JP2016008478A - クイックカプラ、及びクイックカプラにアタッチメントを取り付ける方法 - Google Patents

クイックカプラ、及びクイックカプラにアタッチメントを取り付ける方法 Download PDF

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伊藤 大二郎
Daijiro Ito
大二郎 伊藤
吉田 剛
Takeshi Yoshida
剛 吉田
晃 橋本
Akira Hashimoto
晃 橋本
拓哉 塚田
Takuya Tsukada
拓哉 塚田
憲一 樋口
Kenichi Higuchi
憲一 樋口
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Abstract

【課題】本発明の課題は、大型化を抑えながら支持強度を向上することができるクイックカプラを提供することにある。【解決手段】クイックカプラは、カプラ本体と、第1のフックと、第2のフックと、第1ロック部材とを備える。第1のフックは、カプラ本体と一体的に形成され、所定方向に開口している。第2のフックは、カプラ本体と一体的に形成される。第2のフックは、第1のフックと同方向に開口している。第1ロック部材は、第1のフックの開口内に突出するように配置される。【選択図】図4

Description

本発明は、クイックカプラ、及びクイックカプラにアタッチメントを取り付ける方法に関する。
油圧ショベルなどの作業車両には、バケット、カッター、ブレーカ、フォークなどの多様なアタッチメントが取り付けられる。このようなアタッチメントを作業車両に簡易に取り付けるための部品として、クイックカプラが知られている。クイックカプラは、作業車両に取り付けられる。
例えば、特許文献1に示すように、クイックカプラは、固定フックと可動フックとを有しており、これらのフックがアタッチメントに設けられた2つのピンに係止することで、アタッチメントがクイックカプラに連結される。
特開平7−166571号公報
しかし、上記のクイックカプラでは、2つのフックがそれぞれ異なる方向に向けて開口している。具体的には、固定フックは、バケットのツースの先端方向に向かって開口している。可動フックは逆にツースの先端方向と反対の方向に向かって開口している。
作業車両に取り付けられるアタッチメントには、特定の方向に大きな力が加わることが多い。例えば、油圧ショベルでは、掘削時にアタッチメントに大きな力が加わる。このとき、例えば図11に示すように、アタッチメント201には、ツース206の先端方向と反対の方向に大きな力が加わる(矢印B1)。この場合、上記のクイックカプラでは、ピン205からの力(矢印B2)を固定フック203によって受けることができるが、ピン204からの力(矢印B3)を可動フック202によって受けることができない。従って、固定フック203のみでアタッチメントからの負荷の大部分を受けることになる。このため、クイックカプラは2つのフックによりアタッチメントを受けているにもかかわらず、主に1つのフックによりアタッチメントからの力を受けるという問題がある。
一方、フックを大きくしたり、板厚を厚くしたりすることで、クイックカプラの支持強度を向上させることも可能である。しかし、この場合、クイックカプラが大型化するという問題が生じる。
本発明の課題は、大型化を抑えながら支持強度を向上することができるクイックカプラを提供することにある。また、本発明の他の課題は、クイックカプラにアタッチメントを容易に取り付ける方法を提供することにある。
本発明の一態様に係るクイックカプラは、カプラ本体と、第1のフックと、第2のフックと、第1ロック部材とを備える。第1のフックは、カプラ本体と一体的に形成され、所定方向に開口している。第2のフックは、カプラ本体と一体的に形成される。第2のフックは、第1のフックと同方向に開口している。第1ロック部材は、第1のフックの開口内に突出するように配置される。
本態様に係るクイックカプラでは、第1のフックと第2のフックとが互いに同じ方向に開口している。このため、第1のフックと第2のフックとの開口方向が、アタッチメントからの大きな負荷がかかる方向と反対となるようにクイックカプラにアタッチメントを取り付けることによって、第1のフックと第2のフックとの両方で、アタッチメントからの大きな負荷を受けることができる。また、第1のフックと第2のフックとは共にカプラ本体に一体的に形成される。これにより、クイックカプラの大型化を抑えながら、クイックカプラの支持強度を向上することができる。
なお、第1のフックと第2のフックとが共にカプラ本体に一体的に形成されると、第1のフックと第2のフックとを相対的に移動させることができない。この場合、クイックカプラにアタッチメントを取り付けることが困難になることが懸念される。しかし、本体用にかかるクイックカプラでは、第1ロック部材によって第1のフックにアタッチメントのピンが抜け止めされる。これにより、第1のフックと第2のフックとは共にカプラ本体に一体的に形成されても、アタッチメントをクイックカプラに容易に取り付けることができる。
好ましくは、クイックカプラは、油圧シリンダをさらに備える。油圧シリンダは、第1ロック部材に接続される第1端部と、カプラ本体に接続される第2端部とを有する。第1ロック部材は、第1ロックオン位置と第1ロックオフ位置とに移動可能に設けられる。第1ロック部材は、第1ロックオン位置において、第1のフックの開口内に突出する。第1ロック部材は、第1ロックオフ位置において、第1ロックオン位置から退いた状態となる。油圧シリンダは、伸縮することによって第1ロック部材を第1ロックオン位置と第1ロックオフ位置とに移動させる。
この場合、油圧シリンダによって第1ロック部材を移動させることで、自動的に第1ロック部材による抜け止め機能を作用させることができる。
好ましくは、第1ロック部材は、第1ロックオフ位置から第1ロックオン位置に移動する際、第1のフックの開口を閉じる方向に移動すると共に、第2のフックに近づく方向に移動する。
この場合、第1ロック部材が第1ロックオン位置に移動することで、第1のフックに係止されるアタッチメントのピン(以下、「第1のピン」と呼ぶ)が第2のフックに近づく方向へ押圧される。また、第1のピンが移動すると、第2のフックに係止されるアタッチメントのピン(以下、「第2のピン」と呼ぶ)も第2のフックに近づく方向に移動する。これにより、第1ロック部材による抜け止め機能を作用させると共に、第2のフックに第2のピンを係止させることができる。
好ましくは、第1ロック部材は、第1ロックオン位置から第1ロックオフ位置に移動する際、第2のフックから離れる方向に移動すると共に第1のフックの開口を開く方向に移動する。この場合、第1のフックに対して第1のピンを容易に着脱することができる。
好ましくは、第2のフックの先端からの開口の深さは、第1のフックの先端からの開口の深さよりも小さい。この場合、第1のフックに第1のピンが係止した状態で、第2のピンを第2のフックに対して容易に着脱することができる。
好ましくは、クイックカプラは、第2ロック部材をさらに備える。第2ロック部材は、第2のフックの開口内に突出するように配置される。この場合、第2ロック部材によって第2のフックに第2のピンが抜け止めされる。これにより、第1のフックと第2のフックとは共にカプラ本体に一体的に形成されても、アタッチメントをクイックカプラに容易に取り付けることができる。また、第1ロック部材と第2ロック部材とによって二重に抜け止め機能が作用するため、アタッチメントをクイックカプラに強固に取り付けることができる。
好ましくは、第2ロック部材は、第2ロックオン位置と第2ロックオフ位置とに移動可能に設けられる。第2ロック部材は、第2ロックオン位置において、第2のフックの開口内に突出する。第2ロック部材は、第2ロックオフ位置において、第2ロックオン位置から退いた状態となる。油圧シリンダは、伸縮することによって第2ロック部材を第2ロックオン位置と第2ロックオフ位置とに移動させる。この場合、油圧シリンダによって第2ロック部材を移動させることで、自動的に第2ロック部材による抜け止め機能を作用させることができる。
好ましくは、油圧シリンダは、収縮することによって第1ロック部材を第1ロックオン位置に移動させる共に第2ロック部材を第2ロックオン位置に移動させる。また、油圧シリンダは、伸長することによって第1ロック部材を第1ロックオフ位置に移動させる共に第2ロック部材を第2ロックオフ位置に移動させる。この場合、油圧シリンダを収縮させることによって、アタッチメントをクイックカプラに容易に取り付けることができる。また、油圧シリンダを伸長させることによってクイックカプラに容易に取り外すことができる。
好ましくは、クイックカプラは、連結ピンをさらに備える。連結ピンは、油圧シリンダの第2端部とカプラ本体とを連結する。カプラ本体は、支持孔を有する。支持孔は、連結ピンを油圧シリンダの伸縮方向に可動的に支持する。油圧シリンダの第2端部は、連結ピンの可動範囲内で第1端部に近づく方向に移動することで第2ロック部材をロックオン位置に移動させる。第2端部は、連結ピンの可動範囲内で第1端部から離れる方向に移動することで第2ロック部材を第2ロックオフ位置に移動させる。この場合、簡易な構成により、第2ロック部材を第2ロックオフ位置と第2ロックオン位置とに移動させることができる。
好ましくは、クイックカプラは、付勢部材をさらに備える。付勢部材は、第2ロック部材を第2ロックオン位置に向けて付勢する。この場合、故障などの理由により油圧シリンダの押し力が失われても、第2ロック部材を第2ロックオン位置に保持することができる。これにより、第2のフックから第2のピンが外れることが防止される。
好ましくは、油圧シリンダの第2端部は、係止部を有する。係止部は、第2ロック部材に係止する。第2端部が第1端部から離れる方向に移動することで、係止部が第2ロック部材に係止して第2ロック部材を第2ロックオフ位置に移動させる。第2端部が第1端部に近づく方向に移動することで、係止部の第2ロック部材への係止が解除される。
この場合、係止部が、第2端部と共に第1端部から離れる方向に移動することにより、付勢部材の付勢力に抗して第2ロック部材を第2ロックオフ位置に移動させる。これにより、油圧シリンダが伸長することによって、第2ロック部材を第2ロックオフ位置に移動させることができる。
また、係止部が、第2端部と共に第1端部に近づく方向に移動すると、係止部の第2ロック部材への係止が解除されることで、付勢部材の付勢力によって第2ロック部材が第2ロックオン位置に移動する。これにより、油圧シリンダが収縮することによって、第2ロック部材を第2ロックオン位置に移動させることができる。
好ましくは、カプラ本体は、第1の支持孔と第2の支持孔とを有する。第1のフックは、第1の支持孔の軸心と第2の支持孔の軸心とを結ぶ直線に対して傾斜した方向に延びる。
この場合、第1の支持孔と第2の支持孔とのそれぞれに支持ピンを取り付けることによって、クイックカプラを作業車両のアームに取り付けることができる。また、一般的に、第1の支持孔の軸心と第2の支持孔の軸心とを結ぶ直線は、第1のピンの軸心と第2のピンの軸心とを結ぶ直線に対して概ね平行である。従って、第1のフックが、第1の支持孔の軸心と第2の支持孔の軸心とを結ぶ直線に対して傾斜した方向に延びていることによって、第1のフックを第1のピンとアタッチメントとの間に容易に挿入することができる。これにより、アタッチメントの取付が容易となる。
本発明の他の態様に係る方法は、アタッチメントをクイックカプラへ取り付ける方法である。アタッチメントは、第1のピンと第2のピンとを有する。クイックカプラは、一体的に形成された第1のフックと第2のフックとを有する。本態様に係る方法は第1から第3ステップを備える。第1ステップでは、第1のピンを第1のフックの開口に配置する。第2ステップでは、第2のピンを第1のフックと同じ方向に開口している第2のフックの開口と対向する位置に配置する。第3ステップでは、第1のピンを抜け止めするための第1ロック部材を第1のフックの開口内に突出させると共に、第1ロック部材によって第1のピンを第2のフックに近づく方向に押圧する。
この場合、第1ロック部材による抜け止め機能を作用させることにより、第1ロック部材によって第1のピンが第2のフックに近づく方向に押圧される。これにより、第1のフックの開口内に第1のピンが挿入される。また、第1のピンが第1のフックの開口内に挿入される動作に伴って、第2のピンも第2のフックに近づく方向に移動する。これにより、第2のフックの開口内に挿入される。このように本態様に係る方法では、アタッチメントをクイックカプラに容易に取り付けることができる。
本発明の一態様によれば、大型化を抑えながら支持強度を向上することができるクイックカプラを提供することができる。また、本発明の他の態様によれば、クイックカプラにアタッチメントを容易に取り付ける方法を提供することができる。
実施形態に係るクイックカプラが装着された作業車両の一部を示す側面図である。 クイックカプラの斜視図である。 クイックカプラの分解図である。 クイックカプラの内部の概略構成を示す側面断面図である。 クイックカプラの内部の概略構成を示す側面断面図である。 クイックカプラの内部の概略構成を示す側面断面図である。 クイックカプラの内部の概略構成を示す側面断面図である。 クイックカプラの内部の概略構成を示す側面断面図である。 クイックカプラの内部の概略構成を示す側面断面図である。 実施形態に係るクイックカプラの特徴の説明図である。 従来技術に関する課題の説明図である。
以下、図面を参照して実施形態にかかるクイックカプラ1について説明する。図1は、本実施形態に係るクイックカプラ1が装着された作業車両100の一部を示す側面図である。作業車両100は、例えば油圧ショベルである。ただし、作業車両100は、油圧ショベルに限らず、他の作業車両であってもよい。
図1に示すように、作業車両100は、アーム101とリンク部材102とアタッチメント103とを有する。なお、図1では、アタッチメント103の一例としてのバケットが図示されているが、アタッチメント103は、バケットに限らず、カッター、ブレーカ、フォークなど他のアタッチメントであってもよい。
クイックカプラ1は、アームピン104を介してアーム101に接続される。クイックカプラ1は、リンクピン105を介してリンク部材102に接続される。クイックカプラ1は、第1のピン106と第2のピン107とを介してアタッチメント103に接続される。
図2は、クイックカプラ1の斜視図である。図3は、クイックカプラ1の分解図である。図2及び図3に示すように、クイックカプラ1は、カプラ本体2と第1のフック3と第2のフック4とを有する。カプラ本体2は、アームピン支持孔11とリンクピン支持孔12とを有する。アームピン支持孔11には、アームピン104が挿入される。リンクピン支持孔12には、リンクピン105が挿入される。
第1のフック3は、カプラ本体2と一体的に形成されている。第1のフック3は、第1のピン106に係止する。第2のフック4は、カプラ本体2と一体的に形成されている。第2のフック4は、第2のピン107に係止する。なお、第1のフック3と第2のフック4とカプラ本体2とは、鋳造等の製造手段により一体的に形成されてもよい。或いは、第1のフック3と第2のフック4とが、溶接等の接合手段によってカプラ本体2と一体化されてもよい。
本実施形態に係るクイックカプラ1においては、アームピン支持孔11に対してリンクピン支持孔12が位置する方向を前方と呼び、その反対を後方と呼ぶ。アームピン支持孔11及びリンクピン支持孔12に対して第1のフック3及び第2のフック4が位置する方向を下方と呼び、その反対を上方と呼ぶ。また、アームピン支持孔11の軸線及びリンクピン支持孔12の軸線が延びる方向を幅方向或いは側方と呼ぶ。ただし、これらの方向を示す用語は、上記のようにクイックカプラ1を見たときに特定されるものであって、クイックカプラ1の取付方向を限定するものではない。
カプラ本体2は、第1側面部13と第2側面部14と壁部15とを有する。第1側面部13と第2側面部14とは、それぞれ前後方向及び上下方向に延びる板状の形状を有する。第1側面部13と第2側面部14とは、幅方向に間隔をおいて配置されている。壁部15は、幅方向に延びており、第1側面部13と第2側面部14とに渡って配置されている。
カプラ本体2は、第1上側面部16と第2上側面部17とを有する。第1上側面部16と第2上側面部17とは、それぞれ前後方向及び上下方向に延びる板状の形状を有する。第1上側面部16は、第1側面部13から上方に突出している。第2上側面部17は、第2側面部14から上方に突出している。アームピン支持孔11とリンクピン支持孔12は、第1上側面部16と第2上側面部17とを幅方向に貫通するように設けられている。
図4は、クイックカプラ1の内部の概略構成を示す側面断面図である。第1のフック3は、所定方向に開口している。第2のフック4は、第1のフック3と同じ方向に開口している。本実施形態において、第1のフック3と第2のフック4とは共に、後方へ向かって開口している。第1のフック3は、アームピン支持孔11の軸心とリンクピン支持孔12の軸心とを結ぶ直線L1に対して傾斜した方向に延びている。第1のフック3の開口は、アームピン支持孔11の軸心とリンクピン支持孔12の軸心とを結ぶ直線L1に対して傾斜した方向に延びている。第2のフック4の先端からの開口の深さは、第1のフック3の先端からの開口の深さよりも小さい。
図3及び図4に示すように、クイックカプラ1は、油圧シリンダ5と、第1ロック部材6と、第2ロック部材7とを有する。図4に示すように、油圧シリンダ5は、油圧管18を介して、作業車両100の油圧システムに接続される。油圧シリンダ5は、油圧管18からの油圧によって伸縮する。
油圧シリンダ5は、第1端部21と第2端部22とを有する。第1端部21は、第1ロック部材6に接続される。第2端部22は、カプラ本体2に接続される。詳細には、油圧シリンダ5は、シリンダチューブ23とピストンロッド24とを有する。第1端部21は、ピストンロッド24に含まれる。第2端部22は、シリンダチューブ23に含まれる。
第1端部21は、第1連結ピン25を介して第1ロック部材6に連結される。図3に示すように、第1端部21は幅方向に延びる貫通孔26を有する。また、第1ロック部材6は、幅方向に延びる貫通孔61を有する。第1連結ピン25は、第1端部21の貫通孔26と第1ロック部材6の貫通孔61に挿入される。
第2端部22は、第2連結ピン28を介してカプラ本体2に支持される。図4に示すように、第2端部22は、幅方向に延びる貫通孔29を有する。カプラ本体2は、支持孔27を有する。支持孔27は、第1側面部13と第2側面部14とを貫通するように設けられている。第2連結ピン28は、第2端部22の貫通孔29と支持孔27とに挿入されている。なお、第2連結ピン28の両端にはそれぞれ抜け止め部材281,282が設けられている。第2連結ピン28は、抜け止め部材281,282によって、カプラ本体2の支持孔27から抜け止めされる。第2連結ピン28は、第2端部22とカプラ本体2とを連結する。支持孔27は、油圧シリンダ5の伸縮方向すなわち前後方向に沿って延びる長孔である。このため、支持孔27は、第2連結ピン28を油圧シリンダ5の伸縮方向に可動的に支持する。
上述した壁部15は、油圧シリンダ5の上方に配置されている。壁部15は、開口29を有する。開口29は、第2端部22の上方に位置する。開口29を通して、油圧管18がカプラ本体2内に導入されている。
図5は、油圧シリンダ5が図4に示す状態から収縮した状態を示す側面断面図である。図6は、油圧シリンダ5が図5に示す状態から更に収縮した状態を示す側面断面図である。図5及び図6に示すように、油圧シリンダ5が収縮することにより、第2端部22は第1端部21に近づくように移動する。
図7は、油圧シリンダ5が図6に示す状態から伸張した状態を示す側面断面図である。図8は、油圧シリンダ5が図7に示す状態から更に伸張した状態を示す側面断面図である。図7及び図8に示すように、油圧シリンダ5が収縮することにより、第2端部22は第1端部2122に近づくように移動する。
なお、理解の容易のため、図5から図8においては図4に示されている構成の一部を省略している。
第1ロック部材6は、第1のフック3の上方に配置される。第1ロック部材6は、第1ロックオン位置と第1ロックオフ位置とに移動可能に設けられる。図5及び図6では、第1ロック部材6は、第1ロックオン位置に位置している。図4では、第1ロック部材6は、第1ロックオフ位置に位置している。
第1ロック部材6は、第1フック部31を有する。第1フック部31は、第1のピン106を係止可能なように湾曲した形状を有する。第1フック部31は、第1ロックオン位置において、第1のフック3の開口内に突出する。第1フック部31は、第1ロックオフ位置において、第1ロックオン位置から退いた状態となる。
カプラ本体2は、ガイド溝32を有する。詳細には、ガイド溝32は、第1側面部13の内側面に設けられている。ガイド溝32は、第1のフック3の開口が延びる方向に沿って延びている。ガイド溝32の上面は、直線部33と傾斜部34とを含む。直線部33は、第1のフック3の開口が延びる方向に沿って延びている。傾斜部34は、直線部33に対して上方へ向かって傾斜している。なお、図示を省略するが、第2側面部14の内側面にも、第1側面部13のガイド溝32と同様のガイド溝が設けられている。
図3に示すように、第1ロック部材6は、ガイド凸部35を有する。ガイド凸部35は、第1ロック部材6の左右の側面にそれぞれ設けられている。一方のガイド凸部35は、第1側面部13のガイド溝32内に配置される。他方のガイド凸部35は、第2側面部14のガイド溝内に配置される。
図4に示すように、カプラ本体2は、回動支持部材36を有する。回動支持部材36は、第1ロック部材6の上方に配置されている。回動支持部材36は、例えばピン状の部材であって、カプラ本体2の幅方向に延びている。回動支持部材36は、ガイド溝32の傾斜部34と直線部33との接続部分に対向するように配置されている。第1ロック部材6は、第1係止部37を有する。第1係止部37は、第1フック部31から上方に突出している。第1係止部37は、回動支持部材36に係止する。
図4に示すように、第1ロックオフ位置では、第1ロック部材6のガイド凸部35は、ガイド溝32の傾斜部34に沿って配置される。油圧シリンダ5が収縮して第1端部21が第2端部22に近づく方向へ移動すると、図5に示すように、ガイド凸部35は、ガイド溝32の傾斜部34内から直線部33内に移動する。これにより、第1ロック部材6が回動して、第1フック部31が、第1のフック3の開口を閉じる方向に移動する。また、ガイド凸部35が直線部33によって案内されることにより、第1ロック部材6が、が第1のフック3の開口の奥に入るように移動する。これにより、第1フック部31は、第2のフック4に近づく方向に移動する。このように、第1ロック部材6は、第1ロックオフ位置から第1ロックオン位置に移動する際、第1のフック3の開口を閉じる方向に移動すると共に、第2のフック4に近づく方向に移動する。
逆に、油圧シリンダ5が伸長して、第1端部21が第2端部22から離れる方向へ移動すると、図7及び図8に示すように、ガイド凸部35が直線部33によって案内されることにより、第1ロック部材6が、第1のフック3の開口から出る方向に移動する。これにより、第1フック部31は、第2のフック4から離れる方向に移動する。このとき、第1係止部37が回動支持部材36に係止することで、第1ロック部材6が回動支持部材36を支点にして回動する。これにより、ガイド凸部35が、ガイド溝32の直線部33内から傾斜部34内に移動する。その結果、第1フック部31が、第1のフック3の開口を開く方向に移動する。このように、第1ロック部材6は、第1ロックオン位置から第1ロックオフ位置に移動する際、第2のフック4から離れる方向に移動すると共に第1のフック3の開口を開く方向に移動する。
第2ロック部材7は、第2のフック4の上方に配置される。第2ロック部材7は、連結ピン38を介してカプラ本体2に連結される。第2ロック部材7は、カプラ本体2に対して回動可能に支持される。詳細には、図3に示すように、カプラ本体2は支持孔39を有する。第2ロック部材7は、貫通孔40を有する。連結ピン38は、カプラ本体2の支持孔39と第2ロック部材7の貫通孔40とに挿入される。第2ロック部材7は、第2ロックオン位置と第2ロックオフ位置とに移動可能に設けられる。図6では、第2ロック部材7は、第2ロックオン位置に位置している。図4及び図5では、第2ロック部材7は、第2ロックオフ位置に位置している。
図4に示すように、第2ロック部材7は、第2フック部41を有する。第2フック部41は、第2のピン107を係止可能なように湾曲した形状を有する。第2フック部41は、第2ロックオン位置において、第2のフック4の開口内に突出する。第2フック部41は、第2ロックオフ位置において、第1ロックオン位置から退いた状態となる。
クイックカプラ1は、付勢部材8をさらに備える。付勢部材8は、バネ42と、バネカバー43と、シャフト44とを有する。バネ42は、コイルバネであり、バネカバー43内に配置されている。バネカバー43の端部は、連結ピン45を介して第2ロック部材7に連結されている。シャフト44の端部は、連結ピン46を介してカプラ本体2に接続されている。バネカバー43内のバネ42は伸張された状態であり、シャフト44に収縮力を付与している。これにより、付勢部材8は、第2ロック部材7を第2ロックオン位置へ向けて付勢している。
第2ロック部材7は、第2係止部47を有する。第2係止部47は、第2ロック部材7の幅方向に延びている。油圧シリンダ5の第2端部22は、係止突起48を有する。係止突起48は第2端部22の下方に向かって突出している。第2ロック部材7の第2係止部47は、係止突起48に対して油圧シリンダ5の伸長方向に位置している。このため、図4及び図5に示すように、第2端部22が第1端部21から離れる方向に移動することで、係止突起48が第2ロック部材7の第2係止部47に係止する。これにより、係止突起48が、付勢部材8の付勢力に抗して第2ロック部材7を押圧して、第2ロックオフ位置に移動させる。また、図6に示すように、第2端部22が第1端部21に近づく方向に移動することで、係止突起48が第2係止部47から離れる。これにより、係止突起48の第2ロック部材7への係止が解除される。その結果、付勢部材8の付勢力によって、第2ロック部材7が第2ロックオン位置へ移動する。
以上のように、油圧シリンダ5は、収縮することによって第1ロック部材6を第1ロックオン位置に移動させる共に第2ロック部材7を第2ロックオン位置に移動させる。また、油圧シリンダ5は、伸長することによって第1ロック部材6を第1ロックオフ位置に移動させる共に第2ロック部材7を第2ロックオフ位置に移動させる。
次に、クイックカプラ1にアタッチメント103を取り付けるときの動作について説明する。まず、図4に示すように、第1のピン106を第1のフック3の開口の入口部分に配置する(矢印A1参照)。また、第1のピン106を中心にクイックカプラ1或いはアタッチメント103を回動させることにより、第2のピン107を第2のフック4の開口に対向する位置に配置する(矢印A2参照)。そして、油圧シリンダ5を収縮させる。
図5に示すように、油圧シリンダ5が収縮すると、第1ロック部材6が第1ロックオフ位置から第1ロックオン位置へ移動する。このとき、第1ロック部材6の第1フック部31は、第1のフック3の開口を閉じる方向に移動すると共に、第2のフック4に近づく方向に移動する。これにより、第1のフック3の開口が第1ロック部材6によって閉じられると共に、第1のピン106が第1ロック部材6によって第1のフック3の開口内に押し込まれる(矢印A3参照)。これにより、第1のピン106が第2のフック4に近づく方向へと移動し、それに伴って第2のピン107も第2のフック4に近づく方向へ移動する。その結果、第2のピン107が第2のフック4の開口内へ挿入される(矢印A4参照)。
また、油圧シリンダ5が収縮すると、図6に示すように、油圧シリンダ5の第2端部22が第1端部21に近づく方向へ移動する(矢印A5参照)。これにより、第2ロック部材7が第2ロックオフ位置から第2ロックオン位置へ移動する(矢印A6参照)。
以上のようにして、第1のピン106が第1のフック3から抜け止めされ、第2のピン107が第2のフック4から抜け止めされる。これにより、クイックカプラ1にアタッチメント103が取り付けられる。
次に、クイックカプラ1からアタッチメント103を取り外すときの動作について説明する。図7に示すように、油圧シリンダ5が伸長すると、第2端部22が第1端部2122から離れるように移動する(矢印A7参照)。これにより、第2ロック部材7が第2ロックオン位置から第2ロックオフ位置へ移動する(矢印A8参照)。
また、油圧シリンダ5が収縮すると、図8に示すように、第1ロック部材6が第1ロックオン位置から第1ロックオフ位置へ移動する。これにより、第1ロック部材6が、第2のフック4から離れる方向に移動すると共に第1のフック3の開口を開く方向に移動する。
次に、第2のフック4から離れる方向へ第1のピン106を移動させる(矢印A9参照)。これにより、第2のピン107が第2のフック4の開口から抜き出される(矢印A10参照)。その後、図9に示すように、第1のピン106を中心にクイックカプラ1或いはアタッチメント103を回動させることにより、第2のピン107が第2のフック4の開口と対向する位置から移動する(矢印A11参照)。そして、第1のフック3を第1のピン106から外す(矢印A12参照)。以上のように、クイックカプラ1からアタッチメント103が取り外される。
以上説明した本実施形態に係るクイックカプラ1では、第1のフック3と第2のフック4とが互いに同じ方向に開口している。このため、第1のフック3と第2のフック4との開口方向が、大きな負荷がかかる方向と反対となるようにクイックカプラ1にアタッチメント103を取り付けることによって、第1のフック3と第2のフック4との両方で、アタッチメント103からの大きな負荷を受けることができる。また、第1のフック3と第2のフック4とは共にカプラ本体2に一体的に形成される。これにより、クイックカプラ1の大型化を抑えながら、クイックカプラ1の支持強度を向上することができる。
第1ロック部材6によって第1のフック3にアタッチメント103の第1のピン106が抜け止めされる。また、第2ロック部材7によって第2のフック4にアタッチメント103の第2のピン107が抜け止めされる。これにより、第1のフック3と第2のフック4とは共にカプラ本体2に一体的に形成されても、アタッチメント103をクイックカプラ1に容易に取り付けることができる。また、第1ロック部材6と第2ロック部材7とによって二重に抜け止め機能が作用するため、アタッチメント103をクイックカプラ1に強固に取り付けることができる。
油圧シリンダ5の収縮力が失われても、或いは、第2連結ピン28が破損しても、付勢部材8の付勢力によって第2ロック部材7は第2ロックオン位置に保持される。これにより、第2のピン107が動かないので、第1のピン106も動かない。このため、故障等により油圧シリンダ5の収縮力が失われても、アタッチメント103を作業位置に保持することができる。
また、第1のフック3が破損しても、第2ロック部材7によって第2のピン107が第2のフック4から抜け止めされる。このため、アタッチメント103の脱落を防止することができる。さらに、第2のフック4が破損しても、油圧シリンダ5が収縮している状態が維持されることにより、第1ロック部材6が第1ロックオフ位置に移動することが防止される。このため、アタッチメント103の脱落を防止することができる。
油圧シリンダ5は、伸縮することによって第1ロック部材6を第1ロックオン位置と第1ロックオフ位置とに移動させる。このため、油圧シリンダ5によって第1ロック部材6を移動させることで、自動的に第1ロック部材6による抜け止め機能を作用させることができる。また、油圧シリンダ5は、伸縮することによって第2ロック部材7を第2ロックオン位置と第2ロックオフ位置とに移動させる。このため、油圧シリンダ5によって第2ロック部材7を移動させることで、自動的に第2ロック部材7による抜け止め機能を作用させることができる。
第1ロック部材6は、第1ロックオフ位置から第1ロックオン位置に移動する際、第1のフック3の開口を閉じる方向に移動すると共に、第2のフック4に近づく方向に移動する。このため、第1ロック部材6による抜け止め機能を作用させると共に、第2のフック4の開口内に第2のピン107を挿入することができる。
逆に、第1ロック部材6は、第1ロックオン位置から第1ロックオフ位置に移動する際、第2のフック4から離れる方向に移動すると共に第1のフック3の開口を開く方向に移動する。このため、第1のフック3に対して第1のピン106を容易に着脱することができる。
第2のフック4の先端からの開口の深さは、第1のフック3の先端からの開口の深さよりも小さい。このため、第1のフック3に第1のピン106が係止した状態で、第2のピン107を第2のフック4に対して容易に着脱することができる。
第1のフック3は、アームピン支持孔11の軸心とリンクピン支持孔12の軸心とを結ぶ直線L1に対して傾斜した方向に延びる。このため、第1のフック3を第1のピン106とアタッチメントとの間に容易に挿入することができる。例えば、図10に示すように、バケットなどのアタッチメント103には第1のピン106と第2のピン107との間に上方に向けて湾曲した隆起部108が設けられていることが多い。このため、図10(A)に示す比較例に係るクイックカプラ1’のように、アームピン支持孔11の軸心とリンクピン支持孔12の軸心とを結ぶ直線と平行に第1のフック3が延びている場合には、第1のピン106とアタッチメント103との間へ第1のフック3を挿入させる際に、第1のフック3が第1のピン106或いは隆起部108と干渉してしまう。第1のピン106及び隆起部108への干渉を回避するためには、第1のフック3を急角度で挿入する必要があるが、そのような角度でクイックカプラ1を移動させる操作は容易ではない。
これに対して、図10(B)に示すように、本実施形態に係るクイックカプラ1では、第1のピン106及び隆起部108への干渉を回避しながら、第1のフック3を第1のピン106とアタッチメントとの間に容易に挿入することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
第1のフック3或いは第2のフック4は、上述の実施形態の構成に限らず、変更されてもよい。例えば、第1のフック3と第2のフック4とが前方へ向かって開口してもよい。第1のフック3がアームピン支持孔11の軸心とリンクピン支持孔12軸心とを結ぶ直線L1と平行な方向に延びていてもよい。
支持孔27の形状は、長孔に限らず、変更されてもよい。例えば、支持孔27が第2連結ピン28より大きい円形或いは楕円形であってもよい。
第1ロック部材6或いは第2ロック部材7は、上述の実施形態の構成に限らず、変更されてもよい。例えば、第1ロック部材6或いは第2ロック部材7が、回動ではなく直線的或いは曲線的に移動することで、ロックオン位置とロックオフ位置とに移動してもよい。
付勢部材8は、バネに限らず、気体や液体などの流体、或いは、弾性材料など、付勢力を生じさせる他の部材で構成されてもよい。
第1ロック部材6及び/又は第2ロック部材7が手動でカプラ本体2に取り付けられてもよい。第2ロック部材7が省略されてもよい。
本発明によれば、大型化を抑えながら支持強度を向上することができるクイックカプラを提供することができる。また、本発明によれば、クイックカプラにアタッチメントを容易に取り付ける方法を提供することができる。
2 カプラ本体
3 第1のフック
4 第2のフック
6 第1ロック部材
1 クイックカプラ
5 油圧シリンダ
7 第2ロック部材
28 第2連結ピン
8 付勢部材

Claims (13)

  1. カプラ本体と、
    前記カプラ本体と一体的に形成され、所定方向に開口している第1のフックと、
    前記カプラ本体と一体的に形成され、前記第1のフックと同方向に開口している第2のフックと、
    前記第1のフックの開口内に突出するように配置される第1ロック部材と、
    を備えるクイックカプラ。
  2. 前記第1ロック部材に接続される第1端部と、前記カプラ本体に接続される第2端部とを有する油圧シリンダをさらに備え、
    前記第1ロック部材は、前記第1のフックの開口内に突出する第1ロックオン位置と、前記第1ロックオン位置から退いた第1ロックオフ位置とに移動可能に設けられ、
    前記油圧シリンダは、伸縮することによって前記第1ロック部材を前記第1ロックオン位置と前記第1ロックオフ位置とに移動させる、
    請求項1に記載のクイックカプラ。
  3. 前記第1ロック部材は、前記第1ロックオフ位置から前記第1ロックオン位置に移動する際、前記第1のフックの開口を閉じる方向に移動すると共に前記第2のフックに近づく方向に移動する、
    請求項2に記載のクイックカプラ。
  4. 前記第1ロック部材は、前記第1ロックオン位置から前記第1ロックオフ位置に移動する際、前記第2のフックから離れる方向に移動すると共に前記第1のフックの開口を開く方向に移動する、
    請求項2又は3に記載のクイックカプラ。
  5. 前記第2のフックの先端からの開口の深さは、前記第1のフックの先端からの開口の深さよりも小さい、
    請求項2から4のいずれかに記載のクイックカプラ。
  6. 前記第2のフックの開口内に突出するように配置される第2ロック部材をさらに備える、
    請求項1から5のいずれかに記載のクイックカプラ。
  7. 前記第2のフックの開口内に突出する第2ロックオン位置と、前記第2ロックオン位置から退いた第2ロックオフ位置とに移動可能に設けられる第2ロック部材をさらに備え、
    前記油圧シリンダは、伸縮することによって前記第2ロック部材を前記第2ロックオン位置と前記第2ロックオフ位置とに移動させる、
    請求項2から5のいずれかに記載のクイックカプラ。
  8. 前記油圧シリンダは、収縮することによって前記第1ロック部材を前記第1ロックオン位置に移動させる共に前記第2ロック部材を前記第2ロックオン位置に移動させ、
    前記油圧シリンダは、伸長することによって前記第1ロック部材を前記第1ロックオフ位置に移動させる共に前記第2ロック部材を前記第2ロックオフ位置に移動させる、
    請求項7に記載のクイックカプラ。
  9. 前記油圧シリンダの前記第2端部とカプラ本体とを連結する連結ピンをさらに備え、
    前記カプラ本体は、前記連結ピンを前記油圧シリンダの伸縮方向に可動的に支持する支持孔を有し、
    前記油圧シリンダの第2端部は、前記連結ピンの可動範囲内で前記第1端部に近づく方向に移動することで前記第2ロック部材を前記第2ロックオン位置に移動させ、前記連結ピンの可動範囲内で前記第1端部から離れる方向に移動することで前記第2ロック部材を前記第2ロックオフ位置に移動させる、
    請求項7又は8に記載のクイックカプラ。
  10. 前記第2ロック部材を前記第2ロックオン位置に向けて付勢する付勢部材をさらに備える、
    請求項8から9のいずれかに記載のクイックカプラ。
  11. 前記油圧シリンダの前記第2端部は、前記第2ロック部材に係止する係止部を有し、
    前記第2端部が前記第1端部から離れる方向に移動することで、前記係止部が前記第2ロック部材に係止して前記第2ロック部材を前記第2ロックオフ位置に移動させ、
    前記第2端部が前記第1端部に近づく方向に移動することで、前記係止部の前記第2ロック部材への係止が解除される、
    請求項10に記載のクイックカプラ。
  12. 前記カプラ本体は、第1の支持孔と第2の支持孔とを有し、
    前記第1のフックは、第1の支持孔の軸心と第2の支持孔の軸心とを結ぶ直線に対して傾斜した方向に延びる、
    請求項1から11のいずれかに記載のクイックカプラ。
  13. 第1のピンと第2のピンとを有するアタッチメントを、一体的に形成された第1のフックと第2のフックとを有するクイックカプラに取り付ける方法であって、
    前記第1のフックの開口に前記第1のピンを配置するステップと、
    前記第1のフックと同じ方向に開口している前記第2のフックの開口と対向する位置に、前記第2のピンを配置するステップと、
    前記第1のピンを抜け止めするための第1ロック部材を前記第1のフックの開口内に突出させると共に、前記第1ロック部材によって前記第1のピンを前記第2のフックに近づく方向に押圧するステップと、
    を備えるアタッチメントをクイックカプラへ取り付ける方法。
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