JP2019094116A - 包装用箱 - Google Patents
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Abstract
Description
本願発明者は、特許文献1のような三角筒状の包装用箱(パッケージ)を、製函機によって製函する(機械貼りによって形成)することを検討している。
そこで、この発明の一つの目的は、製函機により製函できる三角筒状の包装用箱を提供することである。
請求項3に記載の発明は、前記第1の側面板の上辺に直線状の第2の折れ線を介して連接された第1の天面板と、前記第2の側面板の上辺に直線状の第3の折れ線を介して連接
された第2の天面板とを重ね合わせることにより前記天面が設けられ、かつ前記第1の底面板の下辺に直線状の第4の折れ線を介して連接された第1の底面板と、前記第2の側面板の下辺に直線状の第5の折れ線を介して連接された第2の底面板とを重ね合わせることにより前記天面が設けられている、請求項1または2に記載の包装用箱である。
図1(a)は、この発明の第1の実施形態に係る包装用箱1の斜視図である。図1(b)は、図1(a)に係る包装用箱1を上下左右反転して示す。図2は、包装用箱1の展開図(すなわち、包装用箱1として組み立てられる前の板紙ブランク2の平面図)である。
包装用箱1は、三角筒状をなし、所定の形状に打ちぬかれた図2に示す板紙ブランク(板ブランク)2が折り曲げられることにより形成される。包装用箱1は、菓子等の商品を包装するための箱である。包装用箱1に収容される商品は、個装商品であってもよいし、非個装商品であってもよい。たとえば、包装用箱1は、箱単体の状態で流通されてもよいし、商品が収容された状態で流通されてもよい(以上、後述する包装用箱201および包装用箱301において同じ)。
この実施形態では、二等辺三角形の包装用箱1の平面形状の底辺(すなわち、天面1aの底辺1f)の延びる方向を左右方向とする。また、二等辺三角形の底辺(すなわち、天面1aの底辺1f)に対し、頂角1gが位置する方向を前方として説明する。
板紙ブランク2では、図2に示すように、包装用箱1の左側面1c(図1(a)および図1(b)参照)を形成する第1の側面板紙11、および包装用箱1の右側面1d(図1(a)および図1(b)参照)を形成する第2の側面板紙12が、前側縁の稜線(側部稜線)1eを形成する、直線状の第1の折れ線21を介して横方向に連なっている。第1の側面板紙11および第2の側面板紙12は、それぞれ、互いに同じ諸元を有する矩形状をなしている。図2についての説明では、包装用箱1の上下左右方向を用いて、板紙ブランク2の方向を説明する。
第1の天面板紙13の頂角の角度β、第1の底面板紙14の頂角の角度γは、角度αよりも小さく設定されている。
第1の側面板紙11の下辺11b(第4の折れ線24)は、第1の折れ線21に向かうに従って、第1の側面板紙11の中心線11dに対し接近するように設けられている。
第2の側面板紙12の下辺12b(第5の折れ線25)は、第1の折れ線21に向かうに従って、第2の側面板紙12の中心線12dに対し接近するように設けられている。
すなわち、この実施形態では、第1の側面板紙11、第2の側面板紙12、第1の天面板紙13、第1の底面板紙14、第1のフラップ板紙15、第2の天面板紙16、第2の底面板紙17および第2のフラップ板紙18は、第1の側面板紙11の中心線11d、および第2の側面板紙12の中心線12dに対し、線対称に設けられている。
自動製函機は、雄型(図示しない)および雌型(図示しない)を有している。雄型の先端部の形状は、包装用箱1の前端部の外郭形状と整合している。雌型の凹部には、容器収容枠が連通している。
この実施形態によれば、板紙ブランク2の第1および第2の側面板紙11,12を、第1の折れ線21に沿って折り曲げることにより、三角筒状の包装用箱1を製函することができる。この実施形態では、自動製函機の雌型の先端縁によって第1の折れ線21を押すことにより、第1および第2の側面板紙11,12を、第1の折れ線21に沿って折り曲げることが可能である。これにより、自動製函機により製函できる三角筒状の包装用箱1を提供することができる。
包装用箱201は、三角筒状をなし、所定の形状に打ちぬかれた図5に示す板紙ブランク(板ブランク)202が折り曲げられることにより形成される。第2の実施形態に係る包装用箱201が第1の実施形態に係る包装用箱1(図1参照)と相違する点は、包装用箱201の平面形状を直角二等辺三角状とした点、および包装用箱201の前側縁の稜線(側部稜線)201eの長さを、包装用箱1の前側縁の稜線1eの長さよりも大きくした点である。
板紙ブランク202は、第1の側面板紙211の上辺211aに直線状の第2の折れ線222を介して上方に連接された第1の天面板紙213と、第1の側面板紙211の下辺211bに直線状の第4の折れ線224を介して下方に連接された第1の底面板紙214と、第1の側面板紙211の後辺211cに第6の折れ線226を介して後方に連接された第1のフラップ板紙215と、第2の側面板紙212の上辺212aに直線状の第3の折れ線223を介して上方に連接された第2の天面板紙216と、第2の側面板紙212の下辺212bに直線状の第5の折れ線225を介して下方に連接された第2の底面板紙217と、第2の側面板紙212の後辺212cに第7の折れ線227を介して後方に連接された第2のフラップ板紙218と、第2の底面板紙217の後辺217aに第8の折れ線228を介して後方に連接された第3の側面板紙219と、第3の側面板紙219の下辺219aに第9の折れ線229を介して下方に連接された第3のフラップ板紙220とを含む。
第1の側面板紙211、第2の側面板紙212、第1の天面板紙213、第1の底面板紙214、第1のフラップ板紙215、第2の天面板紙216、第2の底面板紙217、第2のフラップ板紙218、第3の側面板紙219および第3のフラップ板紙220が、それぞれ、第1の実施形態に係る包装用箱1の第1の側面板紙11、第2の側面板紙12、第1の天面板紙13、第1の底面板紙14、第1のフラップ板紙15、第2の天面板紙16、第2の底面板紙17、第2のフラップ板紙18、第3の側面板紙19および第3のフラップ板紙20に対応している。
第1の実施形態で説明したのと同様の、自動製函機を用いた手法を用いて、板紙ブランク202から包装用箱201を製函することができる。
また、この第2の実施形態では、第2の天面板紙216および第2の底面板紙217が直角二等辺三角形である。すなわち、第2の天面板紙216および第2の底面板紙217の頂角がそれぞれ直角である°そのため、包装用箱201の平面形状が直角二等辺三角形になる。また、第1の折れ線221の長さ(たとえば約35.6mm)が第1の折れ線21の長さ(たとえば約24.0mm)よりも大きい。すなわち、製函後において、包装用箱201の前側縁の稜線201eの長さが、包装用箱1の前側縁の稜線1eの長さよりも大きい。
なお、この実施形態では、第1の底面板紙214または第2の底面板紙217に差し込み口が設けられておらず、第3のフラップ板紙20の先端20aが第1の底面板紙214と第2の底面板紙217との間に差し込まれることにより、包装用箱201が形成される。
なお、図7(a)を正面図とした場合、図7(b)、図7(c)、図7(d)および図7(e)は、それぞれ、背面図、底面図、平面図および右側面図である。
第3の実施形態に係る包装用箱301が、第1の実施形態に係る包装用箱1と相違する点は、三角形状を有する第2の天面板紙16に代えて、後端部が横転B形状を有する(すなわち、全体として略ハート形状を有する)第2の天面板紙316を用いた点である。第2の天面板紙316が、包装用箱301の天面301aを構成する。そのため、包装用箱301の平面形状もハート形である。
その余において、第3の実施形態に係る包装用箱301は、第1の実施形態に係る包装用箱1と共通している。
たとえば、第1および第3の実施形態では、第2の天面板紙16および第2の底面板紙17の頂角が60°未満の所定の角度である場合を例示し、また、第2の実施形態では、第2の天面板紙216および第2の底面板紙217の頂角が直角である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、第2の天面板紙および第2の底面板紙の頂角が、その他の角度、すなわち、60°を超えかつ90°未満の鋭角であってもよいし、90°を超える鈍角であってもよい。
ある。
1a :天面
1b :底面
1c :左側面(側面)
1d :右側面(側面)
2 :板紙ブランク(板ブランク)
11 :第1の側面板紙(第1の側面板)
12 :第2の側面板紙(第2の側面板)
13 :第1の天面板紙(第1の天面板)
14 :第1の底面板紙(第1の底面板)
16 :第2の天面板紙(第1の底面板)
17 :第2の底面板紙(第2の底面板)
21 :第1の折れ線
22 :第2の折れ線
23 :第3の折れ線
24 :第4の折れ線
25 :第5の折れ線
201 :包装用箱
201a :天面
201b :底面
201c :左側面(側面)
201d :右側面(側面)
202 :板紙ブランク(板ブランク)
211 :第1の側面板紙(第1の側面板)
212 :第2の側面板紙(第2の側面板)
213 :第1の天面板紙(第1の天面板)
214 :第1の底面板紙(第1の底面板)
216 :第2の天面板紙(第1の底面板)
217 :第2の底面板紙(第2の底面板)
221 :第1の折れ線
222 :第2の折れ線
223 :第3の折れ線
224 :第4の折れ線
225 :第5の折れ線
301 :包装用箱
301a :天面
302 :板紙ブランク(板ブランク)
Claims (3)
- 所定の形状の板ブランクが折り曲げられて形成され、互いに対向する天面および底面と3つの側面とを有する三角筒状の包装用箱であって、
互いに隣接する2つの前記側面は、直線状の第1の折れ線を介して連接された第1の側面板および第2の側面板を、前記第1の折れ線に沿って折り曲げて設けられており、
前記第1の折れ線によって、前記包装用箱の側部稜線が構成されている、包装用箱。 - 前記第1および第2の側面板の上辺および下辺が、前記第1の折れ線に向かうに従って、前記第1の折れ線に垂直でかつ第1および第2の側面板に含まれる仮想線に対し接近するように設けられている、請求項1に記載の包装用箱。
- 前記第1の側面板の上辺に直線状の第2の折れ線を介して連接された第1の天面板と、前記第2の側面板の上辺に直線状の第3の折れ線を介して連接された第2の天面板とを重ね合わせることにより前記天面が設けられ、かつ
前記第1の底面板の下辺に直線状の第4の折れ線を介して連接された第1の底面板と、前記第2の側面板の下辺に直線状の第5の折れ線を介して連接された第2の底面板とを重ね合わせることにより前記天面が設けられている、請求項1または2に記載の包装用箱。
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JP2005178819A (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Ricoh Co Ltd | 梱包箱 |
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