JP2019098773A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】トレッド部の接地端近傍に発生する偏摩耗を抑制しつつ、走行時にベルト端部において発生した熱を効率的に放熱することができる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部16と、サイドウォール部14と、トレッド部16とサイドウォール部14の間に設けられたバットレス部18と、バットレス部18に設けられたタイヤ周方向Sに沿って延びる凹溝50と、トレッド部16における接地端Eのタイヤ幅方向内側Wiに設けられた小孔列60,61とを備え、小孔列60、61は、タイヤ周方向Sに沿って間隔Cを開けて設けられた複数の小孔62、63を備え、小孔62、63が凹溝50と連通している。【選択図】 図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤは、通常、走行時にトレッド部の接地端近傍において接地圧が高くなるため、接地端近傍の摩耗量が他の部分より大きくなる、偏摩耗が問題となることがある。
また、空気入りタイヤでは、走行時にベルト端部において発熱が大きくなるため、ベルト端部近傍のゴム厚みが大きいと、発生した熱が放熱されにくくなり、高速耐久性が悪化しやすくなる。
そこで、トレッド部とサイドウォール部との間に設けられたバットレス部にタイヤ周方向に沿って延びる凹溝を設けた空気入りタイヤが下記特許文献1に提案されている。
また、トレッド部にタイヤ周方向に間隔をあけて設けた縦穴と、バットレス部にタイヤ周方向に間隔をあけて設けた横穴とをそれぞれの溝底において繋げた空気入りタイヤが下記特許文献2に提案されている。
特開2003−39917号 特開2014−133443号
しかしながら、接地端近傍の接地圧は、タイヤ幅方向外側から内側に向かって徐々に低下する傾向があるが、特許文献1の空気入りタイヤでは、接地圧の低下量をタイヤ幅方向において制御することが難しいため、偏摩耗を充分に抑制することが難しい。また、特許文献1の空気入りタイヤでは、凹溝内部に空気が滞留しやすいため、走行時にベルト端部において発生した熱を効率的に放熱できないおそれがある。
また、特許文献2では、トレッド部に設けた縦穴とバットレス部に設けた横穴とが溝底で繋がっているため、トレッド部が路面に接地することで、縦穴の空気が横穴へ押し出される。しかしながら、特許文献2では、縦穴はこれより長い横穴に接続されているため、縦穴から押し出された空気が横穴からタイヤの外部へ排出されにくく十分な放熱性能を得にくい。
そこで、トレッド部の接地端近傍に発生する偏摩耗を抑制しつつ、走行時にベルト端部において発生した熱を効率的に放熱することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部と、サイドウォール部と、前記トレッド部と前記サイドウォール部の間に設けられたバットレス部と、前記バットレス部に設けられたタイヤ周方向に沿って延びる凹溝と、前記トレッド部における接地端のタイヤ幅方向内側に設けられた小孔列とを備え、前記小孔列は、タイヤ周方向に沿って間隔を開けて設けられた複数の小孔を備え、前記小孔が前記凹溝と連通している。
本発明の好ましい態様において、タイヤ幅方向に間隔をあけて前記小孔列を複数備えてもよい。
本発明の他の好ましい態様において、タイヤ幅方向外側に位置する前記小孔列を構成する前記小孔ほど前記トレッド部への開口面積が小さくてもよい。
本発明の他の好ましい態様において、タイヤ幅方向外側に位置する前記小孔列ほど前記小孔列を構成する前記小孔の個数が少なくてもよい。
本発明の他の好ましい態様において、前記小孔列は、異なる前記小孔列を構成する前記小孔とタイヤ周方向でズレた位置に設けられた前記小孔を備えてもよい。
本実施形態によれば、トレッド部の接地端近傍に発生する偏摩耗を抑制しつつ、走行時にベルト端部において発生した熱を効率的に放熱することができる。
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤの半断面斜視図。 図1の空気入りタイヤのトレッド部の平面図。 図1の空気入りタイヤの要部拡大断面図。 本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部の要部拡大平面図。 本発明の第3実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部の要部拡大平面図。 本発明の第3実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド部の要部拡大平面図。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤ10を、タイヤ軸を含む子午線断面で切断した右側半断面の斜視図、図2は、同空気入りタイヤ10のトレッド部16の平面図である。なお、空気入りタイヤ10は、左右対称のタイヤであるため、左側半分の図示を省略している。
図1及び図2の空気入りタイヤ10は、左右一対のビード部12と、ビード部12から半径方向外方に延びる左右一対のサイドウォール部14と、トレッド面を構成するトレッド部16と、トレッド部16のタイヤ径方向内側に配置された左右一対のバットレス部18とを備えてなる。ここで、バットレス部18は、トレッド部16とサイドウォール部14との境界領域であり、トレッド部16とサイドウォール部14との間を繋ぐように設けられている。
空気入りタイヤ10は、一対のビード部12間にトロイダル状に架け渡して設けられたカーカスプライ20を備える。一対のビード部12には、それぞれリング状のビードコア22が埋設されている。
カーカスプライ20は、トレッド部16からバットレス部18及びサイドウォール部14を経て、ビード部12にてビードコア22により係止されており、上記各部12,14,16,18を補強する。カーカスプライ20は、この例では、両端部がビードコア22の周りをタイヤ幅方向内側から外側に折り返すことにより係止されている。カーカスプライ20の内側には、空気圧を保持するためのインナーライナー24が配設されている。
カーカスプライ20は、有機繊維コードをタイヤ周方向Sに対して所定の角度(例えば、70°〜90°)で配列し、トッピングゴムで被覆してなる少なくとも1枚のプライからなり、この例では1プライで構成されている。カーカスプライ20を構成するコードとしては、例えば、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維等の有機繊維コードが好ましく用いられる。
サイドウォール部14においてカーカスプライ20の外側(即ち、タイヤ外面側)にはサイドウォールゴム32が設けられている。また、ビード部12において、ビードコア22の外周側には、タイヤ半径方向外側に向かって先細状に延びる硬質ゴム材よりなるビードフィラー34が配されている。
トレッド部16におけるカーカスプライ20の外周側にはベルト26が配設されている。すなわち、ベルト26は、トレッド部16においてカーカスプライ20とトレッドゴム28との間に設けられている。ベルト26は、ベルトコードをタイヤ周方向Sに対して所定の角度(例えば、10°〜35°)で配列した、複数枚の交差ベルトプライからなる。ベルトコードとしては、スチールコードや高張力を有する有機繊維コードが用いられる。
ベルト26は、この例では、最もタイヤ径方向内側Riに位置する第1ベルト26Aと、その外周側に順番に積層された第2ベルト26B、第3ベルト26C及び第4ベルト26Dの4層構造であり、第2ベルト26Bが、最も幅の広い最大幅ベルトである。
トレッド部16の表面には、タイヤ周方向Sに沿って延びる4本の主溝36が設けられている。具体的には、主溝36は、タイヤ赤道面CLを挟んで両側に配された一対のセンター主溝36Aと、一対のセンター主溝36Aのタイヤ幅方向外側Woに設けられた一対のショルダー主溝36Bとから構成されている。タイヤ幅方向外側Woとは、タイヤ幅方向Wにおいてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。
上記の4本の主溝36により、トレッド部16には、2本のセンター主溝36Aの間に中央陸部38が形成され、センター主溝36Aとショルダー主溝36Bとの間に中間陸部40が形成され、2本のショルダー主溝36Bのタイヤ幅方向外側Woにショルダー陸部42が形成されている。
この例では、中央陸部38、中間陸部40、及びショルダー陸部42は、タイヤ周方向Sに連続したリブからなる。なお、中央陸部38、中間陸部40及びショルダー陸部42は、横溝によりタイヤ周方向Sに分断されたブロック列であってもよい。
ショルダー陸部42のトレッド面42aのタイヤ幅方向外側端は、トレッド接地端Eをなしており、タイヤ径方向内方へ延びタイヤ側面上部を構成するバットレス部18が接続されている。
そして、本実施形態の空気入りタイヤ10は、バットレス部18の外表面に開口する凹溝50と、ショルダー陸部42における接地端Eの近傍に設けられた第1小孔列60及び第2小孔列62とを備える。
詳細には、凹溝50は、タイヤ周方向Sに沿って延びる凹部である。好ましくは、凹溝50は、タイヤ周方向S全周にわたって一続きに設けられた環状に設けられている。本実施形態では、凹溝50は、深さ方向奥側へ行くほどタイヤ径方向内方Riへ向かうように、タイヤ赤道面CLに垂直な方向に対して傾斜した方向へ窪んでいる。また、凹溝50は、バットレス部18の開口部から底部までほぼ一定の溝幅となっている。
なお、凹溝50の深さ方向は、タイヤ赤道面CLに垂直な方向に対して傾斜角度が±30°以下であることが好ましい。
第1小孔列60は、タイヤ周方向Sに沿って間隔を開けて設けられた複数の第1小孔62を備える。複数の第1小孔62は、ショルダー陸部42のトレッド面42aに開口する断面円形状の穴部であり、奥側(タイヤ径方向内方Ri側)が凹溝50に連通している。そして、第1小孔列60のタイヤ幅方向内側Wiには第2小孔列61が設けられている。
第2小孔列61は、タイヤ周方向Sに沿って間隔を開けて設けられた複数の第2小孔63を備える。複数の第2小孔63は、ショルダー陸部42のトレッド面42aに開口する断面円形状の穴部であり、奥側(タイヤ径方向内方Ri側)が凹溝50に連通している。
第2小孔63は、その直径bが第1小孔62の直径aより大きく、ショルダー陸部42のトレッド面42aへ開口する面積(開口面積)が第1小孔62より大きい。また、第1小孔62の直径a及び第2小孔63の直径bは、バットレス部18に設けられた凹溝50の幅f(図3参照)より小さい。
なお、本実施形態では、図3に示すように、第1小孔列60と第2小孔列61はそれぞれ同じ個数の第1小孔62及び第2小孔63を備え、第2小孔63が第1小孔62とタイヤ幅方向Wに重なるように第1小孔62のタイヤ幅方向内側Wiに配置されている。つまり、第1小孔63と第2小孔63とがタイヤ周方向Sの同じ位置に設けられている。
また、本実施形態では、第1小孔62及び第2小孔63は、互いに平行に設けられ、深さ方向奥側(凹溝50側)へ行くほどタイヤ幅方向外方Woへ向かうように、タイヤ径方向Rに対して傾斜した方向に沿って設けられている。
また、本実施形態では、少なくとも1つの小孔列60,61を凹溝50の溝底側(凹溝の深さ方向の中間点よりタイヤ幅方向内方Wi)に設けることが好ましく、第1小孔列60及び第2小孔列61を凹溝50の溝底側に設けてもよい。
ここで、図2及び図3を参照して凹溝50、第1小孔列60、及び第2小孔列61の各種寸法の一例を挙げると、凹溝50の幅fを5〜10mm、第1小孔62の直径aを1.0〜3.0mm、第2小孔63の直径bを1.0〜5.0mm、タイヤ周方向Sに隣り合う第1小孔62(第2小孔63)の間隔cを2.0〜20mm、トレッド面42aに形成された第1小孔62の開口縁から接地端Eまでの距離dを3.0〜10mm、トレッド面42aに形成された第2小孔63の開口縁から接地端Eまでの距離eを7.0〜20mmに設定することができる。
なお、本明細書における上記各寸法は、特に言及した場合を除いて、空気入りタイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態でのものである。また、本明細書において、接地端とは、空気タイヤを正規リムにリム組みし、正規内圧を充填した状態で平坦な路面に垂直に置き、正規荷重を加えた正規荷重状態において、路面に接地するトレッド面のタイヤ幅方向端部のことである。
正規リムとは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば"Design Rim"、ETRTOであれば"MeasuringRim"となる。正規内圧とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば"INFLATION PRESSURE"であるが、タイヤが乗用車用である場合には180kPaとする。また、正規荷重とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば上記の表に記載の最大値、ETRTOであれば"LOAD CAPACITY"であるが、タイヤが乗用車用である場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。
以上のような本実施形態の空気入りタイヤ10では、バットレス部18にタイヤ周方向Sに沿って設けられた凹溝50と、ショルダー陸部42にタイヤ周方向Sに沿って間隔をあけて設けられた複数の小孔62、63からなる小孔列60、61を備える。
通常、バットレス部にタイヤ周方向に沿って凹溝を設けた空気入りタイヤでは、タイヤ接地時に凹溝の底部を起点として凹溝のタイヤ径方向外側のトレッドゴム部分全体が撓むため、凹溝の底部に対応する位置は、凹溝による剛性低下効果を受けにくく剛性の低下量が不足しやすい。しかし、本実施形態の空気入りタイヤ10は、凹溝50に加え、ショルダー陸部42にタイヤ周方向Sに沿って間隔をあけて設けられた複数の小孔62、63からなる小孔列60、61を備え、凹溝50の底部に対応する位置における剛性を簡単に調整することができる。そのため、ショルダー陸部42の接地端E近傍における剛性低下量をタイヤ幅方向外側Woから内側Wiへ緩やかに減少させることができ、接地端E近傍に発生する偏摩耗を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ10は、タイヤ幅方向Wに間隔をあけて複数の小孔列60,61を備えるため、ショルダー陸部42における剛性をタイヤ幅方向Wにおいて制御しやすくなり、より一層、接地端E近傍に発生する偏摩耗を効果的に抑制することができる。
しかも、本実施形態の空気入りタイヤ10では、ショルダー陸部42のトレッド面42aへの開口面積が第1小孔62に比べての第2小孔63において大きく設定することで、ショルダー陸部42の剛性をタイヤ幅方向Wにおいて調整することができ、簡便に接地端E近傍に発生する偏摩耗を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ10では、ショルダー陸部42のトレッド面42aへ開口する第1小孔62や第2小孔63が、バットレス部18に開口する凹溝50と連通している。そのため、トレッド面42aが路面と接地してショルダー陸部42が圧縮変形されると、第1小孔62や第2小孔63にある空気が凹溝50へ押し出され排出される。凹溝50はタイヤ周方向Sに沿って設けられており、接地時に第1小孔62や第2小孔63から凹溝50へ押し出された空気は、凹溝50内でタイヤ周方向Sへ拡散する。
そして、トレッド面42aが路面から離間して、ショルダー陸部42が弾性力によって元の形状に戻ると、第1小孔62や第2小孔63は、トレッド面42aに設けられた開口や凹溝50との連結部分から空気を取り込む。その際、接地時に第1小孔62や第2小孔63から押し出した空気は凹溝50内に拡散しているため、この空気を再度第1小孔62や第2小孔63へ取り込むことがなく、走行時にベルト端部において発生した熱を効率的に放熱することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には説明は省略し、異なる部分について説明する。
上記した実施形態では、第1小孔列60を構成する第1小孔62の個数と、第2小孔列61を構成する第2小孔63の個数とを同じ個数としたが、本実施形態では、例えば、図4のように、第2小孔列61を構成する第2小孔63の個数を第1小孔列60を構成する第1小孔62の個数より多く設けてもよい。
このように第1小孔62及び第2小孔63の個数を変更することで、ショルダー陸部42の剛性をタイヤ幅方向Wにおいて調整することができ、簡便に接地端E近傍に発生する偏摩耗を効果的に抑制することができる。
なお、その他の構成及び作用効果については第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には説明は省略し、異なる部分について説明する。
上記した実施形態では、第1小孔列60を構成する第1小孔62と第2小孔列61を構成する第2小孔63とを、タイヤ周方向Sの同じ位置に設けたが、例えば、図5に示すように第1小孔62と第2小孔63を互い違いに千鳥状に配置して第1小孔62と第2小孔63とを同じ個数としてもよい。また、図6に示すように第1小孔62と第2小孔63とを互いにタイヤ周方向にズレた位置に設けるとともに、第2小孔63の個数を第1小孔62の個数より多く設けてもよい。
本実施形態では、第1小孔62及び第2小孔63のタイヤ周方向Sにおける位置を変更することで、ショルダー陸部42の剛性をタイヤ幅方向Wにおいて調整することができ、簡便に接地端E近傍に発生する偏摩耗を効果的に抑制することができる。
なお、その他の構成及び作用効果については第1実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(変更例)
上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上記した実施形態では、接地端Eのタイヤ幅方向内側Wiに2列の小孔列60、61を設ける場合について説明したが、接地端Eのタイヤ幅方向内側Wiに1列または3列以上の小孔列を設けてもよい。
また、上記した実施形態では、第2小孔63の直径bを第1小孔62の直径aより大きく設ける場合について説明したが、本発明では、第2小孔63の直径bを第1小孔62の直径aと同じ大きさに設けたり、第2小孔63の直径bを第1小孔62の直径aより小さく設けてもよい。
10…空気入りタイヤ、12…ビード部、14…サイドウォール部、16…トレッド部、18…バットレス部、20…カーカスプライ、22…ビードコア、24…インナーライナー、26…ベルト、28…トレッドゴム、36…主溝、36A…センター主溝、36B…ショルダー主溝、38…中央陸部、40…中間陸部、42…ショルダー陸部、50…凹溝、60…第1小孔列、61…第2小孔列、62…第1小孔、63…第2小孔

Claims (5)

  1. トレッド部と、サイドウォール部と、前記トレッド部と前記サイドウォール部の間に設けられたバットレス部と、前記バットレス部に設けられたタイヤ周方向に沿って延びる凹溝と、前記トレッド部における接地端のタイヤ幅方向内側に設けられた小孔列とを備え、
    前記小孔列は、タイヤ周方向に沿って間隔を開けて設けられた複数の小孔を備え、前記小孔が前記凹溝と連通している空気入りタイヤ。
  2. タイヤ幅方向に間隔をあけて前記小孔列を複数備える請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. タイヤ幅方向外側に位置する前記小孔列を構成する前記小孔ほど前記トレッド部への開口面積が小さい請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. タイヤ幅方向外側に位置する前記小孔列ほど前記小孔列を構成する前記小孔の個数が少ない請求項2又は3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記小孔列は、異なる前記小孔列を構成する前記小孔とタイヤ幅方向でズレた位置に設けられた前記小孔を備える請求項2〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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