗浄槽26、第1すすぎ槽27、第2すすぎ槽28、および第3すすぎ槽29にそれぞれ替えたものである。水溶性の汚れが付着した被洗浄物は、洗浄槽26、第1すすぎ槽27、第2すすぎ槽28、第3すすぎ槽29および減圧乾燥槽5の順番に移送され、洗浄、乾燥されて清浄となる。
洗浄槽26は、バブリングを行いながらW/Oエマルジョン洗浄液6により洗浄工程(A)を行うためのものである。バブリングを行うことにより、W/Oエマルジョン洗浄液の洗浄力を向上することができる。
第1すすぎ槽27はすすぎ工程(B)を行うためのものであり、界面活性剤と炭化水素系溶剤からなるすすぎ液8が槽内に貯められている。洗浄槽26での洗浄工程(A)によりW/Oエマルジョン洗浄液6が付着した被洗浄物をすすぎ液8内に浸漬し、すすぎ液8をバブリングする。このすすぎ工程(B)により、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン洗浄液6はすすぎ液8内に分散され、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン洗浄液6はすすぎ液8に置換される。
第2すすぎ槽28および第3すすぎ槽29は、すすぎ工程(B)を経た被洗浄物表面に残存する界面活性剤や水分を除去するためのものである(第2すすぎ工程(B2))。第2すすぎ槽28および第3すすぎ槽29には、炭化水素系溶剤がすすぎ液13として貯められている。被洗浄物をすすぎ液13内に浸漬し、バブリングすることにより、被洗浄物に付着している界面活性剤や水分を除去する。
実施の形態6にかかる洗浄装置では、第1すすぎ槽27、第2すすぎ槽28および第3すすぎ槽29内でバブリングを行うことにより、すすぎ液8またはすすぎ液13への置換を効果的に行うことができる。
図7に示す実施の形態7は、図1に示す実施の形態1の洗浄槽1、第1すすぎ槽2、第2すすぎ槽3、および第3すすぎ槽4を攪拌機30付きの洗浄槽31、第1すすぎ槽32、第2すすぎ槽33、および第3すすぎ槽34にそれぞれ替えたものである。水溶性の汚れが付着した被洗浄物は、洗浄槽31、第1すすぎ槽32、第2すすぎ槽33、第3すすぎ槽34および減圧乾燥槽5の順番に移送され、洗浄、乾燥されて清浄となる。
洗浄槽31は、撹拌を行いながらW/Oエマルジョン洗浄液6により洗浄工程(A)を行うためのものである。撹拌を行うことにより、W/Oエマルジョン洗浄液6の洗浄力を向上することができる。
第1すすぎ槽32はすすぎ工程(B)を行うためのものであり、界面活性剤と炭化水素系溶剤からなるすすぎ液8が槽内に貯められている。洗浄槽31での洗浄工程(A)によりW/Oエマルジョン洗浄液6が付着した被洗浄物をすすぎ液8内に浸漬し、すすぎ液8を撹拌する。このすすぎ工程(B)により、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン洗浄液6はすすぎ液8内に分散され、被洗浄物に付着しているW/Oエマルジョン洗浄液6はすすぎ液8に置換される。
第2すすぎ槽33および第3すすぎ槽34は、すすぎ工程(B)を経た被洗浄物表面に残存する界面活性剤を除去するためのものである(第2すすぎ工程(B2))。第2すすぎ槽33および第3すすぎ槽34には、炭化水素系溶剤がすすぎ液13として貯められている。被洗浄物をすすぎ液13内に浸漬し、撹拌することにより、被洗浄物に付着している界面活性剤を除去する。
実施の形態7にかかる洗浄装置では、第1すすぎ槽32、第2すすぎ槽33および第3すすぎ槽34内で撹拌しながらすすぎ工程を行うことにより、すすぎ液8またはすすぎ液13への置換を効果的に行うことができる。また、静置分離槽9により、第1すすぎ槽32内のすすぎ液8内の水分を排出するため、水ジミを効果的に低減することができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
<すすぎ試験>
NSクリーン100W(JXTGエネルギー社製、炭化水素系溶剤と界面活性剤を含むもの)にイオン交換水を13vol%混合し、超音波洗浄機(38kHz、100W、30分)を用いて超音波照射を行い、W/Oエマルジョン洗浄液を調製した。このW/Oエマルジョン洗浄液を含侵させた金属部品(目開き150μm、30mm角のステンレスメッシュを50枚重ねて金属クリップで留めたもの)を各種すすぎ剤で各種方法を用いて180秒間すすいだ後、外したクリップとすべてのメッシュを密閉容器に入れたアルコール(メタノール70vol%とエタノール3070vol%の混合液)50ml中で振とうし、残留した水分をアルコールに溶解させた。このアルコール溶液中の水分をカールフィッシャー法に従って求め、金属部品に残留した水分重量を計算した。実験はすべて室温で行った。
実験に使用したすすぎ液
すすぎ液A:NSクリーン100W(JXTGエネルギー社製)
すすぎ液B:NSクリーン100(JXTGエネルギー社製、炭化水素系溶剤のみで界面活性剤を含まないもの)
実験に使用したすすぎ方法
すすぎ方法A:試験液600mlを900mlガラスビンに入れて被洗浄物を間接超音波照射(38kHz、500W)
すすぎ方法B:噴流付きの試験液50L槽中で被洗浄物を直接超音波照射(28kHz、600W)
すすぎ方法C: 試験液300mlを900mlふた付きビンに入れて振とう
すすぎ方法D:500mlビーカーに入れた試験液300mlに静かに浸漬
すすぎ性の評価
○:残留水分量が0.1g以下
×:残留水分量が0.1gより多い
試験結果を表1の実施例1〜4、比較例1〜2に示した。
Figure 2019099601
1 洗浄漕
2 第1すすぎ槽
3 第2すすぎ槽
4 第3すすぎ槽
5 減圧乾燥槽
6 W/Oエマルジョン洗浄液
7 超音波発振子(上方へ超音波照射するもの)
8 すすぎ液(界面活性剤が添加された炭化水素系溶剤)
9 静置分離槽
10 水
11 ドレン排水
12 ポンプ
13 すすぎ液(炭化水素系溶剤)
14 真空ポンプ
15 蒸留再生槽
16 冷却器
17 洗浄槽(減圧復圧機能付き)
18 第2すすぎ槽(減圧復圧機能付き)
19 第3すすぎ槽(減圧復圧機能付き)
20 すすぎ槽兼静置分離槽
21 サイクロン型遠心分離器
22 油水分離フィルター
23 温風乾燥槽
24 温風ファン
25 排気
26 洗浄漕(バブリング機能付き)
27 第1すすぎ槽(バブリング付き)
28 第2すすぎ槽(バブリング付き)
29 第3すすぎ槽(バブリング付き)
30 撹拌機
31 洗浄槽(攪拌機付き)
32 第1すすぎ槽(攪拌機付き)
33 第2すすぎ槽(攪拌機付き)
34 第3すすぎ槽(攪拌機付き)

Claims (8)

  1. 被洗浄物を、炭化水素系溶剤、界面活性剤および水を含んでなるW/Oエマルジョン洗浄液で洗浄する洗浄工程(A)と、
    前記W/Oエマルジョン洗浄液を同伴する被洗浄物を、前記炭化水素系溶剤および前記界面活性剤からなるすすぎ液、または前記炭化水素系溶剤からなるすすぎ液ですすぐすすぎ工程(B)と、
    前記すすぎ液から少なくとも水滴の一部を合一して系外に排出する水分排出工程(C)と、
    を含み、
    前記すすぎ工程(B)は、物理力をもって行われることを特徴とする、W/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法。
  2. 前記すすぎ工程(B)後、W/Oエマルジョン洗浄液が実質的に除去された被洗浄物を前記炭化水素系溶剤ですすぐ第2すすぎ工程(B2)と、
    前記被洗浄物を乾燥する仕上げ工程(D)と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法。
  3. 物理力は超音波照射、撹拌機による撹拌、ポンプによる噴流、シャワー、ジェット、被洗浄物の振とう、回転、移動のいずれかにより行われる請求項1または2に記載のW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法。
  4. 前記水分排出工程(C)は、比重差分離または吸着分離により行われる請求項1〜3のいずれか一つに記載のW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法。
  5. 比重差分離は静置分離または遠心分離により行われる請求項4に記載のW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法。
  6. 吸着分離は油分吸着または水分吸着フィルターによる油水分離、吸水性ポリマーなどの有機物によるもの、活性炭や珪藻土などを用いた無機物によるもののいずれかにより行われる請求項4に記載のW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法。
  7. 前記すすぎ工程(B)と前記水分排出工程(C)は、別の槽において行われる請求項1〜6のいずれか一つに記載のW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法。
  8. 前記すすぎ工程(B)と前記水分排出工程(C)は、同一の槽内において行われる請求項1〜7のいずれか一つに記載のW/Oエマルジョン洗浄液を使用する洗浄方法。
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