JP6422760B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤでは、摩耗寿命を向上させるため、トレッド部の接地幅を広くして接地面を増加させるワイドトレッド化が進んでいるが、ワイドトレッド化により、トレッド部端部(タイヤ幅方向端部)の接地圧が局部的に高くなりトレッド端部の片落ち等の偏摩耗が生じやすいという問題がある。
これに対して、下記引用文献1及び2には、トレッド部のタイヤ径方向内側に位置するバットレス部にタイヤ周方向に延びる環状凹陥部を設け、バットレス部への応力集中を防ぎ、耐偏摩耗性を向上させることが提案されている。
しかしながら、通常、走行時にベルト端部において発熱が大きくなるが、下記引用文献1及び2では、ベルト端部近傍のゴム厚みが大きいため、ベルト端部で発生した熱が放熱されにくく、高速耐久性能が悪化しやすいという問題がある。
特開平11−151909号公報 特開平11−151910号公報
本発明は、このような問題を考慮してなされたものであり、ワイドトレッド化が進んでも、耐偏摩耗性及び高速耐久性を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、接地面を構成するトレッド部にベルトを備え、前記トレッド部のタイヤ径方向内側に配置されたバットレス部におけるタイヤ径方向で前記ベルトの最大幅ベルトの端部と重なる位置に形成されたタイヤ周方向に延びるえぐり部と、前記えぐり部の底面に開口する複数の凹部とを備え、前記最大幅ベルトの端部に最も近接する前記凹部は、他の前記凹部より前記えぐり部の底面からの陥没量が小さいものである。
本発明に係る空気入りタイヤの好ましい態様として、前記凹部は、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ径方向に複数並んで配置されることが好ましく、また、前記凹部の底面が断面湾曲形状をなしていることが好ましい。
本発明によれば、バットレス部への応力集中を防ぎ、耐偏摩耗性を向上させることができるとともに、ベルト端部で発生した熱の放熱性を改善し、高速耐久性能を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの半断面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明の変更例に係る空気入りタイヤの要部拡大断面図である。 (a)〜(c)は比較例1〜3に係る空気入りタイヤの要部拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤ10の構造を、タイヤ軸を含む子午線断面で切断した右側半断面図である。ここでは、左右対称のタイヤであるため、左側半分は図示を省略している。
図1の空気入りタイヤ10は、左右一対のビード部12と、ビード部12から半径方向外方に延びる左右一対のサイドウォール部14と、接地面を構成するトレッド部16と、トレッド部16のタイヤ径方向内側に配置された左右一対のバットレス部18とを備えてなる。ここで、バットレス部18は、トレッド部16とサイドウォール部14との境界領域であり、トレッド部16とサイドウォール部14との間を繋ぐように設けられている。
空気入りタイヤ10は、一対のビード部12間にトロイダル状に架け渡して設けられたカーカスプライ20を備える。一対のビード部12には、それぞれリング状のビードコア22が埋設されている。
カーカスプライ20は、トレッド部16からバットレス部18及びサイドウォール部14を経て、ビード部12にてビードコア22により係止されており、上記各部12,14,16,18を補強する。カーカスプライ20は、この例では、両端部がビードコア22の周りをタイヤ幅方向内側から外側に折り返すことにより係止されている。カーカスプライ20の内側には、空気圧を保持するためのインナーライナー24が配設されている。
カーカスプライ20は、有機繊維コードをタイヤ周方向に対して所定の角度(例えば、70°〜90°)で配列し、トッピングゴムで被覆してなる少なくとも1枚のプライからなり、この例では1プライで構成されている。カーカスプライ20を構成するコードとしては、例えば、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維等の有機繊維コードが好ましく用いられる。
サイドウォール部14においてカーカスプライ20の外側(即ち、タイヤ外面側)にはサイドウォールゴム32が設けられている。また、ビード部12において、ビードコア22の外周側には、タイヤ半径方向外側に向かって先細状に延びる硬質ゴム材よりなるビードフィラー34が配されている。
トレッド部16におけるカーカスプライ20の外周側にはベルト26が配設されている。すなわち、ベルト26は、トレッド部16においてカーカスプライ20とトレッドゴム28との間に設けられている。ベルト26は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して所定の角度(例えば、10°〜35°)で配列した、複数枚の交差ベルトプライからなる。ベルトコードとしては、スチールコードや高張力を有する有機繊維コードが用いられる。ベルト26は、この例では、タイヤ径方向内側に配された第1ベルト26Aと、その外周側に順番に積層された第2ベルト26B、第2ベルト26C及び第2ベルト26Dの4層構造であり、第2ベルト26Bが、最も幅の広い最大幅ベルトである。
トレッド部16の表面には、タイヤ周方向に沿って延びる4本の主溝36が設けられている。具体的には、主溝36は、タイヤ赤道面CLを挟んで両側に配された一対のセンター主溝36Aと、一対のセンター主溝36Aのタイヤ幅方向外側Woに設けられた一対のショルダー主溝36Bとから構成されている。タイヤ幅方向外側Woとは、タイヤ幅方向Wにおいてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。
上記の4本の主溝36により、トレッド部16には、2本のセンター主溝36Aの間に中央陸部38が形成され、センター主溝36Aとショルダー主溝36Bとの間に中間陸部40が形成され、2本のショルダー主溝36Bのタイヤ幅方向外側Woにショルダー陸部42が形成されている。ショルダー陸部42の接地面のタイヤ幅方向外側端は、トレッド接地端Eをなしており、タイヤ径方向内方へ延びタイヤ側面上部を構成するバットレス部18が接続されている。
そして、図1及び図2に示すように、バットレス部18の外表面には、少なくとも最大幅ベルトである第2ベルト26Bとタイヤ径方向Rで重なる位置に、タイヤ幅方向内側Wiに向かって陥没するえぐり部50がタイヤ周方向に沿って形成されている。えぐり部50は、断面形状が滑らかな湾曲形状をなしており、その底面に複数の凹部52が開口している。なお、えぐり部50は、タイヤ周方向に完全に連続した環状をなすものであっても、周方向の所々で断続しているものであってもよい。
凹部52は、えぐり部50の底面に設けられたタイヤ幅方向内側Wiに向かって陥没形成されたもので、その底面が滑らかな湾曲形状をなしている。この例では、凹部52は、タイヤ周方向に沿って延びる断面が略円弧状をなした凹溝であり、えぐり部50の底面に複数本(例えば、5本)の凹部52がタイヤ径方向Rに間隔あけて設けられている。
えぐり部50の底面に設けられた複数の凹部52のうち、最大幅ベルトである第2ベルト26Bの端部26B1に最も近接する位置にある凹部52Aは、他の凹部52Bに比べてえぐり部50の底面からの陥没量が小さく設定されている。
なお、バットレス部18に設けるえぐり部50は、少なくとも最大幅ベルトである第2ベルト26Bとタイヤ径方向Rで重なっていればよいが、図1に示すように、トレッド部16に設けられた全てのベルト26とタイヤ径方向Rで重なるように設けてもよい。また、えぐり部50は、トレッド部16に設けられた主溝36の溝底37よりタイヤ径方向R内方に設けてもよい。
第2ベルト26Bの端部26B1に最も近接する位置にある凹部52Aは、図1に示すように、第2ベルト26Bの端部26B1とタイヤ径方向Rに重なる位置に設けてもよく、また、第2ベルト26Bの端部26B1とタイヤ径方向Rに重ならないように凹部52Aをタイヤ径方向Rにずらして設けてもよい。
ここで、図1及び図2を参照してバットレス部18に形成するえぐり部50及び凹部52の寸法の一例を挙げると、えぐり部50がタイヤ側面に開口する開口部のタイヤ径方向Rの長さhをタイヤ断面高さHの10〜30%に、えぐり部50の陥没量(本来のタイヤ側面からえぐり部50の底面までの長さ)を4mm未満に、最大幅ベルトである第2ベルト26Bの端部26B1からこれに最も近接する凹部52Aの底面までの距離Aを12mm以上に、凹部52がえぐり部50の底面に開口する開口部のタイヤ径方向Rの長さBを2.0〜4.0mmに、第2ベルト26Bの端部26B1に最も近接する凹部52Aの陥没量Xを2.0mm以下に対して、他の凹部52Bの陥没量Yは陥没量Xの1.1倍以上2.0倍以下(1.1X≦Y≦2.0X)に設定することができる。
より具体的には、タイヤ断面高さHが220mmの場合に、えぐり部50がタイヤ側面に開口する開口部のタイヤ径方向Rの長さhを22mm、第2ベルト26Bの端部26B1とこれに最も近接する凹部52Aとの距離Aを12mm、凹部52がえぐり部50の底面に開口する開口部のタイヤ径方向Rの長さBを3.5mm、第2ベルト26Bの端部26B1に最も近接する凹部52Aの陥没量Xを1.2mm、他の凹部52Bの陥没量Yを2.0mmとすることができる。
なお、本実施形態における上記各寸法値は、タイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態でのものである。正規リムとは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim"、或いはETRTOであれば "Measuring Rim" とする。また、正規内圧とは、該規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" とする。また、タイヤ断面高さHは、ビードヒールBHからトレッド踏面までの垂直高さであり、タイヤ外径とリム径との差の1/2である。
以上のような本実施形態の空気入りタイヤ10では、バットレス部18にタイヤ幅方向内側Wiに向かって陥没するえぐり部50がタイヤ周方向に沿って設けられるとともに、えぐり部50に底面に開口する複数の凹部52が形成されているため、トレッド部16の接地幅を広く設定するワイドトレッド化が進んでもバットレス部18に集中する応力をえぐり部50及び凹部52により緩和することができ、トレッド接地端E近傍における接地圧の上昇を抑え、トレッド接地端E近傍の片落ち偏摩耗を抑えることができる。
また、本実施形態では、えぐり部50が最大幅ベルトである第2ベルト26Bの端部26B1とタイヤ径方向Rで重なる位置に設けられているため、ワイドトレッド化によってベルト端部26B1近傍のゴム厚さを必要以上に厚くなることがなく、走行時に生じる熱を効率的にベルト端部26B1より放熱することができ、高速耐久性を向上させることができる。
特に、本実施形態では、タイヤ幅方向内側Wiに向かって陥没するえぐり部50の底面に複数の凹部52が設けられているため、えぐり部50又は凹部52のいずれか一方のみを形成する場合に比べて、第2ベルト26Bの端部26B1近傍においてタイヤ表面積を大きくすることができ、より一層、高速耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態では、えぐり部50の底面に設けられた複数の凹部52のうち、第2ベルト26Bの端部26B1に最も近接する位置にある凹部52Aは、他の凹部52Bに比べてえぐり部50の底面からの陥没量が小さく設定されているため、ベルト26Bの端部26B1近傍のゴム厚さ(第2ベルト26Bの端部26B1から凹部52Aの底面までの距離A)を確保してベルト26Bの端部26B1での故障を防ぎつつ、他の凹部52Bをタイヤ幅方向内側Wiに向かって深く陥没させて第2ベルト26Bの端部26B1近傍のタイヤ表面積を大きくして放熱性を向上させることができる。
また、本実施形態では、凹部52の底面が滑らか湾曲形状をなしているため、凹部52の底面を基点とするクラックの発生を抑えることができる。
また、本実施形態において、えぐり部50をトレッド部16に設けられた主溝36の溝底37よりタイヤ径方向R内方に設けることで、トレッド部16の摩耗がえぐり部50に到達する前にタイヤの寿命に達するため、トレッド部16の摩耗の程度に影響されずタイヤ寿命の全期間においてえぐり部50及び凹部52による片落ち偏摩耗の抑制と高速耐久性の向上を図ることができる。
なお、えぐり部50の底面に設ける凹部52の形態としては、図1及び図2に示すような断面が略円弧状のもののほか、図3に例示するような断面が角を丸めた三角状等、種々の断面形状の凹溝に設定したり、あるいは、底面に円形等に開口するすり鉢形状で凹みに設定してもよい。
上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1〜2及び比較例1〜3の空気入りタイヤ(タイヤサイズ:275/80R22.5)を試作した。これらの各試作タイヤは、タイヤ内部構造と基本的なトレッドパターンを同一とし、バットレス部18の外表面の形状を変更して作製したものである。
具体的には、実施例1は、図1及び図2に示す空気入りタイヤであって、バットレス部18における第2ベルト26Bとタイヤ径方向Rで重なる位置に設けられたタイヤ幅方向内側Wiに向かって陥没する環状のえぐり部50と、えぐり部50の底面に開口する凹部52を備え、凹部52が、タイヤ周方向に沿って延びる断面略円弧状の環状の凹溝をなしており、タイヤ径方向Rに間隔をあけて5本設けられている例である。
実施例2は、図3に示す空気入りタイヤであって、バットレス部18における第2ベルト26Bとタイヤ径方向Rで重なる位置に設けられたタイヤ幅方向内側Wiに向かって陥没するえぐり部50と、えぐり部50の底面に開口する凹部52を備え、凹部52が、タイヤ周方向に沿って延びる断面が角を丸めた三角状の環状の凹溝をなしており、タイヤ径方向Rに間隔をあけて6本設けられている例である。
比較例1は、図4(a)に示す空気入りタイヤであって、バットレス部18にえぐり部50及び凹部52が設けられていない例である。
比較例2は、図4(b)に示す空気入りタイヤであって、えぐり部が存在せず、バットレス部18における第2ベルト26Bとタイヤ径方向Rで重なる位置にタイヤ周方向に延びる環状の凹部62がタイヤ径方向Rに間隔をあけて4本設けられている例である。
比較例3は、図4(c)に示す空気入りタイヤであって、バットレス部18における第2ベルト26Bとタイヤ径方向Rで重なる位置にタイヤ幅方向内側Wiに向かって陥没する環状のえぐり部60が設けられた例である。
なお、実施例1〜2及び比較例1〜3の空気入りタイヤにおける、タイヤ断面高さH、えぐり部50がタイヤ側面に開口する開口部のタイヤ径方向Rの長さh、第2ベルト26Bの端部26B1とこれに最も近接する凹部52Aとの距離A、凹部52がえぐり部50の底面に開口する開口部のタイヤ径方向Rの長さB、第2ベルト26Bの端部26B1に最も近接する凹部52Aの陥没量X、他の凹部52Bの陥没量Yは、下記表に示すとおりである。
実施例1〜2及び比較例1〜3の各空気入りタイヤについて下記評価を行った。評価方法は以下のとおりである。
(1)耐偏摩耗性
実施例1〜2及び比較例1〜3の各空気入りタイヤを22.5×7.50のリムに組み付け、内圧900KPaまでエアを充填し、JATMA単輪最大荷重能力の150%の荷重条件にて速度40Km/hで168時間走行した後、残存するセンター主溝36A及びショルダー主溝36Bの溝深さを測定した。評価は、残存するセンター主溝36Aの溝深さに対する残存するショルダー主溝36Bの溝深さの割合を、比較例1を100として指数化した。数値が大きいほど耐摩耗性能が良好であることを示す。
(2)高速耐久性
実施例1〜2及び比較例1〜3の各空気入りタイヤを22.5×7.50のリムに組み付け、内圧900KPaまでエアを充填し、JATMA単輪最大荷重能力の100%の荷重条件にて速度88Km/hで走行を開始し、12時間走行する毎に8Km/hずつ速度を上げ、セパレーション等の故障が確認されるまでの走行距離を測定した。評価は、故障が確認されるまでの走行距離を、比較例3を100として指数化した。数値が大きいほど高速耐久性が良好であることを示す。
(3)凹部の耐久性
実施例1〜2及び比較例1〜3の各空気入りタイヤのうち、バットレス部18に凹部52を設けた実施例1〜2及び比較例2について、凹部52の耐久性を評価した。具体的には、実施例1〜2及び比較例2の各空気入りタイヤを22.5×7.50のリムに組み付け、内圧900KPaまでエアを充填し、JATMA単輪最大荷重能力の150%の荷重条件にて速度40Km/hで168時間走行した後、凹部52の底面に発生した亀裂の有無を目視で確認した。
Figure 0006422760
結果は、表1に示すとおりである。本実施形態に係る実施例1〜2では、比較例1〜3に対して、耐偏摩耗性及び高速耐久性が向上した。
10…空気入りタイヤ
12…ビード部
14…サイドウォール部
16…トレッド部
18…バットレス部
20…カーカスプライ
22…ビードコア
24…インナーライナー
26、26A、26B、26C、26D…ベルト
28…トレッドゴム
36…主溝
36A…センター主溝
36B…ショルダー主溝
38…中央陸部
40…中間陸部
42…ショルダー陸部
50…えぐり部
52…凹部

Claims (3)

  1. 接地面を構成するトレッド部にベルトを備え、前記トレッド部のタイヤ径方向内側に配置されたバットレス部におけるタイヤ径方向で前記ベルトの最大幅ベルトの端部と重なる位置に形成されたタイヤ周方向に延びるえぐり部と、前記えぐり部の底面に開口する複数の凹部とを備え
    前記最大幅ベルトの端部に最も近接する前記凹部は、他の前記凹部より前記えぐり部の底面からの陥没量が小さい空気入りタイヤ。
  2. 前記凹部は、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ径方向に複数並んで配置されている請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記凹部の底面が断面湾曲形状をなしている請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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