JPH11107307A - 作業機械のアタッチメント着脱装置 - Google Patents
作業機械のアタッチメント着脱装置Info
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- JPH11107307A JPH11107307A JP9290362A JP29036297A JPH11107307A JP H11107307 A JPH11107307 A JP H11107307A JP 9290362 A JP9290362 A JP 9290362A JP 29036297 A JP29036297 A JP 29036297A JP H11107307 A JPH11107307 A JP H11107307A
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- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/28—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
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- E02F3/3604—Devices to connect tools to arms, booms or the like
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- E02F3/3618—Devices to connect tools to arms, booms or the like of the quick acting type, e.g. controlled from the operator seat with two separating hooks
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/59—Manually releaseable latch type
- Y10T403/591—Manually releaseable latch type having operating mechanism
-
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- Y10T403/591—Manually releaseable latch type having operating mechanism
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- Y10T403/599—Spring biased manipulator
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- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業機械のアタッチメント着脱装置におい
て、着脱装置の係合溝に係合したアタッチメントのピン
を確実にロックすると共に、ロック−ロック解除を容易
に行えるようにする。 【解決手段】 着脱装置６に、第一係合溝１１ａへの第
一ピン７ａの出入りを許容する開放姿勢と係合溝に嵌入
したピンの脱落を防ぐ係止姿勢とに変姿自在なラッチ１
４と、ラッチを係止姿勢にロックするロック姿勢とラッ
チロックを解除する解除姿勢とに変姿自在なロック用ピ
ストン１５と、ロック用ピストンを常時ロック姿勢側に
付勢する付勢弾機とを設け、さらに前記ラッチを係止姿
勢から開放姿勢にすべく着脱用シリンダ１３に圧油供給
されることに連繋してロック用ピストンに解除姿勢に変
姿させるための圧油が供給されるように構成した。
て、着脱装置の係合溝に係合したアタッチメントのピン
を確実にロックすると共に、ロック−ロック解除を容易
に行えるようにする。 【解決手段】 着脱装置６に、第一係合溝１１ａへの第
一ピン７ａの出入りを許容する開放姿勢と係合溝に嵌入
したピンの脱落を防ぐ係止姿勢とに変姿自在なラッチ１
４と、ラッチを係止姿勢にロックするロック姿勢とラッ
チロックを解除する解除姿勢とに変姿自在なロック用ピ
ストン１５と、ロック用ピストンを常時ロック姿勢側に
付勢する付勢弾機とを設け、さらに前記ラッチを係止姿
勢から開放姿勢にすべく着脱用シリンダ１３に圧油供給
されることに連繋してロック用ピストンに解除姿勢に変
姿させるための圧油が供給されるように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種建設作業、土
木作業に用いられる油圧ショベル等の作業機械のの技術
分野に属するものである。
木作業に用いられる油圧ショベル等の作業機械のの技術
分野に属するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の作業機械にお
いて、バケット、グラップル、ブレーカ等の作業用のア
タッチメントを、掘削、積込み、破砕等の各種作業に応
じて交換できるようにしたものがあるが、例えば油圧シ
ョベルのアーム先端部に装着されるアタッチメントを交
換する場合、アームとアタッチメントとを連結するピン
の抜き差し作業や、該ピンの止め作業が必要であって、
多大の労力を要する。そこで従来、図９に示す如く、ア
タッチメントの着脱を油圧力を用いて行うように構成し
たアタッチメント着脱装置３０が知られている。このも
のは、アーム側に第一、第二支軸３１、３２を介して支
持されるブラケット３３と、第二支軸３２に揺動自在に
支持される揺動アーム３４と、該揺動アーム３４とブラ
ケット３３とのあいだに介装される油圧シリンダ３５と
を用いて構成されると共に、ブラケット３３および揺動
アーム３４には、アタッチメント側に固着の第一、第二
ピン７ａ、７ｂにそれぞれ係脱自在に係合する係合溝３
３ａ、３４ａが形成されている。そして、ブラケット３
３の係合溝３３ａに第一ピン７ａを係合させた状態で、
油圧シリンダ３５を伸長させて揺動アーム３４の係合溝
３４ａに第二ピン７ｂを係合せしめることでアタッチメ
ントを着脱装置３０に取付ける一方、油圧シリンダ３５
を縮小させて前記揺動アーム３４の係合溝３４ａと第二
ピン７ｂとの係合を解除することによりアタッチメント
を着脱装置３０から取外すことができるように構成され
ている。ところで前記従来の着脱装置は、アタッチメン
トが取り付けられた状態で、油圧シリンダ縮小側に想定
される以上の多大な負荷が加わったとき、あるいは油圧
シリンダの縮小を規制するためのチェック弁が機能しな
くなったような不測の場合、係合溝とピンとの係合が外
れてしまう惧れがある。このため、係合溝に係合したピ
ンを、ロックボルトやロックピン等のロック部材を用い
て機械的にロックするように構成したものがある。しか
るにこのものは、ロック部材のロック−ロック解除をす
るにはボルトやピンの取付け、取り外し作業が必要であ
って、この作業が面倒且つ煩雑であって問題がある。
いて、バケット、グラップル、ブレーカ等の作業用のア
タッチメントを、掘削、積込み、破砕等の各種作業に応
じて交換できるようにしたものがあるが、例えば油圧シ
ョベルのアーム先端部に装着されるアタッチメントを交
換する場合、アームとアタッチメントとを連結するピン
の抜き差し作業や、該ピンの止め作業が必要であって、
多大の労力を要する。そこで従来、図９に示す如く、ア
タッチメントの着脱を油圧力を用いて行うように構成し
たアタッチメント着脱装置３０が知られている。このも
のは、アーム側に第一、第二支軸３１、３２を介して支
持されるブラケット３３と、第二支軸３２に揺動自在に
支持される揺動アーム３４と、該揺動アーム３４とブラ
ケット３３とのあいだに介装される油圧シリンダ３５と
を用いて構成されると共に、ブラケット３３および揺動
アーム３４には、アタッチメント側に固着の第一、第二
ピン７ａ、７ｂにそれぞれ係脱自在に係合する係合溝３
３ａ、３４ａが形成されている。そして、ブラケット３
３の係合溝３３ａに第一ピン７ａを係合させた状態で、
油圧シリンダ３５を伸長させて揺動アーム３４の係合溝
３４ａに第二ピン７ｂを係合せしめることでアタッチメ
ントを着脱装置３０に取付ける一方、油圧シリンダ３５
を縮小させて前記揺動アーム３４の係合溝３４ａと第二
ピン７ｂとの係合を解除することによりアタッチメント
を着脱装置３０から取外すことができるように構成され
ている。ところで前記従来の着脱装置は、アタッチメン
トが取り付けられた状態で、油圧シリンダ縮小側に想定
される以上の多大な負荷が加わったとき、あるいは油圧
シリンダの縮小を規制するためのチェック弁が機能しな
くなったような不測の場合、係合溝とピンとの係合が外
れてしまう惧れがある。このため、係合溝に係合したピ
ンを、ロックボルトやロックピン等のロック部材を用い
て機械的にロックするように構成したものがある。しか
るにこのものは、ロック部材のロック−ロック解除をす
るにはボルトやピンの取付け、取り外し作業が必要であ
って、この作業が面倒且つ煩雑であって問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、特開平９−２
０９３９１号公報に示すごとく、係合溝へのピンの出入
りを許容する開放姿勢と、係合溝に嵌入したピンの脱落
を防ぐ係止姿勢とに変姿自在なラッチを設けると共に、
該ラッチの変姿揺動を、前記揺動アームを揺動させる油
圧シリンダの伸縮作動で行うように構成したものが提唱
され、前記不具合を解消している。そしてこのものは、
油圧シリンダあるいはその油圧経路に不具合があった場
合、ピンに係合溝から外れる方向の力が働いてもラッチ
が開放姿勢側に変姿しないように設定されている。しか
るにこの状態でラッチ自体が障害物にあたる等して開放
姿勢側に揺動させようとする力が働いた場合、ラッチが
開放姿勢側に揺動してしまうことが考えられ、さらなる
対策が必要で、ここに本発明が解決しようとする課題が
あった。
０９３９１号公報に示すごとく、係合溝へのピンの出入
りを許容する開放姿勢と、係合溝に嵌入したピンの脱落
を防ぐ係止姿勢とに変姿自在なラッチを設けると共に、
該ラッチの変姿揺動を、前記揺動アームを揺動させる油
圧シリンダの伸縮作動で行うように構成したものが提唱
され、前記不具合を解消している。そしてこのものは、
油圧シリンダあるいはその油圧経路に不具合があった場
合、ピンに係合溝から外れる方向の力が働いてもラッチ
が開放姿勢側に変姿しないように設定されている。しか
るにこの状態でラッチ自体が障害物にあたる等して開放
姿勢側に揺動させようとする力が働いた場合、ラッチが
開放姿勢側に揺動してしまうことが考えられ、さらなる
対策が必要で、ここに本発明が解決しようとする課題が
あった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、作業機械にアタッチメントを着
脱自在に装着するための着脱装置であって、該着脱装置
は、作業機械側に支持されるブラケットと、アタッチメ
ント側のピンに係脱自在に係合すべく前記ブラケットに
形成される係合溝と、該係合溝へのピンの出入りを許容
する開放姿勢と係合溝に嵌入したピンの脱落を防ぐ係止
姿勢とに変姿自在なラッチと、該ラッチを変姿せしめる
ためのラッチ用アクチュエータと、前記係止姿勢のラッ
チに係止して該ラッチを係止姿勢にロックするロック姿
勢とラッチロックを解除する解除姿勢とに変姿自在なロ
ック部材と、該ロック部材を常時ロック姿勢側に付勢す
る付勢手段とを備え、さらに前記ロック姿勢のロック部
材を、ラッチの係止姿勢から開放姿勢への変姿作動に連
繋して付勢手段に抗して解除姿勢に変姿せしめるための
変姿手段が設けられているものである。そして、この様
にすることにより、係合溝に係合したピンは、該ピンに
係止するラッチ、および該ラッチを係止姿勢にロックす
るロック部材により二重にロックされることになって、
信頼性が向上する。しかもロック部材は、付勢手段によ
り常時ロック姿勢側に付勢されていると共に、ラッチの
係止姿勢から開放姿勢への変姿作動に連繋して解除姿勢
に変姿するものであるから、ロック−ロック解除のため
の作業が何ら必要なく、作業性が向上する。このものに
おいて、ラッチ用アクチュエータは、圧油供給に基づく
伸縮作動によりラッチを変姿せしめる油圧シリンダによ
り、ロック部材は、ピストンロッドが係止姿勢のラッチ
に係止して該ラッチを係止姿勢にロックするロック姿勢
とラッチロックを解除する解除姿勢とに進退移動するロ
ック用ピストンにより、また付勢手段は、前記ロック用
ピストンを常時ロック姿勢側に付勢する弾機により、さ
らに変姿手段は、ラッチを係止姿勢から開放姿勢に変姿
すべく油圧シリンダに圧油供給されることに連繋してロ
ック用ピストンに圧油供給をして、該ロック用ピストン
を前記弾機に抗して解除姿勢に変姿させる圧油供給手段
により構成することができる。また前記ラッチを、ブラ
ケットに揺動自在に軸支されて係止姿勢と開放姿勢とに
変姿揺動するものとし、さらに前記ラッチの揺動軸支位
置を、ピンに係合溝から外れる方向の力が働いたとき、
該力が係止姿勢のラッチを該姿勢に保持する方向の力と
して作用する位置に設定することにより、ラッチ用アク
チュエータに不具合があったような場合にピンに係合溝
から外れる方向の力が働いても、該力がラッチを係止姿
勢に保持する力として作用することになって、ピンの係
合溝からの脱落を防止できる。
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、作業機械にアタッチメントを着
脱自在に装着するための着脱装置であって、該着脱装置
は、作業機械側に支持されるブラケットと、アタッチメ
ント側のピンに係脱自在に係合すべく前記ブラケットに
形成される係合溝と、該係合溝へのピンの出入りを許容
する開放姿勢と係合溝に嵌入したピンの脱落を防ぐ係止
姿勢とに変姿自在なラッチと、該ラッチを変姿せしめる
ためのラッチ用アクチュエータと、前記係止姿勢のラッ
チに係止して該ラッチを係止姿勢にロックするロック姿
勢とラッチロックを解除する解除姿勢とに変姿自在なロ
ック部材と、該ロック部材を常時ロック姿勢側に付勢す
る付勢手段とを備え、さらに前記ロック姿勢のロック部
材を、ラッチの係止姿勢から開放姿勢への変姿作動に連
繋して付勢手段に抗して解除姿勢に変姿せしめるための
変姿手段が設けられているものである。そして、この様
にすることにより、係合溝に係合したピンは、該ピンに
係止するラッチ、および該ラッチを係止姿勢にロックす
るロック部材により二重にロックされることになって、
信頼性が向上する。しかもロック部材は、付勢手段によ
り常時ロック姿勢側に付勢されていると共に、ラッチの
係止姿勢から開放姿勢への変姿作動に連繋して解除姿勢
に変姿するものであるから、ロック−ロック解除のため
の作業が何ら必要なく、作業性が向上する。このものに
おいて、ラッチ用アクチュエータは、圧油供給に基づく
伸縮作動によりラッチを変姿せしめる油圧シリンダによ
り、ロック部材は、ピストンロッドが係止姿勢のラッチ
に係止して該ラッチを係止姿勢にロックするロック姿勢
とラッチロックを解除する解除姿勢とに進退移動するロ
ック用ピストンにより、また付勢手段は、前記ロック用
ピストンを常時ロック姿勢側に付勢する弾機により、さ
らに変姿手段は、ラッチを係止姿勢から開放姿勢に変姿
すべく油圧シリンダに圧油供給されることに連繋してロ
ック用ピストンに圧油供給をして、該ロック用ピストン
を前記弾機に抗して解除姿勢に変姿させる圧油供給手段
により構成することができる。また前記ラッチを、ブラ
ケットに揺動自在に軸支されて係止姿勢と開放姿勢とに
変姿揺動するものとし、さらに前記ラッチの揺動軸支位
置を、ピンに係合溝から外れる方向の力が働いたとき、
該力が係止姿勢のラッチを該姿勢に保持する方向の力と
して作用する位置に設定することにより、ラッチ用アク
チュエータに不具合があったような場合にピンに係合溝
から外れる方向の力が働いても、該力がラッチを係止姿
勢に保持する力として作用することになって、ピンの係
合溝からの脱落を防止できる。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、１は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル１は、クローラ式の下部走行
体２、該下部走行体２の上方に旋回自在に支持される上
部旋回体３、該上部旋回体３に基端部が上下揺動自在に
支持されるブーム４、該ブーム４の先端部に基端部が前
後揺動自在に支持されるアーム５、該アーム５の先端部
に後述する着脱装置６を介して着脱自在に取付けられる
アタッチメント７、さらに上記ブーム４、アーム５、ア
タッチメント７をそれぞれ揺動せしめるためのブーム用
シリンダ８、アーム用シリンダ９、アタッチメント用シ
リンダ１０等の部材装置から構成されている。ここで、
前記アタッチメント７は、図１においてはバケットを示
すが、バケットに限らず、ブレーカ、グラップル等の各
種のアタッチメントを着脱装置６を介して着脱自在に取
付けることができる。そして、これら各アタッチメント
７の上部には、前後に並列する状態で第一、第二ピン７
ａ、７ｂが固着されている。
に基づいて説明する。図面において、１は油圧ショベル
であって、該油圧ショベル１は、クローラ式の下部走行
体２、該下部走行体２の上方に旋回自在に支持される上
部旋回体３、該上部旋回体３に基端部が上下揺動自在に
支持されるブーム４、該ブーム４の先端部に基端部が前
後揺動自在に支持されるアーム５、該アーム５の先端部
に後述する着脱装置６を介して着脱自在に取付けられる
アタッチメント７、さらに上記ブーム４、アーム５、ア
タッチメント７をそれぞれ揺動せしめるためのブーム用
シリンダ８、アーム用シリンダ９、アタッチメント用シ
リンダ１０等の部材装置から構成されている。ここで、
前記アタッチメント７は、図１においてはバケットを示
すが、バケットに限らず、ブレーカ、グラップル等の各
種のアタッチメントを着脱装置６を介して着脱自在に取
付けることができる。そして、これら各アタッチメント
７の上部には、前後に並列する状態で第一、第二ピン７
ａ、７ｂが固着されている。
【０００６】前記アタッチメント着脱装置６は、ブラケ
ット１１、揺動アーム１２、着脱用シリンダ１３、ラッ
チ１４、ロック用ピストン１５等の部材装置から構成さ
れるが、上記ブラケット１１の上部は、第一、第二支軸
１６、１７を介してアーム５の先端部およびアタッチメ
ント用シリンダ１０に連結されるリンクロッド１８の先
端部に揺動自在に軸支されており、これによりブラケッ
ト１１は、アタッチメント用シリンダ１０の伸縮作動に
基づいて第一支軸１６を軸として上下揺動するようにな
っている。さらにこのブラケット１１の下部には、後方
側（図３、４において左方側）が開口した左右一対の第
一係合溝１１ａが形成されているが、該第一係合溝１１
ａは、前記アタッチメント７の第一ピン７ａに係脱自在
に係合するように設定されている。
ット１１、揺動アーム１２、着脱用シリンダ１３、ラッ
チ１４、ロック用ピストン１５等の部材装置から構成さ
れるが、上記ブラケット１１の上部は、第一、第二支軸
１６、１７を介してアーム５の先端部およびアタッチメ
ント用シリンダ１０に連結されるリンクロッド１８の先
端部に揺動自在に軸支されており、これによりブラケッ
ト１１は、アタッチメント用シリンダ１０の伸縮作動に
基づいて第一支軸１６を軸として上下揺動するようにな
っている。さらにこのブラケット１１の下部には、後方
側（図３、４において左方側）が開口した左右一対の第
一係合溝１１ａが形成されているが、該第一係合溝１１
ａは、前記アタッチメント７の第一ピン７ａに係脱自在
に係合するように設定されている。
【０００７】また、前記揺動アーム１２は、上部が前記
第二支軸１７に前後揺動自在に軸支されている。さらに
揺動アーム１２の下部には、前方側（図３、４において
右方側）が開口した長溝状の第二係合溝１２ａが形成さ
れているが、該第二係合溝１２ａは、前記アタッチメン
ト７の第二ピン７ｂに係脱自在に係合するように設定さ
れている。そしてこの揺動アーム１２は、後述するよう
に着脱用シリンダ１３の伸縮作動に基づき、第二係合溝
１２ａが第二ピン７ｂに係合する取付け姿勢と、第二係
合溝１２ａが第二ピン７ｂから外れる取り外し姿勢とに
揺動変姿するようになっている。
第二支軸１７に前後揺動自在に軸支されている。さらに
揺動アーム１２の下部には、前方側（図３、４において
右方側）が開口した長溝状の第二係合溝１２ａが形成さ
れているが、該第二係合溝１２ａは、前記アタッチメン
ト７の第二ピン７ｂに係脱自在に係合するように設定さ
れている。そしてこの揺動アーム１２は、後述するよう
に着脱用シリンダ１３の伸縮作動に基づき、第二係合溝
１２ａが第二ピン７ｂに係合する取付け姿勢と、第二係
合溝１２ａが第二ピン７ｂから外れる取り外し姿勢とに
揺動変姿するようになっている。
【０００８】さらに、前記ラッチ１４は、基端部が前記
ブラケット１１に揺動支軸１４ａを軸として揺動自在に
軸支されるフック形状のものであって、該ラッチ１４
は、後述するように着脱用シリンダ１３の伸縮作動に基
づき、前記第一係合溝１１ａから外れて該第一係合溝１
１ａへの第一ピン７ａの出入りを許容する開放姿勢と、
第一係合溝１１ａに嵌入した第一ピン７ａにラッチ先端
部が係止して該第一ピン７ａの第一係合溝１１ａからの
脱落を防ぐ係止姿勢とに揺動変姿するようになってい
る。
ブラケット１１に揺動支軸１４ａを軸として揺動自在に
軸支されるフック形状のものであって、該ラッチ１４
は、後述するように着脱用シリンダ１３の伸縮作動に基
づき、前記第一係合溝１１ａから外れて該第一係合溝１
１ａへの第一ピン７ａの出入りを許容する開放姿勢と、
第一係合溝１１ａに嵌入した第一ピン７ａにラッチ先端
部が係止して該第一ピン７ａの第一係合溝１１ａからの
脱落を防ぐ係止姿勢とに揺動変姿するようになってい
る。
【０００９】一方、前記着脱用シリンダ１３は、本発明
の油圧シリンダに相当するものであって、該着脱用シリ
ンダ１３のシリンダ筒１３ａの基端部は前記ラッチ１４
の中間部に支持され、またピストンロッド１３ｂの先端
部は前記揺動アーム１２の中間部に支持されており、後
述するように圧油の供給に基づいて伸縮作動するもので
あるが、該着脱用シリンダ１３が縮小している状態で
は、ラッチ１４は前記開放姿勢に、揺動アーム１２は前
記取り外し姿勢となるように設定され、また着脱用シリ
ンダ１３が伸長している状態では、ラッチ１４は係止姿
勢に、揺動アーム１２は取付け姿勢となるように設定さ
れている。
の油圧シリンダに相当するものであって、該着脱用シリ
ンダ１３のシリンダ筒１３ａの基端部は前記ラッチ１４
の中間部に支持され、またピストンロッド１３ｂの先端
部は前記揺動アーム１２の中間部に支持されており、後
述するように圧油の供給に基づいて伸縮作動するもので
あるが、該着脱用シリンダ１３が縮小している状態で
は、ラッチ１４は前記開放姿勢に、揺動アーム１２は前
記取り外し姿勢となるように設定され、また着脱用シリ
ンダ１３が伸長している状態では、ラッチ１４は係止姿
勢に、揺動アーム１２は取付け姿勢となるように設定さ
れている。
【００１０】また、ロック用ピストン１５は、シリンダ
筒１５ａが前記ブラケット１１に固定されていて、該シ
リンダ筒１５ａの一端側からピストンロッド１５ｂが進
退移動するものであるが、該ピストンロッド１５ｂが進
出している状態では、ピストンロッド１５ｂの先端部が
前記係止姿勢のラッチ１４に上側から係止して該ラッチ
１４を係止姿勢にロックするロック姿勢となり、またピ
ストンロッド１５ｂが後退している状態では、ピストン
ロッド１５ｂがラッチ１４から離間して前記ラッチ１４
のロックを解除する解除姿勢となるように設定されてい
る。
筒１５ａが前記ブラケット１１に固定されていて、該シ
リンダ筒１５ａの一端側からピストンロッド１５ｂが進
退移動するものであるが、該ピストンロッド１５ｂが進
出している状態では、ピストンロッド１５ｂの先端部が
前記係止姿勢のラッチ１４に上側から係止して該ラッチ
１４を係止姿勢にロックするロック姿勢となり、またピ
ストンロッド１５ｂが後退している状態では、ピストン
ロッド１５ｂがラッチ１４から離間して前記ラッチ１４
のロックを解除する解除姿勢となるように設定されてい
る。
【００１１】ここで、前記ラッチ１４の揺動支軸１４ａ
の軸中心位置Ａは、第一ピン７ａが第一係合溝１１ａか
ら外れようとする力Ｐの方向に対し、下側に位置するよ
うに設定されている。そしてこれにより、ラッチ１４が
第一ピン７ａに係止している係止姿勢で、第一ピン７ａ
に第一係合溝１１ａから外れる方向の力Ｐが働いたと
き、該力Ｐがラッチ１４を係止姿勢側に揺動させようと
する方向の力として作用することになって、ラッチ１４
は係止姿勢に保持されるようになっている。つまり、第
一ピン７ａに第一係合溝１１ａから外れる方向の力Ｐが
働いたとき、該力Ｐはラッチ１４で受け止められること
になって、着脱用シリンダ１３に無理な力が働かないよ
うになっていると共に、後述する第一チェック弁２４が
機能しなくなって着脱用シリンダ１３が縮小してしまう
ような不測の場合であっても、第一ピン７ａは係止姿勢
に保持されたラッチ１４に係止して第一係合溝１１ａか
ら抜け出ないようになっている。
の軸中心位置Ａは、第一ピン７ａが第一係合溝１１ａか
ら外れようとする力Ｐの方向に対し、下側に位置するよ
うに設定されている。そしてこれにより、ラッチ１４が
第一ピン７ａに係止している係止姿勢で、第一ピン７ａ
に第一係合溝１１ａから外れる方向の力Ｐが働いたと
き、該力Ｐがラッチ１４を係止姿勢側に揺動させようと
する方向の力として作用することになって、ラッチ１４
は係止姿勢に保持されるようになっている。つまり、第
一ピン７ａに第一係合溝１１ａから外れる方向の力Ｐが
働いたとき、該力Ｐはラッチ１４で受け止められること
になって、着脱用シリンダ１３に無理な力が働かないよ
うになっていると共に、後述する第一チェック弁２４が
機能しなくなって着脱用シリンダ１３が縮小してしまう
ような不測の場合であっても、第一ピン７ａは係止姿勢
に保持されたラッチ１４に係止して第一係合溝１１ａか
ら抜け出ないようになっている。
【００１２】次に、前記着脱用シリンダ１３およびロッ
ク用ピストン１５への圧油供給回路について、図８に基
づいて説明する。図８において、２０は油圧ポンプ、２
１は油タンク、２２は切換えバルブ、２３はセレクタバ
ルブであって、該セレクタバルブ２３の切換え作動に基
づいて前記圧油供給回路への圧油の供給−停止がなされ
るが、セレクタバルブ２３が圧油供給側に切り換えられ
ている場合について、以下説明する。
ク用ピストン１５への圧油供給回路について、図８に基
づいて説明する。図８において、２０は油圧ポンプ、２
１は油タンク、２２は切換えバルブ、２３はセレクタバ
ルブであって、該セレクタバルブ２３の切換え作動に基
づいて前記圧油供給回路への圧油の供給−停止がなされ
るが、セレクタバルブ２３が圧油供給側に切り換えられ
ている場合について、以下説明する。
【００１３】つまり、前記着脱用シリンダ１３は、伸長
側ポート１３ｃおよび縮小側ポート１３ｄが形成されて
おり、これら各ポート１３ｃ、１３ｄに圧油が供給され
ることに基づいて伸縮作動するように構成されている。
側ポート１３ｃおよび縮小側ポート１３ｄが形成されて
おり、これら各ポート１３ｃ、１３ｄに圧油が供給され
ることに基づいて伸縮作動するように構成されている。
【００１４】また、前記ロック用ピストン１５は、イン
ポート１５ｃ、アウトポート１５ｄ、およびパイロット
ポート１５ｅが形成されており、そしてパイロットポー
ト１５ｅに所定圧以上のパイロット圧油が供給されてい
ない状態では、付勢弾機１５ｆの付勢力により前記ピス
トンロッド１５ｂをロック姿勢にするロック位置Ｘに位
置しているが、パイロットポート１５ｅに所定圧以上の
パイロット圧油が供給されることにより、前記付勢弾機
１５ｆの付勢力に抗してピストンロッド１５ｂを解除姿
勢にする解除位置Ｙとなるように構成されている。さら
にこのロック用ピストン１５は、前記ロック位置Ｘでは
インポート１５ｃからアウトポート１５ｄに至る弁路を
閉じているが、解除位置Ｙでは該弁路を開くように設定
されている。ここで、前記インポート１５ｃは、第一油
路Ｂを介して後述する切換えバルブ２２の第四ポート２
２ｄに接続され、またアウトポート１５ｄは、第二油路
Ｃを介して前記着脱用シリンダ１３の縮小側ポート１３
ｄに接続されている。さらに、上記第一油路Ｂからは、
ロック用ピストン１５のパイロットポート１５ｅにパイ
ロット圧油を供給するパイロット油路が分岐形成され、
また第二油路Ｃからは、後述する第一チェック弁２４の
パイロットポート２４ａにパイロット圧油を供給するパ
イロット油路が分岐形成されている。尚、ロック用ピス
トン１５のピストンロッド１５ｂは、前述したようにパ
イロットポート１５ｅにパイロット圧油が供給されるこ
とにより解除姿勢となるが、さらにパイロット圧油が供
給されていない状態であっても、ラッチ１４が係止姿勢
になっていないときには、ピストンロッド１５ｂの先端
部がラッチ１４に接当して進出が阻まれ、これにより強
制的に解除姿勢となっている。そしてこの様に強制的に
解除姿勢となっているピストンロッド１５ｂは、ラッチ
１４が係止姿勢に変姿してピストンロッド１５ｂの進出
が許容されることにより、付勢弾機１５ｆの付勢力を受
けて自動的にロック姿勢に変姿する。
ポート１５ｃ、アウトポート１５ｄ、およびパイロット
ポート１５ｅが形成されており、そしてパイロットポー
ト１５ｅに所定圧以上のパイロット圧油が供給されてい
ない状態では、付勢弾機１５ｆの付勢力により前記ピス
トンロッド１５ｂをロック姿勢にするロック位置Ｘに位
置しているが、パイロットポート１５ｅに所定圧以上の
パイロット圧油が供給されることにより、前記付勢弾機
１５ｆの付勢力に抗してピストンロッド１５ｂを解除姿
勢にする解除位置Ｙとなるように構成されている。さら
にこのロック用ピストン１５は、前記ロック位置Ｘでは
インポート１５ｃからアウトポート１５ｄに至る弁路を
閉じているが、解除位置Ｙでは該弁路を開くように設定
されている。ここで、前記インポート１５ｃは、第一油
路Ｂを介して後述する切換えバルブ２２の第四ポート２
２ｄに接続され、またアウトポート１５ｄは、第二油路
Ｃを介して前記着脱用シリンダ１３の縮小側ポート１３
ｄに接続されている。さらに、上記第一油路Ｂからは、
ロック用ピストン１５のパイロットポート１５ｅにパイ
ロット圧油を供給するパイロット油路が分岐形成され、
また第二油路Ｃからは、後述する第一チェック弁２４の
パイロットポート２４ａにパイロット圧油を供給するパ
イロット油路が分岐形成されている。尚、ロック用ピス
トン１５のピストンロッド１５ｂは、前述したようにパ
イロットポート１５ｅにパイロット圧油が供給されるこ
とにより解除姿勢となるが、さらにパイロット圧油が供
給されていない状態であっても、ラッチ１４が係止姿勢
になっていないときには、ピストンロッド１５ｂの先端
部がラッチ１４に接当して進出が阻まれ、これにより強
制的に解除姿勢となっている。そしてこの様に強制的に
解除姿勢となっているピストンロッド１５ｂは、ラッチ
１４が係止姿勢に変姿してピストンロッド１５ｂの進出
が許容されることにより、付勢弾機１５ｆの付勢力を受
けて自動的にロック姿勢に変姿する。
【００１５】一方、前記切換えバルブ２２は、オペレー
タが切換えスイッチ（図示せず）を切換え操作すること
に基づいて伸長位置Ｘと縮小位置Ｙとに切り換えられる
四ポート二位置電磁切換弁であって、第一ポート２２ａ
は前記セレクタバルブ２３を経由して油圧ポンプ２０に
接続され、第二ポート２２ｂは同じくセレクタバルブ２
３を経由して油タンク２１に接続されている。また第三
ポート２２ｃは、第一チェック弁２４を介して前記着脱
用シリンダ１３の伸長側ポート１３ｃに接続されてい
る。さらに第四ポート２２ｄは、第二チェック弁２５を
介して着脱用シリンダ１３の縮小側ポート１３ｄに接続
されていると共に、前述したようにロック用ピストン１
５のインポート１５ｃに接続されている。そしてこの切
換えバルブ２２は、伸長位置Ｘに位置している状態で
は、第一ポート２２ａから第三ポート２２ｃに至る弁
路、および第四ポート２２ｄから第二ポート２２ｂに至
る弁路をそれぞれ開き、また縮小位置Ｙに位置している
状態では、第一ポート２２ａから第四ポート２２ｄに至
る弁路、および第三ポート２２ｃから第二ポート２２ｂ
に至る弁路をそれぞれ開くように設定されている。
タが切換えスイッチ（図示せず）を切換え操作すること
に基づいて伸長位置Ｘと縮小位置Ｙとに切り換えられる
四ポート二位置電磁切換弁であって、第一ポート２２ａ
は前記セレクタバルブ２３を経由して油圧ポンプ２０に
接続され、第二ポート２２ｂは同じくセレクタバルブ２
３を経由して油タンク２１に接続されている。また第三
ポート２２ｃは、第一チェック弁２４を介して前記着脱
用シリンダ１３の伸長側ポート１３ｃに接続されてい
る。さらに第四ポート２２ｄは、第二チェック弁２５を
介して着脱用シリンダ１３の縮小側ポート１３ｄに接続
されていると共に、前述したようにロック用ピストン１
５のインポート１５ｃに接続されている。そしてこの切
換えバルブ２２は、伸長位置Ｘに位置している状態で
は、第一ポート２２ａから第三ポート２２ｃに至る弁
路、および第四ポート２２ｄから第二ポート２２ｂに至
る弁路をそれぞれ開き、また縮小位置Ｙに位置している
状態では、第一ポート２２ａから第四ポート２２ｄに至
る弁路、および第三ポート２２ｃから第二ポート２２ｂ
に至る弁路をそれぞれ開くように設定されている。
【００１６】ここで、前記第一チェック弁２４は、着脱
用シリンダ１３の伸長側ポート１３ｃに組み込まれてい
て、切換えバルブ第三ポート２２ｃから着脱用シリンダ
伸長側ポート１３ｃへの圧油の流れを許容し、逆方向の
流れを阻止するものであるが、該逆方向の流れは、パイ
ロットポート２４ａに所定圧以上のパイロット圧油が供
給されたときには許容されるように設定されている。ま
た、前記第二チェック弁２５は、着脱用シリンダ縮小側
ポート１３ｄから切換えバルブ第四ポート２２ｄへの圧
油の流れは許容するが、逆方向の流れは阻止するように
設定されている。
用シリンダ１３の伸長側ポート１３ｃに組み込まれてい
て、切換えバルブ第三ポート２２ｃから着脱用シリンダ
伸長側ポート１３ｃへの圧油の流れを許容し、逆方向の
流れを阻止するものであるが、該逆方向の流れは、パイ
ロットポート２４ａに所定圧以上のパイロット圧油が供
給されたときには許容されるように設定されている。ま
た、前記第二チェック弁２５は、着脱用シリンダ縮小側
ポート１３ｄから切換えバルブ第四ポート２２ｄへの圧
油の流れは許容するが、逆方向の流れは阻止するように
設定されている。
【００１７】そして、切換えバルブ２２が伸長位置Ｘに
切換えられている状態では、油圧ポンプ２０からの圧油
は、セレクタバルブ２３、切換えバルブ２２、第一チェ
ック弁２４を経由して着脱用シリンダ１３の伸長側ポー
ト１３ｃに供給される一方、縮小側ポート１３ｄからの
油は、第二チェック弁２５、切換えバルブ２２、セレク
タバルブ２３を経由して油タンク２１に排出され、これ
により着脱用シリンダ１３は伸長する。このときロック
用ピストン１５は、第一油路Ｂに圧油が供給されていな
いためパイロットポート１５ｅに所定圧以上のパイロッ
ト圧油が供給されず、このため前述したように付勢弾機
１５ｆの付勢力によりロック位置Ｘに位置していて、ピ
ストンロッド１５ｂがロック姿勢になっていると共に、
インポート１５ｃからアウトポート１５ｄに通じる弁路
が閉じている。
切換えられている状態では、油圧ポンプ２０からの圧油
は、セレクタバルブ２３、切換えバルブ２２、第一チェ
ック弁２４を経由して着脱用シリンダ１３の伸長側ポー
ト１３ｃに供給される一方、縮小側ポート１３ｄからの
油は、第二チェック弁２５、切換えバルブ２２、セレク
タバルブ２３を経由して油タンク２１に排出され、これ
により着脱用シリンダ１３は伸長する。このときロック
用ピストン１５は、第一油路Ｂに圧油が供給されていな
いためパイロットポート１５ｅに所定圧以上のパイロッ
ト圧油が供給されず、このため前述したように付勢弾機
１５ｆの付勢力によりロック位置Ｘに位置していて、ピ
ストンロッド１５ｂがロック姿勢になっていると共に、
インポート１５ｃからアウトポート１５ｄに通じる弁路
が閉じている。
【００１８】一方、切換えバルブ２２が縮小位置Ｙに切
換えられている状態では、油圧ポンプ２０からの圧油
は、セレクタバルブ２３、切換えバルブ２２を経由して
第一油路Ｂに供給されるが、該第一油路Ｂに圧油供給さ
れることに伴ってロック用ピストン１５のパイロットポ
ート１５ｅに所定圧以上のパイロット圧油が供給され
る。これにより、前述したようにロック用ピストン１５
は付勢弾機１５ｆの付勢力に抗して解除位置Ｙに切り換
えられ、ピストンロッド１５ｂが解除姿勢に変姿すると
共に、インポート１５ｃからアウトポート１５ｄに至る
弁路が開き、而して前記第一油路Ｂに供給された圧油
は、ロック用ピストン１５、第二油路Ｃを経由して着脱
用シリンダ１３の縮小側ポート１３ｄに供給される。さ
らに、前記第二油路Ｃへの圧油供給に伴って第一チェッ
ク弁２４のパイロットポート２４ａに所定圧以上のパイ
ロット圧油が供給され、これにより第一チェック弁２４
は、着脱用シリンダ伸長側ポート１３ｃから切換えバル
ブ第三ポート２２ｃへの油の流れを許容する。而して着
脱用シリンダ伸長側ポート１３ｃからの油は、第一チェ
ック弁２４、切換えバルブ２２、セレクタバルブ２３を
経由して油タンク２１に排出され、これにより着脱用シ
リンダ１３は縮小する。
換えられている状態では、油圧ポンプ２０からの圧油
は、セレクタバルブ２３、切換えバルブ２２を経由して
第一油路Ｂに供給されるが、該第一油路Ｂに圧油供給さ
れることに伴ってロック用ピストン１５のパイロットポ
ート１５ｅに所定圧以上のパイロット圧油が供給され
る。これにより、前述したようにロック用ピストン１５
は付勢弾機１５ｆの付勢力に抗して解除位置Ｙに切り換
えられ、ピストンロッド１５ｂが解除姿勢に変姿すると
共に、インポート１５ｃからアウトポート１５ｄに至る
弁路が開き、而して前記第一油路Ｂに供給された圧油
は、ロック用ピストン１５、第二油路Ｃを経由して着脱
用シリンダ１３の縮小側ポート１３ｄに供給される。さ
らに、前記第二油路Ｃへの圧油供給に伴って第一チェッ
ク弁２４のパイロットポート２４ａに所定圧以上のパイ
ロット圧油が供給され、これにより第一チェック弁２４
は、着脱用シリンダ伸長側ポート１３ｃから切換えバル
ブ第三ポート２２ｃへの油の流れを許容する。而して着
脱用シリンダ伸長側ポート１３ｃからの油は、第一チェ
ック弁２４、切換えバルブ２２、セレクタバルブ２３を
経由して油タンク２１に排出され、これにより着脱用シ
リンダ１３は縮小する。
【００１９】叙述の如く構成されたものにおいて、アタ
ッチメント７を着脱装置６に取り付ける場合には、ブラ
ケット１１の第一係合溝１１ａにアタッチメント７の第
一ピン７ａを係合させた状態で、縮小している着脱用シ
リンダ１３を伸長させることにより、揺動アーム１２が
取付け姿勢となって第二係合溝１２ａがアタッチメント
７の第二ピン７ｂに係合し、これによりアタッチメント
７は、第一、第二ピン７ａ、７ｂが第一、第二係合溝１
１ａ、１２ａに係合支持された状態で脱着装置６に取り
付けられると共に、前記着脱用シリンダ１３が伸長する
ことに伴いラッチ１４が係止姿勢となって、第一係合溝
１１ａに係合している第一ピン７ａに係止して該第一ピ
ン７ａの第一係合溝１１ａからの脱落を防止することに
なる。さらにロック用ピストン１５は、前述したよう
に、ラッチ１４が係止姿勢に変姿することに伴い、付勢
弾機１５ｆの付勢力を受けて自動的にロック姿勢となっ
て、ラッチ１４を係止姿勢にロックすることになる。一
方、アタッチメント７を着脱装置６から取外す場合に
は、着脱用シリンダ１３を縮小させることにより、揺動
アーム１２が取付け姿勢から取り外し姿勢に変姿して第
二係合溝１２ａと第二ピン７ｂとの係合が外れると共
に、ラッチ１４が係止姿勢から開放姿勢に変姿して第一
ピン７ａの第一係合溝１１ａからの脱出を許容すること
になる。さらにロック用ピストン１５のピストンロッド
１５ｂは、前述したように、着脱用シリンダ１３の縮小
側に圧油が供給されることに伴ってパイロットポート１
５ｅに圧油供給されることにより解除姿勢となって、前
記ラッチ１４の開放姿勢側への変姿を許容することにな
る。
ッチメント７を着脱装置６に取り付ける場合には、ブラ
ケット１１の第一係合溝１１ａにアタッチメント７の第
一ピン７ａを係合させた状態で、縮小している着脱用シ
リンダ１３を伸長させることにより、揺動アーム１２が
取付け姿勢となって第二係合溝１２ａがアタッチメント
７の第二ピン７ｂに係合し、これによりアタッチメント
７は、第一、第二ピン７ａ、７ｂが第一、第二係合溝１
１ａ、１２ａに係合支持された状態で脱着装置６に取り
付けられると共に、前記着脱用シリンダ１３が伸長する
ことに伴いラッチ１４が係止姿勢となって、第一係合溝
１１ａに係合している第一ピン７ａに係止して該第一ピ
ン７ａの第一係合溝１１ａからの脱落を防止することに
なる。さらにロック用ピストン１５は、前述したよう
に、ラッチ１４が係止姿勢に変姿することに伴い、付勢
弾機１５ｆの付勢力を受けて自動的にロック姿勢となっ
て、ラッチ１４を係止姿勢にロックすることになる。一
方、アタッチメント７を着脱装置６から取外す場合に
は、着脱用シリンダ１３を縮小させることにより、揺動
アーム１２が取付け姿勢から取り外し姿勢に変姿して第
二係合溝１２ａと第二ピン７ｂとの係合が外れると共
に、ラッチ１４が係止姿勢から開放姿勢に変姿して第一
ピン７ａの第一係合溝１１ａからの脱出を許容すること
になる。さらにロック用ピストン１５のピストンロッド
１５ｂは、前述したように、着脱用シリンダ１３の縮小
側に圧油が供給されることに伴ってパイロットポート１
５ｅに圧油供給されることにより解除姿勢となって、前
記ラッチ１４の開放姿勢側への変姿を許容することにな
る。
【００２０】この結果、アタッチメント７が着脱装置６
に取り付けられている状態で、油圧シリンダ１３の縮小
を規制する第一チェック弁２４が機能しなくなったよう
な不測の場合に、第一ピン７ａに第一係合溝１１ａから
抜け出る方向の力Ｐが働いたとしても、前述したよう
に、該力Ｐは、ラッチ１４を係止姿勢に保持する力とし
て作用することになって、第一ピン７ａの第一係合溝１
１ａからの脱落を回避できる。さらにこの状態で、ラッ
チ１４自体に障害物があたる等して開放姿勢側に変姿さ
せようとする力が働いたとしても、該ラッチ１４はロッ
ク用ピストン１５により係止姿勢にロックされているた
め、不用意に開放姿勢に変姿してしまうことがない。而
して、第一ピン７ａは、該第一ピン７ａに係止するラッ
チ１４、および該ラッチ１４を係止姿勢にロックするロ
ック用ピストン１５により二重にロックされた状態とな
っていて、前記不測が生じたような場合であっても、第
一ピン７ａが第一係合溝１１ａから脱落してしまうこと
を確実に防止でき、信頼性が向上する。しかも、前記ロ
ック用ピストン１５は、付勢弾機１５ｆの付勢力により
ロック姿勢に保持されるものであるから、着脱用シリン
ダ１３およびその油圧回路に不具合が生じても、これと
は無関係にラッチ１４を係止姿勢にロックすることにな
り、さらに信頼性が向上する。
に取り付けられている状態で、油圧シリンダ１３の縮小
を規制する第一チェック弁２４が機能しなくなったよう
な不測の場合に、第一ピン７ａに第一係合溝１１ａから
抜け出る方向の力Ｐが働いたとしても、前述したよう
に、該力Ｐは、ラッチ１４を係止姿勢に保持する力とし
て作用することになって、第一ピン７ａの第一係合溝１
１ａからの脱落を回避できる。さらにこの状態で、ラッ
チ１４自体に障害物があたる等して開放姿勢側に変姿さ
せようとする力が働いたとしても、該ラッチ１４はロッ
ク用ピストン１５により係止姿勢にロックされているた
め、不用意に開放姿勢に変姿してしまうことがない。而
して、第一ピン７ａは、該第一ピン７ａに係止するラッ
チ１４、および該ラッチ１４を係止姿勢にロックするロ
ック用ピストン１５により二重にロックされた状態とな
っていて、前記不測が生じたような場合であっても、第
一ピン７ａが第一係合溝１１ａから脱落してしまうこと
を確実に防止でき、信頼性が向上する。しかも、前記ロ
ック用ピストン１５は、付勢弾機１５ｆの付勢力により
ロック姿勢に保持されるものであるから、着脱用シリン
ダ１３およびその油圧回路に不具合が生じても、これと
は無関係にラッチ１４を係止姿勢にロックすることにな
り、さらに信頼性が向上する。
【００２１】さらにこのものにおいて、前記ロック姿勢
のロック用ピストン１５は、アタッチメント７を着脱装
置６から取外すべく着脱用シリンダ１３の縮小側に圧油
供給されることに伴って自動的に解除姿勢に変姿するか
ら、ロック−ロック解除のための作業が何ら必要なく、
作業性の向上に寄与できる。
のロック用ピストン１５は、アタッチメント７を着脱装
置６から取外すべく着脱用シリンダ１３の縮小側に圧油
供給されることに伴って自動的に解除姿勢に変姿するか
ら、ロック−ロック解除のための作業が何ら必要なく、
作業性の向上に寄与できる。
【図１】油圧ショベルの側面図である。
【図２】着脱装置の一部断面正面図である。
【図３】着脱用シリンダ縮小時における図２のＸ−Ｘ矢
視図である。
視図である。
【図４】着脱用シリンダ伸長時における図２のＸ−Ｘ矢
視図である。
視図である。
【図５】着脱装置の背面図である。
【図６】図５のＹ矢視図である。
【図７】（Ａ）はロック用ピストンの断面図、（Ｂ）は
（Ａ）のＺ矢視図である。
（Ａ）のＺ矢視図である。
【図８】着脱用シリンダおよびロック用ピストンへの油
圧回路図である。
圧回路図である。
【図９】従来の着脱装置を示す図である。
６ 着脱装置 ７ アタッチメント ７ａ 第一ピン １１ ブラケット １１ａ 第一係合溝 １３ 着脱用シリンダ １４ ラッチ １５ ロック用ピストン １５ｂ ピストンロッド １５ｅ パイロットポート １５ｆ 付勢弾機
Claims (3)
- 【請求項１】 作業機械にアタッチメントを着脱自在に
装着するための着脱装置であって、該着脱装置は、作業
機械側に支持されるブラケットと、アタッチメント側の
ピンに係脱自在に係合すべく前記ブラケットに形成され
る係合溝と、該係合溝へのピンの出入りを許容する開放
姿勢と係合溝に嵌入したピンの脱落を防ぐ係止姿勢とに
変姿自在なラッチと、該ラッチを変姿せしめるためのラ
ッチ用アクチュエータと、前記係止姿勢のラッチに係止
して該ラッチを係止姿勢にロックするロック姿勢とラッ
チロックを解除する解除姿勢とに変姿自在なロック部材
と、該ロック部材を常時ロック姿勢側に付勢する付勢手
段とを備え、さらに前記ロック姿勢のロック部材を、ラ
ッチの係止姿勢から開放姿勢への変姿作動に連繋して付
勢手段に抗して解除姿勢に変姿せしめるための変姿手段
が設けられている作業機械のアタッチメント着脱装置。 - 【請求項２】 請求項１において、ラッチ用アクチュエ
ータは、圧油供給に基づく伸縮作動によりラッチを変姿
せしめる油圧シリンダにより、ロック部材は、ピストン
ロッドが係止姿勢のラッチに係止して該ラッチを係止姿
勢にロックするロック姿勢とラッチロックを解除する解
除姿勢とに進退移動するロック用ピストンにより、また
付勢手段は、前記ロック用ピストンを常時ロック姿勢側
に付勢する弾機により、さらに変姿手段は、ラッチを係
止姿勢から開放姿勢に変姿すべく油圧シリンダに圧油供
給されることに連繋してロック用ピストンに圧油供給を
して、該ロック用ピストンを前記弾機に抗して解除姿勢
に変姿させる圧油供給手段により構成されている作業機
械のアタッチメント着脱装置。 - 【請求項３】 請求項１または２において、ラッチは、
ブラケットに揺動自在に軸支されて係止姿勢と開放姿勢
とに変姿揺動するもので、さらに前記ラッチの揺動軸支
位置は、ピンに係合溝から外れる方向の力が働いたと
き、該力が係止姿勢のラッチを該姿勢に保持する方向の
力として作用する位置に設定されている作業機械のアタ
ッチメント着脱装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9290362A JP3056706B2 (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 作業機械のアタッチメント着脱装置 |
| US09/166,541 US6132131A (en) | 1997-10-07 | 1998-10-05 | Attachment mounting/demounting device in working machinery |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9290362A JP3056706B2 (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | 作業機械のアタッチメント着脱装置 |
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