JP3091685U - 折り畳み型自転車 - Google Patents

折り畳み型自転車

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JP3091685U JP2002004652U JP2002004652U JP3091685U JP 3091685 U JP3091685 U JP 3091685U JP 2002004652 U JP2002004652 U JP 2002004652U JP 2002004652 U JP2002004652 U JP 2002004652U JP 3091685 U JP3091685 U JP 3091685U
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輝澄 田畑
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株式会社坂本製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトに折り畳むことができ、折り畳
み,組み立て作業を容易に行いうる実用的な折り畳み型
自転車を提供する。 【解決手段】 本考案の折り畳み型自転車は、後部フレ
ーム8を、サドル支持フレーム5に、サドル支持フレー
ム5から後方に張り出す乗車可能位置とサドル支持フレ
ーム5から垂下する第1折り畳み位置とに亘って上下回
動自在に連結すると共に、主フレーム9を側方へ折り畳
み可能に構成して、後部フレーム8を第1折り畳み位置
に位置させた上、主フレーム9を折り畳むことにより、
前後輪2,7が近接する第1折り畳み状態から更に前後
輪2,7が重合する第2折り畳み状態へと折り畳みうる
ように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンパクトに格納しておくことができる折り畳み型自転車に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から提案されている折り畳み自転車は、一般に、前後部間を連結する主フ レームを中央部で側方に折り畳み自在に構成して、前後輪が重合するように折り 畳むように構成されたもの(以下「第1従来自転車」という)と、2箇所以上に おいて極めてコンパクトに折り畳みうるように構成されたもの(以下「第2従来 自転車」という)とに大別される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
第1従来自転車は、折り畳み幅(折り畳み状態における前後幅)が組み立て状 態の精々1/2程度のものであるから、狭い場所に長期に亘って格納しておくに は不便なものであるが、玄関先などの場所に一時的又は短期間的に簡易に格納し ておく場合には便利なものである。しかし、このような玄関先などの場所は、一 般に、上下方向にはスペー的に充分な余裕はあるが、水平方向には自転車を格納 するためのスペースにさほど余裕がある訳ではないから、第1従来自転車は簡易 的な格納に最適するものでなく、改良の余地がある。すなわち、第1従来自転車 は、前後輪を重合させた状態に折り畳むものであるから、折り畳み厚さ(折り畳 んだ形態における左右)が大きいため、水平方向にスペース的なさほどの余裕が ない玄関先などの場所に格納した場合、清掃や通行の邪魔になる。また、側方に 折り畳むものであるために、折り畳み及び組み立てに要する水平方向スペースが 大きくなり、折り畳み,組み立て作業を容易且つ迅速に行い難い。
【0004】 一方、第2従来自転車は、第1従来自転車に比して極めてコンパクトな形態に 折り畳みうるものであるから、狭いスペースにも良好に格納しておくことができ る。しかし、折り畳み箇所が多く、折り畳み及び組み立てが極めて複雑であるか ら、長期期間の格納には適していても、玄関先などの場所に一時的又は短期間に 亘って格納するものとしては当然に不適当なものである。また、折り畳み,組み 立て工程が煩雑であるため、迅速な格納,乗車には適さず、実用性に乏しい。
【0005】 本考案は、このような問題を生じることなく、コンパクトに折り畳むことでき 、折り畳み,組み立て作業を容易且つ迅速に行いうる極めて実用的な折り畳み型 自転車を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成すべく、特に次のように構成された折り畳み型自 転車を提案する。
【0007】 すなわち、請求項1に記載した本考案(以下「第1考案」という)では、上下 端部にハンドル及び前輪を設けた前部フレームと、上端部にサドルを設けたサド ル支持フレームと、前後端部にペダルクランク軸及び後輪を設けた後部フレーム であって、サドル支持フレームの下端部に、当該後部フレームがサドル支持フレ ームから後方に張り出す乗車可能位置と当該後部フレームがサドル支持フレーム から垂下する第1折り畳み位置とに亘って上下回動自在に連結された後部フレー ムと、前部フレームとサドル支持フレームとを連結する主フレームと、サドル支 持フレームと後部フレームとの間に介設されており、後部フレームを乗車可能位 置と第1折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレームに固定する固定 保持手段とを具備して、固定保持手段により後部フレームを第1折り畳み位置に 固定保持させることにより前後輪が近接する第1折り畳み状態に折り畳みうると 共に、第1折り畳み状態においては後輪がサドルより後方に食み出さないように 構成されていることを特徴とする折り畳み型自転車を提案する。
【0008】 また、請求項2に記載した本考案(以下「第2考案」という)では、上下端部 にハンドル及び前輪を設けた前部フレームと、上端部にサドルを設けたサドル支 持フレームと、前後端部にペダルクランク軸及び前輪より小径の後輪を設けた後 部フレームであって、サドル支持フレームの下端部に、当該後部フレームがサド ル支持フレームから後方に張り出す乗車可能位置と当該後部フレームがサドル支 持フレームから垂下する第1折り畳み位置とに亘って上下回動自在に連結された 後部フレームと、前部フレームとサドル支持フレームとを連結する主フレームと 、サドル支持フレームと後部フレームとの間に介設されており、後部フレームを 乗車可能位置と第1折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレームに固 定する固定保持手段であって、一端部を後部フレームの回動支点より上位におい てサドル支持フレームに上下回動自在に連結されたダンパ部材と、後部フレーム に形成された長孔であって、後部フレームの乗車可能位置と第1折り畳み位置と の間に亘る回動変位を許容すべく、ダンパ部材の他端部をスライド自在に係合連 結する長孔と、ダンパ部材の他端部を、長孔における、後部フレームを乗車可能 位置に固定保持しうる第1スライド位置と後部フレームを第1折り畳み位置に固 定保持しうる第2スライド位置との何れかに選択的に固定しうる固定具とからな る固定保持手段とを具備して、固定保持手段により後部フレームを第1折り畳み 位置に固定保持させることにより前後輪が近接する第1折り畳み状態に折り畳み うると共に、第1折り畳み状態においては、後輪がサドルより後方に食み出さず 且つ接地面に対するハンドル及びサドルの姿勢がサドル支持フレームを乗車可能 位置に位置させた組み立て状態と略同一となるように構成されていることを特徴 とする折り畳み型自転車を提案する。すなわち、第2考案では、第1考案の構成 に加えて、更に、固定保持手段をダンパ部材により走行時の衝撃緩和を図りうる ものに構成しておくこと、及び後輪を前輪より小径のものとして、第1折り畳み 状態において接地面に対するハンドル及びサドルの姿勢が組み立て状態と略同一 となるように構成しておくことを提案する。
【0009】 また、請求項3に記載する本考案(以下「第3考案」という)では、上下端部 にハンドル及び前輪を設けた前部フレームと、上端部にサドルを設けたサドル支 持フレームと、前後端部にペダルクランク軸及び前輪より小径の後輪を設けた後 部フレームであって、サドル支持フレームの下端部に、当該後部フレームがサド ル支持フレームから後方に張り出す乗車可能位置と当該後部フレームがサドル支 持フレームから垂下する第1折り畳み位置とに亘って上下回動自在に連結された 後部フレームと、前部フレームとサドル支持フレームとを連結する主フレームと 、サドル支持フレームと後部フレームとの間に介設されており、後部フレームを 乗車可能位置と第1折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレームに固 定する固定保持手段であって、一端部を後部フレームの回動支点より上位におい てサドル支持フレームに上下回動自在に連結されたダンパ部材と、後部フレーム に形成された長孔であって、後部フレームの乗車可能位置と第1折り畳み位置と の間に亘る回動変位を許容すべく、ダンパ部材の他端部をスライド自在に係合連 結する長孔と、ダンパ部材の他端部を、長孔における、後部フレームを乗車可能 位置に固定保持しうる第1スライド位置と後部フレームを第1折り畳み位置に固 定保持しうる第2スライド位置との何れかに選択的に固定しうる固定具とからな る固定保持手段と、後部フレームに設けられており、後端部が後部フレームを第 1折り畳み位置に位置させたときにおいてスタンドとして機能しうる接地部に構 成された荷台とを具備して、固定保持手段により後部フレームを第1折り畳み位 置に固定保持させることにより前後輪が近接させた第1折り畳み状態に折り畳み うると共に、第1折り畳み状態においては、前輪及び荷台の接地部が接地し、後 輪がサドルより後方に食み出さず且つ当該接地面に対するハンドル及びサドルの 姿勢がサドル支持フレームを乗車可能位置に位置させた組み立て状態と略同一と なるように構成されていることを特徴とする折り畳み型自転車を提案する。すな わち、第3考案では、第2考案の構成に加えて、更に、後部フレームに設けた荷 台を第1折り畳み状態におけるスタンドとして兼用できるようにしておくことこ とを提案する。
【0010】 また、請求項4に記載された本考案(以下「第4考案」という)では、上下端 部にハンドル及び前輪を設けた前部フレームと、上端部にサドルを設けたサドル 支持フレームと、前後端部にペダルクランク軸及び後輪を設けた後部フレームで あって、サドル支持フレームの下端部に、当該後部フレームがサドル支持フレー ムから後方に張り出す乗車可能位置と当該後部フレームがサドル支持フレームか ら垂下する第1折り畳み位置とに亘って上下回動自在に連結された後部フレーム と、前部フレームとサドル支持フレームとを連結する主フレームであって、後部 フレームを第1折り畳み位置に位置させた状態において後輪を左右方向において 前輪に重合させるべく、側方へ折り畳み可能に構成された主フレームと、サドル 支持フレームと後部フレームとの間に介設されており、後部フレームを乗車可能 位置と第1折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレームに固定する固 定保持手段とを具備して、固定保持手段により後部フレームを第1折り畳み位置 に固定保持させることにより前後輪が近接する第1折り畳み状態に折り畳みうる と共に、第1折り畳み状態においては後輪がサドルより後方に食み出さないよう に構成されており、更に第1折り畳み状態から主フレームを折り畳むことにより 左右方向において前後輪が重合する第2折り畳み状態に折り畳みうると共に、第 2折り畳み状態においては、前後輪が主フレームの折り畳み端部及びサドルから 前後方向に食み出さないように構成されていることを特徴とする折り畳み型自転 車を提案する。すなわち、第4考案では、第1考案の構成に加えて、更に、主フ レームを第1従来自転車と同様に側方へ折り畳み自在に構成して、第1折り畳み 状態とした上で更に折り畳み幅(前後幅)が極めて小さな第2折り畳み状態に折 り畳みうるようにしておくことを提案する。
【0011】 また、請求項5に記載された本考案(以下「第5考案」という)では、上下端 部にハンドル及び前輪を設けた前部フレームと、上端部にサドルを設けたサドル 支持フレームと、前後端部にペダルクランク軸及び前輪より小径の後輪を設けた 後部フレームであって、サドル支持フレームの下端部に、当該後部フレームがサ ドル支持フレームから後方に張り出す乗車可能位置と当該後部フレームがサドル 支持フレームから垂下する第1折り畳み位置とに亘って上下回動自在に連結され た後部フレームと、前部フレームとサドル支持フレームとを連結する主フレーム であって、後部フレームを第1折り畳み位置に位置させた状態において後輪を左 右方向において前輪に重合させるべく、側方へ折り畳み可能に構成された主フレ ームと、サドル支持フレームと後部フレームとの間に介設されており、後部フレ ームを乗車可能位置と第1折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレー ムに固定する固定保持手段であって、一端部を後部フレームの回動支点より上位 においてサドル支持フレームに上下回動自在に連結されたダンパ部材と、後部フ レームに形成された長孔であって、後部フレームの乗車可能位置と第1折り畳み 位置との間に亘る回動変位を許容すべく、ダンパ部材の他端部をスライド自在に 係合連結する長孔と、ダンパ部材の他端部を、長孔における、後部フレームを乗 車可能位置に固定保持しうる第1スライド位置と後部フレームを第1折り畳み位 置に固定保持しうる第2スライド位置との何れかに選択的に固定しうる固定具と からなる固定保持手段とを具備して、固定保持手段により後部フレームを第1折 り畳み位置に固定保持させることにより前後輪が近接する第1折り畳み状態に折 り畳みうると共に、第1折り畳み状態においては、後輪がサドルより後方に食み 出さず且つ接地面に対するハンドル及びサドルの姿勢がサドル支持フレームを乗 車可能位置に位置させた組み立て状態と略同一となるように構成されており、更 に第1折り畳み状態から主フレームを折り畳むことにより左右方向において前後 輪が重合する第2折り畳み状態に折り畳みうると共に、第2折り畳み状態におい ては、前後輪が主フレームの折り畳み端部及びサドルから前後方向に食み出さな いように構成されていることを特徴とする折り畳み型自転車を提案する。すなわ ち、第5考案では、第5考案の構成に加えて、更に、固定保持手段をダンパ部材 により走行時の衝撃緩和を図りうるものに構成しておくこと、及び後輪を前輪よ り小径のものとして、第1折り畳み状態において接地面に対するハンドル及びサ ドルの姿勢が組み立て状態と略同一となるように構成しておくことを提案する。
【0012】 さらに、請求項6に記載された本考案(以下「第6考案」という)では、上下 端部にハンドル及び前輪を設けた前部フレームと、上端部にサドルを設けたサド ル支持フレームと、前後端部にペダルクランク軸及び前輪より小径の後輪を設け た後部フレームであって、サドル支持フレームの下端部に、当該後部フレームが サドル支持フレームから後方に張り出す乗車可能位置と当該後部フレームがサド ル支持フレームから垂下する第1折り畳み位置とに亘って上下回動自在に連結さ れた後部フレームと、前部フレームとサドル支持フレームとを連結する主フレー ムと、サドル支持フレームと後部フレームとの間に介設されており、後部フレー ムを乗車可能位置と第1折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレーム に固定する固定保持手段であって、一端部を後部フレームの回動支点より上位に おいてサドル支持フレームに上下回動自在に連結されたダンパ部材と、後部フレ ームに形成された長孔であって、後部フレームの乗車可能位置と第1折り畳み位 置との間に亘る回動変位を許容すべく、ダンパ部材の他端部をスライド自在に係 合連結する長孔と、ダンパ部材の他端部を、長孔における、後部フレームを乗車 可能位置に固定保持しうる第1スライド位置と後部フレームを第1折り畳み位置 に固定保持しうる第2スライド位置との何れかに選択的に固定しうる固定具とか らなる固定保持手段と、後部フレームに設けられており、後端部が後部フレーム を第1折り畳み位置に位置させたときにおいてスタンドとして機能しうる接地部 に構成された荷台とを具備して、固定保持手段により後部フレームを第1折り畳 み位置に固定保持させることにより前後輪が近接させた第1折り畳み状態に折り 畳みうると共に、第1折り畳み状態においては、前輪及び荷台の接地部が接地し 、後輪がサドルより後方に食み出さず且つ当該接地面に対するハンドル及びサド ルの姿勢がサドル支持フレームを乗車可能位置に位置させた組み立て状態と略同 一となるように構成されており、更に第1折り畳み状態から主フレームを折り畳 むことにより左右方向において前後輪が重合する第2折り畳み状態に折り畳みう ると共に、第2折り畳み状態においては、前後輪が主フレームの折り畳み端部及 びサドルから前後方向に食み出さないように構成されていることを特徴とする折 り畳み型自転車を提案する。すなわち、第6考案では、第5考案の構成に加えて 、更に、後部フレームに設けた荷台を第1折り畳み状態におけるスタンドとして 兼用できるようにしておくことことを提案する。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0014】 本考案に係る折り畳み型自転車は、図1に示す如く、ハンドル1及び前輪2を 設けた前部フレーム3と、サドル4を設けたサドル支持フレーム5と、ペダルク ランク軸6、後輪7を設けた後部フレーム8と、前部フレーム3とサドル支持フ レーム5とを連結する主フレーム9と、後部フレーム8に設けられた荷台10と 、サドル支持フレーム5と後部フレーム8との間に介設された固定保持手段11 とを具備してなる。
【0015】 前部フレーム3は、図1に示す如く、ヘッドパイプ13と、上下に分割された 上下ハンドルポスト14,15と、前輪を回転自在に支持する前フォーク16と からなる。下ハンドルポスト14は、ヘッドパイプ13に相対回転自在且つ軸線 方向相対移動不能に嵌挿保持されている。上ハンドルポスト15は、その上端部 にハンドル1が取り付けられたもので、図3に示す如く、下ハンドルポスト14 に適宜のヒンジ手段17及び固定手段(図示せず)を介して下方向に折り畳み可 能に連結されている。かかる上ハンドルポスト15の折り畳み構造は、実用新案 登録第3078139号公報に開示されるものを採用しておくことが好ましいが 、必要に応じて任意に構成することができる。
【0016】 サドル支持フレーム5は、図1に示す如く、上端部にサドル4を取り付けたサ ドル支持パイプ18とこれを上下動可能に嵌挿保持する本体パイプ19とからな る。サドル支持パイプ18は、これと本体パイプ19との間に介設した適宜の固 定手段(図示せず)により、本体パイプ19に対する固定位置を変更しうるよう になっており、サドル高さを段階的又は無段階的に調整できるように構成されて いる。
【0017】 後部フレーム8は、図1に示す如く、下部フレーム20と、下部フレーム20 の後端部から前上方へと一体的に延びる上部フレーム21と、下部フレーム20 の前端部に固着された回動支点体22と、回動支点体22の上部に固着されたコ 字状の固定保持体23と、下部フレーム20の前端部と回動支点体22とを連結 する連結体24とからなるトラス構造体に構成されている。後部フレーム8の前 端部つまり下部フレーム20と連結体24との連結部にはペダルクランク軸6が 軸受支持されている。後部フレーム8の後端部つまり上下フレーム20,21の 接合部には後輪7が回転自在に支持されている。後輪7は、後述する如く、前輪 2より小径のものとされている。ペダルクランク軸6には、ペダル25を有する クランク26及び駆動スプロケットホィール27が設けられており、この駆動ス プロケットホィール27と後輪軸に設けた従動スプロケットホィール28との間 には無終チェン29が掛け回されている。
【0018】 而して、後部フレーム8は、回動支点体22をサドル支持フレーム5の本体パ イプ19の下端部から後方に突設したブラケット30に枢着31することにより 、サドル支持フレーム5から後方に張り出す乗車可能位置(図1に示す位置)と サドル支持フレーム5から垂下する第1折り畳み位置(図2に示す位置)とに亘 って上下回動自在に、サドル支持フレーム5に連結されている。
【0019】 主フレーム9は、図1に示す如く、前部フレーム3のヘッドパイプ13とサド ル支持フレーム5の本体パイプ19とを連結するX状のパイプ構造体であり、前 方よりの部位において、前部フレーム3のヘッドパイプ13に固着連結された第 1フレーム部分9aとサドル支持フレーム5の本体パイプ19に固着された第2 フレーム部分9bとに2分割されている。両フレーム部分9a,9bは適宜のヒ ンジ32及びこれをロックするロック手段(図示せず)を介して連結されており 、ヒンジ32を中心として両フレーム部分9a,9bが左右方向において重合す る位置へと折り畳みうるようになっている。すなわち、主フレーム9は、図3に 示す如く、後部フレーム8を第1折り畳み位置に位置させた状態において後輪7 を左右方向において前輪2に重合させるべく、側方へ折り畳み可能に構成されて いる。なお、ヒンジ32及びロック手段は、主フレーム9をこれが前後方向に延 びる非折り畳み状態(図1に示す状態)及び両フレーム部分9a,9bが左右方 向において重合する折り畳み状態(図3に示す状態)の何れかに選択的にロック しうるものであり、例えば実用新案登録第3075431号公報に開示される如 きワンタッチ操作できる構成としておくことが好ましい。
【0020】 荷台10は、図1に示す如く、後部フレーム8の上部フレーム21に取付けら れている。この荷台10の後端部は、図2に示す如く、後部フレームを第1折り 畳み位置に位置させたときにおいてスタンドとして機能しうる接地部10aに構 成されている。
【0021】 固定保持手段11は、図1及び図2に示す如く、サドル支持フレーム5と後部 フレーム8との間に介設されており、後部フレーム8を乗車可能位置と第1折り 畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレーム5に固定するものであり、ダ ンパ部材34と後部フレーム8の固定保持体23に形成された長孔35と固定具 36とからなる。ダンパ部材34は、一定範囲で伸縮自在とされたシリンダ34 aとこのシリンダ34aを最伸長状態に附勢すべくこれに嵌挿されたコイルスプ リング34bとからなる。ダンパ部材34の一端部(シリンダ34aの一端部) は、後部フレーム8の回動支点31より上位においてサドル支持フレーム5の本 体パイプ19に上下回動自在に枢着連結33されており、他端部(シリンダ34 aの他端部)は、固定具36を介して、長孔35に係合連結されている。すなわ ち、固定具36は、図4に示す如く、シリンダ34aの他端部に挿通させたピン 36aとその一端部に形成した螺子部に螺合させたナット36bとピン36aの 他端部に一体形成された頭部36cとこれに回転自在に取付けた操作ハンドル3 6dとからなり、ピン36aを長孔35に挿通させることにより、シリンダ34 aの他端部を長孔35にスライド自在に係合保持させるものである。長孔35は 、後部フレーム8を乗車可能位置と第1折り畳み位置とに亘って回動させた場合 において、この回動に伴って、コイルスプリング34bを伸縮させることなく、 シリンダ34aの他端部がピン36aを介して長孔35に沿ってスライドするよ うな形状に形成されている。而して、固定具36によれば、ハンドル36dを操 作してナット36bを締め付けることにより、シリンダ34aの他端部(ピン3 6a)を、長孔35における、後部フレーム8を乗車可能位置に固定保持しうる 第1スライド位置(図1に示す位置)と後部フレーム8を第1折り畳み位置に固 定保持しうる第2スライド位置(図2又は図3に示す位置)との何れかに選択的 に固定しうる。
【0022】 以上のように構成された折り畳み型自転車にあっては、主フレーム9を非折り 畳み状態にロックすると共にダンパ部材34の他端部を固定具36により長孔3 5の第1スライド位置に固定することにより、図1に示す如く、乗車ないし走行 可能な組み立て状態に組み立てられる。この状態においては、サドル支持フレー ム5に上下回動自在に枢着連結31された後部フレーム8が、ダンパ部材34を 介して、サドル支持フレーム5に連結されることから、走行時における衝撃をダ ンパ部材34の弾性的な伸縮変形により吸収緩和し得て、乗り心地が良い。
【0023】 而して、この状態から、固定具36の操作により、後部フレーム8を第1折り 畳み位置へと回動させて、該位置に固定させると、図2に示す如く、後輪7が前 輪2に近接する第1折り畳み状態に折り畳むことができる。この第2折り畳み状 態においては、後輪7がサドル4より後方に食み出さず、折り畳み幅(前後幅) Wが組み立て状態の前後幅に約1/2となる。すなわち、第1従来自転車と同 等の折り畳み幅を得ることができる。一方、折り畳み厚さ(左右幅)は、組み立 て状態と同一であり、第1従来自転車の折り畳み幅の1/2以下となる。
【0024】 したがって、第1従来自転車ではスペース的に格納し難い場所(玄関先など) においても、邪魔になることなく、良好に格納しておくことができる。
【0025】 また、第1折り畳み状態にあっては、前輪2及び荷台10の接地部10aが接 地することになり、第1折り畳み状態の自転車が倒れるようなことがない。また 、後輪7を前輪2より小径のものにしたから、後輪径を適宜に設定しておくこと により、接地面40に対するハンドル1及びサドル4の姿勢が組み立て状態と略 同一となるようにしておくことができる。したがって、格納場所を移動させるよ うな場合にあっては、ハンドル1及びサドル4を持って自転車を容易に移動させ ることができる。
【0026】 また、第1折り畳み状態の自転車は、固定具36を操作して、後部フレーム8 を後方へ回動させることにより、図1の状態に組み立てることができるが、この ような組み立ては、第1従来自転車のように、折り畳み部分を側方に回動させる 場合に比して、組み立てスペースが極めて小さくなる。したがって、玄関先など の狭い場所でも、容易且つ迅速に組み立てることができる。しかも、第1組み立 て状態においては、荷台10がスタンドとして機能していることから、前輪2な いし前部フレーム3を前方へ移動させることにより、相対的に後部フレーム8が 乗車可能位置へと回動されることになり、組み立て状態への復帰作業を極めて容 易に行うことができる。
【0027】 また、第1組み立て状態において、主フレーム9を折り畳むことにより、図3 に示す如く、左右方向において前後輪2,7が重合する第2折り畳み状態に折り 畳むことができる。この第2折り畳み状態においては、前後輪2,7が主フレー ム9の折り畳み端部(ヒンジ32)及びサドル4から前後方向に食み出さず、折 り畳み幅Wが極めて小さくなっている。すなわち、前述した如く、第1折り畳 み状態における折り畳み幅Wが第1従来自転車と同等であるから、これを更に 2つ折りした第2折り畳み状態では、折り畳み幅Wが第1従来自転車の折り畳 み幅の約1/4となる。しかも、折り畳み厚さは、第1従来自転車と同等である 。したがって、格納に要するスペースは、第2従来自転車と同等若しくはそれよ り小さくなり、より小さなスペースの場所にも良好に格納しておくことができる 。しかも、第1折り畳み状態と同様に、荷台10がスタンドとして機能するから 、安定した姿勢で格納しておくことができる。なお、図3に示す如く、サドル4 を最下位に下げると共に上ハンドルポスト15を折り畳んでおくことにより、上 下高さHも大幅に小さくすることができ、全体として、第2従来自転車と同等若 しくはそれ以上にコンパクト化することができる。
【0028】 また、第2折り畳み状態から組み立て状態に復帰させる場合、主フレーム9を 伸長させて第1折り畳み状態に復帰させ、更に後部フレーム8を乗車可能位置に 回動させるが、主フレーム9の伸長作業は当然に容易であり、後部フレーム8の 回動も上述した如く容易に行いうることから、全体として、組み立て作業の容易 さは第1従来自転車と同等であり、第2従来自転車に比して極めて容易に組み立 てることができる。
【0029】 しかも、格納目的(例えば、一時的ないし短期的な格納であるか、長期的な格 納であるかの格納目的)や格納場所などの格納条件に応じて、折り畳み状態(第 1及び第2折り畳み状態)を選択することができるから、折り畳み状態を選択で きない従来自転車に比して極めて便利である。
【0030】 なお、本考案の折り畳み型自転車の構成は、上記した実施の形態に限定される ものではなく、本考案の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良,片個高 することができる。例えば、主フレーム9を折り畳み不能として、第1折り畳み 状態への折り畳みのみ可能とすることができる。また、ダンパ部材34の構成は 任意であり、組み立て状態において後部フレーム8を走行可能な状態に保持でき るものであればよく、例えばコイルスプリングを使用しない空気シリンダで構成 することも可能である。勿論、衝撃緩和機能を必要としない自転車では、ダンパ 部材34に代えて剛性部材を使用することも可能である。また、後輪7は前輪2 と同一径とすることも可能である。また、荷台10は、これをスタンドとして使 用しないものとすることができる。この場合、第1又は第2折り畳み状態におい ては前後輪2,7が接地する。勿論、荷台10を設けないことも可能である。ま た、玄関先などの場所では、冒頭で述べた如く、上下方向には充分なスペースの ある場合が多いため、上ハンドルポスト15を折り畳み得ないようにしておくこ とも可能である。
【0031】
【考案の効果】
以上の説明から容易に理解されるように、第1〜第3考案によれば、第1折り 畳み状態においては、折り畳み幅(前後幅)が第1従来自転車と同等であるにも 拘らず、折り畳み厚さ(左右幅)が組み立て状態と同一となる(第1従来自転車 の1/2以下となる)ことから、第1従来自転車に比して格納スペースを小さく することができる。しかも、後部フレームを上下方向(ないし前後方向)に回動 させることにより折り畳み及び組み立てを行うことができることから、側方へ折 り畳む第1従来自転車に比して折り畳み,組み立てスペースが小さくなり、更に 格納スペースを小さくすることでき、第1従来自転車が格納困難な小スペース場 所にも良好に格納しておくことができる。また、折り畳み,組み立て作業が第2 従来自転車に比して極めて容易であり、狭い場所でも折り畳み,組み立て作業を 容易且つ迅速に行うことができる。
【0032】 また、第4〜第6考案によれば、第1折り畳み状態及びこれより折り畳み幅の 更に小さな第2折り畳み状態に折り畳むことができるから、より狭い場所におい ても格納することができる。しかも、第1及び第2折り畳み状態の選択を格納条 件に応じて選択することができるから、折り畳み状態が一定である第1及び第2 従来自転車に比して極めて便利である。さらに、第2折り畳み状態が第2従来自 転車と同等にコンパクトなものとできるにも拘らず、折り畳み,組み立て作業が 第2従来自転車に比して極めて容易であり且つ作業スペースも小さくできること から、極めて実用性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る折り畳み自転車の組み立て状態を
示す側面図である。
【図2】同自転車の第1折り畳み状態を示す側面図であ
る。
【図3】同自転車の第2折り畳み状態を示す側面図であ
る。
【図4】同自転車の要部を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1…ハンドル、2…前輪、3…前部フレーム、4…サド
ル、5…サドル支持フレーム、6…ペダルクランク軸、
7…後輪、8…後部フレーム、9…主フレーム、9a,
9b…フレーム部分、10…荷台、10a…接地部、1
1…固定保持手段、13…ヘッドパイプ、14,15…
ハンドルポスト、16…前フォーク、17…ヒンジ手
段、18…サドル支持パイプ、19…本体パイプ、20
…下部フレーム、21…上部フレーム、22…回動支点
体、23…固定保持体、24…連結体、25…ペダル、
26…クランク、27,28…スプロケットホィール、
29…無終チェン、30…ブラケット、31…回動支
点、32…ヒンジ、33…枢着連結、34…ダンパ部
材、34a…シリンダ、34b…コイルスプリング、3
5…長孔、36…固定具、36a…ピン、36b…ナッ
ト、36c…頭部、36d…ハンドル、40…接地面。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下端部にハンドル(1)及び前輪
    (2)を設けた前部フレーム(3)と、上端部にサドル
    (4)を設けたサドル支持フレーム(5)と、前後端部
    にペダルクランク軸(6)及び後輪(7)を設けた後部
    フレーム(8)であって、サドル支持フレーム(5)の
    下端部に、当該後部フレーム(8)がサドル支持フレー
    ム(5)から後方に張り出す乗車可能位置と当該後部フ
    レーム(8)がサドル支持フレーム(5)から垂下する
    第1折り畳み位置とに亘って上下回動自在に連結された
    後部フレーム(8)と、前部フレーム(3)とサドル支
    持フレーム(5)とを連結する主フレーム(9)と、サ
    ドル支持フレーム(5)と後部フレーム(8)との間に
    介設されており、後部フレーム(8)を乗車可能位置と
    第1折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレ
    ーム(5)に固定する固定保持手段(11)とを具備し
    て、固定保持手段(11)により後部フレーム(8)を
    第1折り畳み位置に固定保持させることにより前後輪
    (2,7)が近接する第1折り畳み状態に折り畳みうる
    と共に、第1折り畳み状態においては後輪(7)がサド
    ル(4)より後方に食み出さないように構成されている
    ことを特徴とする折り畳み型自転車。
  2. 【請求項2】 上下端部にハンドル(1)及び前輪
    (2)を設けた前部フレーム(3)と、上端部にサドル
    (4)を設けたサドル支持フレーム(5)と、前後端部
    にペダルクランク軸(6)及び前輪(2)より小径の後
    輪(7)を設けた後部フレーム(8)であって、サドル
    支持フレーム(5)の下端部に、当該後部フレーム
    (8)がサドル支持フレーム(5)から後方に張り出す
    乗車可能位置と当該後部フレーム(8)がサドル支持フ
    レーム(5)から垂下する第1折り畳み位置とに亘って
    上下回動自在に連結された後部フレーム(8)と、前部
    フレーム(3)とサドル支持フレーム(5)とを連結す
    る主フレーム(9)と、サドル支持フレーム(5)と後
    部フレーム(8)との間に介設されており、後部フレー
    ム(8)を乗車可能位置と第1折り畳み位置との何れか
    に選択的にサドル支持フレーム(5)に固定する固定保
    持手段(11)であって、一端部を後部フレーム(8)
    の回動支点より上位においてサドル支持フレーム(5)
    に上下回動自在に連結されたダンパ部材(34)と、後
    部フレーム(8)に形成された長孔(35)であって、
    後部フレーム(8)の乗車可能位置と第1折り畳み位置
    との間に亘る回動変位を許容すべく、ダンパ部材(3
    4)の他端部をスライド自在に係合連結する長孔(3
    5)と、ダンパ部材(34)の他端部を、長孔(35)
    における、後部フレーム(8)を乗車可能位置に固定保
    持しうる第1スライド位置と後部フレーム(8)を第1
    折り畳み位置に固定保持しうる第2スライド位置との何
    れかに選択的に固定しうる固定具(36)とからなる固
    定保持手段(11)とを具備して、固定保持手段(1
    1)により後部フレーム(8)を第1折り畳み位置に固
    定保持させることにより前後輪(2,7)が近接する第
    1折り畳み状態に折り畳みうると共に、第1折り畳み状
    態においては、後輪(7)がサドル(4)より後方に食
    み出さず且つ接地面(40)に対するハンドル(1)及
    びサドル(4)の姿勢がサドル支持フレーム(5)を乗
    車可能位置に位置させた組み立て状態と略同一となるよ
    うに構成されていることを特徴とする折り畳み型自転
    車。
  3. 【請求項3】 上下端部にハンドル(1)及び前輪
    (2)を設けた前部フレーム(3)と、上端部にサドル
    (4)を設けたサドル支持フレーム(5)と、前後端部
    にペダルクランク軸(6)及び前輪(2)より小径の後
    輪(7)を設けた後部フレーム(8)であって、サドル
    支持フレーム(5)の下端部に、当該後部フレーム
    (8)がサドル支持フレーム(5)から後方に張り出す
    乗車可能位置と当該後部フレーム(8)がサドル支持フ
    レーム(5)から垂下する第1折り畳み位置とに亘って
    上下回動自在に連結された後部フレーム(8)と、前部
    フレーム(3)とサドル支持フレーム(5)とを連結す
    る主フレーム(9)と、サドル支持フレーム(5)と後
    部フレーム(8)との間に介設されており、後部フレー
    ム(8)を乗車可能位置と第1折り畳み位置との何れか
    に選択的にサドル支持フレーム(5)に固定する固定保
    持手段(11)であって、一端部を後部フレーム(8)
    の回動支点より上位においてサドル支持フレーム(5)
    に上下回動自在に連結されたダンパ部材(34)と、後
    部フレーム(8)に形成された長孔(35)であって、
    後部フレーム(8)の乗車可能位置と第1折り畳み位置
    との間に亘る回動変位を許容すべく、ダンパ部材(3
    4)の他端部をスライド自在に係合連結する長孔(3
    5)と、ダンパ部材(34)の他端部を、長孔(35)
    における、後部フレーム(8)を乗車可能位置に固定保
    持しうる第1スライド位置と後部フレーム(8)を第1
    折り畳み位置に固定保持しうる第2スライド位置との何
    れかに選択的に固定しうる固定具(36)とからなる固
    定保持手段(11)と、後部フレーム(8)に設けられ
    ており、後端部が後部フレーム(8)を第1折り畳み位
    置に位置させたときにおいてスタンドとして機能しうる
    接地部(10a)に構成された荷台(10)とを具備し
    て、固定保持手段(11)により後部フレーム(8)を
    第1折り畳み位置に固定保持させることにより前後輪
    (2,7)が近接させた第1折り畳み状態に折り畳みう
    ると共に、第1折り畳み状態においては、前輪(2)及
    び荷台(10)の接地部(10a)が接地し、後輪
    (7)がサドル(4)より後方に食み出さず且つ当該接
    地面(40)に対するハンドル(1)及びサドル(4)
    の姿勢がサドル支持フレーム(5)を乗車可能位置に位
    置させた組み立て状態と略同一となるように構成されて
    いることを特徴とする折り畳み型自転車。
  4. 【請求項4】 上下端部にハンドル(1)及び前輪
    (2)を設けた前部フレーム(3)と、上端部にサドル
    (4)を設けたサドル支持フレーム(5)と、前後端部
    にペダルクランク軸(6)及び後輪(7)を設けた後部
    フレーム(8)であって、サドル支持フレーム(5)の
    下端部に、当該後部フレーム(8)がサドル支持フレー
    ム(5)から後方に張り出す乗車可能位置と当該後部フ
    レーム(8)がサドル支持フレーム(5)から垂下する
    第1折り畳み位置とに亘って上下回動自在に連結された
    後部フレーム(8)と、前部フレーム(3)とサドル支
    持フレーム(5)とを連結する主フレーム(9)であっ
    て、後部フレーム(8)を第1折り畳み位置に位置させ
    た状態において後輪(7)を左右方向において前輪
    (2)に重合させるべく、側方へ折り畳み可能に構成さ
    れた主フレーム(9)と、 サドル支持フレーム(5)と後部フレーム(8)との間
    に介設されており、後部フレーム(8)を乗車可能位置
    と第1折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フ
    レーム(5)に固定する固定保持手段(11)とを具備
    して、固定保持手段(11)により後部フレーム(8)
    を第1折り畳み位置に固定保持させることにより前後輪
    (2,7)が近接する第1折り畳み状態に折り畳みうる
    と共に、第1折り畳み状態においては後輪(7)がサド
    ル(4)より後方に食み出さないように構成されてお
    り、更に第1折り畳み状態から主フレーム(9)を折り
    畳むことにより左右方向において前後輪(2,7)が重
    合する第2折り畳み状態に折り畳みうると共に、第2折
    り畳み状態においては、前後輪(2,7)が主フレーム
    (9)の折り畳み端部(32)及びサドル(4)から前
    後方向に食み出さないように構成されていることを特徴
    とする折り畳み型自転車。
  5. 【請求項5】 上下端部にハンドル(1)及び前輪
    (2)を設けた前部フレーム(3)と、上端部にサドル
    (4)を設けたサドル支持フレーム(5)と、前後端部
    にペダルクランク軸(6)及び前輪(2)より小径の後
    輪(7)を設けた後部フレーム(8)であって、サドル
    支持フレーム(5)の下端部に、当該後部フレーム
    (8)がサドル支持フレーム(5)から後方に張り出す
    乗車可能位置と当該後部フレーム(8)がサドル支持フ
    レーム(5)から垂下する第1折り畳み位置とに亘って
    上下回動自在に連結された後部フレーム(8)と、前部
    フレーム(3)とサドル支持フレーム(5)とを連結す
    る主フレーム(9)であって、後部フレーム(8)を第
    1折り畳み位置に位置させた状態において後輪(7)を
    左右方向において前輪(2)に重合させるべく、側方へ
    折り畳み可能に構成された主フレーム(9)と、サドル
    支持フレーム(5)と後部フレーム(8)との間に介設
    されており、後部フレーム(8)を乗車可能位置と第1
    折り畳み位置との何れかに選択的にサドル支持フレーム
    (5)に固定する固定保持手段(11)であって、一端
    部を後部フレーム(8)の回動支点より上位においてサ
    ドル支持フレーム(5)に上下回動自在に連結されたダ
    ンパ部材(34)と、後部フレーム(8)に形成された
    長孔(35)であって、後部フレーム(8)の乗車可能
    位置と第1折り畳み位置との間に亘る回動変位を許容す
    べく、ダンパ部材(34)の他端部をスライド自在に係
    合連結する長孔(35)と、ダンパ部材(34)の他端
    部を、長孔(35)における、後部フレーム(8)を乗
    車可能位置に固定保持しうる第1スライド位置と後部フ
    レーム(8)を第1折り畳み位置に固定保持しうる第2
    スライド位置との何れかに選択的に固定しうる固定具
    (36)とからなる固定保持手段(11)とを具備し
    て、固定保持手段(11)により後部フレーム(8)を
    第1折り畳み位置に固定保持させることにより前後輪
    (2,7)が近接する第1折り畳み状態に折り畳みうる
    と共に、第1折り畳み状態においては、後輪(7)がサ
    ドル(4)より後方に食み出さず且つ接地面(40)に
    対するハンドル(1)及びサドル(4)の姿勢がサドル
    支持フレーム(5)を乗車可能位置に位置させた組み立
    て状態と略同一となるように構成されており、更に第1
    折り畳み状態から主フレーム(9)を折り畳むことによ
    り左右方向において前後輪(2,7)が重合する第2折
    り畳み状態に折り畳みうると共に、第2折り畳み状態に
    おいては、前後輪(2,7)が主フレーム(9)の折り
    畳み端部(32)及びサドル(4)から前後方向に食み
    出さないように構成されていることを特徴とする折り畳
    み型自転車。
  6. 【請求項6】 上下端部にハンドル(1)及び前輪
    (2)を設けた前部フレーム(3)と、上端部にサドル
    (4)を設けたサドル支持フレーム(5)と、前後端部
    にペダルクランク軸(6)及び前輪(2)より小径の後
    輪(7)を設けた後部フレーム(8)であって、サドル
    支持フレーム(5)の下端部に、当該後部フレーム
    (8)がサドル支持フレーム(5)から後方に張り出す
    乗車可能位置と当該後部フレーム(8)がサドル支持フ
    レーム(5)から垂下する第1折り畳み位置とに亘って
    上下回動自在に連結された後部フレーム(8)と、前部
    フレーム(3)とサドル支持フレーム(5)とを連結す
    る主フレーム(9)と、サドル支持フレーム(5)と後
    部フレーム(8)との間に介設されており、後部フレー
    ム(8)を乗車可能位置と第1折り畳み位置との何れか
    に選択的にサドル支持フレーム(5)に固定する固定保
    持手段(11)であって、一端部を後部フレーム(8)
    の回動支点より上位においてサドル支持フレーム(5)
    に上下回動自在に連結されたダンパ部材(34)と、後
    部フレーム(8)に形成された長孔(35)であって、
    後部フレーム(8)の乗車可能位置と第1折り畳み位置
    との間に亘る回動変位を許容すべく、ダンパ部材(3
    4)の他端部をスライド自在に係合連結する長孔(3
    5)と、ダンパ部材(34)の他端部を、長孔(35)
    における、後部フレーム(8)を乗車可能位置に固定保
    持しうる第1スライド位置と後部フレーム(8)を第1
    折り畳み位置に固定保持しうる第2スライド位置との何
    れかに選択的に固定しうる固定具(36)とからなる固
    定保持手段(11)と、後部フレーム(8)に設けられ
    ており、後端部が後部フレーム(8)を第1折り畳み位
    置に位置させたときにおいてスタンドとして機能しうる
    接地部(10a)に構成された荷台(10)とを具備し
    て、固定保持手段(11)により後部フレーム(8)を
    第1折り畳み位置に固定保持させることにより前後輪
    (2,7)が近接させた第1折り畳み状態に折り畳みう
    ると共に、第1折り畳み状態においては、前輪(2)及
    び荷台(10)の接地部(10a)が接地し、後輪
    (7)がサドル(4)より後方に食み出さず且つ当該接
    地面(40)に対するハンドル(1)及びサドル(4)
    の姿勢がサドル支持フレーム(5)を乗車可能位置に位
    置させた組み立て状態と略同一となるように構成されて
    おり、更に第1折り畳み状態から主フレーム(9)を折
    り畳むことにより左右方向において前後輪(2,7)が
    重合する第2折り畳み状態に折り畳みうると共に、第2
    折り畳み状態においては、前後輪(2,7)が主フレー
    ム(9)の折り畳み端部(32)及びサドル(4)から
    前後方向に食み出さないように構成されていることを特
    徴とする折り畳み型自転車。
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