JP2016166509A - アタッチメント連結装置 - Google Patents

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能弘 速水
Yoshinori Hayami
能弘 速水
辰雄 山崎
Tatsuo Yamazaki
辰雄 山崎
実寛 高橋
Sanehiro Takahashi
実寛 高橋
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Abstract

【課題】ロック部によってアタッチメントの支持ピンが固定フックから脱落することを確実に防止することができるアタッチメント連結装置を提供することを課題とする。
【解決手段】アタッチメント連結装置16であって、アタッチメント15の支持ピン15aに係合される固定フック17と、固定フック17に対して連結側と解除側とに回動可能に構成され、アタッチメント15の支持ピン15bに係合される可動フック18と、固定フック17がアタッチメント15の支持ピン15aから脱落することを防止するロック部19と、ロック部19を可動させるアクチュエータ20と、を備え、ロック部19は、可動フック18が解除側に回動してアタッチメント15の支持ピン15aに係合されていない状態において、アクチュエータ15によって可動したときに、アタッチメント15の支持ピン15bが固定フック17から脱落することを防止している状態を解除する。
【選択図】図2

Description

本発明は、旋回作業車のアームの先端部にアタッチメントを連結するアタッチメント連結装置の技術に関する。
従来、旋回作業車のアームに配置され、アームの先端部にバケット等のアタッチメント(作業機)を連結する、アタッチメント連結装置に関する技術は種々知られている。
前記アタッチメント連結装置は、固定フックと可動フックとを備え、固定フックの係合凹部と可動フックの係合凹部とを、アタッチメントの支持ピンにそれぞれ係合させることによって、アームにアタッチメントを連結する。前記アタッチメントの連結装置では、固定フックの係合凹部がアタッチメントの支持ピンに係合された状態で、可動フックが移動(前方に回動)して、可動フックの係合凹部がアタッチメントの支持ピンに係合された状態となる(特許文献1参照)。
また、アタッチメント連結装置には、ロック部を備え、固定フックの係合凹部がアタッチメントの支持ピンに係合された状態でロック部が移動して、ロック部によってアタッチメントの支持ピンが固定フックの係合凹部から脱落することを防止するものが公知となっている。
特開2001−303608号公報
しかしながら、前記アタッチメント連結装置では、例えば、可動フックが障害物に意図せずに接触したときに可動フックが解除側に移動(後方に回動)して、可動フックの係合凹部がアタッチメントの支持ピンに係合されていない状態となった場合等に、ロック部も移動してしまい、ロック部による固定フックがアタッチメントの支持ピンから脱落することを防止している状態が解除されるおそれがある。
本発明は、以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、ロック部によってアタッチメントの支持ピンが固定フックから脱落することを確実に防止することができるアタッチメント連結装置を提供することを課題とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、アーム先端部にアタッチメントを連結するアタッチメント連結装置であって、前記アタッチメントの支持ピンに係合される固定フックと、前記固定フックに対して連結側と解除側とに回動可能に構成され、前記アタッチメントの支持ピンに係合される可動フックと、前記アタッチメントの支持ピンが前記固定フックから脱落することを防止するロック部と、前記ロック部を可動させるアクチュエータと、を備え、前記ロック部は、前記可動フックが解除側に回動して前記アタッチメントの支持ピンに係合されていない状態において、前記アクチュエータによって可動したときに、前記アタッチメントの支持ピンが前記固定フックから脱落することを防止している状態を解除するものである。
請求項2においては、前記アクチュエータは、前記可動フックと前記ロック部とを可動させるものである。
請求項3においては、前記ロック部によって前記アタッチメントの支持ピンが前記固定フックから脱落することを防止する状態となるように前記ロック部を付勢する付勢部材を備えるものである。
請求項4においては、前記ロック部は、前記可動フックが解除側に回動して前記アタッチメントの支持ピンに係合されていない状態において、前記アクチュエータによって前記付勢部材の付勢力に反して可動したときに、前記アタッチメントの支持ピンが前記固定フックから脱落することを防止している状態を解除するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、本発明によれば、ロック部によって固定フックがアタッチメントの支持ピンから脱落することを確実に防止することができる。
本発明の実施形態に係るアタッチメント連結装置を備える旋回作業車の全体的な構成を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置の内部構造を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置の内部構造を示した斜視図。 同じくアタッチメント連結装置を示した背面図。 同じくアタッチメント連結装置の動作を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置の動作を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置の動作を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置の動作を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置の内部構造を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置の内部構造を示した斜視図。 同じくアタッチメント連結装置を示した背面図。 同じくアタッチメント連結装置の動作を示した側面図。 同じくアタッチメント連結装置の動作を示した側面図。
図1から図9に記載のアタッチメント連結装置16について説明する。
図1に示すように、アタッチメント連結装置16は、旋回作業車のアーム9の先端部に配置され、アーム9の先端部にバケット等のアタッチメント(作業機)15を連結する。
旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央に旋回台軸受2が配置され、該旋回台軸受2により旋回体3を左右旋回可能に軸受支持している。クローラ式走行装置1の前後一端部には、排土板4が上下回動自在に配設される。
旋回体3の上方には、エンジンを被覆するボンネット5とキャビン6が配設される。旋回体3の前端部へ左右回動自在に取り付けられたブームブラケット7には、ブーム8の下端部が上下回動自在に枢支される。ブーム8の先端部には、アーム9の基部が枢支される。アーム9の先端部には、アタッチメント連結装置16が枢支される。
ブームブラケット7には、ブームシリンダ10の下端が回動自在に枢支される。ブームシリンダ10が伸縮することにより、ブーム8がブームブラケット7に対して回動する。ブーム8の上部には、アームシリンダ11が配設さる。アームシリンダ11が伸縮することにより、アーム9がブーム8に対して回動する。アーム9の基部には、バケットシリンダ12が配設される。バケットシリンダ12の先端には、リンク13・14を介して、アタッチメント連結装置16がアーム9に接続される。アタッチメント連結装置16は、アーム9の先端部に回動自在に枢支され、バケットシリンダ12が伸縮することにより、アーム9に対して回動する。
図2から図9に示すように、アタッチメント連結装置16は、固定フック17と、可動フック18と、ロック部19と、アクチュエータ20と、リンク21と、付勢部材22と、を備える。
アタッチメント連結装置16は、固定フック17の係合凹部17aと可動フック18の係合凹部18aとを、アタッチメント15の支持ピン15a・15bにそれぞれ係合させることによって、アーム9にアタッチメント15を連結する。アタッチメント15の支持ピン15aが後方に、支持ピン15bが前方にそれぞれ配置される。
固定フック17と可動フック18とは、鋳物によりそれぞれ一体的に構成される。可動フック18は、その上部が固定フック17の内側に入込み、固定フック17から前方に突出するように配置される。固定フック17と可動フック18のそれぞれの軸孔17b・18bに軸体30が貫挿され、軸体30を中心に固定フック17に対して前後方向に可動フック18が回動自在に構成される。
固定フック17は、アーム9の先端部に取付けられる。固定フック17の前上部の軸孔17bに軸体30が貫挿される。
固定フック17は、係合凹部17aと、案内部17dと、を備える。
固定フック17の係合凹部17aは、固定フック17の下部に形成される。固定フック17の係合凹部17aは、アタッチメント15の支持ピン15aに係合可能に、後方に向かって開口する。
固定フック17の案内部17dは、リンク21が前後方向に移動するようにリンク21を案内する。
固定フック17の案内部17dは、固定フック17の両側部に形成される。固定フック17の案内部17dは、固定フック17の上下中途部に形成される。固定フック17の案内部17dは、固定フック17の側面が貫通するように切欠かれて形成される。固定フック17の案内部17dは、アクチュエータ20のシリンダロッド20aの伸縮方向と略平行な筋状(長孔状)に形成される。
可動フック18の上部の軸孔18bに軸体30が貫挿される。
可動フック18は、下部に係合凹部18aと、支持部18cと、を備える。
可動フック18の係合凹部18aは、アタッチメント15の支持ピン15bに係合可能に、前方に向かって開口する。
可動フック18の支持部18cは、アクチュエータ20(アクチュエータ20のピン20b)を支持する。
可動フック18の支持部18cは、可動フック18の両側部に形成される。可動フック18の支持部18cは、可動フック18の上下中途部に形成される。可動フック18の支持部18cは、可動フック18の側面が貫通するように切欠かれて形成される。可動フック18の支持部18cは、可動フック18が解除側に回動した状態でアクチュエータ20のシリンダロッド20aの伸縮方向と略平行な長孔状に形成される。可動フック18の支持部18cは、略前後方向を長手方向とするように形成される。可動フック18の支持部18cは、その長手方向の長さがアクチュエータ20のピン20bの直径よりも長く構成される。可動フック18の支持部18cは、その長手方向の長さが、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態とするとき、または、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17から脱落することを防止している状態を解除するときに、アクチュエータ20のピン20bの移動に必要な長さと略同一(若干長く)に構成される。
可動フック18は、固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)がアタッチメント15の支持ピン15aに係合された状態で、前方(固定側)に向かって回動して、アタッチメント15の支持ピン15bに係合凹部18aが係合した状態とされ、後方(解除側)に向かって回動して、アタッチメント15の支持ピン15bに係合凹部18aが係合した状態を解除する。
可動フック18は、後方に向かって回動していくと、可動フック18の下部後面と固定フック17の下部前面とが当接して回動動作を停止する。
ロック部19は、固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)がアタッチメント15の支持ピン15aに係合された状態で移動(回動)して、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する。
ロック部19は、二個(複数個)の略V字状の平板部材を立てるようにして左右に並べて配置される。
ロック部19は、前方と前上方とに延出するように固定フック17の後下部に配置される。ロック部19の前方に延出する部分は、固定フック17の係合凹部17aの後方に配置される。
固定フック17の後下部の軸孔17cとロック部19の後部の軸孔19aとに軸体31が貫挿され、軸体31を中心に固定フック17に対して上下方向にロック部19が回動自在(移動自在)に構成される。
なお、ロック部19は、一個の平板部材で構成することもできる。このようにロック部19を構成することによって、ロック部19の部品点数を削減し、また、ロック部19の強度を向上させることができる。
ロック部19は、固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)がアタッチメント15の支持ピン15aに係合された状態で、下方(ロック側)に向かって回動することによって、ロック部19の前方に延出する部分が、固定フック17の係合凹部17aの開口の一部を閉じる位置に移動して、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する。ロック部19は、固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)がアタッチメント15の支持ピン15aに係合された状態で、上方(ロック解除側)に向かって回動することによって、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態を解除する。
アクチュエータ20は、可動フック18とロック部19とを可動させる。アクチュエータ20は、油圧シリンダであり、シリンダロッド20aと、左右一対のピン20bと、押込部20cと、を備え、シリンダロッド20aを伸縮させることによって、可動フック18またはロック部19を可動させる。
アクチュエータ20は、軸体32を介して固定フック17の内側に支持され、上下回動可能に構成される。アクチュエータ20は、シリンダロッド20aが前方に突出するように配置される。
アクチュエータ20のピン20bは、シリンダロッド20aの先端部に設けられる。アクチュエータ20のピン20bは、シリンダロッド20aのから左右(外側)に突出する。
アクチュエータ20のピン20bは、可動フック18の支持部18cに支持される。アクチュエータ20のピン20bは、可動フック18の支持部18c内に配置される。アクチュエータ20のシリンダロッド20aが伸縮することによって、可動フック18の支持部18c内において略前後方向に(支持部18cの長手方向に沿って)ピン20bが移動可能に構成される。
アクチュエータ20は、ピン20bが可動フック18の支持部18c内において支持部18cに当接した状態で、シリンダロッド20aが伸縮することによって、可動フック18を可動させる。
アクチュエータ20の押込部20cは、シリンダロッド20aが縮短することによってリンク21側に移動してリンク21を押込んで、アクチュエータ20の動力がリンク21を介してロック部19に伝達可能に構成される。アクチュエータ20は、シリンダロッド20aが縮短することによって押込部20cが移動してリンク21に当接した状態で、さらにシリンダロッド20aが縮短することによって、リンク21を押込んで、アクチュエータ20の動力がリンク21を介してロック部19に伝達させてロック部19を可動させる。
アクチュエータ20の押込部20cは、シリンダロッド20aの先端部に設けられて、シリンダロッド20aが伸縮することによって前後方向に移動する。アクチュエータ20の押込部20cは、シリンダロッド20aの先端部の上方に配置される。アクチュエータ20の押込部20cは、可動フック18の内側に配置される。
アクチュエータ20の押込部20cは、後方(リンク21側)に突出する二股状(平面視「U」字状)に構成される。アクチュエータ20の押込部20cは、シリンダロッド20aが縮短することによって後方(リンク21側)に移動して、押込部20cの後端部(二股状部分の端部)がリンク21に当接可能に構成される。
リンク21は、アクチュエータ20の動力をロック部19に伝達する。
リンク21は、固定フック17の内側に配置される。リンク21は、前方(押込部20c側)に突出する二股状(平面視「U」字状)に構成される。リンク21は、アクチュエータ20の後方から、アクチュエータ20の側方を通ってアクチュエータ20のシリンダロッド20aの先端部側に延出するように構成される。
リンク21は、シリンダロッド20aが縮短することによって押込部20cが移動したときに、押込部20cの後端部がリンク21の前端部(二股状部分の端部)に当接するように構成される。
リンク21の後部の軸孔21aとロック部19の上部の軸孔19bとに軸体33が貫挿され、軸体33を中心に上下方向にロック部19が回動自在(移動自在)に構成される。
リンク21は、可動フック18(可動フック18の係合凹部18a)がアタッチメント15の支持ピン15bに係合された状態では、押込部20c(押込部20cの後端部)と所定の間隔を空けて配置され、アクチュエータ20の動力がロック部19に伝達されないように構成される。
リンク21は、可動フック18(可動フック18の係合凹部18a)がアタッチメント15の支持ピン15bに係合されない状態において、押込部20cが当接しない状態ではアクチュエータ20の動力がロック部19に伝達されないように構成される。
つまり、可動フック18(可動フック18の係合凹部18a)がアタッチメント15の支持ピン15bに係合されない状態において、押込部20cがリンク21に当接するまではアクチュエータ20の動力がリンク21を介してロック部19に伝達されないことから、ロック部19はアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する。
このことから、例えば、アクチュエータ20の動力が無くなったとき等のように意図せずに、可動フック18(可動フック18の係合凹部18a)がアタッチメント15の支持ピン15bに係合されない状態において、ロック部19は、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止可能に構成される。
リンク21は、左右一対の凸部21bを備える。
リンク21の凸部21bは、リンク21の前後中途部(アクチュエータ20のシリンダロッド20a側に延出する部分)の側面から左右(外側)に突出する。リンク21の凸部21bは、固定フック17の案内部17d内に配置される。
リンク21は、固定フック17の案内部17dに沿って前後方向に移動可能に構成される。
付勢部材22は、コイルバネであり、固定フック17(固定フック17の案内部17d)の内側に配置される。付勢部材22は、アクチュエータ20のシリンダロッド20aの伸縮方向と略平行して配置される。付勢部材22の前端部は、リンク21の凸部21b(凸部21bの後面)に固定され、付勢部材22の後端部は、ステーを介して固定フック17の内面に固定される。
付勢部材22は、リンク21が前方に移動するようにリンク21を付勢する。付勢部材22は、リンク21を付勢することによって、ロック部19が下方(ロック側)に回動するように(アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態となるように)、リンク21を介してロック部19を付勢する。付勢部材22は、アタッチメント15が連結された状態(固定フック17がアタッチメント15の支持ピン15aに係合され、可動フック18がアタッチメント15の支持ピン15bに係合された状態)では、リンク21の凸部21bが固定フック17の案内部17dの前端部に位置するようにリンク21を付勢する。
付勢部材22は、アクチュエータ20のシリンダロッド20aが縮短して可動フック18が回動して押込部20cがリンク21を後方に押込むときに、リンク21が後方に移動してロック部19が上方に回動し、また、アクチュエータ20のシリンダロッド20aが伸長すると、リンク21が前方に移動してロック部19が下方に回動するような付勢力を有する。
次に、アタッチメント連結装置16におけるアタッチメント15を連結した状態を解除する動作(アタッチメント15を取外す動作)について説明する。
アタッチメント連結装置16では、固定フック17の係合凹部17aがアタッチメント15の支持ピン15aに係合され、可動フック18の係合凹部18aがアタッチメント15の支持ピン15bに係合されて、ロック部19がアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態として、アタッチメント15を連結した状態とされる。このとき、アクチュエータ20のピン20bは、可動フック18の支持部18c内の前部に位置し、支持部18cの前端部に当接した状態となっている。
このような状態で、まず、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させていくと、アクチュエータ20のピン20bが、可動フック18の支持部18c内の後部側に移動して、支持部18cの後端部に当接する(図6参照)。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させると、可動フック18が解除側へ回動し始め、可動フック18の係合凹部18aがアタッチメント15の支持ピン15bに係合している状態を保持する状態が解除される。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させ、可動フック18を解除側へ回動させていくと、押込部20cがリンク21に当接する(図7参照)。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させ、可動フック18を解除側へ回動させていくと、付勢部材22の付勢力に反して押込部20cがリンク21を押込んでリンク21が後方に移動していく。
リンク21が後方に移動していくと、アクチュエータ20の動力がリンク21を介してロック部19に伝達して、ロック部19が上方に回動し、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態を解除する(図8参照)。このとき、可動フック18を解除側へ回動させていくことによって、可動フック18の下部後面と固定フック17の下部前面とが当接して、可動フック18の解除側への回動限界として、可動フック18の回動動作が停止する。
そして、このような状態で、ブーム8またはアーム9等を可動させて、固定フック17の係合凹部17aがアタッチメント15の支持ピン15aに係合されている状態を解除する。
以上のようにして、アタッチメント連結装置16では、アタッチメント15を連結した状態を解除する。
次に、アタッチメント連結装置16におけるアタッチメント15を連結する動作(アタッチメント15を取付ける動作)について説明する。
アタッチメント連結装置16では、アタッチメント15が連結される前の状態としては、固定フック17の係合凹部17aがアタッチメント15の支持ピン15aに係合された状態が解除され、可動フック18の係合凹部18aがアタッチメント15の支持ピン15bに係合された状態が解除され、ロック部19がアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態が解除されている。このとき、可動フック18の可動フック18の下部後面と固定フック17の下部前面とが当接した状態となっている。またこのとき、アクチュエータ20のピン20bは、可動フック18の支持部18c内の後部に位置し、支持部18cの後端部に当接した状態となっている。
このような状態で、まず、ブーム8またはアーム9等を可動させて、固定フック17の係合凹部17aをアタッチメント15の支持ピン15aに係合させる。
固定フック17の係合凹部17aがアタッチメント15の支持ピン15aに係合された状態で、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを伸長させていくと、アクチュエータ20のピン20bが、可動フック18の支持部18cの前部側に移動して支持部18cの前端部に当接する(図9参照)。またこのようにアクチュエータ20のシリンダロッド20aを伸長させていくと、付勢部材22の付勢力によって、リンク21が前方に移動していくとともに、アタッチメント15の支持ピン15bが可動フック18の係合凹部18aから脱落することを防止する状態となるようにロック部19が下方に回動していく。そして、リンク21が前方に移動してリンク21の凸部21bが固定フック17の案内部17dの前端部に位置すると、リンク21の前方の移動が停止する。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを伸長させると、可動フック18が固定側へ回動し始める。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを伸長させ、可動フック18を固定側へ回動させると、押込部20cがリンク21に当接している状態が解消される。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを伸長させ、可動フック18を固定側へ回動させると、可動フック18の係合凹部18aがアタッチメント15の支持ピン15bに係合している状態となる(図3参照)。
以上のようにして、アタッチメント連結装置16では、アタッチメント15を連結する。
以上のように、アクチュエータ20は、可動フック18とロック部19とを可動させる、アタッチメント連結装置16では、一つのアクチュエータ20によって可動フック18とロック部19とを可動させる。つまり、アタッチメント連結装置16では、可動フック18の動力源とロック部19の動力源とが、アクチュエータ20によって共通の動力源とされる。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、可動フック18とロック部19とを可動させる構成であっても、可動フック18用の動力源とロック部19用の動力源とをそれぞれ備えるものに比べて、コンパクトに構成することができる。
また以上のように、アクチュエータ20の動力をロック部19に伝達するリンク21を備える、アタッチメント連結装置16では、リンク21を介してロック部19にアクチュエータ20の動力が伝達され、ロック部19を可動させる。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、一つのアクチュエータ20によって可動フック18とロック部19とを可動させるものを簡易に実現することができる。
また以上のように、リンク21は、可動フック18がアタッチメント15の支持ピン15bに係合しているときに、アクチュエータ20の動力がロック部19に伝達されないように構成される、アタッチメント連結装置16では、可動フック18を解除側へ回動させていき、押込部20cがリンク21に当接した状態で、アクチュエータ20の動力がロック部19に伝達される。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、リンク21部を備えるものであっても、可動フック18がアタッチメント15の支持ピン15bに係合しているときにアクチュエータ20の動力がリンク21を介して伝達されるものに比べて、コンパクトに構成することができる。
また以上のように、ロック部19は、可動フック18(可動フック18の係合凹部18a)がアタッチメント15の支持ピン15bに係合されない状態において、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止可能に構成される、アタッチメント連結装置16では、例えば、アクチュエータ20の動力が無くなったとき等のように意図せずに、アタッチメント15の支持ピン15bが可動フック18(可動フック18の係合凹部18a)から脱落したときにおいても、ロック部19はアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止することができる。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを確実に防止することができる。
以上のように、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態となるようにロック部19を付勢する付勢部材22を備える、アタッチメント連結装置16では、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態となるようにロック部19を付勢部材22が付勢する。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを確実に防止することができる。
前述のように、ロック部19は、アクチュエータ20のシリンダロッド20aが縮短(可動)することによって付勢部材22の付勢力に反して可動して、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態を解除するが、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させずに、可動フック18の解除側への回動限界として可動フック18の回動動作が停止した状態では、リンク21の凸部21bは固定フック17の案内部17dの前端部に当接した状態となっており、また、リンク21は押込部20cによって押込まれず後方に移動しない。つまり、アクチュエータ20のシリンダロッド20aが縮短させずに、可動フック18の解除側への回動限界として可動フック18の回動動作が停止した状態では、ロック部19が可動せず、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態となっている。
このことから、可動フック18が解除側に回動してアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態においても、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させなければ、ロック部19は、可動せず(上方に回動せず)アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態となっている。
以上のように、可動フック18が解除側に回動してアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態において、ロック部19は、アクチュエータ20によって可動して、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態を解除する、アタッチメント連結装置16では、可動フック18が解除側に回動してアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態において、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短(可動)させなければ、ロック部19は、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態となっている。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、可動フック18が解除側に回動して可動フック18(可動フック18の係合凹部18a)がアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態において、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを確実に防止することができる。
また以上のように、可動フック18が解除側に回動してアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態において、ロック部19は、アクチュエータ20によって付勢部材22の付勢力に反して可動して、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態を解除する、アタッチメント連結装置16では、可動フック18が解除側に回動してアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態において、付勢部材22の付勢力に反してアクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短(可動)させなければ、ロック部19は、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態となっている。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、可動フック18が解除側に回動して可動フック18(可動フック18の係合凹部18a)がアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態において、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを確実に防止することができる。
また以上のように、可動フック18の支持部18cが長孔状に構成され、アクチュエータ20のシリンダロッド20aが伸縮することによって、可動フック18の支持部18c内において支持部18cの長手方向に沿ってピン20bが移動可能に構成される、アタッチメント連結装置16では、可動フック18が解除側に回動してアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態において、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させて可動フック18の支持部18c内においてピン20bが後方に移動して押込部20cを後方(リンク21側)に移動させることによって、ロック部19は、可動して(上方に回動して)、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態を解除する。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、可動フック18が解除側に回動してアタッチメント15の支持ピン15bに係合されていない状態において、ロック部19は、アクチュエータ20がよって付勢部材22の付勢力に反して可動して、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態を解除するものを、簡易な構成で実現することができる。
リンク21は、側面視略「へ」字状に形成される。リンク21は側面視略逆「V」字状に形成される。リンク21は、アクチュエータ20の後方から、アクチュエータ20を支持する軸体32の上方を通ってアクチュエータ20のシリンダロッド20aの先端部側に延出するように構成される。リンク21は、固定フック17内において、アクチュエータ20を支持する軸体32の後方から、アクチュエータ20を支持する軸体32と固定フック17と可動フック18のそれぞれの軸孔17b・18bに貫挿される軸体30との間の空間を通り、アクチュエータ20を支持する軸体32の前方に延出するように形成される。
以上のように、リンク21が、アクチュエータ20を支持する軸体32の後方から、アクチュエータ20を支持する軸体32と固定フック17と可動フック18のそれぞれの軸孔17b・18bに貫挿される軸体30との間の空間を通り、アクチュエータ20を支持する軸体32の前方に延出するように形成されるアタッチメント連結装置16では、固定フック17内におけるアクチュエータ20を支持する軸体32と固定フック17と可動フック18のそれぞれの軸孔17b・18bに貫挿される軸体30との間の空間を有効に利用して、リンク21が配置される。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、アクチュエータ20の動力をロック部19に伝達するリンク21を備えるものであっても、コンパクトに構成することができる。
ロック部19は、下方に回動した状態(ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止される状態)で、ロック部19(ロック部19の前方に延出する部分の後面)がキャビン6内の作業者から視認可能に構成される。ロック部19は、その前方に延出する部分の後面が、キャビン6内の作業者が視認し易いように、他の部分と異なる色に着色されて構成される。
以上のように、ロック部19は、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止される状態で、ロック部19がキャビン6内の作業者から視認可能に構成される、アタッチメント連結装置16では、キャビン6内の作業者が、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止される状態であることを確認して、作業を行うことができる。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止される状態を解除した状態で、作業が行われることを防止することができる。
ロック部19が上方に回動した状態(ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止される状態を解除した状態)で、固定フック17の係合凹部17aに係合した状態のアタッチメント15の支持ピン15a(支持ピン15aの後面)が、キャビン6内の作業者から視認可能に構成される。
以上のように、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止される状態を解除した状態で、固定フック17の係合凹部17aに係合した状態のアタッチメント15の支持ピン15aが、キャビン6内の作業者から視認可能に構成される、アタッチメント連結装置16では、キャビン6内の作業者が、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止される状態を解除した状態であることを確認することができる。
したがって、アタッチメント連結装置16によれば、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止される状態を解除した状態で、作業が行われることを防止することができる。
次に、図10から図15に記載のアタッチメント連結装置16について説明する。
なお、図10から図15に記載のアタッチメント連結装置16についての説明は、図1から図9に記載のアタッチメント連結装置16と同様の構成の部分については適宜省略し、図1から図9に記載のアタッチメント連結装置16の構成と異なる部分を中心に説明する。
図10から図15に示すように、アタッチメント連結装置16は、固定フック17と、可動フック18と、ロック部19と、アクチュエータ20と、リンク21と、付勢部材22と、を備える。
固定フック17は案内部17eを備える。
固定フック17の案内部17eは、固定フック17の両側部に形成される。固定フック17の案内部17eは、固定フック17の前部に形成される。固定フック17の案内部17eは、固定フック17の上下中途部に形成される。固定フック17の案内部17eは、凸状に形成されて、固定フック17の内面から内側に突出するように配置される。
可動フック18は支持部18dを備える。
可動フック18の支持部18dは、可動フック18の両側部に形成される。可動フック18の支持部18dは、可動フック18の上下中途部に形成される。可動フック18の支持部18dは、可動フック18の側面が貫通するように切欠かれて形成される。可動フック18の支持部18dは、可動フック18が解除側に回動した状態でアクチュエータ20のシリンダロッド20aの伸縮方向と略平行な長孔状に形成される。可動フック18の支持部18dは、略前後方向を長手方向とするように形成される。可動フック18の支持部18dは、その長手方向の長さがアクチュエータ20のピン20bの直径よりも長く構成される。可動フック18の支持部18dは、その長手方向の長さが、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止している状態とするとき、または、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17から脱落することを防止している状態を解除するときに、アクチュエータ20のピン20bの移動に必要な長さと略同一(若干長く)に構成される。
リンク21は、固定フック17の内側に配置される。リンク21は、左右一対の平板状の部材からなり、アクチュエータ20の後方から、アクチュエータ20の側方を通ってアクチュエータ20のシリンダロッド20aの先端部側に延出するように構成される。リンク21は、シリンダロッド20aが縮短することによって押込部20cが移動したときに、押込部20cの後端部がリンク21の前端部(二股状部分の端部)に当接するように構成される。
リンク21は、左右一対の支持孔21cを備える。
リンク21の支持孔21cは、リンク21の前部を貫通して形成される。固定フック17の案内部17eは、リンク21の支持孔21c内に配置されて支持される。
リンク21は、固定フック17の案内部17eに沿って前後方向に移動可能に構成される。
付勢部材22は、ピン付勢部材23と、ロック部付勢部材24と、で構成される。
ピン付勢部材23は、コイルバネであり、可動フック18の支持部18d内に配置される。ピン付勢部材23は、可動フック18の支持部18dの長手方向に沿って配置される。ピン付勢部材23は、アクチュエータ20のシリンダロッド20aの伸縮方向と略平行して配置される。ピン付勢部材23の前端部は、アクチュエータ20のピン20b(ピン20bの後面)に当接し、ピン付勢部材23の後端部は、可動フック18の支持部18dの後端面に当接する。
ピン付勢部材23は、アクチュエータ20のピン20bが前方に移動するようにピン20bを付勢する。ピン付勢部材23は、アタッチメント15が連結された状態(固定フック17がアタッチメント15の支持ピン15aに係合され、可動フック18がアタッチメント15の支持ピン15bに係合された状態)では、アクチュエータ20のピン20bが可動フック18の支持部18dの前端部に位置するようにアクチュエータ20のピン20bを付勢する。
ロック部付勢部材24は、コイルバネであり、ロック部19の後部(固定フック17の後下部)に配置される。
ロック部付勢部材24は、ロック部19が下方に回動するように(アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態となるように)ロック部19を付勢する。ロック部付勢部材24は、ロック部19を付勢することによって、リンク21が前方に移動するように、ロック部19を介してリンク21を付勢する。
ロック部付勢部材24は、アクチュエータ20のシリンダロッド20aが伸縮して可動フック18が回動しているときに、リンク21を前方に位置させた状態及びロック部19を下方に回動させた状態とする。
次に、アタッチメント連結装置16におけるアタッチメント15を連結した状態を解除する動作(アタッチメント15を取外す動作)について説明する。
アタッチメント連結装置16では、固定フック17の係合凹部17aがアタッチメント15の支持ピン15aに係合され、可動フック18の係合凹部18aがアタッチメント15の支持ピン15bに係合されて、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態として、アタッチメント15を連結した状態とされる。このとき、アクチュエータ20のピン20bは、可動フック18の支持部18d内の前部に位置し、支持部18dの前端部に当接した状態となっている。
このような状態で、まず、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させていくと、可動フック18が解除側へ回動し始め、可動フック18の係合凹部18aがアタッチメント15の支持ピン15bに係合している状態を保持する状態が解除される。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させ、可動フック18を解除側へ回動させていくと、押込部20cがリンク21に当接する(図14参照)。このとき、可動フック18の下部後面と固定フック17の下部前面とが当接して、可動フック18の解除側への回動限界として、可動フック18の回動動作が停止する。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを縮短させていくと、ピン付勢部材23の付勢力に反して可動フック18の支持部18d内においてピン20bが後方に移動し、押込部20cがリンク21を押込んでリンク21が後方に移動していく。
リンク21が後方に移動していくと、アクチュエータ20の動力がリンク21を介してロック部19に伝達して、ロック部付勢部材24の付勢力に反してロック部19が上方に回動し、アタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態を解除する(図15参照)。
そして、このような状態で、ブーム8またはアーム9等を可動させて、固定フック17の係合凹部17aがアタッチメント15の支持ピン15aに係合されている状態を解除する。
以上のようにして、アタッチメント連結装置16では、アタッチメント15を連結した状態を解除する。
次に、アタッチメント連結装置16におけるアタッチメント15を連結する動作(アタッチメント15を取付ける動作)について説明する。
アタッチメント連結装置16では、アタッチメント15が連結される前の状態としては、固定フック17の係合凹部17aがアタッチメント15の支持ピン15aに係合された状態が解除され、可動フック18の係合凹部18aがアタッチメント15の支持ピン15bに係合された状態が解除され、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15aが固定フック17(固定フック17の係合凹部17a)から脱落することを防止する状態が解除されている。このとき、可動フック18の可動フック18の下部後面と固定フック17の下部前面とが当接した状態となっている。またこのとき、アクチュエータ20のピン20bは、ピン付勢部材23の付勢力に反して支持部18d内の前端部からやや後部側に位置した状態となっている。
このような状態で、まず、ブーム8またはアーム9等を可動させて、固定フック17の係合凹部17aをアタッチメント15の支持ピン15aに係合させる。
固定フック17の係合凹部17aがアタッチメント15の支持ピン15aに係合された状態で、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを伸長させていくと、アクチュエータ20のピン20bが、可動フック18の支持部18dの前部側に移動していく。このとき、ロック部付勢部材24の付勢力によって、リンク21が前方に移動していくとともに、アタッチメント15の支持ピン15bが可動フック18の係合凹部18aから脱落することを防止する状態となるようにロック部19が下方に回動していく。そして、アクチュエータ20のピン20bが前方に移動してピン20bが可動フック18の支持部18dの前端部に位置するとピン20bの移動が停止し、ロック部19の下方への回動が停止し、ロック部19によってアタッチメント15の支持ピン15bが可動フック18の係合凹部18aから脱落することを防止する状態となる(図14参照)。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを伸長させると、可動フック18が固定側へ回動し始め、押込部20cがリンク21に当接している状態が解消される。
さらに、アクチュエータ20のシリンダロッド20aを伸長させ、可動フック18を固定側へ回動させると、可動フック18の係合凹部18aがアタッチメント15の支持ピン15bに係合している状態となる(図11参照)。
以上のようにして、アタッチメント連結装置16では、アタッチメント15を連結する。
1 クローラ式走行装置
9 アーム
15 アタッチメント
17 固定フック
18 可動フック
19 ロック部
20 アクチュエータ
21 リンク
22 付勢部材

Claims (4)

  1. アーム先端部にアタッチメントを連結するアタッチメント連結装置であって、
    前記アタッチメントの支持ピンに係合される固定フックと、
    前記固定フックに対して連結側と解除側とに回動可能に構成され、前記アタッチメントの支持ピンに係合される可動フックと、
    前記アタッチメントの前記支持ピンが前記固定フックから脱落することを防止するロック部と、
    前記ロック部を可動させるアクチュエータと、を備え、
    前記ロック部は、前記可動フックが解除側に回動して前記アタッチメントの支持ピンに係合されていない状態において、前記アクチュエータによって可動したときに、前記アタッチメントの支持ピンが前記固定フックから脱落することを防止している状態を解除する、
    アタッチメント連結装置。
  2. 前記アクチュエータは、前記可動フックと前記ロック部とを可動させる、
    請求項1に記載のアタッチメント連結装置。
  3. 前記ロック部によって前記アタッチメントの支持ピンが前記固定フックから脱落することを防止する状態となるように前記ロック部を付勢する付勢部材を備える、
    請求項1または請求項2に記載のアタッチメント連結装置。
  4. 前記ロック部は、前記可動フックが解除側に回動して前記アタッチメントの支持ピンに係合されていない状態において、前記アクチュエータによって前記付勢部材の付勢力に反して可動したときに、前記アタッチメントの支持ピンが前記固定フックから脱落することを防止している状態を解除する、
    請求項3に記載のアタッチメント連結装置。
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