JP2019096705A - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着シートの剥離不良を防止できるシート剥離装置および方法を提供する。【解決手段】シート剥離装置10は、一方の面に第1接着シートAS1が貼付されるとともに、他方の面に第2接着シートAS2が貼付され、第2接着シートAS2を介してフレーム部材RFに一体化された被着体WKを保持する被着体保持手段20と、、第1接着シートAS1を保持するシート保持手段30と、被着体保持手段20とシート保持手段30とを相対移動させて被着体WKから第1接着シートAS1を剥離する移動手段40とを備え、被着体保持手段20は、第2接着シートAS2の被着体貼付領域を保持する第1保持面21Aを備えた第1保持手段21と、第2接着シートAS2のフレーム部材貼付領域を保持する第2保持面22Aを備えた第2保持手段22とを備え、第2保持面22Aは、第1保持面21Aよりも被着体WKから離間した方向に位置してフレーム部材RFを保持する。【選択図】図1

Description

本発明は、シート剥離装置および剥離方法に関する。
従来、一方の面に第1接着シートが貼付されるとともに、他方の面に第2接着シートが貼付され、第2接着シートを介してフレーム部材に一体化された被着体を保持する被着体保持手段と、第1接着シートを保持するシート保持手段とを相対移動させて被着体から第1接着シートを剥離するシート剥離装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−30039号公報
特許文献1に記載されたような従来のシート剥離装置は、テーブル11(被着体保持手段)に保持された半導体ウエハ(被着体)に反りがあると、被着体が被着体保持手段に対して浮いた状態で保持される場合があるため、接着シートを剥離している途中で被着体が被着体保持手段から離脱し、接着シートの剥離不良が生じるという不都合がある。
本発明の目的は、接着シートの剥離不良を防止することができるシート剥離装置および剥離方法を提供することにある。
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
本発明によれば、第1保持面と第2保持面との段差により、第2接着シートが引っ張られて被着体の反りが矯正されるので、被着体が被着体保持手段に対して浮いた状態で保持されることを防止することができ、接着シートの剥離不良が生じることを防止することができる。
また、昇降手段を備えれば、被着体の反りの大きさに合わせて第1保持面と第2保持面とを相対移動させることができる。
さらに、反り検知手段を備えれば、被着体の反りを確実に矯正することができる。
(A)、(B)は本発明の一実施形態に係るシート剥離装置の説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
図1(A)において、シート剥離装置10は、一方の面に第1接着シートAS1が貼付されるとともに、他方の面に第2接着シートAS2が貼付され、当該第2接着シートAS2を介してフレーム部材としてのリングフレームRFに一体化された被着体WKを保持する被着体保持手段20と、第1接着シートAS1を保持するシート保持手段30と、被着体保持手段20とシート保持手段30とを相対移動させて被着体WKから第1接着シートAS1を剥離する移動手段40と、被着体WKの反りを検知する反り検知手段50とを備えている。
被着体保持手段20は、第2接着シートAS2における被着体WKが貼付された被着体貼付領域を保持する第1保持面21Aを備えた第1保持手段21と、第2接着シートAS2におけるリングフレームRFが貼付されたフレーム部材貼付領域を保持する第2保持面22Aを備えた第2保持手段22と、第2保持手段22の凹部22B内に設けられるとともに、第1保持手段21と第2保持手段22とを相対移動させる昇降手段であって、その出力軸23Aで第1保持手段21を支持する駆動機器としての直動モータ23と備えている。第1保持面21Aおよび第2保持面22Aは、減圧ポンプや真空エジェクタ等の保持部材である図示しない減圧手段によって吸着保持が可能になっている。
シート保持手段30は、剥離用テープPTを繰り出す繰出手段31と、第1接着シートAS1に剥離用テープPTを押圧して貼付する押圧手段32と、剥離用テープPTを所定長さに切断する切断手段33とを備えている。
繰出手段31は、剥離用テープPTを支持する支持ローラ31Aと、剥離用テープPTを案内するガイドローラ31Bと、駆動機器としてのリニアモータ31Cのスライダ31Dに支持されたスライドプレート31Eと、駆動機器としての直動モータ31Fの出力軸31Gに回転可能に支持された押圧部材としての押圧ローラ31Hと、一対の把持爪31Jを有する保持部材であって駆動機器としてのチャックシリンダ31Kとを備えている。
押圧手段32は、駆動機器としての直動モータ32Aと、直動モータ32Aの出力軸32Bに支持されたコイルヒータ、赤外線ヒータ、ヒートパイプの加熱側等の加熱手段32Cと、加熱手段32Cに支持された押圧部材としての押圧ヘッド32Dとを備えている。
切断手段33は、駆動機器としての直動モータ33Aと、直動モータ33Aの出力軸33Bに支持された切断刃33Cとを備えている。
移動手段40は、スライダ41Aで被着体保持手段20を支持する駆動機器としてのリニアモータ41を備えている。
反り検知手段50は、限定反射型のセンサ51を複数備えている。
以上のシート剥離装置10において、被着体WKから第1接着シートAS1を剥離する手順について説明する。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート剥離装置10に対し、当該シート剥離装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が剥離用テープPTを同図に示すようにセットし、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。そして、使用者または、ベルトコンベアや多関節ロボット等の図示しない搬送手段が、図1(A)に示すように、第2接着シートAS2を下にして被着体WKを第1保持面21A上に載置すると、被着体保持手段20が図示しない減圧手段を駆動し、第2保持面22AでのリングフレームRFの吸着保持を開始する。
その後、反り検知手段50がセンサ51を駆動し、被着体WKに反りがあることを検知した場合、直動モータ23は、反り検知手段50の検知結果を基に、被着体WKの反りを打ち消すように第1保持手段21と第2保持手段22とを相対移動させる。すなわち、被着体保持手段20が直動モータ23を駆動し、図1(B)に示すように、第1保持手段21を上昇させ、第2保持面22Aが第1保持面21Aよりも被着体WKから離間した方向に位置してリングフレームRFを保持した状態とする。これにより、リングフレームRFの開口部の内側に位置する第2接着シートAS2に張力が加わり、被着体WKの反りが矯正される。次いで、反り検知手段50が被着体WKの反りが矯正されたことを検知すると、被着体保持手段20が図示しない減圧手段を駆動し、第1保持面21Aでの被着体WKの吸着保持を開始する。これにより、被着体WKに反りが生じていたとしても、当該反りが矯正され、第2接着シートAS2における被着体WKが貼付された被着体貼付領域は、第1保持面21Aに全面が吸着保持される。
そして、移動手段40がリニアモータ41を駆動し、押圧ヘッド32Dの下方右端部の直下に第1接着シートAS1の右端部が位置するように被着体保持手段20を移動させる。その後、シート保持手段30がリニアモータ31Cを駆動し、スライドプレート31Eを右方に移動させ、図1(A)中二点鎖線で示すように、一対の把持爪31J間に剥離用テープPTを繰り出す。次いで、シート保持手段30が直動モータ31Fおよびリニアモータ31Cを駆動し、押圧ローラ31Hを上方に退避させるとともに、スライドプレート31Eを初期位置に復帰させた後、チャックシリンダ31Kを駆動し、把持爪31Jで剥離用テープPTを把持する。
次に、シート保持手段30が直動モータ32Aおよび加熱手段32Cを駆動し、加熱された押圧ヘッド32Dを下降させ、図1(B)に示すように、当該押圧ヘッド32Dで剥離用テープPTを第1接着シートAS1の外縁部に押圧して貼付する。次いで、シート保持手段30が直動モータ31Fを駆動し、押圧ローラ31Hで剥離用テープPTをスライドプレート31Eに押圧した状態で、直動モータ33Aを駆動し、図1(B)に示すように、切断刃33Cを下降させて剥離用テープPTを切断する。そして、シート保持手段30が直動モータ32A、33Aを駆動し、押圧ヘッド32Dおよび切断刃33Cを初期位置に復帰させる。その後、移動手段40がリニアモータ41を駆動し、図1(B)中二点鎖線に示すように、被着体保持手段20を右方に移動させ、被着体WKから第1接着シートAS1を剥離する。
第1接着シートAS1の剥離が完了すると、移動手段40がリニアモータ41の駆動を停止するとともに、被着体保持手段20が図示しない減圧手段の駆動を停止する。次いで、シート保持手段30がチャックシリンダ31Kを駆動し、把持爪31Jによる剥離用テープPTの把持を解除して、剥離した第1接着シートAS1を回収する箱や袋等の図示しない回収手段や使用者に第1接着シートAS1を受け渡す。そして、使用者または図示しない搬送手段が被着体WKを次工程に搬送した後、移動手段40がリニアモータ41を駆動し、被着体保持手段20を初期位置に復帰させ、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、第1保持面21Aと第2保持面22Aとの段差により、第2接着シートAS2が引っ張られて被着体WKの反りが矯正されるので、被着体WKが被着体保持手段20に対して浮いた状態で保持されることを防止することができ、第1接着シートAS1の剥離不良が生じることを防止することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、シート剥離装置10は、リングフレームRFを第2保持面22Aに押圧して被着体WKの反りを矯正してもよく、例えば、押圧手段32や切断手段33、あるいはシャフト材や環状部材等の押圧部材でリングフレームRFを第2保持面22Aに押圧してもよいし、大気やガス等の気体の吹き付けによりリングフレームRFを第2保持面22Aに押圧してもよい。
シート剥離装置10は、反り検知手段50が被着体WKの反りを検知したときのみに、直動モータ23を駆動するようにしてもよいし、被着体保持手段20の図示しない減圧手段による減圧状態を検知する圧力センサやロードセル等の減圧検知手段を備え、第1保持面21Aでの被着体WKの吸着保持が開始されてから、所定の時間が経過しても所定の減圧状態にならないことを減圧検知手段が検知したときのみに、被着体WKの反りを打ち消すように第1保持手段21と第2保持手段22とを相対移動させたり、押圧部材や気体の吹き付けを行ってリングフレームRFを第2保持面22Aに押圧するようにしたりしてもよい。
被着体保持手段20は、被着体WKの外縁部が第1保持面21Aから浮き上がる反りの場合でも、リングフレームRFの開口部の内側に位置する第2接着シートAS2に張力を付与し、被着体WKの反りを矯正してもよいし、第1保持手段21と第2保持手段22とが単一の部材で一体に構成され、第1保持面21Aが第2保持面22Aに対して被着体WKの厚み方向に突出した位置に予め配置されたものであってもよく、この場合、昇降手段はなくてもよい。
第1保持面21Aおよび第2保持面22Aは、同一の減圧手段で吸着保持を行ってもよいし、第2保持面22Aで吸着保持を行わなくてもよい。
昇降手段は、第2保持手段22を昇降させるものでもよいし、第1保持手段21および第2保持手段22の両方を昇降させるものでもよい。
シート保持手段30は、剥離用テープPT以外の保持部材で第1接着シートAS1を保持してもよい。また、シート保持手段30は、帯状の剥離用テープPTを切断することなく、被着体WKから第1接着シートAS1を剥離したり、枚葉の剥離用テープPTで第1接着シートAS1を保持してもよく、この場合、切断手段33はなくてもよい。
押圧手段32は、放電加熱器、マイクロ波照射装置、温風吹付装置等の加熱手段を採用してもよいし、加熱手段に代えてまたは併用して、押圧ヘッド32Dを振動させる振動手段を備えてもよい。
移動手段40は、シート保持手段30を移動可能に支持する駆動機器を備えていてもよく、被着体保持手段20の位置を固定しておき、シート保持手段30を移動させてもよいし、被着体保持手段20とシート保持手段30との両方を移動させてもよい。
反り検知手段50は、カメラや投影機等の撮像手段や、光学センサ、超音波センサ、圧力センサ、接触式センサ等の各種センサ等であってもよく、被着体WKの上方や側方、あるいは第1保持面21Aに設置してもよいし、設置する数は、単数であってもよいし、3体以上でもよいし、なくてもよい。
フレーム部材は、リングフレームRF以外に、環状でない(外周が繋がっていない)ものや、円形、楕円形、三角形以上の多角形、その他の形状であってもよい。
本発明における第1、第2接着シートAS1、AS2、剥離用テープPTおよび被着体WKの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、第1、第2接着シートAS1、AS2は、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよい。また、第1、第2接着シートAS1、AS2は、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材と接着剤層との間に中間層を有するもの、基材の上面にカバー層を有する等3層以上のもの、さらには、基材を接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂等の単体物であってもよいし、それら2つ以上で形成された複合物であってもよく、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、第1、第2接着シートAS1、AS2は、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、移動手段は、被着体保持手段とシート保持手段とを相対移動させて被着体から第1接着シートを剥離可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(その他の手段および工程も同じ)。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、2軸または3軸以上の関節を備えた多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材を支持または保持するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断したりしてもよい。
10 シート剥離装置
20 被着体保持手段
21 第1保持手段
21A 第1保持面
22 第2保持手段
22A 第2保持面
23 直動モータ(昇降手段)
30 シート保持手段
40 移動手段
50 反り検知手段
AS1 第1接着シート
AS2 第2接着シート
RF リングフレーム(フレーム部材)
WK 被着体

Claims (4)

  1. 一方の面に第1接着シートが貼付されるとともに、他方の面に第2接着シートが貼付され、当該第2接着シートを介してフレーム部材に一体化された被着体を保持する被着体保持手段と、
    前記第1接着シートを保持するシート保持手段と、
    前記被着体保持手段と前記シート保持手段とを相対移動させて前記被着体から前記第1接着シートを剥離する移動手段とを備え、
    前記被着体保持手段は、前記第2接着シートにおける前記被着体が貼付された被着体貼付領域を保持する第1保持面を備えた第1保持手段と、前記第2接着シートにおける前記フレーム部材が貼付されたフレーム部材貼付領域を保持する第2保持面を備えた第2保持手段とを備え、前記第2保持面は、前記第1保持面よりも前記被着体から離間した方向に位置して前記フレーム部材を保持可能に設けられていることを特徴とするシート剥離装置。
  2. 前記被着体保持手段は、第1保持手段と第2保持手段とを相対移動させる昇降手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  3. 前記被着体の反りを検知する反り検知手段を備え、
    前記昇降手段は、前記反り検知手段の検知結果を基に、前記被着体の反りを打ち消すように第1保持手段と第2保持手段とを相対移動させることを特徴とする請求項2に記載のシート剥離装置。
  4. 一方の面に第1接着シートが貼付されるとともに、他方の面に第2接着シートが貼付され、当該第2接着シートを介してフレーム部材に一体化された被着体を被着体保持手段で保持する被着体保持工程と、
    前記第1接着シートをシート保持手段で保持するシート保持工程と、
    前記被着体保持手段と前記シート保持手段とを相対移動させて前記被着体から前記第1接着シートを剥離する移動工程とを備え、
    前記被着体保持工程は、第1保持手段の第1保持面で前記第2接着シートにおける前記被着体が貼付された被着体貼付領域を保持する第1保持工程と、第2保持手段の第2保持面で前記第2接着シートにおける前記フレーム部材が貼付されたフレーム部材貼付領域を保持する第2保持工程とを有し、前記第2保持面は、前記第1保持面よりも前記被着体から離間した方向に位置して前記フレーム部材を保持することを特徴とするシート剥離方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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