JP2019094135A - ロックピン及びカウンタウエイト着脱装置 - Google Patents

ロックピン及びカウンタウエイト着脱装置 Download PDF

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Abstract

【課題】挿入作業が容易なロックピン及びカウンタウエイト着脱装置を提供する。【解決手段】ロックピン1は、カウンタウエイト着脱装置10に装着されたカウンタウエイトをオールテレーンクレーン100が備える旋回体140に固定するためのロックピンである。ロックピン1は、ピン本体と、ロッドの形状に形成され、そのロッドの一端が、ピン本体のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能に、ピン本体に保持された把手部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明はロックピン及びカウンタウエイト着脱装置に関する。
移動式クレーンには、カウンタウエイトを着脱させるカウンタウエイト着脱装置を備えるものがある。このようなカウンタウエイト着脱装置では、上昇させたカウンタウエイトを旋回体に固定するため、ロックピンが用いられることがある。
例えば、特許文献1には、カウンタウエイトを昇降させるカウンタウエイトジャッキシリンダの上端にある上部レバーを旋回体に固定するロックピンが開示されている。特許文献1に記載のロックピンは、カウンタウエイトジャッキシリンダがカウンタウエイトを上昇させた状態で、旋回体に形成された貫通孔と、上部レバーに形成されたピン孔と、に挿入される。このロックピンには、作業者が貫通孔及びピン孔に挿入しやすくするため、貫通孔及びピン孔に挿入される先端と反対側の末端に把手部が設けられている。
特許文献2には、カウンタウエイトに形成されたピン孔と、旋回体に形成されたピン孔と、に挿通され、カウンタウエイトを旋回体に固定するロックピンが開示されている。特許文献2に記載のロックピンも、末端に把手部が設けられている。
特開平11−263587号公報 特開2015−40109号公報
移動式クレーンには、ロックピンが挿入される貫通孔が旋回体の側壁上部に設けられているものがある。この孔が高い位置にある場合、作業者が旋回体の上に上がって旋回体の上からロックピンの挿入作業をすることになる。
しかし、特許文献1及び2に記載のロックピンは、把手部がロックピンの末端から、先端側と反対側に延在している。このため、作業者が旋回体の上に上がって旋回体の上からロックピンの挿入作業をする場合、ロックピンの先端を旋回体側壁の孔に向けると、把手部が旋回体側壁から離れてしまい、旋回体の上にいる作業者の手が把手部に届きにくい。また、把手部に手が届いたとしても把手部をつかみにくい。その結果、ロックピンの挿入作業が容易でない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、挿入作業が容易なロックピン及び、そのロックピンを備えるカウンタウエイト着脱装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るロックピンは、
カウンタウエイト着脱装置に装着されたカウンタウエイトを移動式クレーンが備える旋回体に固定するためのロックピンであって、
ピン本体と、
ロッドの形状に形成され、そのロッドの一端が、前記ピン本体のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能に、前記ピン本体に保持された把手部と、
を備える。
前記カウンタウエイト着脱装置は、
移動式クレーンが備える旋回体に設けられ、前記カウンタウエイトを押し上げるためのカウンタウエイトジャッキシリンダと、
前記カウンタウエイトジャッキシリンダの上端部に設けられ、前記カウンタウエイトジャッキシリンダが伸長した場合に、前記旋回体に形成された第1ピン孔と開口が重なる第2ピン孔を有する上部レバーと、
を備え、
前記ピン本体は、前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入可能なピン径に形成され、前記第1ピン孔と前記第2ピン孔の開口が重なった状態で、前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入されて前記上部レバーを前記旋回体に固定してもよい。
前記把手部は、一端側に位置する基部と、他端側に位置する先端部と、前記基部と前記先端部との間に位置する本体部と、を有し、前記基部は、前記本体部との接続部で前記本体部に対して折れ曲がっており、
前記ピン本体は、前記基部を、ロッド軸を中心に回動可能に保持する把手保持部を有してもよい。
前記把手保持部は、前記基部が挿入可能な円筒の形状に形成されていてもよい。
前記把手保持部は、前記本体部が、前記ピン本体の、前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入される先端側に向いた状態で、前記基部の回動を制限する回動制限部を有しても
よい。
前記基部は、前記ロッドの外周面から突出する突起を有し、
前記把手保持部の円筒壁には、
周方向に延在し、前記突起が挿通されて前記突起を周方向に案内するスリットと、
該スリットの一端から前記把手保持部の円筒軸の方向へ凹み、前記突起が該スリットから移動することによって前記突起が周方向に移動することを制限するストッパー溝と、
が形成されていてもよい。
前記カウンタウエイト着脱装置は、前記ピン本体が挿入可能な円筒の形状に形成され、前記旋回体に固定され、前記第1ピン孔の開口を取り囲むホルダーを備え、
前記ホルダーの円筒壁には、
一定の幅で、前記旋回体と反対側にある先端から前記旋回体の側にある末端側へ切り欠いた形状を有する第1切り欠き部と、
一定の幅で、前記第1切り欠き部の末端から前記円筒壁の周方向へ切り欠いた形状を有する第2切り欠き部と、
が形成されており、
前記把手保持部を形成する円筒の外径は、前記第1切り欠き部と第2切り欠き部のいずれの幅よりも小さくてもよい。
前記把手部の前記基部は、前記本体部との接続部で前記本体部に対して垂直に折れ曲がっており、
前記把手部の前記先端部は、前記本体部との接続部で、前記基部に対して垂直かつ前記本体部に対して垂直に折れ曲がっていてもよい。
本発明の第2の観点に係るカウンタウエイト着脱装置は、
移動式クレーンが備える旋回体に設けられるカウンタウエイトジャッキシリンダと、
前記カウンタウエイトジャッキシリンダの上端部に設けられ、前記カウンタウエイトジャッキシリンダが伸長した場合に、前記旋回体に形成された第1ピン孔と開口が重なる第2ピン孔を有する上部レバーと、
前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入可能なピン径に形成され、前記第1ピン孔と前記第2ピン孔の開口が重なった状態で、前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入されるピン本体及び、ロッドの形状に形成され、そのロッドの一端が、前記ピン本体のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能に、前記ピン本体に保持された把手部、を有するロックピンと、
を備える。
本発明の構成によれば、把手部がピン本体のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能であるため、作業者の位置に応じて把手部を回動させて、把手部を作業者に近づけることができる。このため、把手部をつかみやすくすることができる。また、把手部を回動させて、把手部を第1ピン孔、第2ピン孔側に向け、把手部を第1ピン孔、第2ピン孔に引き寄せることで、ロックピンを第1ピン孔、第2ピン孔に挿入することができる。このため、ロックピンの挿入作業が容易である。
本発明の実施の形態に係るロックピンが使用されるカウンタウエイト着脱装置を備えるオールテレーンクレーンの側面図である。 図1に示すオールテレーンクレーンの後部の斜視図である。 図2に示すIII-III矢視図である。 実施の形態に係るロックピンとロックピンを旋回体に形成されたピン孔に案内するホルダーの斜視図である。 実施の形態に係るロックピンの末端部の拡大図である。 実施の形態に係るロックピンが使用されるカウンタウエイト着脱装置の断面図である。 実施の形態に係るロックピンのピン本体をホルダーの末端まで挿入した状態を示す斜視図である。 実施の形態に係るロックピンが備える把手部を、図7に示す状態から把手保持部の円筒軸を中心に90°回動させた状態を示す斜視図である。 実施の形態に係るロックピンのピン本体を、図8に示す状態からピン軸を中心に90°回動させた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係るロックピンについて図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。
実施の形態に係るロックピンは、オールテレーンクレーンに装備されたカウンタウエイト着脱装置に使用されるロックピンである。このロックピンは、ホルダーを介して、旋回体に設けられたピン孔に挿入されることで、カウンタウエイト着脱装置を旋回体に固定する。このロックピンには、ピン孔への挿入作業を容易にするため、ピン本体のピン軸に対して垂直な回動軸を中心にして回動可能な把手部が設けられている。まず、図1−図3を参照して、カウンタウエイト着脱装置の構成について説明する。続いて、図4及び図5を参照して、旋回体のピン孔、ホルダー、及びロックピンの構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るロックピン1が使用されるカウンタウエイト着脱装置10を備えるオールテレーンクレーン100の側面図である。図2は、図1に示すオールテレーンクレーン100の後部の斜視図である。図3は、図2に示すIII-III矢視図である。ここで、オールテレーンクレーン100の後部とは、旋回体に対してブーム先端側を前、その反対側を後ろとした場合の後部のことである。以下の説明においても、旋回体に対してブーム先端側を前、その反対側を後ろとする。
オールテレーンクレーン100は、図1に示すように、アウトリガー110を有する走行体120と、起伏可能なブーム130を有し、走行体120に対して旋回可能な旋回体140と、を備えている。そして、旋回体140の後部には、クレーンの吊り上げ能力を高めるため、カウンタウエイト200が装着されている。オールテレーンクレーン100では、公道を走行するときに、重量を法令の規定値以内にするため、カウンタウエイト200を取り外す必要がある。そこで、オールテレーンクレーン100には、カウンタウエイト200を取り外し又は取り付け可能にするため、カウンタウエイト着脱装置10が設けられている。
カウンタウエイト着脱装置10は、図2及び図3に示すように、旋回体140の後端に設けられた上部ピン11に回動可能に支持された上部レバー12と、上部レバー12に連結され、上部レバー12を回動させるカウンタウエイトジャッキシリンダ14と、旋回体140の後端に設けられた下部ピン15に回転可能に支持された下部レバー16と、下部レバー16に連結され、下部レバー16を回動させるカウンタウエイト押さえシリンダ18と、で構成されている。
なお、図2に示すように、カウンタウエイト着脱装置10が備える、前述した構成は、旋回体140の後端の左右それぞれに1つ設けられている。そして、旋回体140の後端の左側にある構成と右側にある構成は、左右対称であることを除いて同じである。このため、以下の説明では、図2に示す旋回体140後端の左側の構成について説明し、右側の構成についての説明を省略する。
上部レバー12は、カウンタウエイト200を持ち上げ、持ち上げたカウンタウエイト200を固定するために設けられている。上部レバー12は、中央部に図示しない貫通孔が形成され、図3に示すように、上部ピン11が緩挿されている。そして、上部レバー12は、中央部から上部ピン11の径方向(図3では矢印Bで示す後方かつ上方)へ延在するロックピン挿入アーム12Aと、中央部からロックピン挿入アーム12Aと異なる径方向(図3では矢印Bで示す後方かつ下方)へ延在するカウンタウエイト係合アーム12Bと、を有している。
ロックピン挿入アーム12Aの先端には、ロックピン挿入アーム12A自体を旋回体140に固定するための、ピン孔4が形成されている。ピン孔4は、ロックピン1の後述するピン本体2のピン径よりもやや大きい孔径に形成されている。そして、ピン孔4には、旋回体140の、図示しないピン孔を通して、ロックピン1が挿入可能である。後述するように、上部レバー12が上部ピン11を中心に回動することで、カウンタウエイト係合アーム12Bが回動し、その結果、カウンタウエイト200が持ち上げられる。ピン孔4には、カウンタウエイト200が持ち上げられたときに、ロックピン1が挿入される。これにより、ロックピン挿入アーム12Aは、カウンタウエイト200が持ち上げられたときに、旋回体140に固定される。
なお、本明細書では、旋回体140に形成されたピン孔を第1ピン孔、ロックピン挿入アーム12Aに形成されたピン孔4を第2ピン孔ともいう。
これに対して、カウンタウエイト係合アーム12Bの先端には、上部ピン11の周方向(図3では矢印Bで示す後方)に突出する凸部が形成されている。その凸部には、カウンタウエイト200を押し上げるため、カウンタウエイト200の後述する上部凹部210に係合することができる係合ピン12Cが設けられている。また、カウンタウエイト係合アーム12Bの先端には、係合ピン12Cと隣り合う位置に連結ピン12Dが設けられている。連結ピン12Dは、カウンタウエイトジャッキシリンダ14のロッド13の先端と、カウンタウエイト押さえシリンダ18のロッド17の先端と、を回動可能に、カウンタウエイト係合アーム12Bに連結する。
カウンタウエイトジャッキシリンダ14は、シリンダチューブ内の油圧によってロッド13が伸縮する。カウンタウエイトジャッキシリンダ14は、シリンダチューブの下端が下部ピン15によって回動可能に支持されている。一方、前述したように、ロッド13の上端は、カウンタウエイト係合アーム12Bの先端に回動可能に連結されている。このため、ロッド13が伸縮することによって、下部ピン15とカウンタウエイト係合アーム12Bの先端との距離が変化する。これにより、カウンタウエイト係合アーム12Bの先端が上部ピン11を中心にして回動する。その結果、ロッド13が伸縮することによって、上部レバー12全体が回動する。
下部レバー16は、上部レバー12よりも下方で、カウンタウエイト200の下部を押さえてカウンタウエイト200のバランスを保つために設けられている。下部レバー16は、基部に図示しない貫通孔が形成され、その貫通孔に下部ピン15が緩挿されている。下部レバー16は、基部から下部ピン15のピン径方向(図3では上方)に先端部が延在している。下部レバー16の先端部には、下部ピン15の周方向(図3では矢印Bで示す後方)へ突出する押さえ部16Aが形成されている。押さえ部16Aは、カウンタウエイト200の後述する下部凹部220に係合してカウンタウエイト200を押さえる。また、下部レバー16の先端部には、カウンタウエイト押さえシリンダ18のシリンダチューブの下端を回動可能に連結する連結ピン16Bが設けられている。
カウンタウエイト押さえシリンダ18は、カウンタウエイトジャッキシリンダ14と同様に、シリンダチューブ内の油圧によってロッド17が伸縮する。前述したように、ロッド17の上端は、カウンタウエイト係合アーム12Bの先端に回動可能に連結されている。これに対して、シリンダチューブの下端は、下部レバー16の先端に回動可能に連結されている。このため、ロッド17が伸縮することによって、カウンタウエイト係合アーム12Bの先端と下部レバー16の先端との距離が変化する。ここで、前述したカウンタウエイトジャッキシリンダ14は、カウンタウエイト押さえシリンダ18の油圧が一定値以上に高まった場合に動作する。このため、油圧が一定値よりも低い場合、カウンタウエイト押さえシリンダ18のロッド17だけが伸長する。このため、ロッド17の伸縮によって、下部レバー16の先端が、下部ピン15を中心に下方に回動する。また、油圧が一定値以上の場合、カウンタウエイトジャッキシリンダ14のロッド13も伸長する。ロッド13、17の伸縮によって、上部レバー12が上部ピン11を中心に回動すると共に、下部レバー16も下部ピン15を中心に回動する。
前述したように、上部レバー12のカウンタウエイト係合アーム12Bには、係合ピン12Cが設けられている。下部レバー16には、押さえ部16Aが設けられている。これに対して、カウンタウエイト着脱装置10に着脱されるカウンタウエイト200の上部には、係合ピン12Cに係合可能な上部凹部210が設けられている。また、カウンタウエイト200の下部には、押さえ部16Aに係合可能な下部凹部220が設けられている。カウンタウエイト200は、上部凹部210が係合ピン12Cによって押し上げられ、下部凹部220が押さえ部16Aによって押さえ付けられることで、カウンタウエイト着脱装置10に装着される。そして、さらに係合ピン12Cによって押し上げられることで、カウンタウエイト着脱装置10によって持ち上げられる。
カウンタウエイト200は、カウンタウエイト着脱装置10に持ち上げられた状態で、図2に示す、旋回体140の側壁にあるホルダー5から、ロックピン1が旋回体140の図示しないピン孔と上部レバー12のロックピン挿入アーム12Aにあるピン孔4に挿入されることによって、旋回体140に固定される。これにより、オールテレーンクレーン100の吊り上げ能力が高められる。次に、旋回体140に形成された側壁のピン孔について説明する。続けて、図4及び図5を参照して、ピン孔に関連する構成であるホルダー5とロックピン1について説明する。
図4は、実施の形態に係るロックピン1とロックピン1を旋回体140に形成されたピン孔に案内するホルダー5の斜視図である。図5は、実施の形態に係るロックピン1の末端部の拡大図である。なお、図4では、ロックピン1をホルダー5の末端(ホルダー5の末端とは、旋回体140側にある端部をいい、ホルダー5の先端は、その反対側の端部をいう)まで挿入した状態を示している。また、図4では、理解を容易にするため、ホルダー5とロックピン1とをつなぐ落下防止用チェーンの図示を省略している。
旋回体140のピン孔は、図4に示すホルダー5の末端に位置している。このピン孔は、図示されていないが、ロックピン挿入アーム12Aのピン孔4と孔径が同径である。そして、このピン孔は、カウンタウエイト200が持ち上げられたときの、ロックピン挿入アーム12Aのピン孔4と重なる位置に形成されている。換言すると、このピン孔は、カウンタウエイト200が持ち上げられたときの、ロックピン挿入アーム12Aのピン孔4と連通する位置に形成されている。また、このピン孔は、ホルダー5の後述する、末端の開口とも重なる位置に形成されている。
ホルダー5は円筒の形状に形成されている。その円筒の内径は、旋回体140のピン孔、及びロックピン挿入アーム12Aのピン孔4の孔径とほぼ同じ内径を有する。また、その円筒の両端は開放されている。ホルダー5は、円筒軸が旋回体140の側壁に垂直に向けられ、さらに末端が旋回体140に向けられている。ホルダー5は、その状態で、旋回体140の側壁に固定されている。そして、ホルダー5には、その先端からロックピン1が挿入可能である。ホルダー5は、ロックピン1が挿入された場合に、ロックピン1の先端を旋回体140のピン孔に案内する。なお、図4では、ホルダー5にロックピン1の先端だけが挿入されているが、後述するように、ホルダー5には、ロックピン1の先端から末端までが挿入可能である。
ホルダー5の円筒壁には、挿入されたロックピン1が外れることを防ぐため、一定の幅で先端から末端へ円筒軸に並行に延在する切り欠き部5Aと、さらに一定の幅で、切り欠き部5Aの末端側からホルダー5の周方向へ円筒壁を切り欠く切り欠き部5Bと、が形成されている。ここで、切り欠き部5A、5Bの一定の幅は、ロックピン1の後述する把手保持部2Aの外径よりもやや大きい。このため、切り欠き部5Aに把手保持部2Aを挿通させ、ロックピン1をホルダー5の円筒軸に並行に挿入させた後、切り欠き部5Bに把手保持部2Aを挿通させることで、ホルダー5からロックピン1を引き抜くことを防止することが可能である。
なお、切り欠き部5A、5Bを第1切り欠き部、第2切り欠き部とも称する。
ロックピン1は、ピン本体2と、ピン本体2から延在する把手部3と、で構成されている。
ピン本体2は、旋回体140側壁の、図示しないピン孔よりもやや小さい外径を有する円柱の形状に形成されている。ピン本体2の先端には、挿入を容易にするため、面取りが施されている。ここで、ピン本体2の先端とは、旋回体140側壁のピン孔に挿入される側の端部をいう。ピン本体2の末端は、その反対側の端部をいう。一方、ピン本体2の末端には、把手部3を回動保持するため、すべり軸受として機能する把手保持部2Aが設けられている。
把手保持部2Aは、把手部3の後述する基部3Aが挿入可能な円筒の形状に形成されている。その円筒の円筒軸は、ピン本体2のピン軸に対して垂直に向けられている。そして、把手保持部2Aは、ピン本体2の末端外周の近傍から、ピン本体2の末端面の中心を挟んでその反対側の外周へ延在し、さらにピン本体2の末端外周よりも外側へ向かって延在している。そして、ピン本体2の末端外周よりも外側に延在している部分は、図5に示すように、その円筒壁の周方向に延在するスリット2Bが形成されている。スリット2Bは、円筒壁を半周だけ切り欠いた形状に形成されている。詳細には、スリット2Bは、把手保持部2Aの円筒壁の、図示しない、ピン本体先端側Tの面から、その反対側のピン本体末端側Eの面まで延在している。スリット2Bの、ピン本体末端側Eの端部には、ピン本体2側へ(図5では下側へ)凹んだストッパー溝2Cが形成されている。
一方、把手保持部2Aには、把手部3の基部3Aの端部が緩挿されている。そして、スリット2Bから基部3Aの一部が露出している。その露出した部分には、図示しないネジ穴が形成され、そのネジ穴にスリット2Bよりも幅の小さいネジ3Dが螺合されている。前述したように、把手保持部2Aは、基部3Aのすべり軸受として設けられている。基部3Aが、把手保持部2A内で基部3Aのロッド軸を中心に回動する場合、ネジ3Dは、スリット2B内に突出する突起であるため、スリット2Bの内壁によってその移動が制限される。このため、基部3Aは、スリット2Bが把手保持部2Aの周方向へ延在する範囲でしか回動できない。これにより、把手保持部2Aは、基部3Aのロッド軸周りの回動範囲を制限している。その結果、把手部3の回動範囲が制限される。また、スリット2Bには、ピン本体末端側Eの端部にストッパー溝2Cが形成されている。ストッパー溝2Cに、基部3Aがロッド軸方向に移動されてネジ3Dが差し込まれることで、基部3Aが回動しない状態、すなわちロック状態にすることが可能である。
図4に戻って、把手部3は、把手保持部2Aに挿入可能なロッド径を有する1つのロッドで形成されている。そして、把手部3は、ピン本体2の位置が変化しても、作業者が把手部3をつかみやすくするため、1つのロッドが2箇所で垂直に折り曲げられた形状である。
詳細には、把手部3は、把手保持部2Aから順に、一端が把手保持部2Aに挿入され、他端が把手保持部2Aから露出している直線状の基部3Aと、基部3Aの他端で90°折れ曲がり、その折れ曲がった方向に直線的に延在する本体部3Bと、本体部3Bの、基部3Aと反対側の端部で、本体部3Bに対して90°の方向かつ基部3Aに対して90°の方向に折れ曲がり、その折れ曲がった方向に直線的に延在する先端部3Cと、で構成されている。
基部3Aは、把手保持部2Aを介してピン本体2に接続される部分である。基部3Aには、その円筒壁の、本体部3Bが延在する方向と180°反対側にある壁面にネジ穴が形成されている。そのネジ穴には、前述したネジ3Dが螺合されている。本体部3Bが、図5に示すピン本体先端側Tに向けられた状態で、把手保持部2Aのストッパー溝2Cにネジ3Dが差し込まれることで、ネジ3Dがストッパー溝2C内に突出する突起となる。これにより、本体部3Bをその状態にロックすることが可能である。その結果、把手部3の先端部3Cをピン本体先端側Tに位置させた状態で、基部3Aをロックすることが可能である。
一方、本体部3Bは、ロックピン1をホルダー5に押し込むときに作業者がつかむために設けられた部分である。これに対して、先端部3Cは、ロックピン1をホルダー5に押し込んだ後、把手保持部2Aをホルダー5の切り欠き部5Bに挿通させるときに作業者がつかむために設けられた部分である。
次に、図6−図9を参照して、カウンタウエイト着脱装置10の動作とあわせて、ロックピン1の使用方法について説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて図4を参照する。また、オールテレーンクレーン100がブーム130を前方に向けた状態で停車し、アウトリガー110が張り出されているものとする。また、カウンタウエイト着脱装置10のカウンタウエイトジャッキシリンダ14とカウンタウエイト押さえシリンダ18は、ロッド13、17が最縮小した状態にあるものとする。
図6は、実施の形態に係るロックピン1が使用されるカウンタウエイト着脱装置10の断面図である。図7は、実施の形態に係るロックピン1のピン本体2をホルダー5の末端まで挿入した状態を示す斜視図である。図8は、実施の形態に係るロックピン1が備える把手部3を、図7に示す状態から把手保持部2Aの円筒軸を中心に90°回動させた状態を示す斜視図である。図9は、実施の形態に係るロックピン1のピン本体2を、図8に示す状態からピン軸を中心に90°回動させた状態を示す斜視図である。
なお、図6において、(A)は、カウンタウエイト着脱装置10がカウンタウエイト200を持ち上げる前の状態を示す。(B)は、カウンタウエイト着脱装置10が備える下部レバー16の押さえ部16Aがカウンタウエイト200の下部凹部220を押さえている状態を示す。(C)は、カウンタウエイト着脱装置10が備える上部レバー12のカウンタウエイト係合アーム12Bの係合ピン12Cがカウンタウエイト200の上部凹部210に係合してカウンタウエイト200を持ち上げている状態を示す。
まず、図6(A)に示すように、カウンタウエイト200をカウンタウエイト着脱装置10の後に隣接させる。図示しないが、詳細には、オールテレーンクレーン100を用いてカウンタウエイト200を吊り上げ、走行体120上の着脱位置に吊り降ろす。続いて、旋回体140を旋回させてブーム130を後方に向け、カウンタウエイト200をカウンタウエイト着脱装置10の後部に隣接させる。ここで、着脱位置は、ブーム130を前方に向けた状態から旋回体140を旋回させた状態で、カウンタウエイト着脱装置10の下部レバー16の押さえ部16Aでカウンタウエイト200の下部凹部220を押さえることができる位置である。
カウンタウエイト200をカウンタウエイト着脱装置10に隣接させた状態で、ロックピン1のピン本体2が、旋回体140のピン孔から外れていることを確認する。この確認作業は、旋回体140のピン孔が旋回体140の側壁上部に形成されているため、旋回体140の上に上がって確認することが望ましい。ピン本体2がピン孔から外れていない場合は、図4に示すように、ピン本体2を旋回体140の図示しないピン孔から外す。
次に、ピン本体2が旋回体140のピン孔から外れている状態で、カウンタウエイト着脱装置10のカウンタウエイト押さえシリンダ18を伸長させる。これにより、図6(A)に示すように、下部レバー16が矢印A1で示す方向へ回動する。そして、下部レバー16の押さえ部16Aが、カウンタウエイト200の下部凹部220を押さえる。押さえ部16Aが下部凹部220を押さえると、カウンタウエイト押さえシリンダ18の油圧が高まる。油圧が一定値以上になるとカウンタウエイトジャッキシリンダ14を伸長させる。これにより、図6(B)に示すように、上部レバー12が矢印A2で示す方向へ回動する。その結果、上部レバー12のカウンタウエイト係合アーム12Bに設けられた係合ピン12Cがカウンタウエイト200の上部凹部210内に入る。そして、図6(C)に示すように、係合ピン12Cが上部凹部210に係合して上部凹部210に押し付けられる。その結果、カウンタウエイト200がカウンタウエイト着脱装置10に押し上げられる。
次に、図4に戻って、カウンタウエイト200がカウンタウエイト着脱装置10に持ち上げられた状態で、ロックピン1のピン本体2をホルダー5に押し込む。なお、以下の作業は、ホルダー5が旋回体140の側壁上部に形成されているため、作業者が旋回体140の上に上がって行うことが望ましい。そこで、以下の説明では、作業者が旋回体140の上から行うことを前提とする。
詳細には、まず、把手部3の基部3Aにあるネジ3Dが把手保持部2Aのスリット2Bにあるストッパー溝2Cに差し込まれ、その結果、把手部3の回動がロックされているかを確認する。把手部3の回動がロックされていない場合、把手部3を、基部3Aのロッド軸を中心に回動させる。把手部3の回動によってネジ3Dがスリット2Bのピン本体末端側Eの端部まで達すると、把手部3の自重によってネジ3Dがストッパー溝2Cに落とし込まれる。その結果、把手部3の回動がロックされる。
次に、図4に示す把手部3の先端部3Cをつかんでピン本体2を手前(すなわち、旋回体140側)へ引き寄せ、さらに、ピン本体2の把手保持部2Aを、ホルダー5の切り欠き部5Aに挿通させる。その状態のまま、さらに、先端部3Cを手前に引き寄せて、ピン本体2をホルダー5に押し込む。そして、図7に示す、把手保持部2Aがホルダー5の切り欠き部5Bと周方向に並ぶ状態になるまでピン本体2を押し込む。
次に、把手部3の本体部3B又は先端部3Cをつかんで、把手部3をやや引き上げて基部3Aのネジ3Dを把手保持部2Aのストッパー溝2Cから外す。これにより、把手部3の回動のロックを解除する。続いて、把手部3をやや引き上げたまま、把手部3を基部3Aのロッド軸を中心に180°回転させる。このとき、把手部3の回転により、基部3Aのネジ3Dが把手保持部2Aのスリット2Bに沿って移動する。スリット2Bは、把手保持部2Aの円筒壁を半周だけ切り欠いているため、ネジ3Dがスリット2Bの内壁に当接して把手部3が基部3Aのロッド軸を中心に回転しなくなるまで回転させることで、把手部3は基部3Aのロッド軸を中心に180°だけ回転する。これにより、図8に示すように、先端部3Cが、ホルダー5の末端側から先端側へ移動する。すなわち、先端部3Cが旋回体140から離れた位置に移動する。このため、先端部3Cが旋回体140に干渉しない状態となる。
次に、180°回転した把手部3の本体部3Bをつかんで、ピン本体2を、ピン軸を中心にして90°回転させる。このとき、ロックピン1の把手保持部2Aをホルダー5の切り欠き部5Bのある方向へ回転させる。これにより、図9に示すように、ロックピン1の把手保持部2Aがホルダー5の切り欠き部5Bに挿通される。その結果、ロックピン1がホルダー5に固定される。以上の作業により、持ち上げられたカウンタウエイト200が、ロックピン1を介して、旋回体140に固定される。
以上のように、実施の形態に係るロックピン1は、把手保持部2Aを有するピン本体2と、ピン本体2のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能に、把手保持部2Aに保持された把手部3と、を備えている。把手部3が、ピン本体2のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能であるため、作業者の位置に応じた位置に把手部3を回動させて、把手部3をつかみやすくすることができる。その結果、ロックピン1の挿入作業が容易である。
また、ロックピン1のピン本体2の先端を旋回体140の側壁のピン孔に向けた状態で、把手部3の本体部3Bをピン孔側に引き寄せるだけで、ロックピン1をピン孔に挿入することができる。
オールテレーンクレーン100では、ロックピン1を挿入するピン孔が旋回体140の側壁上部に形成されているため、作業者が旋回体140の上に上がってロックピン1の挿入作業をすることがある。この場合、把手部3を回動させて旋回体140側に把手部3の先端部3Cを向けることができる。このため、旋回体140の上でも、把手部3に手が届きやすく、つかみやすい。
把手部3は、把手保持部2Aに回転可能に保持される基部3Aのほか、本体部3Bと、先端部3Cと、を備えている。そして、基部3Aと本体部3Bの間の接続部及び、本体部3Bと先端部3Cの間の接続部で折れ曲がっている。このため、把手部3の回動に応じて本体部3B又は、先端部3Cをつかんでロックピン1の挿入作業をすることができる。その結果、ロックピン1の挿入作業が容易である。
把手保持部2Aには、基部3Aに設けられたネジ3Dを差し込むためのストッパー溝2Cが形成されている。このため、把手部3が回動しない、ロック状態にして、把手部3が不用意に回動することを防止することができる。さらに、ストッパー溝2Cが、把手部3の回動範囲を決めるスリット2Bの下に位置するため、把手部3の自重で、ネジ3Dをストッパー溝2Cに落とし込むことができる。このため、把手部3がつかまれていない状態で、把手部3が不用意に回動することを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施の形態では、把手部3の基部3Aと先端部3Cの間の接続部で、90°折れ曲がっている。また、本体部3Bと先端部3Cの間の接続部で90°折れ曲がっている。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明では、把手部3の一端が、ピン本体2のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能に、ピン本体2に保持されている限り、これらの接続部の角度は任意である。例えば、把手部3は、本体部3Bと先端部3Cの間の接続部で80°程度に折れ曲がってもよい。このような角度に折れ曲がっていても、把手部3の基部3Aが把手保持部2Aに回動可能に保持されているので、作業者の位置に応じて把手部3全体を回動させることができる。
また、上記の実施の形態では、把手部3の基部3A、本体部3B及び、先端部3Cが直線的に延在している。しかし、本発明では、これらの構成の形状は任意である。例えば、先端部3Cが湾曲していてもよい。また、本体部3Bが放物線状であってもよい。
上記の実施の形態では、把手保持部2Aがピン本体2の末端の端面に設けられている。しかし、本発明では、ピン本体2が、旋回体140のピン孔と上部レバー12のピン孔4に挿入できる限り、その位置は任意である。把手保持部2Aは、把手部3の一端を、ピン本体2のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能に保持していればよい。例えば、把手保持部2Aは、ピン本体2の円柱面の端部側に設けられてもよい。このような形態であっても、ピン本体2の長さが十分あれば、旋回体140のピン孔と上部レバー12のピン孔4に挿入することができる。また、作業者の位置に応じて把手部3全体を回動させることができる。
上記の実施の形態では、把手保持部2Aが円筒状で、その把手保持部2Aに把手部3の基部3Aが緩挿されている。しかし、本発明はこれに限定されない。例えば、把手保持部2Aが円柱状、把手部3の基部3Aが円筒状であってもよい。この場合、把手保持部2Aが円筒状の基部3Aに差し込まれていればよい。換言すると、把手保持部2Aが軸、基部3Aが軸受として機能してもよい。
上記の実施の形態では、把手保持部2Aにストッパー溝2Cが形成されている。しかし、本発明では、ストッパー溝2Cは任意の構成である。また、ストッパー溝2Cの形状も任意である。本発明では、ストッパー溝2Cは、基部3Aの回動を制限する回動制限部として機能するものであればよい。例えば、ピン本体2と、基部3Aのネジ3Dと、をつなぐチェーンが設けられ、そのチェーンによってピン本体2に対するネジ3Dの位置が制限されて基部3Aの回動が制限されてもよい。
実施の形態では、オールテレーンクレーンを例に説明しているが、本発明は、クレーン全般に適用可能である。例えば、ラフテレーンクレーン、トラッククレーン等にも適用可能である。特に、ロックピン1の挿入箇所が高い位置にあり、旋回体140の上でロックピン1の挿入作業をする必要があるクレーンに有効である。
1 ロックピン
2 ピン本体
2A 把手保持部
2B スリット
2C ストッパー溝
3 把手部
3A 基部
3B 本体部
3C 先端部
3D ネジ
4 ピン孔
5 ホルダー
5A、5B 切り欠き部
10 カウンタウエイト着脱装置
11 上部ピン
12 上部レバー
12A ロックピン挿入アーム
12B カウンタウエイト係合アーム
12C 係合ピン
12D 連結ピン
13 ロッド
14 カウンタウエイトジャッキシリンダ
15 下部ピン
16 下部レバー
16A 押さえ部
16B 連結ピン
17 ロッド
18 カウンタウエイト押さえシリンダ
100 オールテレーンクレーン
110 アウトリガー
120 走行体
130 ブーム
140 旋回体
200 カウンタウエイト
210 上部凹部
220 下部凹部
A1、A2 矢印
B 矢印
E ピン本体末端側
T ピン本体先端側

Claims (9)

  1. カウンタウエイト着脱装置に装着されたカウンタウエイトを移動式クレーンが備える旋回体に固定するためのロックピンであって、
    ピン本体と、
    ロッドの形状に形成され、そのロッドの一端が、前記ピン本体のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能に、前記ピン本体に保持された把手部と、
    を備えるロックピン。
  2. 前記カウンタウエイト着脱装置は、
    移動式クレーンが備える旋回体に設けられ、前記カウンタウエイトを押し上げるためのカウンタウエイトジャッキシリンダと、
    前記カウンタウエイトジャッキシリンダの上端部に設けられ、前記カウンタウエイトジャッキシリンダが伸長した場合に、前記旋回体に形成された第1ピン孔と開口が重なる第2ピン孔を有する上部レバーと、
    を備え、
    前記ピン本体は、前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入可能なピン径に形成され、前記第1ピン孔と前記第2ピン孔の開口が重なった状態で、前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入されて前記上部レバーを前記旋回体に固定する、
    請求項1に記載のロックピン。
  3. 前記把手部は、一端側に位置する基部と、他端側に位置する先端部と、前記基部と前記先端部との間に位置する本体部と、を有し、前記基部は、前記本体部との接続部で前記本体部に対して折れ曲がっており、
    前記ピン本体は、前記基部を、ロッド軸を中心に回動可能に保持する把手保持部を有する、
    請求項2に記載のロックピン。
  4. 前記把手保持部は、前記基部が挿入可能な円筒の形状に形成されている、
    請求項3に記載のロックピン。
  5. 前記把手保持部は、前記本体部が、前記ピン本体の、前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入される先端側に向いた状態で、前記基部の回動を制限する回動制限部を有する、
    請求項3又は4に記載のロックピン。
  6. 前記基部は、前記ロッドの外周面から突出する突起を有し、
    前記把手保持部の円筒壁には、
    周方向に延在し、前記突起が挿通されて前記突起を周方向に案内するスリットと、
    該スリットの一端から前記把手保持部の円筒軸の方向へ凹み、前記突起が該スリットから移動することによって前記突起が周方向に移動することを制限するストッパー溝と、
    が形成されている、
    請求項4に記載のロックピン。
  7. 前記カウンタウエイト着脱装置は、前記ピン本体が挿入可能な円筒の形状に形成され、前記旋回体に固定され、前記第1ピン孔の開口を取り囲むホルダーを備え、
    前記ホルダーの円筒壁には、
    一定の幅で、前記旋回体と反対側にある先端から前記旋回体の側にある末端側へ切り欠いた形状を有する第1切り欠き部と、
    一定の幅で、前記第1切り欠き部の末端から前記円筒壁の周方向へ切り欠いた形状を有する第2切り欠き部と、
    が形成されており、
    前記把手保持部を形成する円筒の外径は、前記第1切り欠き部と第2切り欠き部のいずれの幅よりも小さい、
    請求項4に記載のロックピン。
  8. 前記把手部の前記基部は、前記本体部との接続部で前記本体部に対して垂直に折れ曲がっており、
    前記把手部の前記先端部は、前記本体部との接続部で、前記基部に対して垂直かつ前記本体部に対して垂直に折れ曲がっている、
    請求項3から7のいずれか1項に記載のロックピン。
  9. 移動式クレーンが備える旋回体に設けられるカウンタウエイトジャッキシリンダと、
    前記カウンタウエイトジャッキシリンダの上端部に設けられ、前記カウンタウエイトジャッキシリンダが伸長した場合に、前記旋回体に形成された第1ピン孔と開口が重なる第2ピン孔を有する上部レバーと、
    前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入可能なピン径に形成され、前記第1ピン孔と前記第2ピン孔の開口が重なった状態で、前記第1ピン孔及び前記第2ピン孔に挿入されるピン本体及び、ロッドの形状に形成され、そのロッドの一端が、前記ピン本体のピン軸に対して垂直な軸を中心に回動可能に、前記ピン本体に保持された把手部、を有するロックピンと、
    を備えるカウンタウエイト着脱装置。
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