JP2019096706A - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents
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なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
密閉空間形成手段22は、被着体WKが貼付された被着体貼付領域よりも外側で第2接着シートAS2を吸引するポーラス体や吸引孔等の外側吸引部22Aと、配管22Bを介して外側吸引部22Aに吸引力を付与する減圧ポンプや真空エジェクタ等の保持部材としての外側減圧手段22Cとを備えている。
密閉空間吸引手段23は、密閉空間形成手段22で形成した密閉空間SP内に位置し、第2接着シートAS2を吸引するポーラス体や吸引孔等の内側吸引部23Aと、配管23Bを介して内側吸引部23Aに吸引力を付与する減圧ポンプや真空エジェクタ等の保持部材としての内側減圧手段23Cとを備えている。
先ず、図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート剥離装置10に対し、当該シート剥離装置10の使用者(以下、単に「使用者」という)が剥離用テープPTを同図に示すようにセットし、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。そして、使用者または、ベルトコンベアや多関節ロボット等の図示しない搬送手段が、図1(A)に示すように、第2接着シートAS2を下にして被着体WKを保持面21A上に載置すると、被着体保持手段20が外側減圧手段22Cを駆動し、外側吸引部22Aでの第2接着シートAS2における被着体貼付領域よりも外側の領域の吸着保持を開始する。これにより、第2接着シートAS2における被着体貼付領域よりも外側の領域が保持面21Aに密着し、図1(A)に示すように、保持面21Aと第2接着シートAS2における被着体貼付領域との間に密閉空間SPが形成される。次いで、被着体保持手段20が内側減圧手段23Cを駆動し、内側吸引部23Aでの密閉空間SPの吸引を開始する。これにより、被着体WKに反りが生じていたとしても、当該反りが矯正され、第2接着シートAS2における被着体WKが貼付された被着体貼付領域は、保持面21Aに全面が吸着保持される。
シート剥離装置10は、内側減圧手段23Cによる減圧状態を検知する圧力センサやロードセル等の減圧検知手段を備え、密閉空間SPの吸引が開始されてから、所定の時間が経過しても所定の減圧状態にならないことを減圧検知手段が検知したときのみに、被着体保持手段20が外側減圧手段22Cを駆動し、密閉空間SPを形成してから、内側減圧手段23Cを駆動し、内側吸引部23Aでの密閉空間SPの吸引を行ったり、押圧部材や気体の吹き付けを行って被着体WKを保持面21Aに押圧してもよい。
シート剥離装置10は、被着体WKの反りを検知するカメラや投影機等の撮像手段や、光学センサ、超音波センサ、圧力センサ、接触式センサ等の各種センサ等の反り検知手段を備えてもよい。この場合、例えば、撮像手段、光学センサ、超音波センサは、被着体WKの上方や側方に設け、圧力センサや接触式センサは、保持面21Aに設けてもよく、反り検知手段が被着体WKの反りを検出したときのみに、密閉空間SPを形成してから当該密閉空間SPを吸引するようにしてもよい。
密閉空間形成手段22は、第2接着シートAS2におけるリングフレームRFが貼付されたフレーム部材貼付領域を吸引してもよいし、第2接着シートAS2における被着体貼付領域よりも外側の領域をクーロン力や磁力で保持面21Aに引き付けて密閉空間SPを形成してもよいし、第2接着シートAS2における被着体貼付領域よりも外側の領域を保持面21A側に押圧して密閉空間SPを形成してもよく、この場合、外側吸引部22A、配管22Bおよび外側減圧手段22Cはあってもよいし、なくてもよい。
密閉空間形成手段22や密閉空間吸引手段23は、被着体WKに反りがなくても、密閉空間SPを形成したり、密閉空間SPを吸引したりしてもよい。
密閉空間形成手段22および密閉空間吸引手段23は、被着体WKの外縁部が保持面21Aから浮き上がる反りの場合でも、密閉空間SPを形成してから密閉空間SPの吸引を行ってもよいし、各々の吸引の有無を切り換える切換弁を介して同一の減圧手段に接続されていてもよい。
押圧手段32は、放電加熱器、マイクロ波照射装置、温風吹付装置等の加熱手段を採用してもよいし、加熱手段に代えてまたは併用して、押圧ヘッド32Dを振動させる振動手段を備えてもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、2軸または3軸以上の関節を備えた多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材を支持または保持するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断したりしてもよい。
20 被着体保持手段
21A 保持面
22 密閉空間形成手段
23 密閉空間吸引手段
30 シート保持手段
AS1 第1接着シート
AS2 第2接着シート
PT 剥離用テープ
RF リングフレーム(フレーム部材)
SP 密閉空間
WK 被着体
Claims (2)
- 一方の面に第1接着シートが貼付されるとともに、他方の面に第2接着シートが貼付され、当該第2接着シートを介してフレーム部材に一体化された被着体を保持する保持面を有する被着体保持手段と、
前記第1接着シートを保持するシート保持手段と、
前記保持面と前記シート保持手段とを相対移動させて前記被着体から前記第1接着シートを剥離する移動手段とを備え、
前記被着体保持手段は、前記第2接着シートにおける前記被着体が貼付された被着体貼付領域よりも外側の領域を前記保持面に引き付け、前記保持面と前記第2接着シートにおける前記被着体貼付領域との間に密閉空間を形成する密閉空間形成手段と、前記密閉空間を吸引する密閉空間吸引手段とを備えていることを特徴とするシート剥離装置。 - 一方の面に第1接着シートが貼付されるとともに、他方の面に第2接着シートが貼付され、当該第2接着シートを介してフレーム部材に一体化された被着体を保持面で保持する被着体保持工程と、
前記第1接着シートをシート保持手段で保持するシート保持工程と、
前記保持面と前記シート保持手段とを相対移動させて前記被着体から前記第1接着シートを剥離する移動工程とを備え、
前記被着体保持工程は、前記第2接着シートにおける前記被着体が貼付された被着体貼付領域よりも外側の領域を前記保持面に引き付け、前記保持面と前記第2接着シートにおける前記被着体貼付領域との間に密閉空間を形成する密閉空間形成工程と、前記密閉空間を吸引する密閉空間吸引工程とを備えていることを特徴とするシート剥離方法。
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JPH0758191A (ja) * | 1993-08-13 | 1995-03-03 | Toshiba Corp | ウェハステージ装置 |
JP2003174077A (ja) * | 2001-12-04 | 2003-06-20 | Lintec Corp | 吸着保持装置 |
JP2011258638A (ja) * | 2010-06-07 | 2011-12-22 | Lapis Semiconductor Co Ltd | 保護テープ剥離方法 |
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