JP2019093798A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】トレッド部の接地端近傍に発生する偏摩耗を抑制することができる空気入りタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部16と、サイドウォール部14と、トレッド部16とサイドウォール部14の間に設けられたバットレス部18と、バットレス部18にタイヤ周方向Sに沿って間隔をあけて設けられた複数の長穴52とを備え、複数の長穴52は、その長手方向Laがタイヤ径方向Rに対して傾斜するように配置され、タイヤ径方向Rへの投影がタイヤ周方向Laに隣り合う長穴52の一部と重なるように配置されている。【選択図】 図1
Description
本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤは、通常、走行時にトレッド部の接地端近傍において接地圧が高くなるため、トレッド部の接地端近傍の摩耗量が他の部分より大きくなる、偏摩耗が問題となることがある。このような偏摩耗を抑制する方法として、トレッド部とサイドウォール部との間に設けられたバットレス部にタイヤ周方向に沿って間隔をあけて複数の小孔を設けることで、トレッド部の接地端近傍における剛性を低下させて接地圧を低減し、偏摩耗の発生を抑制することが知られている(例えば、下記特許文献1及び2)。
特許文献1及び2では、より高い接地圧の低減効果を得ようとすると、バットレス部に設ける小孔の断面積を大きくする必要がある。しかしながら、小孔の断面積を大きくすると、トレッド部の摩耗が進行してトレッド面に小孔が露出したときに、接地端近傍において接地するゴムボリュームが大きく減少するため、その後、急速に摩耗が進行するおそれがある。
そこで、バットレス部に小孔を備えた空気入りタイヤにおいて、小孔の断面積が小さくてもトレッド部の接地端近傍における剛性を効率的に低下することができ、偏摩耗を抑制することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部と、サイドウォール部と、前記トレッド部と前記サイドウォール部の間に設けられたバットレス部と、前記バットレス部にタイヤ周方向に沿って間隔をあけて設けられた複数の長穴とを備え、複数の前記長穴は、その長手方向がタイヤ径方向に対して傾斜するように配置され、タイヤ径方向への投影が周方向に隣り合う前記長穴の一部と重なるように配置されている。
本発明の好ましい態様において、前記トレッド部は、タイヤ周方向に延びる主溝を備え、前記長穴のタイヤ径方向内側端は、主溝の溝底よりタイヤ径方向内方に位置してもよい。
本実施形態によれば、トレッド部の接地端近傍に発生する偏摩耗を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る空気入りタイヤ10を、タイヤ軸を含む子午線断面で切断した右側半断面の斜視図である。なお、空気入りタイヤ10は、左右対称のタイヤであるため、左側半分の図示を省略している。
図1の空気入りタイヤ10は、左右一対のビード部12と、ビード部12から半径方向外方に延びる左右一対のサイドウォール部14と、トレッド面を構成するトレッド部16と、トレッド部16のタイヤ径方向内側に配置された左右一対のバットレス部18とを備えてなる。ここで、バットレス部18は、トレッド部16とサイドウォール部14との境界領域であり、トレッド部16とサイドウォール部14との間を繋ぐように設けられている。
空気入りタイヤ10は、一対のビード部12間にトロイダル状に架け渡して設けられたカーカスプライ20を備える。一対のビード部12には、それぞれリング状のビードコア22が埋設されている。
カーカスプライ20は、トレッド部16からバットレス部18及びサイドウォール部14を経て、ビード部12にてビードコア22により係止されており、上記各部12,14,16,18を補強する。カーカスプライ20は、この例では、両端部がビードコア22の周りをタイヤ幅方向内側から外側に折り返すことにより係止されている。カーカスプライ20の内側には、空気圧を保持するためのインナーライナー24が配設されている。
カーカスプライ20は、有機繊維やスチールのコードをタイヤ周方向Sに対して所定の角度(例えば、70°〜90°)で配列し、トッピングゴムで被覆してなる少なくとも1枚のプライからなり、この例では1プライで構成されている。カーカスプライ20を構成する有機繊維コードとしては、例えば、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維等が好ましく用いられる。
サイドウォール部14においてカーカスプライ20の外側(即ち、タイヤ外面側)にはサイドウォールゴム32が設けられている。また、ビード部12において、ビードコア22の外周側には、タイヤ半径方向外側に向かって先細状に延びるゴム材よりなるビードフィラー34が配されている。
トレッド部16におけるカーカスプライ20の外周側にはベルト26が配設されている。すなわち、ベルト26は、トレッド部16においてカーカスプライ20とトレッドゴム28との間に設けられている。ベルト26は、ベルトコードをタイヤ周方向Sに対して所定の角度(例えば、10°〜65°)で配列した、複数枚の交差ベルトプライからなる。ベルトコードとしては、スチールコードや高張力を有する有機繊維コードが用いられる。
ベルト26は、この例では、最もタイヤ径方向内側Riに位置する第1ベルト26Aと、その外周側に順番に積層された第2ベルト26B、第3ベルト26C及び第4ベルト26Dの4層構造であり、第2ベルト26Bが、最も幅の広い最大幅ベルトである。
トレッド部16の表面には、タイヤ周方向Sに沿って延びる複数本の主溝36が設けられている。具体的に4本溝の場合では、主溝36は、タイヤ赤道面CLを挟んで両側に配された一対のセンター主溝36Aと、一対のセンター主溝36Aのタイヤ幅方向外側Woに設けられた一対のショルダー主溝36Bとから構成されている。タイヤ幅方向外側Woとは、タイヤ幅方向Wにおいてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。
上記の4本の主溝36により、トレッド部16には、2本のセンター主溝36Aの間に中央陸部38が形成され、センター主溝36Aとショルダー主溝36Bとの間に中間陸部40が形成され、2本のショルダー主溝36Bのタイヤ幅方向外側Woにショルダー陸部42が形成されている。
この例では、中央陸部38、中間陸部40、及びショルダー陸部42は、タイヤ周方向Sに連続したリブからなる。なお、中央陸部38、中間陸部40及びショルダー陸部42は、横溝によりタイヤ周方向Sに分断されたブロック列であってもよい。
ショルダー陸部42のトレッド面42aのタイヤ幅方向外側端は、トレッド接地端Eをなしており、タイヤ径方向内方Riへ延びタイヤ側面上部を構成するバットレス部18が接続されている。
そして、図1及び図2に示すように、バットレス部18には、その外表面に開口する複数の長穴52がタイヤ周方向Sに沿って間隔をあけて設けられている。
複数の長穴52は、それぞれ同一の形状をなしている。長穴52は、略タイヤ幅方向内側Wiへ向けて陥没する凹部であり、断面形状(バットレス部18の外表面に開口する開口端の形状)が、長方形の短辺を略半円弧状とした長円形状をなしている。
複数の長穴52は、その長手方向Laがタイヤ径方向Rに対して斜めに傾斜するように互いに平行に配置されている。例えば、タイヤ径方向Rに対する長穴52の長手方向Laの傾斜角度は、例えば、25°以上65°以下に設定することができる。また、複数の長穴52は、タイヤ径方向Rへの投影がタイヤ周方向Sに隣り合う長穴52の一部Fと重複するよう、互いに近接させて配置されている(図2参照)。
複数の長穴52は、周方向に隣り合う長穴52の間にブリッジ部54を形成する。つまり、バットレス部18には、長穴52とブリッジ部54とが交互にタイヤ周方向Sに並んだ長穴列50が形成されている。ブリッジ部54は、複数の長穴52のタイヤ径方向外側Roとタイヤ径方向内側Riとを連結する。
このような複数の長穴52を設ける位置は特に限定されないが、ショルダー陸部42のトレッド面42aから長穴52のタイヤ径方向外側端までの距離d2を、ショルダー主溝36Bの溝深さd1の50%以上100%以下に設定することができる。また、ショルダー陸部42のトレッド面42aから長穴52のタイヤ径方向内側端までの距離d3を、ショルダー主溝36Bの溝深さd1より大きく設定することができる。また、長穴52は、ベルト26よりタイヤ径方向外方Roに配置することができる。
ここで、図1及び図2を参照して長穴列50の寸法の一例を挙げると、長穴52の長手方向Laの長さAを4〜8mm、長穴52の短手方向Lbの長さBを1.5〜3mm、長穴52の深さd4を5〜10mm、ブリッジ部54の幅Cを1〜2mm、ショルダー主溝36の溝底からトレッド面に平行に延長した面から長穴52のタイヤ径方向外側端までの距離d5(=d1−d2)を1〜6mmに設定することができる。また、ブリッジ部54の幅Cは、長穴52の短手方向Laの長さBより小さいことが好ましい。
なお、本明細書における上記各寸法は、特に言及した場合を除いて、空気入りタイヤを正規リムに装着して正規内圧を充填した無負荷の正規状態でのものである。また、本明細書において、接地端とは、空気タイヤを正規リムにリム組みし、正規内圧を充填した状態で平坦な路面に垂直に置き、正規荷重を加えた正規荷重状態において、路面に接地するトレッド面のタイヤ幅方向端部のことである。
正規リムとは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば"Design Rim"、ETRTOであれば"MeasuringRim"となる。正規内圧とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES"に記載の最大値、ETRTOであれば"INFLATION PRESSURE"である。また、正規荷重とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば上記の表に記載の最大値、ETRTOであれば"LOAD CAPACITY"である。
以上のような本実施形態の空気入りタイヤ10では、バットレス部18にタイヤ周方向Sに沿って間隔をあけて設けられた複数の長穴52が、その長手方向Laをタイヤ径方向Rに対して傾斜させ、かつ、タイヤ径方向Rへの投影がタイヤ周方向Sに隣り合う長穴52の一部と重なるように配置されている。そのため、複数の長穴52の間には、タイヤ径方向Rに対して傾斜する比較的細幅のブリッジ部54が形成される。このようなブリッジ部54は、タイヤ径方向Rの荷重に対して倒れ込むように変形しやすいため、長穴52の断面積が小さくてもトレッド部16の接地端E近傍における剛性を効率的に低下することができ、偏摩耗を抑制することができる。
しかも、ブリッジ部54の幅cを長穴52の短手方向Lbの長さbより小さく設定することで、より一層ブリッジ部54が倒れ込みやすくなり、トレッド部16の接地端E近傍における剛性を低下することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ10では、長穴54のタイヤ径方向内側端は、ショルダー主溝36Bの溝底よりタイヤ径方向内方Riに位置するため、タイヤ摩耗末期まで長穴52による偏摩耗抑制効果を得ることができる。
上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
10…空気入りタイヤ、12…ビード部、14…サイドウォール部、16…トレッド部、18…バットレス部、20…カーカスプライ、22…ビードコア、24…インナーライナー、26…ベルト、28…トレッドゴム、36…主溝、36A…センター主溝、36B…ショルダー主溝、38…中央陸部、40…中間陸部、42…ショルダー陸部、50…長穴列、52…長穴、54…ブリッジ部
Claims (2)
- トレッド部と、サイドウォール部と、前記トレッド部と前記サイドウォール部の間に設けられたバットレス部と、前記バットレス部にタイヤ周方向に沿って間隔をあけて設けられた複数の長穴とを備え、
複数の前記長穴は、その長手方向がタイヤ径方向に対して傾斜するように配置され、タイヤ径方向への投影が周方向に隣り合う前記長穴の一部と重なるように配置されている空気入りタイヤ。 - 前記トレッド部は、タイヤ周方向に延びる主溝を備え、
前記長穴のタイヤ径方向内側端は、前記主溝の溝底よりタイヤ径方向内方に位置する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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